JP2018122559A - 処理装置、サービス提供装置、画面表示方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

処理装置、サービス提供装置、画面表示方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】それぞれにサービスを提供する2台のサービス提供装置と1台の表示装置とを備える処理装置を従来よりも有効的に使用することができるようにする。【解決手段】第一のサービスを提供するサーバユニット3と第二のサービスを提供するMFPユニット2とタッチパネルディスプレイ4とを有する画像形成装置1において、サーバユニット3は、第一のサービスおよび第二のサービスのために共通に使用される共用画面をタッチパネルディスプレイ4に表示させるが、MFPユニット2は、サーバユニット3がタッチパネルディスプレイ4に共用画面を表示させることができない場合に、第一のサービスおよび第二のサービスのうちの第二のサービスのみのために使用される専用画面をタッチパネルディスプレイ4に表示させる。【選択図】図2

Description

本発明は、それぞれにサービスを提供する2台の装置で表示装置を共用する技術に関する。
コピー、スキャン、ファックス、およびボックスなどの様々な機能を備えた画像形成装置が普及している。このような画像形成装置は、「複合機」または「MFP(Multi Function Peripherals)」と呼ばれることがある。
また、近年、画像形成装置に物理的なサーバ(いわゆるサーバ機またはサーバユニット)を内蔵させる技術が提案されている。これにより、画像形成装置の機能の拡張性を従来よりも容易に向上させることができる。
サーバユニットを画像形成装置に内蔵させた場合に、タッチパネルディスプレイなどUI(User Interface)は、サーバユニットと画像形成装置に従来内蔵されているユニット(以下、「MFPユニット」と記載する。)とによって共用される。UIを複数の装置によって共用する技術として、次のような技術が提案されている。
特許文献1に記載の、ネットワークを介して情報処理装置と接続可能な電子機器は、情報処理装置に記憶された操作画面情報であって、電子機器の機種と異なる機種の他の電子機器と電子機器とで共通の共通操作画面を表示させるための操作画面情報を、情報処理装置から取得する情報取得部と、共通操作画面を表示手段に表示させる共通画面表示部と、ジョブを実行するジョブ実行部と、所定のイベントの発生を検出するイベント検出部と、所定のイベントの発生に対して電子機器の機種に固有の情報を含む固有画面を表示する必要があるかどうかを判断する表示判断部と、固有画面を、表示手段に表示されている共通操作画面から切り換えて表示手段に表示させる固有画面表示部と、を含む。
特許文献2に記載の操作キー装置は、ブラウザが特定のキーを優先的に使用するモードの時、切替キーを押すとタイマーを起動する。タイマーで設定された期間中に操作キーが操作されると、テレビ操作のキーと判断すると共にタイマーをリセットする。これによって、切替キー押下のあとキーが連続して押されている間、テレビの操作を連続して行うことができる。
特許文献3に記載のコンピュータシステムにおいて、無線マウスにて各コンピュータを切り替えて操作する場合、無線マウスによる操作対象コンピュータの切替え操作に伴い、操作対象外となったコンピュータに省電力命令を含んだデータを送信し、操作対象となった他のコンピュータに通常電力命令を含んだデータを送信する。コンピュータは省電力命令を含んだデータを受信することにより、自身の動作状態を省電力状態に切り替える。他のコンピュータは省電力命令を含んだデータを受信することにより、自身の動作状態を通常電力状態に切り替える。
特開2014−78928号公報 特開2006−295356号公報 特開2001−255981号公報
ところで、MFPユニットが提供するサービスおよびサーバユニットが提供するサービスのために共通に使用される画面(以下、「共用画面」と記載する。)を、ディスプレイに表示させてもよい。共用画面をディスプレイに表示させる処理は、MFPユニットおよびサーバユニットのうちのいずれか一方が行う。例えば、サーバユニットが行う。
しかし、表示させる処理をサーバユニットが行う形態において、画像形成装置の電源がオンになり、サーバユニットよりもMFPユニットのほうが先に起動し終わった場合は、ユーザは、サーバユニットが起動し終わるまで、MFPユニットを使用することができない。サーバユニットがダウンした場合は、MFPユニットを使用することができなくなる。
本発明は、このような問題点に鑑み、それぞれにサービスを提供する2台のサービス提供装置と1台の表示装置とを備える処理装置を従来よりも有効的に使用することができるようにすることを、目的とする。
本発明の一形態に係る処理装置は、第一のサービスを提供する第一の装置と、第二のサービスを提供する第二の装置と、表示装置と、を有する処理装置であって、前記第一の装置に、前記第一のサービスおよび前記第二のサービスのために共通に使用される共用画面を前記表示装置に表示させる第一の表示制御手段、が設けられ、前記第二の装置に、前記第一の装置が前記表示装置に前記共用画面を表示させることができない場合に、前記第一のサービスおよび前記第二のサービスのうちの前記第二のサービスのみのために使用される専用画面を前記表示装置に表示させる第二の表示制御手段、が設けられる。
好ましくは、前記第二の装置に、前記第一の装置が前記表示装置に前記共用画面を表示させることができるようになった後、前記専用画面を表示するのを終了する旨の終了通知を前記第一の装置へ送信する、終了通知手段、が設けられ、前記第二の表示制御手段は、前記第一の装置が前記表示装置に前記共用画面を表示させることができるようになった後、前記専用画面を表示させるのを終了し、前記第一の表示制御手段は、前記終了通知が送信されてくるまでは前記共用画面を表示させず、前記終了通知が前記第二の装置から送信されてきた後に前記共用画面を表示させる。
または、前記表示装置は、前記共用画面および前記専用画面のいずれかを表示するディスプレイと、タッチパネルと、前記タッチパネルに対する操作の内容を、前記共用画面を前記ディスプレイが表示している場合は前記第一の装置へ送信し、前記専用画面を表示している場合は前記第二の装置へ送信する、操作内容送信手段と、が設けられ、前記第一の装置に、前記操作の内容が前記第二のサービスに対応するものである場合に、前記操作の内容を前記第二の装置へ転送する転送手段、が設けられる。
