JP2018119584A - 歯車 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯車の性能向上手法を提案する。
【解決手段】はすば歯車の歯14において、接触点軌跡Tに沿ってヤング率を変化させる。ヤング率は、かみ合い開始点Sが低く、接触点軌跡Tに沿って中央に向けて増加し、その後、かみ合い終了点Gに向けて減少する。また、ヤング率は、かみ合い開始点Sが高く、接触点軌跡Tに沿って中央に向けて減少し、その後、かみ合い終了点Gに向けて増加するようにしてもよい。
【選択図】図7

Description

本発明は、歯車に関する。
歯車に対して、強度、伝達効率、騒音など様々な要求がある。従来、これらの要求に対して、歯車の諸元(モジュール、歯たけ、圧力角、ねじれ角など)に加え、材質、表面処理、歯面修整などによって改善が図られてきた。また、動力伝達用の歯車では、荷重により歯自体がたわむ。荷重の大きさによりたわみが変化する。また、歯車の回転に伴い、かみ合う歯数が変動するため、1つの歯に掛かる荷重が変動し、これによっても歯のたわみが変化する。このたわみの変化に対応するために歯面修整等の対策が行われてきた。
下記特許文献1には、歯車の歯に部分的に密度の異なる部分を設け、歯面に生じるピッチングを抑制する技術が記載されている。インターナルギア(10)とピニオンギア(16)のかみ合う範囲において、密度分布が一端で低く、他端で高いインターナルギア(10)が示されている。なお、( )内の符号は、下記特許文献1で用いられている符号であり、本願の実施形態の説明で用いられている符号とは関連しない。
特開平10−331955号公報
歯面の局所的な強度、騒音、伝達効率などは、従来、歯面修整、すなわち歯の形状の修整により対応が図られてきたが、各要求に対し背反する場合があり、妥協点を取らざるを得ない場合があった。
本発明は、歯車の性能改善の手法として形状以外の手法を提案し、歯車設計の自由度を高めるとともに、その手法を反映させた歯車を提供することを目的とする。
本発明に係る歯車は、接触点軌跡に沿ってヤング率が変化し、ヤング率がかみ合い開始点および終了点において低く、中央で高いはすば歯車またはまがりばかさ歯車またはハイポイドギアである。
また、本発明に係る他の態様の歯車は、接触点軌跡に沿ってヤング率が変化し、ヤング率がかみ合い開始点および終了点において高く、中央で低いはすば歯車またはまがりばかさ歯車またはハイポイドギアである。
はすば歯車の場合、歯たけ方向に沿って延びる等ヤング率の層が歯幅方向に複数積層されるようにすることができる。
はすば歯車、まがりばかさ歯車およびハイポイドギアの場合、歯幅方向に沿って延びる等ヤング率の層が、歯たけ方向に複数積層されるようにすることができる。
また、はすば歯車、まがりばかさ歯車およびハイポイドギアの場合、接触線に沿って延びる等ヤング率の層が接触点軌跡に沿って複数積層されるようにすることができる。
また、まがりばかさ歯車またはハイポイドギアの場合、ピッチ円錐の母線に直交する方向に延びる等ヤング率の層が、接触点軌跡に沿って複数積層されるようにできる。
また、まがりばかさ歯車またはハイポイドギアの場合、軸線方向に沿って延びる等ヤング率の層が、軸線直交方向に複数積層されるようにできる。
また、まがりばかさ歯車またはハイポイドギアの場合、軸線直交方向に沿って延びる等ヤング率の層が、軸線方向に複数積層されるようにできる。
歯の形状(歯面修整)以外の性能改善手法としてヤング率が提案される。ヤング率が接触点軌跡に沿って高低高、または低高低と変化するようにすることで、性能の改善、例えば伝達効率、面圧の改善を図ることができる。
