JP2018122747A - 乗員検知装置 - Google Patents

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一正 瀬尾
Kazumasa Seo
一正 瀬尾
勲 本田
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勲 本田
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Abstract

【課題】シート上の状態の判定精度の向上を図ることができる乗員検知装置を提供する。【解決手段】乗員検知装置20は、シート1に設置される荷重センサ10(10a,10b)の検出結果と、ドア8に設置されるタッチセンサ11の検出結果とに基づき、シート1上に乗員が着座している乗員着座状態と、シート1上にチャイルドシートが装着されているチャイルドシート装着状態とを含むシート1上の状態を判定する判定部13を備えるようにしている。【選択図】図1

Description

本発明は、乗員検知装置に関する。
従来、車両の乗員検知装置には、例えば、特許文献1に記載のように、シートに設けられた荷重センサを用いてシートに作用する荷重を検出するものがある。
特許文献1に記載の乗員検知装置では、荷重センサにより検出する荷重値をパラメータとして、シート上の状態が、乗員なし状態、大人着座状態、チャイルドシート固縛状態の何れであるかを判定し、これら各状態に応じて車両のエアバッグの展開を禁止又は許容するようにしている。そして、各状態を判定するための構成として、乗員なし状態に対して大人着座状態であることを判定するための荷重値L1,L2が設定されているとともに、チャイルドシート固縛状態に対して大人着座状態であることを判定するための荷重値L3,L4が設定されている。
特開2015−113054号公報
特許文献1に記載の乗員検知装置では、荷重値L1〜L4の他、乗員なし状態に対してチャイルドシート固縛状態であることを判定するための荷重値も設定されており、当該荷重値として、例えば、シートに装着されるとして想定されるチャイルドシートの荷重と、当該チャイルドシート上に着座する子供の荷重とに基づいた値が設定されると考えられる。ただし、想定よりも大きい荷重のチャイルドシートがシートに装着されてしまうと、チャイルドシート固縛状態であることの判定が困難になる場合がある等、判定精度の向上の観点で改善の余地がある。こうした課題は、シート上の状態を判定するために荷重センサを用いる乗員検知装置に限らず、感圧スイッチ部を有するメンブレンスイッチや静電容量式のセンサを用いる乗員検知装置においても同様に生じる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シート上の状態の判定精度の向上を図ることができる乗員検知装置を提供することにある。
上記課題を解決する乗員検知装置は、車両のシート上に乗員又はチャイルドシートが存在していることを検出するシート設置センサの検出結果と、前記乗員が着座した状態で操作可能な前記車両のドアを閉動作させる車室内からの前記乗員の操作を検出するドア設置センサの検出結果とに基づき、前記シート上に前記乗員が着座している乗員着座状態と、前記シート上に前記チャイルドシートが装着されているチャイルドシート装着状態とを含む前記シート上の状態を判定可能な判定部を備えている。
具体的には、上記乗員検知装置において、前記判定部は、前記シート設置センサの検出結果に基づき、前記シート上に前記乗員又は前記チャイルドシートが存在していることを検出する場合、前記ドア設置センサの検出結果に基づき、前記乗員着座状態又は前記チャイルドシート装着状態を判定可能であることが好ましい。
さらに具体的には、上記乗員検知装置において、前記判定部は、前記シート設置センサの検出結果に基づき、前記シート上に前記乗員又は前記チャイルドシートが存在していることを検出する場合、前記ドア設置センサの検出結果に基づき、前記乗員の操作を検出することを条件として前記乗員着座状態を判定可能であるとともに、前記乗員の操作を検出しないことを条件として前記チャイルドシート装着状態を判定可能であることが好ましい。
通常、ドアを開動作させた状態で、車両に乗り込んでシート上に着座した乗員は、車室内からドアを閉動作させる操作をする。つまり、ドアを閉動作させる車室内からの乗員の操作があった場合、車室内のシート上に乗員が着座している。一方、チャイルドシートを必要とする幼児は、チャイルドシートとともにシート上に着座したとしても、保護者等が車室外からドアを閉動作させることが多くであり、車室内からドアを閉動作させる操作をすることがほとんどない。
すなわち、上記のような構成によれば、シート設置センサの検出結果と、ドア設置センサの検出結果とを組み合わせて用いることによって、シート上の状態を、ドアを閉動作させる操作の状態と組み合わせて検出することができる。これにより、シート設置センサの検出結果によりシート上に乗員又はチャイルドシートが存在していることが少なくとも検出されれば、乗員の操作の検出結果に応じて乗員着座状態又はチャイルドシート装着状態が判定可能になる。つまり、シート設置センサの検出結果によっては、例えば、チャイルドシートの荷重がその種類によって大きく異なることに起因して、シート上に乗員及びチャイルドシートの何れが存在しているのか正確に検出できない場合であっても、乗員着座状態又はチャイルドシート装着状態が高い精度で判定可能になる。したがって、シート上の状態の判定精度の向上を図ることができる。
