JP2018122769A - 車両用照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のランプ機能を切り替えることができ、かつ、小型化することができる車両用照明装置を提供すること。【解決手段】この発明は、光源2と、導光部材3と、光路切替部材4と、駆動部材5と、を備える。導光部材3は、第1導光部31と、第2導光部32と、バイパス導光部33と、を有する。第1導光部31は、第1入射面310、311と、第1出射面312と、第1反射面313、314、315と、を有する。バイパス導光部33は、バイパス入射面330を有する。第2導光部32は、第2出射面320を有する。光路切替部材4は、駆動部材5により、第1位置と第2位置とに切り換えられて、光路を切り替える。この結果、この発明は、複数のランプ機能を切り替えることができ、かつ、小型化することができる車両用照明装置を提供することができる。【選択図】 図1

Description

この発明は、複数のランプ機能を有する車両用照明装置に関するものである。
複数のランプ機能を有する車両用照明装置としては、たとえば、特許文献1および特許文献2に示すものがある。特許文献1の車両用照明装置は、車両ドアの車室内側に発光体を備えたものであって、発光体制御手段により、車両ドアが閉戸状態にある時には、発光体の照射方向を着座者の足元に向け、車両ドアが開放状態にある時には、発光体の照射方向を車両後方に向ける。この車両用照明装置は、着座者の足元を照明するフットランプ機能と、車両後方に照射して車両ドアが開放状態を知らせるワーニングランプ機能と、を有し、1個の発光体で、フットランプとワーニングランプとを共用することができる。
また、特許文献2の照明構造は、車両のドアのドアトリムにはドアポケットが設けられ、ドアトリムのロアボードにはカーテシランプが設けられ、ドアポケットにはカーテシランプからの光をドアポケットの内側に導く導光部が設けられている。この照明構造は、車両の乗降時やドアの開閉時に乗員の足元を照らすカーテシランプ機能と、カーテシランプからの光をドアポケットの内側に導いてドアポケット照明用ランプ機能と、を有し、1個のカーテシランプの光源で、カーテシランプとドアポケット照明用ランプとを共用することができる。
特開2007−112251号公報 特開2008−114694号公報
しかしながら、特許文献1の車両用照明装置は、発光体制御手段により発光体を移動させて、発光体の照射方向を着座者の足元と車両後方とに切り替える。このため、この車両用照明装置は、フットランプ機能とワーニングランプ機能とを切り替えることができるが、発光体を移動させるための広いスペースを必要とし、装置が大型化する傾向にある。また、特許文献2の照明構造は、1個のカーテシランプの光源で、カーテシランプとドアポケット照明用ランプとを共用する。このため、この照明構造は、小型化することができるが、カーテシランプ機能とドアポケット照明用ランプ機能とを切り替えることができない。
この発明が解決しようとする課題は、複数のランプ機能を切り替えることができ、かつ、小型化することができる車両用照明装置を提供することにある。
この発明の車両用照明装置は、複数のランプ機能を有する車両用照明装置において、光源と、導光部材と、第1位置と第2位置との間を移動切り替え可能に配置され、光源から導光部材への光路を切り替える光路切替部材と、光路切替部材を、第1位置から第2位置に、および、第2位置から第1位置に、移動させる駆動部材と、を備え、導光部材が、第1導光部と、第2導光部と、バイパス導光部と、を有し、第1導光部が、光源からの光を入射させる第1入射面と、第1入射面から入射した第1入射光の一部を外部に出射させる第1出射面と、第1入射光の残りの少なくとも一部を反射させて第2導光部に導く第1反射面と、を有し、バイパス導光部が、光源からの光を入射させるバイパス入射面を有し、バイパス入射面から入射したバイパス入射光を第2導光部に導き、第2導光部が、第2導光部に導かれた第1入射光およびバイパス入射光を外部に出射させる第2出射面を有し、光路切替部材が、第1位置に位置する時には、光源からの光が第1入射面に進む光路とし、第2位置に位置する時には、光源からの光がバイパス入射面に進む光路とする、ことを特徴とする。
この発明の車両用照明装置は、光路切替部材が、可動リフレクタであり、可動リフレクタが、第2位置に位置する時に、光源からの光をバイパス入射面に反射させる、ことが好ましい。
この発明の車両用照明装置は、光路切替部材が、可動導光体であり、可動導光体が、第2位置に位置する時に、光源からの光を入射しかつバイパス入射面に全反射させる、ことが好ましい。