はすば歯車を示す図である。 はすば歯車の1つの歯を示す図である。 歯面修整を模式的に示す図である。 かみ合う歯対の力学モデルを示す図である。 歯の材料のヤング率が一定の場合と、ヤング率が回転角に対して変化する場合の歯対剛性の一例を示す図である。 かみ合う歯対の簡易的な力学モデルを示す図である。 ヤング率の異なる層を積層したはすば歯車の歯の一構成例を模式的に示す図である。 図5に示す剛性の歯を有する歯車対の伝達誤差を示す図である(伝達トルク小)。 図5に示す剛性の歯がかみ合うときの荷重を示す図である(伝達トルク小)。 図5に示す剛性の歯の最大面圧を示す図である(伝達トルク小)。 図5に示す剛性の歯のPV値を示す図である(伝達トルク小)。 歯の材料のヤング率が一定の場合と、ヤング率が回転角に対して変化する場合の歯対剛性の他の例を示す図である。 図12に示す剛性の歯を有する歯車対の伝達誤差を示す図である(伝達トルク小)。 図12に示す剛性の歯がかみ合うときの荷重を示す図である(伝達トルク小)。 図12に示す剛性の歯の最大面圧を示す図である(伝達トルク小)。 図12に示す剛性の歯のPV値を示す図である(伝達トルク小)。 ヤング率の分布と最大面圧の関係を示す図である(伝達トルク小)。 ヤング率の分布とPV値の関係を示す図である(伝達トルク小)。 図5に示す剛性の歯を有する歯車対の伝達誤差を示す図である(伝達トルク大)。 図5に示す剛性の歯がかみ合うときの荷重を示す図である(伝達トルク大)。 図5に示す剛性の歯の最大面圧を示す図である(伝達トルク大)。 図5に示す剛性の歯のPV値を示す図である(伝達トルク大)。 図12に示す剛性の歯を有する歯車対の伝達誤差を示す図である(伝達トルク大)。 図12に示す剛性の歯がかみ合うときの荷重を示す図である(伝達トルク大)。 図12に示す剛性の歯の最大面圧を示す図である(伝達トルク大)。 図12に示す剛性の歯のPV値を示す図である(伝達トルク大)。 ヤング率の分布と最大面圧の関係を示す図である(伝達トルク大)。 ヤング率の分布とPV値の関係を示す図である(伝達トルク大)。 ヤング率の異なる層を積層したはすば歯車の歯の他の構成例を模式的に示す図である。 ヤング率の異なる層を積層したはすば歯車の歯の更に他の構成例を模式的に示す図である。 ハイポイドギアを示す図である。 ハイポイドギアを構成するピニオンおよびリングギアの接触線と接触点軌跡を示す図である。 ヤング率の異なる層を積層したハイポイドギアまたはまがりばかさ歯車の歯の一構成例を模式的に示す図である。 ヤング率の異なる層を積層したハイポイドギアまたはまがりばかさ歯車の歯の他の構成例を模式的に示す図である。 ヤング率の異なる層を積層したハイポイドギアまたはまがりばかさ歯車の歯の更に他の構成例を模式的に示す図である。 ヤング率の異なる層を積層したハイポイドギアまたはまがりばかさ歯車の歯の更に他の構成例を模式的に示す図である。 ヤング率の異なる層を積層したハイポイドギアまたはまがりばかさ歯車の歯の更に他の構成例を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に従って説明する。
<解析モデルの解析手法の説明>
図1は、歯車の一例としてのインボリュートはすば歯車を示す図である。図1の(a)には、かみ合う2個の歯車10,12が示されている。図1の(b)には、歯車10,12の一部の軸線直交断面が示されている。
図2は、歯車10の1つの歯14を拡大して示す図である。符号Dwで示す方向は、図1にも示すように歯車の軸線に沿う方向であり、以降「歯幅方向Dw」と記す。歯幅方向Dwにおける歯14の寸法を歯幅wと記す。符号Dhで示す方向は、歯車の半径方向に沿う方向であり、以降「歯たけ方向Dh」と記す。歯たけ方向Dhにおける歯14の寸法を歯たけhと記す。歯車12の歯15は、ねじれ角が歯14とは逆になるが概略同形状である。
図3は、歯面修整を模式的に表したものである。歯面修整は、接触する2つの歯面の双方に与えることができ、またそうすることが一般的であるが、以下では、2つの歯面の修整量を合算した値、言い換えれば接触する歯面同士の相対的な修整形状について議論する。図3に示す歯面修整も、接触する歯面同士の相対的な修整形状を示している。図3において、高さ軸の0を通り高さ軸に直交する平面が歯14,15の無修整の歯面16’を表す。歯面16の寸法は、歯幅w、歯たけhである。高さ軸が修整量mを表し、図示されるように歯面が凸形状となるように修整量を与えるのが一般的である。歯幅方向Dwにおける修整をクラウニング、歯たけ方向Dhにおける修整を歯形丸みと記す。なお、修整量mは、数μmから数十μmであるので、修整が歯のたわみに係る剛性に与える影響は無視できる。
