JP2018119735A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

空気調和機の室内機 Download PDF

Info

Publication number
JP2018119735A
JP2018119735A JP2017011176A JP2017011176A JP2018119735A JP 2018119735 A JP2018119735 A JP 2018119735A JP 2017011176 A JP2017011176 A JP 2017011176A JP 2017011176 A JP2017011176 A JP 2017011176A JP 2018119735 A JP2018119735 A JP 2018119735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indoor unit
air conditioner
blade
air
horizontal blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017011176A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6771397B2 (ja
Inventor
尾原 秀司
Hideshi Obara
秀司 尾原
直紀 村松
Naoki Muramatsu
直紀 村松
秀作 新井田
Shusaku Araida
秀作 新井田
築 黒瀬
Kizuki Kurose
築 黒瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc
Original Assignee
Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc filed Critical Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc
Priority to JP2017011176A priority Critical patent/JP6771397B2/ja
Publication of JP2018119735A publication Critical patent/JP2018119735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6771397B2 publication Critical patent/JP6771397B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

【課題】吹出口下端部の水平羽根付近での渦の発生を抑制して、空気調和機の性能向上及び吹出口下端部付近に結露が発生するのを防止する。
【解決手段】空気調和機の室内機100は、縦長の直方体状の筐体1と、この筐体内部の下部に設置された送風機2と、筐体内部における送風機2の上部に配置された熱交換器3と、筐体の下部に設けられた吸込口5と、筐体1の上部に設けられた吹出口9と、吹出口9に設けられ吹出し空気の方向を変えるために上下方向に配設された複数の水平羽根8とを備え、送風機2により吸込口5から空気を吸い込み、熱交換器3を通過させた後、吹出口8から空気を吹き出すように構成されている。複数の水平羽根8のうち最下部の水平羽根8aは、その上流側を、最下部の水平羽根8aよりも上方に設けられた他の水平羽根8よりも長く構成した延長部を有し、且つこの延長部を下向きに曲げた形状に構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機の室内機に係り、特に、筐体内に送風機及び熱交換器を設け、前記送風機により室内の空気を吸い込み、前記送風機の吹き出し側に設けられた前記熱交換器により前記空気を冷却または加熱して前記室内に向けて吹き出すようにした室内機に関する。
空気調和機の室内機は、据付場所に対応して様々な形態のものが存在し、例えば、筐体内に送風機及び熱交換器を設け、送風機の吹き出し側に設けられた熱交換器により空気を冷却または加熱して室内に吹き出すようにした床置き型の室内機としては、特開平8−200722号公報(特許文献1)に記載されたものなどがある。
図9に、床置き型と呼ばれる従来の一般的な空気調和機の室内機の例を示す。この床置き型の室内機は、縦長の直方体状の筐体101の内部に、遠心ファン102aとモータ102bを備える遠心送風機102と、熱交換器103を備えている。前記遠心送風機102は前記筐体101内の下部に設置され、前記熱交換器103は前記筐体101内の上部に設置されている。
前記熱交換器103は、その上部を前記筐体101の背面板101a側に傾けて取り付けられ、その下部は前記筐体101の正面板(正面パネル)101bの背面に設置したドレンパン110の上部に取り付けられている。
また、前記筐体101の正面板101bの下部にはフィルタ104を備えた吸込みグリル105が設けられている。前記吸込みグリル105と前記遠心送風機102との間には、前記遠心送風機102の吸入側と吐出側を仕切るためのベルマウス106が配設されている。更に、前記筐体101の正面板101bの上部には、吹出し空気の方向を制御するための複数の垂直羽根107及び複数の水平羽根108を備えた吹出口109が設けられている。
前記垂直羽根107には、該垂直羽根107を支持して回動させるための軸部107a,107bが設けられており、上部の軸部107aは筐体101の天板101cに回動自在に取付けられ、下部の軸部107bは、筐体101の正面板101bにおける前記吹出口109の最下部に設けた垂直羽根の支持部材109aに回動自在に取付けられている。
