JP2007176323A - 車両搭載装置の制御装置 - Google Patents

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敏朗 前田
Hitoshi Takayanagi
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Abstract

【課題】車両の側に設置された装置の作動の許可又は制限を的確に行うことのできる車両搭載装置の制御装置を提供する。
【解決手段】車両の側に設置された装置Xの作動を許可又は制限する信号を発生させる信号発生部1と、車両シート9に設けられ前記車両シート9に着座した乗員4に前記信号を伝達する第一伝達部2と、前記装置Xの側に設けられ前記乗員4の人体を介して前記信号を受信して、前記装置の作動を許可又は制限可能な第二伝達部31とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の側に設置された装置の作動を許可又は制限する車両搭載装置の制御装置に関する。
従来、車両の側の装置の作動を許可又は制限する装置として、例えば特許文献1に示すように、カーナビゲーション装置に備えられた禁止手段が知られている。この禁止手段は、車両の走行中に乗員がカーナビゲーション装置を操作しても、カーナビゲーション装置がその操作に応じて作動することを禁止するものである。上述の禁止手段を備えることにより、運転席の乗員が車両の走行中にカーナビゲーション装置を操作することを抑制することができ、運転の安全性を高めることができる。
特開2003−278513号公報(明細書[0012]段落及び図1)。
しかし、上述の禁止手段を備えたカーナビゲーション装置では、操作者に関係なくカーナビゲーション装置に対する操作を禁止する。このため、車両の走行中にカーナビゲーション装置を操作しても運転の安全上問題の無い助手席の乗員であっても、カーナビゲーション装置の操作が禁じられていた。このように、禁止手段を設けることにより本来操作を禁止する必要が無い場合にも装置の作動が禁止されるという問題があった。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両側に設置された装置の作動の許可又は制限を的確に行うことのできる車両搭載装置の制御装置を提供することにある。
本発明の第一特徴構成は、車両の側に設置された装置の作動を許可又は制限する信号を発生させる信号発生部と、車両シートに設けられ前記車両シートに着座した乗員に前記信号を伝達する第一伝達部と、前記装置の側に設けられ前記乗員の人体を介して前記信号を受信して、前記装置の作動を許可又は制限可能な第二伝達部とを有する点にある。
本構成によれば、信号発生部で生じた信号が車両シートに着座した乗員の人体を介して、装置の作動を許可又は制限可能な第二伝達部に伝達さる。このため、車両シートに着座した乗員を確実に検出して装置の作動を許可又は制限することができる。また、第一伝達部が車両シートに設けてあるので、乗員が車両シートに着座するだけで、第一伝達部から乗員の人体に信号を伝達することができる。
本発明の第二の特徴構成は、前記車両シートへの前記乗員の着座の有無を検知し、前記乗員の着座がない場合には、前記信号の発生を停止可能な点にある。
本構成によれば、車両シートへの乗員の着座がない場合には、信号の発生を停止可能であるので、装置の省エネルギー化を図ることができる。
本発明の第三の特徴構成は、前記信号発生部は、複数の車両シートの夫々に備えられ、各車両シートに応じて特定の信号を発生可能な点にある。
本構成によれば、信号発生部が各車両シートに応じて特定の信号を発生可能であるので、その信号に基づいてどの車両シートに乗員が着座しているかを検出することができる。その結果、乗員が着座している車両シートに応じて、装置の作動を許可又は制限することができる。
本発明の第四の特徴構成は、前記装置は、運転席の前方若しくは斜め前方のインストルメントパネルに設けられた装置であって、当該装置に対する乗員からの操作により作動する点にある。
運転席の前方若しくは斜め前方のインストルメントパネルに設けられた装置は、運転席の乗員が運転操作とは直接関係ないにも関わらず、運転中に操作する可能性があり、安全運転の妨げとなる恐れがある。しかし、本構成によれば、運転席の前方若しくは斜め前方のインストルメントパネルに設けられた装置の作動を制限又は許可することができるので、運転席の乗員が運転操作とは直接関係ない装置を操作して安全運転の妨げとなることを抑制できる。