無負荷の状態で無修整の歯がかみ合うとき、歯同士の接点を結ぶと線となり、これを「接触線L」と記す(図2参照)。はすば歯車の場合、接触線Lは、図中に示すように歯先または歯元に対して斜めになる。接触線L上の修整された歯面の頂点を結んだ線を「接触点軌跡T」と記す。駆動側の歯車においては、歯幅wの一端側の歯元からかみ合いが開始し、他端側の歯先にてかみ合いが終了する。かみ合いが開始する点を「かみ合い開始点S」、かみ合いが終了する点を「かみ合い終了点G」と記す。
図4は、かみ合う歯対の力学モデルを示す図である。図示する状態において、歯車は、2つの歯対A,Bでかみ合っている。駆動側の歯車の2つの歯面16DA,16DBと、被駆動側の歯車の2つの歯面16CA,16CBとが接触線LA,LBで接している。駆動側の2つの歯面16DA,16DBは、異なる歯14の歯面であるが、1つの歯車10上の表面であるので、モデル上、1つの面として扱うことができる(以下、歯面16Dと記す。)。被駆動側の2つの歯面16CA,16CBも同様に1つの面として扱うことができる(以下、歯面16Cと記す)。接触線LA,LBの位置からそれぞれの接触線上の修整形状が求まる。接触線LA上において、駆動側歯面16Dと被駆動側歯面16Cの間に荷重FAが作用し、接触線LB上において荷重FBが作用する。接触線LA,LB上には、歯の曲げ剛性および接触剛性を含む剛性Kdが分布している。この剛性は、かみ合う歯同士の剛性を合わせたものである。接触線LA,LB上のそれぞれの剛性KdをKdA,KdBと記す。駆動側の歯車に掛かるトルクと歯車の基礎円半径から歯面16Cと歯面16Dの間に作用する荷重が算出でき、この荷重と、かみ合う2つの歯対(A歯対,B歯対)との間の剛性KdA,KdBによるばね力が釣り合うことに基づき、接触線上における歯面16C,16Dの相対的な変位、2つの歯面に作用する荷重FA,FBの比率も算出することができる。このとき、歯14は、均質な材料から構成され、ヤング率は一定であるとする。接触線は、歯車の回転に伴い移動するので、剛性Kdも回転角θの関数となる。歯が均質な材料であることから、ヤング率は回転角θに対して一定であり、図中の剛性Kdの変化は、歯の形状および力の作用する位置に起因する。
この歯面16C,16Dの相対的な変位が歯車のかみ合い伝達誤差に相当する。荷重FA,FBと接触剛性から歯の面圧も算出することができる。歯対のモデルおよびその解析については、例えば、日本機械学会論文集43巻301号(昭52−7)「誤差をもつ円筒歯車の荷重伝達特性に関する研究(第1報、基礎的考察)」に詳しい。歯の曲げ剛性及び接触剛性については、日本機械学会論文集(C編)63巻609号(1995-5)「はすば歯車のかみ合い伝達誤差の計測と解析法の改良」に詳しい。
図6は、図4のモデルを簡略化したモデルである。図4のモデルにおいて、剛性Kdは接触線L上に分布し、さらに前述のように回転角θの関数でもある。解析の簡略化のために接触線L上に分布する剛性Kdを、接触線Lと接触点軌跡Tの交点上の等価な剛性Kに置き換える。この等価な剛性Kも歯車の回転に伴い変化するので、回転角θの関数となる(K(θ))。
