JP2004093502A - 回転角検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一回転よりも多い回転が生じる回転体20と、当該回転体20と噛合して回転する第1検出用回転体30と、前記回転体20と同心状に配置され、前記第1検出用回転体30と噛合する内歯部42を備えて前記回転体20の回転が前記第1検出用回転体30を介して減速して伝達される第2検出用回転体40と、前記第1検出用回転体30の絶対角を検出する第1検出部50と、前記第2検出用回転体40の絶対角を検出する第2検出部60と、第1検出部50及び第2検出部60の出力から前記回転体の絶対角を求める手段70と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転角検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のステアリングホイールは、多回転(ロック・トゥー・ロックで約±2回転=約4回転)するものであり、近年、このようなステアリング装置において、多回転における絶対角を検出できる舵角検出装置が要求されている。
ところが、一回転内における絶対角を検出するのは容易であるが、多回転となると特別な配慮が必要となる。すなわち、従来は、多回転における絶対角を検出するために、多回転するステアリングシャフトの回転を減速して一回転以内の回転に落とす減速歯車(例えば、ステアリングシャフト±2回転時に±0.5回転する歯車)を有する減速機構を具備させて、前記減速歯車の絶対角を検出することで、多回転するステアリングシャフトの絶対角を求めていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−18909号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような減速機構では歯車の構造が複雑になり、形状も大きくなってしまい、コスト高となる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであって、小型化が可能な新たな回転角検出装置及び当該回転角検出装置を用いたステアリング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、回転体(例えばステアリングシャフトロータ)と、当該回転体と噛合して回転する第1検出用回転体と、前記回転体と同心状に配置され、前記第1検出用回転体と噛合する内歯部を含み、前記回転体の回転が前記第1検出用回転体を介して減速して伝達される第2検出用回転体と、前記第1検出用回転体の絶対角を検出する第1検出部と、前記第2検出用回転体の絶対角を検出する第2検出部と、第1検出部及び第2検出部の出力から前記回転体の絶対角を求める手段と、を備えていることを特徴とする回転角検出装置である。
【0006】
本発明によれば、回転体よりも減速して回転する第2検出用回転体の絶対角を検出することによって多回転を検出することができ、第1検出用回転体の絶対角を検出することによって、より細かい絶対角が得られる。よって、回転体の多回転における絶対角を精度良く検出することができる。
そして、本発明では、回転体と同心状に配置された第2検出用回転体と、回転体からの回転を第2検出用回転体に伝達する第1検出用回転体を備えれば足りるため、構成が簡単である。
しかも、本発明では、回転体の回転を直接検出することで細かい絶対角を求めるのではなく、第1検出用回転体の回転によって検出するようにしたため、回転体の回転を検出する場合に比べて、第1検出用回転体の回転を検出する第1検出部の構成の自由度が大きくなり、ひいては回転角検出装置の小型化が可能となる。
【0007】
また、前記第1検出用回転体は、前記回転体よりも小径であるのが好ましい。この場合、装置の小型化が可能である。しかも、第1検出用回転体の回転は回転体の回転よりも増速されるため、回転体の回転を直接検出して細かい絶対角を求める場合よりも、第1検出部は高精度に絶対角を検出することができる。すなわち、例えば第1検出用回転体が回転体よりも2倍に増速されていれば、第1検出用回転体の回転角1゜を検出することは、回転体の回転角0.5゜を検出することになり、2倍の検出精度が得られる。
【0008】
