JP2012011884A - 車両用座席装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡単に誤感知の低減が可能であり、且つ、座席の後方の乗員がより安全で快適とすることが可能な車両用座席装置を提供する。
【解決手段】少なくとも背もたれ16を有する前部座席(前席)11と、前席11の前後位置調整のために、前席11の前後移動を行う座席駆動モータ19と、座席駆動モータ19を制御するモータ駆動回路18と、前席11の背もたれ16に設けられ、前席11の後方の対象物の接触による押圧荷重のオン・オフを感知する感圧スイッチ14と、感圧スイッチ14が感知する押圧荷重のオン・オフに基づいた信号処理を行うと共に該信号処理結果に基づいて前記モータ駆動回路を制御する信号処理回路17と、を備え、信号処理回路17は、前席11の前後移動の際において、感圧スイッチ14が感知する押圧荷重がオンのとき、モータ駆動回路18を制御して座席駆動モータ19を停止させるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用座席装置に係り、特に、前部座席(以下、前席とする)の位置調整を行うための車両用座席装置に関するものである。
一般に自動車における座席は、その座席に座る乗員の体格や好みの姿勢に合わせて位置を変えることができるように前後に移動可能な機構を有する。その移動機構としては、手動式や電動式がある。
手動式は、座席付近のレバーを手で操作して座席の固定状態を解除し、体重を移動することによって座席を前後に移動させ、最適位置に座席を配した後、レバーを戻して座席を固定する。
電動式は、座席駆動モータが組み込まれた座席であって、たとえば座席付近のスイッチを操作することで、座席駆動モータにより座席の位置を前後に移動させ、最適位置で座席駆動モータを停止することで座席を固定する。
ところで、手動式にせよ電動式にせよ、座席の後方(後部座席)に乗員がいない場合は、座席乗員は自由に座席を前後させ、好みの位置に配置することができるが、後部座席に乗員がいる場合は、相当の注意を払って後ろに移動する動作を行うこととなる。
しかし、現実には、座席乗員が後部座席側の状況を把握しきれずに、自席を後方に移動し過ぎ、自席の後部座席側の乗員の膝を背もたれで打ちつけたり、自席と後部座席側の座席の間に脚を挟むことがしばしば起こる。その結果、後部座席側の乗員は不快感を得たり、また怪我をしたりするという安全上の問題を生ずる。
このような問題を解決するため、座席の背もたれに静電容量センサをつけ、後部側の乗員や物体との距離を監視し、静電容量センサが検知する静電容量のクリアランスが所定の閾値以下となった場合は座席駆動モータを停止する方法が開示されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開昭64−12948号公報 特開2009−161084号公報
しかしながら、静電容量センサは外部擾乱の影響を受けやすく、その結果、後部座席に乗員がいないのにもかかわらず反応し、座席の位置調整に無用な制限を与えたり、その逆に後部座席に乗員が存在するにもかかわらずセンサが反応せず、座席で後部座席の乗員の脚を挟みつける問題がしばしばある。
また、閾値を設定する方法では、雨天時や晴天時などの外部擾乱を踏まえた閾値を設定しなくてはならないので、閾値の設定が非常に煩わしいという問題があった(例えば、特許文献2では閾値を2つ設けることで対応している)。
そこで、本発明は、より簡単に誤感知の低減が可能であり、且つ、座席の後方の乗員がより安全で快適とすることが可能な車両用座席装置を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、請求項1の発明は、少なくとも背もたれを有する座席と、前記座席の前後位置調整のために、前記座席の前後移動を行う座席駆動モータと、前記座席駆動モータを制御するモータ駆動回路と、前記背もたれに設けられ、前記座席の後方の対象物の接触による押圧荷重のオン・オフを感知する感圧スイッチと、該感圧スイッチが感知する押圧荷重のオン・オフに基づいた信号処理を行うと共に該信号処理結果に基づいて前記モータ駆動回路を制御する信号処理回路と、を備え、前記信号処理回路は、前記座席の前後移動の際において、前記感圧スイッチが感知する押圧荷重がオンのとき、前記モータ駆動回路を制御して前記座席駆動モータを停止することを特徴とする車両用座席装置である。
請求項2の発明は、前記感圧スイッチは、シート状であることを特徴とする請求項1記載の車両用座席装置である。
請求項3の発明は、前記信号処理回路は、前記座席の後移動の際において、前記感圧スイッチが感知する押圧荷重がオンのとき、前記座席駆動モータを停止させ、更に移動方向を反転させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用座席装置である。