図6に示す簡略化したモデルによる伝達誤差が、図4に示す詳細なモデルに基づき求められた伝達誤差に等しくなるようにすることで、簡易モデルの剛性K(θ)を決定することができる(このとき、ヤング率は一定とする。)具体的には、歯車に作用するトルクを定め、回転角θごとの簡易モデルによる伝達誤差が、図4の詳細モデルによる伝達誤差に等しくなるように剛性K(θ)を決定する。剛性K(θ)は、θの多項式として表してよい。この剛性K(θ)の決定に際して、歯車の回転に伴う接触点の位置の変化、歯車のかみ合い率に基づく同時かみ合い歯数の変化および入力トルクと歯面に作用する荷重の関係が考慮される。かみ合い歯数は、例えば、前述のように2つの接触線LA,LBで接している2歯のかみ合いと、接触線LA,LBに加え、更にもう1つの接触線でも接触する3歯のかみ合いとを交互に繰り返す。また、歯面に作用する荷重はトルクを基礎円半径で割ったものであり、2歯かみ合い状態であれば、この荷重が2歯で分担され荷重FA,FBとなり、3歯かみ合い状態であれば3歯に分担される。得られたヤング率が一定の場合の歯対の剛性KC(θ)は、例えば図5の点線となる。
次に、ヤング率を接触点軌跡に沿って変化させる場合の一例として、かみ合い開始点Sと、かみ合い終了点Gにおけるヤング率を均質材より低い値としたヤング率分布の場合を考える。ヤング率を異ならせるために、例えば、焼結材において密度を変更する。焼結材は、粉末間に隙間があるため、隙間のない材料(以下、真密度材と記す。)に比べて剛性が低くなる。隙間の量、つまり焼結材の密度により、剛性が変化する。焼結材の密度を低くすると、ヤング率は低下する。かみ合い開始点S(θ=θS)において、真密度材の剛性KCS)に、焼結材と均質材のヤング率の比を掛けてかみ合い開始点Sにおける剛性KAS)を定める。同様にかみ合い終了点G(θ=θG)における剛性KAG)を定める。かみ合いピッチ点(θ=θP)における剛性KAP)は、真密度材の場合に等しくする。これらの3点(KAS),KAG),KAP))を通るように、すでに求めた真密度材の歯対の剛性KC(θ)の多項式の各項の係数を修正し、剛性KA(θ)の関数を定める。このようにして定めた剛性KA(θ)が図5の実線で表されている。実線で表される剛性KA(θ)を与えるヤング率の分布を「ヤング率分布EA」と記す。ヤング率分布EAは、かみ合い開始点Sではヤング率が低く、接触点軌跡Tに沿って徐々に高くなり、さらにかみ合い終了点Gに向けて徐々に低くなる分布を示している。言い換えれば、ヤング率が、接触点軌跡Tの中央部から、かみ合い開始点Sおよびかみ合い終了点Gに向けて徐々に低くなる分布である。
前述のように、ある回転角θにおける剛性K(θ)は接触線L上に分布する剛性を代表するものであるから、図5の実線で表す剛性KA(θ)は、接触線Lに沿ってヤング率の等しい層が形成され、この層が接触点軌跡Tに沿って積層されている歯の剛性を表している。図7には、簡易的にヤング率の違いにより3層が形成された場合が示され、接触線Lの方向に延びるヤング率の低い層がヤング率が高い層を挟むように配置される。つまり、ヤング率は、接触点軌跡Tに沿って低→高→低と変化する。
ヤング率が接触点軌跡Tに沿って変化する場合の歯面16C,16Dの相対変位および荷重FA,FBを、歯面16Cと歯面16Dの間に作用する荷重、接触点上に置かれた剛性K(θ)および接触点軌跡T上の歯面修整に基づき算出する。歯面の相対変位を基礎円半径で割った値がかみ合い伝達誤差である。また、面圧は、荷重と、この荷重が掛かる点の両歯面の曲率半径に基づき、接触点周囲の変形および面圧を算出する。
ヤング率は、焼結材を用い、焼結材の密度を変更することで変化させることができる。焼結材のヤング率Eは、焼結材の密度ρ、真密度素材(焼結隙間のない素材)のヤング率E0、密度ρ0により、次式で表される。
E=E0(ρ/ρ0)3.4
例えば、ヤング率が210GPa、密度が7.8の一般的な鋼に対し、同じ鋼材料を用いて密度6.8の焼結材とすることでヤング率は約131.7GPaとなり、密度7.3ではヤング率は167.6GPaとなる。
<ヤング率が連続的に変化する場合の解析結果>
解析に用いた歯車の歯の諸元を表1に示す。
図8−11は、ヤング率分布EAの歯車に60Nmのトルクを加えたときの回転角θに対する伝達誤差、荷重、最大面圧およびPV値を示す図である。PV値とは、最大面圧と歯面の滑り速度の積である。また、算出に用いたヤング率分布EAは、歯幅の中央で210GPa、両端で131.7GPaである。
