JP2018120743A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】パイプと編組部材とを強固に固定できるワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、樹脂材料からなる第1層と、前記第1層の外側に設けられ、金属材料からなる第2層とを含むパイプ30と、パイプ30内に挿通される電線20と、複数の金属素線を編み込むことにより形成され、電線20のうちのパイプ30から引き出された引出部20Aを覆うようにパイプ30に取り付けられる編組部材40と、を備える。ワイヤハーネス10はさらに、電線20を挿通可能な挿通孔52を含み、パイプ30内に嵌め込まれる嵌込部材50と、パイプ30のうちの嵌込部材50が設けられた領域において、第2層の外周面に編組部材40を固定する固定部材60と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワイヤハーネスに関する。
電気自動車又はハイブリッド車等の車両において、バッテリとインバータとを電気的に接続するワイヤハーネスが知られている。このワイヤハーネスは、例えば車両の床下等に配索される。ワイヤハーネスは、複数の電線、複数の電線を覆うパイプ、複数の金属素線を筒状に編み込むことにより形成された編組部材、及びパイプと編組部材とを固定する固定部材を備える。複数の電線は、パイプの先端から外部に引き出され、編組部材内を通過してインバータ等の機器と接続される。固定部材は、パイプの外周面との間で編組部材を挟み込み、工具等による加圧によりかしめられることによって、パイプと編組部材とを固定する。特許文献1は、従来のワイヤハーネスの一例を開示している。
特開2006−311699号公報
パイプと編組部材とを強固に固定するために、固定部材に加えられる圧力を高めることが望まれる。一方、固定部材に加えられる圧力が高い場合、編組部材を介してパイプに作用する圧力によりパイプが変形することがある。この場合、パイプと編組部材との接触面積が狭くなり、パイプと編組部材とが強固に固定されない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、パイプと編組部材とを強固に固定できるワイヤハーネスを提供することにある。
上記課題を解決するワイヤハーネスは、樹脂材料からなる第1層と、前記第1層の外側に設けられ、金属材料からなる第2層とを含むパイプと、前記パイプ内に挿通される電線と、複数の金属素線を編み込むことにより形成され、前記電線のうちの前記パイプから引き出された引出部を覆うように前記パイプに取り付けられる編組部材と、前記電線を挿通可能な挿通孔を含み、前記パイプ内に嵌め込まれる嵌込部材と、前記パイプのうちの前記嵌込部材が設けられた領域において、前記第2層の外周面に前記編組部材を固定する固定部材と、を備える。
この構成によれば、パイプのうちの固定部材に加えられた圧力を受ける領域が嵌込部材により支持されるため、固定部材に高い圧力が加えられた場合であってもパイプが変形するおそれが低減される。このため、パイプと編組部材とを強固に固定できる。
上記ワイヤハーネスにおいて、前記嵌込部材は、前記パイプの開口を閉鎖するように前記パイプ内に嵌め込まれることが好ましい。
この構成によれば、パイプのうちの固定部材に加えられた圧力を受ける領域が、パイプの周方向において嵌込部材により分散して支持されるため、パイプが変形するおそれが一層低減される。このため、パイプと編組部材とを一層強固に固定できる。
上記ワイヤハーネスにおいて、前記パイプは、前記第2層の外側に設けられ、樹脂材料からなる第3層をさらに含むことが好ましい。
この構成によれば、パイプの外層が樹脂材料からなる第3層により構成されるため、車両の走行時において、飛び石がワイヤハーネスと接触した場合においてもワイヤハーネスが劣化しにくい。
上記ワイヤハーネスにおいて、前記嵌込部材は前記挿通孔が形成された本体と、前記本体の外周面に形成され、前記パイプの周方向に延びる溝とをさらに含むことが好ましい。
この構成によれば、パイプに作用する圧力によりパイプが変形し、変形した部分が嵌込部材の溝に入り込むため、パイプと編組部材とを強固に固定できる。