上記課題を解決する乗員検知装置は、前記判定部は、前記シート設置センサの検出結果に基づき、前記シート上に上記乗員又は前記チャイルドシートが存在していることを検出するとともに、前記ドア設置センサの検出結果に基づき、前記乗員の操作を検出しない場合、前記乗員の操作を促すための案内信号を案内機器に対して出力するように構成され、前記案内信号の出力後において前記乗員の操作を検出することを条件として前記乗員着座状態を判定可能であるとともに、前記案内信号の出力後においても前記乗員の操作を検出しないことを条件として前記チャイルドシート装着状態を判定可能に構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、車両に乗り込んでシート上に着座した乗員が、車室内からドアを閉動作させる操作をしない、すなわち車室外から他の人にドアを閉動作させる場合であっても、シート上に着座した乗員に対しては、案内機器を通じて乗員の操作を促すことができる。この場合、案内機器を通じてシート上に着座した乗員が、乗員の操作をすることによって乗員着座状態が判定される。なお、シート上にチャイルドシートが装着されている場合、案内機器を通じて乗員の操作が検出されないためチャイルドシート装着状態が判定される。これにより、シート上に乗員が着座している場合に、車室外から他の人にドアを閉動作させることに起因して、チャイルドシート装着状態を判定してしまう割合を低減させることができる。
上記課題を解決する乗員検知装置は、前記案内信号の出力後の前記乗員の操作は、前記ドアを閉動作させる操作とは異なる操作であることが好ましい。
上記構成によれば、チャイルドシートを必要とする幼児が、案内信号の出力後に車室内からドアを閉動作させるのと同等の操作をする場合であっても、この同等の操作が案内信号の出力後の乗員の操作として定められる操作でない限りチャイルドシート装着状態が判定可能である。これにより、シート上にチャイルドシートが装着されている場合に、チャイルドシートを必要とする幼児が想定外の操作をすることに起因して、乗員着座状態を判定してしまう割合を低減させることができる。
上記課題を解決する乗員検知装置は、前記シート設置センサは、前記シートに設置されているとともに、前記ドア設置センサは、前記ドアが有するドアトリムに設けられるグリップハンドルに設置されていることが好ましい。
なお、車両のドアのドアトリムにグリップハンドルが設けられている場合、車室内からドアを閉動作させる操作は、グリップハンドルを握る等、少なくともグリップハンドルに自然に触れることである。
すなわち、上記構成によれば、乗員着座状態又はチャイルドシート装着状態を高い精度で判定可能にするために、乗員に違和感や負担を与えることを低減させることができる。
上記課題を解決する乗員検知装置は、前記グリップハンドルは、前記シート上に前記チャイルドシートの背面の反対側である前方が前記車両の前方と一致するように装着される前記チャイルドシートに対して前方側に離間するとともに、前記シート上に前記チャイルドシートの背面側である後方が前記車両の前方と一致するように装着される前記チャイルドシートに対して背面側の位置に設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、チャイルドシートを必要とする幼児が、グリップハンドルを握る等、触れてしまう割合を低減させることができる。これにより、シート上にチャイルドシートが装着されている場合に、チャイルドシートを必要とする幼児が想定外の操作をすることに起因して、乗員着座状態を判定してしまう割合をより好適に低減させることができる。
本発明によれば、シート上の状態の判定精度の向上を図ることができる。
乗員検知装置の概略構成図。 (a)〜(c)は、車両のドアのグリップハンドルが設けられる位置を、乗員又はチャイルドシートと関連付けて模式的に示す図。 同乗員検知装置についてのその判定部が荷重センサの荷重値に基づき判定する状態を模式的に示す図。 同判定部が実行する処理を示すフローチャート。 同判定部が実行する処理の結果、判定される状態を示す図。
以下、乗員検知装置の一実施形態について説明する。以下では、車両の前後方向を「前後方向」といい、車両の幅方向を「幅方向」といい、車両の上下方向を「上下方向」という。
図1に示すように、自動車などの車両のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部において傾動自在に設けられたシートバック3と、を備えている。
また、車両の床部4には、前後方向に延びる左右一対のロアレール5が設けられている。各ロアレール5には、これらの延伸方向に沿って延びる左右一対のアッパレール6が装着されている。各アッパレール6は、対応するロアレール5上を相対移動可能に構成されている。そして、シート1は、各ロアレール5と、各アッパレール6とが構成するシートスライド装置7の上方に支持される。