図8は、伝達誤差を示す図である。点線は真密度素材、つまりヤング率が一定の歯を有する歯車の場合を示し、太い実線はヤング率分布EAの歯を有する歯車の場合を示す。以下、図9−11においても同様である。図8中、伝達誤差を示す曲線において、上に凸の部分C3では3歯対がかみ合っており、下に凸の部分C2では2歯対がかみ合っている。この例では、歯車の回転に伴って3歯対でのかみ合いと、2歯対でのかみ合いを繰り返す。図8に示されるように、ヤング率が一定の場合に比べ、ヤング率分布EAの場合は伝達誤差が若干悪化する。
図9は、順にかみ合う3つの歯対(A歯対、B歯対、C歯対)との間の荷重を示す図である。B歯対に着目すると、かみ合い開始点付近(θ=0.1付近)およびかみ合い終了点付近(θ=0.4付近)において、ヤング率分布EAの歯の荷重が真密度素材に対して低く、ピッチ点(θ=2.3付近)付近では高くなっている。
図10は、一つの歯対(B歯対)の最大面圧を示す図である。図10中の最大面圧は、図9に示す荷重と、接触点の歯面の曲率半径から、接触点周囲の変形および面圧分布を求め、分布する面圧の最大値を表している。ヤング率分布EAの歯の場合、真密度素材に対して、かみ合い開始点および終了点付近では荷重が低いことから、最大面圧も低くなっている。ピッチ点付近では、最大面圧は大きくなっている。
図11は、PV値を示す図である。滑り速度は、インボリュート歯車の場合、ピッチ点で0であり、ピッチ点から離れるに従い直線状に増加する。よって、ピッチ点において、滑り速度と最大面圧の積であるPV値は0になる。ヤング率分布EAの歯の場合、真密度素材に比して、かみ合い開始点および終了点付近においては、滑り速度は大きくなるが、最大面圧が小さいことにより、PV値は低くなる。PV値は、歯面同士の摩擦による損失に関連する値であり、PV値の回転角θに関する積分値が小さいほど、摩擦損失が小さくなる。したがって、ヤング率分布EAの歯の場合、歯車の伝達効率が改善される。
図12は、かみ合い開始点Sおよび終了点G付近でヤング率が高く、ピッチ点付近でヤング率が低くなる分布EBを与えたときの剛性KB(θ)を示す図である。前述のように点線は、ヤング率が一定のときの剛性KC(θ)を示す。分布EBは、接触点軌跡Tの中央部でヤング率が低く、かみ合い開始点Sおよびかみ合い終了点Gに向けて徐々にヤング率が高くなる分布である。
図13−16は、ヤング率分布EBの歯および真密度素材の歯に60Nmのトルクを加えたときの回転角θに対する伝達誤差、荷重、最大面圧およびPV値を示す図である。算出に用いたヤング率は、歯幅の両端で210GPa、中央で167.6GPaである。各図に実線で表されるのがヤング率分布EBの歯の特性であり、点線で表されるのが真密度素材の特性である。図13に示されるように、この例においても3歯対のかみ合いC3と2歯対のかみ合いC2を交互に繰り返す。図15に示すように、最大面圧は、ヤング率分布EBの歯の場合、真密度素材に対して、かみ合い開始点および終了点付近で大きく、ピッチ点付近で小さい。ピッチ点付近に現れる最大面圧の最大値は、真密度素材に対して低くなる。図16に示すように、PV値は、ヤング率分布EBの歯の場合、真密度素材に対して、かみ合い開始点および終了点付近で大きく、ピッチ点付近で小さい。積分値に関してもヤング率分布EBの歯が大きくなる。
図17,18は、60Nmのトルクを歯車に掛けたときの結果をまとめた図である。図17は、最大面圧の最大値に関し、ヤング率分布EA,EBの場合の値をヤング率一定(真密度素材)の場合を1として示した値である。ヤング率分布EB、つまり接触点軌跡Tに沿ってヤング率を高→低→高と変化させることによって、最大面圧を低下させることができることが分かる。
図18は、かみ合い開始から終了までの区間で積分したPV値をヤング率一定(真密度素材)の場合を1として示した値である。ヤング率分布EA、つまり接触点軌跡Tに沿ってヤング率を低→高→低と変化させることによって、PV値を減少させることができる。つまり、摩擦損失を低減させることができる。