または、前記終了通知手段は、前記専用画面を表示しているときの、前記タッチパネルに対する操作が行われない時間が所定の時間以上になった場合に、前記終了通知を送信する。
または、前記第二の表示制御手段は、前記第一の表示制御手段が前記第一の装置において未だ起動しておらず、または、前記第一の装置がダウンしている場合に、前記専用画面を表示させる。
または、前記第一の表示制御手段は、前記第二の装置がダウンしている場合にも、前記共用画面を前記表示装置に表示させる。
または、前記第一の表示制御手段は、前記第二の装置がダウンしている場合は、前記共用画面を、前記第二のサービスに対応する操作ができない形態で前記表示装置に表示させる。
本発明によると、それぞれにサービスを提供する2台のサービス提供装置と1台の表示装置とを備える処理装置を従来よりも有効的に使用することができる。
画像形成装置を含むネットワークシステムの例を示す図である。 画像形成装置の全体的な構成の例およびタッチパネルディスプレイのハードウェア構成の例を示す図である。 MFPユニットのハードウェア構成の例を示す図である。 サーバユニットのハードウェア構成の例を示す図である。 MFPユニットの機能的構成の例を示す図である。 サーバユニットの機能的構成の例を示す図である。 コピージョブ画面の例を示す図である。 ボックス画面の例を示す図である。 メニュー画面のデフォルトの形態の例を示す図である。 MFPユニットのダウン時におけるメニュー画面の形態の例を示す図である。 MFPユニットの全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 サーバユニットの全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
図1は、画像形成装置1を含むネットワークシステムの例を示す図である。図2は、画像形成装置1の全体的な構成の例およびタッチパネルディスプレイ4のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、MFPユニット2のハードウェア構成の例を示す図である。図4は、サーバユニット3のハードウェア構成の例を示す図である。
図1に示す画像形成装置1は、一般に「複合機」または「MFP(Multi Function Peripherals)」などと呼ばれる画像処理装置であって、コピー、PCプリント、ファックス、スキャナ、およびボックスなどの機能を集約した装置である。
PCプリント機能は、後述する端末装置51から受信した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する機能である。
ボックス機能は、ユーザごとに「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれる記憶領域を与えておき、各ユーザが自分の記憶領域によって画像データなどを保存し管理するための機能である。ボックスは、パーソナルコンピュータにおける「フォルダ」または「ディレクトリ」に相当する。
画像形成装置1は、通信回線50を介して端末装置51などの装置と通信する。通信回線50として、インターネット、LAN(Local Area Network)回線、または公衆回線などが用いられる。端末装置51として、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、またはスマートフォンなどが用いられる。
画像形成装置1は、図2に示すように、MFPユニット2、サーバユニット3、およびタッチパネルディスプレイ4などによって構成される。MFPユニット2およびサーバユニット3は、1つの筐体に収納されている。タッチパネルディスプレイ4は、その筐体に外付けされている。MFPユニット2は、いわゆる子装置であって、サーバユニット3は、いわゆる親装置である。MFPユニット2およびサーバユニット3は、電源を共用している。
上述のコピーなどの機能は、主に、MFPユニット2によって実現される。サーバユニット3によると、MFPユニット2が有しない他の機能が実現される。例えば、ウェブサーバ、プロキシサーバ、OCR(Optical Character Recognition)、または機械翻訳などの機能が実現される。
画像形成装置1は、2つのユニットそれぞれの機能によって様々なサービスをユーザへ提供する。さらに、2つのユニットの機能を組み合わせることによって、応用的なサービスをユーザへ提供する。
MFPユニット2およびサーバユニット3は、独立して動作する。画像形成装置1の電源がオンになると、MFPユニット2およびサーバユニット3それぞれが独立して必要なプログラム(オペレーティングシステム、ファームウェア、および後述するタッチパネルディスプレイ共用プログラムなど)を順次、起動する。
また、基本的に、どのような画面であるかに関わらず、画面をタッチパネルディスプレイ4に表示させる処理は、サーバユニット3が行う。つまり、サーバユニット3を操作する画面だけでなくMFPユニット2を操作するための画面も、基本的にサーバユニット3がタッチパネルディスプレイ4を制御することによって表示される。
さらに、基本的に、タッチパネルディスプレイ4のタッチパネルのタッチ面のタッチされた位置の座標を示すデータ(以下、「座標データ」と記載する。)も、MFPユニット2のためのものであっても、サーバユニット3を介してタッチパネルディスプレイ4からMFPユニット2へ送られる。
タッチパネルディスプレイ4は、種々の画面を表示する。また、座標データを原則としてサーバユニット3へ送信する。
MFPユニット2は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)20a、RAM(Random Access Memory)20b、ROM(Read Only Memory)20c、補助記憶装置20d、第一のNIC(Network Interface Card)20e、モデム20f、スキャンユニット20g、プリントユニット20h、フィニッシャ20i、第二のNIC20j、ビデオボード20k、および入力インタフェース20mなどによって構成される。
第一のNIC20eは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルで端末装置51など、画像形成装置1の外部の装置と通信する。
モデム20fは、公衆回線を介してファックス端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りする。
スキャンユニット20gは、プラテンガラスの上にセットされた用紙に記されている画像を読み取って画像データを生成する。
