JP2018121699A - クリルオイルを充填したカプセル剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、クリルオイルを充填したカプセル剤であって、クリルオイルの体内吸収率を高め且つ生臭い魚臭様の臭いを低減し、カプセル被膜の変形やひびの発生を防止する。【解決手段】カプセル被膜の基材に可塑剤と保水剤との一方又は両方を加えて成型したカプセル被膜にクリルオイルを含む内容物を充填し、該内容物に加えるものは、該内容物の1重量%以上40重量%以下の水、該内容物の1重量%以上50重量%以下のグリセリン又は水とグリセリンとの両方であってその合計が該内容物の1重量%以上30重量%以下とする。また、カプセル被膜において、可塑剤と保水剤との合計の割合がカプセル被膜の20重量%以上50重量%以下とする。【選択図】図1

Description

本発明は、カプセル剤の内容物であるクリルオイルの体内吸収率が高く、長期間に亘る服用に適し、カプセル剤のカプセル被膜に変形やひびが発生しないクリルオイルを含有したカプセル剤に関する。特許請求の範囲を含む本明細書において「クリルオイル」とは南極オキアミから抽出した脂質成分をいう。
クリルオイルの成分はエイコサペンタエン酸(以下、EPAという)、ドコサヘキサエン酸(以下、DHAという)などの高度不飽和脂肪酸や、抗酸化物質であるアスタキサンチンを多く含んでいる。クリルオイルは流動性があり、脳機能改善効果、肝機能保護効果、生殖機能改善効果、関節炎による炎症の抑制と諸症状の改善、月経前症候群と月経困難症状の改善又は緩和、血中中性脂肪値の低下、メタボリック症候群発症の予防及び改善、血流の改善等の効果が確認されている。
クリルオイルと同様に、青魚などの魚油にもEPAやDHA等の高度不飽和脂肪酸は多く含まれているが、魚油に含まれるEPAやDHA等の高度不飽和脂肪酸はトリグリセリド結合型である。一方、クリルオイルに含まれるEPAやDHA等の高度不飽和脂肪酸はリン脂質結合型であるため、健康効果が高く、医薬品、医薬部外品、化粧品、健康食品、機能性食品、特定保険用食品、ペット用健康食品などに利用されている。
脂質成分であるクリルオイルは、水中や消化液中で分散しにくく且つ拡散速度が遅いため体内吸収率が低く、生臭い魚臭様の臭いがするため服用しにくいという問題点がある。
また、クリルオイルを充填したカプセル剤は、内容物のクリルオイルが温度変化により膨張、収縮を繰り返すことにより、カプセル被膜がクリルオイルの体積変化に追従できなくなり、カプセル被膜に変形やひびが発生しやすいという問題点がある。
特許第4601100号公報において、植物由来の樹脂を内包するカプセル剤が提供されたが、該樹脂の体内吸収率の向上、該樹脂から発する臭いの低減、カプセル被膜の変形やひびの発生防止については何ら開示されていない。
特許第4601100号公報
本発明は、クリルオイルを充填したカプセル剤において、該カプセル剤の内容物であるクリルオイルの体内吸収率が低い、生臭い魚臭様の臭いがするため服用しにくい、カプセル被膜に変形やひびが発生しやすいという問題点を解消し、カプセル剤の内容物であるクリルオイルの体内吸収率を高め且つ生臭い魚臭様の臭いを低減し、カプセル被膜の変形やひびの発生を防止するカプセル剤を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため、鋭意検討を行ったところ、驚くべきことに油と相性が悪いといわれている水をクリルオイルに加えることで、クリルオイルの体内吸収率を高め、生臭い魚臭様の臭いを低減すること見出した。また、クリルオイルにグリセリンを加えること、水とグリセリンとの両方を加えることによってもクリルオイルの体内吸収率を高め、生臭い魚臭様の臭いを低減すること見出した。更に、カプセル被膜の基材に加える可塑剤や保水剤の割合によりカプセル被膜の変形やひびの発生を防止できることを見出し、本発明を完成したものである。
(1)カプセル被膜の基材に可塑剤と保水剤との一方又は両方を加えて成型したカプセル被膜の中空部にカプセル剤の内容物を充填してなる飲用に供するカプセル剤であって、
該カプセル剤の内容物はクリルオイルに水とグリセリンとの少なくとも一方を加えてなるものであり、
クリルオイルに水のみを加える場合の水の割合が該内容物の1重量%以上40重量%以下、
若しくはクリルオイルにグリセリンのみを加える場合のグリセリンの割合が該内容物の1重量%以上50重量%以下、
又はクリルオイルに水とグリセリンとを加える場合の水とグリセリンとの合計の割合が該内容物の1重量%以上30重量%以下であることを特徴とする。
(2)上記カプセル剤の内容物において、
クリルオイルに水のみを加える場合の水の割合が該内容物の3重量%以上20重量%以下、
