JP2006251860A - 電源制御システム、サーバ、クライアント、電源制御プログラム - Google Patents

電源制御システム、サーバ、クライアント、電源制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 情報機器の利便性を向上させながらも消費電力を低減させることのできる電源制御システム、サーバ、クライアント、電源制御プログラムを提供する。
【解決手段】 管理コンピュータ12は、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13の台数をリアルタイムに監視して接続数記憶部31に接続数として登録し、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13の電源が全てオフ状態になったとき、プリンタ15の電源をオフ状態にした。また、管理コンピュータ12は、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13の電源が、始業時間後、最初にオン状態になったとき、プリンタ15の電源をオン状態にした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電源制御システム、サーバ、クライアント、電源制御プログラムに関する。
従来、事務所内においてプリンタは複数台のコンピュータと接続され、複数のユーザが共有して使用するため、ユーザによってはコンピュータの設置場所からプリンタの設置場所までの距離が離れており、プリンタの使用を終了したときに、そのプリンタの電源をオフ状態にしてよいかどうかの判断が困難であった。そのため、プリンタの電源を切り忘れて無駄な電力を消費したり、部品の老朽化を早めたりするといった問題があった。
そこで、自身の電源をオフ状態にすることのできるネットワークプリンタ(以下、プリンタという)があった(例えば、特許文献1)。特許文献1のプリンタは、不揮発性メモリを備え、その不揮発性メモリのIPアドレステーブルに、ネットワークに接続され、プリンタへのアクセスを許可するコンピュータを登録する。そして、そのIPアドレステーブルに登録されている全てのコンピュータの動作状態の検出を行い、全てのコンピュータの電源がオフ状態にされているとき、プリンタ自身の電源をオフ状態にする。
特開2002−63006号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプリンタでは、事務所内の全てのプリンタの電源を一括して制御することができなかった。すなわち、事務所内には複数の種類のプリンタがあり、それぞれ電源の制御の方法が異なる。そのため、例えば、プリンタに接続されているコンピュータの動作状態の検出を行えないプリンタでは、ユーザがプリンタの電源をオフ状態にしてよいかを判断してから電源をオフ状態にする必要があり、上述のように、結局、プリンタの電源を切り忘れることになっていた。
本発明は、上記問題を解決するものであって、その目的は、情報機器の利便性を向上させながらも消費電力を低減させることのできる電源制御システム、サーバ、クライアント、電源制御プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明の電源制御システムは、少なくとも1つの情報機器とサーバと少なくとも1つのクライアントとが接続された電源制御システムであって、前記サーバが、前記クライアントの電源状態を検出する検出手段と、前記電源状態と連動して前記情報機器の電源状態を制御する電源制御信号を前記情報機器に送信する電源制御信号送信手段とを備えるとともに、前記情報機器が、前記電源制御信号を受信する制御信号受信手段と、前記電源制御信号を受信したとき、同情報機器の電源を制御する電源制御手段とを備えた。
この発明によれば、サーバの検出手段がクライアントの電源状態を検出し、電源制御信号送信手段がクライアントの電源状態と連動して情報機器の電源状態を制御する電源制御信号を情報機器に送信する。情報機器の電源制御手段は、電源制御信号を受信したとき、情報機器の電源を制御する。この結果、例えば、クライアントの電源状態を検出することのできない情報機器があっても、サーバにより一括して電源を制御することができる。従って、情報機器の利便性を向上させながらも消費電力を低減させることができる。
本発明の電源制御システムは、少なくとも1つの情報機器とサーバと少なくとも1つのクライアントとが接続された電源制御システムであって、前記サーバが、電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段と、前記第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出したとき、前記情報機器の電源をオフ状態にする電源オフ信号を前記情報機器に送信するオフ信号送信手段とを備えるとともに、前記情報機器が、前記電源オフ信号を受信するオフ信号受信手段と、前記電源オフ信号を受信したとき、同情報機器の電源をオフ状態にする電源オフ手段とを備えた。
この発明によれば、電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出したとき、オフ信号送信手段が情報機器に電源オフ信号を送信する。そして、情報機器のオフ信号受信手段が電源オフ信号を受信したとき、電源オフ手段が情報機器の電源をオフ状態にする。この結果、例えば、クライアントの電源状態を検出することのできない情報機器があっても、サーバにより一括して電源を制御することができるので、クライアントの電源がオフ状態であるのに情報機器の電源がオン状態のままであるため消費電力が増加したり、ユーザが情報機器の電源の状態を確認する手間を要したりすることがない。従って、情報機器の利便性を向上させながらも消費電力を低減させることができる。
本発明の電源制御システムは、少なくとも1つの情報機器とサーバと少なくとも1つのクライアントとが接続された電源制御システムであって、前記クライアントが、同クライアントの電源がオン状態となったことを通知する電源オン通知を前記サーバに送信する電源オン通知送信手段を備え、前記サーバが、前記電源オン通知を受信する電源オン通知受信手段と、電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段と、前記第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出した後、最初に前記電源オン通知を受信したとき、前記情報機器の電源をオン状態にする電源オン信号を前記情報機器に送信するオン信号送信手段とを備えるとともに、前記情報機器が、前記電源オン信号を受信するオン信号受信手段と、前記電源オン信号を受信したとき、同情報機器の電源をオン状態にする電源オン手段とを備えた。
