JP6234282B2 - 誘導検出型ロータリエンコーダ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータとステータとに設けられた配線間の磁束結合を利用して物体の回転角を測定する誘導検出型ロータリエンコーダに関する。
ロータリエンコーダは、送信巻線及び受信巻線が配置されたステータと、これらと磁束結合可能な磁束結合体が配置されたロータとを備える(特許文献1参照)。マイクロメータ等のハンドツールへロータリエンコーダを応用する場合、波長の異なる信号を発生する複数のトラック(送信巻線、受信巻線、及び磁束結合体)を集約しその外径を小さくする必要がある。
特開2006−322927
本発明は、小型化した誘導検出型ロータリエンコーダを提供することを目的とする。
本発明に係る誘導検出型ロータリエンコーダは、ステータと、回転軸を中心として回転可能で且つステータと対向して配置されたロータと、ステータに回転軸を中心として環状に形成された第1の送信巻線及び第1の送信巻線の内周側に環状に形成された第2の送信巻線と、ステータに送信巻線に沿って回転軸を中心とする同一の円周上に配列された第1の受信巻線及び第2の受信巻線と、ロータに回転軸を中心として同様の半径で環状に形成されて第1の送信巻線及び第1の受信巻線と磁束結合する第1の磁束結合体、並びに第2の送信巻線及び第2の受信巻線と磁束結合する第2の磁束結合体とを備える。上記第1の受信巻線及び第1の磁束結合体は、第1のピッチをもってロータの回転方向に周期的に変化する形状を有する第1トラックを形成し、上記第2の受信巻線及び第2の磁束結合体は、第1のピッチと異なる第2のピッチをもってロータの回転方向に周期的に変化する形状を有する第2トラックを形成する。また、第1の受信巻線は、円周上に分割して配置され、第2の受信巻線は、第1の受信巻線が配置された面と同一の面上に第1の受信巻線と積層方向に重ならないように分割して配置される。
本発明に係る誘導検出型ロータリエンコーダにおいては、第1及び第2の受信巻線及び第1及び第2の磁束結合体がそれぞれ同様の半径を有しており、且つ第1及び第2の受信巻線が同一の面上に配置されるため、絶対位置検出型(以下、ABS型と言う。)の誘導検出型ロータリエンコーダを小型に構成することが可能である。更に、本発明に係る誘導検出型ロータリエンコーダにおいては、第1の受信巻線と第2の受信巻線とが同一面上の同一の円周上に、お互いに重ならないように配置される。従って、2トラックを有するABS型のロータリエンコーダ等、複数のトラックを有するロータリエンコーダにおいて、ステータの部品点数を削減し、且つステータの小型化を実現することが可能である。
尚、上記第1の受信巻線は、ループ状に形成された配線の対からなる第1のユニットを互いに位相をずらして複数配置して構成することが考えられる。同様に第2の受信巻線は、ループ状に形成された複数の配線の対からなる第2のユニットを互いに位相をずらして複数配置して構成することが考えられる。
上記複数の第1のユニットは、第1のピッチに対応し第1のピッチの範囲内で相互に位相を異ならせて配置することが考えられる。同様に、複数の第2のユニットは、第2のピッチに対応し第2のピッチの範囲内で相互に位相を異ならせて配置することが考えられる。この場合、例えば第1トラック又は第2トラックのうち、偶数周期を有するトラックを構成する第1又は第2のユニットを、ロータの回転角度にして180°離れた位置に配置し、互いに接続することも考えられる。この様な構成によれば、偏心が生じた際、例えば第1トラック又は第2トラックのうち、偶数周期を有するトラックにおいて生じる誤差を好適に低減することが可能である。
また、第1トラック又は第2トラックのうち、奇数周期を有するトラックを構成する第1又は第2のユニットを、ロータの回転角度にして180°離れた位置に配置し、互いに接続することも可能である。この様な構成によれば、偏心が生じた際、第2のユニットにおいて生じる誤差を好適に低減することが可能である。
更に、隣接する第1のユニットの位相差を隣接する第2のユニットの位相差よりも大きくすれば、第1トラックにおけるノイズを低減して測定精度を向上させることが可能である。一方、隣接する第2のユニットの位相差を隣接する第1のユニットの位相差よりも大きくすれば、第1トラック又は第2トラックのうち、奇数周期を有するトラックにおけるノイズを低減して誤動作を好適に低減することが可能である。
この発明によれば、小型化した誘導検出型ロータリエンコーダを提供できる。