若しくはクリルオイルにグリセリンのみを加える場合のグリセリンの割合が該内容物の3重量%以上50重量%以下、
又はクリルオイルに水とグリセリンとを加える場合の水とグリセリンとの合計の割合が該内容物の3重量%以上20重量%以下であることを特徴とする。
(3)上記カプセル剤のカプセル被膜において、可塑剤と保水剤との合計の割合がカプセル被膜の20重量%以上50重量%以下であることを特徴とする。
(4)上記カプセル剤のカプセル被膜の基材がゼラチンであり、可塑剤及び保水剤がグリセリンであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、カプセル剤内容物のクリルオイルは水中や人工胃液中で小さい粒子となって分散し、水中や人工胃液中に拡散することにより、クリルオイルの体内吸収率が高まり、推奨摂取量である1gの摂取で高い健康効果を得ることができる。更に、カプセル剤の内容物中のクリルオイルに含まれる臭い物質が、該内容物中の水とグリセリンとの少なくとも一方に溶解するこことにより該臭い物質の蒸発を防ぐことによりカプセル剤の内容物の生臭い魚臭様の臭いを低減し、服用しやすいカプセル剤を提供する。
請求項2の発明によれば、カプセル剤内容物のクリルオイルは水中で微小な粒子となって分散し、水中や人工胃液中に速く拡散することにより、クリルオイルの体内吸収率が更に高まり、推奨摂取量である1gの摂取で更に高い健康効果を得ることができる。更に、カプセル剤の内容物の生臭い魚臭様の臭いがなくなり、長期間に亘り非常に服用しやすいカプセル剤を提供する。
請求項3の発明によれば、カプセル被膜の変形及びひびが発生しにくくなるため、保存可能なカプセル剤を提供する。
請求項4の発明によれば、カプセル被膜の変形及びひびが更に発生しにくくなるため、長い期間保存可能なカプセル剤を提供する。
図1は、クリルオイルに検体の5重量%の水を加えて強制分散させた検体を用いてカプセル剤の内容物における分散粒子確認試験を行った際の、該検体の水中での分散状態を示す写真である。 図2は、図1の部分拡大写真である。 図3は、比較品(クリルオイル原液)を用いてカプセル剤の内容物における分散粒子確認試験を行った際の、該比較品の水中での分散状態を示す写真である。 図4は、図3の部分拡大写真である。 図5は、クリルオイルに検体の5重量%の水を加えて強制分散させた検体を用いてカプセル剤の内容物の拡散試験を行った際の、該検体の滴下物のにじみの範囲を示す写真である。 図6は、比較品(クリルオイル原液)を用いてカプセル剤の内容物の拡散試験を行った際の、該比較品の滴下物のにじみの範囲(水との親和性)を示す写真である。
(カプセル剤の製造)
本発明にかかるカプセル剤は、従来のカプセル剤の製造方法及び製造装置をそのまま利用でき、新たな製造技術を要しない。以下、本発明のカプセル剤の一例を説明する。
(カプセル剤内容物の準備)
カプセル剤の内容物は、一例としてクリルオイルに該内容物の10重量%の水を加えてホモミキサーにて均一に強制分散させたものとする。クリルオイルに加える水は滅菌水であることが好ましく、一例として精製水を用いることができる。
(カプセル被膜原液の準備)
カプセル被膜原液は、一例として水にカプセル被膜の基材としてゼラチン70重量部と可塑剤及び保水剤としてグリセリン30重量部とを加え、80℃で1時間から2時間に亘って加温混合し、適度に攪拌してゼラチン及びグリセリンを溶解させる。カプセル被膜の基材としては、ゼラチンが代表的であるが、これに限定されず、寒天、ジェランガム、アルギン酸、カラギーナン、ペクチン、カルボキシメチルセルロース、アラビアガム、キサンタンガム等を使用してもよい。可塑剤又は保水剤としてはグリセリンが代表的であるが、これに限定されず、プロピレングリコールやポリエチレングリコール等のグリコール類、スクロースやフルクトース等の液状糖類、ソルビトールやマンニトール等の糖アルコールを使用してもよい。なお、これらの可塑剤又は保水剤は一種を単独で使用しても、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。該カプセル被膜基材、該可塑剤、該保水剤はいずれも、飲用した際に人体に無害なものを使用しなくてはならない。
(成型・乾燥)
カプセル剤は、該カプセル剤内容物及び該カプセル被膜原液を一般に用いられるカプセル剤製造装置の所定に位置にセットして製造することができる。該カプセル被膜原液より成型したカプセル被膜に該内容物を充填したカプセル剤を、温度20℃以上40℃以下且つ相対湿度30重量%以上50重量%以下の条件下で24時間から48時間かけて乾燥することにより、本発明にかかるカプセル剤を容易に製造できる。カプセル剤の形状は問わないが、楕円球状、球状等の一般的な形状のほか、涙型、三角型としてもよい。カプセル剤の大きさについても特に制限はないが、服用しやすいものとするのが好ましく、一例として直径1〜10mmとする。