特開平8−200722号
図9に示す前記遠心送風機102が運転されると、室内の空気は、矢印121で示すように、前記吸込みグリル105、前記フィルタ104を通って前記筐体101内に吸入され、前記ベルマウス106に導かれて前記遠心送風機102を構成している遠心ファン102aの吸入口に吸込まれる。前記遠心ファン102aに吸込まれた空気は昇圧されて、遠心ファン102aの吐出口から白抜き矢印122で示すように吹き出され、この吹き出された空気は前記筐体101内の上方に流れて、前記熱交換器103を通過する。この熱交換器103を通過する空気は、該熱交換器103の冷媒配管内を流れる冷媒と熱交換して冷却或いは加熱された後、矢印123a,123b,123cで示すように、前記吹出口109に向かって流れ、該吹出口109から矢印124で示すように、室内に吹き出される。
図10は図9に示す室内機の上部を拡大して示す要部拡大断面図である。この図10により、室内機を運転した際の吹出口109部付近の空気の流れを説明する。なお、この図10においては、見易くするため、図9に示す垂直羽根107及び支持部材109aの一部については破線で簡略化して示している。
前記吹出口109は前記筐体101の上部に設けられているため、前記熱交換器103の上部を通った空気は矢印123cに示すように室内機の吹出方向(矢印124の方向)と略同一方向に流れる。しかし、熱交換器の下部を通った空気は矢印123aで示すように吹出方向とは直交する方向から上向きに流れ、その後前記吹出口109から水平方向に吹出されることになる。
このため、矢印123aのように流れる空気は吹出口109の下端部の支持部材109aの部分で剥離し、最下部の水平羽根108aと吹出口下端部の支持部材109aの間には、矢印126aに示すような大きな渦が生じて空気は流れず、空気は矢印125に示すように流れる。しかし、最下部の前記水平羽根108aとその一つ上の水平羽根108bの間でも、空気が吹出方向に対し斜めに流入するため、矢印126bで示すように渦が発生してしまう。
このような矢印126a,126bで示す渦は空気流路の有効な幅を狭めてしまうため、吹出口109から吹出す風量が低下することから空気調和機の性能を低下させてしまう。また、前記渦の発生は、水平羽根108の端部や吹出口109の前記支持部材109aに結露を生じる原因になるなどの課題がある。
なお、上記特許文献1のものには、吹出口の下部前縁部から垂直内壁にかけて円弧状の流体案内壁を設けて、吹出口下端部と水平羽根の間に空気を導くようにしたものが記載されている。
この特許文献1に記載の空気調和機のものでは、吹出口下端部と最下部の水平羽根の間の空間を流れる空気量は増加できるが、最下部の水平羽根とその一つ上の水平羽根の間の空間に対して渦を抑制することについての配慮が為されていない。また、水平羽根は上向き及び下向きに角度を変えて使用される場合があるが、特許文献1に記載のものでは、水平羽根の角度が変わっても前記流体案内壁の形状を変えることはできず、様々な角度に設定されうる水平羽根の全ての角度に対し効果的に渦を抑制することは困難である。
本発明の目的は、吹出口下端部の水平羽根付近での渦の発生を抑制して、空気調和機の性能向上及び吹出口下端部付近に結露が発生するのを防止することのできる空気調和機の室内機を実現することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、縦長の直方体状の筐体と、この筐体内部の下部に設置された送風機と、前記筐体内部における前記送風機の上部に配置された熱交換器と、前記筐体の下部に設けられた吸込口と、前記筐体の上部に設けられた吹出口と、前記吹出口に設けられ吹出し空気の方向を変えるために上下方向に配設された複数の水平羽根とを備え、前記送風機により前記吸込口から空気を吸い込み、前記熱交換器を通過させた後、前記吹出口から空気を吹き出すように構成されている空気調和機の室内機において、前記複数の水平羽根のうち最下部の水平羽根は、その上流側を、前記最下部の水平羽根よりも上方に設けられた他の水平羽根よりも長く構成した延長部を有し、且つこの延長部を下向きに曲げた形状に構成していることを特徴とする。
本発明によれば、吹出口下端部の水平羽根付近での渦の発生を抑制して、空気調和機の性能向上及び吹出口下端部付近に結露が発生するのを防止することのできる空気調和機の室内機を実現できる効果が得られる。
本発明の空気調和機の室内機の実施例1を示す側断面図。 図1に示す支持部材の平面図。 図1に示す室内機の上部を拡大して示す要部拡大断面図。 本発明の空気調和機の室内機の実施例2を示す要部拡大断面図で、図3に相当する部分の図。 本発明の実施例1の最下部の水平羽根を下向きに傾けた際の水平羽根周辺の空気の流れを説明する図。 本発明の実施例2の最下部の水平羽根を下向きに傾けた際の水平羽根周辺の空気の流れを説明する図。 本発明の空気調和機の室内機の実施例3を説明する図で、最下部の水平羽根の構成を示す斜視図。 本発明の空気調和機の室内機の実施例4を示す要部拡大断面図で、図3に相当する部分の図。 従来の一般的な空気調和機の室内機の例を示す側断面図。 図9に示す室内機の上部を拡大して示す要部拡大断面図。
以下、本発明の空気調和機の室内機の具体的実施例を図面を用いて詳細に説明する。各図において、同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示している。