本発明の第五の特徴構成は、車両の走行状況に応じて前記装置の作動を許可又は制限する点にある。
本構成によれば、車両の走行状況に応じて前記装置の作動を許可又は制限することが可能である。その結果、車両の走行状況に応じて適切に装置の作動を許可又は制限する車両搭載装置の制御装置を得ることができる。
本発明の第六の特徴構成は、前記装置はナビゲーション装置であり、運転席の乗員からの前記ナビゲーション装置に対する操作を制限可能な点にある。
本構成によれば、運転席の乗員からのナビゲーション装置の操作を制限することができる。このため、車両を運転中の乗員がカーナビゲーション装置を操作することを抑制できるので、カーナビゲーション装置が安全運転の妨げとなることを防止できる。
本発明の第七の特徴構成は、助手席の乗員からの前記ナビゲーション装置に対する操作を許可可能な点にある。
本構成によれば、運転席の乗員からのナビゲーション装置の操作を制限する場合であっても、助手席の乗員からの前記ナビゲーション装置に対する操作を許可することができる。この結果、カーナビゲーション装置が安全運転の妨げとなることを防止しつつ、カーナビゲーション装置を操作しても安全上の問題のない助手席の乗員には操作を許可することができる。
本発明の第八の特徴構成は、前記第一伝達部は、車両シートへ着座する乗員と静電結合することにより前記信号を乗員に伝達する電極であり、前記静電結合の静電容量の変化に基づいて、前記車両シートへの乗員の着座の有無又は着座の状態を検知可能な点にある。
本構成によれば、車両シートへ着座する乗員と静電結合することにより前記信号を乗員に伝達する電極であり、前記静電結合の静電容量の変化に基づいて、前記車両シートへの乗員の着座の有無又は着座の状態を検知可能である。この結果、車両搭載装置の制御装置を用いて車両シートへの乗員の着座の有無又は着座の状態を検知することができるので、乗員検知装置を別途に設ける必要が無く、部品点数の削減及び省スペース化を図ることができる。
本発明の第九の特徴構成は、前記第一伝達部が、前記車両シートの表皮部とクッション部との間に設けてある点にある。
本構成の如く、第一伝達部が、車両シートの表皮とクッション部との間に設けることにより、外観上第一伝達部が視認されることが無いので、車両シートの意匠性を高めることができる。また、第一伝達部が表皮部のすぐ内側に位置することとなるので、信号の伝達性が低下することを抑制できる。この結果、車両シートの意匠性と信号の伝達性との両立を図ることができる。
本発明の車両搭載装置の制御装置は、例えば車両の走行中に運転席の乗員4からのカーナビゲーション装置11の操作を制限するのに用いることができる。以下、この車両搭載装置の制御装置をカーナビゲーション装置11の操作の制限に用いた例について説明する。なお、車両側の装置Xはカーナビゲーション装置11に限らず、エアコン・オーディオ等その他の装置であってもよい。
[車両搭載装置の制御装置の概要]
図1は、本発明に係る車両搭載装置の制御装置を示す模式図である。また、図2は車両搭載装置の制御装置における信号の伝達を示す図である。この車両搭載装置の制御装置は、信号発生部1と第一伝達部2と第二伝達部3と制御部5とを備えている。
信号発生部1は、カーナビゲーション装置11の作動を制限又は許可可能な信号を発生する。この信号は例えば電気的な信号で、車両シート9ごとに異なったIDコード・演算キーコード・ランダムコード等が付加してあり、どの車両シート9からの信号であるかが判定可能に構成してある。
第一伝達部2は、例えば車両シート9の着座面及び背もたれ面の表皮部92とクッション部91との間に設けられた電極21である。この電極21は車両シート9の信号発生部1が発生させた信号を、直接乗員4の人体と接触することなく、表皮部92及び乗員4の衣服などを介して乗員4に伝達可能である。なお、車両シート9の意匠性及び信号の伝達性を両立する観点からは、電極21は車両シート9の表皮部とクッション部91との間に設けるのが好適であるが、例えば表皮部92の外側に設ける等上述の構成に限られるものではない。
第二伝達部3は、第一伝達部2から乗員4の人体を介して伝達された信号を制御部5に伝達する。本実施形態において、カーナビゲーション装置11の操作部31が第二伝達部3である。操作部31は、信号を受信できるように例えば金属製の操作ボタン・タッチパネル等で構成してある。乗員4がカーナビゲーション装置11を操作するべく、操作部31に接触又は近接すると信号が乗員4の人体を介して操作部31に伝達される。