プリントユニット20hは、スキャンユニット20gによって読み取られた画像のほか、他の装置から受信した画像データに示される画像を用紙に印刷する。
フィニッシャ20iは、プリントユニット20hによって得られた印刷物に対して、必要に応じて後処理を施す。後処理は、ステープルで綴じる処理、パンチ穴を開ける処理、または折り曲げる処理などである。
第二のNIC20jは、サーバユニット3の第二のNIC30f(図4参照)とツイストペアケーブルによって繋がれており、TCP/IPなどのプロトコルでサーバユニット3と通信する。
ビデオボード20kは、タッチパネルディスプレイ4の第一の入力端子4E1(図2参照)とケーブルで繋がれており、画面を表示するための映像信号(以下、「画面データ」と記載する。)を生成してタッチパネルディスプレイ4へ送信する。「グラフィックボード」または「ビデオカード」などと呼ばれることもある。
ビデオボード20kおよび第一の入力端子4E1のインタフェースとして、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)またはD−SUB(D-Subminiature)などが用いられる。後述するビデオボード30gおよび第二の入力端子4E2のインターネットも、同様である。
入力インタフェース20mは、タッチパネルディスプレイ4の第一の出力端子4F1とケーブルで繋がれており、座標データをタッチパネルディスプレイ4から受信する。
入力インタフェース20mおよび第一の出力端子4F1のインタフェースとして、USB(Universal Serial Bus)またはIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394などが用いられる。
ROM20cまたは補助記憶装置20dには、上述のコピーなどの機能を実現するためのプログラムおよびサーバユニット3と連携してサービスを提供するためのプログラムが記憶されている。さらに、タッチパネルディスプレイ共用プログラム20P(図5参照)が記憶されている。
タッチパネルディスプレイ共用プログラム20Pは、MFPユニット2がサーバユニット3とタッチパネルディスプレイ4を共用するためのプログラムである。
これらのプログラムは、RAM20bにロードされ、CPU20aによって実行される。補助記憶装置20dとして、ハードディスクまたはSSDなどが用いられる。
サーバユニット3は、図4に示すように、CPU30a、RAM30b、ROM30c、補助記憶装置30d、第一のNIC30e、第二のNIC30f、ビデオボード30g、および入力インタフェース30hなどによって構成される。
第一のNIC30eは、TCP/IPなどのプロトコルで端末装置51など、画像形成装置1の外部の装置と通信する。
第二のNIC30fは、MFPユニット2の第二のNIC20j(図3参照)とツイストペアケーブルによって繋がれており、TCP/IPなどのプロトコルでMFPユニット2と通信する。
ビデオボード30gは、タッチパネルディスプレイ4の第二の入力端子4E2(図2参照)とケーブルで繋がれており、画面データを生成してタッチパネルディスプレイ4へ送信する。
入力インタフェース30hは、タッチパネルディスプレイ4の第二の出力端子4F2とケーブルで繋がれており、座標データをタッチパネルディスプレイ4から受信する。
ROM30cまたは補助記憶装置30dには、サーバとしての上述の機能を実現するためのプログラムおよびMFPユニット2と連携してサービスを提供するためのプログラムが記憶されている。さらに、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30P(図6参照)が記憶されている。
タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pは、サーバユニット3がMFPユニット2とタッチパネルディスプレイ4を共用するためのプログラムである。
これらのプログラムは、RAM30bにロードされ、CPU30aによって実行される。補助記憶装置30dとして、ハードディスクまたはSSDなどが用いられる。
タッチパネルディスプレイ4は、図2に示すように、ディスプレイモジュール4A、タッチパネルモジュール4B、入力切換部4C、出力切換部4D、第一の入力端子4E1、第二の入力端子4E2、第一の出力端子4F1、および第二の出力端子4F2などによって構成される。
第一の入力端子4E1は、MFPユニット2のビデオボード20kにケーブルによって繋がれており、ビデオボード20kから画面データが入力される。第二の入力端子4E2は、サーバユニット3のビデオボード30gにケーブルによって繋がれており、ビデオボード30gから画面データが入力される。
入力切換部4Cは、第一の入力端子4E1に入力される画面データおよび第二の入力端子4E2に入力される画面データのいずれか一方を次のようにディスプレイモジュール4Aへ送る。
第一の入力端子4E1および第二の入力端子4E2のうちのいずれか一方のみによって画面データが入力される場合は、入力切換部4Cは、その画像データをディスプレイモジュール4Aへ送る。
その後、もう一方の入力端子から画面データが入力され始めると、入力切換部4Cは、この画像データをディスプレイモジュール4Aへ送り始める。
例えば、まず、第二の入力端子4E2によって画面データが入力され始めると、入力切換部4Cは、この画面データをディスプレイモジュール4Aへ送り始める。その後、第一の入力端子4E1によって画面データが入力され始めると、第二の入力端子4E2に入力される画面データをディスプレイモジュール4Aへ送るのを停止するとともに、第一の入力端子4E1に入力される画面データをディスプレイモジュール4Aへ送り始める。
ディスプレイモジュール4Aは、入力切換部4Cから送られてきた画面データに基づいて画面を表示する。ディスプレイモジュール4Aとして、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイまたは液晶ディスプレイなどのフラットパネルディスプレイが用いられる。
タッチパネルモジュール4Bは、タッチ面がタッチされたことを検知するごとに、タッチされた位置の座標を示すデータ(座標データ)を出力切換部4Dへ送る。
出力切換部4Dは、タッチパネルモジュール4Bから座標データが入力されると、これを次のように第一の出力端子4F1および第二の出力端子4F2のいずれか一方へ送る。
第一の入力端子4E1に入力される画面データが入力切換部4Cからディスプレイモジュール4Aへ送られている場合は、出力切換部4Dは、第一の出力端子4F1へ座標データを送る。一方、第二の入力端子4E2に入力される画面データがディスプレイモジュール4Aへ送られている場合は、第二の出力端子4F2へ座標データを送る。