本発明の空気調和機の室内機の実施例1を、図1〜図3を用いて説明する。図1は実施例1を示す室外機の全体構成を示す側断面図、図2は図1に示す支持部材の平面図、図3は図1に示す室内機の上部を拡大して示す要部拡大断面図で、吹出口部の空気の流れを説明する図である。
空気調和機は、冷媒が封入された冷媒循環流路に、冷媒を圧縮する圧縮機と、冷媒と室内の空気とを熱交換させる室内熱交換器と、冷媒を減圧する膨張弁と、冷媒と外気とを熱交換させる室外熱交換器を、順次冷媒配管で接続して冷凍サイクルを構成している。
前記室外熱交換器は、該室外熱交換器に室外の空気を送風するための送風機と共に、室外機の筐体内に格納されている。前記室内熱交換器は、該室内熱交換器に室内の空気を送るための送風機と共に、室内機の筐体内に格納されている。
本実施例1の空気調和機の室内機の全体構成を、図1を用いて説明する。本実施例1の空気調和機の室内機100は、床置き型の室内機で、この床置き型の室内機は、縦長の直方体状の筐体1の内部に、遠心ファン2aとモータ2bを備える遠心送風機2と、熱交換器3を備えている。前記遠心送風機2は前記筐体1内の下部に設置され、前記熱交換器3は前記筐体1内の上部に設置されている。
前記熱交換器3は、その上部を前記筐体1の背面板1a側に傾けて取り付けられ、その下部は前記筐体1の正面板(正面パネル)1bの背面に設置したドレンパン10の上部に取り付けられている。
また、前記筐体1の正面板1bの下部にはフィルタ4を備えた吸込みグリル(吸込口)5が設けられている。前記吸込みグリル5と前記遠心送風機2との間には、前記遠心送風機2の吸入側と吐出側を仕切るためのベルマウス6が配設されている。このベルマウス6は、その下部が底板1dに固定され、上部は前記ドレンパン10に固定されている。
前記筐体1の正面板1bの上部には、吹出し空気の方向を変えるようにするための複数の垂直羽根7及び上下方向に配設された複数の水平羽根8を備えた吹出口9が設けられている。
前記垂直羽根7には、該垂直羽根7を支持して回動させるための軸部7a,7bが設けられており、上部の軸部7aは筐体1の天板1cに回動自在に取付けて支持され、下部の軸部7bは、筐体1における正面板1bの吹出口9最下部の部分に設けた垂直羽根の支持部材9aに回動自在に取付けて支持されている。
本実施例1においては、複数の前記水平羽根8のうち最下部の水平羽根8a(8a1)については、その上流側(熱交換器3側)を、前記水平羽根8aよりも上方に設けられた他の水平羽根8よりも長く構成した延長部(空気の剥離抑制手段)8aEを具備する構成とし、且つこの延長部8aEを下向きに円弧状に曲げた形状に構成している。
また、上流側に長く構成された前記延長部8aEを有する最下部の前記水平羽根8aは、前記垂直羽根7と干渉しないように構成されている。即ち、前記最下部の水平羽根8aの延長部8aEを前記垂直羽根7に干渉しない長さに形成するか、或いは前記垂直羽根7を前記最下部の水平羽根8aと干渉しない位置に設置する等の手段により、前記垂直羽根7と前記水平羽根8aは互いに干渉しないように構成されている。
前記吹出口9の最下部に設けた上記支持部材9aの構成を図2により説明する。図2は図1に示す支持部材の平面図であり、この支持部材9aは図2に示すように、水平方向(横方向)に長く構成され、前記吹出口9の最下部の部分全体を構成している。この支持部材9aには、複数の前記垂直羽根7のそれぞれの軸部7bに対応する位置に、複数の凸形状の垂直羽根7の支持部9aaが設けられており、この各支持部9aaには前記垂直羽根7の下方の軸部7bを挿入して支持するための孔部9abがそれぞれ形成されている。
本実施例においては、前記垂直羽根7は5枚設けられているので、前記支持部9aaも5枚の前記垂直羽根に対応する位置に5つ設けられている。
図1に示す前記遠心送風機2が運転されると、室内の空気は、矢印21で示すように、前記吸込みグリル5及び前記フィルタ4を通って前記筐体1内に吸入され、前記ベルマウス6に導かれて前記遠心送風機2を構成している遠心ファン2aの吸入口に吸込まれる。前記遠心ファン2aに吸込まれた空気は昇圧されて、遠心ファン2aの吐出口から白抜き矢印22で示すように吹き出され、この吹き出された空気は前記筐体1内の上方に流れて、前記熱交換器3を通過する。この熱交換器3を通過する空気は、該熱交換器3の冷媒配管内を流れる冷媒と熱交換して冷却或いは加熱された後、矢印23a,23b,23cで示すように、前記吹出口9に向かって流れ、該吹出口9から矢印24で示すように、室内に吹き出される。
図3は図1に示す室内機100の上部を拡大して示す要部拡大断面図である。この図3により、室内機を運転した際の吹出口9部付近の空気の流れを説明する。なお、この図3においても、見易くするため、図1に示す垂直羽根7及び支持部材9aの一部については破線で簡略化して示している。
前記吹出口9は前記筐体1の上部に設けられているため、前記熱交換器3の上部を通った空気は矢印23cに示すように室内機の吹出方向(矢印24の方向)と略同一方向に流れる。しかし、熱交換器の下部を通った空気は矢印23aで示すように吹出方向とは直交する方向から上向きに流れ、その後前記吹出口9から水平方向に吹出されることになる。
図10に示す従来のものでは、矢印123aのように流れる空気は吹出口109の下端部の支持部材109aの部分で剥離し、最下部の水平羽根108aと支持部材109aの間には、矢印126aに示す大きな渦が生じて空気は流れず、また最下部の水平羽根108aとその一つ上の水平羽根108bの間でも、空気が吹出方向に対し斜めに流入するため、矢印126bで示すように渦が発生して空気が流れ難いという課題があった。