本発明に係るカプセル剤は、医薬品、医薬部外品、サプリメント、食品などに好適に用いることができる。
以下、実施例を挙げて本発明の特徴とするところを明確にする。但し、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
(カプセル剤の内容物の検体調製と比較品)
クリルオイルに含有させる水やグリセリンの割合を確認するために、検体を調製する。検体は、(1)クリルオイルに水のみを加えて強制分散させたもの、(2)クリルオイルにグリセリンのみを加えて強制分散させたもの、(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加えて強制分散させたものを用意する。比較品はクリルオイルに水もグリセリンも加えないクリルオイル原液を用いる。
(実施例1:カプセル剤の内容物の均一性試験)
本発明にかかるカプセル剤の内容物は、クリルオイルと水及びグリセリンとが均一に混合した状態である必要があるため、各検体及び比較品の均一性を目視にて確認した結果を表2に示す。均一に混合した状態を○、分離した状態を×で表す。
表1より、(1)クリルオイルに水のみを加える場合、水の割合が該検体の1重量%以上40重量%以下(検体1−1〜1−7)のときクリルオイルと水との混合物は均一性を備え、水の割合が該検体の50重量%以上(検体1−8、1-9)のときクリルオイルと水とは分離し均一性を喪失する。
(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合、グリセリンの割合が該検体の1重量%以上80重量%以下(検体2−1〜2−11)のときクリルオイルとグリセリンとの混合物は均一性を備え、グリセリンの割合が該検体の90重量%(検体2−12)のときクリルオイルとグリセリンとは分離し均一性を喪失する。
(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加える場合、水とグリセリンとの合計の割合が該検体の1重量%以上50重量%以下(検体3−1〜3−15、)のときクリルオイルと水とグリセリンとの混合物は均一性を備える。水とグリセリンとの合計の割合が該検体の60重量%(検体3−16〜3−20)のとき、均一性を備える場合(検体3−16〜3−19)とクリルオイルと水とグリセリンとが分離し均一性を喪失する場合(検体3−20)とがある。
よって、本発明にかかるカプセル剤の内容物に均一性を備えさせるためには、(1)クリルオイルに加える水の割合は該内容物の40重量%以下、(2)クリルオイルに加えるグリセリンの割合は該内容物の80重量%以下、(3)クリルオイルに加える水とグリセリンとの合計の割合は該内容物の50重量%以下とする必要がある。
(実施例2:カプセル剤の内容物の流動性試験)
本発明にかかるカプセル剤の内容物は、流動性を備えさせることにより体内吸収率が高まるため、該内容物は流動性を備えさせる必要がある。そのため、各検体及び比較品の流動性を目視にて確認した。流動性が高い、流動性が低い、固形物、の3段階で評価し、その結果を表2に示す。流動性が高い場合を○、流動性が低い場合を△、固形物の場合を×で表す。
表2より、(1)クリルオイルに水のみを加える場合、水の割合が該検体の1重量%以上20重量%以下(検体1−1〜1−5)又は50重量%以上(検体1−8,1−9)ときクリルオイルと水の混合物の流動性は高く、水の割合が該検体の30重量%以上40重量%以下(検体1−6、1−7)のときクリルオイルと水との混合物の流動性は低い。尚、いずれも固形物にはならなかった。
(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合、グリセリンの割合が該検体の1重量%以上50重量%以下(検体2−1〜2−8)又は90重量%(検体2−12)のときクリルオイルとグリセリンとの混合物の流動性は高く、グリセリンの割合が60重量%以上80重量%以下(検体2−9〜2−11)のときクリルオイルとグリセリンの混合物の流動性は低い。尚、いずれも固形物にはならなかった。