第1の実施の形態に係る誘導検出型ロータリエンコーダを搭載したデジタル式マイクロメータの正面図である。 同ロータリエンコーダ11の断面図である。 同実施の形態に係るステータ13及びロータ15の断面図である。 同実施の形態に係る第1の磁束結合体41aを示す平面図である。 同実施の形態に係る第2の磁束結合体41bを示す平面図である。 同ステータ13の平面図である。 同ステータ13の配線層を示す平面図である。 同ステータ13の配線層を示す平面図である。 同ステータ13の配線層を示す平面図である。 同ステータ13の配線層を示す平面図である。 同実施の形態に係る第1の送信巻線31a及び第2の送信巻線31bへの電流供給手段を示す回路図である。 同実施の形態に係る第1の送信巻線31aを流れる電流によって第1、第2の磁束結合体41a、41bに生じる誘導電流を示す概略図である。 同実施の形態に係る第2の送信巻線31bを流れる電流によって第1、第2の磁束結合体41a、41bに生じる誘導電流を示す概略図である。 同実施の形態に係る第1及び第2の受信巻線32a,32bにて得られる信号を示す図である。 第2の実施の形態に係る誘導検出型ロータリエンコーダのステータ13´の平面図である。 第3の実施の形態に係る誘導検出型ロータリエンコーダのステータ13´´の平面図である。 第4の実施の形態に係る誘導検出型ロータリエンコーダのステータ13´´´の平面図である。 その他の構成例に係るステータ13´´´´を示す平面図である。
次に本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態に係る誘導検出型デジタル式マイクロメータの構成]
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る誘導検出型ロータリエンコーダを搭載したデジタル式マイクロメータの構成について説明する。図1は、デジタル式マイクロメータの正面図である。デジタル式マイクロメータのフレーム3には、シンブル5が回転可能に取り付けられている。測定子であるスピンドル7は、フレーム3の内部で回転可能に支持されている。
スピンドル7の一端側は外部に出ており、この一端が測定対象物に当接する。一方、スピンドル7の他端側には送りネジ(図1では図示せず)が切られている。この送りネジがシンブル5内のナットに嵌めこまれている。
この構成において、シンブル5を正方向に回転させるとスピンドル7の軸方向に沿ってスピンドル7が前進し、シンブル5を逆方向に回転させるとスピンドル7の軸方向に沿ってスピンドル7が後退する。フレーム3にはデジタル式マイクロメータの測定値を表示可能な液晶表示部9が設けられている。
[第1の実施の形態に係る誘導検出型ロータリエンコーダ11の構成]
次に、図2を参照して、図1のデジタル式マイクロメータに組み込まれた第1の実施の形態に係る誘導検出型ロータリエンコーダ11の構成について説明する。図2は、誘導検出型ロータリエンコーダ11の断面図である。
誘導検出型ロータリエンコーダ11は、ステータ13と、スピンドル7(回転軸)を中心として回転可能で且つステータ13と対向して配置されたロータ15とを備える。ロータ15は円筒状のロータブッシュ19の端面に固定されている。ロータブッシュ19にはスピンドル7が挿入されている。ステータブッシュ21は、フレーム3に固定されている。
スピンドル7の表面には、図1のシンブル5の内部に配置されたナットに嵌められる送りネジ23が形成されている。また、スピンドル7の表面には、スピンドル7の長手方向(つまりスピンドル7の進退方向)に沿ってキー溝25が掘られている。キー溝25には、ロータブッシュ19に固定されたピン27の先端部が嵌っている。スピンドル7が回転すると、その回転力がピン27を介してロータブッシュ19に伝わり、ロータ15が回転する。言い換えれば、スピンドル7の回転に連動してロータ15が回転する。ピン27はキー溝25に固定されていないので、ロータ15をスピンドル7と共に移動させずにロータ15を回転させることができる。
[第1の実施の形態に係るステータ13及びロータ15の積層構造]
次に、図3を参照して、ステータ13、及びロータ15の概略構成について説明する。図3は、ステータ13及びロータ15の断面図である。ステータ13は、図3に示すように、積層された絶縁層33A〜33Dを有する。ステータ13は、ロータ15側の絶縁層33A及び絶縁層33Bに第1の送信巻線31a、第2の送信巻線31b及び第1の受信巻線32aと第2の受信巻線32bのうち、後述する第1及び第2の磁束結合体41a及び41bと磁束結合する部分を備え、中間の絶縁層33Cにシールド35を備える。また、ロータ15側から最も離れた絶縁層33Dには、第1の受信巻線32a及び第2の受信巻線32bの残りの配線32aD及び32bDが設けられている。なお、絶縁層33A〜33Dにはスピンドル7を通すための貫通穴34が形成されており、第1及び第2の送信巻線31a,31bは貫通穴34を中心として環状に形成されている。
