JP2018122022A - 乗物用シートクッション構成部材 - Google Patents

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雄一 松井
Yuichi Matsui
雄一 松井
阿部 哲也
Tetsuya Abe
哲也 阿部
睦典 伊藤
Mutsunori Ito
睦典 伊藤
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【課題】表皮とシートパッドとが一体発泡成形又は接着により一体として形成される乗物用シートクッション構成部材において、天板部に皺が発生するのを抑制した乗物用シートクッション構成部材を提供する。【解決手段】シート構成部材10は、シートクッション2のクッション材であるクッションパッド12のメイン天板部12aに対して、少なくともメイン天板部12aに対応する部分において縫製部のない表皮材であるクッションカバー11が面状に接合された状態で一体化されている。シートクッション2の上面にAM50型ダミーを着座させたとき、メイン天板部12aにはAM50型ダミーの座骨結節部に対応する座骨位置Pのシート内側左右一対の第1溝12eが、シート外側に左右一対の第2溝12fが前後方向に延びて形成されている【選択図】図1

Description

本発明は、乗物用シートクッション構成部材に関する。詳しくは、表皮とシートパッドとが一体発泡成形又は接着により一体とされる乗物用シートクッション構成部材に関する。
従来、表皮とシートパッドとが一体発泡成形又は接着により一体として形成される乗物用シートクッション構成部材が知られている。特許文献1に記載の、シートクッションのクッション体であるシートパッドの表面に表皮材を接着した乗物用シートクッション構成部材においては、少なくとも乗降側の土手部の中央部側の傾斜面にシートクッションの前後方向に向けて屈曲溝が設けられている。これによって、乗員の乗降時に土手部は屈曲溝を中心にその上部が内方に屈曲するため、表皮材もクッション体と共に屈曲溝内で屈曲し折れ皺が外部において発生しない。
特開2003−225135号公報
特許文献1に開示された乗物用シートクッション構成部材のように、土手部の中央部側の傾斜面にシートクッションの前後方向に向けて屈曲溝が設けられていると乗員の乗降時に土手部の内側に折れ皺が発生するのを抑制できる。しかし、乗員が通常の着座状態でシートクッション上に着座するとき、乗員の臀部及び大腿部を支持する左右の土手部間に配置されたシートクッションの中央部である天板部において表皮材に皺が発生するのを抑制することはできなかった。
このような問題に鑑み、本発明の課題は、表皮とシートパッドとが一体発泡成形又は接着により一体として形成される乗物用シートクッション構成部材において、天板部に皺が発生するのを抑制した乗物用シートクッション構成部材を提供することである。
本発明の第1発明は、乗物用シートクッション構成部材であって、シートクッションのクッション材であるシートパッドの天板部に対して、少なくとも該天板部に対応する部分において縫製部のない表皮材であるシートカバーが面状に接合された状態で一体化されており、前記シートクッションの上面にAM50型ダミーを着座させたとき、前記天板部には前記AM50型ダミーの座骨結節部に対応する部分のシート内側及び/又はシート外側に前後方向に延びる左右一対の溝が形成されていることを特徴とする。
第1発明によれば、乗物用シートのシートクッションにAM50型ダミーを着座させたとき、シートクッションの上面のAM50型ダミーの座骨結節部に対応する部分のシート内側及び/又はシート外側には、前後方向に延びる左右一対の溝が形成されている。これによって、座骨結節部に座圧のピークが発生したとき、左右一対の溝のそれぞれが、左右方向の溝幅を拡大するように変形するので天板部の一般部に対応するシートカバーにシワが発生するのを抑制できる。なお、天板部とはシートクッションにAM50型ダミーを着座させたとき、座圧が発生する部分を含むシートクッションの中央部をいう。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記左右一対の溝は前記AM50型ダミーの座骨結節部に対応する部分のシート内側及びシート外側に形成されており、シート外側の溝の方がシート内側の溝より前後長が長く形成されていることを特徴とする。
第2発明によれば、シートクッションにAM50型ダミーを着座させたとき、シート外側の溝の方がシート内側の溝より溝幅を拡大させようとする力が強く働くので、シート外側の溝の方を前後長を長くした方がシワ発生の抑止効果が高い。