(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加える場合、水とグリセリンとの合計の割合が該検体の1重量%以上20重量%以下(検体3−1〜3−6)のときクリルオイルと水とグリセリンとの混合物の流動性は高く、水とグリセリンとの合計の割合が該検体の30重量%以上40重量%以下(検体3−7〜3−11)のときクリルオイルと水とグリセリンとの混合物の流動性は低い。水とグリセリンとの合計の割合が該検体の50重量%(検体3−12〜3−15)のとき流動性が低い場合(検体3−12〜3−14)と高い場合(検体3−15)とがあり、水とグリセリンとの合計の割合が該検体の60重量%(検体3−16〜3−20)のときクリルオイルと水とグリセリンとの混合物の流動性は高い。尚、いずれも固形物にはならなかった。
よって、本発明にかかるカプセル剤の内容物に流動性を備えさせるためには、(1)クリルオイルに水のみを加える場合の水の割合は該内容物の1重量%以上、(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合のグリセリンの割合は該内容物の1重量%以上、(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加える場合の水とグリセリンとの合計の割合は該内容物の1重量%以上とする必要がある。
更に、本発明にかかるカプセル剤の内容物に高い流動性を備えさせるためには、(1)クリルオイルに水のみを加える場合の水の割合は該内容物の1重量%以上20重量%以下又は50重量%以上、(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合のグリセリンの割合は該内容物の1重量%以上50重量%以下又は90重量%以上、(3)クリルオイルに水とグリセリンを加える場合の水とグリセリンとの合計の割合は該内容物の1重量%以上20重量%以下又は60重量%以上とする。
(実施例3:カプセル剤の内容物における分散粒子確認試験)
本発明にかかるカプセル剤の内容物は、水中で小さい粒子となって分散することにより体内吸収率が高まるので、各検体及び比較品を50mlの水にそれぞれ1ml加え、20秒間攪拌し、1分間静置した後、水中での各検体の分散粒子の大きさを目視にて確認した。分散粒子の大きさは微小、小さい、大きいの3段階で評価し、その結果を表3に示す。分散粒子が微小な場合を○、分散粒子が小さい場合を△、分散粒子が大きいの場合を×で表し、検体が分離している等により分散粒子が確認できないものについては斜線(/)で表す。
カプセル剤の内容物における分散粒子試験につき、分散粒子が微小な場合の一例として、図1にクリルオイルに水のみを加える場合であってクリルオイルに加える水の割合が該内容物の5重量%(検体1−3)の場合における水中での分散状態の写真を示し、図2に図1の拡大写真を示す。カプセル剤の内容物における分散粒子試験につき、分散粒子が大きい場合の一例として、図3に比較品(クリルオイル原液)における水中での分散状態の写真を示し、図4に図3の拡大写真を示す。
表3より、比較品(クリルオイル原液)の場合、分散粒子は大きい。一方(1)クリルオイルに水のみを加える場合、水の割合が該検体の3重量%以上20重量%以下(検体1−2〜1−5)のときクリルオイルと水との混合物の分散粒子は微小であり、水の割合が該検体の1重量%(検体1−1)又は30重量%以上40重量%以下(検体1−6、1−7)のときクリルオイルと水との混合物の分散粒子は小さい。水の割合が該検体の50重量%以上(検体1−8,1−9)のとき検体が分離しているため分散粒子が確認できない。
(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合、グリセリンの割合が該検体の3重量%以上50重量%以下(検体2−2〜2−8)のときクリルオイルとグリセリンとの混合物の分散粒子は微小であり、グリセリンの割合が該検体の1重量%(検体2−1)のときクリルオイルとグリセリンとの混合物の分散粒子は小さい。グリセリンの割合が該検体の60重量%以上80重量%以下(検体2−9〜2−11)のとき分散粒子が大きく、グリセリンの割合が該検体の90重量%(検体2−12)のとき検体が分離しているため分散粒子が確認できない。
(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加える場合、水とグリセリンとの合計の割合が該検体の3重量%以上20重量%以下(検体3−2〜3−6)のときクリルオイルと水とグリセリンとの混合物の分散粒子は微小であり、水とグリセリンとの合計の割合が該検体の1重量%(検体3−1)又は30重量%(検体3−7、3−8)のときクリルオイルと水とグリセリンとの混合物の分散粒子は小さい。水とグリセリンとの合計の割合が該検体の40重量%以上50重量%以下(検体3−9〜3−15)のときクリルオイルと水とグリセリンとの混合物の分散粒子が大きい場合(検体3−11、3−13〜3−15)と小さい場合(検体3−9、3−10、3−12)とがあり、水とグリセリンとの合計の割合が該検体の60重量%(検体3−16〜3−20)のときクリルオイルと水とグリセリンとの混合物の分散粒子が大きい場合(検体3−16、3−17)と分散粒子が確認できない場合(検体3−18〜3−20)とがある。