制御部5は、第二伝達部3から伝達された信号に基づいてカーナビゲーション装置11の作動を制限又は許可する。本実施形態では、運転席からの信号が伝達された場合にカーナビゲーション装置11の作動を制限する。
図2に示すように、制御部5は、検出手段51と判定手段52と制限手段53とを有している。検出手段51は、第二伝達部3から伝達された信号を受信する。判定手段52は、信号に付されたIDコード・演算キーコード・ランダムコード等に基づいて信号が何れの車両シート9に対応するものであるかを判定する。
また、制限手段53は、判定手段52の判定結果と車両状態検出部6により検出される車両状況に基づいて、運転席の乗員4からの操作に対するカーナビゲーション装置11の作動を制限する。本実施形態では、車両の走行中に運転席の乗車者がカーナビゲーション装置11を操作した場合には、カーナビゲーション装置11の作動を禁止する。一方、車両の走行中であっても、助手席の側の乗員4がカーナビゲーション装置11を操作した場合には、カーナビゲーション装置11の作動を許可する。また、車両の停車中には、運転席の側の乗員4及び助手席の側の乗員4のどちらの乗員4がカーナビゲーション装置11を操作した場合であっても、カーナビゲーション装置11の作動を許可する。
[信号の伝達]
車両搭載装置の制御装置における信号の伝達について、図2に基づいて説明する。図2は、車両搭載装置の制御装置において、車両シート9に着座した乗員4が第二伝達部3であるカーナビゲーション装置11の操作部31に接触又は近接した状態を示している。
乗員4が車両シート9に着座すると第一伝達部2である電極21と乗員4の人体とが静電的に結合される。また、例えば指などの乗員4の人体が第二伝達部3であるカーナビゲーション装置11の操作部31に接触又は近接すると、乗員4の人体と第二伝達部3とが静電的に結合される。この結果、第一伝達部2と第二伝達部3とが乗員4の人体を介して電気的に接続され、信号発生部1で生じた信号が第一伝達部2から乗員4の人体を介して第二伝達部3へ伝達される。第二伝達部3へ伝達された信号は、第二伝達部3から制御部5へ伝達される。
上述のように、第一検知部及び第二検知部との電気的な接続に、第一検知部及び第二検知部と人体との静電結合を利用しているので、例えば乗員4が手袋をした手で第二検知部である操作部31に接触した場合など、人体が第一検知部及び第二検知部に接触していなくても信号を伝達することができる。
[車両搭載装置の制御装置の動作]
乗員4がカーナビゲーション装置11を操作するべく第二伝達部3である操作部31に例えば指などを触れる若しくは近接させると第二伝達部3と乗員4の人体とが静電的に結合する。第二伝達部3と乗員4の人体とが静電的に結合すると、信号発生部1で生じた信号が乗員4の人体を介して第二伝達部3に伝達される。第二伝達部3に伝達された信号は、制御部5に伝達される(♯2)。制御部5の検出手段51が伝達された信号を検出すると、制御部5は車両状態検出部6の検出結果に基づいて車両が走行しているか否かを判定する(♯3)。車両が走行している場合には(♯3のNo分岐)、信号が検出手段51から判定手段52に送信される。判定手段52は送信された信号のIDコード・演算キーコード・ランダムコード等の特性に基づいて、その信号が運転席からのものか否かを判定する(♯4)。信号が運転席からのものである場合(♯4のYES分岐)、運転席の乗員4がカーナビゲーション装置11を操作したと判断する(♯5)。カーナビゲーション装置11を操作したのが運転席の乗員4であると判断された場合、制限手段53はその操作によるカーナビゲーション装置11の作動を禁止する(♯6)。信号が運転席からのものでない場合(♯4のNo分岐)、助手席の乗員4がカーナビゲーション装置11を操作したと判断する(♯7)。カーナビゲーション装置11を操作したのが助手席の乗員4であると判断された場合、制限手段53は上述の作動の制限を行わず、カーナビゲーション装置11はその操作に基づいて作動する(♯8)。
なお、車両が走行していない場合には(♯3のNo分岐)、車両は停車中であると判断する(♯9)。車両が停車中であると判断された場合、制限手段53は操作を行った乗員4がどの座席の乗員であっても作動の制限は行わない。このため、その操作に基づいてカーナビゲーション装置11が作動する(♯8)。