この発明によれば、サーバの第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出した後、クライアントの電源オン通知送信手段が送信した電源オン通知を最初に受信したとき、オン信号送信手段が情報機器に電源オン信号を送信する。情報機器のオン信号受信手段が電源オン信号を受信したとき、電源オン手段は同情報機器の電源をオン状態にする。この結果、例えば、クライアントの電源状態を検出することのできない情報機器があっても、サーバにより一括して電源を制御することができるので、クライアントの電源がオン状態であるのに情報機器の電源がオフ状態のままであるため情報機器を使用できなくなったり、ユーザが情報機器の電源の状態を確認する手間を要したりすることがない。従って、情報機器の利便性を向上させることができる。
本発明のサーバは、少なくとも1つの情報機器及び少なくとも1つのクライアントと接続可能なサーバであって、前記クライアントの電源状態を検出する検出手段と、前記電源状態と連動して前記情報機器の電源状態を制御する電源制御信号を作成する第1電源制御信号作成手段とを備えた。
また、本発明の電源制御プログラムは、少なくとも1つの情報機器及び少なくとも1つのクライアントと接続可能なサーバを、前記クライアントの電源状態を検出する検出手段と、前記電源状態と連動して前記情報機器の電源状態を制御する電源制御信号を作成する第1電源制御信号作成手段として機能させる。
これらの発明によれば、検出手段がクライアントの電源状態を検出し、第1電源制御信
号作成手段がクライアントの電源状態と連動して情報機器の電源状態を制御する電源制御信号を作成する。この結果、例えば、クライアントの電源状態を検出することのできない情報機器があっても、サーバにより一括して電源を制御することができる。従って、情報機器の利便性を向上させながらも消費電力を低減させることができる。
本発明のサーバは、少なくとも1つの情報機器及び少なくとも1つのクライアントと接続可能なサーバであって、電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段と、前記第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出したとき、前記情報機器の電源をオフ状態にする電源オフ信号を作成するオフ信号作成手段とを備えた。
この発明によれば、電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出したとき、情報機器の電源をオフ状態にする電源オフ信号を作成する。この結果、例えば、クライアントの電源状態を検出することのできない情報機器があっても、サーバにより一括して電源を制御することができるので、クライアントの電源がオフ状態であるのに情報機器の電源がオン状態のままであるため消費電力が増加したり、ユーザが情報機器の電源の状態を確認する手間を要したりすることがない。従って、情報機器の利便性を向上させながらも消費電力を低減させることができる。
本発明のサーバは、少なくとも1つの情報機器及び少なくとも1つのクライアントと接続可能なサーバであって、電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段と、前記第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出したとき、前記情報機器の電源をオフ状態にする電源オフ信号をユーザにより入力可能な電源オフ信号入力部を作成するオフ信号入力部作成手段とを備えた。
この発明によれば、電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出したとき、オフ信号入力部作成手段が、情報機器の電源をオフ状態にする電源オフ信号をユーザにより入力可能な電源オフ信号入力部を作成する。この結果、ユーザの電源オフ信号入力部の操作によって情報機器の電源をオフ状態にするので、情報機器の電源をオフ状態にすることについてユーザの了承を得ながらも、例えば、ユーザを情報機器の設置場所まで移動させて電源をオフ状態にさせることがない。従って、情報機器の利便性を向上させながらも、消費電力を低減させることができる。
本発明のサーバは、少なくとも1つの情報機器及び少なくとも1つのクライアントと接続可能なサーバであって、電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段と、前記第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出したとき、ユーザに前記情報機器の電源オフ手段の操作を促す操作依頼を作成する操作依頼作成手段とを備えた。
この発明によれば、電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出したとき、操作依頼作成手段がユーザに情報機器の電源オフ手段の操作を促す操作依頼を作成する。この結果、例えば、機械的に電源をオフ状態にすることのできる電源オフ手段のみを有し、電気的に電源をオフ状態にすることのできない情報機器であっても、クライアントの電源状態と連動して情報機器の電源を制御することができる。従って、既存の情報機器を使用しながらも、情報機器の消費電力を低減させることができる。
本発明のサーバは、少なくとも1つの情報機器及び少なくとも1つのクライアントと接続可能なサーバであって、電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段
と、前記第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出した後、最初に前記クライアントの電源がオン状態となったことを通知する電源オン通知を受信したとき、電源がオン状態のクライアントを検出したとする検出信号を出力する検出信号出力手段とを備えた。
この発明によれば、電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出した後、最初にクライアントの電源がオン状態となったことを通知する電源オン通知を受信したとき、検出信号出力手段が電源がオン状態のクライアントを検出したとする検出信号を出力する。この結果、例えば、始業時間等、クライアントの電源がオフ状態であった後に、最初にクライアントの電源がオン状態になったとき、サーバはクライアントを検出したと判断して情報機器の電源をオン状態にさせることができる。従って、情報機器の利便性を向上させることができる。
本発明のサーバは、少なくとも1つの情報機器及び少なくとも1つのクライアントと接続可能なサーバであって、電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段と、前記クライアントの前記情報機器へのアクセスの有無を検出する第2検出手段と、前記第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出した後、前記第2検出手段が、最初に前記クライアントの前記情報機器へのアクセスを検出したとき、電源がオン状態のクライアントを検出したとする検出信号を出力する検出信号出力手段とを備えた。
この発明によれば、電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出した後、第2検出手段が、最初にクライアントの情報機器へのアクセスを検出したとき、検出信号出力手段が電源がオン状態のクライアントを検出したとする検出信号を出力する。この結果、例えば、始業時間等、クライアントの電源がオフ状態であった後に最初にクライアントから情報機器へのアクセスがあったとき、サーバはクライアントを検出したと判断して情報機器の電源をオン状態にさせることができるので、情報機器を使用する際に電源をオン状態にすることができる。従って、情報機器の利便性を向上させながらも消費電力を低減させることができる。