よって、本発明にかかるカプセル剤の内容物の水中における分散粒子が小さいことによりクリルオイルの体内吸収率を高めるためには、(1)クリルオイルに水のみを加える場合の水の割合は該内容物の1重量%以上40重量%以下、(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合のグリセリンの割合は該内容物の1重量%以上50重量%以下、(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加える場合の水とグリセリンとの合計の割合は該内容物の1重量%以上30重量%以下とする必要がある。
更に、本発明にかかるカプセル剤の内容物の水中における分散粒子が微小であることによりクリルオイルの体内吸収率を更に高めるためには、(1)クリルオイルに水のみを加える場合の水の割合は該内容物の3重量%以上20重量%以下、(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合のグリセリンの割合は該内容物の3重量%以上50重量%以下、(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加える場合の水とグリセリンとの合計の割合は該内容物の3重量%以上20重量%以下とするのが好ましい。
(実施例4:カプセル剤の内容物の拡散試験)
本発明にかかるカプセル剤の内容物は水中で速く拡散することにより体内吸収率が高まるので、各検体及び比較品を水の入ったシャーレに1〜3滴滴下し、1分間静置した後、該滴下物のにじみの範囲を目視にて確認した。にじみの範囲が広い、にじみの範囲がやや広い、にじみがないの3段階で評価し、その結果を表4に示す。にじみの範囲が広い場合を○、にじみの範囲がやや広い場合を△、にじみがない場合を×で表し、検体の分離等により滴下物と水との界面を判別できないためにじみの範囲が確認できない場合は斜線(/)で表す。にじみの範囲が広い場合は拡散速度が速く、にじみの範囲がやや広い場合は拡散速度がやや速く、にじみがない場合は拡散速度が非常に遅いと判断できる。
カプセル剤の内容物の拡散試験につき、拡散速度が速くにじみの範囲が広い状態の一例として、図5にクリルオイルに水のみを加える場合であってクリルオイルに加える水の割合が該検体の5重量%(検体1−3)の場合における該検体滴下物のにじみの状態の写真を示す。カプセル剤内容物の拡散試験につき、ほとんど拡散せずにじみがない状態の一例として、図6に比較品(クリルオイル原液)における該比較品滴下物の状態の写真を示す。
表4より、比較品(クリルオイル原液)の場合、にじみはない。一方、(1)クリルオイルに水のみを加える場合、水の割合が3重量%以上20重量%以下(検体1−2〜1−5)のときクリルオイルと水との混合物のにじみの範囲は広く、水の割合が該検体の1重量%(検体1−1)及び該検体の30重量%以上40重量%以下(検体1−6、1−7)のときクリルオイルと水との混合物のにじみの範囲はやや広い。水の割合が該検体の50重量%以上(検体1−8、1−9)のとき検体が分離しているため滴下物と水との界面を判別できずにじみの範囲を確認できない。
(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合、グリセリンの割合が該検体の3重量%以上50重量%以下(検体2−2〜2−8)のときクリルオイルとグリセリとンの混合物のにじみの範囲は広く、グリセリンの割合が該検体の1重量%以上(検体2−1)のときクリルオイルとグリセリンとの混合物のにじみの範囲はやや広い。グリセリンの割合が該検体の60重量%以上80重量%以下(検体2−9〜2−11)のときにじみの範囲はなく、グリセリンの割合が該検体の90重量%(検体2−12)のとき検体が分離しているため滴下物と水との界面を判別できないためにじみの範囲を確認できない。
(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加える場合、水とグリセリンとの合計の割合が該検体の3重量%以上20重量%以下(検体3−2〜3−6)のときクリルオイルと水とグリセリンとの混合物のにじみの範囲は広く、水とグリセリンとの合計の割合が該検体の1重量%(検体3−1)又は30重量%(検体3−7、3−8)のときクリルオイルと水とグリセリンとの混合物のにじみの範囲はやや広い。水とグリセリンとの合計の割合が該検体の40重量%(検体3−9〜3−11)のときはにじみの範囲が広い場合(検体3−9、3−10)とにじみがない場合(検体3−11)があり、水とグリセリンとの合計の割合が該検体の50重量%(検体3−12〜3−15)のときにじみはない。水とグリセリンとの合計の割合が該検体の60重量%(検体3−16〜3−20)のときにじみがない場合(検体3−16、3−17)と滴下物と水との界面を判別できないためにじみの範囲が確認できない場合(検体3−18〜3−20)とがある。