請求項4の発明は、前記座席は、更に、ヘッドレストを有し、前記感圧スイッチは、更に、前記ヘッドレストに設けられることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両用座席装置である。
請求項5の発明は、前記背もたれに設けられた前記感圧スイッチは、前記感圧スイッチの後方側に、人体保護機能と、感圧抑制機能と、を有する保護シートを備える請求項1〜4の何れかに記載の車両用座席装置である。
請求項6の発明は、前記信号処理回路は、前記感圧スイッチが感知する押圧荷重が所定時間継続してオンとなったとき、前記座席駆動モータを停止することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の車両用座席装置である。
請求項7の発明は、前部座席と、前記前部座席の後方に配置された後部座席と、前記前部座席を前後にスライド自在に支持するスライドレールと、前記スライドレールによるスライドを許容又は禁止するための操作レバーと、前記後部座席に設置され、前記後部座席への着座を検知する着座センサと、前記後部座席に照準を合わせて設置され、前記後部座席へ着座した対象物の温度を検知する赤外線センサと、前記着座センサと前記赤外線センサの応答信号を処理する信号処理回路と、前記信号処理回路によって制御され、前記スライドレールによるスライドを禁止するためのストッパーとを備え、前記信号処理回路は、前記着座センサと前記赤外線センサの両方が応答したとき、前記ストッパーを制御して前記スライドレールによるスライドを禁止することを特徴とする車両用座席装置である。
請求項8の発明は、前記着座センサは、荷重検知型センサからなり、10kg以上の荷重で応答するようにされたことを特徴とする請求項7記載の車両用座席装置である。
請求項9の発明は、前記赤外線センサは、前記対象物の温度30℃以上で応答することを特徴とする請求項7又は8記載の車両用座席装置である。
本発明によれば、より簡単に誤感知の低減が可能であり、且つ、座席の後方の乗員がより安全で快適とすることが可能な車両用座席装置を提供することができる。
本発明に係る電動式の車両用座席装置を示す斜視図である。 各スイッチの接続を説明する図である。 図1の車両用座席装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る手動式の車両用座席装置を示す側面図である。 各センサの接続を説明する図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の好適な第1の実施の形態に係る電動式の車両用座席装置を示す斜視図である。図2は、各スイッチの接続を説明する図である。
本発明の好適な第1の実施の形態に係る車両用座席装置10は、図1及び図2に示すように、少なくとも背もたれ16を有する前部座席(前席)11と、前席11の前後位置調整のために、前席11の前後移動を行う座席駆動モータ19と、座席駆動モータ19を制御するモータ駆動回路18と、前席11の背もたれ16に設けられ、前席11の後方の対象物の接触による押圧荷重のオン・オフを感知する感圧スイッチ14と、感圧スイッチ14が感知する押圧荷重のオン・オフに基づいた信号処理を行うと共に該信号処理結果に基づいて前記モータ駆動回路を制御する信号処理回路17と、を備え、信号処理回路17は、前席11の前後移動の際において、感圧スイッチ14が感知する押圧荷重がオンのとき、モータ駆動回路18を制御して座席駆動モータ19を停止させるものである。
電動式の車両用座席装置10は、前席11と前席11の後方側に配置された後後部座席(後席)12とを有する車内で、前席11の前後位置調整を座席駆動モータ19で行うものである。
車両用座席装置10は、座席駆動モータ19を制御するモータ駆動回路18と、モータ駆動回路18のオン・オフを切り替えて座席駆動モータ18を作動又は停止するための座席移動スイッチ13とを備える。
この車両用座席装置10においては、前席11に着座した乗員が座席移動スイッチ13をオンにすることで前席11の前後移動が可能であり、その前席11の座面11aに座る乗員の体格や好みに応じて最適位置に前後位置調整が行える。
さて、本発明の車両用座席装置10は、前席11に設置された感圧スイッチ14と、感圧スイッチ14のオン・オフ信号を処理すると共に該信号処理結果に基づいてモータ駆動回路18を制御する信号処理回路17とを備えており、後席12の乗員が前席11に配置された感圧スイッチ14に接触したときに、座席移動スイッチ13の状態に関わらず座席駆動モータ19を停止し、後席12の乗員に不快感を与えたり、怪我をさせたりするのを防止するものである。