上記ワイヤハーネスにおいて、前記固定部材は、前記パイプのうちの前記嵌込部材が設けられた領域において、前記溝が形成されている幅領域の内側に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、パイプに作用する圧力によりパイプが変形し、変形した部分が嵌込部材の溝に入り込みやすい。このため、パイプと編組部材とを安定して固定できる。
上記ワイヤハーネスにおいて、前記パイプのうちの前記固定部材により締め付けられた部分には縮径部が形成されており、前記縮径部の一部は、前記溝に入り込むように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、パイプに作用する圧力により変形した縮径部の一部が嵌込部材の溝に入り込むため、パイプと編組部材とを強固に固定できる。
上記ワイヤハーネスにおいて、前記嵌込部材は、前記挿通孔が形成された本体と、前記本体に設けられ、前記パイプの端面と接触することにより前記パイプの長手方向における前記本体の移動を規制する規制部とをさらに含むことが好ましい。
この構成によれば、パイプの長手方向における嵌込部材の移動が規制部により規制されるため、パイプに対する嵌込部材の位置が適切に決められる。
本発明のワイヤハーネスによれば、パイプと編組部材とを強固に固定できる。
第1実施形態のワイヤハーネスの配索状態の一例を示す概略図。 図1のワイヤハーネスの斜視図。 図2のワイヤハーネスの断面図。 第2実施形態のワイヤハーネスにおいて、パイプと編組部材とが固定される前の状態を示す断面図。 図4のワイヤハーネスにおいて、パイプと編組部材とが固定された状態を示す断面図。 第3実施形態のワイヤハーネスの断面図。 変形例のワイヤハーネスの断面図。
(第1実施形態)
以下、ワイヤハーネスの第1実施形態について説明する。
図1に示される車両Cは、バッテリBとインバータIとを電気的に接続するワイヤハーネス10を備える。バッテリBは、例えば車両Cの後方に搭載されている。インバータIは、例えば車両Cの前方のエンジンルーム内に搭載されている。車両Cの一例は、電気自動車又はハイブリッド車等である。ワイヤハーネス10は、車両Cの床下を通過するように配索され、バッテリBとインバータIとを接続できるように曲げ加工が施されている。
図2に示されるように、ワイヤハーネス10は、電線20と、電線20が挿通されるパイプ30とを備える。電線20の数の一例は、3本である。ワイヤハーネス10は、各電線20の先端20Bに設けられる端子21をさらに備える。電線20は、パイプ30の先端30Dから外部に引き出され、端子21を介して対象機器に接続される。対象機器は、バッテリB又はインバータIである(図1参照)。
パイプ30は、外層30A、中間層30B、及び内層30Cを含む三層構造のパイプである。内層30Cは、樹脂材料からなる第1層である。中間層30Bは、金属材料からなる第2層である。金属材料の一例は、アルミニウムである。中間層30Bは、内層30Cの外側に設けられ、外層30Aと内層30Cとの間に配置される。外層30Aは、樹脂材料からなる第3層である。外層30Aは、中間層30Bの外側に設けられる。
パイプ30は、パイプ本体31と、パイプ本体31の端面31Aからパイプ本体31の長手方向に突出する接続部分32とを含む。接続部分32は、外層30Aが取り除かれて中間層30Bが露出している。外層30Aを取り除く方法の一例は、切削加工である。一例では、接続部分32は、パイプ30の先端30Dにおいて、パイプ30の長手方向における所定の長さに相当する外層30Aが取り除かれることにより形成される。
ワイヤハーネス10は、複数の金属素線を筒状に編み込むことにより形成された編組部材40と、パイプ30内に嵌め込まれる嵌込部材50と、パイプ30と編組部材40とを固定する固定部材60とをさらに備える。編組部材40は、例えば可撓性を有する。編組部材40は、各電線20のうちのパイプ30から引き出された引出部20Aを覆うようにパイプ30に取り付けられる。一例では、編組部材40は、接続部分32の外周面32Aに取り付けられる。接続部分32の外周面32Aは、中間層30Bの外周面により構成されている。編組部材40と金属材料からなる中間層30Bとが接続されるため、編組部材40が電磁シールドとして機能する。図2の二点鎖線は、編組部材40及び固定部材60を示している。