本発明のサーバであって、前記検出信号が出力されたとき、前記情報機器の電源をオン状態にする電源オン信号を作成するオン信号作成手段を備えた。
この発明によれば、オン信号作成手段は、検出信号が出力されたとき、情報機器の電源をオン状態にする電源オン信号を作成する。この結果、例えば、クライアントの電源がオン状態であるのに情報機器の電源がオフ状態のままであるため情報機器を使用できなくなることがない。従って、情報機器の利便性を向上させることができる。
本発明のサーバであって、前記検出信号が出力されたとき、前記情報機器の電源をオン状態にする電源オン信号をユーザにより入力可能な電源オン信号入力部を作成するオン信号入力部作成手段を備えた。
この発明によれば、オン信号入力部作成手段は、検出信号が出力されたとき、情報機器の電源をオン状態にする電源オン信号をユーザにより入力可能な電源オン信号入力部を作成する。この結果、ユーザの電源オン信号入力部の操作によって情報機器の電源をオン状態にするので、情報機器の電源をオン状態にすることについてユーザの了承を得ながらも、例えば、ユーザを情報機器の設置場所まで移動させて電源をオン状態にさせることがない。従って、情報機器の利便性を向上させながらも、消費電力を低減させることができる。
本発明のサーバであって、前記検出信号が出力されたとき、ユーザに前記情報機器の電源オン手段の操作を促す操作依頼を作成する操作依頼作成手段を備えた。
この発明によれば、操作依頼作成手段は、検出信号が出力されたとき、情報機器を使用するユーザに情報機器の電源オン手段の操作を促す操作依頼を作成する。この結果、例えば、機械的に電源をオン状態にすることのできる電源オン手段のみを有し、電気的に電源をオン状態にすることのできない情報機器であっても、クライアントの電源状態と連動して情報機器の電源を制御することができる。従って、既存の情報機器を使用しながらも、情報機器の消費電力を低減させることができる。
本発明のクライアントは、少なくとも1つの情報機器及びサーバと接続可能なクライアントであって、前記サーバから送信された電源制御信号作成依頼に基づいて、前記情報機器の電源を制御するための電源制御信号を作成する第2電源制御信号作成手段を備えた。
この発明によれば、第2電源制御信号作成手段は、サーバから送信された電源制御信号作成依頼に基づいて、情報機器の電源を制御するための電源制御信号を作成する。この結果、例えば、情報機器の電源を制御することについてクライアントを使用するユーザの了承を得ながらも、ユーザを情報機器の設置場所まで移動させて情報機器の電源を制御させることがない。従って、情報機器の利便性を向上させながらも、消費電力を低減させることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。第1実施形態では、電源制御システムを、事務所内において、複数のコンピュータとネットワークを介して接続されているプリンタの電源のオン・オフをサーバが制御する場合について説明する。
図1に示すように、管理サーバ11は、プリンタの電源制御のための各種情報の送受信及び各記憶部に格納されるデータの読み出し、書き込み等を行う管理コンピュータ12を有する。管理コンピュータ12は、ネットワークIを介して複数のクライアントとしてのコンピュータ13に接続されている。管理サーバ11は、事務所内のネットワークI内のコンピュータ13やプリンタの管理を行うサーバである。コンピュータ13は、例えば、複数のユーザがそれぞれ使用する端末である。なお、図1では、説明の便宜上、4つのコンピュータ13しか図示していないが、実際はそれ以上のコンピュータ13が管理サーバ11と接続されている。また、ネットワークIは、会社内のLAN(Local Area Network)等である。そして、コンピュータ13は、それぞれネットワークIを介して情報機器としてのプリンタ15と接続されている。
管理コンピュータ12は、図示しないCPU等の制御部、RAM及びROM等の記憶部、及び通信手段等を備えている。この管理コンピュータ12は、ROMに記憶された各種プログラムに従って、コンピュータ13及びプリンタ15と各種データの送受信を行う。すなわち、本実施形態では、この管理コンピュータ12(管理サーバ11)が、検出手段、電源制御信号送信手段、第1検出手段、オフ信号送信手段、電源オン通知受信手段、オン信号送信手段、第1電源制御信号作成手段、オフ信号作成手段、オフ信号入力部作成手段等として機能する。また、管理コンピュータ12(管理サーバ11)は、操作依頼作成手段、オン信号作成手段、オン信号入力部作成手段、操作依頼作成手段、検出信号出力手段等としても機能する。
図2に示すように、コンピュータ13は、CPU13a等の制御部、RAM13b及びROM13c等の記憶部、及び通信手段13d等を備えている。このコンピュータ13は、ROM13cに記憶された各種プログラムに従って、管理コンピュータ12及びプリンタ15と各種データの送受信を行う。すなわち、本実施形態では、このコンピュータ13
が、電源オン通知送信手段、第2電源制御信号作成手段等として機能する。
また、図1及び図2に示すように、コンピュータ13は、キーボードK、マウスM等の入力手段を備えており、プリンタ15への印刷指示等を行うための各種操作信号をこの入力手段を介してコンピュータ13に入力する。また、コンピュータ13はモニタDを備えている。そのモニタDは、例えば、画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)等であって、モニタDの画面上に管理コンピュータ12から送信された各種データ等を出力表示する。
プリンタ15は、本実施形態では、レーザプリンタであって、図3に示すように、CPU15a、RAM15b、ROM15c及びASIC(Application Specific Integrated Circuit )15d等を備えている。CPU15aはROM15cに記憶されたプログラムを実行することで、ASIC15dに対し印刷制御上必要な指示を出し、コンピュータ13から送信された印刷データに基づいて駆動部DRを制御して印刷を行うようになっている。また、プリンタ15は、通信手段15eを備えており、管理コンピュータ12及びコンピュータ13と各種データの送受信を行う。すなわち、本実施形態では、このプリンタ15が制御信号受信手段、オフ信号受信手段、オン信号受信手段等として機能する。
