JP2018119671A - 継手の構造 - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は管路とメータとの間に接続される継手を提供する。
【解決手段】第１接続部材１及び第２接続部材２を含む継手の構造を提供する。第１接続部材１はお互いに接続するヘッド部１１及び胴体部１２を有し、ヘッド部には胴体部まで延伸される収容室１３が設けられ、且つ収容室には弁部材３が設けられ、また収容室にはねじ山部１３１が設けられることでヘッド部に外部の部材を接続し、胴体部には収容室に連通される第１通路１４が設けられ、第２接続部材は、スリーブ２１及び外部の管体に接続するための接続部２２を有し、スリーブ中には中空室２３があり、且つ接続部には中空室まで貫通する第２通路２４が設けられ、スリーブは第１接続部材の胴体部の外周に套設され、且つ前記胴体部に対して回転することができ、スリーブと胴体部との間に中空室を密閉する漏れ止め部材２５が設けられる。
【選択図】図２

Description

本発明は、継手の構造に関し、特に、管路とメータとの間に接続される継手に関する。

従来の管路とメータとの間に接続される継手は、台湾実用新案公報M５１８７４８号に開示（参考第３図）されているように、管路８に固定接続された本体６１を有し、上記本体６１には弁部材６２が設けられ、上記本体６１の外側にはメータを接続するためのナット６３が設けられ、上記メータ７は、ねじ山を有する接続端７１が上記ナット６３にねじ締められて弁部材６２に当接することにより、管路８の圧力を測定し、上記ナット６３はねじ山により上記メータ７に緊密に固定されている。

上記メータ７が徐々にナット６３にネジ締めされる過程で、初期においては上記メータ７とナット６３との摩擦力は大きくなく、上記メータ７が上記ナット６３にネジ締められる回転動作は上記ナット６３に影響を与えない。ところが、上記メータ７を回転させて上記弁部材６２に接触させた後に、回転を継続して締め付けると、この際、上記メータ７と上記ナット６３の摩擦力が増加し、上記メータ７を回転させると上記ナット６３が連動して同期回転することになり、上記本体６１およびこれに接続されている管路８とともに回転して管路８の延伸方向が変わるため、環境の面から不便であった。上記の問題により、工事中に道具を使用して上記ナット６３を動かないように固定させないと、上記メータ７を回転させて締め付けることができず、操作が不便で時間及び労力がかかるため、改善の必要があった。

本発明の目的は継手の構造を提供することであり、上記継手の構造は２つの接続部材が接続して構成され、一方の接続部材の回転動作は他方の接続部材から独立していることで、一方の接続部材の回転が他方の接続部材に影響を与えることを防止し、継手の取り付けの利便性を高める。

本発明の立体分解図である。 本発明の断面図である。 従来技術の断面図である。

図１、図２は、本発明が提供する継手の構造を示し、第１接続部材１及び第２接続部材２を含み、前記第１接続部材１は、例えばメータ４または管体のような外部の部品と接続し、かつ前記第２接続部材２は外部管体５と接続する。

前記第１接続部材１は、互いに接続されたヘッド部１１及び胴体部１２を有し、前記胴体部１２は前記ヘッド部１１の一側から延伸される。前記ヘッド部１１内には、前記胴体部１２まで延伸される収容部１３が設けられ、且つ前記収容部１３内には、弁部材３が設けられ、前記弁部材３は流体の流動状態を制御可能な周知技術の装置であり、ねじ山により収容部１３に締め付けられる。前記収容部１３の前記ヘッド部１１に近い一端に、ねじ山部１３１を設けることにより、メータ４を固定する。前記胴体部１２の外周側には、前記収容部１３まで貫通する第１通路１４が設けられる。

前記第２接続部材２はスリーブ２１及び接続部２２を有し、前記接続部２２は前記スリーブ２１の外周側から突出されて前記第２接続部材がT字状を形成するようにし、前記接続部２２は管状を呈し、管体５に接続するようにする。前記スリーブ２１の中には中空室２３があり、且つ前記接続部２２には前記中空室２３まで貫通する第２通路２４が設けられる。