第一の出力端子4F1は、MFPユニット2の入力インタフェース20mにケーブルによって繋がれており、出力切換部4Dから送られてきた座標データを入力インタフェース20mへ出力する。
第二の出力端子4F2は、サーバユニット3の入力インタフェース30hにケーブルによって繋がれており、出力切換部4Dから送られてきた座標データを入力インタフェース30hへ出力する。
ところで、上述の通り、画像形成装置1の電源がオンになると、MFPユニット2およびサーバユニット3それぞれが独立して必要なプログラムを順次、起動する。また、画面をタッチパネルディスプレイ4に表示させる処理は、原則として、サーバユニット3が行う。したがって、サーバユニット3が起動し終わる時刻が、MFPユニット2が起動し終わる時刻よりも遅ければ、ユーザは、MFPユニット2が起動し終わっても直ちにはMFPユニット2を操作することができない。
また、MFPユニット2が正常に動作しているにも関わらずサーバユニット3に不具合が発生すると、MFPユニット2を操作することができなくなる。
しかし、タッチパネルディスプレイ共用プログラム20Pおよびタッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pによると、これらの問題点を解決することができる。以下、この仕組みについて、説明する。
図5は、MFPユニット2の機能的構成の例を示す図である。図6は、サーバユニット3の機能的構成の例を示す図である。図7は、コピージョブ画面7A1の例を示す図である。図8は、ボックス画面7A2の例を示す図である。図9は、メニュー画面7B1のデフォルトの形態の例を示す図である。図10は、MFPユニット2のダウン時におけるメニュー画面7B1の形態の例を示す図である。
タッチパネルディスプレイ共用プログラム20Pによると、図5に示すサーバ起動確認部201、MFP画面表示部202、無操作時間計測部203、表示終了処理部204、表示終了通知部205、画面データ転送部206、およびサーバダウン監視部207などがMFPユニット2に実現される。
タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pによると、図6に示す起動完了回答部301、マルチ画面表示部302、問合返信部303、MFPダウン監視部304、転送要否判別部305、および座標データ転送部306などがサーバユニット3に実現される。
画像形成装置1の電源がオンになると、MFPユニット2およびサーバユニット3のそれぞれにおいて、タッチパネルディスプレイ共用プログラム20Pおよび30Pが起動される。
タッチパネルディスプレイ共用プログラム20Pの起動が完了すると、サーバ起動確認部201は、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動がサーバユニット3において完了したか否かを定期的に、例えば次のように確認する。
サーバ起動確認部201は、例えば、1〜5秒ごとに、問合データ6Aを第二のNIC20jによってサーバユニット3へ送信する。
タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動が完了していなければ、サーバユニット3は、問合データ6Aに対して応答することができない。そこで、サーバ起動確認部201は、問合データ6Aを送信した後、所定の時間(例えば、1秒)が経過しても、問合データ6Aに対する返信がなければ、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動が完了していないと、判別する。
サーバユニット3は、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動が完了すると、問合データ6Aに対して応答することができる。
具体的には、起動完了回答部301は、問合データ6Aが第二のNIC30fによって受信されると、直ちに応答データ6Bを第二のNIC30fによってMFPユニット2へ送信(返信)する。
そして、サーバ起動確認部201は、第二のNIC20jによって応答データ6Bが受信されると、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動が完了したと判別する。
MFP画面表示部202は、タッチパネルディスプレイ共用プログラム20Pの起動後に初めて、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動が完了していないとサーバ起動確認部201によって判別された際に、MFP専用画面7Aが表示されるようにタッチパネルディスプレイ4を制御する。MFP専用画面7Aは、サーバユニット3の機能に依存することなくMFPユニット2の機能によって提供することができるサービスのための画面である。制御は、次のように行われる。
MFP画面表示部202は、デフォルトの画面、例えば、図7のようなコピージョブ画面7A1をMFP専用画面7Aとして表示させるように、ビデオボード20k(図3参照)に指令する。
すると、ビデオボード20kは、MFP専用画面7A(例えば、コピージョブ画面7A1)のビットマップデータを生成し、画面データ6Cとしてタッチパネルディスプレイ4へ送信する。
画面データ6Cは、タッチパネルディスプレイ4へ第一の入力端子4E1を介して入力される。
すると、入力切換部4Cは、画面データ6Cをディスプレイモジュール4Aへ送る。そして、ディスプレイモジュール4Aは、画面データ6Cに基づいてMFP専用画面7Aを表示する。
タッチパネルモジュール4Bは、タッチ面がタッチされると、タッチされた位置を示す座標データ6Dを出力切換部4Dへ送る。
この時点においては、画面データ6Cが第一の入力端子4E1を介して入力されている。そこで、出力切換部4Dは、座標データ6Dを第一の出力端子4F1へ送る。そして、座標データ6Dが、第一の出力端子4F1を介してMFPユニット2へ送信される。
座標データ6Dは、MFPユニット2において、入力インタフェース20mによって入力される。そして、MFPユニット2は、座標データ6Dに基づいて処理を実行する。
例えば、座標データ6Dにスタートボタン7A11の座標が示される場合は、スキャンユニット20gが画像を読み取り、プリントユニット20hがその画像を印刷する。
または、MFP専用画面7Aが適宜、変わる。例えば、コピージョブ画面7A1において、座標データ6Dにボックスボタン7A12の座標が示される場合は、MFP画面表示部202は、コピージョブ画面7A1に代わって図8のようなボックス画面7A2がコピージョブ画面7A1として表示されるようにタッチパネルディスプレイ4を制御する。