この発明の車両用照明装置は、ドアに装備され、ドアが開いている時には、光路切替部材が第1位置に位置し、第1出射面からの第1出射光を路面に出射させるカーテシーランプ機能および第2出射面からの第2出射光を車両の後方に出射させるワーニングランプ機能として作用し、ドアが閉じている時には、光路切替部材が第2位置に位置し、第2出射面からの第2出射光を車内に出射させるアンビエントランプ機能として作用する、ことが好ましい。
この発明の車両用照明装置は、複数のランプ機能を切り替えることができ、かつ、小型化することができる車両用照明装置を提供することができる。
図1は、この発明にかかる車両用照明装置の実施形態1を示す概略正面図である。 図2は、光路切替部材が第1位置に位置する時の状態とその時の光路を示す概略正面図である。 図3は、光路切替部材が第1位置に位置する時の状態とその時の光路を示す概略断面図である。 図4は、光路切替部材が第2位置に位置する時の状態とその時の光路を示す概略断面図である。 図5は、光路切替部材が第1位置に位置する時の光路を示す概略底面図(図3におけるV矢視図)である。 図6は、光路切替部材が第2位置に位置する時の光路を示す概略平面図(図4におけるVI矢視図)である。 図7は、ドアが開いている時の使用状態を示す説明図である。 図8は、ドアが閉じている時の使用状態を示す説明図である。 図9は、第1出射面からの第1出射光を路面に出射させている状態を示す概略断面図(図7におけるIX−IX線概略断面図)である。 図10は、第2出射面からの第2出射光を車両の後方もしくは車室内に出射させている状態を示す概略断面図(図7、図8、図9におけるX−X線概略断面図)である。 図11は、第1出射面からの第1出射光を路面に出射させている状態を示す概略断面図(図7、図9におけるXI−XI線概略断面図)である。 図12は、第2出射面からの第2出射光を車両の後方もしくは車室内に出射させている状態を示す概略断面図(図7、図8、図9におけるXII−XII線概略断面図)である。 図13は、この発明にかかる車両用照明装置の実施形態2を示し、光路切替部材が第1位置に位置する時の状態とその時の光路を示す概略断面図である。 図14は、光路切替部材が第2位置に位置する時の状態とその時の光路を示す概略断面図である。
以下、この発明にかかる車両用照明装置の実施形態(実施例)の2例を図面に基づいて詳細に説明する。この明細書において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用照明装置を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。なお、図面においては、概略図であるため、主要部品を図示し、主要部品以外の部品の図示を省略する。また、導光部材3においては、導光部材3の構造および光路(図面中の実線矢印を参照)を理解し易くするため、主要部分を図示し、主要部分以外の部分の図示を省略し、かつ、断面の図示や断面のハッチングを省略する。
(実施形態1の構成の説明)
図1〜図12は、この発明にかかる車両用照明装置の実施形態1を示す。以下、この実施形態1にかかる車両用照明装置の構成について説明する。図中、符号1は、この実施形態1にかかる車両用照明装置である。
(車両用照明装置1の説明)
車両用照明装置1は、図7〜図12に示すようにこの例では、車両CのドアDの車室R側のアームレストA内に装備されている。車両用照明装置1は、複数のランプ機能、この例では、カーテシーランプ機能、ワーニングランプ機能およびアンビエントランプ機能を有する。車両用照明装置1は、図1〜図12に示すように、ランプハウジング10と、第1ランプレンズ11、第2ランプレンズ12と、化粧パネル13と、光源2と、導光部材3と、光路切替部材4と、駆動部材5と、を備える。
(ランプハウジング10、第1ランプレンズ11、第2ランプレンズ12および化粧パネル13の説明)
ランプハウジング10および化粧パネル13は、たとえば、光不透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。ランプハウジング10は、図9〜図12に示すように、アームレストAの底面(下面)および正面に対応する部分が開口し、その他の面に対応する部分が閉塞した中空形状をなす。化粧パネル13は、ランプハウジング10の開口部を覆う板形状をなし、表面には意匠が施されている。ランプハウジング10の開口部の縁と化粧パネル13の縁とは、固定されている。これにより、ランプハウジング10の開口部は、化粧パネル13により覆われる。