これに対し、本実施例1のものでは、最下部の水平羽根8aについては、その上流側を、前記水平羽根8aよりも上方に設けられた他の水平羽根8b,8c,8dよりも長く構成した延長部8aEを具備する構成とし、且つその上流側の前記延長部8aEの部分を下向きに曲げた形状に構成しているので、空気は図3に示すように流れる。
即ち、矢印23aで示す上向きに流れる空気は最下部の前記水平羽根8aの上流側(熱交換器側)の前記延長部8aEの部分に衝突し、その後矢印25で示すように、空気は前記最下部の水平羽根8aの下面に沿って流れるようになる。このため、吹出口9の下端部の前記支持部材9aの部分で発生していた渦を、矢印26で示すように、従来のもの(図10に示す矢印126a参照)と比較して小さい渦にすることができる。従って、吹出口9として有効に機能していなかった最下部の水平羽根8aと前記支持部材9aとの間の空間にも空気を流すことができる。
また、熱交換器3の中間部を通った流れは、矢印23bで示すように、水平羽根8に対して斜め上向きに流入するが、最下部の水平羽根8aの上流側端部に流入した流れは、最下部の水平羽根8aの上面に沿って流れるため、最下部の水平羽根8aとその一つ上の水平羽根8bの間の空間にも効率良くスムーズに空気を流すことができる。従って、水平羽根8aと8bとの間の空間に渦が発生するのも抑制することができから、この部分の空間への風量も増加できる。
このように、本実施例1の空気調和機の室内機によれば、吹出口9下端部の支持部材9aと最下部の水平羽根8aとの間の空間、及び最下部の水平羽根8aとその一つ上の水平羽根8bの間の空間で渦が発生するのを抑制できるから、通過する空気流路の有効幅を広げて空気量(風量)を増加でき、これにより空気調和機の性能向上を図ることができる。
また、吹出口9の下端部の支持部材9aの部分で発生していた渦を小さい渦26にすることができ、更に、最下部の水平羽根8aとその一つ上の水平羽根8bの間に渦が発生するのも防止できるから、前記支持部材9aや前記最下部の水平羽根8aなどに結露が発生するのも抑制することができる。
なお、上述した特許文献1に記載されているように、吹出口9の下部に固定した流体案内壁を設けて、吹出口下端部(支持部材9a)と最下部の水平羽根8aとの間に空気を導くようにしても、吹出口下端部と最下部の水平羽根8aとの間を通過する空気量を増加することはできる。しかし、水平羽根8は、一般に、上向きまたは下向きに傾けて吹出空気の方向を制御されるため、固定した流体案内壁では、水平羽根8のあらゆる傾きに対応することは困難であり、例えば最下部の水平羽根8aの上面に渦が発生するのを、常に防止することは困難である。
一方、本実施例1に記載のものでは、最下部の水平羽根8aは、他の複数の水平羽根8と共に傾けられるように制御されるため、水平羽根8aの角度に拘らず、常に渦の発生を抑制できる効果が得られる。
上述した実施例1では、最下部の前記水平羽根8aは、その上流側(熱交換器側)の端部が他の水平羽根8b〜8dよりも長く構成した延長部8aEを具備し、且つこの延長部8aEは下向きに円弧状に曲げられた形状に構成されているので、最下部の水平羽根8aの上下両面に空気をスムーズに流すのに効果的である。
しかし、最下部の水平羽根8aの延長部8aE(上流側端部)の形状は円弧状に曲げられた形状に限定されるものではなく、他の曲線や複数の直線を連結して下向き形状となるように構成しても良い。即ち、最下部の水平羽根8aは、他の水平羽根8b〜8dよりも長く構成した延長部8aEを具備し、且つその延長部8aEの形状が下向きに曲げられた形状となっておれば良い。
このような形状の前記最下部の水平羽根8aは、樹脂或いは金属による一体製造などの手段で製作できる。例えば、最下部の前記水平羽根8aを、樹脂による射出一体成形で製作する。或いは、前記水平羽根8を板状部材で構成し、最下部の水平羽根8aについては、板状部材で構成された水平羽根の上流側の延長部8aEを下方に折り曲げた形状にして製作する。このように、水平羽根8aの上流側に前記延長部8aEを一体製造することにより、水平羽根8aの製作コストを低減することができる。
また、最下部の前記水平羽根8aを、他の水平羽根8b〜8dと同様の長さに製作した後、その水平羽根8aの上流側となる先端に、別部材で製作した延長部8aE、例えば円弧状の曲げ部を有する前記延長部8aEを取り付けるようにして、前記最下部の水平羽根8aを製作するようにしても良い。別部材で製作した前記延長部8aEの前記水平羽根8aへの取り付けは、ねじや接着剤により一体となるように取り付けることができる。また、例えば、前記水平羽根8aの上流側端部に穴を設けておき、この穴に前記延長部8aEの端部を差し込んで一体化する差込式とすることもできる。
このように構成すれば、吹出口9の下端部等に結露が発生し易いような設置条件になっている室内機100に対して、後付けで、延長部8aEを有する水平羽根8aを備える構成とすることができ、結露の発生を抑制した室内機100を得ることが可能となる。
次に、本発明の実施例2を図4〜図6を用いて説明する。図4は本実施例2を示す要部拡大断面図で、図3に相当する部分の図である。まず、この図4を用いて、本実施例2の構成を説明する。なお、本実施例2の説明においては、図1〜図3に示す実施例1と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。また、この図4においては、見易くするため、図1に示す垂直羽根7については省略して図示しているが、図1に示す垂直羽根7については、本実施例2においても実施例1と同様に具備されているものである。