無操作時間計測部203は、無操作時間T1を計測する。無操作時間T1は、タッチパネルディスプレイ4に対して操作が行われていない時間である。
具体的には、無操作時間計測部203は、MFP専用画面7Aが表示されたら、無操作時間T1を計測し始める。その後、入力インタフェース20mに座標データ6Dが入力されたら(つまり、MFP専用画面7Aが操作されたら)、無操作時間T1をリセットし、無操作時間T1をゼロ秒から計測し直す。
表示終了処理部204は、次の条件_1および条件_2の両方を満たす場合に、ビデオボード20kによる画面データ6Cの出力を終了させる。つまり、MFP専用画面7Aの表示を終了させる。
条件_1: タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動が完了したこと。
条件_2: 条件_1が満たされた後、無操作時間T1が所定の時間(例えば、30秒)を超え、または、条件_1が満たされた時点で既に無操作時間T1が所定の時間を超えていること。
なお、条件_1を満たしたか否かは、サーバ起動確認部201によって判別される。所定の時間は、画像形成装置1の管理者が任意に設定することができる。
表示終了通知部205は、画面データ6Cの出力が表示終了処理部204によって終了されると、その旨を示す終了通知データ6Eを、第二のNIC20jによってサーバユニット3へ送信する。
サーバユニット3のマルチ画面表示部302は、終了通知データ6Eが第二のNIC30fによって受信されると、マルチ画面7Bが表示されるようにタッチパネルディスプレイ4を制御する。
マルチ画面7Bは、第一の形態のサービス、第二の形態のサービス、および第三の形態のサービスのうちの少なくとも1つのための画面である。第一の形態のサービスは、MFPユニット2の機能およびサーバユニット3の機能の両方を用いて実現されるサービスである。第二の形態のサービスは、サーバユニット3の機能に依存せずMFPユニット2の機能によって実現されるサービスである。第三の形態のサービスは、MFPユニット2の機能に依存せずサーバユニット3の機能によって実現されるサービスである。タッチパネルディスプレイ4の制御は、次のように行われる。
マルチ画面表示部302は、デフォルトの画面、例えば、図9のようなメニュー画面7B1をマルチ画面7Bとして表示させるように、ビデオボード30gに指令する。
すると、ビデオボード30gは、マルチ画面7B(例えば、メニュー画面7B1)のビットマップデータを生成し、画面データ6Fとしてタッチパネルディスプレイ4へ送信する。
画面データ6Fは、タッチパネルディスプレイ4へ第二の入力端子4E2を介して入力される。
この時点において、MFPユニット2からタッチパネルディスプレイ4への画面データ6Cの送信が既に終了しているので、第一の入力端子4E1から画面データ6Cが入力されない。したがって、入力切換部4Cは、画面データ6Fをディスプレイモジュール4Aへ送る。
なお、もしも画面データ6Cの送信が終了するよりも先に、画面データ6Fが第二の入力端子4E2に入力されたとしても、画面データ6Cよりも画面データ6Fのほうが後に入力されるので、入力切換部4Cは、画面データ6Cを送るのを止め、画面データ6Fをディスプレイモジュール4Aへ送る。
そして、ディスプレイモジュール4Aは、画面データ6Fに基づいてマルチ画面7Bを表示する。
メニュー画面7B1は、複数のボタン7B1a〜7B1jが配置されている。ボタン7B1j〜7B1kは、第一の形態のサービスを開始するように指令しまたは第一の形態のサービスの条件を指定する画面を呼び出すためのオブジェクト(コントロール)である。以下、このようなオブジェクトを「第一のオブジェクト」と記載する。
ボタン7B1a〜7B1eは、第二の形態のサービスを開始するように指令し、第二の形態のサービスの条件を指定する画面を呼び出し、またはMFPユニット2を設定する画面を呼び出すためのオブジェクトである。以下、このようなオブジェクトを「第二のオブジェクト」と記載する。
ボタン7B1f〜7B1iは、第三の形態のサービスを開始するように指令し、第三の形態のサービスの条件を指定する画面を呼び出し、またはサーバユニット3を設定する画面を呼び出すためのボタンである。以下、このようなオブジェクトを「第三のオブジェクト」と記載する。
上述の通り、タッチパネルモジュール4Bは、タッチ面がタッチされると、タッチされた位置を示す座標データ6Dを出力切換部4Dへ送る。
この時点においては、画面データ6Fが第二の入力端子4E2を介して入力されている。そこで、出力切換部4Dは、座標データ6Dを第二の出力端子4F2へ送る。そして、座標データ6Dが、第二の出力端子4F2を介してサーバユニット3へ送信される。
座標データ6Dは、サーバユニット3において、入力インタフェース30hによって入力される。
すると、転送要否判別部305は、座標データ6DをMFPユニット2へ転送すべきか否かを、次のように判別する。
座標データ6Dに第二のオブジェクトの座標が示される場合は、転送要否判別部305は、転送すべきであると判別する。第一のオブジェクトの座標または第三のオブジェクトの座標が示される場合は、転送すべきでないと判別する。
座標データ転送部306は、座標データ6DをMFPユニット2へ転送すべきであると転送要否判別部305によって判別されたら、第二のNIC30fによって座標データ6DをMFPユニット2へ転送する。
転送すべきでないと判別された場合は、サーバユニット3において、座標データ6Dに基づいて処理が行われる。
座標データ6Dは、サーバユニット3から出力されると、第二のNIC20jによってMFPユニット2に入力される。そして、MFPユニット2は、座標データ6Dに基づいて処理を実行する。
処理の例は、入力インタフェース20mによって座標データ6Dが入力された場合の例と基本的に同様であって、上述の通りである。
ただし、タッチパネルディスプレイ4に表示させる画面を遷移させる必要がある場合は、画面データ転送部206は、遷移後の画面を表示するための画面データ6Gを、タッチパネルディスプレイ4の代わりに、第二のNIC20jによってサーバユニット3へ送信する。
マルチ画面表示部302は、画面データ6Gが第二のNIC30fによって受信されると、画面データ6Gに基づいて、遷移後の画面が表示されるようにタッチパネルディスプレイ4を制御する。ただし、この画面の上にメニュー画面7B1へ戻るためのボタンを重ねるように制御する。