また、プリンタ15は、電源制御手段、電源オフ手段、電源オン手段としての電源制御部21、スイッチ回路23、電源部25を備えている。電源制御部21は、スイッチ回路23のオン・オフを制御する。スイッチ回路23は、電源部25から駆動部DRへの電源の供給及び供給停止を制御する。そして、電源部25は、スイッチ回路23を介してプリンタ15の駆動部DRに電源を供給する。すなわち、電源制御部21がスイッチ回路23を介して電源部25の電源状態としてのオン状態・オフ状態を制御する。そして、スイッチ回路23がオン状態であるとき電源部25から駆動部DRへ電源が供給されてプリンタ15はオン状態となり、スイッチ回路23がオフ状態であるとき電源部25から駆動部DRへの電源の供給が停止されてプリンタ15はオフ状態となる。なお、本実施形態では、プリンタ15がオフ状態のとき、プリンタ15の駆動部DRの電源はオフ状態であるが、通信手段15e及び電源制御部21はオン状態であって、管理コンピュータ12及びコンピュータ13と通信可能であると共に、プリンタ15自身の電源をオン状態にすることができる。
また、プリンタ15は、図1に示すように、プリンタ15のフレームFに電源スイッチSを備えている。この電源スイッチSは、プリンタ15の電源がオフ状態のときにユーザが手指等で押下することによって前記スイッチ回路23がオン状態となり、プリンタ15がオン状態となる。一方、プリンタ15の電源がオン状態のときにユーザが一定時間(例えば、3秒間)手指等で押下することによって前記スイッチ回路23がオフ状態となり、プリンタ15がオフ状態となる。
管理サーバ11は、図1に示すように、接続数記憶部31を有する。接続数記憶部31には、接続数31aが登録されている。接続数31aは、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13のうち、電源がオン状態であるコンピュータ13の台数である。詳述すると、管理コンピュータ12は、就業時間後等のユーザが退社する毎にコンピュータ13の電源をオフ状態にするとき、管理コンピュータ12と同じセグメント内にあるコンピュータ13に対してオン状態確認信号を送信する。ここで、セグメントとは、ネットワークを構成するひとつの単位であって、管理コンピュータ12、コンピュータ13、プリンタ15にそれぞれ割り当てられたIPアドレスによって所属するセグメントが決定される。本実施形態では、説明の便宜上、1つのセグメントによってネットワークIが構成されるとするが、複数のセグメントからネットワークIが構成されてもよい。
オン状態確認信号とは、コンピュータ13がオン状態であるか否かを確認する信号であって、管理コンピュータ12は、このオン状態確認信号に対して所定の時間内に管理コンピュータ12に応答信号を送信したコンピュータ13を電源がオン状態であると判断する。本実施形態では、所定の時間は予め定められた時間であって、例えば、10秒間であったとする。一方、管理コンピュータ12は、所定の時間内に応答信号を送信しないコンピュータ13は電源がオフ状態であると判断する。そして、管理コンピュータ12は、オン状態確認信号をコンピュータ13に送信する毎に、応答信号を受信した回数に応じて接続数31aを積算する。従って、この接続数31aが、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13のうち電源がオン状態であるコンピュータ13の台数を表すことになる。本実施形態では、オン状態確認信号は応答信号の受信後に再度送信され、それに伴って接続数31aが更新される。すなわち、接続数31aは、管理コンピュータ12によってリアルタイムに更新されるものとする。
そして、管理コンピュータ12は、この接続数31aがゼロになったとき、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13のうち電源オン状態のコンピュータ13がなく、他にプリンタ15を使用するユーザがないとして、プリンタ15に対して電源制御信号としての電源オフ信号を送信する。プリンタ15はその電源オフ信号を受信すると、電源制御部21がスイッチ回路23をオフ状態とし、電源部25から駆動部DRに対しての電源の供給を停止することにより、プリンタ15自身の電源をオフ状態にすることができる。
また、コンピュータ13は、始業時間後等、事務所内のコンピュータ13及びプリンタ15の電源が全てオフ状態であった後に、ユーザによってコンピュータ13の電源がオン状態となったとき、管理コンピュータ12に電源オン通知を送信する。そして、管理コンピュータ12は、始業時間後に最初に電源オン通知を受信したとき、プリンタ15に電源制御信号としての電源オン信号を送信する。プリンタ15はその電源オン信号を受信すると、電源制御部21がスイッチ回路23をオン状態とし、電源部25から駆動部DRに対して電源を供給することにより、プリンタ15自身の電源をオン状態にすることができる。
次に、プリンタ15の電源をオフ状態にする電源オフ処理を図4に従って説明する。なお、このとき、就業時間後であって、ユーザが退社する毎にコンピュータ13の電源をオフ状態にしているとする。管理コンピュータ12は、まず、コンピュータ13に対してオン状態確認信号を送信する(ステップS1−10)。なお、管理コンピュータ12には複数のコンピュータ13が接続されており、管理コンピュータ12は、実際は、それら全てのコンピュータ13に対してオン状態確認信号を送信するが、図4においては、説明の便宜上、1台のコンピュータ13のみ図示する。コンピュータ13はオン状態確認信号を受信すると(ステップS1−15)、コンピュータ13の電源がオフ状態であるとき(ステップS1−20でYES)、所定の時間内に管理コンピュータ12に応答信号を送信せず、この電源オフ処理を終了する。一方、コンピュータ13の電源がオン状態であるとき(ステップS1−20でNO)、コンピュータ13は、所定の時間内に管理コンピュータ12に応答信号を送信する(ステップS1−25)。そして、管理コンピュータ12は、応答信号を受信すると(ステップS1−30)、その応答信号を接続数31aとして接続数記憶部31に登録する(ステップS1−35)。そして、管理コンピュータ12は、接続数記憶部31に登録されている接続数31aが0であるか否かを判断する(ステップS1−40)。すなわち、管理コンピュータ12に接続されているコンピュータ13のうち電源がオン状態のコンピュータ13があるか否かを判断する。電源がオン状態のコンピュータ13がある(接続数31aが1以上である)とき(ステップS1−40でNO)、管理コンピュータ12は、再度コンピュータ13に対してオン状態確認信号を送信する。一方、電源がオン状態のコンピュータ13がない(接続数が0である)とき(ステップS1−40でYES)、管理コンピュータ12は、プリンタ15に電源オフ信号を送信する(ス
テップS1−45)。プリンタ15は、電源オフ信号を受信すると(ステップS1−50)、プリンタ15自身の電源をオフ状態にし(ステップS1−55)、この電源オフ処理を終了する。
次に、プリンタ15の電源をオン状態にする電源オン処理を図5に従って説明する。このとき、事務所の始業時等であって、コンピュータ13及びプリンタ15の電源が全てオフ状態になっているとする。コンピュータ13は、ユーザによって電源をオン状態にされると、電源オン通知を管理コンピュータ12に送信する(ステップS2−10)。管理コンピュータ12は、電源オン通知を受信すると(ステップS2−15)、その電源オン通知を接続数31aとして接続数記憶部31に登録する(ステップS2−20)。そして、管理コンピュータ12は、その電源オン通知が、始業後、最初の電源オン通知であるか否かを判断する(ステップS2−25)。最初の電源オン通知でないと判断したとき(ステップS2−25でNO)、管理コンピュータ12は、この電源オン処理を終了する。一方、最初の電源オン通知であると判断したとき(電源がオン状態のクライアントを検出したことに相当)(ステップS2−25でYES)、管理コンピュータ12は、プリンタ15に電源オン信号を送信する(ステップS2−30)。プリンタ15は、電源オン信号を受信すると(ステップS2−35)、プリンタ15自身の電源をオン状態にし(ステップS2−40)、この電源オン処理を終了する。