信号発生部1が各車両シート9に応じて特定のIDコード・演算キーコード・ランダムコード等を付加された信号を発生し、その信号に基づいてどの車両シート9の乗員4がカーナビゲーション装置11を操作しているのかを検出することができる。このため、上述のように、例えば運転席の乗員4がカーナビゲーション装置11を操作した場合にのみカーナビゲーション装置11の作動を禁止することが可能である。この結果、従来のように、車両の走行中は助手席の乗員4であってもカーナビゲーション装置11を操作することができないという不都合を解消することができる。また、信号に特定のIDコード・演算キーコード・ランダムコードなどを付加することにより、信号発生部1で発生した信号とその他のノイズ等の外部の信号とを区別することができるので、車両搭載装置の制御装置が、ノイズ等の外部の信号の影響で誤検知することを防止できる。
また、第一伝達部2が車両シート9に設けてあるので、乗員4が例えば信号伝達用の装置などを別途装着する必要が無く、乗員4が車両シート9に着座するだけで乗員4の人体に信号を伝達することができる。
なお、上述の実施例では車両が停止している場合にのみ運転席の乗員4からのカーナビゲーション装置11に対する操作を許可する例を示した。しかし、上述の構成に限られるものではなく、車両の走行速度に応じて、車両が低速走行している場合には運転席の乗員4からの操作を許可し、車両が高速走行している場合には運転席の乗員4からの操作を禁止するように構成してもよい。
また、車両の走行時は運転席の乗員4からの操作によるナビゲーション装置の作動を完全に禁止する例を示したが、運転席の乗員4からの操作を全て禁止するのではなく、使用頻度の高い一部の操作は許可し、その他の操作を禁止するように構成してもよい。このように、使用頻度の高い操作以外の操作を禁止することにより、乗員がカーナビゲーション装置を操作する回数を減少させることができるので、運転の安全性が損なわれることを抑制できる。
また、この車両搭載装置の制御装置はカーナビゲーション装置11以外の装置にも適用可能であり、例えば車両の走行中に助手席の乗員4が操作すると不都合な装置について、助手席の乗員4からの操作を制限し、運転席の乗員4からの操作のみを許可するものであってもよい。
また、この車両搭載装置の制御装置は、前記車両シートへの乗員4の着座の有無を検知する乗員検知手段(図示せず)を備えてもよい。この乗員検知手段として、例えば静電容量センサ・メンブレンセンサ・重量センサ等の公知の乗員検出センサが挙げられる。乗員検知手段の検知結果は、信号発生部1に伝達され、車両シート9に乗員4が着座していない場合には信号の発生が停止される。
上述の構成により、信号が不必要な場合に信号を発生させることがないので、装置の省電力化などの省エネルギー化を図ることができる。
[別実施例]
また、この車両搭載装置の制御装置は、エアバック装置などの乗員4からの操作によらず作動する装置の作動を制限又は許可するのに用いることができる。以下、この車両搭載装置の制御装置をエアバック装置の制御に適用した場合の例について説明する。
例えば、サイドドアに設けられたエアバックの展開口の付近に第二伝達部3が備えてある。乗員が車両シート9に着座した状態で、例えばサイドドアにもたれかかるなどして、第二伝達部3に近接もしくは接触すると、第二検知部3に乗員4の人体を介して信号が伝達され、車両が衝突などした場合であってもエアバックの展開が制限される。なお、エアバックの展開の制限の例としては、エアバックの展開の禁止・展開時の勢いの低減・所定速度以上で衝突した場合にのみエアバックを展開するなどが挙げられる。
同様に、インストルメントパネルに設けられたエアバックの展開口付近に第二伝達部を備え、例えば車両シート9に着座した乗員4の頭が第二伝達部3に近接若しくは接触した場合に、インストルメントパネルに設けたエアバックの展開を制限することができる。
このように、エアバックの展開口の付近に乗員4の身体が近接もしくは接触している場合に、エアバックの展開を制限することにより、エアバックが乗員4に対して過度の勢いで展開することを防止できる。
[別実施形態]
図4に本発明に係る車両搭載装置の制御装置の別実施形態を示す。車両搭載装置は、上述の車両搭載装置の制御機能に加えて、車両シート9に着座した乗員4の検出機能を有する。この車両搭載装置の制御装置は、上述の構成に加えて、検出手段81と判定手段82と制御信号出力手段83とを備えている。ここで、信号発生部1・検出手段81・判定手段82・制御信号出力手段83は、車両シートへの乗員の着座の有無に基づいて車両搭載装置を制御するシートECU80を構成する。
検出手段81は、第一伝達部2である電極21と乗員4の人体との静電結合の静電容量を検出し、検出結果を判定手段82に伝達する。
