JP2018118619A - ドア開閉制御装置、ドア開閉制御方法 - Google Patents

ドア開閉制御装置、ドア開閉制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】扉を開いたままにしておけば良い状況で、自動で扉が閉められてしまうことを防止する。【解決手段】携帯機からの開動作指示信号を受信すると電動ドアを開動作させる。また、携帯機との間で無線通信することによって、携帯機が存在する位置に関する位置情報を取得しておく。そして、電動ドアが開状態となっている場合には、電動ドアを閉動作させるか否かを、携帯機の位置情報に基づいて判断する。こうすれば、携帯機が車両の周辺に存在する場合には、電動ドアを開状態としておくことができるので、扉を開いたままにしておけば良い状況で、自動で扉が閉められてしまうことを防止することが可能となる。【選択図】図8

Description

本発明は、車両に搭載された電動ドアの開閉動作を制御する技術に関する。
車両の扉は、乗員が手動で開閉することが通常であるが、モーターなどを利用して電動で開閉する扉も知られている。特に、1ボックスタイプの車両のスライドドアやワゴンタイプの車両のバックドアなどのように、開閉に大きな力を要する扉については、電動で開閉する機能を備える扉が多く存在する。
また、今日では、車両の所有者が携帯機を操作して、遠隔操作で車両の扉を解錠したり施錠したりする技術が普及しているが、電動で開閉可能な扉については、遠隔操作による解錠や施錠に加えて、扉の開閉も遠隔操作で可能とした技術も広く使用されている。
もっとも、遠隔操作で扉を開閉可能とした場合、例えば、携帯機をポケットに入れて歩いている間に、何かの拍子で携帯機のスイッチが押されてしまい、所有者が知らない間に車両の扉が開いてしまうことが起こり得る。当然、扉が開いたままの状態は防犯上から望ましいことではない。
そこで、遠隔操作で扉を開いた後に所定時間が経過しても車室内の装備類が操作されなかった場合には、誤ってスイッチが押されたものと判断して、扉を自動的に閉じるようにした技術も提案されている(特許文献1)。
特開2006−299567号公報
しかし、上述した従来の技術では、扉を開いたままにしておいた方が良い状況であるにも拘わらず、車室内の装備類が操作されなかった為に、自動で扉が閉められてしまうことが起こり得るという問題があった。
例えば、スライドドアあるいはバックドアを開いた状態で荷物の積み降ろしに時間が掛かってしまうことがあり、このような場合には、荷物の積み降ろしが完了していないにも拘わらず、自動で扉が閉められてしまうという問題があった。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題に鑑みてなされたものであり、扉を開いたままにしておけば良い状況で、自動で扉が閉められてしまうことを防止することが可能な技術の提供を目的とする。
上述した問題を解決するために本発明のドア開閉制御装置およびドア開閉制御方法は、携帯機からの開動作指示信号を受信すると電動ドアを開動作させる。また、携帯機との間で無線通信することによって、携帯機が存在する位置に関する位置情報を取得しておく。そして、電動ドアが開状態となっている場合には、電動ドアを閉動作させるか否かを、携帯機の位置情報に基づいて判断する。
こうすれば、携帯機が車両の周辺に存在する場合には、電動ドアを開状態としておくことができるので、扉を開いたままにしておけば良い状況で、自動で扉が閉められてしまうことを防止することが可能となる。
本発明のドア開閉制御装置3を搭載した車両1の概要を示す説明図である。 本実施例のドア開閉制御装置3の大まかな内部構造を示したブロック図である。 本実施例のドア開閉制御装置3によって実行されるドア開閉制御処理の前半部分を示すフローチャートである。 本実施例のドア開閉制御装置3によって実行されるドア開閉制御処理の後半部分を示すフローチャートである。 本実施例のドア開閉制御装置3が車両1の周辺に携帯機2が存在するか否かを判断する方法についての説明図である。 ユーザーが車両1の遠隔から携帯機2で開指示信号を送信した後、車両1から遠ざかる場合についての説明図である。 ユーザーが車両1の遠隔から携帯機2で開指示信号を送信した後、車両1に近付いてくる場合についての説明図である。 車両1の周辺に存在していたユーザーが、スライドドア4が開状態のままで車両1の周辺から遠ざかる場合についての説明図である。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするためにドア開閉制御装置の実施例について説明する。
