JP2018124231A - 誘電率測定システム、装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】比誘電率の測定時間を短縮する。
【解決手段】誘電率測定システムは、2つの周波数の信号が混ざったRF信号を送信する送信機1と、RF信号を受信して物体3の比誘電率を算出する受信機2とを備える。受信機2は、RF信号を受信するアンテナ20と、アンテナ20で受信されたRF信号を検波し、2つの周波数の信号の差周波信号を出力する検波用ダイオード21と、送信機1と受信機2との間に物体3が存在しない状態と物体3が存在する状態のそれぞれについて差周波信号の位相を測定する位相測定部23と、物体3が存在しない状態で測定された差周波信号の位相と、物体3が存在する状態で測定された差周波信号の位相と、物体3の厚さとから、物体3の比誘電率を算出する比誘電率算出部24とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電磁波を用いて物体の比誘電率を測定する誘電率測定システム、装置および方法に関するものである。
近年、物品の製造メーカにおいては、製品検査の重要度が増している。特に、食品の製造メーカにおいては、加工食品への異物混入により、会社の信頼性低下や出荷停止など、業績を逼迫する状況になる場合も生じている。製品の出荷検査の段階で、製品への異物混入を検出して、異物が混入した製品の出荷を未然に防ぐことが望ましい。しかしながら、既存の検出装置であるイメージング装置は、金属の検出は可能であるが、昆虫や、製品とは異なる食品などの有機物質を高い精度で検出することはできないという問題点があった。
一方、物体の比誘電率を求めることができれば、物体への異物の混入を検出することが可能になる。従来、物体の比誘電率を測定する方法として、2つの異なる周波数間の位相傾きを用いる方法がある(非特許文献1参照)。図13は従来の誘電率測定システムの構成を示すブロック図である。誘電率測定システムは、送信機100と、受信機101とから構成される。
送信機100は、電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)1000を用いて、図14(A)のように無線周波信号(以下、RF信号)の周波数を時間掃引し、RF信号をアンテナ1001から送出する。
受信機101は、物体102を透過したRF信号をアンテナ1010で受信する。ミキサ1011は、受信されたRF信号と受信機用のローカル信号(以下、LO信号)とを混合することにより、RF信号を中間周波信号(以下、IF信号)に変換する。RF信号の周波数をf1,f2、LO信号の周波数をfloとすると、図14(B)に示すようにIF信号の周波数はf1−flo,f2−floとなる。
AD変換器(ADC:Analog to Digital Converter)1012は、IF信号をデジタル信号に変換する。位相測定部1013は、IF信号の2つの周波数f1−flo,f2−floのそれぞれにおける位相θ1,θ2を測定する。位相差算出部1014は、位相差θ1−θ2を算出する。そして、比誘電率算出部103は、位相差θ1−θ2から物体102の比誘電率εrを算出する。
送信機100と、受信機101のアンテナ1010とミキサ1011とAD変換器1012と位相測定部1013としては、ネットワークアナライザー(VNA:Network Analyzer)が使用される。VNAについては例えば非特許文献2に開示されている。
しかしながら、従来の誘電率測定システムでは、主に次の2つの理由により測定時間が長いという問題点があった。
(I)第1の理由は、RF信号の周波数を時間掃引しているためである。従来の誘電率測定システムでは、2つの周波数のRF信号を順次生成して物体に照射し、物体を透過した信号の位相を別々に測定していた。
(II)第2の理由は、RF信号の周波数の切り替えをVCOによって行なう際に、所望の周波数に落ち着くまでにセトリング時間が必要であり、周波数の切り替えに時間がかかることである。非特許文献3によると、セトリング時間は、一般的に数msである。
上記のように食品への異物混入を検査する場合には、生産ラインを流れる食品を短時間で検査する必要があるため、測定時間は短いことが望ましい。したがって、誘電率測定システムの測定時間の改善が求められている。