また、シート1の幅方向の外側(図1中奥側)には、車両のボデーの側面に設けられた開口8aに対して開閉動作する車両のドア8が設けられている。なお、ドア8は、開口8aの前方に設けられた図示しないヒンジによって車両のボデーに支持されている。
ドア8は、スイング式のドアであり、車室内側であるシート1側に配置されるドアトリム9を有している。ドアトリム9には、その前後方向に沿って延びる肘掛け9aが設けられている。肘掛け9aの前端部には、ドア8を開閉すべく操作されるグリップハンドル9bが設けられている。グリップハンドル9bは、ドアトリム9の上下方向に沿って延びている。幅方向について車室内から車室外(図1中手前側から奥側)を見た場合、グリップハンドル9bは、シート1のシートバック3に対して前方側に離間する位置に設けられている。
具体的には、図2(a)に示すように、グリップハンドル9bは、車両に乗り込んで乗員CMがシート1上に着座する場合、当該乗員CMが体全体を前方に乗り出したり腕を伸ばしたりすることによって手が届きうる位置に設けられている。ここでは、乗員CMとして標準的な大人を図示したが、当該標準よりも小さい(軽い)大人や、チャイルドシート(CRS)を必要としない子供の場合についても同様である。
これに対して、図2(b)に示すように、グリップハンドル9bは、シート1上にチャイルドシート50の背面50aの反対側である前方が車両の前方と一致するように前向装着されるチャイルドシート50に対して前方側に離間する位置であって、チャイルドシートを必要する幼児が着座して腕を伸ばす等しても手が届き難い位置に設けられている。
また、図2(c)に示すように、グリップハンドル9bは、シート1上にチャイルドシート50の背面50a側である後方が車両の前方と一致するように後向装着されるチャイルドシート50に対して背面50a側の位置であって、前向装着と同様、チャイルドシートを必要としない幼児が着座して腕を伸ばす等しても手が届き難い位置に設けられている。
ドア8を開動作させた状態で、車両に乗り込んでシート1上に着座した乗員は、グリップハンドル9bを握る等、少なくともグリップハンドル9bに触れることによって、車室内からドア8を閉動作させる操作をする。すなわち、本実施形態のようにドアトリム9にグリップハンドル9bが設けられている場合、シート1上に着座した乗員は、車室内からドア8を閉動作させる操作の際、グリップハンドル9bを握る等、少なくともグリップハンドル9bに自然に触れる。これは、シート1上に着座した乗員が車室内からドア8を開動作させる場合も同様である。
これに対して、シート1上にチャイルドシートが装着される場合には、保護者等が車室外からドア8を開閉動作させる。すなわち、本実施形態のようにドアトリム9にグリップハンドル9bが設けられていたとしても、シート1上にチャイルドシートが装着される場合には、車室内からドア8を開閉動作させる操作がされず、グリップハンドル9bが触れられることがほとんどない。これは、シート1上にチャイルドシートを必要とする幼児が当該チャイルドシートとともに着座するか否かに関係なく同様である。
図1に戻り、シート1、すなわちシートクッション2の下方には、シート1に作用する荷重を検出する複数(本実施形態では2つ)の荷重センサ10(10a,10b)が設けられている。荷重センサ10(10a,10b)は、各アッパレール6のうち、車両の幅方向の内側(図1中手前側であって、ドア8の反対側)のアッパレール6と、シートクッション2との間に設置されている。荷重センサ10(10a,10b)には、周知の歪みセンサが用いられている。なお、本実施形態において、荷重センサ10(10a,10b)はシート設置センサの一例である。
荷重センサ10のうちシートクッション2の前方に設置される前荷重センサ10aは、シート1に作用する荷重として、当該シート1の前方に作用する前荷重を検出し、当該前荷重に応じた出力信号を出力する。また、前荷重センサ10aに対して離間するようにシートクッション2の後方に設置される後荷重センサ10bは、シート1に作用する荷重として、当該シート1の後方に作用する後荷重を検出し、当該後荷重に応じた出力信号を出力する。荷重センサ10(10a,10b)の出力信号は、車両の車室内に搭載される制御装置12に対して入力されるように構成されている。
また、ドア8、すなわちグリップハンドル9bには、乗員が触れたことを検出するタッチセンサ11が設けられている。タッチセンサ11は、グリップハンドル9bの表面や内部に設置されている。タッチセンサ11には、静電容量式のセンサが用いられている。なお、本実施形態において、タッチセンサ11はドア設置センサの一例である。
タッチセンサ11は、グリップハンドル9bに乗員が触れた場合、車室内からの乗員の操作を示す出力信号を出力する。タッチセンサ11の出力信号によっては、グリップハンドル9bに乗員が触れたとして、乗員がシート1上に着座した状態で操作可能であるドア8を閉動作させる車室内からの乗員の閉操作が検出されるとともに、当該閉操作とは異なる操作、例えば、グリップハンドル9bを3回等、複数回断続的に触れる操作である特別操作が検出される。タッチセンサ11の出力信号は、荷重センサ10(10a,10b)の出力信号と同様、制御装置12に対して入力されるように構成されている。