さらに、前記スリーブ２１の内径は前記胴体部１２の外径より大きいことで、前記第２接続部材２が前記スリーブ２１により前記胴体部１２の外周を覆うことができる。換言すると、前記胴体部１２は前記スリーブ２１の前記中空室２３を貫通し、その末端が前記中空室２３から突出する。前記中空室２３は漏れ止め部材２５により密閉し、前記漏れ止め部材２５はゴムリングである。漏れ止め部材２５は、前記スリーブ２１と前期胴体部１２との間に設けられる。前記胴体部１２の外周を取り囲むか又は前記スリーブ２１の内周を取り囲むリング溝１５を設けて、このリング溝１５に前記漏れ止め部材２５を嵌入する。本実施例では、前記胴体部１２の外周に前記リング溝１５を設ける。

上記の部材の組合せにより、前記管体５が前記第２通路２４を介して中空室２３に連通し、さらに第１通路１４を介して前記収容室１３に連通し、且つ前記弁部材３を通じて前記メータ４に連通することで、前記メータ４が前記管体５の環境状態（例えば圧力）を測定する。一方、前記胴体部１２が前記スリーブ２１中に貫通されているため、前記第１接続部材１が前記第２接続部材２に対して回転する。本実施例では、前記胴体部１２の末端に操作部材１６が固定接続されることで、便利に前記胴体部１２を制御することができ、前記第１接続部材１を回転させる。

本発明の構造により、本発明の管体５とメータ４とを接続する際、まず前記第２接続部材２の接続部２２と管体５を固定接続し、次にメータ４を前記第１接続部材１内の収容室１３のねじ山部１３１に挿入し、前記操作部材１６を回転させることにより前記第１接続部材１を回転させることで、メータ４が前記第１接続部材１にねじ込まれる。上記の過程において、第１接続部材１が前記第２接続部材２に対して回転することにより、メータ４が前記第１接続部材１に締め付けられることによる回転が前記第２接続部材２に影響しないため、管体５もそれにより移動しない。さらに、本発明は、管体５とメータ４ともに接続且つ締め付けられた後、前記操作部材１６を回転させることで前記第１接続部材１を回転させることにより、前記メータ４の表面を容易に観察することができる位置まで回転する。したがって、本発明は工事に便利でコストを削減する効果を達成することができる。

また、前記中空室２３における前記漏れ止め部材２５によって密閉された範囲内に、前記胴体部１２の外周を取り囲むか又は前記スリーブ２１の内周を取り囲む少なくとも１つの拡大溝１７が設けられることで、中空室２３の容積を拡大し、管体５が急変する圧力を受けた時に、拡大された中空室２３により圧力変化を緩衝し、メータ４の測定がさらに正確になる。本実施例では、前記拡大溝１７は前記胴体部１２の外周を取り囲んで設けられる。

第１接続部材 １
ヘッド部 １１
胴体部 １２
収容室 １３
ねじ山部 １３１
第１通路 １４
リング溝 １５
操作部材 １６
拡大溝 １７
第２接続部材 ２
スリーブ ２１
接続部 ２２
中空室 ２３
第２通路 ２４
漏れ止め部材 ２５
弁部材 ３
メータ ４
管体 ５
本体 ６１
弁部材 ６２
ナット ６３
メータ ７
接続端 ７１
管路 ８

Claims (4)

1. 第１接続部材及び第２接続部材を含み、
   前記第１接続部材は、互いに接続されたヘッド部及び胴体部を有し、前記ヘッド部には前記胴体部まで延伸される収容室が設けられ、且つ前記収容室には弁部材が設けられ、前記収容室にはさらにねじ山部が設けられることにより、前記ヘッド部に外部の部材を螺合し、前記胴体部には前記収容室に連通する第１通路が設けられ、
   前記第２接続部材は、スリーブ及び外部の管体に接続するための接続部を有し、前記スリーブ中には中空室があり、且つ接続部には前記中空室まで貫通される第２通路が設けられ、前記スリーブは前記第１接続部材の胴体部の外周に覆うように設けられ、且つ前記胴体部に対して回転することができ、前記スリーブと前記胴体部との間に前記中空室を密閉する漏れ止め部材が設けられることを特徴とする継手の構造。
2. 前記胴体部の末端に、前記第１接続部材を回転させるための操作部材が固定接続されることを特徴とする請求項１に記載の継手の構造。
3. 前記漏れ止め部材を嵌入するためのリング溝が、前記胴体部の外周を取り囲んで、あるいは、前記スリーブの内周を取り囲んで設けられることを特徴とする請求項１に記載の継手の構造。
4. 前記中空室における前記漏れ止め部材に密閉された範囲内において、前記胴体部の外周を取り囲むか又は前記スリーブ２１の内周を取り囲むように、少なくとも１つの拡大溝１７が設けられることを特徴とする請求項１に記載の継手の構造。