JP2018119917A - 誘導検出型ロータリエンコーダ - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
図1は、第1実施形態に係る誘導検出型ロータリエンコーダを適用したデジタル式マイクロメータを例示する正面図である。図1に表したように、デジタル式マイクロメータ1は、フレーム3と、シンブル5と、スピンドル7と、表示部9と、を備える。フレーム3は、シンブル5及びスピンドル7を支持する本体部3aと、本体部3aから間隔を開けて設けられるアンビル部3bとを有する。シンブル5は、フレーム3の本体部3aに回転可能に取り付けられる。測定子であるスピンドル7は、フレーム3の本体部3aで回転可能に支持される。
図2は、本実施形態に係る誘導検出型ロータリエンコーダの構成を例示する断面図である。
図2に表したように、誘導検出型ロータリエンコーダ11は、フレーム3の本体部3aに設けられる。
図3は、ステータ13及びロータ15の構成を例示する模式的断面図である。
図3に表したように、ステータ13は、積層された絶縁層33A、33B、33C及び33Dを有する。絶縁層33A、33B、33C及び33Dは、ロータ15から離れる方向にこの順で積層される。絶縁層33A、33B、33C及び33Dには、スピンドル7を通すための貫通孔34が設けられる。
図4に表したように、第1送信巻線31aは、スピンドル7の回転軸AXに対して同軸的に形成された第1内周側巻線部311a及び第1外周側巻線部312aを有する。第1内周側巻線部311a及び第1外周側巻線部312aは、絶縁層33Aのロータ15側に設けられる。第1内周側巻線部311a及び第1外周側巻線部312aは、それぞれ略円形の電流経路を持つ。第1内周側巻線部311a及び第1外周側巻線部312aの電流経路を流れる電流の向きは、互いに同じ方向になるように構成される(図4の矢印参照)。
図5に表したように、受信巻線部321aは、ロータ15の回転方向にピッチλ1をもって周期的に変化するループ状(菱型状)の形状を有する。受信巻線部321aにおいて、菱型状のパターン対PA1は16個設けられる。なお、受信巻線部322a、323aも受信巻線部321aと同様の形状を有する。
図6に表したように、第2送信巻線31bは、スピンドル7の回転軸AXに対して同軸的に形成された第2内周側巻線部311b及び第2外周側巻線部312bを有する。第2内周側巻線部311b及び第2外周側巻線部312bは、絶縁層33Cのロータ15側に設けられる。
図7に表したように、受信巻線部321bは、ロータ15の回転方向にピッチλ1とは異なるピッチλ2をもって周期的に変化するループ状(菱型状)の形状を有する。受信巻線部321bにおいて、菱型状のパターン対PA2は9個設けられる。なお、受信巻線部322b、323bも受信巻線部321bと同様の形状を有する。
図8に表したように、第1磁束結合体41aは、スピンドル7に対して同軸的に形成され、第1受信巻線32aと空隙を介して重なるように形成される。第1磁束結合体41aは、第1受信巻線32aと同じピッチλ1をもってロータ15の回転方向に周期的に変化する連続した歯車状の形状を有する。
図9に表したように、第2磁束結合体41bは、スピンドル7に対して同軸的に形成され、ロータ15の回転方向に一定ピッチλ2で配置された複数の孤立した矩形ループのような島状パターンが断続的に形成されている。ピッチλ2における、島状パターンが形成されている部分の比率(デューティ比)は50%とされる。図9に表した例では、第2磁束結合体41bは9個設けられる。したがって、本実施形態におけるピッチλ2は40度となり、島状パターンはその50%の20度を占めるように形成される。
2n−0.5<C1/C2<2n+0.5 ・・・(1)
ただし、nは1以上の整数である。
より好ましくは式(2)の関係を満たす。
2n−0.3<C1/C2<2n+0.3 ・・・(2)