嵌込部材50の材料の一例は、弾性材料である。弾性材料の一例は、ゴムである。嵌込部材50は、本体51と、各電線20を挿通可能な複数の挿通孔52とを含む。複数の挿通孔52は、本体51に形成され、パイプ30の長手方向に貫通している。複数の挿通孔52の数は、例えば電線20の数と対応している。嵌込部材50は、例えばパイプ30の開口30Eを閉鎖するように接続部分32内に嵌め込まれる。一例では、嵌込部材50の外周面51Aは、パイプ30内における本体51が配置される範囲において、パイプ30の周方向におけるパイプ30の内周面30Fの全体と接触している(図3参照)。パイプ30の内周面30Fは、内層30Cの内周面により構成されている。
固定部材60の材料の一例は、金属材料である。固定部材60の一例は、かしめリングである。固定部材60は、パイプ30のうちの嵌込部材50が設けられた領域において、接続部分32の外周面32Aに編組部材40を固定する。一例では、固定部材60が接続部分32との間で編組部材40を挟み込むように編組部材40に取り付けられる。そして、固定部材60が工具等による加圧によりかしめられ、固定部材60が編組部材40を締め付けることによって接続部分32と編組部材40とが固定される。この工程を経て、パイプ30と編組部材40とが固定部材60により固定され、パイプ30と編組部材40とが電気的に導通された状態が形成される。
図3は、ワイヤハーネス10の長手方向に沿う断面を示す。嵌込部材50は、例えば編組部材40側における本体51の端面51Bが接続部分32の端面32Bと実質的に同じ平面上に配置されるように接続部分32内に嵌め込まれる。パイプ30の長手方向における嵌込部材50の長さは、例えばパイプ30の長手方向における接続部分32の長さと実質的に同じである。接続部分32は、パイプ30のうちの嵌込部材50が設けられた領域の全部を含む。一例では、嵌込部材50の外周面51Aは、接続部分32の内周面32Cの全体と接触している。
図1〜図3を参照して、ワイヤハーネス10の配索手順の一例について説明する。
ワイヤハーネス10は、例えば次の配索手順により車両Cに配索される。第1手順では、各電線20の引出部20Aがパイプ30から引き出されるように、各電線20がパイプ30内に挿通される。第1手順において、パイプ30から引き出される引出部20Aの長さ(以下「引出長さ」)は、接続部分32の端面32Bと対象機器との距離の関係から所定の引出長さに設定される。第2手順では、各電線20が嵌込部材50の挿通孔52にそれぞれ挿通され、嵌込部材50が接続部分32内に嵌め込まれる。
第3手順では、編組部材40が引出部20Aを覆うように接続部分32に取り付けられ、固定部材60が接続部分32との間で編組部材40を挟み込むように編組部材40に取り付けられる。第4手順では、固定部材60が工具等による加圧によりかしめられ、パイプ30と編組部材40とが固定される。第4手順における工具等による加圧によって、固定部材60に加えられた高い圧力が接続部分32に作用する。一方、接続部分32内に嵌め込まれた嵌込部材50により接続部分32が支持されているため、固定部材60に高い圧力が加えられた場合であっても接続部分32が変形しにくい。このため、パイプ30と編組部材40とを強固に固定できる。
第5手順では、車両Cの床下にワイヤハーネス10を配索するために、ワイヤハーネス10に曲げ加工が施される(図1参照)。第6手順では、各電線20の端子21が対象機器に接続される。以上の配索手順を経て、ワイヤハーネス10が車両Cに配索される。
第1実施形態のワイヤハーネス10によれば、以下の効果が得られる。
(1)ワイヤハーネス10では、嵌込部材50がパイプ30の接続部分32内に嵌め込まれ、固定部材60が工具等による加圧によりかしめられることによってパイプ30と編組部材40とが固定される。この構成によれば、固定部材60に加えられた圧力を受ける接続部分32が嵌込部材50により支持されるため、固定部材60に高い圧力が加えられた場合であっても接続部分32が変形するおそれが低減される。このため、パイプ30と編組部材40とを強固に固定できる。