このように、荷重センサ10(10a,10b)により検出されるシート1に作用する荷重(前荷重及び後荷重)を示す値である荷重値W(Wa,Wb)の検出結果と、タッチセンサ11により検出される乗員の操作を示す操作入力信号Sの検出結果とに基づき、シート1上の状態を制御装置12によって判定する乗員検知装置20が構成されている。
そして、制御装置12は、シート1上の状態を判定し、当該判定の結果に基づき、車両に搭載されるエアバッグ装置30の作動状態として、作動可、すなわちオン(AB:ON)とするか、作動不可、すなわちオフ(AB:OFF)とするかを指示する指示信号S_abを出力する。制御装置12の指示信号S_abは、エアバッグ装置30に対して入力されるように構成されている。
また、制御装置12は、シート1上の状態を判定する過程で、車両に搭載される、例えば、インストルメントパネル等に設けられたウォーニングランプやスピーカー等の機器である案内機器40を通じて、乗員の操作(本実施形態では、特別操作)を促すための報知を指示する案内信号S_gaを出力する。制御装置12の案内信号S_gaは、案内機器40に対して入力されるように構成されている。
本実施形態の制御装置12は、図示しない中央処理装置(CPU(Central Processing Unit))及びメモリをそれぞれ備えており、メモリに記憶されたプログラムをCPUが実行することによって、シート1上の状態が判定されるとともに、エアバッグ装置30への指示や案内機器40への指示が制御される。
図1に示すように、制御装置12は、上記CPUが実行することで実現される処理の一部として、シート1上の状態を判定する判定部13を備えている。判定部13は、制御装置12において、荷重センサ10の出力信号として検出される荷重値Wを取り込み、当該荷重値Wに基づき、まずシート1上の状態を大まかに4種類に分類するように判定する。この場合、荷重値Wは、前荷重センサ10aによる前荷重値Waと、後荷重センサ10bによる後荷重値Wbとを加算して得られる値の半分の値、すなわち平均値である。
具体的には、図3に示すように、判定部13には、荷重値Wを判定する指標として、荷重が小さい「荷重小」から大きい「荷重大」順に、複数(本実施形態では3種類)の閾値W0、閾値W1、閾値W2が予め設定されている。
判定部13は、荷重値Wが閾値W0を超えていない領域NZの場合、シート1上に乗員及びチャイルドシートが存在していないこととして、乗員・CRS存在なしの状態を判定する。一方、判定部13は、荷重値Wが閾値W0を超えている領域CZ,GZ,AZの場合、シート1上に乗員又はチャイルドシートが存在している状態を判定する。閾値W0は、シート1上に乗員及びチャイルドシートが存在していないとして実験的に求められる範囲の値が設定されている。本実施形態において、チャイルドシートが存在していないとは、チャイルドシートのみに限らず、シート1上に載せられる荷物も存在していないことを含むものである。
さらに判定部13は、シート1上に乗員又はチャイルドシートが存在している状態であって、荷重値Wが閾値W1以下の領域CZの場合、シート1上にチャイルドシートが装着されているチャイルドシート装着状態(図3中「CRS」)を判定する。閾値W1は、シート1上にチャイルドシートが装着されるとともに当該チャイルドシートに幼児が着座しているとして実験的に求められる範囲の値が設定されている。本実施形態において、チャイルドシートが存在しているとは、チャイルドシートのみに限らず、シート1上に荷物が載せられていることを含むものである。
また、判定部13は、荷重値Wが閾値W2以上の領域AZの場合、シート1上に大人の乗員が着座している乗員着座状態(図3中「大人」)を判定する。閾値W2は、シート1上に標準的な大人の乗員が着差しているとして実験的に求められる範囲の値が設定されている。
さらに判定部13は、荷重値Wが閾値W1を超えている且つ閾値W2を超えていない領域GZの場合、シート1上に乗員又はチャイルドシートが存在している何れの可能性もある状態、すなわち乗員着座状態又はチャイルドシート装着状態の何れの可能性もある状態(図3中「乗員/CRS」)を判定する。これは、シート1上に乗員及びチャイルドシートの何れが存在しているのか正確に検出できない場合である。この場合の乗員としては、標準よりも小さい大人の乗員や、チャイルドシートを必要としない子供が想定される。
そして、判定部13は、シート1上に乗員又はチャイルドシートが存在している何れの可能性もある状態を判定する場合、制御装置12において、タッチセンサ11の出力信号として検出される操作入力信号Sの検出結果を取り込み、当該乗員の操作の有無を判定することによって、シート1上の状態を判定する。これは、例えば、閾値W1を設定する際の想定よりも大きい荷重のチャイルドシートがシート1上に装着されることに起因して、チャイルドシートがシート1上に装着されて荷重値Wが閾値W1を超える場合であっても、チャイルドシート装着状態であることを精度よく判定するための構成である。以下、これについて説明する。