判定手段82は、検出手段81の検出結果に基づいて、乗員4の着座の有無又は着座の状態を判定する。着座の状態の判定の一例として、電極21と乗員4の人体との間の距離の相違による静電容量の違いに基づいて、乗員4が車両シートに直接着座しているのか、チャイルドシートを介して着座しているのかを判定することが挙げられる。
制御信号出力部83は、判定手段82の判定結果に基づき、車両搭載装置を制御する車載装置ECU40に制御信号を送信する。車載装置の例としては、エアバック・メータ・エアコン・オーディオなどが挙げられる。制御信号は、これらの装置を制御する車載装置ECU40であるエアバックECU・メータECU・エアコンECU・オーディオECUなどに送信される。
エアバックECUは、受信した制御信号に基づいてエアバック装置の作動を制御する。作動の制御としては、車両シート9に乗員4が着座していない場合にエアバックの展開を禁止する制御、車両シート9に着座した乗員4が子供である場合にエアバックの展開速度を小さくするなど展開の仕方を変化させる制御などが挙げられる。
メータECUは、受信した制御信号に基づいてシートベルトウォーニングランプの作動を制御する。例えば、車両シート9に乗員4が着座している場合であって、その乗員4がシートベルトをしていない場合にシートベルトウォーニングランプを点灯もしくは点滅させる。
エアコンECUは、受信した制御信号に基づいて、エアコンを制御する。例えば、車両シート9への乗員4の着座の有無に基づき、エアコンの風向を乗員4が着座している車両シートの側へ制御する。また、エアコンの吹き出し口からの風の吹き出し量を制御して、乗員4の着座していない車両シート9に対向する吹き出し口からの風の吹き出しを低減もしくは停止する。
オーディオECUは、受信した制御信号に基づいて、オーディオの音響状態を制御する。例えば、車両シート9への乗員4の着座の有無に基づいて、各スピーカの音量バランスを制御して、乗員4が着座している車両シート9に応じて適切な音響状態となるようにする。
上述のように、この車両搭載装置の制御装置は、乗員検出機能を有し、その機能に基づいて車両搭載装置を制御可能である。なお、車両搭載装置及び制御態様は、上述の例に限られるものではなく、その他の車両搭載装置の作動の制御及びその他の態様の作動の制御が可能である。
本発明に係る車両搭載装置の制御装置を示す模式図 車両搭載装置の制御装置における信号の伝達を示す図 車両搭載装置の制御装置の動作を示す図 車両搭載装置の制御装置の別の実施形態を示す図
符号の説明
1 信号発生部
2 第一伝達部
3 第二伝達部
4 乗員
9 車両シート
21 電極
91 クッション部
92 表皮部
X 装置

Claims (9)

  1. 車両の側に設置された装置の作動を許可又は制限する信号を発生させる信号発生部と、車両シートに設けられ前記車両シートに着座した乗員に前記信号を伝達する第一伝達部と、前記装置の側に設けられ前記乗員の人体を介して前記信号を受信して、前記装置の作動を許可又は制限可能な第二伝達部とを有する車両搭載装置の制御装置。
  2. 前記車両シートへの前記乗員の着座の有無を検知し、前記乗員の着座がない場合には、前記信号の発生を停止可能な請求項1に記載の車両搭載装置の制御装置。
  3. 前記信号発生部は、複数の車両シートの夫々に備えられ、各車両シートに応じて特定の信号を発生可能な請求項1又は2に記載の車両搭載装置の制御装置。
  4. 前記装置は、運転席の前方若しくは斜め前方のインストルメントパネルに設けられた装置であって、当該装置に対する乗員からの操作により作動する装置である請求項1〜3の何れか一項に記載の車両搭載装置の制御装置。
  5. 車両の走行状況に応じて前記装置の作動を許可又は制限する請求項1〜4の何れか一項に記載の車両搭載装置の制御装置。
  6. 前記装置はナビゲーション装置であり、運転席の乗員からの前記ナビゲーション装置に対する操作を制限可能な請求項1〜5の何れか一項に記載の車両搭載装置の制御装置。
  7. 助手席の乗員からの前記ナビゲーション装置に対する操作を許可可能な請求項6に記載の車両搭載装置の制御装置。
  8. 前記第一伝達部は、車両シートへ着座する乗員と静電結合することにより前記信号を乗員に伝達する電極であり、前記静電結合の静電容量の変化に基づいて、前記車両シートへの乗員の着座の有無又は着座の状態を検知可能な請求項1〜7の何れか一項に記載の車両搭載装置の制御装置。
  9. 前記第一伝達部が、前記車両シートの表皮部とクッション部との間に設けてある請求項1〜8の何れか一項に記載の車両搭載装置の制御装置。
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