上記第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 第1実施形態によれば、管理コンピュータ12は、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13のうち、電源がオン状態のコンピュータ13の台数をリアルタイムに監視して接続数記憶部31に接続数31aとして登録し、全てのコンピュータ13が電源オフ状態となったとき、プリンタ15の電源をオフ状態にした。この結果、例えば、コンピュータ13の電源が全てオフ状態であって、プリンタ15は使用されないにも関わらず、プリンタ15の電源がオン状態のままであるため消費電力が増加したり、ユーザがプリンタ15の電源をオフ状態にする手間を要したりすることがない。従って、プリンタ15の利便性を向上させながらも消費電力を低減させることができる。
(2) 第1実施形態によれば、管理コンピュータ12は、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13のうち、電源がオン状態のコンピュータ13の台数をリアルタイムに監視し、始業時間後、管理サーバ11に接続されたコンピュータ13の電源が最初にオン状態になったとき、プリンタ15の電源をオン状態にした。この結果、例えば、始業時間後にコンピュータ13の電源がオン状態であるのにプリンタ15の電源がオフ状態のままであるためプリンタ15を使用できなくなることがない。従って、プリンタ15の利便性を向上させることができる。
(3) 第1実施形態によれば、管理コンピュータ12は、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13のうち、電源がオン状態のコンピュータ13の台数をリアルタイムに監視し、その台数に応じてプリンタ15の電源を制御した。この結果、ユーザがプリンタ15の設置場所まで行ってプリンタ15の電源制御を行うことがないので、ユーザの手間を増加することなく、プリンタ15の電源を制御することができる。
(4) 第1実施形態によれば、管理コンピュータ12は、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13のうち、電源がオン状態のコンピュータ13の台数をリアルタイムに監視し、その台数に応じてプリンタ15の電源を制御した。この結果、プリンタ15の電源の制御がリアルタイムに行われるので、プリンタ15の低消費電力化に寄与することができる。
(5) 第1実施形態によれば、管理コンピュータ12は、管理サーバ11に接続され
ているコンピュータ13のうち、電源がオン状態のコンピュータ13の台数をリアルタイムに監視し、その台数に応じてプリンタ15の電源を制御した。この結果、プリンタ15の電源の制御がリアルタイムに行われるので、正確にプリンタ15の電源を制御することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図6〜図11に従って説明する。第2実施形態では、第1実施形態で説明した電源制御システムを、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13が1台のみであるとき、そのコンピュータ13のモニタDに、ユーザの操作によりプリンタ15の電源をオン状態・オフ状態にさせるための画面を出力するところが異なる。従って、第1実施形態と同様の箇所は、その符号を同一にし、説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態では、管理サーバ11は、さらにIPアドレス記憶部33を備えている。図7に示すように、IPアドレス記憶部33は、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13のうち、電源オン状態のコンピュータ13のIPアドレス33aが登録されている。IPアドレス記憶部33には、電源オン状態のコンピュータ13の台数と同数のIPアドレス33aが登録されており、本実施形態では、4台分のIPアドレス33aが登録されている。そして、管理サーバ11に接続されるコンピュータ13のうち、電源オン状態のコンピュータ13が変更される毎にIPアドレス記憶部33は更新され、登録されているIPアドレス33aが変更される。
次に、コンピュータ13のモニタDの画面に表示される表示画面について、図8及び図9に従って説明する。表示画面には電源オフ画面P1(図8参照)、電源オン画面P2(図9参照)の2種類がある。
電源オフ画面P1は、コンピュータ13を使用しているユーザにプリンタ15の電源をオフ状態にさせるための画面である。詳述すると、本実施形態では、第1実施形態と同様に管理コンピュータ12がコンピュータ13にオン状態確認通知を送信し、応答通知を接続数31aとして積算する。そして、接続数31aが1になったとき、すなわち、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13のうち電源オン状態のコンピュータ13が1台となったとき、管理コンピュータ12は、IPアドレス記憶部33を参照する。そして、管理コンピュータ12は、IPアドレス記憶部33に登録されているIPアドレス33aに対応したコンピュータ13に、図8に示すように、電源オフ画面P1を表示させる。電源オフ画面P1は、ユーザにプリンタ15の電源をオフ状態にさせる画面であって、メッセージ領域M1と電源オフ信号入力部としての電源オフボタンFBが表示されている。メッセージ領域M1には、その電源オフ画面P1が表示されたコンピュータ13が、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13のうち電源がオン状態である最後のコンピュータ13である旨が表示される。電源オフボタンFBは、プリンタ15の電源をオフ状態にするためのボタンであって、ユーザがマウスMの操作により電源オフボタンFBをクリックすると、コンピュータ13はプリンタ15に電源オフ信号を送信する。プリンタ15は、この電源オフ信号を受信すると、電源制御部21がスイッチ回路23をオフ状態とし、電源部25から駆動部DRに対しての電源の供給が停止され、プリンタ15の電源がオフ状態となる。
次に、始業時等に事務所で最初に電源がオン状態にされたコンピュータ13のモニタDに表示される電源オン画面P2について説明する。
電源オン画面P2は、コンピュータ13を使用しているユーザにプリンタ15の電源をオン状態にさせるための画面である。詳述すると、本実施形態では、第1実施形態と同様に、管理コンピュータ12が電源オン通知を受信すると、始業後最初の電源オン通知であるか否かを判断する。そして、管理サーバ11に接続されている電源オン状態のコンピュ