一方、ロータ15は、図3に示すように、積層された絶縁層42A及び42Bを有する。ロータ15は、絶縁層42Aに第1の磁束結合体41aを備え、絶縁層42Bに第2の磁束結合体41bを備えている。なお、絶縁層42A,42Bにはスピンドル7を通すための貫通穴43が形成されており、第1の磁束結合体41a、及び第2の磁束結合体41bは貫通穴43を中心として環状に形成されている。
第1の送信巻線31a及び第2の送信巻線31bは、電流方向が周期的に変化する送信電流を交互に、即ち時分割で流し、これにより発生する磁界をロータ15に形成された第1、第2の磁束結合体41a、41bに与える。第1及び第2の送信巻線31a,31bは、絶縁層33Aのロータ15側の表面に設けられる。
第1、第2の磁束結合体41a、41bは、各々、送信巻線31a、31bに流れる送信電流により生じた磁界に基づく誘導電流を発生させる。第1の磁束結合体41aは、絶縁層42Aのステータ13側の表面に設けられる。第2の磁束結合体41bは絶縁層42Bのステータ13側の表面に設けられる。第1、第2の磁束結合体41a、41bは、同等の径を有し、絶縁層42Aを介して積層方向に互いに重なる位置に積層されている。
第1の受信巻線32aは、第1の送信巻線31aと第1の磁束結合体41aとの磁束結合により第1の磁束結合体41aに誘導電流が生じた場合に、これに基づく磁束結合により生じた誘導電圧を検出する。第2の受信巻線32bは、第2の送信巻線31bと第2の磁束結合体41bとの磁束結合により第2の磁束結合体41bに誘導電流が生じた場合に、これに基づく磁束結合により生じた誘導電圧を検出する。
第1の受信巻線32aの一部は、絶縁層33Aのロータ15側の表面に形成され、第1の受信巻線32aの残りの部分は絶縁層33Bのロータ15側の表面に形成され、両者は絶縁層33Aを貫通するスルーホール又はビアによって相互に接続されている。第2の受信巻線32bも第1の受信巻線32aと同様の層に形成されており、第2の受信巻線32bの一部は33Aのロータ15側の表面に形成され、第2の受信巻線32bの残りの部分は絶縁層33Bのロータ15側の表面に形成され、両者は絶縁層33Bを貫通するスルーホール又はビアによって相互に接続されている。第1の受信巻線32aと第2の受信巻線32bとは、同一の円周上に、お互いに重ならないように分割して配置されている。
図3において、第1の受信巻線32aは、第1の磁束結合体41aと対向する。また、第2の受信巻線32bと第2の磁束結合体41bとの間には、第1の磁束結合体41aが配置される。この配置によって、第1の受信巻線32aで受信する信号強度を高くすることができる。第1の受信巻線32aの受信信号が測定精度に影響を与える場合、この配置は好ましい。
[第1の実施の形態に係るステータ13及びロータ15の平面形状]
次に、第1の送信巻線31a、第2の送信巻線31b、第1の受信巻線32a、第2の受信巻線32b、第1の磁束結合体41a及び第2の磁束結合体41bの平面的形状について説明する。
まず、図4を参照して、第1の磁束結合体41aの形状について説明する。図4は第1の磁束結合体41aを示す平面図である。第1の磁束結合体41aは、図4に示すように、スピンドル7に対して同軸的に形成され、第1の受信巻線32aと空隙を介して重なるように形成される。第1の磁束結合体41aは、ピッチλ1をもってロータ15の回転方向に周期的に変化する連続した歯車状の配線部分と、この歯車状の配線部分に内接する円形状の配線部分とが重なった形状の配線を有する。より具体的に、第1の磁束結合体41aは、スピンドル7に近づく方向に窪む凹部411aと、スピンドル7から離れる方向に突出する凸部412aとを交互に構成する。また、第1の磁束結合体41aは、複数の凹部411aを連結する円環状の連結部413aを有する。即ち、複数の凹部411a及び凸部412aは歯車状の第1の電流経路を形成し、複数の凹部411a及び連結部413aは円環状の第2の電流経路を形成する。図4に示す例では、一組の凹部411a、凸部412a及び連結部413aの組合せで構成されるユニットPA1は10個設けられる。