T.Jyo,et al.,"THz Permittivity Imaging Using Multi-tone Unwrapped Phase Slope method",IRMMW 2016 "計測の基礎セミナ RF/マイクロ波コース ネットワーク・アナライザの基礎",アジレント・テクノロジー株式会社,p.49,2013年,<http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5988-6966JA.pdf> Roberto Nonis,et al.,"Modeling,design and characterization of a new low-jitter analog dual tuning LC-VCO PLL architecture",IEEE Journal of Solid-State Circuits,Vol.40,No.6,2005
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、従来と比較して測定時間を短縮することが可能な誘電率測定システム、装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の誘電率測定システムは、2つの周波数の信号が混ざった無線周波信号を送信する送信機と、この送信機との間に測定対象の物体が存在しない状態と前記物体が存在する状態のそれぞれについて前記無線周波信号を受信して前記物体の比誘電率を算出する受信機とを備え、前記受信機は、前記無線周波信号を受信する第1のアンテナと、この第1のアンテナで受信された無線周波信号を検波し、前記2つの周波数の信号の差周波信号を出力する検波器と、前記送信機と前記受信機との間に前記物体が存在しない状態と前記物体が存在する状態のそれぞれについて前記差周波信号の位相を測定する位相測定部と、前記物体が存在しない状態で測定された前記差周波信号の位相と、前記物体が存在する状態で測定された前記差周波信号の位相と、前記物体の厚さとから、前記物体の比誘電率を算出する比誘電率算出部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の誘電率測定システムの1構成例において、前記受信機は、前記検波器と前記位相測定部との間に設けられ、前記検波器の出力信号を増幅するアンプをさらに備える。
また、本発明の誘電率測定システムの1構成例において、前記受信機は、第1のローカル信号を出力する第1の発振器と、前記アンプと前記位相測定部との間に設けられ、前記アンプから出力された前記差周波信号と前記第1の発振器から出力された前記第1のローカル信号とを混合することにより、前記差周波信号の周波数を、前記無線周波信号および前記第1のローカル信号よりも低い周波数に変換する第1のミキサとをさらに備える。
また、本発明の誘電率測定システムの1構成例において、前記送信機は、中間周波信号を出力する第2の発振器と、第2のローカル信号を出力する第3の発振器と、前記第2の発振器から出力された中間周波信号と前記第3の発振器から出力された第2のローカル信号とを混合する第2のミキサと、この第2のミキサから出力された無線周波信号を送信する第2のアンテナとを備える。
また、本発明の誘電率測定システムの1構成例において、前記第2のミキサは、前記第2のローカル信号、および前記第2のローカル信号と前記中間周波信号との和の周波数の信号を通過させ、前記第2のローカル信号と前記中間周波信号との差の周波数の信号を遮断する通過帯域特性を有する単側波帯ミキサである。
また、本発明の誘電率測定システムの1構成例は、前記第2のミキサと前記第2のアンテナとの間に設けられたバンドパスフィルタをさらに備え、前記第2のミキサは、前記第2のローカル信号、前記第2のローカル信号と前記中間周波信号との和の周波数の信号、および前記第2のローカル信号と前記中間周波信号との差の周波数の信号を通過させる通過帯域特性を有する両側波帯ミキサであり、前記バンドパスフィルタは、前記第2のミキサから出力された信号のうち、前記第2のローカル信号、および前記第2のローカル信号と前記中間周波信号との和の周波数の信号を通過させ、前記第2のローカル信号と前記中間周波信号との差の周波数の信号を遮断する通過帯域特性を有する。
また、本発明の誘電率測定システムの1構成例において、前記送信機は、中間周波信号と第2のローカル信号との和の周波数の信号を出力する第2の発振器と、前記第2のローカル信号を出力する第3の発振器と、前記第2の発振器から出力された信号と前記第3の発振器から出力された第2のローカル信号とを合波する合波器と、この合波器から出力された無線周波信号を送信する第2のアンテナとを備える。