さらに、前記第1検出用回転体は、前記回転体に噛合する大歯車部と、前記第2検出用回転体に噛合する小歯車部とをそれぞれ備え、前記小歯車部は、前記大歯車部よりも小径であるのが好ましい。
この場合、第1回転体と回転体との速度比にかかわらず、小歯車部を小さくすることができ、これにより当該小歯車部と噛合する第2回転体の内歯の径を小さくでき、小型化を図ることができる。
【0009】
そして、前記第1検出用回転体は、当該第1検出用回転体の回転に伴って回転するように設けられた磁石を備え、前記第1検出部は、磁石の回転に応じた信号を出力する角度センサであるのが好ましく、この場合、コンパクトかつ高精度に絶対角を検出することができる。
【0010】
また、前記第1検出部は、前記回転体の一回転よりも少ない角度範囲に対応する第1検出用回転体角度範囲R1内で前記第1検出用回転体の絶対角を検出するよう構成され、前記第2検出用回転体は、周方向に少なくともN個の範囲に区分けされたパターン部を備え、前記第2検出部は、当該パターン部を検出することで前記第2検出用回転体の絶対角を検出するものであって、前記Nは下記式(1)によって求められる値であるのが好ましい。
N=A/R ・・・(1)
ただし、上記式1において、Aは、前記回転体の回転可能角度範囲であり、Rは、前記第1検出部が前記第1検出用回転体の絶対角を検出可能な角度範囲R1に対応する前記回転体の回転角である。
【0011】
かかる構成により、前記回転体の一回転よりも少ない角度範囲に対応する第1検出用回転体角度範囲R1内で前記第1検出用回転体の絶対角を検出するようにしても、N個(=A/R)に区分けされたパターン部によって、角度範囲R1対応する回転角の角度範囲が判別できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。ここでは、本発明の回転角検出装置1をステアリング装置のステアリングシャフト軸(操舵軸)2に取り付けて舵角検出装置1として用いた場合を例として説明する。ここで、ステアリングシャフト軸2は、いわゆるロック・トゥー・ロックで±2回転(=4回転:最大回転数)するものであり、回転可能角度範囲Aは1440゜(=360゜×4)である。
【0013】
図1及び図2に示すように、舵角検出装置1は、回転可能角度範囲A(0゜〜1440゜)におけるシャフト軸2の絶対角を検出するものである。この舵角検出装置1は、固定側となるハウジング10と、このハウジング10に対して回転自在に設けられた回転体(ロータ)20とを備えている。
ハウジング10は、側面部11と、中央孔をそれぞれ有する軸方向両端面12,13とを有している。
【0014】
回転体20は、シャフト軸2が挿入される筒状の本体部21と、当該本体部21の外周面に形成された歯車部(外歯)22とを備えている。なお、歯車部22は本体部21から直接切出し形成されたものであり、ここでは歯車部22のピッチ円直径φd1は32mmに設定されている。
【0015】
前記ハウジング10内には、回転体20によって回転する第1検出用回転体30及び第2検出用回転体40が備えられている。
第1検出用回転体30は、前記回転体20と噛合して回転するものであり、ハウジング10内において回転体20の外周側に配置されている。この第1検出用回転体30は、軸部31と、この軸部31の外周側に一体的に設けられた本体部35とを有している。軸部31は、ハウジング10の側面部11の内側から径内方向に突設された第1回転体支持部14に対して回転自在に支持されている。なお、第1検出用回転体30は、ハウジング10に対して取り付けられているため、ハウジング10に対する相対位置が変動することなく、ハウジング10内において位置固定的に回転する。また、第1検出用回転体30の軸心方向と回転体20の軸心方向は平行である。
【0016】
第1検出用回転体30の本体部35は、回転体20に噛合する比較的径の大きい大歯車部36と、大歯車部36よりも径の小さい小歯車部37とを備えている。大歯車部36と小歯車部37とは同心状に軸方向に並設され、一体的に回転する。
大歯車部36は、回転体20の歯車部22と噛み合い、回転体20の回転によって第1検出用回転体30を回転させるものである。ここで、第1検出用回転体30の大歯車部36は回転体歯車部22よりも小径である。