感圧スイッチ14は、前席11の前後位置調整時などに、その前席11の背もたれ16の一部が後席12に着座した乗員に接触したことを検知するためのものであり、その感圧面14aが後席12に面するように設置される。
本実施の形態においては、更に、後席12に面する感圧スイッチ14の感圧面14aに、人体保護機能と、感圧抑制機能と、を有する図示しない保護シートを設けた。保護シートを設けることで、感圧面14aにある程度の押圧荷重が印加されたところで、初めて押圧荷重を感知するようにし、誤って少しだけ触れてしまったときには押圧荷重を感知しないようにすることで、誤感知を低減することが可能となる(感圧抑制機能)。しかし、感圧面14aにある程度の押圧荷重が印加されたところで、初めて押圧荷重を感知するようにしたのでは、後席12の乗員が痛みを感じたりする可能性も考えられる。そこで、保護シートは、更に人体保護機能を有している。保護シートは、たとえば発泡材料などからなると良い。
なお、本実施の形態においては、感圧スイッチ14として、シート状のものを用いた。シート状の感圧スイッチ14を用いることにより、例えば、後席12の乗員の足を置くスペースを狭めることなく感圧スイッチ14の配置が可能となる。
また、感圧スイッチ14を配置する場合には、その取り付け位置は、後席12に乗員が着座したときの膝の位置と略同じ高さとし、その大きさは、膝部を捉えられる十分な大きさとすると良い。このようにすることで、感圧スイッチ14の使用面積を低減することができ、低コスト化が可能となる。
次に、本発明の車両用座席装置10の動作を図3により説明する。
まず、感圧スイッチ14の押圧荷重のオン・オフの感知から、座席駆動モータ19の停止までの流れを説明する。
感圧スイッチ14は、図1中(イ)の方向に所定の押圧荷重を受けるとスイッチオンとなり、信号処理回路17にオン信号を送り、荷重が解除されればスイッチオフとなり、信号処理回路17にオフ信号を送るか、或いは何も送らないようにされる。
図2に示すように、座席移動スイッチ13及び感圧スイッチ14の信号は、それぞれ信号処理回路17に接続されている。信号処理回路17の処理結果により、モータ駆動回路18が制御されて座席駆動モータ19は作動又は停止される。
信号処理回路17は、感圧スイッチ14がオンのとき、モータ駆動回路18を制御して座席駆動モータ19を停止する。このとき、感圧スイッチ14の感度調整のために、感圧スイッチ14が所定時間継続してオンとなったとき、モータ駆動回路18を制御して座席駆動モータ19を停止するようにしても良い。これにより、瞬間的な押圧荷重の印加では感圧スイッチ14が反応しないようにでき、誤感知を低減できる。
次に、本実施の形態に係る車両用座席装置10全体の動作に関して説明する。前席11の乗員が座席移動スイッチ13をオンにする(S101)。このとき、信号処理回路17は感圧スイッチ14のオン・オフを判断する(S102)。
感圧スイッチ14がオンであれば、信号処理回路17は既に背もたれ16が後席12の乗員の膝に接触していると判断し、前席11を後方に移動できないよう、モータ駆動回路18を制御して座席駆動モータ19を停止する(S103)。
一方、感圧スイッチ14がオフであれば、モータ駆動回路18は座席駆動モータ19を作動し、前席11の後方への移動が可能となる(S104)。前席11が乗員の望む最適位置まで移動した後(S105)、乗員が座席移動スイッチ13をオフにする(S106)。これにより前席11の前後位置調整が完了し、モータ駆動回路18は座席駆動モータ19を停止する。
前席11の移動中に、背もたれ16が後部座席12の乗員の膝などに当たれば、感圧スイッチ14がオンとなって信号処理回路17がモータ駆動回路18を制御して座席駆動モータ19を停止する。
信号処理回路17は、更に、座席11の少なくとも後移動の際において、感圧スイッチ14が感知する押圧荷重がオンのとき、モータ駆動回路18を制御して座席駆動モータ19を停止させ、更に移動方向を前方向に反転させることもできる。こうすることにより、後席12の乗員の足が挟まれたままの状態を解除するための前席11の操作の手間を省くことが可能となる。
以上の動作により、後部座席12の乗員の脚が挟まれたりすることなく、乗員の安全が確保される。この車両用座席装置10では、外部擾乱の影響を受けにくいシート状感圧スイッチ14を用いて後部座席12の乗員を感知しているため、閾値を設定するなどしていた従来より簡単に誤感知の低減が可能であり、且つ、後席12の乗員がより安全で快適となる。
次に、本発明の好適な第2の実施の形態に係る電動式の車両用座席装置を説明する。第1の実施形態と同じ構成には、同じ符号を付して説明する。
本発明の好適な第2の実施形態に係る車両用座席装置は、第1の実施形態と同様であるが、更にヘッドレスト15にも感圧スイッチ14が設けられる点で異なる。車両の座席の構造上後席12の乗員が立っている場合など不安定な状態において接触する可能性が高いヘッドレスト15にも感圧スイッチ14が設けられることにより、更に安全な車両用座席装置10の提供が可能となる。