また、本発明の誘電率測定装置は、無線周波信号を受信するアンテナと、このアンテナで受信された無線周波信号を検波し、この無線周波信号に含まれる2つの周波数の信号の差周波信号を出力する検波器と、前記無線周波信号の到来方向に測定対象の物体が存在しない状態と前記物体が存在する状態のそれぞれについて前記差周波信号の位相を測定する位相測定部と、前記物体が存在しない状態で測定された前記差周波信号の位相と、前記物体が存在する状態で測定された前記差周波信号の位相と、前記物体の厚さとから、前記物体の比誘電率を算出する比誘電率算出部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の誘電率測定方法は、送信機が、この送信機と受信機との間に測定対象の物体が存在しない状態で2つの周波数の信号が混ざった無線周波信号を送信する第1のステップと、前記受信機が、前記物体が存在しない状態で前記無線周波信号を受信する第2のステップと、前記受信機が、前記物体が存在しない状態で前記無線周波信号を検波し、前記2つの周波数の信号の差周波信号を出力する第3のステップと、前記受信機が、前記物体が存在しない状態で前記差周波信号の位相を測定する第4のステップと、前記送信機が、前記物体が存在する状態で前記2つの周波数の信号が混ざった無線周波信号を送信する第5のステップと、前記受信機が、前記物体が存在する状態で前記無線周波信号を受信する第6のステップと、前記受信機が、前記物体が存在する状態で前記無線周波信号を検波し、前記差周波信号を出力する第7のステップと、前記受信機が、前記物体が存在する状態で前記差周波信号の位相を測定する第8のステップと、前記受信機が、前記物体が存在しない状態で測定した前記差周波信号の位相と、前記物体が存在する状態で測定した前記差周波信号の位相と、前記物体の厚さとから、前記物体の比誘電率を算出する第9のステップとを含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、送信機から2つの異なる周波数の信号が混ざった無線周波信号を送信して、送信機と受信機との間に測定対象の物体が存在しない状態と物体が存在する状態のそれぞれについて無線周波信号を受信して、無線周波信号の位相の情報を基に物体の比誘電率を算出するので、無線周波信号の周波数の時間掃引が不要となり、また従来のVCOで要していたセトリング時間も不要となるので、測定時間を短縮することが可能となる。
本発明の第1の実施例に係る誘電率測定システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る誘電率測定システムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施例に係る誘電率測定システムにおける無線周波信号および差周波信号の周波数を説明する図である。 物体の比誘電率の算出原理を説明する図である。 本発明の第2の実施例に係る誘電率測定システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例に係る誘電率測定システムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係る誘電率測定システムにおける無線周波信号および差周波信号の周波数を説明する図である。 本発明の第2の実施例において試験測定に用いた物体の断面図および物体の厚さを示す図である。 本発明の第2の実施例における比誘電率の測定結果を示す図である。 本発明の第3の実施例に係る誘電率測定システムの送信機の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施例に係る誘電率測定システムの送信機の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施例に係る誘電率測定システムの受信機の構成を示すブロック図である。 従来の誘電率測定システムの構成を示すブロック図である。 従来の誘電率測定システムにおける無線周波信号および中間周波信号の周波数を説明する図である。
[第1の実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る誘電率測定システムの構成を示すブロック図である。誘電率測定システムは、送信機1と、受信機2(誘電率測定装置)とから構成される。
送信機1は、発振器10,11と、ミキサ12と、アンテナ13とから構成される。受信機2は、アンテナ20と、検波用ダイオード21(検波器)と、ADC22と、位相測定部23と、比誘電率算出部24と、算出結果出力部25とから構成される。
図2は本実施例の誘電率測定システムの動作を説明するフローチャートである。まず、送信機1と受信機2との間に測定対象の物体3がない状態で、送信機1は、2つの周波数f1,f2(f2>f1)の無線周波信号(以下、RF信号)を受信機2に向けて照射する(図2ステップS100)。具体的には、送信機1の発振器10は、周波数がfif=f2−f1の中間周波信号(以下、IF信号)を出力し、発振器11は、周波数がflo=f1のローカル信号(以下、LO信号)を出力する。