以上のとおり、本発明にかかるカプセル剤の内容物が水中で速く拡散することによりクリルオイルの体内吸収率を高めるためには、(1)クリルオイルに水のみを加える場合の水の割合は1重量%以上40重量%以下、(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合のグリセリンの割合は1重量%以上50重量%以下、(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加える場合の水とグリセリンとの合計の割合は1重量%以上30重量%以下とする必要がある。
更に、本発明にかかるカプセル剤の内容物が水中で更に速く拡散することによりクリルオイルの体内吸収率を更に高めるためには、(1)クリルオイルに水のみを加える場合の水の割合は該内容物の3重量%以上20重量%以下、(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合のグリセリンの割合は該内容物の3重量%以上50重量%以下、(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加える場合の水とグリセリンとの合計の割合は該内容物の3重量%以上20重量%以下とするのが好ましい。
(実施例5:カプセル剤内容物の魚臭様の臭い確認試験)
本発明にかかるカプセル剤の内容物の生臭い魚臭様の臭いを低減することにより、該カプセル剤は服用しやすくなるので、各検体及び比較品の生臭い魚臭様の臭いについて官能検査を行った。該官能検査を行った人数は5人である。生臭い魚臭様の臭いが強い、生臭い魚臭様の臭いが弱い、生臭い魚臭様の臭いをほとんど感じない、の3段階で評価した結果を表5に示す。生臭い魚臭様の臭いがほとんどない場合を○、生臭い魚臭様の臭いが弱い場合を△、生臭い魚臭様の臭いが強い場合を×で表す。
表5より、比較品(クリルオイル原液)の場合、魚臭様の臭いは強い。一方、(1)、クリルオイルに水のみを加える場合、水の割合が該検体の3重量%以上(検体1−2〜1−9)のときクリルオイルと水との混合物の魚臭様の臭いはほとんどなく、水の割合が該検体の1重量%(検体1−1)のときクリルオイルと水の混合物の魚臭様の臭いは弱い。
(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合、グリセリンの割合が該検体の3重量%以上(検体2−2〜2−12)のときクリルオイルとグリセリンとの混合物の魚臭様の臭いはほとんどなく、グリセリンの割合が該検体の1重量%(検体2−1)のときクリルオイルとグリセリンの混合物の魚臭様の臭いは弱い。
(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加える場合、水とグリセリンとの合計の割合が該検体の3重量%以上(検体3−2〜3−20)のときクリルオイルと水とグリセリンとの混合物の魚臭様の臭いはほとんどなく、水とグリセリンとの合計の割合が該検体の1重量%(検体3−1)のときクリルオイルと水とグリセリンとの混合物の魚臭様の臭いは弱い。
以上のとおり、本発明にかかるカプセル剤内容物の生臭い魚臭様の臭いを低減することによりカプセル剤は服用しやすくするためには、(1)クリルオイルに水のみを加える場合の水の割合は該検体の1重量%以上、(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合のグリセリンの割合は1重量%以上、(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加える場合の水とグリセリンとの合計の割合は1重量%以上とする必要がある。
また、好ましくは、(1)クリルオイルに水のみを加える場合の水の割合は3重量%以上、(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合のグリセリンの割合は3重量%以上、(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加える場合の水とグリセリンとの合計の割合は3重量%以上とする。
実施例1ないし実施例5の結果及びそれらに基づき総合的に判断した結果を表6にまとめる。
