JP2018119492A - 内燃機関用のピストン - Google Patents

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Abstract

【課題】内部に冷却通路を有する内燃機関用のピストンにおいて、冷却効率を更に高めること。【解決手段】ピストン内部の冷却通路は、ピストンの移動方向と交差する方向に延在している。冷却通路に沿ってオイル供給口からオイル排出口に向かう方向は、第1方向であり、第1方向と逆方向は第2方向である。冷却通路の上面と下面の少なくとも一方は、凹凸形状を有している。凹凸形状の表面は、冷却通路の内部に向かう法線方向が第1方向の成分を有する第1面と、法線方向が第2方向の成分を有する第2面とを含んでいる。第1面の面積は、第2面の面積より大きくなっている。【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関用のピストンに関する。特に、本発明は、内部に冷却通路を有する内燃機関用のピストンに関する。
特許文献1は、内燃機関用のピストンを開示している。当該ピストンの内部には、冷却通路(クーリングチャンネル)が形成されている。より詳細には、ピストン頂部の内部に円環状の冷却通路が形成されており、ピストン頂部の裏面側にはオイル供給通路とオイル排出通路が設けられている。ピストン頂部の下方に設けられたノズルは、ピストン頂部の裏側に向けてオイルを噴射する。噴射されたオイルは、オイル供給通路を通して冷却通路に入り、冷却通路の内部を通過し、オイル排出通路から排出される。
特開2006−200410号公報
本発明の1つの目的は、内部に冷却通路を有する内燃機関用のピストンにおいて、冷却通路による冷却効率を更に高めることができる技術を提供することにある。
本発明によれば、内燃機関用のピストンが提供される。
当該ピストンは、ピストンの内部に形成され、ピストンの移動方向と交差する方向に延在する冷却通路を備えている。
冷却通路は、
ピストンの上昇方向側の内壁面である上面と、
ピストンの下降方向側の内壁面である下面と、
冷却通路にオイルを供給するためのオイル供給口と、
冷却通路からオイルを排出するためのオイル排出口と
を有している。
冷却通路に沿ってオイル供給口からオイル排出口に向かう方向は、第1方向であり、第1方向と逆方向は第2方向である。
冷却通路の上面と下面の少なくとも一方の少なくとも一部は、凹凸形状を有している。
凹凸形状の表面は、
冷却通路の内部に向かう法線方向が第1方向の成分を有する第1面と、
法線方向が第2方向の成分を有する第2面と
を含んでいる。
第1面の面積は、第2面の面積より大きい。
冷却通路における第1方向(オイル排出口に向かう方向)のオイル移動速度を考える。オイル移動速度が低くなるほど、オイルがオイル供給口からオイル排出口に到達するまでの移動時間が増加する。移動時間が長くなると、オイル排出口に到達するまでにオイル温度がかなり高くなってしまい、オイル排出口付近において十分な冷却能力(抜熱能力)が得られなくなる。すなわち、オイル移動速度が低いと、効果的な冷却を実現しにくくなる。
本発明によれば、冷却通路の上面と下面の少なくとも一方が凹凸形状を有している。凹凸形状の表面は、第1方向(オイル排出口に向かう方向)を向いた第1面と、第2方向(オイル供給口に向かう方向)を向いた第2面とを含んでいる。そして、第1方向を向いた第1面の面積は、第2方向を向いた第2面の面積よりも大きくなっている。つまり、第2方向を向いた第2面よりも、第1方向を向いた第1面が支配的となっている。
このような非対称的な凹凸形状は、冷却通路における第1方向へのオイル移動を促進する役割を果たす。これにより、冷却通路における第1方向のオイル移動速度が高くなり、オイルがオイル排出口に到達するまでの時間が短縮される。その結果、オイルがオイル排出口に到達するまでのオイル温度の上昇が抑制され、オイル排出口付近においても十分な冷却能力(抜熱能力)が得られることになる。すなわち、冷却効率が向上する。
本発明の実施の形態に係る内燃機関用のピストンの基本構成を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る内燃機関用のピストンの基本構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るピストンの冷却通路の構造的特徴を説明するための概略図である。 比較例に係るピストンの冷却通路におけるオイルの動きを説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態に係るピストンの冷却通路におけるオイルの動きを説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態に係るピストンの冷却通路の変形例を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態に係るピストンの冷却通路の構造的特徴を説明するための平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るピストンの冷却通路の構造的特徴を説明するための断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るピストンの冷却通路の構造的特徴を説明するための平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るピストンの冷却通路の構造的特徴を説明するための断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るピストンの冷却通路の変形例を示す平面図である。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