また、第2の実施の形態に関して、背もたれ16に設けられる感圧スイッチ14の感圧面14aには、上記の保護シートを設け、ヘッドレスト15に設けられる感圧スイッチ14の感圧面14aには、上記の保護シートを設けずに、2つの感圧スイッチ14の感度を異ならせることが好ましい。以下、これらの点に関し、詳細を述べる。
車両の座席の構造上、後席12で乗員が立っている場合など不安定な状態において接触する可能性が高いのは、ヘッドレスト15である。そのため、不安定な状態のときに接触する可能性の高いヘッドレスト15の部分においては、高精度に後部座席12の乗員を感知しなければ、前席11の前後位置調整によって乗員に怪我をさせる可能性がある。
一方、後席12に乗員が着座している場合など安定な状態において接触する可能性が高いのは、背もたれ16である。そのため、安定な状態のときに接触する可能性の高い背もたれ16の部分においては、高精度に後席12の乗員を感知しなくても、前席11の前後位置調整によって乗員に怪我をさせる可能性が低い。また、後席12に着座した乗員が背もたれ16に少し触れただけで前席11の前後位置調整が停止されると非常に不便である。
これらのことから、本発明の第2の実施の形態に係る車両用座席装置10においては、背もたれ16に設けられる感圧スイッチ14の感圧面14aには、上記の保護シートを設け、ヘッドレスト15に設けられる感圧スイッチ14の感圧面14aには、上記の保護シートを設けずに、2つの感圧スイッチ14の感度を異ならせることで、乗員の安全性が確保できると共に、更に、誤感知も低減でき、信頼性が高い車両用座席装置の提供が可能となる。
次に、本発明の好適な第3の実施の形態に係る手動式の車両用座席装置を説明する。
図4に示すように、手動式の車両用座席装置40において、前席11は、スライドレール41を介して車両の床面上に取り付けられる。
スライドレール41は、床面上に固定された固定部41aと、固定部41aにスライド自在に支持された可動部41bとからなり、前席11は可動部41bに固定されてスライドレール41により前後にスライド自在に支持される。
このスライドレール41には、スライドレール41による前席11のスライドを許容又は禁止するための操作レバー42が設けられており、前席11の乗員が操作レバー42を操作することで、前席11のスライドを自由に許容又は停止できるようになっている。
さて、本発明の車両用座席装置40は、後部座席12に設置され、後部座席12への着座を検知する図示しない着座センサと、後部座席12に照準を合わせて設置され、後部座席12へ着座した対象物の温度を検知する赤外線センサ43と、着座センサと赤外線センサ43の応答信号を処理する図示しない信号処理回路と、信号処理回路によって制御され、スライドレール41による前席11のスライドを禁止するためのストッパー44とを備える。
着座センサは、荷重検知型センサからなり、10kg以上の荷重で応答するようにされる。また、赤外線センサ43は、対象物の温度が30℃以上で応答するようにされる。
信号処理回路は、着座センサと赤外線センサ43の両方が応答したとき、ストッパー44を制御してスライドレール41による前席11のスライドを禁止するようにされる。
この車両用座席装置40では、着座センサが対象物の荷重を検知し、後部座席12に乗員がいるか否かの判断が行われると共に、赤外線センサ43が対象物の温度を検知し、後部座席12に乗員がいるか否かの判断が行われる。
図5に示すように、着座センサ45と赤外線センサ43の応答信号は、それぞれ信号処理回路46に入力される。信号処理回路46は、その処理結果により、スライドレール41の下部に取り付けられたストッパー用アクチュエータ47を作動させ、スライドレール41による前席11のスライドを禁止する。
具体的には、後部座席12に乗員がいる場合には、着座センサ45と赤外線センサ43によりその存在が検出される。その応答信号は、信号処理回路46を通してストッパー用アクチュエータ47を作動させる。ストッパー用アクチュエータ47の作動によりストッパー44が図4中に示す矢印(ロ)上方に突き出す。これにより、前席11は予め設定したストッパー44の位置までしか後方移動ができない。ストッパー44の位置は後部座席12の乗員の脚を挟まない程度に設定する。これによって、後部座席12の乗員の脚が挟まれたりすることなく、乗員の安全が確保される。
なお、着座センサ45の出力のみがオンで、赤外線センサ43の出力がオフの場合は、後部座席12に荷物が置かれたものと信号処理回路46で判断する。
また、赤外線センサ43の出力のみがオンで、着座センサ45の出力がオフの場合は、後部座席12に小動物或いは体温に近い温度を有する物体が置かれたものと信号処理回路46で判断する。