送信機1のミキサ12は、発振器10からのIF信号と発振器11からのLO信号とを混合する。ミキサ12は、f1=flo,f2=flo+fifの周波数の信号を通過させ、flo−fifの周波数の信号を遮断する通過帯域特性を有する単側波帯(SSB:Single Sideband)ミキサである。このため、ミキサ12は、図3(A)に示すように周波数f1とf2が混ざったRF信号を出力する。アンテナ13は、ミキサ12から出力されたRF信号を受信機2に向けて送信する。
受信機2の検波用ダイオード21は、アンテナ20で受信されたRF信号を自乗検波し、2つの周波数のRF信号の差周波信号を出力する(図2ステップS101)。上記のように、RF信号の周波数をf1,f2とすると、図3(B)に示すように差周波信号の周波数はf2−f1である。
ここで、検波用ダイオード21の入力Sanoを式(1)のように記述すると、検波用ダイオード21の出力Scathは、検波用ダイオード21の自乗検波作用により式(2)のようになる。
式(1)、式(2)におけるθ1,θ2は、それぞれアンテナ20で受信した周波数f1,f2のRF信号の位相である。式(2)の右辺第5項から明らかなように、θ2−θ1の位相成分を有する、周波数f2−f1の差周波信号が生成されることが分かる。
次に、受信機2のADC22は、検波用ダイオード21から出力された差周波信号をデジタル信号に変換する(図2ステップS102)。なお、本実施例では明記していないが、後述の実施例で説明するように、式(2)の右辺第1項のDC成分と右辺第2項〜第4項の高調波成分(周波数f1,f2,f1+f2の成分)を除去し、差周波の成分のみがADC22に入力されるようにしておくことが望ましい。
受信機2の位相測定部23は、差周波信号の位相(正確には送信側の基準のIF信号に対する差周波信号の位相の変化量)を測定する(図2ステップS103)。本実施例では、送信機1と受信機2との間に物体3がない場合(空気のみが存在する場合)に測定される差周波信号の位相をθairとする。位相測定部23は、例えばDSP(Digital Signal Processor)によって構成することができる。
次に、誘電率測定システムを使用するユーザは、厚さLが既知の物体3を、送信機1と受信機2との間に配置する。
送信機1は、このように物体3が配置された状態で、2つの周波数f1,f2のRF信号を物体3に向けて照射する(図2ステップS104)。このステップS104の処理は、ステップS100と同様である。
受信機2の検波用ダイオード21は、送信機1のアンテナ13から送信され、物体3を透過してアンテナ20で受信されたRF信号を自乗検波し、2つの周波数f1,f2のRF信号の差周波信号を出力する(図2ステップS105)。
受信機2のADC22と位相測定部23の動作(図2ステップS106,S107)は、それぞれステップS102,S103と同様である。本実施例では、送信機1と受信機2との間に物体3が存在する場合に測定される差周波信号の位相をθsampleとする。
次に、受信機2の比誘電率算出部24は、送信機1と受信機2との間に物体3が存在しない場合に測定された差周波信号の位相θairと、物体3が存在する場合に測定された差周波信号の位相θsampleと、RF信号の透過方向(図1の左から右への方向)における物体3の既知の厚さLとから、物体3の比誘電率εrを算出する(図2ステップS108)。
なお、送信機1と受信機2との間に物体3が存在する状態か存在しない状態かを示す状態信号をユーザが比誘電率算出部24に入力すれば、比誘電率算出部24は2つの状態を識別することが可能である。
ここで、本実施例の比誘電率εrの算出原理を図4(A)〜図4(D)を用いて説明する。図4(A)は比誘電率εrの小さい物体3に対して周波数f1,f2のRF信号を順番に照射して、物体3を透過した周波数f1,f2のRF信号の位相θ1,θ2を順番に測定する処理を模式的に表している。この場合、位相差Δθ=θ2−θ1が図4(B)のように得られたとする。
一方、図4(C)は比誘電率εrの大きい物体3に対して周波数f1,f2のRF信号を順番に照射して、物体3を透過した周波数f1,f2のRF信号の位相θ1,θ2を順番に測定する処理を模式的に表している。この場合、位相差Δθ=θ2−θ1は図4(D)のようになる。このように位相差Δθ(位相の傾き)は、物体3の比誘電率εrに応じて異なる値をとる。物体3の比誘電率εrは式(3)により求めることができる。
式(3)のcは光速である。以上の比誘電率εrの算出原理は非特許文献1に開示されている。
本実施例では、送信機1から周波数f1とf2が混ざったRF信号を送信するが、位相測定部23が測定する位相情報の中に位相差Δθ=θ2−θ1の情報が含まれる。したがって、本実施例の比誘電率算出部24は、式(3)に基づく以下の式(4)により物体3の比誘電率εrを求めることが可能である。