回転体歯車部22の歯数と大歯車部36の歯数との比は、2:1に設定されており、大歯車部36は歯車部22よりも増速して回転する高速歯車となっている。つまり、回転体20が1回転すると第1検出用回転体30は2回転する。
【0017】
小歯車部37は、前記第2検出用回転体40と噛合し、当該第2検出用回転体40を回転させる。小歯車部37と噛合する第2検出用回転体40は、本体部41と、本体部41に設けられた内歯部42とを備えている。本体部41は、ハウジング10内において回転体20に対して同心状に回転自在に外嵌配置された円盤状体である。内歯部42は、本体部41の外周寄りの部分から径内方向に歯車が突設され、前記小歯車部37と噛み合う。なお、第1回転体30に径の比較的小さい小歯車部37を設けて内歯部42と噛合させるようにしているため、これと噛合する第2検出用回転体40の径を小さくでき、コンパクト化が図れ、第2検出用回転体40を大きく減速させることができる。
【0018】
ここで、小歯車部37のピッチ円直径φd2は8mmに設定され、内歯部42のピッチ円直径φd3は、64mmに設定されている。したがって、第1検出用回転体が8回転すると、第2検出用回転体40が1回転する。
そして、第1検出用回転体の8回転は回転体20の4回転に対応するから、回転体20(シャフト軸2)の4回転で、第2検出用回転体40が1回転する。つまり、回転体20における多回転(=最大4回転)が、第2検出用回転体40では1回転以内の回転に減速されたことになる。
【0019】
ハウジング10内には、第1検出用回転体30の回転角を検出する第1検出部50と、前記第2検出用回転体40の回転角を検出する第2検出部60とが設けられている。また、第1検出用回転体30と第2検出用回転体40には、第1検出部50・第2検出部60によって検出される被検出部32,43がそれぞれ設けられている。
第1検出用回転体30の被検出部32は磁石であり、この磁石32は、軸部31の軸方向端部に設けられており、第1検出用回転体30の回転とともに回転する。
【0020】
第1検出部50は、軸部31の軸方向端部の磁石32と対向するように配置されており、コンパクトな配置となっている。なお、第1検出部50はハウジング10に取り付けられた回路基板15上に設けられている。この第1検出部50は、磁界に応じた信号を出力する磁電変換型の磁気センサであり、より具体的にはMRセンサ(磁気抵抗センサ)である。なお、回転体20の回転角を直接検出せずに、第1検出用回転体30の回転角を検出するようにしているため、第1検出部50の配置の自由度が高く、本実施形態のように第1検出部50を第1検出用回転体30の軸方向に配置することも可能である。また、第1検出部50としてMRセンサを用いたことにより、第1検出部50が小型になり、ひいては装置1の軸方向の薄型化が可能となる。
【0021】
図3に示すように、被検出部である磁石32は、第1検出部50と対向する対向面においてN極とS極が面着磁されたものであり、第1検出用回転体30の回転に伴って磁界の向きが回転する。なお、磁石32は第1検出部50と対向する面において面着磁されているため、効率的に磁界を第1検出部50に与えることができる。
【0022】
第1検出部50は、磁石32の回転に伴って出力信号値が変化する角度センサとして構成されており、第1検出用回転体30の180゜回転(半回転)を1周期として変化する信号を出力する。つまり、第1検出部50の検出角度範囲R1は180゜である。
第1検出部50の1周期内の信号値は、第1検出用回転体の180゜回転(半回転)内における絶対角に対応しており、第1検出部50の出力によって、第1検出用回転体30の180゜回転(検出角度範囲R1)内における絶対角を検出することができる。
【0023】
そして、第1検出用回転体30の180゜回転は、回転体20の90゜回転に対応するから、第1検出部50によって、回転体20の90゜回転内における絶対角を検出できるのである。つまり、第1検出部50の検出角度範囲R1に対応する回転体20の回転角Rは90゜である。
このように、第1検出部50は、回転体20の一回転(360゜)よりも少ない角度範囲(90゜=1/4回転)に対応する第1検出用回転体角度範囲R1(=180゜)内で第1検出用回転体30の絶対角を検出するよう構成されている。