図4に示すように、本実施例2の空気調和機の室内機も、複数の水平羽根8のうちの最下部の水平羽根8a(8a2)については、その上流側(熱交換器3側)を、前記水平羽根8aよりも上方に設けられた他の水平羽根8よりも長く構成した延長部8aEを具備する構成とし、この延長部8aEを下向きに円弧状に曲げた形状に構成し、且つ上流側に長く構成された前記延長部8aEを有する前記水平羽根8aが前記垂直羽根7と干渉しない長さに構成されている点では、上記実施例1と同様である。
本実施例2の室内機が上述した実施例1と異なる点は、複数の水平羽根8が水平方向に向いている状態で、最下部の水平羽根8a(8a2)の前記延長部8aEの形状が、一旦熱交換器側に張り出した後下方に曲げられ、図4中のXの位置で鉛直方向に向き、その後、吹出し側の方向に曲げられて、前記延長部8aEの端部が、図4中のYの位置まで前記Xの位置から吹出し側に戻る形状に曲げられた構成となっている点である。
即ち、前記最下部の水平羽根8aの前記延長部8aEは、前記熱交換器3側に凸となる曲面で形成され、前記水平羽根8aが水平方向を向いている状態で、前記延長部8aEの最下端となる端部の水平方向位置は、前記熱交換器3側に凸となる曲面で形成されている前記延長部8aEの中間部よりも吹出口9側に位置する構成としている。
従って、前記延長部8aEの端部は、前記Yの位置では鉛直方向よりも吹出口9側に向くように構成され、前記最下部の水平羽根8a(8a2)の角度が最も下方に向くようにされた状態で、前記延長部8aEの端部が鉛直方向を向くように構成されている。
また、前記最下部の水平羽根8a(8a2)の水平方向の長さaは、その他の水平羽根8の水平方向の長さbの1.5〜2.5倍(好ましくは1.7〜2.2倍)程度に構成すると良い。他の構成は上述した実施例1と同様である。
なお、本実施例では、最下部の水平羽根8aの延長部8aEを大きく下部に曲げる構成としているために、この延長部8aEが支持部材9aの支持部9aaと干渉することも考えられる。そこで、前記延長部8aEと前記支持部9aaが干渉する場合には、後述する実施例3のように、最下部の水平羽根8aの延長部8aEに切欠き部40(図7参照)を設け、この切欠き部40の幅を図2に示す支持部9aaの幅よりも大きく構成すれば、干渉するのを回避することができる。
本実施例2の効果を、図5及び図6を用いて説明する。図5は前述した実施例1における最下部の水平羽根8a(8a1)を下向きに傾けた状態での水平羽根周辺の空気の流れを説明する図、図6は本実施例2における最下部の水平羽根8a(8a2)を下向きに傾けた状態での水平羽根周辺の空気の流れを説明する図である。これら図5及び図6を用いて、実施例1の最下部の水平羽根8a1と実施例2の最下部の水平羽根8a2における水平羽根周辺の空気の流れとを比較して説明する。
図5に示す実施例1における最下部の水平羽根8a1を下向きに傾けると、矢印31で示す下からの空気の流れは、水平羽根8a1の延長部8aEの先端部が向いている方向(鉛直線に対する水平羽根の入口角度)に対して斜めに流入することになる。即ち、空気の水平羽根への入射角度は水平羽根の入口角度と一致しないため、矢印33に示すように、空気の流れは水平羽根8a1の上面側で剥離し、小さな渦35を発生する恐れがある。渦35が発生すると、最下部の水平羽根8aとその一つ上の水平羽根8bとの間の有効流路幅を狭めたり、結露を発生させる原因となる。
一方、図6に示す本実施例2の最下部の水平羽根8a(8a2)では、最下部の水平羽根8a2の角度を下向きに傾けた状態で、水平羽根の延長部8aEの先端部は鉛直方向を向くように構成されている。このため、矢印31で示す下からの空気の流れは、水平羽根8a2の延長部8aEの先端部が向いている方向(鉛直線に対する水平羽根の入口角度)と一致することになる。即ち、空気の水平羽根8a1への流入角度は、水平羽根8a2の入口角度と一致するため、矢印34に示すように、空気の流れは水平羽根8a2の上面側に沿って剥離することなく流れる。従って、本実施例2においては、水平羽根8a2を下に向けた場合に、図5に示すような小さな渦35が発生するのを、より確実に抑制することができ、最下部の水平羽根8aとその一つ上の水平羽根8bとの間の有効流路幅を狭めたり、結露を発生させるのをより確実に抑制できる。
本発明の実施例3を、図7を用いて説明する。図7は本実施例3の空気調和機の室内機を説明するもので、最下部の水平羽根8aの構成を示す斜視図である。なお、本実施例3の室内機においては、図7に示す最下部の水平羽根8a以外の構成については、上述した実施例1や実施例2と同様であるので、実施例1、2と異なる最下部の水平羽根8aの構成を中心に説明する。但し、本実施例3の説明では、図1等も参照しつつ説明する。
本実施例3の室内機においては、吹出口9(図1、図3、図4等参照)に設けられている最下部の水平羽根8aは、図7に示す最下部の水平羽根8a(8a3)ように構成されている。なお、図7においては、水平羽根8a(8a3)の他に、垂直羽根7についても1枚のみ図示し、他の垂直羽根については省略している。
本実施例において、前記最下部の水平羽根8a(8a3)には、その上流側(熱交換器側)に、前記垂直羽根7が設けられている位置に対応させて、前記垂直羽根7の枚数と同数の複数の切欠き部40が形成されている。図1等に示すように、床置き型の室内機100(図1等参照)では水平羽根8の上流側(熱交換器側)に複数の垂直羽根7が配置されていることが多い。垂直羽根7は、吹出空気24の吹出し方向を水平方向に変化させるものであるため、吹出口9の出口に近い位置、即ち水平羽根8に近接させて設置することが好ましい。垂直羽根7を水平羽根8に近接させて設置させる場合、上述した実施例1、2のように、最下部の水平羽根8aに延長部8aEを設けると、この延長部8aEが垂直羽根7と干渉する。このため、前記延長部8aEを十分長く設けることができなかったり、垂直羽根7を水平羽根8から離して設置しなければならないという課題がある。