第1ランプレンズ11および第2ランプレンズ12は、たとえば、光透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。第1ランプレンズ11は、アームレストAの底面に対応する化粧パネル13に設けられている。また、第2ランプレンズ12は、アームレストAの正面に対応する化粧パネル13に設けられている。第1ランプレンズ11、第2ランプレンズ12および化粧パネル13は、アームレストAの底面および正面の意匠面に沿う。第1ランプレンズ11および第2ランプレンズ12には、光を拡散させるプリズム(魚眼プリズム、円柱面プリズムなど)やシボ加工などの光学素子が設けられている。
ランプハウジング10、第1ランプレンズ11、第2ランプレンズ12および化粧パネル13により、灯室14が区画されている。灯室14内には、光源2、導光部材3、光路切替部材4および駆動部材5がそれぞれ配置されている。光源2、導光部材3および駆動部材5は、ブラケットなどの取付部材を介してランプハウジング10に取り付けられている。光路切替部材4は、駆動部材5を介してランプハウジング10に取り付けられている。
(光源2の説明)
光源2は、図1〜図4、図9、図11に示すように、発光部20と、基板21と、を有する。発光部20は、この例では、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型発光素子(半導体発光素子)であって1個もしくは複数個の素子からなる。発光部20は、基板21に実装されていて、基板21に実装されている面に対して反対側の面が発光面を形成する。基板21は、発光部20が実装されている面に対して反対側の面がランプハウジング10の上板の内面(下面)に取り付けられている。これにより、発光部20の発光面(以下、単に「発光面」と称する)は、下向きとなり、光(図2〜図4、図6中の実線矢印を参照)を下方向に放射する。なお、光源2から放射される光を、以下「光源光」と称する。光源2は、光軸Zを有する。光軸Zは、発光面の中心もしくはその近傍を通り、かつ、発光面に対して、上下に垂直もしくはほぼ垂直をなす。発光部20は、車両Cのイグニッションスイッチ(図示せず)もしくは専用のスイッチ(図示せず)の操作により、点灯消灯する。
(導光部材3の説明)
導光部材3は、この例では、アクリル樹脂やPC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル、メタクリル樹脂)などの無色透明樹脂材からなる。導光部材3は、ランプハウジング10に取り付けられている。導光部材3は、図1〜図6、図9〜図12に示すように、第1導光部31と、第2導光部32と、バイパス導光部33と、を有する。
(第1導光部31の説明)
第1導光部31は、図1〜図6、図9〜図11に示すように、円板もしくはほぼ円板形状をなす。このため、第1導光部31は、上面(光源2に対向する面)と、下面(光源2に対向する面に対して反対側の面)と、上傾斜側面および下傾斜側面(上面と下面との間の側面であって、以下、単に「側面」と称する)と、を有する。第1導光部31は、第1入射面310、311と、第1出射面312と、第1反射面313、314、315と、を有する。
第1導光部31の上面には、光軸Zもしくはほぼ光軸Zを中心線とする円錐台形状の凸部316が一体に設けられている。凸部316には、凹部が設けられている。この凹部は、凸部316に対して上下逆でかつ光軸Zもしくはほぼ光軸Zを中心線とする円錐台形状の凹みとなっている。凹部の面は、第1入射面310、311を形成する。すなわち、凹部の円形の底面は、中央第1入射面310を形成する。凹部の傾斜側面は、周囲第1入射面311を形成する。第1入射面310、311は、光源光を第1導光部31に入射させる。
第1導光部31の下面には、光軸Zもしくはほぼ光軸Zを中心線とするドーム形状の凸部317が一体に設けられている。凸部317の面は、第1出射面312を形成する。すなわち、第1出射面312は、凸レンズ面を形成する。第1出射面312は、第1入射面310、311から入射した第1入射光L1の一部を第1出射光L11として外部に下向きに出射させる。
第1導光部31の側面および下面は、第1反射面313、314、315を形成する。すなわち、第1導光部31の側面の半分もしくはほぼ半分は、楕円を基調とする楕円第1反射面313を形成する。楕円第1反射面313の第1焦点F1は、光軸Zもしくはほぼ光軸Z上であって、発光面の中心もしくはその近傍より第1入射面310、311側にずれた位置に位置する。このずれは、光源光が第1入射面310、311に入射する際の屈折分のずれである。楕円第1反射面313の第2焦点F2は、第2導光部32に位置する。第1導光部31の側面の残りは、第1焦点F1もしくはその近傍を中心とする円を基調とする円第1反射面314を形成する。第1導光部31の第1出射面312と下傾斜側面との間の下面は、円環第1反射面315を形成する。第1反射面313、314、315は、第1入射光L1の残りの少なくとも一部を反射させて第2導光部32に導く。