この画面がこのボタンとともにタッチパネルモジュール4Bに表示された後、このボタン以外の位置がタッチされた場合は、座標データ6Dがサーバユニット3へ送信され、MFPユニット2へ転送される。このボタンがタッチされた場合は、MFPユニット2へは転送されず、マルチ画面表示部302によって、再びタッチパネルモジュール4Bにメニュー画面7B1が表示される。
ところで、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pのほうがタッチパネルディスプレイ共用プログラム20Pよりも先に起動し終わることがある。このときにサーバ起動確認部201が問合データ6Aの1回目の送信を行うと、直ちに応答データ6Bが返信されてくる。
この場合は、MFP画面表示部202は、MFP専用画面7Aを表示させる処理を行わない。また、表示終了通知部205は、念のために終了通知データ6Eをサーバユニット3へ送信する。
また、サーバユニット3のマルチ画面表示部302は、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動の完了後、所定の時間(例えば、5〜10秒)が経過しても問合データ6AがMFPユニット2から送信されてこない場合は、終了通知データ6Eが送信されてくるのを待たず、マルチ画面7Bを表示させる処理を開始する。
タッチパネルディスプレイ共用プログラム20Pおよびタッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動後、MFPユニット2またはサーバユニット3がダウンすることがある。
MFPユニット2のサーバダウン監視部207は、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動が完了した後、サーバユニット3がダウンしたか否かを例えば次のように監視する。
サーバダウン監視部207は、監視用データ6Hを定期的に(例えば、5〜10秒ごとに)サーバユニット3へ第二のNIC20jによって送信する。PING(Packet Internet Groper)の検査用のデータを監視用データ6Hとして送信してもよい。
サーバユニット3の問合返信部303は、監視用データ6Hが第二のNIC30fによって受信されると、直ちに応答データ6Jを第二のNIC30fによってMFPユニット2へ送信する。
そして、サーバダウン監視部207は、監視用データ6Hを送信した後、所定の時間(例えば、1秒)が経過しても応答データ6Jが返信されてこない場合は、サーバユニット3がダウンしたと、判別する。一方、応答データ6Jが所定の時間内に返信されてきた場合は、サーバユニット3がダウンしていないと、判別する。
サーバユニット3のMFPダウン監視部304は、監視用データ6HがMFPユニット2から最後に送信されてきてから所定の時間(例えば、監視用データ6Hを送信する間隔の5倍の時間)が経過した場合に、MFPユニット2がダウンしたと判別する。所定の時間が経過するまでに次の監視用データ6Hが送信されてきた場合は、ダウンしていないと、判別する。
なお、サーバダウン監視部207によるサーバユニット3の監視の方法と同様に、MFPダウン監視部304は、PINGを用いてMFPユニット2を監視してもよい。
サーバユニット3がダウンしたとサーバダウン監視部207によって判別された場合は、MFP画面表示部202は、MFP専用画面7Aをタッチパネルディスプレイ4に表示させるための処理を行う。この処理の方法は、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動するまでにMFP専用画面7Aを表示させる処理と同様である。さらに、無操作時間計測部203も、無操作時間T1を計測する。
その後、サーバユニット3が回復すると、サーバユニット3がダウンしていないとサーバダウン監視部207によって判別されるようになる。
すると、条件_1および条件_2の両方を満たす場合に、表示終了処理部204は、上述の方法でMFP専用画面7Aの表示を終了させ、表示終了通知部205は、上述の方法で終了通知データ6Eをサーバユニット3へ送信する。
マルチ画面表示部302は、終了通知データ6Eを受信すると、マルチ画面7Bをタッチパネルディスプレイ4に表示させる処理を行う。
一方、MFPユニット2がダウンしたとMFPダウン監視部304によって判別された場合は、マルチ画面表示部302は、マルチ画面7Bに配置されているオブジェクトのうちの第一の形態のサービスのオブジェクトおよび第二の形態のサービスのオブジェクトを、操作することができないことを表わす形態に変更させる。例えば、これらのオブジェクトを、図10のようにグレーアウトさせる。または、非表示にしてもよい。
これらのオブジェクトのいずれがタッチされても、サーバユニット3は、オブジェクトに対する操作を受け付けない。
その後、MFPユニット2が回復すると、MFPユニット2がダウンしていないとMFPダウン監視部304によって判別されるようになる。
すると、マルチ画面表示部302は、第一の形態のサービスのオブジェクトおよび第二の形態のサービスのオブジェクトの表示の形態を元に戻すことによって、操作することができるようにする。
図11は、MFPユニット2の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。図12は、サーバユニット3の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、MFPユニット2およびサーバユニット3それぞれの全体的な処理の流れを、フローチャートを参照しながら説明する。
画像形成装置1の電源がオンになると、MFPユニット2およびサーバユニット3は、それぞれ独立して、必要なプログラムを順次起動する。
MFPユニット2は、タッチパネルディスプレイ共用プログラム20Pを起動したら、タッチパネルディスプレイ共用プログラム20Pに基づいて、図11に示す手順の処理を実行する。
MFPユニット2は、サーバユニット3においてタッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動が完了したか否かの監視を開始する(#801)。
既に起動が完了している場合は(#802でYes)、MFPユニット2は、サーバユニット3がダウンしたか否かを監視し始める(#812)。
未だ起動が完了していない場合は(#802でNo)、MFPユニット2は、タッチパネルディスプレイ4へ接続し(#803)、MFP専用画面7Aをタッチパネルディスプレイ4に表示させる(#804)。さらに、無操作時間T1を計測し始める(#805)。
MFP専用画面7Aに対して操作が行われたら、つまり、座標データ6Dを受信したら(#806でYes)、MFPユニット2は、無操作時間T1をリセットし、無操作時間T1をゼロ秒から計測し直す(#807)。
タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動が完了したことを検知すると(#808でYes)、MFPユニット2は、無操作時間T1が所定の時間を超えていれば(#809でYes)、タッチパネルディスプレイ4との接続を切断するなどしてMFP専用画面7Aの表示を終了する(#810)。そして、表示の終了をサーバユニット3へ通知し(#811)、サーバユニット3がダウンしたか否かを監視し始める(#812)。
なお、MFPユニット2は、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動の完了が検知されたら、これを監視するのを終了する。
サーバユニット3がダウンしたことを検知すると(#813でYes)、MFPユニット2は、ステップ#803へ戻ってMFP専用画面7Aをタッチパネルディスプレイ4に表示させる処理などを行う(#803〜#807)。
そして、サーバユニット3が回復したことを検知すると(#808でYes)、MFPユニット2は、上述のステップ#809〜#811の処理を行う。
MFPユニット2は、上記の各処理を、サービスを提供している間(#814でYes)、適宜、実行する。また、座標データ6Dを受信するごとに、それに基づいて適宜、処理を実行する。
一方、サーバユニット3は、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pを起動したら、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pに基づいて、図12に示す手順の処理を実行する。
サーバユニット3は、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動の完了後、所定の時間が経過するまでに問合データ6AをMFPユニット2から受信すると(#821でYes)、これに応答する(#822)。つまり、応答データ6BをMFPユニット2へ返信する。その後、終了通知データ6Eを受信したら(#823でYes)、マルチ画面7Bをタッチパネルディスプレイ4に表示させる(#824)。
一方、タッチパネルディスプレイ共用プログラム30Pの起動の完了後、所定の時間が経過しても問合データ6Aを受信しない場合は(#821でNo)、サーバユニット3は、終了通知データ6Eを待たず、直ちにマルチ画面7Bをタッチパネルディスプレイ4に表示させる(#824)。
マルチ画面7Bを表示する処理と並行してまたは前後して、サーバユニット3は、MFPユニット2がダウンしたか否かを監視し始める(#825)。
サーバユニット3は、座標データ6Dをタッチパネルディスプレイ4から受信すると(#826でYes)、MFPユニット2へ座標データ6Dを転送すべきか否かを判別する(#827)。そして、転送すべきである場合は(#828でYes)、座標データ6DをMFPユニット2へ転送する(#829)。
または、監視用データ6HをMFPユニット2から受信すると(#830でYes)、サーバユニット3は、応答データ6JをMFPユニット2へ送信する(#831)。
または、MFPユニット2がダウンしたことを検知すると(#832でYes)、サーバユニット3は、マルチ画面7Bを構成するオブジェクトのうちのMFPユニット2の機能が必要なサービスのオブジェクト(第一のオブジェクトおよび第二のオブジェクト)を、消去しまたはグレーアウトするなどして選択できないように、マルチ画面7Bを更新する(#833)。
または、MFPユニット2が回復したことを検知すると(#834でYes)、サーバユニット3は、MFPユニット2の機能が必要なサービスのオブジェクトを選択できるようにマルチ画面7Bを更新する(#835)。
サーバユニット3は、上記の各処理を、サービスを提供している間(#836でYes)、適宜、実行する。また、座標データ6Dを受信するごとに、それに基づいて適宜、処理を実行する。
本実施形態によると、画像形成装置1を従来よりも有効的に使用することができる。特に、サーバユニット3の起動が完了していない場合およびMFPユニット2またはサーバユニット3がダウンした場合において、有効的に使用することができる。
本実施形態では、MFPユニット2、サーバユニット3、およびタッチパネルディスプレイ4を一体的に構成したが、分離して構成してもよい。例えば、タッチパネルディスプレイ4を画像形成装置1の筐体から取り外すことができるように構成してもよい。この場合は、タッチパネルディスプレイ4としてタブレットコンピュータを用い、MFPユニット2およびサーバユニット3は、タッチパネルディスプレイ4と無線によって通信すればよい。
本実施形態では、サーバユニット3が親装置でありMFPユニット2が子装置である場合を例に説明したが、MFPユニット2が親装置でありサーバユニット3が子装置であってもよい。
MFPユニット2およびサーバユニット3の間の通信回線(例えば、ケーブル)の不具合が生じると、どちらのユニットもダウンしていないにも関わらず、お互いにダウンを検知してしまうことがある。
すると、タッチパネルディスプレイ4の入力切換部4Cには、MFPユニット2およびサーバユニット3の両方から画像データが送信され続ける。この場合は、入力切換部4Cは、両ユニットのうちの予め決められたユニットからの画像データを選択し、ディスプレイモジュール4Aへ送るようにすればよい。
その他、画像形成装置1、MFPユニット2、サーバユニット3、タッチパネルディスプレイ4の全体または各部の構成、処理の内容、処理の順序、画面の構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置(処理装置)
2 MFPユニット(第二の装置、サービス提供装置)
202 MFP画面表示部(第二の表示制御手段、表示制御手段)
205 表示終了通知部(終了通知手段)
3 サーバユニット(第一の装置、サービス提供装置)
302 マルチ画面表示部(第一の表示制御手段、表示制御手段)
306 座標データ転送部(転送手段)
4 タッチパネルディスプレイ(表示装置)
4A ディスプレイモジュール(ディスプレイ)
4B タッチパネルモジュール(タッチパネル)
4D 出力切換部(操作内容送信手段)
4F1 第一の出力端子(操作内容送信手段)
4F2 第二の出力端子(操作内容送信手段)
6D 座標データ(操作の内容)
6E 終了通知データ(終了通知)
7A MFP専用画面(専用画面)
7B マルチ画面(共用画面)

Claims (12)