ータ13が、始業後最初の1台であったとき、管理コンピュータ12は、IPアドレス記憶部33を参照する。管理コンピュータ12は、IPアドレス記憶部33に登録されているIPアドレス33aに対応したコンピュータ13に、図9に示すように、電源オン画面P2を表示させる。電源オン画面P2は、ユーザにプリンタ15の電源をオン状態にさせる画面であって、メッセージ領域M2と電源オン信号入力部としての電源オンボタンNBが表示されている。メッセージ領域M2には、その電源オン画面P2が表示されたコンピュータ13が、始業後、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13のうち電源がオン状態である最初のコンピュータ13である旨が表示される。電源オンボタンNBは、プリンタ15の電源をオン状態にするためのボタンであって、ユーザがマウスMの操作により電源オンボタンNBをクリックすると、コンピュータ13はプリンタ15に電源オン信号を送信する。プリンタ15は、この電源オン信号を受信すると、電源制御部21がスイッチ回路23をオン状態とし、電源部25から駆動部DRに対して電源が供給され、プリンタ15の電源がオン状態となる。
次に、プリンタ15の電源をオフ状態にする電源オフ処理を図10に従って説明する。なお、本実施形態においても、管理コンピュータ12がオン状態確認信号をコンピュータ13に送信し、コンピュータ13からの応答信号を管理コンピュータ12の接続数記憶部31に登録する、オン状態確認処理(ステップS1−10〜ステップS1−35)を行う。このオン状態確認処理は、第1実施形態と同様である。
そして、管理コンピュータ12は、接続数記憶部31に登録された接続数31aが1であるか否かを判断する(ステップS3−10)。接続数31aが1でない(電源がオン状態のコンピュータ13が複数台である)とき(ステップS3−10でNO)、管理コンピュータ12は、再度コンピュータ13にオン状態確認信号を送信する(ステップS1−10)。一方、接続数31aが1である(電源がオン状態のコンピュータ13が1台である)とき(ステップS3−10でYES)、管理コンピュータ12は、IPアドレス記憶部33を検索してそのコンピュータ13のIPアドレス33aを特定する(ステップS3−15)。そして、管理コンピュータ12は、そのIPアドレス33aに対応したコンピュータ13に電源オフ画面P1を送信する(ステップS3−20)。コンピュータ13は、電源オフ画面P1を受信すると(ステップS3−25)、その電源オフ画面P1をモニタDに表示する(ステップS3−30)。そして、コンピュータ13は、プリンタ15に電源オフ信号を送信する(ステップS3−35)。すなわち、コンピュータ13のモニタDに表示された電源オフ画面P1において、ユーザがマウスMを介して電源オフボタンFBをクリックすることにより、コンピュータ13が、電源オフ信号をプリンタ15に送信する。プリンタ15は電源オフ信号を受信すると(ステップS3−40)、プリンタ15自身の電源をオフ状態にし(ステップS3−45)、この電源オフ処理を終了する。
次に、プリンタ15の電源をオン状態にする電源オン処理を図11に従って説明する。なお、本実施形態においても、コンピュータ13が管理コンピュータ12に対して電源オン通知を送信し、その電源オン通知が始業後最初のものであるか否かを判断する、オン通知確認処理(ステップS2−10〜ステップS2−25)を行う。このオン通知確認処理は、第1実施形態と同様である。
管理コンピュータ12は、その電源オン通知が始業後最初のものであると判断すると(ステップS2−25でYES)、IPアドレス記憶部33を検索してそのコンピュータ13のIPアドレス33aを特定する(ステップS4−5)。そして、そのIPアドレス33aに対応したコンピュータ13に電源オン画面P2を送信する(ステップS4−10)。コンピュータ13は、その電源オン画面P2を受信すると(ステップS4−15)、電源オン画面P2をモニタDに表示する(ステップS4−20)。そして、コンピュータ13は、プリンタ15に電源オン信号を送信する(ステップS4−25)。すなわち、コン
ピュータ13のモニタDに表示された電源オン画面P2において、ユーザがマウスMを介して電源オンボタンNBをクリックすることにより、コンピュータ13が、電源オン信号をプリンタ15に送信する。プリンタ15は電源オン信号を受信すると(ステップS4−30)、プリンタ15自身の電源をオン状態にし(ステップS4−35)、この電源オン処理を終了する。
上記第2実施形態によれば、第1実施形態の(1)〜(5)の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(6) 第2実施形態によれば、プリンタ15の電源をオフ状態にさせるための電源オフ画面P1またはプリンタ15の電源をオン状態にさせるための電源オン画面P2をコンピュータ13のモニタDに表示させた。そして、ユーザが電源オフボタンFBまたは電源オンボタンNBをクリックすることによって、コンピュータ13がプリンタ15に電源オフ信号または電源オン信号を送信し、プリンタ15がオフ状態またはオン状態となった。この結果、プリンタ15の電源制御を行うことについてユーザの了承を得ながらも、例えば、ユーザをプリンタ15の設置場所まで移動させてプリンタ15の電源をオフ状態またはオン状態にさせることがない。従って、ユーザの負担を軽減しながらも、プリンタ15の利便性を向上させ、消費電力を低減させることができる。
(7) 第2実施形態によれば、電源オン状態のコンピュータ13に対応したIPアドレス33aを登録したIPアドレス記憶部33を備えた。この結果、プリンタ15の電源をオフ状態にさせるための電源オフ画面P1またはプリンタ15の電源をオン状態にさせるための電源オン画面P2をモニタDに表示させるコンピュータ13を容易に特定することができる。従って、簡単でありながらもプリンタ15の利便性を向上させ、消費電力を低減させることができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記第1実施形態では、ネットワークI(セグメント)に接続されているプリンタ15は1台であったが、これを複数台としてもよい。また、ネットワークIが複数のセグメントから構成され、それら複数のセグメントにそれぞれ1台のプリンタ15が備えられてもよいし、複数のセグメントにそれぞれ複数のプリンタ15が備えられてもよい。
○上記第1実施形態では、管理コンピュータ12は、就業時間後等に管理サーバ11に接続されているコンピュータ13の電源が全てオフ状態になったとき、プリンタ15の電源をオフ状態にした。これを、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13の電源が全てオフ状態になったとき、プリンタ15の電源がオフ状態であるか否かを検出し、プリンタ15の電源がオン状態であったときのみ、プリンタ15に電源オフ信号を送信してもよい。
○上記第1実施形態では、管理コンピュータ12は、始業時間後等に最初にコンピュータ13の電源がオン状態になったとき、プリンタ15の電源をオン状態にした。これを、最初にコンピュータ13の電源がオン状態になったとき、プリンタ15の電源がオン状態であるか否かを検出し、プリンタ15の電源がオフ状態であったときのみ、プリンタ15に電源オン信号を送信してもよい。