図4に、判定部13の処理手順を示す。図4に示す処理は、制御装置12のメモリに記憶されたプログラムをCPUが所定周期で繰り返し実行することにより実現される。判定部13は、荷重センサ10の荷重値Wが閾値W0を超えている場合に以下の処理を実行する。なお、判定部13は、荷重センサ10の荷重値Wが閾値W0を超えていない場合、エアバッグ装置30の作動状態として、オフ(AB:OFF)とすることを指示する指示信号S_abを出力する。
図4に示す一連の処理において、判定部13は、まず荷重センサ10の荷重値Wが閾値W1を超えている(W>W1)か否かを判定する(ステップS10)。この処理は、荷重値Wが領域CZであるか領域GZ,AZであるかを判定するためのものである。判定部13は、荷重値Wが閾値W1を超えていない(W≦W1)と判定する場合(ステップS10:NO)、荷重値Wが領域CZであることから、シート1上の状態としてチャイルドシート装着状態(CRS)を判定する(ステップS11)。続いて、判定部13は、エアバッグ装置30の作動状態として、オフ(AB:OFF)とすることを指示する指示信号S_abを出力し(ステップS12)、図4に示す一連の処理を一旦終了する。このように、荷重値Wが領域CZに分類される場合には、ステップS11,S12の処理を通じて、荷重センサ10の検出結果に基づき、シート1上の状態がチャイルドシート装着状態と判定されてエアバッグ装置30の作動状態が指示される。
一方、判定部13は、荷重センサ10の荷重値Wが閾値W1を超えていると判定する場合(ステップS10:YES)、荷重値Wが閾値W2以上(W≧W2)であるか否かを判定する(ステップS13)。この処理は、荷重値Wが領域GZであるか領域AZであるかを判定するためのものである。判定部13は、荷重値Wが閾値W2以上と判定する場合(ステップS13:YES)、荷重値Wが領域AZであることから、シート1上の状態として大人の乗員着座状態を判定する(ステップS14)。続いて、判定部13は、エアバッグ装置30の作動状態として、オン(AB:ON)とすることを指示する指示信号S_abを出力し(ステップS15)、図4に示す一連の処理を一旦終了する。このように、荷重値Wが領域AZに分類される場合には、ステップS14,S15の処理を通じて、荷重センサ10の検出結果に基づき、シート1上の状態が乗員着座状態と判定されてエアバッグ装置30の作動状態が指示される。
一方、判定部13は、荷重センサ10の荷重値Wが閾値W2を超えていない、すなわち荷重値Wが閾値W1を超えている且つ閾値W2を超えていない(W1<W<W2)と判定する場合(ステップS13:NO)、荷重値Wが領域GZであることから、タッチセンサ11の操作入力信号Sを検出し、乗員の閉操作を検出するか否かを判定する(ステップS16)。この処理は、操作入力信号Sに基づき、乗員の閉操作の有無を判定するためのものである。ステップS16にて、判定部13は、図4に示す一連の処理を開始してから所定時間(例えば、数秒程度)の間に乗員の閉操作を検出するか否かを判定する。
そして、判定部13は、乗員の閉操作を検出し、当該閉操作の有りと判定する場合(ステップS16:YES)、シート1上の状態としてシート1上に乗員、すなわち標準よりも小さい大人や、チャイルドシートを必要としない子供の乗員着座状態を判定する(ステップS17)。続いて、判定部13は、エアバッグ装置30の作動状態として、オン(AB:ON)とすることを指示する指示信号S_abを出力し(ステップS18)、図4に示す一連の処理を一旦終了する。
一方、判定部13は、乗員の閉操作を検出しないで、当該閉操作の無しと判定する場合(ステップS16:NO)、案内機器40を通じて、乗員の特別操作を促すための報知を指示する案内信号S_gaを出力する(ステップS19)。この処理は、例えば、車室外から他の人にドア8を閉動作させたことによって、乗員の閉操作が無しであったが、シート1上に乗員、すなわち標準よりも小さい大人や、チャイルドシートを必要としない子供が着座していることを検出するためのものである。
案内信号S_gaを出力した後、判定部13は、タッチセンサ11の操作入力信号Sを検出し、乗員の特別操作を検出するか否かを判定する(ステップS20)。この処理は、操作入力信号Sに基づき、乗員の特別操作の有無を判定するためのものである。ステップS20にて、判定部13は、ステップS19を通じて案内信号S_gaを出力してから所定時間(例えば、数秒程度)の間に特別操作を検出するか否かを判定する。
そして、判定部13は、乗員の特別操作を検出し、当該特別操作の有りと判定する場合(S20:YES)、シート1上の状態としてシート1上に乗員、すなわち標準よりも小さい大人や、チャイルドシートを必要としない子供の乗員着座状態を判定する(ステップS21)。続いて、判定部13は、エアバッグ装置30の作動状態として、オン(AB:ON)とすることを指示する指示信号S_abを出力し(ステップS22)、図4に示す一連の処理を一旦終了する。
一方、判定部13は、乗員の特別操作を検出しないで、当該特別操作の無しと判定する場合(S20:NO)、シート1上の状態としてチャイルドシート装着状態(CRS)を判定する(ステップS23)。続いて、判定部13は、エアバッグ装置30の作動状態として、オフ(AB:OFF)とすることを指示する指示信号S_abを出力し(ステップS24)、図4に示す一連の処理を一旦終了する。