表6より、実施例1ないし実施例5より、本発明にかかるカプセル剤内容物に均一性と流動性とを備えさせ、該カプセル剤内容物を水中で小さい分散粒子となり速い速度で拡散させ、該カプセル剤内容物の生臭い魚臭様の臭いを低減するためには、(1)クリルオイルに水のみを加える場合の水の割合は該内容物の1重量%以上40重量%以下、(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合のグリセリンの割合は1重量%以上50重量%以下、(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加える場合の水とグリセリンとの合計の割合は1重量%以上30重量%以下とする必要がある。
また、好ましくは、(1)クリルオイルに水のみを加える場合の水の割合は該内容物の3重量%以上20重量%以下、(2)クリルオイルにグリセリンのみを加える場合のグリセリンの割合は3重量%以上50重量%以下、(3)クリルオイルに水とグリセリンとを加える場合の水とグリセリンとの合計の割合は3重量%以上20重量%以下とする。
(実施例6:カプセル剤の内容物における水とグリセリンとの比率に関する試験)
カプセル剤の内容物につきクリルオイルに水とグリセリンとを加えた場合において、水とグリセリンとの好ましい比率を確認するため、3種の検体(検体A、B、C)を調製する。検体Aはクリルオイルに該検体の3重量%の水と該検体の1.5重量%のグリセリンと加えて強制分散させたもの(水とグリセリンとの比率は2:1)、検体Bはクリルオイルに該検体の3重量%の水と該検体の3重量%のグリセリンとを加えて強制分散させたもの(水とグリセリンとの比率は1:1)、検体Cはクリルオイルに該検体の3重量%の水と該検体の6重量%のグリセリンとを加えて強制分散させたもの(水とグリセリンとの比率は1:2)である。該3検体につき、前述のカプセル剤の内容物の流動性試験、カプセル剤の内容物における分散粒子確認試験、及びカプセル剤内容物の魚臭様の臭い確認試験を行った。
カプセル剤の内容物の流動試験の結果、検体A(水とグリセリンとの比率は2:1)、検体B(水とグリセリンとの比率は1:1)、検体C(水とグリセリンとの比率は1:2)のいずれも流動性は備えているが、3検体の流動性を厳密に比較すると、流動性は検体A<検体C<検体Bとなり、検体Bが流動性に優れていた。カプセル剤の内容物の分散粒子確認試験の結果、検体A、B、Cのいずれも分散粒子は微細であるが、3検体の分散粒子の大きさを厳密に比較すると、分散粒子の大きさは検体C>検体A>検体Bとなり、検体Bが最も分散粒子が微細であった。カプセル剤の内容物の魚臭様の臭い確認試験の結果、検体A、B、Cのいずれも魚臭様の臭いはほとんどないが、3検体の魚臭様の臭いを厳密に比較すると、魚臭様の臭いの強さは検体C>検体A>検体Bとなり、検体Bが最も魚臭様の臭いが弱かった。すなわち、カプセル剤の内容物の流動性試験、カプセル剤の内容物の分散粒子確認試験、カプセル剤の内容物の魚臭様の臭い確認試験のいずれにおいても、検体B(水とグリセリンとの比率は1:1)は検体A(水とグリセリンとの比率は2:1)及び検体C(水とグリセリンとの比率は1:2)より優れていた。
以上より、カプセル剤の内容物に水とグリセリンとの両方を加える場合、水とグリセリンとの双方の欠点を補い、双方の利点を活かすためには、水とグリセリンの比率は1:1とすることが好ましい。
(カプセル被膜にかかる検体調製)
本発明にかかるカプセル剤のカプセル被膜の基材に加える可塑剤及び保水剤の割合を確認するための検体を調製する。検体は、該カプセル被膜の基材としてゼラチンを、可塑剤及び保水剤としてグリセリンを用いて前述の製造方法にて楕円球状に成型したカプセル被膜にカプセル剤の内容物を充填したものを調製する。該内容物は、クリルオイルに水を加えて強制分散させたもの、クリルオイルにグリセリンを加えて強制分散させたもの、クリルオイルに水とグリセリンとを加えて強制分散させたものとする。
(実施例6:カプセル被膜に生じる変形の確認試験)
カプセル被膜の基材(ゼラチン)に加える可塑剤及び保湿剤(グリセリン)の割合をカプセル被膜の0重量%、10重量%、20重量%、30重量%、40重量%、50重量%、60重量%、70重量%、80重量%としたカプセル被膜を成型し、それぞれのカプセル被膜につき、表7に示す13種類のカプセル剤の内容物を充填したカプセル剤をそれぞれ約1000個調製し、絶対湿度30%程度の室内に7日放置した後、各検体のカプセル被膜に生じる変形の有無を目視にて確認し、カプセル剤全体におけるカプセル被膜が変形したカプセル剤の割合を表7に示す。