次に、図5を参照して、第2の磁束結合体41bの形状について説明する。図5は第2の磁束結合体41bを示す平面図である。第2の磁束結合体41bは、図5に示すように、スピンドル7に対して同軸的に形成され、第1の磁束結合体41aと絶縁層42Aを介して積層方向に重なるように形成される。第2の磁束結合体41bは、ピッチλ2をもってロータ15の回転方向に周期的に変化する連続した歯車状の配線部分と、この歯車状の配線部分に外接する円形状の配線部分とが重なった形状の配線を有する。より具体的に、第2の磁束結合体41bは、スピンドル7に近づく方向に窪む凹部411bと、スピンドル7から離れる方向に突出する凸部412bとを交互に構成する。また、第2の磁束結合体41bは、複数の凸部412bを連結する円環連結部413bを有する。即ち、複数の凸部412b及び連結部413bは円環状の第3の電流経路を形成し、複数の凹部411b及び凸部412bは歯車状の第4の電流経路を形成する。図5に示す例では、凹部411bと凸部412bの組合せで構成されるユニットPA2は9個設けられる。即ち、ピッチλ1とピッチλ2とではピッチλ1の方が細かく、ピッチλ2の方が荒い。更に、第1の磁束結合体41aに設けられるユニットPA1の数がNであるのに対し、第2の磁束結合体41bに設けられるユニットPA2の数はN−1である。
図6は第1及び第2の送信巻線31a,31bと第1及び第2の受信巻線32a,32bを示す平面図である。第1の送信巻線31aは、図6に示すように、スピンドル7に対して同軸的に形成され、略円形の電流経路を持つ。また、第2の送信巻線31bは、スピンドル7に対して同軸的に、且つ第1の送信巻線31aの内周に形成され、略円形の電流経路を持つ。
第1の受信巻線32aは、図6に示すように、スピンドル7に対して同軸的に形成され、第1の送信巻線31aの内周であり、且つ第2の送信巻線31bの外周である位置に分割して形成される。第1の受信巻線32aは、受信巻線321a〜323aによって構成される。受信巻線321a〜323aはほぼ同様の構成を有しており、回転方向に位相を異ならせて配置される。尚、本実施形態においては、受信巻線321a〜323aはλ1/3ずつずらして配置される。受信巻線321aは、第1の磁束結合体41aと磁束結合して誘導電流を流すように構成されている。即ち、受信巻線321a〜323aは、それぞれ磁束結合体41aの1つのユニットPA1と対応する回転方向長さを有するループ状(菱形状)に形成された配線の対からなるユニットPA3を形成している。信号強度やロータ15とステータ13との取付誤差や経時変化の影響を考慮すると、受信巻線321aは2以上のユニットPA3を有していることが望ましく、本実施形態において、ユニットPA3は回転軸を基準として180°異なる位置に一つずつ配置される。また、受信巻線321aに複数のユニットPA3が含まれる場合、各PA3における誘導電流が全て強めあう様にユニットPA3同士を接続する。ユニットPA3同士の接続は、絶縁層33Dに形成された配線によって行う。ユニットPA3は絶縁層33A及び33Bに設けられた配線を、スルーホール又はビアホールにて接続することにより構成される。また、互いに交差する部分は絶縁層33Aを介して上下に配列される。尚、第1の受信巻線32aは、第1の磁束結合巻線41aと磁束結合可能で、且つ第2の受信巻線32bが構成可能なスペースを回転方向に確保可能な構成であれば、他の構成も採用可能である。
第2の受信巻線32bも、第1の受信巻線32aとほぼ同様に構成される。即ち、第2の受信巻線32bは、図6に示すように、スピンドル7に対して同軸的に形成され、第1の送信巻線31aの内周であり、且つ第2の送信巻線31bの外周であり、更に第1の受信巻線32aとは重ならない位置に分割して形成される。第2の受信巻線32bは、受信巻線321b〜323bによって構成される。受信巻線321b〜323bは受信巻線321a〜323aとほぼ同様に構成され、λ2/3ずつずらして配置される。第2の受信巻線32bに含まれるループ状(菱形状)に形成された配線の対からなるユニットPA4は、第2の磁束結合巻線41bをの1つのユニットPA2と対応する回転方向長さを有する。従ってこのユニットPA4は、ユニットPA3と比較して回転方向の長さが長くなる。
以上図3〜図6に示した構成により、第1の受信巻線32a及び第1の磁束結合体41aは、ピッチλ1をもってロータ15の回転方向に周期的に変化する形状を有する第1トラックを形成する。また、第2の受信巻線32b及び第2の磁束結合体41bは、ピッチλ1と異なるピッチλ2をもってロータ15の回転方向に周期的に変化する形状を有する第2トラックを形成する。本実施の形態においては第1トラックのピッチλ1が第2トラックのピッチλ2よりも短いので、第1トラックの方が第2トラックよりも測定精度に強く影響する。このピッチλ1による第1トラックの信号強度を第2トラックの信号強度よりも高めているので、高い測定精度が得られる。また、本実施の形態においては、第1の受信巻線32aと第2の受信巻線32bとが、ロータ15の回転方向に交互に分散配置されているので、スペースを効率良く利用してエンコーダの小型化を図ることができる。更に、この実施形態では、ループ状(菱形状)に形成された配線の対であるユニットPA3を、回転軸を基準として180°異なる位置に一つずつ配置し、これらを絶縁層33Dに形成された配線によって共通に接続して構成している。従って、ロータ15とステータ13とに傾きが生じてしまった場合においても、一方のユニットPA3と他方のユニットPA3とで相殺されて、信号の強度が低下するのを防止することができる。