本発明の一実施形態であるシートクッション構成部材を備えた自動車用シートを斜め前方から見た斜視図である。 上記実施形態におけるシートクッション構成部材を上方から見た上面図である。 図2におけるIII−III矢視線断面図である。 図2におけるIV−IV矢視線断面図である。
図1〜図4に、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は、自動車用シート1のシートクッション2のシート構成部材10に本発明を適用した場合の例である。各図中、矢印により自動車用シート1を自動車に取付けたときの自動車及び自動車用シート1の各方向を示す。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。ここで、シート構成部材10が、特許請求の範囲の「乗物用シート構成部材」に相当する。
図1、図3及び図4に示すように、自動車用シート1は、着座乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッション2と、腰部及び背部を支持するシートバック3と、頭部を支持するヘッドレスト4と、を備える。シートクッション2は、骨格を成すクッションフレーム2Fと、クッションフレーム2Fの上に載置されたシート構成部材10と、を備える。クッションフレーム2Fは、シートクッション2の左右において前後方向に延びて配置された一対のサイドフレーム2F1の前部間をフロントパネル2F2で連結し、後部間をリアパイプ2F3で連結して上面視で略矩形状に形成されている。一対のサイドフレーム2F1は、それぞれ、高さ調整機構(図示せず)を介して前後方向に延びてフロアFに配設されたスライドレール5に取付けられている。より具体的には、一対のサイドフレーム2F1は、それぞれ、フロアFに固定された前後方向に延びるロアレール5aに対して前後方向に摺動可能に組み付けられたアッパレール5bに高さ調整機構を介して取付けられている。これによって、クッションフレーム2Fは、フロアFに対して前後方向及び上下方向に位置調節が可能とされている。
図1〜図4に示すように、シート構成部材10は、表皮材であるクッションカバー11とクッション材であるクッションパッド12とが一体発泡成形により面状に接合された状態で形成されている。クッションカバー11は、着座面側である表層側のファブリック等の表皮11aに対してウレタン発泡スラブ製のカバーパッド11bが一体的に積層された面状部材をクッションパッド12の外形に沿うように複数のパーツに裁断して縫製により一体化したものである。クッションパッド12は、軟質ポリウレタン発泡体製のクッション体である。クッションパッド12は、着座者の尻部及び大腿部の下面部を支持するメイン天板部12aと、着座者の尻部及び大腿部の側面部を支持する土手部12bと、前後左右の周回り部であるかまち部12cと、クッションフレーム2Fに当接する裏面部12dと、を備える。クッションパッド12の着座面側には横断面が略V字形の4本の溝がほぼ前後方向に延びて形成されている。左右一対の第1溝12eは、上面視でシートクッション2の上面にAM50型ダミーを着座させたとき、AM50型ダミーの座骨に対応する座骨位置Pのシート内側において前後方向に延びて形成されている。詳しくは、左右一対の第1溝12eは、上面視でクッションパッド12の左右方向中心線に関して対称でクッションパッド12の前後方向中央部においてクッションパッド12の前後長の1/3程度の長さにわたって前後方向に向かって互いに平行に延びている。また、左右一対の第2溝12fは、上面視でシートクッション2の上面にAM50型ダミーを着座させたとき、AM50型ダミーの座骨に対応する座骨位置Pのシート外側においてほぼ前後方向に延びて形成されている。詳しくは、左右一対の第2溝12fは、上面視でクッションパッド12の左右方向中心線に関して対称でクッションパッド12の後端部から前方に向かってクッションパッド12の前後長の2/3程度の長さにわたって前後方向に向かって互いに略平行に延びている。そして、左右一対の第2溝12fは、前端部側及び後端部側において互いに離隔するように湾曲して延びている。左右一対の第2溝12fは、それぞれ、メイン天板部12aの左右の端部に位置して第1溝12eより前後長が長く形成されている。メイン天板部12aは、シートクッション2の上面にAM50型ダミーを着座させたとき座圧が印加される部分である座圧印加部位Sを含む。なお、AM50型ダミーとは、米国法規に規定されている米国人男性50パーセントをカバーする乗員ダミーをいう。ここで、クッションカバー11とクッションパッド12が、それぞれ、特許請求の範囲の「シートカバー」と「シートパッド」に相当する。また、第1溝12eと第2溝12fが、それぞれ、特許請求の範囲の「溝」に相当する。さらに、メイン天板部12aが、特許請求の範囲の「天板部」に相当する。