  1. 第一のサービスを提供する第一の装置と、第二のサービスを提供する第二の装置と、表示装置と、を有する処理装置であって、
    前記第一の装置に、
    前記第一のサービスおよび前記第二のサービスのために共通に使用される共用画面を前記表示装置に表示させる第一の表示制御手段、
    が設けられ、
    前記第二の装置に、
    前記第一の装置が前記表示装置に前記共用画面を表示させることができない場合に、前記第一のサービスおよび前記第二のサービスのうちの前記第二のサービスのみのために使用される専用画面を前記表示装置に表示させる第二の表示制御手段、
    が設けられる、
    ことを特徴とする処理装置。
  2. 前記第二の装置に、
    前記第一の装置が前記表示装置に前記共用画面を表示させることができるようになった後、前記専用画面を表示するのを終了する旨の終了通知を前記第一の装置へ送信する、終了通知手段、
    が設けられ、
    前記第二の表示制御手段は、前記第一の装置が前記表示装置に前記共用画面を表示させることができるようになった後、前記専用画面を表示させるのを終了し、
    前記第一の表示制御手段は、前記終了通知が送信されてくるまでは前記共用画面を表示させず、前記終了通知が前記第二の装置から送信されてきた後に前記共用画面を表示させる、
    請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記終了通知手段は、前記専用画面を表示しているときの、当該処理装置に対する操作が行われない時間が所定の時間以上になった場合に、前記終了通知を送信する、
    請求項2に記載の処理装置。
  4. 前記表示装置は、
    前記共用画面および前記専用画面のいずれかを表示するディスプレイと、
    タッチパネルと、
    前記タッチパネルに対する操作の内容を、前記共用画面を前記ディスプレイが表示している場合は前記第一の装置へ送信し、前記専用画面を表示している場合は前記第二の装置へ送信する、操作内容送信手段と、
    が設けられ、
    前記第一の装置に、
    前記操作の内容が前記第二のサービスに対応するものである場合に、前記操作の内容を前記第二の装置へ転送する転送手段、
    が設けられる、
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の処理装置。
  5. 前記第二の表示制御手段は、前記第一の表示制御手段が前記第一の装置において未だ起動しておらず、または、前記第一の装置がダウンしている場合に、前記専用画面を表示させる、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の処理装置。
  6. 前記第一の表示制御手段は、前記第二の装置がダウンしている場合にも、前記共用画面を前記表示装置に表示させる、
    請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の処理装置。
  7. 前記第一の表示制御手段は、前記第二の装置がダウンしている場合は、前記共用画面を、前記第二のサービスに対応する操作ができない形態で前記表示装置に表示させる、
    請求項6に記載の処理装置。
  8. 表示装置および第二のサービスを提供する他のサービス提供装置とともに用いられる、第一のサービスを提供するサービス提供装置であって、
    前記第一のサービスおよび前記第二のサービスのうちの前記第二のサービスのみのために使用される専用画面を前記表示装置に前記他のサービス提供装置が表示させた後、前記他のサービス提供装置から所定の通知があった場合に、前記第一のサービスおよび前記第二のサービスのために共通に使用される共用画面を前記専用画面に代えて前記表示装置に表示させる表示制御手段、
    を有することを特徴とするサービス提供装置。
  9. 表示装置および第一のサービスを提供する他のサービス提供装置とともに用いられる、第二のサービスを提供するサービス提供装置であって、
    前記他のサービス提供装置が前記表示装置に前記第一のサービスおよび前記第二のサービスのために共通に使用される共用画面を表示させることができない場合に、前記第一のサービスおよび前記第二のサービスのうちの前記第二のサービスのみのために使用される専用画面を前記共用画面の代わりに前記表示装置に表示させる表示制御手段、
    を有することを特徴とするサービス提供装置。
  10. 第一のサービスを提供する第一の装置と第二のサービスを提供する第二の装置と表示装置とを有する処理装置における画面表示方法であって、
    前記第一の装置に、
    前記第一のサービスおよび前記第二のサービスのために共通に使用される共用画面を前記表示装置に表示させる処理を実行させ、
    前記第二の装置に、
    前記第一の装置が前記表示装置に前記共用画面を表示させることができない場合に、前記第一のサービスおよび前記第二のサービスのうちの前記第二のサービスのみのために使用される専用画面を前記表示装置に表示させる処理を実行させる、
    ことを特徴とする画面表示方法。
  11. 表示装置および第二のサービスを提供する他のサービス提供装置とともに用いられる、第一のサービスを提供するサービス提供装置を制御する、コンピュータプログラムであって、
    前記サービス提供装置に、
    前記第一のサービスおよび前記第二のサービスのうちの前記第二のサービスのみのために使用される専用画面を前記表示装置に前記他のサービス提供装置が表示させた後、前記他のサービス提供装置から所定の通知があった場合に、前記第一のサービスおよび前記第二のサービスのために共通に使用される共用画面を前記専用画面に代えて前記表示装置に表示させる処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 表示装置および第一のサービスを提供する他のサービス提供装置とともに用いられる、第二のサービスを提供するサービス提供装置を制御する、コンピュータプログラムであって、
    前記サービス提供装置に、
    前記他のサービス提供装置が前記表示装置に前記第一のサービスおよび前記第二のサービスのために共通に使用される共用画面を表示させることができない場合に、前記第一のサービスおよび前記第二のサービスのうちの前記第二のサービスのみのために使用される専用画面を前記共用画面の代わりに前記表示装置に表示させる処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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