次に、ステータ13に含まれる各配線層について説明する。本実施形態に係る送信基板31及び受信巻線32は、例えば多層の配線基板により形成することができる。ここでは、4層の樹脂製の配線基板により形成した例を図7〜図10を用いて説明する。
図7に示す通り、絶縁層33A上には、第1の送信巻線31aの送信部及び引出配線の一部からなる配線31aAと、第2の送信巻線31bの送信部及び引き出し配線の一部からなる配線31bAと、第1の受信巻線32aの一部である配線32aAと、第2の受信巻線32bの一部である配線32bAとを有している。配線32aAは配線31aAの送信部の内側に配列された複数の配線からなる。この複数の配線は内周側端部に対して外周側端部が反時計回りに傾斜した螺旋放射状に配列されており、ロータ15の回転軸を基準として180°異なる位置に配置される。配線32bAも配線32aAとほぼ同様に構成されており、配線32aAと重ならない位置に配置される。
図8に示す通り、絶縁層33B上には、第1の送信巻線31aの引き出し配線の残りの一部である配線31aBと、第2の送信巻線31bの引き出し配線の残りの一部である配線31bBと、第1の受信巻線32aの一部及び引き出し配線からなる配線32aBと、第2の受信巻線32bの一部及び引き出し配線からなる配線32bBとを有している。配線32aBのうち、第1の受信巻線を構成する部分は配線31aAの送信部の内側に該当する部分に配列された複数の配線からなる。この複数の配線は内側端部に対して外側端部が時計回りに傾斜した螺旋放射状に配列されており、ロータ15の回転軸を基準として180°異なる位置に配置される。配線32bBも配線32aBとほぼ同様に構成されており、配線32aBと重ならない位置に配列される。尚、配線32aBは絶縁層33Aに形成されたコンタクトホールを介して配線32aAと電気的に接続され、ユニットPA3の配線(図6)を構成する。また、配線32bBも同様に絶縁層33Aに形成されたコンタクトホールを介して配線32bAと電気的に接続され、ユニットPA4の配線(図6)を構成する。
図9に示す通り、絶縁層33Cには、絶縁層33A及び33Bの背面で、第1の送信巻線31a及び第2の送信巻線31bで生成される磁界及び第1の受信巻線32a及び第2の受信巻線32bで受信される磁界の磁気回路を形成すると共に、絶縁層33Dに対する磁気遮蔽体として機能する磁気シールド配線35が形成されている。磁気シールド配線35は、送信及び受信のための磁気回路を形成する環状部と、絶縁層33Dに形成される引き出し配線等をシールドする配線シールド部とを有する。なお、磁気シールド配線35には、複数のコンタクトホールが形成される。
図10に示す通り、絶縁層33Dには、コンタクトホールを介して180°異なる位置に配置されたユニットPA3を共通に接続する複数の配線及び引出配線からなる配線32aDと、同じくコンタクトホールを介して180°異なる位置に配置されたPA4を共通に接続する複数の配線からなる配線32bDとが形成される。
本実施形態に係るステータ13をこの様に構成した場合、第1の受信巻線と第2の受信巻線とが同一面上の同一の円周上に、お互いに重ならないように配置される。従って、2トラックを有するABS型のロータリエンコーダ等、複数のトラックを有するロータリエンコーダにおいて、ステータの部品点数を削減し、且つステータの小型化を実現することが可能である。
図11は、第1の送信巻線31a及び第2の送信巻線31bに電流を供給する電流供給手段を示している。第1の送信巻線31a及び第2の送信巻線31bは、一端が共に接地され、他端がスイッチS1を介して交流電源Vに接続される。測定時においては、電流方向が周期的に変化する送信電流を、スイッチS1の切り替えによって第1の送信巻線31aと第2の送信巻線31bとに交互に供給する。
[第1の実施の形態に係る誘導検出型ロータリエンコーダ11の動作]
次に、図12及び図13を参照して、第1の受信巻線32a及び第2の受信巻線32bにて得られる信号について説明する。上述の通り、第1の送信巻線31a及び第2の送信巻線31bは、電流方向が周期的に変化する送信電流を交互に、即ち時分割で流し、第1の送信巻線31aに電流を流す場合には第1の受信巻線32aによって、第2の送信巻線31bに電流を流す場合には第2の受信巻線32bによって信号を受信する。