(バイパス導光部33の説明)
バイパス導光部33は、図1〜図4、図6、図9、図10に示すように、断面円形もしくはほぼ円形の丸棒形状をなす。バイパス導光部33は、バイパス入射面330を有する。すなわち、バイパス導光部33の一端面は、バイパス入射面330を形成する。バイパス入射面330は、発光面と第1入射面310、311との間に位置し、かつ、光源光の第1入射面310、31への光路(光の経路)から、はずれた位置に位置する。バイパス入射面330は、光路切替部材4により、光路が第1入射面310、31への光路からバイパス入射面330への光路に切り替えられた光源光をバイパス導光部33に入射させる。バイパス導光部33は、バイパス入射面330から入射したバイパス入射光L3を第2導光部32に導く。
(第2導光部32の説明)
第2導光部32は、図1〜図6、図9、図10に示すように、直径がバイパス導光部33よりも大きい断面円形もしくはほぼ円形の丸棒形状をなす。第2導光部32は、第2出射面320と、多数個の反射面321および段差面322と、を有する。第2導光部32の一端は、第1導光部31の円第1反射面314の中間もしくはほぼ中間の部分に一体に接続されている。第2導光部32の一端部分の上面には、バイパス導光部33の他端面が一体に接続されている。これにより、第2導光部32には、第1導光部31の第1反射面313、314、315からの反射光L2とバイパス導光部33からのバイパス入射光L3が導かれる。
第2導光部32の背面(第2ランプレンズ12に対向する面に対して反対側の面)には、多数個の反射面321と段差面322とが交互に形成されている。なお、図10においては、一部の反射面321と段差面322とを図示し、残りを二点鎖線にて示す。反射面321は、第2導光部32に導かれた光を第2出射面320側に反射させる。段差面322は、反射面321と反射面321とをつなぐ。1個の反射面321と1個の段差面322とにより1個のプリズムを構成する。第2導光部32の正面(第2ランプレンズ12に対向する面)は、ライン状の第2出射面320を形成する。第2出射面320と反射面321および段差面322とは、相互に対向する。第2出射面320は、第2導光部32に導かれまた反射面321で反射された第1入射光L1の反射光L2およびバイパス入射光L3を、第2出射光L12として外部に側方に出射させる。なお、第2出射面320に、プリズム(魚眼プリズム、円柱面プリズムなど)やシボ加工などの光学制御素子を設けても良い。
(光路切替部材4の説明)
光路切替部材4は、第1位置(図1〜図3、図9に示す位置)と第2位置(図4、図6に示す位置)との間を移動切り替え可能に配置され、光源2から導光部材3への光路を切り替える。光路切替部材4は、この例では、反射面40を有する可動リフレクタである。反射面40は、光路切替部材4が第2位置に位置する時に、発光面の中心もしくはその近傍を焦点Fとする放物線を基調とする反射面である。光路切替部材4は、第1位置に位置する時には、光源光を第1入射面310、311に入射させ、第2位置に位置する時には、光源光を反射面40でバイパス入射面330に反射させる。
(駆動部材5の説明)
駆動部材5は、この例では、ソレノイドである。駆動部材5は、駆動軸(プランジャ)50と、復帰スプリング(図示せず)と、を有する。駆動軸50には、光路切替部材4が固定されている。駆動部材5は、光路切替部材4を、第1位置から第2位置に、および、第2位置から第1位置に、移動させる。駆動部材5は、ドアDの開閉を検出する検出器(図示せず)に制御装置(図示せず)を介して接続されている。駆動部材5は、ドアDが開状態の時(図7に示す状態の時)、通電されて復帰スプリングの弾性力に抗して駆動軸50を後退させる。これにより、第2位置に位置する光路切替部材4を第1位置に移動させることができる。この結果、光路切替部材4は、第1位置に位置する。駆動部材5は、ドアDが閉状態の時(図8に示す状態の時)、通電が遮断されて復帰スプリングの弾性復帰力により駆動軸50を前進させる。これにより、第1位置に位置する光路切替部材4を第2位置に移動させることができる。この結果、光路切替部材4は、第2位置に位置する。
(実施形態1の作用の説明)
この実施形態1にかかる車両用照明装置1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