この課題を解決するため、本実施例3では、前記最下部の水平羽根8aにおける前記垂直羽根が配置されている部分に対応させて切欠き部40を設け、この切欠き部40に前記垂直羽根7の下流側の部分(軸部7a,7bが設けられている側の部分)を受け入れて配置できるように構成したものである。このように構成することにより、垂直羽根7と水平羽根8aの延長部8aEとを干渉させることなく、水平羽根8aの延長部8aEを十分長く構成でき、また垂直羽根7を水平羽根8に近接させて設置できる効果も得られる。
従って、下からの空気の流れを最下部の水平羽根8aにより案内する機能が向上し、水平方向への吹出し空気の偏向も効率良く行うことが可能となる。また、最下部の水平羽根8aの延長部8aEをより長く且つより大きく曲げた構成にできるので、上述した実施例2の構成とすることも容易に可能となり、支持部材9aや最下部の水平羽根8a上面に発生する渦を抑制して、吹出口9における最下部の水平羽根8aの上下に形成される流路の有効流路幅が狭くなるのを抑制し、且つ結露の発生も抑制できる。
なお、図7では、垂直羽根7を1つのみ図示したが、この実施例3では垂直羽根7の枚数に応じて前記切欠き部40を形成しているので、この例では前記垂直羽根7は5枚備えられている。
また、本実施例においては、最下部の水平羽根8aの延長部8aEに設けた切欠き部40の幅は、垂直羽根7の角度が変化する範囲において、水平羽根8aの延長部8aEと前記垂直羽根7とが干渉しない大きさとしている。
更に、最下部の水平羽根8aの回動範囲において、水平羽根8aの延長部8aEが図2に示す支持部材9aの支持部9aaと干渉する場合には、前記切欠き部40の幅を、前記支持部9aaの幅よりも大きく構成することにより、前記延長部8aEと前記支持部9aaとが干渉するのも回避することができる。
本発明の空気調和機の室内機の実施例4を、図8を用いて説明する。図8は本実施例4の室内機を示す要部拡大断面図で、図3に相当する部分の図である。なお、本実施例4の説明においては、図1〜図3に示す実施例1と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。また、この図8においても、見易くするため、図1に示す垂直羽根7については省略して図示しているが、図1に示す垂直羽根7については、本実施例4においても実施例1と同様に具備されているものである。
図8に示すように、本実施例4の空気調和機の室内機も、複数の水平羽根8のうちの最下部の水平羽根8a(8a1)については、その上流側(熱交換器3側)を、前記水平羽根8aより上方に設けられた他の水平羽根8よりも長く構成した延長部8aEを具備し、且つこの延長部8aEを下向きに曲げた形状、例えば円弧状に構成している点では、上記実施例1と同様である。また、上流側に長く構成された前記延長部8aEを有する前記最下部の水平羽根8aが前記垂直羽根7と干渉しないように、前記延長部8aEに上述した実施例3と同様に、切欠き部40(図7参照)を設けた構成としている。
本実施例2の室内機が上述した実施例1や3と異なる点は、前記筐体1の正面内側における前記吹出口9の下端部近傍に、上方に向かうにつれて前記熱交換器3側に立ち上がり、その後前記吹出口9に向けて徐々に転向する曲面で形成されたガイド部50を設けていることである。
具体的には、本実施例では、図8に示すように、室内機100における筐体1の正面板1b内側に、吹出口9の下端部を構成している支持部材9bを下方に延長して前記ガイド部50を設けている。このガイド部50は、熱交換器3の下方から出て正面板1b内側に沿って上昇する空気の流れ23dをガイドし、最下部の水平羽根8a(8a1)と支持部材9bとの間の空間(流路)に、空気をスムーズに導くためのものである。
即ち、前記ガイド部50は、吹出口9下方の正面板1b内面から上方に向かうにつれて前記熱交換器3方向への高さが次第に高くなるように立ち上がり、その後、前記支持部材9bの上面に近づくにつれて、吹出口9側の方向に向けて徐々に転向させ、前記支持部材9b上面(吹出口9の下端部)に滑らかに連続する曲面で形成されている。
図8では、前記支持部材9bを下方に延長して前記ガイド部50を一体に構成する例を示したが、前記ガイド部50を前記支持部材9bとは別体に構成して、このガイド部50を前記支持部材9bに連続するように設置する構成としても良い。
なお、前記吹出口9下端部の支持部材9bの熱交換器3側には、上述した実施例1〜3と同様に、垂直羽根(図示せず)の支持部9ba(破線で示す部分)が設けられた構成になっている。他の構成は上述した実施例1〜3と同様である。
次に、本実施例4の室内機100における吹出口の部分の空気の流れについて説明する。室内機100が運転され、遠心ファン2a(図1参照)が回転すると、前記吹出口9は前記筐体1の上部に設けられているため、熱交換器3の上部を通った空気は矢印23cに示すように室内機の吹出方向(矢印24の方向)と略同一方向に流れる。
また、前記熱交換器3の中央部付近を通過した空気は、矢印23bで示すように最下部の水平羽根8a1の上面側やその上の水平羽根8bの上面側などを通過して吹出口9から矢印24で示すように吹出される。このとき、前記矢印23bの流れは、最下部の水平羽根8a1の延長部8aEの上面に案内されて矢印27のように流れるので、最下部の水平羽根8aの上面には図10に示すような渦126bは発生しない。