なお、誘電率測定システムの各素子で発生する固定の位相オフセットは、位相θsampleとθairとの差分をとることで相殺される。したがって、位相オフセットが比誘電率εrの算出に影響を与えることはない。
受信機2の算出結果出力部25は、比誘電率算出部24の算出結果を出力する(図2ステップS109)。具体的には、算出結果出力部25は、例えば比誘電率算出部24が算出した物体3の比誘電率εrの値を表示したり、比誘電率εrの情報を外部に送信したりする。こうして、本実施例の誘電率測定システムの処理が終了する。
比誘電率算出部24と算出結果出力部25とは、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。コンピュータのCPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って本実施例または以下の実施例で説明する処理を実行する。
本実施例では、送信機1から2つの異なる周波数の信号が混ざった2トーンRF信号を送信して、物体3を透過したRF信号の位相の情報を基に物体3の比誘電率εrを算出するため、RF信号の周波数の時間掃引が不要となり、また従来のVCOで要していたセトリング時間も不要となるので、測定時間を短縮することが可能である。
[第2の実施例]
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図5は本発明の第2の実施例に係る誘電率測定システムの構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例は、第1の実施例の具体例を説明するものである。本実施例の誘電率測定システムは、送信機1aと、受信機2a(誘電率測定装置)とから構成される。
送信機1aは、発振器10,11aと、ミキサ12と、アンテナ13と、周波数逓倍器14とから構成される。
受信機2aは、アンテナ20と、検波用ダイオード21と、ADC22と、位相測定部23と、比誘電率算出部24と、算出結果出力部25と、IFアンプ26と、発振器27と、IFミキサ28とから構成される。
図6は本実施例の誘電率測定システムの動作を説明するフローチャートである。送信機1aは、送信機1aと受信機2aとの間に測定対象の物体3がない状態で、2つの周波数f1,f2のRF信号を受信機2aに向けて照射する(図6ステップS200)。
送信機1aの発振器10は、第1の実施例と同様に、周波数がfif=f2−f1のIF信号を出力する。一方、発振器11aは、周波数がfa(fa<flo)の信号を出力する。周波数逓倍器14は、発振器11aから出力された信号のN(Nは2以上の整数)倍の周波数flo=f1=fa×NのLO信号を出力する。
送信機1aのミキサ12は、発振器10からのIF信号と周波数逓倍器14からのLO信号とを混合する。第1の実施例で説明したとおり、ミキサ12は、f1=flo,f2=flo+fifの周波数の信号を通過させ、flo−fifの周波数の信号を遮断する通過帯域特性を有する。このため、ミキサ12は、図7(A)に示すように周波数f1とf2が混ざったRF信号を出力する。図7(A)の120はミキサ12の通過帯域を示している。アンテナ13は、ミキサ12から出力されたRF信号を受信機2aに向けて送信する。
受信機2aの検波用ダイオード21は、第1の実施例と同様に、アンテナ20で受信されたRF信号を自乗検波し、2つの周波数f1,f2のRF信号の差周波信号を出力する(図6ステップS201)。
受信機2aのIFアンプ26は、検波用ダイオード21の出力信号を増幅する(図6ステップS202)。第1の実施例で説明したとおり、検波用ダイオード21の出力には、差周波信号の他に、DC成分と高調波成分とが含まれるが、これらDC成分と高調波成分とはIFアンプ26の帯域特性によって除去される。したがって、IFアンプ26からは、図7(B)に示すように周波数f2−f1の、増幅された差周波信号が出力される。
次に、受信機2aのIFミキサ28は、IFアンプ26から出力された周波数f2−f1の差周波信号と発振器27から出力された周波数flo_rxの受信機用のLO信号とを混合することにより、差周波信号の周波数を変換(ダウンコンバート)する(図6ステップS203)。このミキサ28によるダウンコンバートにより、f2−f1の差周波信号の周波数は、図7(C)に示すようにf2−f1−flo_rxに変換される。
受信機2aのADC22は、IFミキサ28から出力された差周波信号をデジタル信号に変換する(図6ステップS204)。
受信機2aの位相測定部23の動作(図6ステップ205)は、第1の実施例と同様である。本実施例においても、送信機1aと受信機2aとの間に物体3がない場合に測定される差周波信号の位相をθairとする。