○上記第2実施形態では、ネットワークに接続されているプリンタ15は1台であったが、これを複数台としてもよい。このとき、コンピュータ13のモニタDに表示される電源オフ画面P1の電源オフボタンFB、電源オン画面P2の電源オンボタンNBで一括して複数台のプリンタ15の電源管理をしてもよい。また、それぞれのプリンタ15のIPアドレスと、電源オフボタンFBまたは電源オンボタンNBを共に表示し、ユーザが電源をオフ状態(オン状態)にしたいプリンタ15を選択してもよい。
○上記第2実施形態では、管理コンピュータ12は、就業時間後等に管理サーバ11に接続されている電源オン状態のコンピュータ13が1台になったとき、そのコンピュータ13に電源オフ画面P1を送信してプリンタ15の電源をオフ状態にさせた。これを、管理サーバ11に接続されている電源オン状態のコンピュータ13が1台になったとき、プリンタ15の電源がオフ状態であるか否かを検出し、プリンタ15の電源がオン状態であったときのみ、コンピュータ13に電源オフ画面P1を送信してもよい。
○上記第2実施形態では、管理コンピュータ12は、始業時間後等に最初にコンピュータ13の電源がオン状態になったとき、そのコンピュータ13に電源オン画面P2を送信してプリンタ15の電源をオン状態にさせた。これを、始業時間後等に最初にコンピュータ13の電源がオン状態になったとき、プリンタ15の電源がオン状態であるか否かを検出し、プリンタ15の電源がオフ状態であったときのみ、コンピュータ13に電源オン画面P2を送信してもよい。
○上記第2実施形態では、コンピュータ13のモニタDに電源オフ画面P1・電源オン画面P2を表示させ、それらの画面に表示されている電源オフボタンFB、電源オンボタンNBをユーザがマウスMでクリックすることによって、プリンタ15の電源を制御した。これを、ユーザに直接プリンタ15の電源スイッチSのオン・オフを促すメッセージ(操作依頼)をモニタDに出力して、ユーザにプリンタ15の電源スイッチSをオン・オフさせることによってプリンタ15の電源を制御させてもよい。また、コンピュータ13にスピーカを設け、プリンタ15の電源スイッチSのオン・オフを促すメッセージを音声で出力させてもよい。これにより、スイッチ回路23が電源スイッチSによってのみ制御されているプリンタ15であって、管理コンピュータ12やコンピュータ13から電気的にその電源を制御できないプリンタ15であっても、プリンタ15の電源を制御することができる。従って、電源制御を行うために電気的に電源を制御可能なプリンタ15を用意する必要がないため、既存のプリンタ15を使用しながらも、利便性を向上し、消費電力を低減させることができる。
○上記第2実施形態では、電源オフ画面P1または電源オン画面P2上でのユーザの操作によってプリンタ15の電源がオフ状態またはオン状態になったことをユーザに確認させなかったが、これをモニタDに確認画面を出力して、プリンタ15の電源がオフ状態になったことまたはオン状態になったことをユーザに確認させてもよい。
○上記第2実施形態では、コンピュータ13のモニタDに電源オフ画面P1及び電源オン画面P2を表示させ、それらの画面に表示されている電源オフボタンFB、電源オンボタンNBをユーザがマウスMでクリックすることによって、コンピュータ13がプリンタ15の電源を制御した。これを、管理コンピュータ12が、コンピュータ13にプリンタ15の電源をオンあるいはオフするように記載された電子メールを送信してもよい。そして、その電子メールを見たユーザが、プリンタ15の電源スイッチSをオン・オフすることによって、プリンタ15の電源を制御してもよい。
○上記第2実施形態では、電源オフ画面P1、電源オン画面P2はコンピュータ13のモニタDに出力され、ユーザがマウスM等の入力手段を介して電源オフボタンFB、電源オンボタンNBをクリックした。これを、コンピュータ13のモニタDを例えばタッチパネル式のLCD等のモニタとし、このモニタDの電源オフボタンFB、電源オンボタンNBに対応した箇所をユーザが手指等で触ることによって電源オフボタンFB、電源オンボタンNBを押下してもよい。
○上記各実施形態では、始業後に最初にコンピュータ13が電源オン状態になったとき
、プリンタ15の電源をオン状態にした。これを、管理サーバ11に接続されている電源オン状態のコンピュータ13によって始業後に最初に印刷が実行されるとき(電源がオン状態のクライアントを検出したことに相当)、プリンタ15の電源をオン状態としてもよい。このとき、管理コンピュータ12は、さらに、第2検出手段として機能する。このとき、印刷を実行させるプリンタ15のみ、電源をオン状態としてもよいし、印刷を実行させるプリンタ15の電源がオン状態となったとき、他のプリンタ15の電源も同時にオン状態としてもよい。これにより、プリンタ15を使用する直前までプリンタ15の電源をオフ状態にすることができるので、一層低消費電力化に寄与することができる。
○上記各実施形態では、管理コンピュータ12は、管理サーバ11と同じセグメントのコンピュータ13にオン状態確認信号を送信した。これを、予め管理コンピュータ12に、管理サーバ11に接続され得るコンピュータ13のIPアドレスを登録しておき、その登録されているIPアドレスに対応したコンピュータ13にオン状態確認信号を送信してもよい。
○上記各実施形態では、電源制御システムの情報機器をプリンタ15として具体化したが、これに限らず、ファクシミリ、スキャナ、コピー等であってもよい。また、プリンタ15はレーザプリンタに限らず、インクジェット式プリンタ、熱転写式プリンタ等であってもよい。
○上記各実施形態では、電源制御システムの情報機器をプリンタ15として具体化した。これに限らず、ディジタルカメラ、ディジタルビデオ等の画像入力機器、ディジタル録音機等の音声入力機器、ストレージ等の情報記録機器等であってもよく、コンピュータ13に接続され、管理サーバ11に接続されているコンピュータ13と連動して電源が制御される機器であればよい。
○上記各実施形態では、管理サーバ11とコンピュータ13とプリンタ15とがネットワークIで接続されていたが、例えば、USBケーブル等のデータ伝送路で、通信回線を介さずに接続してもよい。
第1実施形態のシステム概略図。 同じく、コンピュータの概略図。 同じく、プリンタの概略図。 同じく、電源オフ処理の処理手順の説明図。 同じく、電源オン処理の処理手順の説明図。 第2実施形態のシステム概略図。 同じく、IPアドレス記憶部の説明図。 同じく、電源オフ画面の説明図。 同じく、電源オン画面の説明図。 同じく、電源オフ処理の処理手順の説明図。 同じく、電源オン処理の処理手順の説明図。
符号の説明
11…管理サーバ、12…管理コンピュータ、13…コンピュータ、15…プリンタ、21…電源制御部、23…スイッチ回路、25…電源部、31…接続数記憶部、31a…接続数、33…IPアドレス記憶部、33a…IPアドレス、I…ネットワーク、DR…駆動部、P1…電源オフ画面、P2…電源オン画面。

Claims (14)

  1. 少なくとも1つの情報機器とサーバと少なくとも1つのクライアントとが接続された電源制御システムであって、