(2)嵌込部材50は、パイプ30の開口30Eを閉鎖するように接続部分32内に嵌め込まれている。この構成によれば、固定部材60に加えられた圧力を受ける接続部分32が、パイプ30の周方向において嵌込部材50により分散して支持されるため、接続部分32が変形するおそれが一層低減される。このため、パイプ30と編組部材40とを一層強固に固定できる。また、嵌込部材50がパイプ30の開口30Eを閉鎖しているため、パイプ30内に水等が入り込むおそれが低減される。このため、ワイヤハーネス10は、パイプ30内のシール性を高めるグロメット等を省略した形態を取り得る。
(3)パイプ30の内周面30Fは、樹脂材料からなる内層30Cの内周面により構成されている。この構成によれば、パイプ30の内周面30Fと電線20とが強く接触した場合に電線20が劣化しにくい。
(4)パイプ30は、樹脂材料からなる外層30Aを含む。このため、車両Cの走行時において、飛び石がワイヤハーネス10と接触した場合においてもワイヤハーネス10が劣化しにくい。
(5)固定部材60は、接続部分32との間で編組部材40を挟み込み、パイプ30と編組部材40とを固定している。接続部分32は、外層30Aが取り除かれて中間層30Bが露出した部分である。この構成によれば、固定部材60がパイプ30の径方向においてパイプ本体31に対して突出しにくいため、パイプ30の径方向におけるワイヤハーネス10の大きさが小型化される。一方、接続部分32は、外層30Aが取り除かれることにより強度が低下するため、固定部材60に高い圧力が加えられた場合に変形するおそれが高くなる。ワイヤハーネス10はこの点を踏まえ、固定部材60に加えられた圧力を受ける接続部分32が嵌込部材50に支持される構成を備える。このため、ワイヤハーネス10の小型化に貢献し、且つパイプ30と編組部材40とを強固に固定できる。
(6)車両Cの床下にワイヤハーネス10を配索するために、ワイヤハーネス10に曲げ加工が施される。ワイヤハーネス10の曲げ加工によって、電線20がパイプ30内に引き込まれる力が作用する。一方、固定部材60に加えられた圧力は、接続部分32を介して嵌込部材50に作用する。このため、嵌込部材50の挿通孔52に挿通された各電線20が嵌込部材50に保持され、パイプ30の長手方向における各電線20の移動が抑制される。このため、ワイヤハーネス10の曲げ加工により引出長さが変化するおそれが低減される。これにより、引出長さのばらつきを抑えることができ、寸法精度を高く維持することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態のワイヤハーネス10は、以下に説明する点において第1実施形態のワイヤハーネス10と相違し、その他の点において第1実施形態のワイヤハーネス10と実質的に同じ構成を備える。
図4に示されるように、ワイヤハーネス10の嵌込部材50は、本体51の外周面51Aに形成された溝53をさらに含む。溝53は、パイプ30の周方向に延びている。パイプ30の径方向に沿う断面視における溝53の形状は、例えば円又は略円である。溝53は、底面53A及び一対の側面53Bを含む。一対の側面53Bは、例えば底面53Aに対して傾斜している。一例では、底面53Aと側面53Bとのなす角は、鈍角である。溝53の深さは、例えばパイプ30の各層30A〜30Cの厚みと実質的に同じである。
嵌込部材50は、例えば本体51の端面51Bが接続部分32の端面32Bと実質的に同じ平面上に配置されるように接続部分32内に嵌め込まれる。パイプ30の長手方向における嵌込部材50の長さは、例えばパイプ30の長手方向における接続部分32の長さよりも長い。嵌込部材50が接続部分32内に嵌め込まれた状態において、溝53の一方の側面53Bは接続部分32と対向し、溝53の他方の側面53Bは例えばパイプ本体31と対向する。固定部材60は、パイプ30のうちの嵌込部材50が設けられた領域において、溝53と対応する部分との間で編組部材40を挟み込むように編組部材40に取り付けられる。一例では、固定部材60は、パイプ30の接続部分32において、溝53が形成されている幅領域の内側に配置されるように編組部材40に取り付けられる。