矢印(ロ)上方に突き出たストッパー44は、後部座席12の乗員の降車によって下方に収納される。
この車両用座席装置40では、外部擾乱の影響を受けにくい着座センサ45と赤外線センサ43を用いて後部座席12の乗員を検知しているため、閾値を設定するなどしていた従来より簡単に誤検知の低減が可能であり、且つ、後部座席12の乗員がより安全で快適となる。
なお、着座センサ45の下限荷重は10kgに限られず、また赤外線センサ43の下限温度も30℃に限られず、適宜変更が可能である。
また、本実施の形態においては、手動式としたが、第1、第2の実施の形態のような電動式のものにも適用可能である。
10 車両用座席装置
11 前席
11a 座面
12 後部座席
13 座席移動スイッチ
14 シート状感圧スイッチ
14a 感圧面
15 ヘッドレスト
16 背もたれ
17 信号処理回路
18 モータ駆動回路
19 座席駆動モータ

Claims (9)

  1. 少なくとも背もたれを有する座席と、
    前記座席の前後位置調整のために、前記座席の前後移動を行う座席駆動モータと、
    前記座席駆動モータを制御するモータ駆動回路と、
    前記背もたれに設けられ、前記座席の後方の対象物の接触による押圧荷重のオン・オフを感知する感圧スイッチと、
    該感圧スイッチが感知する押圧荷重のオン・オフに基づいた信号処理を行うと共に該信号処理結果に基づいて前記モータ駆動回路を制御する信号処理回路と、
    を備え、
    前記信号処理回路は、
    前記座席の前後移動の際において、前記感圧スイッチが感知する押圧荷重がオンのとき、前記モータ駆動回路を制御して前記座席駆動モータを停止することを特徴とする車両用座席装置。
  2. 前記感圧スイッチは、シート状であることを特徴とする請求項1記載の車両用座席装置。
  3. 前記信号処理回路は、
    前記座席の後移動の際において、前記感圧スイッチが感知する押圧荷重がオンのとき、前記座席駆動モータを停止させ、更に移動方向を反転させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用座席装置。
  4. 前記座席は、
    更に、ヘッドレストを有し、
    前記感圧スイッチは、
    更に、前記ヘッドレストに設けられることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両用座席装置。
  5. 前記背もたれに設けられた前記感圧スイッチは、前記感圧スイッチの後方側に、人体保護機能と、感圧抑制機能と、を有する保護シートを備える請求項1〜4の何れかに記載の車両用座席装置。
  6. 前記信号処理回路は、前記感圧スイッチが感知する押圧荷重が所定時間継続してオンとなったとき、前記座席駆動モータを停止することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の車両用座席装置。
  7. 前部座席と、
    前記前部座席の後方に配置された後部座席と、
    前記前部座席を前後にスライド自在に支持するスライドレールと、
    前記スライドレールによるスライドを許容又は禁止するための操作レバーと、
    前記後部座席に設置され、前記後部座席への着座を検知する着座センサと、
    前記後部座席に照準を合わせて設置され、前記後部座席へ着座した対象物の温度を検知する赤外線センサと、
    前記着座センサと前記赤外線センサの応答信号を処理する信号処理回路と、
    前記信号処理回路によって制御され、前記スライドレールによるスライドを禁止するためのストッパーとを備え、
    前記信号処理回路は、前記着座センサと前記赤外線センサの両方が応答したとき、前記ストッパーを制御して前記スライドレールによるスライドを禁止することを特徴とする車両用座席装置。
  8. 前記着座センサは、荷重検知型センサからなり、10kg以上の荷重で応答するようにされたことを特徴とする請求項7記載の車両用座席装置。
  9. 前記赤外線センサは、前記対象物の温度30℃以上で応答することを特徴とする請求項7又は8記載の車両用座席装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015020578A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 矢崎総業株式会社 シートベルト警報装置
JP2019043183A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 ダイハツ工業株式会社 シートスライド装置

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