次に、ユーザは、厚さLが既知の物体3を、送信機1aと受信機2aとの間に配置する。送信機1aは、物体3が配置された状態で、2つの周波数f1,f2のRF信号を物体3に向けて照射する(図6ステップS206)。このステップS206の処理は、ステップS200と同様である。
受信機2aの検波用ダイオード21は、送信機1aのアンテナ13から送信され、物体3を透過してアンテナ20で受信されたRF信号を自乗検波し、2つの周波数f1,f2のRF信号の差周波信号を出力する(図6ステップS207)。
受信機2aのIFアンプ26とIFミキサ28とADC22と位相測定部23の動作(図6ステップS208,S209,S210,S211)は、それぞれステップS202,S203,S204,S205と同様である。本実施例においても、送信機1aと受信機2aとの間に物体3が存在する場合に測定される差周波信号の位相をθsampleとする。
受信機2aの比誘電率算出部24は、第1の実施例と同様に式(4)により物体3の比誘電率εrを算出する(図6ステップS212)。
受信機2aの算出結果出力部25の動作(図6ステップ213)は、第1の実施例と同様である。
次に、本実施例の誘電率測定システムを用いて物体3の比誘電率εrを実際に測定した結果を示す。ここでは、図8(A)に示すように厚さLが階段状に変化する物体3に対して誘電率測定を行った。図8(A)のインデックスi1〜i9は物体3上の位置を示している。インデックスi1〜i9の位置の物体3の厚さLを図8(B)に示す。この例では、厚さLが0.8mmから40mmまで階段状に変化している。
この測定では、fif=15GHz、fa=14.888…GHz、N=18、flo=268GHz、f1=268GHz、f2=283GHz、flo_rx=15.01GHzとした。図8(A)に示した物体3の材料は樹脂で、この物体3のテラヘルツ帯における比誘電率は2.55である。比誘電率εrの測定結果を図9に示す。図9におけるε3は物体3の正しい比誘電率である。
図9によると、最大誤差5.8%で比誘電率εrを測定できていることが分かる。また、インデックスi1〜i9の1点毎に必要な測定時間は0.028msであった。測定時間が0.028msであったのは、ADC22に入力される10MHzの差周波信号(1周期0.1μs)を285周期測定しているからである。
一方、VNAを用いた従来の誘電率測定システムで同様の測定を行うためには、6msの測定時間が必要である(文献「“Keysight E8361A/C PNA Network Analyzer”,keysight,p.79,<http://literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/E8361-90007.pdf?id=451064>」参照)。したがって、本実施例によれば、測定時間を1/200に短縮できていることが分かる。
こうして、本実施例では、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。また、本実施例では、差周波信号をダウンコンバートするため、第1の実施例よりも低速のADCを採用することができる。
[第3の実施例]
次に、本発明の第3の実施例について説明する。図10は本発明の第3の実施例に係る誘電率測定システムの送信機の構成を示すブロック図であり、図1、図5と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の送信機1bは、発振器10,11と、アンテナ13と、両側波帯(DSB:Double Sideband)ミキサ12bと、バンドパスフィルタ15とから構成される。
発振器10,11の動作は第1の実施例で説明したとおりである。DSBミキサ12bは、発振器10からのIF信号と発振器11からのLO信号とを混合する。このとき、DSBミキサ12bは、第1、第2の実施例のミキサ12と異なり、f1,f2の周波数の信号を通過させるだけでなく、flo−fif=2f1−f2の周波数の信号も通過させる。
バンドパスフィルタ15は、DSBミキサ12bから出力された信号のうち、f1,f2の周波数の信号を通過させ、flo−fif=2f1−f2の周波数の信号を遮断する通過帯域特性を有する。このため、バンドパスフィルタ15は、周波数f1とf2が混ざったRF信号を出力する。アンテナ13は、バンドパスフィルタ15から出力されたRF信号を送信する。
こうして、本実施例では、第1の実施例と同様の機能を有する送信機1bを実現することができる。
受信機の構成としては、第1の実施例の受信機2を用いてもよいし、第2の実施例の受信機2aを用いてもよい。
また、発振器11の代わりに、第2の実施例の発振器11aと周波数逓倍器14とを用いて周波数faの信号からLO信号を生成してもよい。