更に、前記熱交換器3の下部を通過した空気は、矢印23dで示すように正面板1b内面に沿って、吹出方向24と略垂直に上向きに流れるが、前記ガイド50の位置に到達すると、該ガイド50に沿って流れる。前記ガイド50は吹出口9の下端部の支持部材9b上面と滑らかに連続しているため、矢印25で示すように、空気は最下部の水平羽根8aの延長部8aEと、前記ガイド部50に案内されて、吹出口9側に滑らかに転向され、前記最下部の水平羽根8aと前記支持部材9b上面との間の空間(流路)を通って、矢印24で示すように吹出口9から室内に吹出される。
このように、本実施例4では、上述した実施例1の構成に加え、更に前記ガイド部50を備える構成としたので、実施例1で吹出口9の下端部の支持部材9a上面に形成されていた小さな渦26についても、その発生を抑制することができ、風量をより増加することができる。また、吹出口9の下端部の支持部材9b上面に結露が発生するのもより確実に抑制することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記実施例では室内機の送風機として、スクロールケーシングを用いない、いわゆるターボファン(遠心送風機)を用いる例を説明したが、スクロールケーシングを用いる送風機であっても同様に適用することができる。また、遠心送風機に限られるものでもなく、斜流ファンや軸流ファンなど他の形式の送風機を用いることも可能である。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。更に、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1,101:筐体、1a,101a:背面板、1b,101b:正面板、
1c,101c:天板、1d:底板、
2,102:遠心送風機、2a,102a:遠心ファン、3,103:熱交換器、
4,104:フィルタ、5,105:吸込みグリル(吸込口)、
6,106:ベルマウス、
7,107:垂直羽根、7a,7b,107a,107b:軸部、
8,108:水平羽根、
8a,8a1,8a2,8a3,108a:最下部の水平羽根、8aE:延長部、
8b,8c,8d,108b,108c,108d:水平羽根、
9,109:吹出口、9a,9b,109a:支持部材、
9aa,9ba:支持部、9ab:孔部、
10,110:ドレンパン、
40:切欠き部、50:ガイド部、
21,22,23a〜23c,24,25,27,31〜34:空気の流れを示す矢印、
121,122,123a〜123c,124,125:空気の流れを示す矢印、
26,35,126a,126b:渦を示す矢印、
100:室内機。

Claims (11)

  1. 縦長の直方体状の筐体と、この筐体内部の下部に設置された送風機と、前記筐体内部における前記送風機の上部に配置された熱交換器と、前記筐体の下部に設けられた吸込口と、前記筐体の上部に設けられた吹出口と、前記吹出口に設けられ吹出し空気の方向を変えるために上下方向に配設された複数の水平羽根とを備え、前記送風機により前記吸込口から空気を吸い込み、前記熱交換器を通過させた後、前記吹出口から空気を吹き出すように構成されている空気調和機の室内機において、
    前記複数の水平羽根のうち最下部の水平羽根は、その上流側を、前記最下部の水平羽根よりも上方に設けられた他の水平羽根よりも長く構成した延長部を有し、且つこの延長部を下向きに曲げた形状に構成していることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、前記延長部は、下向きに円弧状に曲げられた形状であることを特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、前記最下部の水平羽根は、樹脂或いは金属により一体に製造されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  4. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、前記最下部の水平羽根は、板状部材で構成され、この水平羽根の前記延長部は、前記板状部材の上流側を下向きに曲げて形成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  5. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、前記延長部は、前記熱交換器側に凸となる曲面で形成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  6. 請求項5に記載の空気調和機の室内機において、前記最下部の水平羽根が水平方向を向いている状態で、前記延長部の最下端となる端部の水平方向位置は、前記熱交換器側に凸となる曲面で形成されている前記延長部の中間部よりも吹出口側に位置していることを特徴とする空気調和機の室内機