光源2の発光部20が点灯状態であって、まず、車両CのドアDが開いている状態の時について説明する。この時は、駆動部材5が通電されていて駆動軸50が復帰スプリングの弾性力に抗して後退していて光路切替部材4が第1位置に位置する。このため、光源光は、直接、第1入射面310、311から第1導光部31に入射する。第1導光部31に入射した第1入射光L1の一部、すなわち、中央第1入射面310から第1導光部31に入射した第1入射光L1は、第1出射面312から第1出射光L11として外部に下向きに出射する。第1出射光L11は、第1ランプレンズ11を透過して路面に出射され、車両Cの乗降人の足元を照明するカーテシーランプ機能として作用する。
第1導光部31に入射した第1入射光L1の残りの少なくとも一部、すなわち、周囲第1入射面311から第1導光部31に入射した第1入射光L1は、第1反射面313、314、315で反射されて、反射光L2として第2導光部32に導かれる。ここで、楕円第1反射面313で反射された反射光L2は、第2導光部32の第2焦点F2に進む。また、円第1反射面314で反射された反射光L2は、楕円第1反射面313に進み、楕円第1反射面313で反射されて第2導光部32の第2焦点F2に進む。さらに、円環第1反射面315で反射された反射光L2は、楕円第1反射面313に進み、楕円第1反射面313で反射されて第2導光部32の第2焦点F2に進む。第2導光部32に導かれた反射光L2は、反射面321で反射して第2出射面320から第2出射光L12として外部に側方に出射する。第2出射光L12は、第2ランプレンズ12を透過して車両Cの後方に出射され、ドアDが開いている状態であることを車両Cの後方の他の人々に知らせるワーニングランプ機能として作用する。
つぎに、車両CのドアDが閉じている状態の時について説明する。この時は、駆動部材5への通電が遮断されていて駆動軸50が復帰スプリングの弾性復帰力により前進していて光路切替部材4が第2位置に位置する。このため、光源光は、光路切替部材4の反射面40で反射してバイパス入射面330からバイパス導光部33に入射する。バイパス導光部33に入射したバイパス入射光L3は、第2導光部32に導かれる。第2導光部32に導かれたバイパス入射光L3は、反射面321で反射して第2出射面320から第2出射光L12として外部に側方に出射する。第2出射光L12は、第2ランプレンズ12を透過して車室R内に出射されてアンビエントランプ機能として作用する。
(実施形態1の効果の説明)
この実施形態1にかかる車両用照明装置1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態1にかかる車両用照明装置1は、複数のランプ機能を切り替えることができ、かつ、小型化することができる。すなわち、この実施形態1にかかる車両用照明装置1は、駆動部材5により光路切替部材4を第1位置と第2位置との間において切り替えることにより、カーテシーランプ機能およびワーニングランプ機能と、アンビエントランプ機能と、に切り換えることができる。しかも、この実施形態1にかかる車両用照明装置1は、光源2を切り替えるのではなく、光源2と導光部材3との間に配置されている光路切替部材4を切り替えるだけであるから、光路切替部材4を切り替えるスペースを光源2を切り替えるスペースよりも小さくすることができる。これにより、この実施形態1にかかる車両用照明装置1は、従来の車両用照明装置に比較して、小型化することができる。
この実施形態1にかかる車両用照明装置1は、光路切替部材4として、第2位置に位置する時に、光源2からの光をバイパス入射面330に反射させる可動リフレクタを使用するものであるから、光源2からの光路を、第1入射面310、311に進める光路と、バイパス入射面330に進める光路と、に確実に切り替えることができる。これにより、この実施形態1にかかる車両用照明装置1は、光源2からの光を有効に利用することができる。
(実施形態2の説明)
図13、図14は、この発明にかかる車両用照明装置の実施形態2を示す。以下、この実施形態2にかかる車両用照明装置について説明する。図中、図1〜図12と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施形態1にかかる車両用照明装置1は、光路切替部材4が反射面40を有する可動リフレクタである。これに対して、この実施形態2にかかる車両用照明装置1Aは、光路切替部材4Aが全反射面を有する可動導光体である。光路切替部材4Aは、第2位置に位置する時に、光源2からの光を入射しかつ全反射面でバイパス入射面330に全反射させる。光路切替部材4Aの全反射面は、実施形態1の光路切替部材4の反射面40と同様もしくはほぼ同様に、光路切替部材4Aが第2位置に位置する時に、発光面の中心もしくはその近傍を焦点Fとする放物線を基調とする反射面である。