[第4の実施例]
次に、本発明の第4の実施例について説明する。図11は本発明の第4の実施例に係る誘電率測定システムの送信機の構成を示すブロック図であり、図1、図5と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の送信機1cは、発振器10c,11と、アンテナ13と、合波器16とから構成される。
発振器10cは、flo+fif=f2のIF信号を出力する。合波器16は、発振器10cからの周波数flo+fif=f2のIF信号と発振器11からの周波数flo=f1のLO信号とを合波(周波数加算)する。このため、合波器16は、周波数f1とf2が混ざったRF信号を出力する。アンテナ13は、合波器16から出力されたRF信号を送信する。
こうして、本実施例では、第1の実施例と同様の機能を有する送信機1cを実現することができる。
受信機の構成としては、第1の実施例の受信機2を用いてもよいし、第2の実施例の受信機2aを用いてもよい。
また、発振器11の代わりに、第2の実施例の発振器11aと周波数逓倍器14とを用いて周波数faの信号からLO信号を生成してもよい。
[第5の実施例]
次に、本発明の第5の実施例について説明する。図12は本発明の第5の実施例に係る誘電率測定システムの受信機の構成を示すブロック図であり、図1、図5と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の受信機2dは、アンテナ20と、検波用ダイオード21と、ADC22と、位相測定部23と、比誘電率算出部24と、算出結果出力部25と、IFアンプ26とから構成される。
本実施例は、第1の実施例の受信機2の検波用ダイオード21とADC22との間に、第2の実施例で説明したIFアンプ26を挿入したものである。これにより、検波用ダイオード21の出力信号を増幅すると共に、検波用ダイオード21の出力信号に含まれるDC成分と高調波成分とは除去することができる。
送信機の構成としては、第1の実施例〜第4の実施例の送信機1,1a,1b,1cのいずれかを用いればよい。
なお、本実施例では、第2の実施例のような差周波信号のダウンコンバートを実施していないため、第1の実施例と同様の高速のADCが必要になることは言うまでもない。
[第6の実施例]
第1〜第5の実施例では、測定対象の物体3の厚さLを既知の値としたが、厚さ検出部(不図示)を用いて物体3の厚さLを検出し、検出した厚さLの値を比誘電率算出部24に入力するようにしてもよい。厚さ検出部の例としては、例えば超音波を用いた厚さ検出部、赤外光を用いた厚さ検出部、カメラで取得した物体3の可視画像から厚さLを算出する厚さ検出部など、既存の様々な厚さ検出の技術を適用することができる。こうして、本実施例では、厚さLが未知の物体3についても、厚さLをリアルタイムに取得して物体3の比誘電率εrを算出することができる。
本発明は、電磁波を用いて物体の比誘電率を測定する技術に適用することができる。
1,1a…送信機、2,2a…受信機、10,11,11a,27…発振器、12…ミキサ、12b…両側波帯ミキサ、13,20…アンテナ、14…周波数逓倍器、15…バンドパスフィルタ、16…合波器、21…検波用ダイオード、22…AD変換器、23…位相測定部、24…比誘電率算出部、25…算出結果出力部、26…IFアンプ、28…IFミキサ。

Claims (9)

  1. 2つの周波数の信号が混ざった無線周波信号を送信する送信機と、
    この送信機との間に測定対象の物体が存在しない状態と前記物体が存在する状態のそれぞれについて前記無線周波信号を受信して前記物体の比誘電率を算出する受信機とを備え、
    前記受信機は、
    前記無線周波信号を受信する第1のアンテナと、
    この第1のアンテナで受信された無線周波信号を検波し、前記2つの周波数の信号の差周波信号を出力する検波器と、
    前記送信機と前記受信機との間に前記物体が存在しない状態と前記物体が存在する状態のそれぞれについて前記差周波信号の位相を測定する位相測定部と、
    前記物体が存在しない状態で測定された前記差周波信号の位相と、前記物体が存在する状態で測定された前記差周波信号の位相と、前記物体の厚さとから、前記物体の比誘電率を算出する比誘電率算出部とを備えることを特徴とする誘電率測定システム。
  2. 請求項1記載の誘電率測定システムにおいて、
    前記受信機は、前記検波器と前記位相測定部との間に設けられ、前記検波器の出力信号を増幅するアンプをさらに備えることを特徴とする誘電率測定システム。
  3. 請求項2記載の誘電率測定システムにおいて、
    前記受信機は、
    第1のローカル信号を出力する第1の発振器と、