図5に示されるように、固定部材60が工具等による加圧によりかしめられ、固定部材60が編組部材40を締め付けることによって接続部分32を変形させる。接続部分32が変形することにより、パイプ30のうちの固定部材60により締め付けられた部分に縮径部33が形成される。縮径部33は、パイプ30のうちの接続部分32が変形した部分である。縮径部33の内径は、パイプ本体31の内径よりも小さい。縮径部33の外径は、パイプ本体31の外径よりも小さい。縮径部33の一部は、溝53に入り込むように形成されている。縮径部33の一部が溝53に入り込み、縮径部33が溝53の底面53Aにより支持されることによって接続部分32と編組部材40とが固定される。この工程を経て、パイプ30と編組部材40とが固定部材60により固定され、パイプ30と編組部材40とが電気的に導通された状態が形成される。
ワイヤハーネス10によれば、接続部分32に作用する圧力により変形した縮径部33の一部が溝53に入り込んで底面53Aにより支持されるため、パイプ30と編組部材40とを強固に固定できる。また、嵌込部材50がパイプ30の開口30Eを閉鎖し、且つ接続部分32と溝53の底面53Aとがパイプ30の周方向の全体にわたり強く接触しているため、パイプ30内に水等が入り込むおそれが一層低減される。このため、ワイヤハーネス10は、パイプ30内のシール性を高めるグロメット等を省略した形態を取り得る。第2実施形態のワイヤハーネス10によれば、第1実施形態により得られる(3)〜(6)の効果と実質的に同じ効果も得られる。
(第3実施形態)
第3実施形態のワイヤハーネス10は、以下に説明する点において第1実施形態のワイヤハーネス10と相違し、その他の点において第1実施形態のワイヤハーネス10と実質的に同じ構成を備える。
図6に示されるように、ワイヤハーネス10の嵌込部材50は、パイプ30の長手方向における本体51の移動を規制する規制部54をさらに含む。規制部54は、例えば本体51の端面51Bの一部を構成し、パイプ30の径方向において本体51から突出するように本体51に設けられる。パイプ30の径方向に沿う断面視における規制部54の形状は、例えば円又は略円である。規制部54は、接続部分32の端面32Bと接触する規制面54Aを含む。パイプ30の径方向における規制面54Aの長さは、例えばパイプ30の中間層30B及び内層30Cの厚さと実質的に同じである。嵌込部材50が接続部分32内に嵌め込まれ、規制面54Aが接続部分32の端面32Bと接触することにより、パイプ30の長手方向における嵌込部材50の移動が規制される。
嵌込部材50は、パイプ30の長手方向において、パイプ本体31側における本体51の端面51Cと規制面54Aとの距離が接続部分32の長さと実質的に同じ、又は接続部分32の長さよりも長いことが好ましい。図6に示される例では、嵌込部材50は、パイプ30の長手方向において、パイプ本体31側における本体51の端面51Cと規制面54Aとの距離が接続部分32の長さよりも長い。
ワイヤハーネス10によれば、パイプ30の長手方向における嵌込部材50の移動が規制部54により規制されるため、接続部分32に対する嵌込部材50の位置が適切に決められる。このため、パイプ30と編組部材40とが固定部材60により適切に固定される。第3実施形態のワイヤハーネス10によれば、第1実施形態により得られる(1)〜(6)の効果と実質的に同じ効果も得られる。
上記各実施形態に関する説明は本発明のワイヤハーネスが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明は上記各実施形態以外に例えば以下に示される各実施形態の変形例、及び相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
・第3実施形態における規制部54の構成は、任意に変更可能である。図7に示される例では、規制部54は、第1部分55A及び第2部分55Bを含む。第1部分55Aは、例えば本体51の端面51Bの一部を構成し、パイプ30の径方向において本体51から突出するように本体51に設けられる。第1部分55Aは、規制面54Aを含む。第2部分55Bは、例えば接続部分32の外周面32Aを覆うように第1部分55Aから突出している。嵌込部材50が接続部分32内に嵌め込まれ、規制面54Aが接続部分32の端面32Bと接触することにより、パイプ30の長手方向における嵌込部材50の移動が規制される。また、嵌込部材50が接続部分32内に嵌め込まれた状態において、接続部分32の一部が規制部54により覆われているため、パイプ30内のシール性が一層高められる。