図19−22は、ヤング率分布EAの歯および真密度素材の歯に120Nmのトルクを加えたときの回転角θに対する伝達誤差、荷重、最大面圧およびPV値を示す図である。算出に用いたヤング率は、60Nmのトルクを加えたときの値と同じである。各図に実線で表されるのがヤング率分布EAの歯の特性であり、点線で表されるのが真密度素材の特性である。図19に示されるように、この例においても3歯対のかみ合いC3と2歯対のかみ合いC2を交互に繰り返す。図21に示すように、ヤング率分布EAの場合の最大面圧は、かみ合い開始点および終了点付近に関して、真密度素材から低減している。ただし、低減量は、60Nmのトルクを加えたときよりも減っている。最大面圧の最大値は、真密度素材を上回っている。図22に示すように、PV値は、真密度素材に対して、ほぼ等しいか、低くなっており、積分値は小さくなっている。これらの最大面圧およびPV値の特性は、60Nmのトルクを加えたときと同様の傾向であり、歯車に掛かるトルクが変わっても、同傾向の特性が得られることが理解できる。
図23−26は、ヤング率分布EBの歯および真密度素材の歯に120Nmのトルクを加えたときの回転角θに対する伝達誤差、荷重、最大面圧およびPV値を示す図である。算出に用いたヤング率は、60Nmのトルクを加えたときの値と同じである。各図に実線で表されるのがヤング率分布EBの歯の特性であり、点線で表されるのが真密度素材の特性である。図23に示されるように、この例においても3歯対のかみ合いC3と2歯対のかみ合いC2を交互に繰り返す。図25に示すように、ヤング率分布EBの場合の最大面圧は、真密度素材に対して、かみ合い開始点および終了点付近において高く、ピッチ点付近においては低くなっている。最大面圧の最大値は、真密度素材より低い。図26に示すように、PV値は、真密度素材に対して、ほぼ等しいか、高くなっており、積分値も大きくなっている。これらの最大面圧およびPV値の特性は、60Nmのトルクを加えたときと同様の傾向であり、歯車に掛かるトルクが変わっても、同傾向の特性が得られることが理解できる。
図27,28は、120Nmのトルクを歯車に掛けたときの結果をまとめた図である。図27は、最大面圧の最大値に関し、ヤング率分布EA,EBの場合の値をヤング率一定(真密度素材)の場合を1として示した値である。ヤング率分布EB、つまり接触点軌跡Tに沿ってヤング率を高→低→高と変化させることによって、最大面圧を低下させることができることが分かる。
図28は、かみ合い開始から終了までの区間で積分したPV値をヤング率一定(真密度素材)の場合を1として示した値である。ヤング率分布EA、つまり接触点軌跡Tに沿ってヤング率を低→高→低と変化させることによって、PV値を減少させることができる。つまり、摩擦損失を低減させることができる。
<ヤング率の違いによる3層構成>
図17,18,27,28の結果は、剛性K(θ)が接触点軌跡Tに沿って連続的に変化する、つまりヤング率が連続的に変化する場合のものである。これを、段階的に変化するよう構成すること、例えばヤング率の違いにより3層を構成することによって近似しても同様の効果が得られる。例えば、ヤング率分布EAを近似的に、図7に示されるように、かみ合い開始点Sおよび終了点G付近に、接触点方向に延びるヤング率の低い層18,20を設け、その間にヤング率の高い層22を設ける。また、ヤング率分布EBを近似する場合には、かみ合い開始点Sおよび終了点を含む層のヤング率を高くし、その間の層をヤング率の低い層とする。
また、ヤング率の等しい層は、歯たけ方向Dhに沿うように、また歯幅方向に沿うように設けることによっても、同様の効果が得られる。以下、この理由について説明する。