1.基本構成
図1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関用のピストン1の基本構成を模式的に示している。ピストン1は、内燃機関のシリンダ内を上下に往復移動する。以下、ピストン1の上昇方向及び下降方向は、それぞれ「U方向」及び「D方向」と呼ばれる。ピストン1の移動方向(U方向、D方向)と直交する平面は、以下「XY平面」と呼ばれる。
ピストン1のU方向側には燃焼室が存在しており、その燃焼室からピストン1に熱が入ってくる。そのような入熱に対処するため、ピストン1の内部には、冷却用の冷却通路10(クーリングチャンネル)が形成されている。
より詳細には、冷却通路10は、ピストン1の移動方向(U方向、D方向)と交差する方向に延在するように形成されている。例えば、図1に示されるように、冷却通路10は、ピストン1の頂部の内部において、XY平面と平行に延びるように形成されている。冷却通路10の内壁面のうちU方向側の面は、以下「上面11」と呼ばれる。一方、冷却通路10の内壁面のうちD方向側の面は、以下「下面12」と呼ばれる。上面11と下面12とは、互いに対向している。
冷却通路10の下面12には、オイル供給口20及びオイル排出口30が形成されている。オイル供給口20は、冷媒としてのオイルを冷却通路10の内部に供給するために用いられる開口部である。オイル供給通路21は、オイル供給口20からD方向に延びており、ピストン1の頂部の裏面においてD方向に開口している。一方、オイル排出口30は、冷媒としてのオイルを冷却通路10から外部に排出するために用いられる開口部である。オイル排出通路31は、オイル排出口30からD方向に延びており、ピストン1の頂部の裏面においてD方向に開口している。
オイル供給通路21の下方(D方向)には、オイルジェット装置100が設けられている。このオイルジェット装置100は、ピストン1のオイル供給通路21に向けてオイルを噴射する。オイルジェット装置100から噴射されたオイルは、オイル供給通路21及びオイル供給口20を通して、冷却通路10内に入る。冷却通路10に入ったオイルは、冷却通路10の内部を通過し、オイル排出口30及びオイル排出通路31を通してピストン1の外部に排出される。
図2は、U方向から見たピストン1の基本構成を模式的に示すXY平面図である。図2おいて、オイル供給口20とオイル排出口30は、ピストン1の中心軸を挟んで対称的な位置に形成されている。そして、冷却通路10は、オイル供給口20とオイル排出口30との間をつなぐように、円環状に形成されている。円環状の冷却通路10は、半円状の2つの冷却通路10−1、10−2に区分けされる。
このように冷却通路10を有する内燃機関用のピストン1において、冷却通路10による冷却効率を更に高めることが望まれている。以下、冷却効率を高めるために有効な様々な構造的特徴を説明する。
2.第1の実施の形態
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る冷却通路10の構造的特徴を説明するための概略図である。より詳細には、図3には、オイル供給口20とオイル排出口30との間の冷却通路10に沿った断面構造が示されている。冷却通路10に沿ってオイル供給口20からオイル排出口30へ向かう方向(前進方向)は、以下「F方向」と呼ばれる。逆に、冷却通路10に沿ってオイル排出口30からオイル供給口20へ向かう方向(後退方向)は、以下「B方向」と呼ばれる。F方向とB方向とは、互いに逆向きである。
第1の実施の形態によれば、冷却通路10の下面12が、凹凸形状40を有している。図3に示される例では、凹凸形状40は、非対称的な“のこぎり歯(sawtooth)形状”である。より詳細には、1つの歯に相当する単位構造50が、F方向に沿って繰り返し形成されている。言い換えれば、複数の単位構造50が、F方向に沿って連続的に形成されている。このような単位構造50(凹凸形状40)の表面が、冷却通路10の下面12に相当する。
単位構造50の表面は、その法線方向によって2種類に区分可能である。具体的には、図3中の単位構造50の拡大図に示されるように、単位構造50の表面は、第1面51と第2面52とを含んでいる。冷却通路10の内部に向かう法線方向を考えたとき、第1面51の法線n1の方向は、F方向の成分を有している。一方、第2面52の法線n2の方向は、B方向の成分を有している。すなわち、第1面51はF方向を向いた表面であり、第2面52はB方向を向いた表面である。