    前記サーバが、
    前記クライアントの電源状態を検出する検出手段と、
    前記電源状態と連動して前記情報機器の電源状態を制御する電源制御信号を前記情報機器に送信する電源制御信号送信手段とを備えるとともに、
    前記情報機器が、
    前記電源制御信号を受信する制御信号受信手段と、
    前記電源制御信号を受信したとき、同情報機器の電源を制御する電源制御手段と
    を備えたことを特徴とする電源制御システム。
  2. 少なくとも1つの情報機器とサーバと少なくとも1つのクライアントとが接続された電源制御システムであって、
    前記サーバが、
    電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段と、
    前記第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出したとき、前記情報機器の電源をオフ状態にする電源オフ信号を前記情報機器に送信するオフ信号送信手段とを備えるとともに、
    前記情報機器が、
    前記電源オフ信号を受信するオフ信号受信手段と、
    前記電源オフ信号を受信したとき、同情報機器の電源をオフ状態にする電源オフ手段とを備えたことを特徴とする電源制御システム。
  3. 少なくとも1つの情報機器とサーバと少なくとも1つのクライアントとが接続された電源制御システムであって、
    前記クライアントが、
    同クライアントの電源がオン状態となったことを通知する電源オン通知を前記サーバに送信する電源オン通知送信手段を備え、
    前記サーバが、
    前記電源オン通知を受信する電源オン通知受信手段と、
    電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段と、
    前記第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出した後、最初に前記電源オン通知を受信したとき、前記情報機器の電源をオン状態にする電源オン信号を前記情報機器に送信するオン信号送信手段とを備えるとともに、
    前記情報機器が、
    前記電源オン信号を受信するオン信号受信手段と、
    前記電源オン信号を受信したとき、同情報機器の電源をオン状態にする電源オン手段とを備えたことを特徴とする電源制御システム。
  4. 少なくとも1つの情報機器及び少なくとも1つのクライアントと接続可能なサーバであって、
    前記クライアントの電源状態を検出する検出手段と、
    前記電源状態と連動して前記情報機器の電源状態を制御する電源制御信号を作成する第1電源制御信号作成手段と
    を備えたことを特徴とするサーバ。
  5. 少なくとも1つの情報機器及び少なくとも1つのクライアントと接続可能なサーバであって、
    電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段と、
    前記第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出したとき、前記情報機器の電源をオフ状態にする電源オフ信号を作成するオフ信号作成手段と
    を備えたことを特徴とするサーバ。
  6. 少なくとも1つの情報機器及び少なくとも1つのクライアントと接続可能なサーバであって、
    電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段と、
    前記第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出したとき、前記情報機器の電源をオフ状態にする電源オフ信号をユーザにより入力可能な電源オフ信号入力部を作成するオフ信号入力部作成手段と
    を備えたことを特徴とするサーバ。
  7. 少なくとも1つの情報機器及び少なくとも1つのクライアントと接続可能なサーバであって、
    電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段と、
    前記第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出したとき、ユーザに前記情報機器の電源オフ手段の操作を促す操作依頼を作成する操作依頼作成手段と
    を備えたことを特徴とするサーバ。
  8. 少なくとも1つの情報機器及び少なくとも1つのクライアントと接続可能なサーバであって、
    電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段と、
    前記第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出した後、最初に前記クライアントの電源がオン状態となったことを通知する電源オン通知を受信したとき、電源がオン状態のクライアントを検出したとする検出信号を出力する検出信号出力手段と
    を備えたことを特徴とするサーバ。
  9. 少なくとも1つの情報機器及び少なくとも1つのクライアントと接続可能なサーバであって、
    電源がオン状態のクライアントの有無を検出する第1検出手段と、
    前記クライアントの前記情報機器へのアクセスの有無を検出する第2検出手段と、
    前記第1検出手段が、電源がオン状態のクライアントがないと検出した後、前記第2検出手段が、最初に前記クライアントの前記情報機器へのアクセスを検出したとき、電源がオン状態のクライアントを検出したとする検出信号を出力する検出信号出力手段と
    を備えたことを特徴とするサーバ。
  10. 請求項8または9に記載のサーバであって、
    前記検出信号が出力されたとき、前記情報機器の電源をオン状態にする電源オン信号を作成するオン信号作成手段を備えたことを特徴とするサーバ。
  11. 請求項8または9に記載のサーバであって、
    前記検出信号が出力されたとき、前記情報機器の電源をオン状態にする電源オン信号をユーザにより入力可能な電源オン信号入力部を作成するオン信号入力部作成手段を備えたことを特徴とするサーバ。
  12. 請求項8または9に記載のサーバであって、
    前記検出信号が出力されたとき、ユーザに前記情報機器の電源オン手段の操作を促す操作依頼を作成する操作依頼作成手段を備えたことを特徴とするサーバ。
  13. 少なくとも1つの情報機器及びサーバと接続可能なクライアントであって、
    前記サーバから送信された電源制御信号作成依頼に基づいて、前記情報機器の電源を制御するための電源制御信号を作成する第2電源制御信号作成手段を備えたことを特徴とするクライアント。
  14. 少なくとも1つの情報機器及び少なくとも1つのクライアントと接続可能なサーバを、
    前記クライアントの電源状態を検出する検出手段と、
    前記電源状態と連動して前記情報機器の電源状態を制御する電源制御信号を作成する第1電源制御信号作成手段と
    して機能させることを特徴とする電源制御プログラム。
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