・嵌込部材50の外周面51Aとパイプ30の内周面30Fとの関係は、任意に変更可能である。一例では、嵌込部材50の外周面51Aは、パイプ30内における本体51が配置される範囲において、パイプ30の周方向におけるパイプ30の内周面30Fの一部と接触している。この例によれば、嵌込部材50が接続部分32内に嵌め込まれた状態において、パイプ30の開口30Eの一部が開放されている。
・嵌込部材50の材料は、任意に変更可能である。一例では、嵌込部材50の材料は、樹脂材料である。
・挿通孔52の数は、任意に変更可能である。一例では、挿通孔52の数は1つである。この例によれば、各電線20が1つの挿通孔52に挿通される。
・接続部分32の構成は、任意に変更可能である。一例では、接続部分32は、中間層30Bの外周面のうちの端面32B側に外層30Aの一部が残されるように外層30Aが取り除かれる。この例によれば、接続部分32の外周面32Aは、外層30Aの外周面及び中間層30Bの外周面により構成される。
・パイプ30は、外層30Aを省略した形態を取り得る。また、パイプ30は、四層以上の層構造を有していてもよい。
・電線20の数は、任意に変更可能である。一例では、電線20の数は、1本、2本、又は4本以上である。
10…ワイヤハーネス、20…電線、20A…引出部、30…パイプ、30A…外層(第1層)、30B…中間層(第2層)、30C…内層(第3層)、30E…開口、32B…端面、33…縮径部、40…編組部材、50…嵌込部材、51…本体、51A…外周面、52…挿通孔、53…溝、54…規制部、60…固定部材。

Claims (7)

  1. 樹脂材料からなる第1層と、前記第1層の外側に設けられ、金属材料からなる第2層とを含むパイプと、
    前記パイプ内に挿通される電線と、
    複数の金属素線を編み込むことにより形成され、前記電線のうちの前記パイプから引き出された引出部を覆うように前記パイプに取り付けられる編組部材と、
    前記電線を挿通可能な挿通孔を含み、前記パイプ内に嵌め込まれる嵌込部材と、
    前記パイプのうちの前記嵌込部材が設けられた領域において、前記第2層の外周面に前記編組部材を固定する固定部材と、を備えることを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記嵌込部材は、前記パイプの開口を閉鎖するように前記パイプ内に嵌め込まれることを特徴とするワイヤハーネス。
  3. 請求項1又は2に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記パイプは、前記第2層の外側に設けられ、樹脂材料からなる第3層をさらに含むことを特徴とするワイヤハーネス。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記嵌込部材は、前記挿通孔が形成された本体と、前記本体の外周面に形成され、前記パイプの周方向に延びる溝とをさらに含むことを特徴とするワイヤハーネス。
  5. 請求項4に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記固定部材は、前記パイプのうちの前記嵌込部材が設けられた領域において、前記溝が形成されている幅領域の内側に配置されていることを特徴とするワイヤハーネス。
  6. 請求項5に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記パイプのうちの前記固定部材により締め付けられた部分には縮径部が形成されており、
    前記縮径部の一部は、前記溝に入り込むように形成されていることを特徴とするワイヤハーネス。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記嵌込部材は、前記挿通孔が形成された本体と、前記本体に設けられ、前記パイプの端面と接触することにより前記パイプの長手方向における前記本体の移動を規制する規制部とをさらに含むことを特徴とするワイヤハーネス。
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