  7. 請求項6に記載の空気調和機の室内機において、前記最下部の水平羽根の角度が最も下方に向くようにされた状態で、前記延長部の端部は鉛直方向を向くように構成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の空気調和機の室内機において、前記室内機の吹出口における前記水平羽根の上流側には吹出し空気の方向を変えるための複数の垂直羽根が設けられ、前記垂直羽根は前記吹出口の下端部に設けた支持部材に回動自在に支持され、且つ前記最下部の水平羽根と前記垂直羽根とは干渉しないように構成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  9. 請求項8に記載の空気調和機の室内機において、前記最下部の水平羽根の延長部を前記垂直羽根に干渉しない長さに形成するか、或いは前記垂直羽根を前記最下部の水平羽根と干渉しない位置に設置することにより、前記最下部の水平羽根と前記垂直羽根とが干渉しないように構成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  10. 請求項8に記載の空気調和機の室内機において、前記最下部の水平羽根には、その上流側に、前記垂直羽根が設けられている位置に対応させて、前記垂直羽根の下流側を受け入れるための切欠き部を形成し、前記切欠き部の幅は、前記垂直羽根の角度が変化する範囲において前記垂直羽根と前記水平羽根が干渉しない大きさに形成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  11. 請求項1〜7の何れか一項に記載の空気調和機の室内機において、前記筐体の正面内側における前記吹出口の下端部近傍に、上方に向かうにつれて前記熱交換器側に立ち上がり、その後前記吹出口に向けて徐々に転向する曲面で形成されたガイド部を設けていることを特徴とする空気調和機の室内機。
JP2017011176A 2017-01-25 2017-01-25 空気調和機の室内機 Active JP6771397B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017011176A JP6771397B2 (ja) 2017-01-25 2017-01-25 空気調和機の室内機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017011176A JP6771397B2 (ja) 2017-01-25 2017-01-25 空気調和機の室内機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018119735A true JP2018119735A (ja) 2018-08-02
JP6771397B2 JP6771397B2 (ja) 2020-10-21

Family

ID=63045037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017011176A Active JP6771397B2 (ja) 2017-01-25 2017-01-25 空気調和機の室内機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6771397B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109974087A (zh) * 2019-03-29 2019-07-05 广东美的制冷设备有限公司 出风结构、空调室内机和空调器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109974087A (zh) * 2019-03-29 2019-07-05 广东美的制冷设备有限公司 出风结构、空调室内机和空调器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6771397B2 (ja) 2020-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6732037B2 (ja) 室内機および空気調和装置
JP6434152B2 (ja) 遠心送風機、空気調和装置および冷凍サイクル装置
US9513021B2 (en) Blower and heat pump apparatus using the same
KR102559756B1 (ko) 공기조화기의 실외기
JP2007292405A (ja) 空気調和機
JP5186166B2 (ja) 空気調和機
JP5293684B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP6771397B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP2019196866A (ja) 空気調和機の室内機
CN111630327B (zh) 空调机的室内机
JP5083349B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP2013249994A (ja) 天井埋込ダクト型室内ユニット
JP5860752B2 (ja) 空気調和機
JP7086229B2 (ja) 送風機、室内機および空気調和機
JP6956794B2 (ja) 空気調和機の室内機
KR102522048B1 (ko) 천장형 공기조화기
JP6340694B2 (ja) 送風装置
JP6923845B2 (ja) ダクト型空気調和機
JP2008095971A (ja) 空気調和装置の室内ユニット
JPWO2018163574A1 (ja) 空気調和機
JP2011117642A (ja) 空気調和機
JP2018179384A (ja) 空気調和機の室内機
JP2018025354A (ja) 室内機および空気調和機
JP7005355B2 (ja) 空気調和機
KR20090042087A (ko) 천정형 에어컨

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6771397

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150