図29は、ヤング率の違いによる3層構成の一例を示す図である。また、図29には、歯車の回転に伴う接触線Lの移動の様子、および接触線L上の面圧分布Pdが示されている。はすば歯車の場合、接触線Lは、歯車の回転に伴って、左下のかみ合い開始点Sから右上のかみ合い終了点Gに向けて移動する。面圧は、接触線L上に分布する。ヤング率が低い層24,26を歯幅方向Dwの両端に設け、中央にヤング率が高い層28を設ける。これらの層24,26,28のそれぞれは、歯たけ方向に延びている。それぞれの層24,26,28内においては、ヤング率は等しい。かみ合いの初期においては、接触線Lの大部分がヤング率が低い層24内にあり、この層24の部分で荷重を受ける。また、かみ合いの終期においても接触線Lの大部分がヤング率が低い層26内にあり、この層26の部分で荷重を受ける。一方、かみ合いの中間期においては、接触線Lは、3つの層24,26,28にわたって存在するが、歯面の中央部、つまりヤング率の高い層28に面圧のピークが存在し、面圧の高い部分は、主に中央部の層、つまりヤング率の高い層28内に存在する。このため、主にヤング率の高い層28の部分で荷重を受ける。したがって、荷重を主に受ける層は、歯車の回転に伴って、ヤング率が低い層24、高い層28、低い層26と変化する。よって、等ヤング率の層を接触線Lに沿って設けた場合と同様の効果を得ることができる。
図30は、ヤング率の違いによる3層構成の他の例を示す図である。ヤング率が低い層30,32を歯たけ方向Dhの両端に設け、中央にヤング率が高い層34を設ける。これらの層30,32,34のそれぞれは、歯幅方向に延びている。それぞれの層30,32,34内においては、ヤング率は等しい。かみ合いの初期においては、接触線Lの大部分がヤング率が低い層30内にあり、この層30の部分で荷重を受ける。また、かみ合いの終期においても接触線Lの大部分がヤング率が低い層32内にあり、この層32の部分で荷重を受ける。一方、かみ合いの中間期においては、接触線Lは、3つの層30,32,34にわたって存在するが、歯面の中央部、つまりヤング率の高い層34に面圧のピークが存在する。このため、主にヤング率の高い層34の部分で荷重を受ける。したがって、荷重を主に受ける層は、歯車の回転に伴って、ヤング率が低い層30、高い層34、低い層32と変化する。よって、層を接触線Lに沿って設けた場合と同様の効果を得ることができる。
はすば歯車において、接触線Lの方向は、1つの歯の表裏の歯面において傾きが反対になる。このため、接触線Lの延びる方向に層を形成する場合には、重視する一方の歯面の接触線Lに沿うように等ヤング率の層を設ける。図29,30に示すようにヤング率の層を歯たけ方向Dhまたは歯幅方向Dwに延びるように形成する場合には、表裏の歯面において同じ効果を得ることができる。
図29,30においては、ヤング率分布EAに近くなるよう、ヤング率が低い層、高い層、低い層の順に積層配置した例を示した。ヤング率分布EBを模すためには、これとは逆に、ヤング率の高い層、低い層、高い層の順に積層配置する。
<ハイポイドギア、まがりばかさ歯車の場合>
図31は、ハイポイドギアを示す図である。ハイポイドギアは、ピニオン40とリングギア42から構成される。ピニオン40の軸線と、リングギア42の軸線は交わらず、オフセットZを有する。このオフセットZが0の場合がまがりばかさ歯車である。
図32は、ハイポイドギアのピニオン40とリングギア42の一部を示した図である。ハイポイドギアにおいても、歯車の回転に伴い接触線Lが接触点軌跡Tに沿って移動する。したがって、接触線に沿う方向に等ヤング率の層を形成し、接触点軌跡Tに沿ってヤング率が低い層、高い層、低い層の順に積層する、または高い層、低い層、高い層の順に積層とすることにより、前述したはすば歯車と同様の効果を得ることができる。
図33は、接触線Lに沿う方向に延びる等ヤング率の層を接触点軌跡Tの方向に3層積層した一例を示す図である。互いに接するリングギア42の凸となる側の歯面とピニオン40の凹となる側の歯面が示されている。ヤング率分布EAを模して、接触点軌跡Tに沿ってヤング率が低い層、高い層、低い層の順に設けられている。
図34は、図33の場合とは反対側の歯面で接触する場合を示す図であり、接触線Lに沿う方向に延びる等ヤング率の層を接触点軌跡Tの方向に3層積層した一例を示す図である。ヤング率分布EAを模して、接触点軌跡Tに沿ってヤング率が低い層、高い層、低い層の順に設けられている。