図3及び図4に示すように、シート構成部材10は、クッションパッド12のメイン天板部12a、左右の土手部12b、かまち部12cにおいてクッションカバー11のカバーパッド11b側が面状に接合されて形成されている。クッションカバー11のカバーパッド11bの表皮11aと反対側の面には、クッションパッド12の発泡成形時にウレタン原料の一部が侵入硬化して硬質層が形成され、この硬質層を介してクッションカバー11とクッションパッド12とが面状に接合されている。クッションカバー11において、クッションパッド12のメイン天板部12aに対応する部分には縫製部が設けられていない。クッションカバー11の前後左右の端部には、かまち部12cから下方に延長された延長部11cが設けられ、延長部11cがクッションフレーム2Fに固定されることでシート構成部材10がクッションフレーム2Fに対して固定されている。
図1に示すように、シートバック3は、シートクッション2と同様に、骨格を成すバックフレーム(図示せず)と、バックフレームの上に載置されたシート構成部材20と、を備える。シート構成部材20は、シート構成部材10と同様に表皮材であるバックカバー21とクッション材であるバックパッド(図示せず)とが一体発泡成形により面状に接合された状態で形成されている。そして、シート構成部材10と同様に上下方向に延びる4本の溝が形成されているが、これは自動車用シート1の外観意匠上の要請からくるものであり無くすこともできる。バックフレームの左右の下端部は、クッションフレーム2Fの左右の後端部に対してリクライナ(図示せず)を介して取付けられ、これによって、シートバック3はシートクッション2に対して傾き角度が変更できるようになっている。
以上のように構成される本実施形態は、以下のような作用効果を奏する。自動車用シート1のシートクッション2にAM50型ダミーを着座させたとき、シートクッション2の上面の、座骨位置Pのシート内側には左右一対の第1溝12eが形成され、座骨位置Pのシート外側には、左右一対の第2溝12fが形成されている。これによって、座骨位置Pに座圧のピークが発生したとき、左右一対の第1溝12eと左右一対の第2溝12fのそれぞれが、左右方向の溝幅を拡大するように変形するので天板部の一般部に対応するクッションカバー11にシワが発生するのを抑制することができる。また、シートクッション2にAM50型ダミーを着座させたとき、溝幅を拡大させようとする力が強く働くシート外側に位置する左右一対の第2溝12fの方が左右一対の第1溝12eより前後長が長く形成されている。これによって、より効率的にクッションカバー11にシワが発生するのを抑制することができる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、次のようなものが挙げられる。
1.上記実施形態では、左右一対の第1溝12eと左右一対の第2溝12fが、それぞれ左右方向で連結されることなく前後方向に延びているものとした。しかし、これに限らず、座骨位置Pのシート内側及び/又はシート外側に前後方向に延びる左右一対の溝が形成されていればそれらが左右方向で連結されていてもかまわない。
2.上記実施形態においては、クッションパッド12に対してクッションカバー11が一体発泡成形により接合されているものとしたが、これに限らず、クッションパッド12に対してクッションカバー11が接着によって接合されていてもよい。
3.上記実施形態においては、本発明を自動車用のシートに適用したが、鉄道車両、飛行機、船等のシートに適用することもできる。
1 自動車用シート
2 シートクッション
10 シート構成部材
11 クッションカバー(シートカバー)
12 クッションパッド(シートパッド)
12a メイン天板部(天板部)
12e 第1溝(溝)
12f 第2溝(溝)
F フロア
P 座骨位置
S 座圧印加部位


Claims (2)

  1. 乗物用シートクッション構成部材であって、
    シートクッションのクッション材であるシートパッドの天板部に対して、少なくとも該天板部に対応する部分において縫製部のない表皮材であるシートカバーが面状に接合された状態で一体化されており、
    前記シートクッションの上面にAM50型ダミーを着座させたとき、前記天板部には前記AM50型ダミーの座骨結節部に対応する部分のシート内側及び/又はシート外側に前後方向に延びる左右一対の溝が形成されている乗物用シートクッション構成部材。
  2. 請求項1において、前記左右一対の溝は前記AM50型ダミーの座骨結節部に対応する部分のシート内側及びシート外側に形成されており、シート外側の溝の方がシート内側の溝より前後長が長く形成されている乗物用シートクッション構成部材。



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