更に、第1の実施の形態によれば、F方向を向いた第1面51の面積は、B方向を向いた第2面52の面積よりも大きい。つまり、下面12の凹凸形状40において、B方向を向いた第2面52よりも、F方向を向いた第1面51が支配的となっている。
以下、第1の実施の形態に係る構造的特徴により得られる効果を説明する。そのために、まず最初に、比較例を説明する。比較例では、下面12が凹凸形状40を有しておらず、平面形状を有しているとする。
図4は、比較例の場合の冷却通路10におけるオイルの動きを説明するための概念図である。図4において、矢印Ainは、オイル供給口20を通して冷却通路10内に供給されるオイルの方向を示している。矢印Afは、外部から冷却通路10にオイルが押し込まれる力によって移動するオイルの方向(F方向)を示している。矢印Adは、ピストン1がU方向に上昇する時の慣性力によるオイルの移動方向(D方向)を示している。矢印Auは、ピストン1がD方向に下降する時の慣性力によるオイルの移動方向(U方向)を示している。
ここで、冷却通路10におけるF方向のオイル移動速度を考える。オイル移動速度が低くなるほど、オイルがオイル供給口20からオイル排出口30に到達するまでの移動時間(滞在時間)が増加する。移動時間が長くなると、オイル排出口30に到達するまでにオイル温度がかなり高くなってしまい、オイル排出口30付近において十分な冷却能力(抜熱能力)が得られなくなる。すなわち、オイル移動速度が低いと、効果的な冷却を実現しにくくなる。冷却効率を高めるためには、冷却通路10におけるF方向のオイル移動速度を高めることが好ましい。
図5は、第1の実施の形態の場合の冷却通路10におけるオイルの動きを説明するための概念図である。図4で示された比較例の場合と重複する説明は適宜省略する。上述の通り、第1の実施の形態によれば、冷却通路10の下面12が凹凸形状40を有している。従って、矢印Adは、D方向だけでなく、D方向と交差する方向(F方向、B方向)の成分も有することになる。同様に、矢印Auも、U方向だけでなく、U方向と交差する方向(F方向、B方向)の成分を有することになる。
更に、第1の実施の形態によれば、凹凸形状40において、F方向を向いた第1面51の面積は、B方向を向いた第2面52の面積よりも大きくなっている。つまり、B方向を向いた第2面52よりも、F方向を向いた第1面51が支配的となっている。従って、慣性力によるオイルの移動方向(矢印Au、Ad)に関しても、B方向成分よりもF方向成分が支配的となる。F方向成分がB方向成分よりも大きいということは、オイルが全体としてF方向に進行することを意味する。
このように、第1の実施の形態に係る非対称的な凹凸形状40は、冷却通路10におけるF方向へのオイル移動を促進する役割を果たす。図4で示された比較例の場合、外部からオイルが押し込まれる力だけが、冷却通路10におけるF方向のオイル移動に寄与していた(矢印Af参照)。第1の実施の形態によれば、それに加えて、非対称的な凹凸形状40も、冷却通路10におけるF方向のオイル移動に寄与する。従って、比較例の場合よりも、冷却通路10におけるF方向のオイル移動速度が高くなり、オイルがオイル排出口30に到達するまでの時間が短縮される。その結果、オイルがオイル排出口30に到達するまでのオイル温度の上昇が抑制され、オイル排出口30付近においても十分な冷却能力(抜熱能力)が得られることになる。これにより、冷却効率が向上する。
図6は、第1の実施の形態の変形例を示している。本変形例では、冷却通路10の上面11が、凹凸形状40を有している。凹凸形状40の特徴は図3で示されたものと同じであり、F方向を向いた第1面51の面積は、B方向を向いた第2面52の面積よりも大きい。これにより、図3の場合と同じ効果が得られる。
冷却通路10の上面11と下面12の両方が凹凸形状40を有していてもよい。その場合、冷却通路10におけるF方向へのオイル移動が更に促進される。
冷却通路10の上面11と下面12の少なくとも一方が凹凸形状40を有していれば、第1の実施の形態の効果は得られる。また、上面11あるいは下面12の全体が凹凸形状40となっている必要はない。上面11あるいは下面12の少なくとも一部が凹凸形状40を有していれば、第1の実施の形態の効果は得られる。
また、凹凸形状40は、図3で示されたような“のこぎり歯形状”に限られない。F方向を向いた第1面51の面積がB方向を向いた第2面52の面積よりも大きければ、第1の実施の形態の効果は得られる。
3.第2の実施の形態
冷却通路10へのオイルの流入率を考える。流入率は、「冷却通路10の中を流れるオイルの量/オイルジェット装置100から噴射されたオイルの量」で定義される。流入率が高いほど冷却効率も高くなる。
流入率を下げる1つの要因は、冷却通路10のオイル供給口20におけるオイルの“外部流出”である。例えば、オイルジェット装置100から噴射されたオイルは、オイル供給口20を通して冷却通路10に一旦入るが、冷却通路10の上面11ではね返ったオイルの一部が、オイル供給口20を通して外部に出て行ってしまうことが考えられる。また、冷却通路10に一旦入ったオイルが、ピストン1の上昇時の慣性力によって、オイル供給口20を通して外部に出て行くことも考えられる。