図33と図34を比較すると、歯の表裏の歯面において、接触線Lの傾きが逆になっていることが分かる。したがって、実際に歯車を作成する場合には、性能を重視する歯面の接触線L、接触点軌跡Tに基づいて、等ヤング率の層を形成する。
はすば歯車の場合と同様、ヤング率分布EBを模して、ヤング率が高い層、低い層、高い層の順に積層することもできる。
図35は、ヤング率の違いによる3層の構成の他の例を示す図である。この例では、等ヤング率の層は、ピッチ円錐の母線Dに直交する方向に延びている。図36は、ピニオン40とリングギア42のそれぞれの軸線に平行な方向に等ヤング率の層が延びる例である。図37は、ピニオン40とリングギア42のそれぞれの軸線に直交する方向に等ヤング率の層が延びる例である。図35−37の例は、ヤング率分布EAを模して、ヤング率が低い層、高い層、低い層の順に積層されているが、はすば歯車の場合と同様に、ヤング率分布EBを模して高い層、低い層、高い層の順に積層することもできる。
以上、ヤング率分布EA,EBを近似するために3層を用いた例を示したが、4層以上の構成としてもよい。
10 歯車、12 歯車、14 歯、16 歯面、16’無修整の歯面、16D 駆動側歯面、16C 被駆動側歯面。

Claims (18)

  1. 接触点軌跡に沿ってヤング率が変化し、ヤング率がかみ合い開始点および終了点において低く、中央で高いはすば歯車。
  2. 接触点軌跡に沿ってヤング率が変化し、ヤング率がかみ合い開始点および終了点において低く、中央で高いまがりばかさ歯車。
  3. 接触点軌跡に沿ってヤング率が変化し、ヤング率がかみ合い開始点および終了点において低く、中央で高いハイポイドギア。
  4. 歯たけ方向に沿って延びる等ヤング率の層が歯幅方向に複数積層されている、請求項1に記載の歯車。
  5. 歯幅方向に沿って延びる等ヤング率の層が歯たけ方向に複数積層されている、請求項1に記載の歯車。
  6. 接触線に沿って延びる等ヤング率の層が接触点軌跡に沿って複数積層されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の歯車。
  7. ピッチ円錐の母線に直交する方向に延びる等ヤング率の層が、接触点軌跡に沿って複数積層されている、請求項2または3に記載の歯車。
  8. 軸線方向に沿って延びる等ヤング率の層が、軸線直交方向に複数積層されている、請求項2または3に記載の歯車。
  9. 軸線直交方向に沿って延びる等ヤング率の層が、軸線方向に複数積層されている、請求項2または3に記載の歯車。
  10. 接触点軌跡に沿ってヤング率が変化し、ヤング率がかみ合い開始点および終了点において高く、中央で低いはすば歯車。
  11. 接触点軌跡に沿ってヤング率が変化し、ヤング率がかみ合い開始点および終了点において高く、中央で低いまがりばかさ歯車。
  12. 接触点軌跡に沿ってヤング率が変化し、ヤング率がかみ合い開始点および終了点において高く、中央で低いハイポイドギア。
  13. 歯たけ方向に沿って延びる等ヤング率の層が歯幅方向に複数積層されている、請求項10に記載の歯車。
  14. 歯幅方向に沿って延びる等ヤング率の層が歯たけ方向に複数積層されている、請求項10に記載の歯車。
  15. 接触線に沿って延びる等ヤング率の層が接触点軌跡に沿って複数積層されている、請求項10から12のいずれか1項に記載の歯車。
  16. ピッチ円錐の母線に直交する方向に延びる等ヤング率の層が、接触点軌跡に沿って複数積層されている、請求項11または12に記載の歯車。
  17. 軸線方向に沿って延びる等ヤング率の層が、軸線直交方向に複数積層されている、請求項11または12に記載の歯車。
  18. 軸線直交方向に沿って延びる等ヤング率の層が、軸線方向に複数積層されている、請求項11または12に記載の歯車。
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