図10は、本実施形態の第1磁束結合体41a、及び第2磁束結合体41bを直線に展開して位相関係を示す模式図である。なお、第2磁束結合体41bは、島状パターン41b−1〜41b−9で構成されているものとして説明する。周期数C1と周期数C2が1以外の公約数を持たない整数であることにより、1回転する間に同じ位相関係となる角度が存在しない。したがって、第1トラック及び第2トラックで検出される誘導電圧に基づいて、ロータ15のステータ13に対する位置(角度)を一意に特定することが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態の誘導検出型ロータリエンコーダ11aは、第2磁束結合体41bのパターンが第1実施形態の誘導検出型ロータリエンコーダ11と異なっている。他の構成については誘導検出型ロータリエンコーダ11と同様である。なお、以下の説明では、誘導検出型ロータリエンコーダ11との共通部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
次に、第3実施形態に係る誘導検出型ロータリエンコーダ11bについて説明する。第3実施形態は、第1実施形態又は第2実施形態の第1、第2送信巻線31a、31bを一つの送信巻線31cに置き換え、電流の流す向きを切り替えるようにしたものである。送信巻線31cは、電流方向が周期的に変化する送信電流を流し、これにより発生する磁界を第1、第2磁束結合体41a、41bに与える。送信巻線31cの内周側及び外周側の電流経路は、より高い信号強度を得るため絶縁層33Aのロータ15側の表面だけに設けるとよい。この他、第3実施形態は、第1実施形態又は第2実施形態と同様の構成を有する。よって、以下、図13を参照して第3実施形態に係る送信巻線31c及びその周辺回路のみを説明する。
なお、上記に本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、上記各実施形態では、周期数C1と周期数C2を、C1=16、C2=9とした場合を例に説明したが、周期数C1と周期数C2は、1以外の公約数を持たない整数(すなわち、互いに素)であり、式(1)(より好ましくは式(2))の関係を満たせば、いかなる値の組み合わせとしてもよい。
3…フレーム
5…シンブル
7…スピンドル
9…表示部
11,12…誘導検出型ロータリエンコーダ
13…ステータ
15…ロータ
31a…第1送信巻線
31b…第2送信巻線
32a…第1受信巻線
32b…第2受信巻線
33A,33B,33C,33D…絶縁層
41a…第1磁束結合体
41b…第2磁束結合体
42A,42B…絶縁層
311a…第1内周側巻線部
311b…第2内周側巻線部
312a…第1外周側巻線部
312b…第2外周側巻線部
Claims (3)
- ステータと、
前記ステータと対向し、回転軸を中心に回転可能に設けられたロータと、
前記ステータに設けられ、前記回転軸を中心に互いに同じ回転方向に電流を流す第1内周側巻線部及び第1外周側巻線部を有する第1送信巻線と、
前記ステータに設けられ、前記回転軸を中心として環状に形成された第1受信巻線と、
前記ステータに設けられ、前記回転軸に沿った方向に前記第1受信巻線と重なるように環状に形成され、前記第1受信巻線との間に第1絶縁層を介して形成された第2受信巻線と、
前記ロータに前記回転軸を中心として環状に形成され、前記第1受信巻線と磁束結合する第1磁束結合体と、
前記ロータに前記回転軸に沿った方向に第1磁束結合体と重なるように環状に形成され、前記第1磁束結合体との間に第2絶縁層を介して形成され、前記第1受信巻線と磁束結合する第2磁束結合体と、
を備え、
前記第1磁束結合体は、第1ピッチをもって前記ロータの回転方向に周期的に変化する歯車状の連続なパターンで形成され、
前記第2磁束結合体は、前記第1ピッチと異なる第2ピッチをもって前記ロータの回転方向に周期的に変化する島状の孤立したパターンで形成され、
前記回転軸を中心とするロータの1周に含まれる前記第1ピッチの周期の数をC1、前記回転軸を中心とする前記ロータの1周に含まれる前記第2ピッチの周期数をC2として、C1とC2は1以外の公約数を持たない整数(すなわち、互いに素)であり、且つ、2n−0.5<C1/C2<2n+0.5(ただし、nは1以上の整数)の関係を満たすことを特徴とする誘導検出型ロータリエンコーダ。 - C1とC2は、2n−0.3<C1/C2<2n+0.3の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の誘導検出型ロータリエンコーダ。
- 前記ロータの回転方向における前記第2磁束結合体の個々の島状パターンの幅は、前記第1ピッチと等しいことを特徴とする、請求項1または2に記載の誘導検出型ロータリエンコーダ。
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