この実施形態2の車両用照明装置1Aは、以上のごとき構成からなるので、前記の実施形態1の車両用照明装置1と同様もしくはほぼ同様の作用効果を達成することができる。
(実施形態1、2以外の例の説明)
なお、前記の実施形態1、2においては、複数のランプ機能として、カーテシーランプ機能、ワーニングランプ機能およびアンビエントランプ機能である。しかしながら、この発明においては、複数のランプ機能として、カーテシーランプ機能、ワーニングランプ機能およびアンビエントランプ機能以外のランプ機能であっても良いし、また、カーテシーランプ機能、ワーニングランプ機能およびアンビエントランプ機能と他のランプ機能とを組み合わせたものであっても良い。
前記の実施形態1、2においては、駆動部材5として、ソレノイドを使用するものである。しかしながら、この発明においては、駆動部材5として、ソレノイド以外に、たとえば、ラックとピニオンとの組み合わせ、あるいは、シリンダなどのアクチュエータを使用するものであっても良い。
なお、この発明は、前記の実施形態1、2により限定されるものではない。
1、1A 車両用照明装置
10 ランプハウジング
11 第1ランプレンズ
12 第2ランプレンズ
13 化粧パネル
14 灯室
2 光源
20 発光部
21 基板
3 導光部材
31 第1導光部
310 第1入射面(中央第1入射面)
311 第1入射面(周囲第1入射面)
312 第1出射面
313 第1反射面(楕円第1反射面)
314 第1反射面(円第1反射面)
315 第1反射面(円環第1反射面)
316 凸部
317 凸部
32 第2導光部
320 第2出射面
321 反射面
322 段差面
33 バイパス導光部
330 バイパス入射面
4、4A 光路切替部材
40 反射面
5 駆動部材
50 駆動軸
A アームレスト
C 車両
D ドア
F 焦点
F1 第1焦点
F2 第2焦点
L1 第1入射光
L2 反射光
L3 バイパス入射光
L11 第1出射光
L12 第2出射光
R 車室
Z 光軸


Claims (4)

  1. 複数のランプ機能を有する車両用照明装置において、
    光源と、
    導光部材と、
    第1位置と第2位置との間を移動切り替え可能に配置され、前記光源から前記導光部材への光路を切り替える光路切替部材と、
    前記光路切替部材を、前記第1位置から前記第2位置に、および、前記第2位置から前記第1位置に、移動させる駆動部材と、
    を備え、
    前記導光部材は、第1導光部と、第2導光部と、バイパス導光部と、を有し、
    前記第1導光部は、前記光源からの光を入射させる第1入射面と、前記第1入射面から入射した第1入射光の一部を外部に出射させる第1出射面と、前記第1入射光の残りの少なくとも一部を反射させて前記第2導光部に導く第1反射面と、を有し、
    前記バイパス導光部は、前記光源からの光を入射させるバイパス入射面を有し、前記バイパス入射面から入射したバイパス入射光を前記第2導光部に導き、
    前記第2導光部は、前記第2導光部に導かれた前記第1入射光および前記バイパス入射光を外部に出射させる第2出射面を有し、
    前記光路切替部材は、前記第1位置に位置する時には、前記光源からの光が前記第1入射面に進む光路とし、前記第2位置に位置する時には、前記光源からの光が前記バイパス入射面に進む光路とする、
    ことを特徴とする車両用照明装置。
  2. 前記光路切替部材は、可動リフレクタであり、前記可動リフレクタは、前記第2位置に位置する時に、前記光源からの光を前記バイパス入射面に反射させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用照明装置。
  3. 前記光路切替部材は、可動導光体であり、前記可動導光体は、前記第2位置に位置する時に、前記光源からの光を入射しかつ前記バイパス入射面に全反射させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用照明装置。
  4. ドアに装備され、
    前記ドアが開いている時には、前記光路切替部材が前記第1位置に位置し、前記第1出射面からの第1出射光を路面に出射させるカーテシーランプ機能および前記第2出射面からの第2出射光を車両の後方に出射させるワーニングランプ機能として作用し、
    前記ドアが閉じている時には、前記光路切替部材が前記第2位置に位置し、前記第2出射面からの前記第2出射光を車内に出射させるアンビエントランプ機能として作用する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用照明装置。
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