まず、図12を参照して、第1の送信巻線31aに電流を流す場合について説明する。第1の送信巻線31aに、例えば時計回りに電流が流れると、各電流経路には、右ねじ方向に磁界が発生するので、この磁界が第1及び第2の磁束結合体41a,41bと結合して第1及び第2の磁束結合体41a,41bには反時計回りに電流が流れる。
第1の磁束結合体41aにおいては主に凸部412aに誘起される電流が大勢になる。従って、磁束結合体41aにおいて誘起される電流は主として凹部411a及び凸部412aから形成される歯車状の第1の電流経路を流れる。これにより、第1の磁束結合体41aの凹部411aには、図12の紙面の表面から裏面へ、凸部412aには紙面の裏面から表面へ進む磁界が発生し、これらの磁界がピッチλ1の周期的磁気パターンを形成する。これらの磁界を第1の受信巻線32aで受信する。
また、第2の磁束結合体41bにおいては、凸部412b及び連結部413bにおいて電流が誘起され、主に円環状の第3の電流経路に電流が流れる。凹部411b及び凸部412bからなる歯車状の第4の電流経路に流れる電流は、第3の電流経路に流れる電流の10分の1程度の値となる。従って、第2の磁束結合体41bにおいて発生するピッチλ2の磁気パターンを形成する磁界は、第1の磁束結合体41aにおいて発生するピッチλ1の磁気パターンを形成する磁界と比較して極めて小さい。また、第1の磁束結合体41aは、1周の長さがピッチλ1×10であるのに対し、第2の磁束結合体41bは、1周の長さがピッチλ2×9であるから、第1の受信巻線32aに結合される磁界の影響は、図14に示す通り、1周分のトータルでは第2の磁束結合体41bからの磁界の影響が相殺される。即ち、異なるピッチλ1、λ2によって、第1の受信巻線32aでは第2の磁束結合体41bに起因する誘導電圧は打消し合うため、その信号は検出されない。すなわち、第1の受信巻線32aでは第2の磁束結合体41bからのクロストークを抑制することができる。
次に、図13を参照して、第2の送信巻線31bに電流を流す場合について説明する。第2の送信巻線31bに、例えば時計回りに電流が流れると、第1の送信巻線31aに電流を流した場合と同様に、第1及び第2の磁束結合体41a,41bに反時計回りに電流が流れる。
第2の磁束結合体41bにおいては凹部411bに誘起される電流が大勢になる。このため、電流は主に凹部411b及び凸部412bから形成される歯車状の第4の電流経路を流れる。これにより、第2の磁束結合体41bの凹部411bには、図13の紙面の表面から裏面へ、凸部412bには紙面の裏面から表面へ進む磁界が発生し、これらの磁界がピッチλ2の周期的磁気パターンを形成する。これらの磁界を第2の受信巻線32bで受信する。
一方、第1の磁束結合体41aにおいては凹部411a及び連結部413aにおいて電流が誘起され、電流は主に円環状の第2の電流経路を流れる。従って、上述の場合と同様に第1の磁束結合体41aにおいて発生するピッチλ1の磁気パターンを形成する磁界は、第2の磁束結合体41bにおいて発生するピッチλ2の磁気パターンを形成する磁界と比較して極めて小さい。また、若干の磁界が第2の受信巻線32bに電流を誘起した場合であっても第1の磁束結合体41aと第2の受信巻線32bとの位相の違いによってその電流は打ち消しあい、検出される事は無い。
以上より、図14に示すように、ステータ13に対するロータ15の位置に応じて変化する受信信号が第1の受信巻線32a及び第2の受信巻線32bから得られる。両受信信号は、ロータ15が1回転する間に1周分ずれているので、2つの受信信号から1回転における絶対位置を検出することができる。なお、図14は1相分の信号しか図示していないが、実際には、120°ずつずれた3相の受信信号が得られる。
以上、本実施の形態によれば、第1、第2の受信巻線32a、32bを同一円周上に分割配置しているので、エンコーダの外径を小さくすることができる。しかも、クロストークを生じさせることも無い。
[第2の実施形態]
次に、図15を参照して、本発明の第2の実施形態に係る誘導検出型ロータリエンコーダについて説明する。図15は、本発明の第2の実施形態に係る誘導検出型ロータリエンコーダの第1及び第2の送信巻線31a,31bと第1及び第2の受信巻線32a,32b´を示す平面図である。本実施形態に係る誘導検出型ロータリエンコーダは、第2の受信巻線32b´の構成が、第1の実施形態に係る第2の受信巻線32bの構成と異なっている。即ち、図15に示すように、第2の実施形態においては、1対の第2の受信巻線32b´のうちの一方を、他方の第2の受信巻線32b´に対して回転方向にλ2/2(本実施形態においては、20°)だけずらして配置している。