    前記アンプと前記位相測定部との間に設けられ、前記アンプから出力された前記差周波信号と前記第1の発振器から出力された前記第1のローカル信号とを混合することにより、前記差周波信号の周波数を、前記無線周波信号および前記第1のローカル信号よりも低い周波数に変換する第1のミキサとをさらに備えることを特徴とする誘電率測定システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の誘電率測定システムにおいて、
    前記送信機は、
    中間周波信号を出力する第2の発振器と、
    第2のローカル信号を出力する第3の発振器と、
    前記第2の発振器から出力された中間周波信号と前記第3の発振器から出力された第2のローカル信号とを混合する第2のミキサと、
    この第2のミキサから出力された無線周波信号を送信する第2のアンテナとを備えることを特徴とする誘電率測定システム。
  5. 請求項4記載の誘電率測定システムにおいて、
    前記第2のミキサは、前記第2のローカル信号、および前記第2のローカル信号と前記中間周波信号との和の周波数の信号を通過させ、前記第2のローカル信号と前記中間周波信号との差の周波数の信号を遮断する通過帯域特性を有する単側波帯ミキサであることを特徴とする誘電率測定システム。
  6. 請求項4記載の誘電率測定システムにおいて、
    前記第2のミキサと前記第2のアンテナとの間に設けられたバンドパスフィルタをさらに備え、
    前記第2のミキサは、前記第2のローカル信号、前記第2のローカル信号と前記中間周波信号との和の周波数の信号、および前記第2のローカル信号と前記中間周波信号との差の周波数の信号を通過させる通過帯域特性を有する両側波帯ミキサであり、
    前記バンドパスフィルタは、前記第2のミキサから出力された信号のうち、前記第2のローカル信号、および前記第2のローカル信号と前記中間周波信号との和の周波数の信号を通過させ、前記第2のローカル信号と前記中間周波信号との差の周波数の信号を遮断する通過帯域特性を有することを特徴とする誘電率測定システム。
  7. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の誘電率測定システムにおいて、
    前記送信機は、
    中間周波信号と第2のローカル信号との和の周波数の信号を出力する第2の発振器と、
    前記第2のローカル信号を出力する第3の発振器と、
    前記第2の発振器から出力された信号と前記第3の発振器から出力された第2のローカル信号とを合波する合波器と、
    この合波器から出力された無線周波信号を送信する第2のアンテナとを備えることを特徴とする誘電率測定システム。
  8. 無線周波信号を受信するアンテナと、
    このアンテナで受信された無線周波信号を検波し、この無線周波信号に含まれる2つの周波数の信号の差周波信号を出力する検波器と、
    前記無線周波信号の到来方向に測定対象の物体が存在しない状態と前記物体が存在する状態のそれぞれについて前記差周波信号の位相を測定する位相測定部と、
    前記物体が存在しない状態で測定された前記差周波信号の位相と、前記物体が存在する状態で測定された前記差周波信号の位相と、前記物体の厚さとから、前記物体の比誘電率を算出する比誘電率算出部とを備えることを特徴とする誘電率測定装置。
  9. 送信機が、この送信機と受信機との間に測定対象の物体が存在しない状態で2つの周波数の信号が混ざった無線周波信号を送信する第1のステップと、
    前記受信機が、前記物体が存在しない状態で前記無線周波信号を受信する第2のステップと、
    前記受信機が、前記物体が存在しない状態で前記無線周波信号を検波し、前記2つの周波数の信号の差周波信号を出力する第3のステップと、
    前記受信機が、前記物体が存在しない状態で前記差周波信号の位相を測定する第4のステップと、
    前記送信機が、前記物体が存在する状態で前記2つの周波数の信号が混ざった無線周波信号を送信する第5のステップと、
    前記受信機が、前記物体が存在する状態で前記無線周波信号を受信する第6のステップと、
    前記受信機が、前記物体が存在する状態で前記無線周波信号を検波し、前記差周波信号を出力する第7のステップと、
    前記受信機が、前記物体が存在する状態で前記差周波信号の位相を測定する第8のステップと、
    前記受信機が、前記物体が存在しない状態で測定した前記差周波信号の位相と、前記物体が存在する状態で測定した前記差周波信号の位相と、前記物体の厚さとから、前記物体の比誘電率を算出する第9のステップとを含むことを特徴とする誘電率測定方法。
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