このように、荷重値Wが領域GZに分類される場合には、ステップS16〜S24の処理を通じて、荷重センサ10の検出結果と、タッチセンサ11の検出結果とに基づき、シート1上の状態がチャイルドシート装着状態又は乗員着座状態と判定されてエアバッグ装置30の作動状態が指示される。
以下、本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)通常、ドア8を開動作させた状態で、車両に乗り込んでシート1上に着座した乗員は、車室内からドア8を閉動作させる操作をする。つまり、ドア8を閉動作させる車室内からの乗員の操作があった場合、車室内のシート1上に乗員が着座している。一方、チャイルドシートを必要とする幼児は、チャイルドシートとともにシート1上に着座したとしても、保護者等が車室外からドア8を閉動作させることが多くであり、車室内からドア8を閉動作させる操作をすることがほとんどない。
すなわち、本実施形態によれば、荷重センサ10の検出結果と、タッチセンサ11の検出結果とを組み合わせて用いることによって、シート1上の状態を、ドア8を閉動作させる操作の状態と組み合わせて検出することができる。
具体的には、図5に示すように、荷重値Wが閾値W1以下の場合(W≦W1)には、乗員の操作の有無に関係なく、シート1上の状態としてチャイルドシート装着状態(CRS)が判定される。この場合、本実施形態では、エアバッグ装置30がオフ(AB:OFF)される。
また、同図に示すように、荷重値Wが閾値W2以上の場合(W≧W2)には、乗員の操作の有無に関係なく、シート1上の状態として大人の乗員着座状態(大人)が判定される。この場合、本実施形態では、エアバッグ装置30がオン(AB:ON)される。
また、同図に示すように、荷重値Wが閾値W1を超える且つ閾値W2を超えない場合(W1<W<W2)には、乗員の閉操作又は特別操作を検出することである乗員の操作の有りを条件として、シート1上の状態として大人又は子供の乗員着座状態(乗員)が判定される。この場合、本実施形態では、エアバッグ装置30がオン(AB:ON)される。
一方、同図に示すように、荷重値Wが閾値W1を超える且つ閾値W2を超えない場合(W1<W<W2)には、乗員の閉操作及び特別操作の何れも検出しないことである乗員の操作の無しを条件として、シート1上の状態としてチャイルドシート装着状態(CRS)が判定される。この場合、本実施形態では、エアバッグ装置30がオフ(AB:OFF)される。
これにより、荷重センサ10の検出結果によりシート1上に乗員又はチャイルドシートが存在していることが少なくとも検出されれば、乗員の閉動作又は特別操作の検出結果に応じて乗員着座状態又はチャイルドシート装着状態が判定可能になる。つまり、荷重センサ10の検出結果によっては、例えば、チャイルドシートの荷重がその種類によって大きく異なることに起因して、シート1上に乗員又はチャイルドシートが存在している何れの可能性もある状態であっても、チャイルドシートが装着される場合に乗員着座状態を判定してしまう割合を低減させることができ、シート1上の状態が高い精度で判定可能になる。したがって、シート1上の状態の判定精度の向上を図ることができる。
(2)本実施形態において、判定部13は、荷重値Wが閾値W1を超える且つ閾値W2を超えない場合、乗員の閉操作を検出しなければ、ステップS16の処理を通じて乗員の特別操作を検出するのに先立って案内信号S_gaを案内機器40に対して出力する。その後、判定部13は、ステップS16の処理を通じて乗員の特別操作を検出することを条件として、シート1上の状態として大人又は子供の乗員着座状態(乗員)を判定する。一方、判定部13は、ステップS16の処理を通じて乗員の特別操作を検出しないことを条件として、シート1上の状態としてチャイルドシート装着状態(CRS)を判定する。
すなわち、本実施形態によれば、車両に乗り込んでシート1上に着座した乗員が、車室内からドア8を閉動作させる操作をしない、すなわち車室外から他の人にドア8を閉動作させる場合であっても、シート1上に着座した乗員に対しては、案内機器40を通じて乗員の特別操作を促すことができる。この場合、案内機器40を通じてシート1上に着座した乗員が、特別操作をすることによって乗員着座状態が判定可能である。なお、シート1上にチャイルドシートが装着されている場合、案内機器40を通じて乗員の特別操作が検出されないためチャイルドシート装着状態が判定可能である。これにより、シート1上に乗員が着座している場合に、車室外から他の人にドア8を閉動作させることに起因して、チャイルドシート装着状態を判定してしまう割合を低減させることができる。
(3)本実施形態では、乗員の特別操作として、乗員の閉操作とは異なる操作を設定しているので、チャイルドシートを必要とする幼児が、案内信号S_gaの出力後に車室内からドア8を閉動作させるのと同等の操作をする場合であっても、この同等の操作が特別操作でない限りチャイルドシート装着状態が判定可能である。これにより、シート1上にチャイルドシートが装着されている場合に、チャイルドシートを必要とする幼児が想定外の操作をすることに起因して、乗員着座状態を判定してしまう割合を低減させることができる。