このような構成によれば、次のような効果を奏する。即ち、第1の磁束結合体41aについては、1回転で偶数周期(10周期)を有するので、ロータ15の回転角度にして180°異なる位置の誘導磁界の発生方向が同一方向になる。これに対し、第2の磁束結合体41bについては、1回転で奇数周期(9周期)を有するので、ロータ15の回転角度にして180°異なる位置の誘導磁界の発生方向は丁度逆向きになる。このため、ステータ13とロータ15とが傾くと、第1のトラックについては、第1の実施形態で述べたように、180°離れたユニットPA1の対により、受信される信号への影響をある程度相殺することが可能である。これに対し、第2のトラックにおいては、回転角度にして180°離れたユニットPA2の対により、受信される信号への影響を強めてしまう事となる。
そこで、第2の実施形態のように、第2の受信巻線32b´の一方を、他方に対して回転方向にλ2/2(本実施形態においては、20°)だけずらして配置することにより、第2のトラックでの信号低下を防止するようにしている。
[第3の実施形態]
次に、図16を参照して、本発明の第3の実施形態に係る誘導検出型のロータリエンコーダについて説明する。上記第2の実施形態に係る誘導検出型のロータリエンコーダにおいては、第2の受信巻線32b´の一方を他方に対して半波長ずらすことによって同位相の信号を検出し、これによってステータ13´とロータ15の傾きの影響を低減していた。本実施形態においては、ステータ13´´において第2の受信巻線32b´´が占有する面積を増加させ、平均化等の演算処理によって偏心や傾きの影響を低減する。即ち、図6に示す例においては、それぞれ40°×2に該当する分の面積を占有する3つの受信巻線321b〜323bがλ2/3ずつずらして配置されており、約133°に該当する分の面積を占有している。一方、本実施形態の図16に示す例においては、それぞれ40°×2に該当する分の面積を占有する3つの受信巻線321b´´〜323b´´が2λ2/3ずつずらして配置されており、約187°に該当する分の面積を占有している。
[第4の実施形態]
次に、図17を参照して、本発明の第4の実施形態に係る誘導検出型のロータリエンコーダについて説明する。上記第2及び第3の実施形態は、偏心や傾きが生じた場合に第2のトラックにおいて受信される信号へ生じる影響を低減する手段を検討したものである。しかしながら、第1の実施形態に係る誘導検出型のロータリエンコーダをABS型のロータリエンコーダに適用する場合、第2のトラックにおいて受信される信号は第1のトラックにおいて受信される信号の補助的な役割を有しており、偏心や傾きの受信信号への影響がある程度以下に抑えられる場合には測定精度に影響を与えるものではない。従って、本実施形態においては、ステータ13´´´において第1の受信巻線32a´´´が占有する面積を増加させ、第1のトラックにおいて受信される信号への偏心や傾きによる影響を更に低減させ、誘導検出型ロータリエンコーダの測定精度を向上させるものである。即ち、図6に示す例おいては、それぞれ36°×2に該当する分の面積を占有する3つの受信巻線321a〜323aがλ1/3ずつずらして配置されており、約120°に該当する面積を占有している。一方、本実施形態の図17に示す例においては、それぞれ36°×2に該当する分の面積を占有する3つの受信巻線321a´´´〜323a´´´が2λ1/3ずつずらして配置されており、約168度に該当する分の面積を占有している。
[その他の実施の形態]
以上、発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。例えば、第1の実施の形態においては、受信巻線321aが、ロータ15の回転軸を中心として180°異なる位置に二つのPA3を配置し、これを共通に接続することによって構成されていた。しかしながら、受信巻線321aの形状はこれに限定されるものでなく、含まれるPA3の数や配置も適宜変更可能である。例えば、偏心の影響を考慮しなくて済む場合には、図18に示すように、第1の受信巻線32a´´´´及び第2の受信巻線32b´´´´をまとめて構成することが可能である。ステータ13´´´´をこの様に構成した場合、絶縁層33C及び33Dを省略し、絶縁層33A及び絶縁層33B上に2層の配線層を形成することによってステータ13を構成することが可能である。これにより、部品点数を大幅に削減することが可能となる。また、この様な場合には引出配線によって受信信号にノイズが生じる恐れがあるが、この引出配線とほぼ同様に形成されたダミーパターンDPを設けることによって、このノイズを大幅に低減し得る。
