JP2005022499A - 車載用スピーカ装置 - Google Patents

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Koji Maekawa
孝治 前川
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Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Corp
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Tohoku Pioneer Corp
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Abstract

【課題】スピーカの音響性能を向上させることができる車載用スピーカ装置を提供すること。
【解決手段】筐体113と筐体113に保持されたスピーカ114とを有し、インナパネル102に取り付けられたスピーカユニット110と、スピーカ114に対向する一の開口121が形成され、インナパネル102を覆うようにインナパネル102に取り付けられたインナトリム120と、を備えるように車載用スピーカ装置100を構成する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願は、自動車などの車両に搭載される車載用スピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車載用スピーカ装置としては、車内に面するドアトリム(本願における「インナパネル」に相当するもの)と、ドアトリムに取り付けられたスピーカとを備え、スピーカから音波を放出するようになされた車載用スピーカ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】
特開2000−289536号公報(第2頁、第2図)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の車載用スピーカ装置では、スピーカから音波を放出する際に、スピーカの振動がドアトリムに伝達され、ドアトリムが振動して音波を放出するので、ドアトリムからの音波が異音として車内に伝播し、スピーカの音響性能を低下させてしまうという問題が一例としてあった。
【0004】
本願は、前述した問題を鑑みてなされたものであり、その課題の一例として、スピーカの音響性能を向上させることができる車載用スピーカを提供することが挙げられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の車載用スピーカ装置は、インナパネルが設けられた車両に搭載される車載用スピーカ装置において、筐体と前記筐体に保持されたスピーカとを有し、前記インナパネルに取り付けられたスピーカユニットと、前記スピーカに対向する一の開口が形成され、前記インナパネルを覆うように前記インナパネルに取り付けられたインナトリムと、を備えることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本願の好ましい実施形態について図面を用いて説明する。
【0007】
図1および図2は、本願に係る車載用スピーカ装置の一実施形態を示す図である。
【0008】
まず、本実施形態における車載用スピーカ装置の構成について説明する。
【0009】
車載用スピーカ装置100は、自動車などの車両に搭載されるものである。この車両には、車外側に配置されたアウタパネル101と車内側に配置されたインナパネル102とが設けられており、アウタパネル101とインナパネル102とによって側部ドアが構成されている。なお、本実施形態では、アウタパネル101とインナパネル102とによって側部ドアを構成しているが、これに限らず、後部ドア、その他の部位などを構成してもよい。
【0010】
アウタパネル101は、鋼板などのプレス成形により形成されている。インナパネル102は、車両の軽量化のために薄型になっており、樹脂、FRP(Fiberglass Reinforced Plastics)などの一体成型により形成されている。
【0011】
また、車載用スピーカ装置100は、インナパネル102の開口に挿入されたスピーカユニット110と、インナパネル102の表面を覆うインナトリム120とを備えている。
【0012】
スピーカユニット110は、板状のバッフル111とバッフル111の背面に接合された箱状の格納部112とによって構成された略密閉状態の筐体113と、バッフル111の表面に放音面を露出するように筐体113に保持されたスピーカ114とを有している。筐体113は、一般に、スピーカボックスまたはキャビネットとも称されている。スピーカ114は、磁気回路からなる振動源としてのエキサイタ115と、エキサイタ115の振動により発生した音波を筐体113の外部に放出するコーン116とを有している。
【0013】
スピーカユニット110は、バッフル111が図示しないネジなどによってインナパネル102に固定されることにより、インナパネル102に取り付けられている。なお、本実施形態では、図4に示すように、バッフル111とインナパネル102との接合部に振動を抑止する部材123、即ち、振動を減衰または遮断する部材、例えば、エラストマー、発砲ゴム、発砲ウレタンなどを設けてもよく、これにより、スピーカユニット110が振動を抑止する部材123を介してインナパネル102に取り付けられるようになる。このようにして、スピーカユニット110の振動がインナパネル102に伝達されることを防止するように構成される。
【0014】
バッフル111には、バスレフポート117が形成されたバスレフダクト118が設けられており、格納部112の背面板に反射した音波がバスレフポート117を通過して筐体113の外部に放出されるようになっている。このように、格納部112の背面板に反射した音波を筐体113の外部に放出することにより、低音域の音声を鮮明に出力することが可能となる。
【0015】
インナトリム120には、スピーカ114に対向する一の開口121が形成されており、スピーカ114からの音波が開口121を通過して車内に伝播するようになっている。
【0016】
また、インナトリム120には、バスレフポート117に対向する他の開口122が形成されており、バスレフポート117からの音波が開口122を通過して車内に伝播するようになっている。
【0017】
開口121と開口122とは、互いに連通して一つの開口を形成している。なお、本実施形態では、開口121と開口122とが互いに連通しているが、これに限らず、図3に示すように、開口121と開口122とが互いに分離するように構成してもよい。
【0018】
インナトリム120は、図示しないネジなどによってインナパネル102に固定されることにより、インナパネル102に取り付けられている。なお、本実施形態では、図4に示すように、インナトリム120とインナパネル102との接合部に振動を抑止する部材124、即ち、振動を減衰または遮断する部材、例えば、エラストマー、発砲ゴム、発砲ウレタンなどを設けてもよく、これにより、インナトリム120が振動を抑止する部材124を介してインナパネル102に取り付けられるようになる。また、図4に示すように、インナトリム120とバッフル111との接合部に振動を抑止する部材125、即ち、振動を減衰または遮断する部材、例えば、エラストマー、発砲ゴム、発砲ウレタンなどを設けてもよく、あるいは、インナトリム120とバッフル111との間に隙間を形成してもよい。このようにして、スピーカユニット110の振動がインナパネル102を介してインナトリム120に伝達されることを防止するように構成される。
【0019】
次に、本実施形態における車載用スピーカ装置の作用について説明する。
【0020】
スピーカ114から音波を放出する際に、スピーカユニット110の振動がインナパネル102に伝達され、インナパネル102が振動して音波を放出する。このときに、インナトリム120がインナパネル102からの音波を遮断することにより、インナパネル102からの音波が異音として車内に伝播することを防止する。
【0021】
以上説明したように、本実施形態によれば、インナパネル102が設けられた車両に搭載される車載用スピーカ装置100は、筐体113と筐体113に保持されたスピーカ114とを有し、インナパネル102に取り付けられたスピーカユニット110と、スピーカ114に対向する一の開口121が形成され、インナパネル102を覆うようにインナパネル102に取り付けられたインナトリム120と、を備えることを特徴とする構成を有している。
【0022】
この構成により、本実施形態では、インナトリム120がインナパネル102からの音波を遮断することにより、インナパネル102からの音波が異音として車内に伝播することを防止するので、スピーカの音響性能を向上させることができる。
【0023】
また、本実施形態によれば、インナトリム120は、筐体113に形成されたバスレフポート117に対向する他の開口122が形成されたことを特徴とする構成を有している。
【0024】
この構成により、本実施形態では、バスレフポート117からの音波が開口122を通過して車内に伝播するので、低音域の音声を鮮明に出力することができる。
【0025】
また、本実施形態によれば、一の開口121と他の開口122とは、互いに連通していることを特徴とする構成を有している。
【0026】
この構成により、本実施形態では、インナトリム120の形状を単純化することができ、製造コストを低減することができる。
【0027】
なお、本実施形態によれば、一の開口121と他の開口122とは、互いに分離していることを特徴とする構成を有してもよい。
【0028】
この構成により、本実施形態では、インナトリム120の面積を大きくすることができ、インナパネル102からの音波を確実に遮断することができる。
【0029】
また、本実施形態によれば、スピーカユニット110は、振動を抑止する部材123を介してインナパネル102に取り付けられたことを特徴とする構成を有してもよい。
【0030】
この構成により、本実施形態では、スピーカユニット110の振動がインナパネル102に伝達されることを防止することができる。
【0031】
また、本実施形態によれば、インナトリム120は、振動を抑止する部材124、125を介してインナパネル102に取り付けられたことを特徴とする構成を有してもよい。
【0032】
この構成により、本実施形態では、スピーカユニット110の振動がインナパネル102を介してインナトリム120に伝達されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の一実施形態における車載用スピーカ装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示した車載用スピーカ装置のA−A矢視断面図である。
【図3】本願の一実施形態における車載用スピーカ装置を示す斜視図である。
【図4】本願の一実施形態における車載用スピーカ装置を示す断面図である。
【符号の説明】
100…車載用スピーカ装置
102…インナパネル
110…スピーカユニット
113…筐体
114…スピーカ
117…バスレフポート
120…インナトリム
121…一の開口
122…他の開口
123、124、125…振動を抑止する部材