(4)本実施形態のように、ドア8のドアトリム9にグリップハンドル9bが設けられている場合、車室内からドア8を閉動作させる操作は、グリップハンドル9bを握る等、少なくともグリップハンドル9bに自然に触れることである。これにより、乗員着座状態又はチャイルドシート装着状態を高い精度で判定可能にするために、乗員に違和感や負担を与えることを低減させることができる。
(5)図2(b),(c)に示すように、本実施形態において、グリップハンドル9bは、チャイルドシート50の前向装着及び後向装着の何れでも幼児が着座して腕を伸ばす等しても手が届き難い位置に設けられている。
すなわち、本実施形態によれば、チャイルドシートを必要とする幼児が、グリップハンドル9bを握る等、触れてしまう割合を低減させることができる。これにより、シート1上にチャイルドシートが装着されている場合に、チャイルドシートを必要とする幼児が想定外の操作をすることに起因して、乗員着座状態を判定してしまう割合をより好適に低減させることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・判定部13は、車両において、シート1に付随するシートベルト装置の装着又は非装着のベルト状態の検出結果も加味して、シート1上の状態を判定するように構成してもよい。この場合、例えば、シートベルト装置のベルト状態が非装着であれば、乗員・CRS存在なしの状態を判定し、シートベルト装置のベルト状態が装着であれば、シート1上に乗員又はチャイルドシートが存在している状態を判定することができる。また、チャイルドシート装着状態の場合、シートベルト装置のベルト状態が非装着であれば、荷物、シートベルト装置のベルト状態が装着であれば、チャイルドシートというように状態を判定することができる。
・荷重値Wによっては、少なくとも乗員又はCRSが存在しているか否かを検出可能であればよく、閾値W0が少なくとも設定されていればよい。例えば、閾値W0のみが設定される場合、図4の処理は、ステップS10〜S15を削除し、ステップS16の処理から実行するように構成されていればよい。また、閾値W0と、閾値W1とが設定される場合、図4の処理は、ステップS13〜S15を削除し、ステップS10:YESの場合にステップS16を実行するように構成されていればよい。また、閾値W0と、閾値W2とが設定される場合、図4の処理は、ステップS10〜S12の処理を削除するように構成されていればよい。
・グリップハンドル9bは、チャイルドシートに着座した幼児が腕を伸ばす等しても手が届き難い位置に設けられていればよく、例えば、上下方向の高さ位置をチャイルドシートに対して高めや低めに設定する等、位置を変更してもよい。
・タッチセンサ11は、ドア8に何処か、乗員が触れることができるように設置されていればよく、肘掛け9a及びグリップハンドル9bの全体に亘って設置されていてもよいし、肘掛け9aにのみ設置されていてもよい。肘掛け9aにのみ設置される場合、例えば、肘掛け9aが乗員の手を掛けることを可能にする手掛け部を有していれば、グリップハンドル9bが設けられていなくてもよい。
・タッチセンサ11は、乗員の閉操作を検出するためのセンサと、乗員の特別操作を検出するためのセンサとが個別に設定されていてもよい。これら各センサは、共にグリップハンドル9bに設置されていてもよいし、異なる部位に設置されていてもよい。
・乗員の特別操作は、乗員の閉操作と異なる操作が設定されていればよく、例えば、グリップハンドル9bに継続して触れる操作や、グリップハンドル9bをなぞるスライド操作等でもよい。
・乗員の特別操作は、乗員の閉操作と同一操作が設定されていてもよい。この場合であっても、図4の処理として、ステップS19,S20の処理を有していない場合と比べればシート1上の状態の判定精度は向上されている。
・上記実施形態では、案内機器40による乗員の特別操作を促すための報知の機能、すなわち図4の処理のうちステップS19の処理を削除してもよい。この場合であっても、図4の処理として、ステップS20の処理を有していない場合と比べればシート1上の状態の判定精度は向上されている。
・案内信号S_gaは、乗員の特別操作を促すための報知を案内機器40に対して直接入力されるのではなく、他の制御装置を介して入力されるようにしてもよい。例えば、制御装置12は、乗員の特別操作を促すための報知をシートベルト装置のベルト状態を報知するウォーニングランプと兼用して実行させる場合、当該ウォーニングランプの制御を担う制御装置に対して案内信号S_gaを出力すればよい。
・案内機器40は、他の報知と兼用して実行されるのではなく、専用の機器として設けられていてもよい。
・図4の処理は、ステップS19,S20の処理を削除し、ステップS16:NOの場合、ステップS23,S24の処理によってチャイルドシート装着状態を判定するようにしてもよい。この場合であっても、図4の処理として、ステップS16の処理を有していない場合と比べれば判定制御は向上されている。