また、例えば、第2の受信巻線32bは第2の磁束結合体41bと対向し、第1の受信巻線32aと第1の磁束結合体41aとの間には第2の受信巻線32b及び第2の磁束結合体41bが配置されてもよい。また、第2の受信巻線32bは第1の磁束結合体41aと対向し、第1の受信巻線32aと第2の磁束結合体41bとの間には第2の受信巻線32b及び第1の磁束結合体41aが配置されてもよい。また、第1の受信巻線32aは第2の磁束結合体41bと対向し、第2の受信巻線32bと第1の磁束結合体41aとの間には第1の受信巻線32a及び第2の磁束結合体41bが配置されてもよい。
3…フレーム、 5…シンブル、 7…スピンドル、 9…液晶表示部、 11…誘導検出型ロータリエンコーダ、 13…ステータ、 15…ロータ、 19…ロータブッシュ、 21…ステータブッシュ、 23…送りネジ、 25…キー溝、 27…ピン、 31a…第1の送信巻線、 31b…第2の送信巻線、 32a…第1の受信巻線、 32b…第2の受信巻線、 33A〜33D…絶縁層、 41a…第1の磁束結合体、 41b…第2の磁束結合体、 42A、42B…絶縁層。

Claims (6)

  1. ステータと、
    回転軸を中心として回転可能で且つ前記ステータと対向して配置されたロータと、
    前記ステータに前記回転軸を中心として環状に形成された第1の送信巻線及び前記第1の送信巻線の内周側に環状に形成された第2の送信巻線と、
    前記ステータに前記送信巻線に沿って前記回転軸を中心とする同一の円周上に配列された第1の受信巻線及び第2の受信巻線と、
    前記ロータに前記回転軸を中心として同様の半径で環状に形成されて前記第1の送信巻線及び前記第1の受信巻線と磁束結合する第1の磁束結合体、並びに前記第2の送信巻線及び前記第2の受信巻線と磁束結合する第2の磁束結合体とを備え、
    前記第1の受信巻線及び前記第1の磁束結合体は、第1のピッチをもって前記ロータの回転方向に周期的に変化する形状を有する第1トラックを形成し、
    前記第2の受信巻線及び前記第2の磁束結合体は、前記第1のピッチと異なる第2のピッチをもって前記ロータの回転方向に周期的に変化する形状を有する第2トラックを形成し、
    前記第1の受信巻線は、前記円周上に分割して配置され、
    前記第2の受信巻線は、前記第1の受信巻線が配置された面と同一の面上に前記第1の受信巻線と積層方向に重ならないように分割して配置される
    ことを特徴とする誘導検出型ロータリエンコーダ。
  2. 前記第1の受信巻線は、ループ状に形成された配線の対からなる第1のユニットを互いに位相をずらして複数配置してなり、
    前記第2の受信巻線は、ループ状に形成された配線の対からなる第2のユニットを互いに位相をずらして複数配置してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の誘導検出型ロータリエンコーダ。
  3. 前記複数の第1のユニットは、前記第1のピッチに対応し前記第1のピッチの範囲内で相互に位相を異ならせて配置され、
    前記複数の第2のユニットは、前記第2のピッチに対応し前記第2のピッチの範囲内で相互に位相を異ならせて配置され、
    前記第1トラック又は前記第2トラックのうち、偶数周期を有するトラックを構成する前記第1又は第2のユニットが、前記ロータの回転角度にして180°離れた位置に配置され、互いに接続されている
    ことを特徴とする請求項2記載の誘導検出型ロータリエンコーダ。
  4. 前記第1トラック又は前記第2トラックのうち、奇数周期を有するトラックを構成する前記第1又は前記第2のユニットが、前記ロータの回転角度にして180°離れた位置から前記ユニットのピッチの半分だけ回転方向にずれた位置に配置され、互いに接続されている
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の誘導検出型ロータリエンコーダ。
  5. 隣接する前記第1のユニットの位相差は、隣接する前記第2のユニットの位相差よりも大きい
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項記載の誘導検出型ロータリエンコーダ。
  6. 隣接する前記第2のユニットの位相差は、隣接する前記第1のユニットの位相差よりも大きい
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項記載の誘導検出型ロータリエンコーダ。
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