流入率を高めるためには、オイル供給口20におけるオイルの外部流出を抑制することが重要である。本発明の第2の実施の形態は、そのような外部流出を抑制するための工夫を提案する。尚、第1の実施の形態と重複する説明は適宜省略する。
図7は、第2の実施の形態に係る冷却通路10の構造的特徴を説明するための平面図である。図7のフォーマットは、既出の図2のものと同じである。図8は、図7中の線P−P’に沿った断面構造を示しており、冷却通路10のオイル供給口20の位置における構造的特徴を示している。
図7及び図8に示されるように、冷却通路10のオイル供給口20の近傍には、円環状の入口構造60が設けられている。より詳細には、入口構造60は、冷却通路10の側面13から冷却通路10の内部に突出するように形成されている。更に、入口構造60は、冷却通路10の中に向かうにつれて上面11に近づくように形成されている。つまり、入口構造60は、冷却通路10の側面13から上面11に向かって曲がった形状を有している。
このような形状の入口構造60がオイル供給口20の近傍に設けられるため、オイル供給口20の位置において、オイルは冷却通路10に入りやすく、且つ、冷却通路10から出にくくなる。すなわち、オイル供給口20におけるオイルの外部流出が抑制される。その結果、流入率が向上する。
また、図8に示されるように、オイル供給口20の位置における上面11に突起65が設けられてもよい。オイルジェット装置100からU方向に噴射されたオイルは、オイル供給口20を通して冷却通路10に入り、上面11に当たる。突起65は、そのような上面11に当たるオイルをXY平面方向に分散させる効果を有する。つまり、突起65は、上面11でのオイルのはね返りを抑制する効果を有する。このことも、オイル供給口20におけるオイルの外部流出の抑制に寄与する。その結果、流入率が向上する。
流入率が向上することは、冷却通路10の中を流れるオイルの量が増加することを意味する。従って、流入率が向上すると、冷却通路10の全体にわたって、冷却能力(抜熱能力)の向上効果が得られる。また、冷却通路10の中を流れるオイルの量を増加させるために、オイルポンプの能力(サイズ)を増加させる必要はない。このことは、内燃機関のサイズ及びコストの削減の観点から好ましい。
4.第3の実施の形態
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る冷却通路10の構造的特徴を説明するための平面図である。図9のフォーマットは、既出の図2のものと同じである。図10は、図9中の線Q−Q’に沿った断面構造を示している。第1の実施の形態と重複する説明は適宜省略する。
図9及び図10に示されるように、冷却通路10の上面11は、F方向に沿って延在するひだ形状70を有している。この場合、上面11の表面積は、上面11が平面である場合よりも大きくなる。上面11の表面積が大きくなると、冷媒であるオイルと上面11との接触面積が大きくなる。このことは、上面11の冷却能力(抜熱能力)が高くなることを意味する。
冷却通路10の上面11は、内燃機関の燃焼室(発熱部)に近い面である。第3の実施の形態によれば、発熱部に近い上面11の冷却能力が高くなるため、より効率的な冷却が可能となる。すなわち、冷却効率が向上する。
図11は、第3の実施の形態の変形例を示している。図11のフォーマットは、既出の図9のものと同じである。本変形例では、冷却通路10の上面11のひだ形状70は、F方向ではなく、F方向と直交する径方向に沿って形成されている。この場合でも、上面11の表面積が大きくなるため、同様の効果が得られる。
5.第4の実施の形態
上述の第1〜第3の実施の形態のうち2以上を組み合わせることも可能である。それにより複合的な効果が得られる。
1 ピストン
10、10−1、10−2 冷却通路
11 上面
12 下面
13 側面
20 オイル供給口
21 オイル供給通路
30 オイル排出口
31 オイル排出通路
40 凹凸形状
50 単位構造
51 第1面
52 第2面
60 入口構造
65 突起
70 ひだ形状
100 オイルジェット装置

Claims (1)

  1. 内燃機関用のピストンであって、
    前記ピストンの内部に形成され、前記ピストンの移動方向と交差する方向に延在する冷却通路を備え、
    前記冷却通路は、
    前記ピストンの上昇方向側の内壁面である上面と、
    前記ピストンの下降方向側の内壁面である下面と、
    前記冷却通路にオイルを供給するためのオイル供給口と、
    前記冷却通路からオイルを排出するためのオイル排出口と
    を有し、
    前記冷却通路に沿って前記オイル供給口から前記オイル排出口に向かう方向は、第1方向であり、前記第1方向と逆方向は第2方向であり、
    前記上面と前記下面の少なくとも一方の少なくとも一部は、凹凸形状を有し、
    前記凹凸形状の表面は、
    前記冷却通路の内部に向かう法線方向が前記第1方向の成分を有する第1面と、
    前記法線方向が前記第2方向の成分を有する第2面と
    を含み、
    前記第1面の面積は、前記第2面の面積より大きい
    ピストン。
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