表7より、本発明にかかるカプセル剤の内容物における水及びグリセリンの割合にかかわらず、カプセル被膜の基材(ゼラチン)に加える可塑剤及び保湿剤(グリセリン)の割合がカプセル被膜の50重量%以下の場合、カプセル剤全体におけるカプセル被膜に変形を生じるカプセル剤の割合は5割以下となる。また、該可塑剤及び保湿剤(グリセリン)の割合がカプセル被膜の40重量%以下の場合、カプセル剤全体におけるカプセル被膜に変形を生じるカプセル剤の割合は1割以下となる。
以上のとおり、本は発明にかかるカプセル剤のカプセル被膜に変形を生じにくくするためには、カプセル被膜の基材(ゼラチン)に加える可塑剤及び保湿剤(グリセリン)の割合は、カプセル被膜の50重量%以下とする必要がある。更に、好ましくは、該カプセル被膜に変形をほとんど生じさせないためには、カプセル被膜の基材(ゼラチン)に加える可塑剤及び保湿剤(グリセリン)の割合はカプセル被膜の40重量%以下とする。
(実施例7:カプセル被膜に生じるひびの確認試験)
カプセル被膜の基材(ゼラチン)に加える可塑剤及び保湿剤(グリセリン)の割合をカプセル被膜の0重量%、10重量%、20重量%、30重量%、40重量%、50重量%、60重量%、70重量%、80重量%としたカプセル被膜を成型し、それぞれのカプセル被膜につき、表8に示す13種類のカプセル剤の内容物を充填したカプセル剤をそれぞれ約1000個調製し、絶対湿度30%程度の室内に7日放置した後、各検体のカプセル被膜に生じるひびの有無を目視にて確認し、カプセル剤全体におけるカプセル被膜にひびが生じたカプセル剤の割合を表8に示す。
表8より、本発明にかかるカプセル剤の内容物における水及びグリセリンの割合にかかわらず、カプセル被膜の基材(ゼラチン)に加える可塑剤及び保湿剤(グリセリン)の割合がカプセル被膜の20重量%以上の場合、カプセル剤全体におけるカプセル被膜にひびを生じるカプセル剤の割合は5割以下となる。また、該可塑剤及び保湿剤(グリセリン)の割合がカプセル被膜の30重量%以上の場合、カプセル被膜にひびを生じるカプセル剤はなくなる(0割)。
以上のとおり、本は発明にかかるカプセル剤のカプセル被膜にひびを生じにくくするためには、カプセル被膜の基材(ゼラチン)に加える可塑剤及び保湿剤(グリセリン)の割合は、カプセル被膜の20重量%以上とする必要がある。更に、該カプセル被膜にひびを生じさせないためには、カプセル被膜の基材(ゼラチン)に加える可塑剤及び保湿剤(グリセリン)の割合は、カプセル被膜の30重量%以上とするのが好ましい。
カプセル被膜に生じる変形の確認試験及びカプセル被膜に生じるひびの確認試験より、本発明にかかるカプセル剤のカプセル被膜に変形及びひびを生じにくくし、該カプセル剤を長期間保存可能にするためには、カプセル被膜基材(ゼラチン)に加える可塑剤及び保湿剤の割合はカプセル被膜の20重量%以上50重量%以下とする必要がある。更に、好ましくは、カプセル被膜基材(ゼラチン)に加える可塑剤及び保湿剤の割合は、カプセル被膜の30重量%以上40重量%以下とする。

Claims (4)

  1. カプセル被膜の基材に可塑剤と保水剤との一方又は両方を加えて成型したカプセル被膜の中空部にカプセル剤の内容物を充填してなる飲用に供するカプセル剤であって、
    該カプセル剤の内容物はクリルオイルに水とグリセリンとの少なくとも一方を加えてなるものであり、
    クリルオイルに水のみを加える場合の水の割合が該内容物の1重量%以上40重量%以下、
    若しくはクリルオイルにグリセリンのみを加える場合のグリセリンの割合が該内容物の1重量%以上50重量%以下、
    又はクリルオイルに水とグリセリンとを加える場合の水とグリセリンとの合計の割合が該内容物の1重量%以上30重量%以下であることを特徴とするカプセル剤。
  2. 上記カプセル剤の内容物において、
    クリルオイルに水のみを加える場合の水の割合が該内容物の3重量%以上20重量%以下、
    若しくはクリルオイルにグリセリンのみを加える場合のグリセリンの割合が該内容物の3重量%以上50重量%以下、
    又はクリルオイルに水とグリセリンとを加える場合の水とグリセリンとの合計の割合が該内容物の3重量%以上20重量%以下であることを特徴とする請求項1記載のカプセル剤。
  3. 上記カプセル剤のカプセル被膜において、可塑剤と保水剤との合計の割合がカプセル被膜の20重量%以上50重量%以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカプセル剤。
  4. 上記カプセル剤のカプセル被膜の基材がゼラチンであり、可塑剤及び保水剤がグリセリンであることを特徴とする請求項3記載のカプセル剤。
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