なお、第1検出部50は、第1検出用回転体30の360゜回転(1回転)を1周期として変化する信号を出力するものであってもよく、この場合、第1検出部50によって、回転体20の180゜回転(半回転)内の絶対角を検出することができる。
【0024】
第2検出用回転体40の被検出部43は、本体部41の外周側に設けられた検出用パターン部によって構成されている(図1の網掛範囲)。図4に示すように、検出用パターン部43は、複数本のトラック45,46,47,48によって構成されており、具体的には4本のトラックが備わっている。なお、最内側のトラックが第1トラック45であり、外側に向けて順番に、第2トラック46、第3トラック47、第4トラック48である。
検出用パターン部43は、第2検出用回転体40の周方向にN個(=16個;複数個)の角度範囲に区分けされ、これらの区分け範囲を第2検出部60によって区別して検出できるように、4本のトラックによって4ビット符号化したものである。各トラック45,46,47,48には、符号化に応じて、磁石が設けられている範囲(図4の網掛範囲)と、磁石が設けられていない範囲(図4の白抜範囲)とが設けられている。
【0025】
第2検出部60は、回路基板15上に設けられており、前記被検出部43に対向するように配置されている。また、第2検出部60は、それぞれのトラック45,46,47,48に対応する複数(4個)の磁気センサ(ホール素子)を具備している。第2検出部60は、符号化された磁石パターンに基づいて区分け範囲を区別して検出することで、第2検出用回転体40の絶対角がいずれの角度範囲にあるかを検知できる。
なお、第2検出部60を光センサとし、トラックを光が通過可能な孔によって符号化してもよい。
【0026】
第2検出用回転体40の検出用パターン部43における区分けされた角度範囲は、回転体20が何回転目(−2回転目、−1回転面、+1回転目、+2回転目)であるかを検出する多回転検出用である。ここで、回転体20の検出に必要な回転数は4回転であるから、多回転だけを検出するには、角度範囲は4つに区分けされていれば足りるが、第1検出部50は、回転体20の1/4回転内における絶対角しか検出できないことから、第2検出部では、多回転に加えて、回転体20の1回転内のいずれの1/4回転であるかを判別する必要がある。このため、回転体20の回転数に対応するそれぞれの角度範囲はさらに4つに区分けされている必要があり、この結果、検出用パターン部43は16個に区分けされているのである。
【0027】
より詳細には、検出用パターン部43の区分け範囲数Nは、回転体20の回転可能範囲A(=1440゜)と、第1検出部50が前記第1検出用回転体30の絶対角を検出可能な角度範囲R1(=180゜)に対応する前記回転体20の回転角R(=90゜)とから、[N=A/R(=16)]の式によって決定できる。なお、トラック数は、区分け範囲数Nに応じて決定でき、Nが決定されれば2進符号化理論によってトラック数は自ずと求められる。すなわち、トラック数Xは、2X−1<N≦2Xを満たす値(この場合、X=4)となる。
【0028】
図5に示すように、第2検出部60によって、回転体20が回転可能角度範囲A(=1440゜;4回転)において、90゜を単位とするいずれの角度範囲にあるかを検知できる。そして、回転体20の90゜(=R)内の回転における絶対角は第1検出部50によって高精度に検知できるから、これらを用いて回転体20の絶対角が求められる。
すなわち、図6に示すように、第1検出部50の出力と第2検出部60の出力とはそれぞれ演算部70に与えられ、この演算部70によって回転体20の回転可能角度範囲Aの全範囲における絶対角(舵角)が演算される。例えば、第2検出部60によって回転体20の回転角が450゜〜540゜の範囲にあることが検出された場合、450゜に第1検出部50によって検出された絶対角を加えることで、回転体20の絶対角を算出することができる。
【0029】
また、本実施形態では、第1検出部50では、回転体20の1回転よりも少ない角度範囲において絶対角を検出しているので、1回転すべての絶対角を検出する場合に比べて、第1検出部50への負担が少なく、その分を第2検出用回転体40及び第2検出部60によって補っている。また、第1検出部50は、回転体20ではなく、第1検出用回転体30の回転を検出しているため、高精度に検出できる。
【0030】