・荷重センサ10は、各荷重センサ10a,10bの配置を変更してもよいし、各アッパレール6と、シートクッション2との間に設置される合計4つや1つのセンサで構成しもてよい。
・上記実施形態は、シート1上に乗員又はチャイルドシートが存在していることを検出可能であれば、荷重センサ10(10a,10b)の替わりに、感圧スイッチ部を有するメンブレンスイッチを用いたり、静電容量式のセンサを用いたりするものに適用してもよい。
・上記実施形態は、乗員の閉動作を検出可能であれば、静電容量式のタッチセンサ11の替わりに、光センサを用いたり、感圧スイッチ部を有するメンブレンスイッチのような接触式のセンサを用いたりするものに適用してもよい。
・上記実施形態は、乗員の閉操作として、タッチセンサ11が設置される部位をなぞるスライド操作等を設定するものに適用してもよい。
・上記実施形態は、車両の前席及び後席に関係なく適用することができる。
・上記実施形態において、荷重センサ10(10a,10b)や、タッチセンサ11は、乗員検知装置20の専用のセンサではなく、他の目的で設置されたセンサであってもよい。つまり、乗員検知装置20では、所望の検出結果を得ることが可能で、他の目的で設置されたセンサの検出結果を少なくとも用いることが可能に構成されていればよい。この場合、例えば、荷重センサ10(10a,10b)や、タッチセンサ11としては、乗員検知装置20の目的にのみ用いられる専用のセンサである必要がなく、他の目的で用いられるセンサを流用することができ、汎用性を向上するのに効果的である。
・上記実施形態は、エアバッグ装置30の動作状態の指示に限らず、シート1上の状態を判定して上記シートベルト装置のベルト状態の報知を指示するように構成したり、シート1上の状態を判定してドア8のチャイルドロックの機能の切り替えを指示するように構成したりもできる。
・各変形例は、互いに組み合わせて適用してもよく、例えば、上記シートベルト装置のベルト状態の報知を指示するように構成することと、その他の変形例の構成とは、互いに組み合わせて適用してもよい。
1…シート、8…ドア、9…ドアトリム、9b…グリップハンドル、10(10a,10b)…荷重センサ(前荷重センサ、後荷重センサ)、11…タッチセンサ、12…制御装置、13…判定部、20…乗員検知装置、30…エアバッグ装置、40…案内機器、50…チャイルドシート、CM…乗員、S…操作入力信号、W(Wa,Wb)…荷重値(前荷重値、後荷重値)。

Claims (7)

  1. 車両のシート上に乗員又はチャイルドシートが存在していることを検出するシート設置センサの検出結果と、前記乗員が着座した状態で操作可能な前記車両のドアを閉動作させる車室内からの前記乗員の操作を検出するドア設置センサの検出結果とに基づき、前記シート上に前記乗員が着座している乗員着座状態と、前記シート上に前記チャイルドシートが装着されているチャイルドシート装着状態とを含む前記シート上の状態を判定可能な判定部を備える乗員検知装置。
  2. 前記判定部は、前記シート設置センサの検出結果に基づき、前記シート上に前記乗員又は前記チャイルドシートが存在していることを検出する場合、前記ドア設置センサの検出結果に基づき、前記乗員着座状態又は前記チャイルドシート装着状態を判定可能な請求項1に記載の乗員検知装置。
  3. 前記判定部は、前記シート設置センサの検出結果に基づき、前記シート上に前記乗員又は前記チャイルドシートが存在していることを検出する場合、前記ドア設置センサの検出結果に基づき、前記乗員の操作を検出することを条件として前記乗員着座状態を判定可能であるとともに、前記乗員の操作を検出しないことを条件として前記チャイルドシート装着状態を判定可能な請求項2に記載の乗員検知装置。
  4. 前記判定部は、
    前記シート設置センサの検出結果に基づき、前記シート上に上記乗員又は前記チャイルドシートが存在していることを検出するとともに、前記ドア設置センサの検出結果に基づき、前記乗員の操作を検出しない場合、前記乗員の操作を促すための案内信号を案内機器に対して出力するように構成され、
    前記案内信号の出力後において前記乗員の操作を検出することを条件として前記乗員着座状態を判定可能であるとともに、前記案内信号の出力後においても前記乗員の操作を検出しないことを条件として前記チャイルドシート装着状態を判定可能な請求項3に記載の乗員検知装置。
  5. 前記案内信号の出力後の前記乗員の操作は、前記ドアを閉動作させる操作とは異なる操作である請求項4に記載の乗員検知装置。
  6. 前記シート設置センサは、前記シートに設置されているとともに、前記ドア設置センサは、前記ドアが有するドアトリムに設けられるグリップハンドルに設置されている請求項5に記載の乗員検知装置。
  7. 前記グリップハンドルは、前記シート上に前記チャイルドシートの背面の反対側である前方が前記車両の前方と一致するように装着される前記チャイルドシートに対して前方側に離間するとともに、前記シート上に前記チャイルドシートの背面側である後方が前記車両の前方と一致するように装着される前記チャイルドシートに対して背面側の位置に設けられている請求項6に記載の乗員検知装置。
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