Claims (6)

  1. インナパネルが設けられた車両に搭載される車載用スピーカ装置において、
    筐体と前記筐体に保持されたスピーカとを有し、前記インナパネルに取り付けられたスピーカユニットと、
    前記スピーカに対向する一の開口が形成され、前記インナパネルを覆うように前記インナパネルに取り付けられたインナトリムと、
    を備えることを特徴とする車載用スピーカ装置。
  2. 請求項1に記載の車載用スピーカ装置において、
    前記インナトリムには、前記筐体に形成されたバスレフポートに対向する他の開口が形成されたことを特徴とする車載用スピーカ装置。
  3. 請求項2に記載の車載用スピーカ装置において、
    前記一の開口と前記他の開口とは、互いに連通していることを特徴とする車載用スピーカ装置。
  4. 請求項2に記載の車載用スピーカ装置において、
    前記一の開口と前記他の開口とは、互いに分離していることを特徴とする車載用スピーカ装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載の車載用スピーカ装置において、
    前記スピーカユニットは、振動を抑止する部材を介して前記インナパネルに取り付けられたことを特徴とする車載用スピーカ装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れか一項に記載の車載用スピーカ装置において、
    前記インナトリムは、振動を抑止する部材を介して前記インナパネルに取り付けられたことを特徴とする車載用スピーカ装置。
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