本実施形態によれば、部品点数を削減できコンパクト化が可能であり、ハウジング10の外径を約φ70mm、幅12mm程度と小型化することができる。
【0031】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、第2検出用回転体40の絶対角を検出するには、図7に示すように、第2検出用回転体40の外周面に被検出部として、歯数の異なる磁性体製の歯車状ターゲット81,82を軸方向に2つ(複数)並設しておき、第2検出部65として、MRセンサなどの磁気センサをターゲット81,82外側方に配置し、第2検出部65では、各ターゲット81,82の歯数に応じた数の波をそれぞれ出力するセンサ回路を構成しておいてもよい。この場合、例えば、一方のターゲット81の歯数を36とし、他方のターゲットの歯数を35としておき、ターゲット81に対応する出力波形と、ターゲット82に対応する出力波形の位相のずれ方が第2検出用回転体40の絶対角に応じて異なるようにしておくことで、第2検出用回転体40の絶対角を検出することができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、コンパクトな構成で多回転体の絶対角を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転角検出装置の構成概念図である。
【図2】回転角検出装置の断面図である。
【図3】磁石と第1検出部の詳細配置図である。
【図4】図1の網掛範囲に対応する検出用パターン部の詳細図である。
【図5】第1検出部と第2検出部の出力波形図である。
【図6】ブロック構成図である。
【図7】変形例に係る第2検出用回転体の断面図である。
【符号の説明】
1 回転角検出装置
20 回転体
30 第1検出用回転体
32 磁石
36 大歯車部
37 小歯車部
40 第2検出用回転体
42 内歯部
43 検出用パターン部
50 第1検出部
60 第2検出部
70 演算部(回転体の絶対角を求める手段)
A 回転可能角度範囲
R1 第1検出部の検出角度範囲
R R1に対応する回転体の回転角
Claims (5)
- 回転体と、
当該回転体と噛合して回転する第1検出用回転体と、
前記回転体と同心状に配置され、前記第1検出用回転体と噛合する内歯部を含み、前記回転体の回転が前記第1検出用回転体を介して減速して伝達される第2検出用回転体と、
前記第1検出用回転体の絶対角を検出する第1検出部と、
前記第2検出用回転体の絶対角を検出する第2検出部と、
第1検出部及び第2検出部の出力から前記回転体の絶対角を求める手段と、
を備えていることを特徴とする回転角検出装置。 - 前記第1検出用回転体は、前記回転体よりも小径であることを特徴とする請求項1記載の回転角検出装置。
- 前記第1検出用回転体は、前記回転体に噛合する大歯車部と、前記第2検出用回転体に噛合する小歯車部とをそれぞれ備え、
前記小歯車部は、前記大歯車部よりも小径であることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転角検出装置。 - 前記第1検出用回転体は、当該第1検出用回転体の回転に伴って回転するように設けられた磁石を備え、
前記第1検出部は、前記磁石の回転に応じた信号を出力する角度センサであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の回転角検出装置。 - 前記第1検出部は、前記回転体の一回転よりも少ない角度範囲に対応する第1検出用回転体角度範囲R1内で前記第1検出用回転体の絶対角を検出するよう構成され、
前記第2検出用回転体は、周方向に少なくともN個の範囲に区分けされたパターン部を備え、
前記第2検出部は、当該パターン部を検出することで前記第2検出用回転体の絶対角を検出するものであって、
前記Nは下記式(1)によって求められる値であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の回転角検出装置。
N=A/R ・・・(1)
ただし、上記式1において、Aは、前記回転体の回転可能角度範囲であり、Rは、前記第1検出部が前記第1検出用回転体の絶対角を検出可能な角度範囲R1に対応する前記回転体の回転角である。
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