A.装置構成 :
図1には、本発明のドア開閉制御装置3を搭載した車両1の概要が示されている。車両1には、ドア開閉制御装置3の他に、スライドドア4、ドア駆動装置5、およびアンテナ6等が搭載されている。ドア駆動装置5はドア開閉制御装置3に接続されており、ドア開閉制御装置3の制御の元で、内蔵するモーター(図示は省略)を駆動することによってスライドドア4を開閉する。図1中に実線で示したスライドドア4は閉じられた状態を表しており、ドア駆動装置5によって駆動されることによって、破線で示した位置まで移動する。
尚、本実施例のスライドドア4は、本発明における「電動ドア」に対応する。また、ドア駆動装置5によって開閉することが可能であれば、スライドドア4ではなく、車両1に搭載された他のドア(例えば、バックドアなど)とすることもできる。
また、今日の車両1には、ユーザーが車両1に乗り込む際に、いちいち鍵を用いて車両1の扉を解錠しなくても済むように、いわゆるパッシブエントリーと呼ばれる技術も広く使用されている。この技術では、ユーザーが携帯する鍵に無線通信機能を搭載しておき、ユーザーの鍵が車両1の周辺の領域に入ると、ドア開閉制御装置3がアンテナ6を介して鍵と通信することによって、その鍵が正規の鍵であるか否かを認証する。そして、認証が通って正規の鍵であることが確認されたら、扉をいつでも解錠可能な状態とする。このため、正規の鍵を携帯するユーザーは、車両1の扉の取っ手に手をかけるだけで自動的に扉が解錠されて、車両1に乗り込むことができる。
尚、パッシブエントリーで用いられる鍵には無線通信機能が搭載されていることから、以下では、パッシブエントリーで用いられる鍵を「携帯機」と称することにする。
パッシブエントリーを備えた車両1では、正規の携帯機2を携帯したユーザーが車両1の近くを通ると携帯機2を認証する。このため、ユーザーが意図しない間に、勝手に携帯機2が認証されてしまうことも起こり得る。そこで、このような場合を考慮して、車両1が携帯機2を認証する領域は、少なくともユーザーの監視が十分に行き届くような比較的狭い(例えば、車両1から2メートル以内の)領域Aに設定されている。
もちろん、車両1の側では、正規の鍵を携帯したユーザーが、どのタイミングで近付いてくるかは分からない。このため、パッシブエントリーを備えた車両1では、ドア開閉制御装置3から領域Aに向かって一定周期で絶えず電波(後述する応答要求信号)を送信している。そして、携帯機2から電波に対する返信(後述する応答信号)が受信されるか否かに基づいて、車両1の周辺の領域A内に携帯機2が存在しているか否かを判断する。
また、携帯機2には、図示しない開動作スイッチや閉動作スイッチが設けられており、ユーザーが開動作スイッチを操作すると、スライドドア4を開くように指示する信号(以下、開指示信号という)が送信される。この開指示信号は大きな信号強度で送信されるので、領域Aの外側から送信された場合でも車両1のアンテナ6で受信することができる。そして、車両1に搭載されたドア開閉制御装置3は、開指示信号を受信すると、その信号が正規の携帯機2から送信されたものであるか否かを認証する。そして、認証が通って正規の携帯機2からであることが確認されたら、送信された開指示信号に基づいてドア駆動装置5に指示することによってスライドドア4を開放させる。このため、ユーザーは、遠くから(例えば、車両1から10メートル離れた位置から)でも携帯機2のスイッチ類を操作することによって、スライドドア4を開くことができる。
また、携帯機2の閉動作スイッチが押された場合にも同様に、スライドドア4を閉じるように指示する信号(以下、閉指示信号という)が送信される。そして、その信号が認証されて、認証が通れば、スライドドア4が閉鎖される。
ところが、ユーザーが意図しないところで(従って、ユーザーが知らない間に)、スライドドア4が開いてしまうことが起こり得る。例えば、ユーザーが携帯機2をポケットに入れて歩いているときに、たまたま開動作スイッチが押されてしまい、ユーザーの知らない処でスライドドア4が開いてしまうことが起こり得る。こうした事態が生じることは、防犯の観点から望ましくない。
そこで、上述した事態の発生を防止するために、本実施例のドア開閉制御装置3は以下のような内部構造を備えている。
図2には、本実施例のドア開閉制御装置3の内部構造が示されている。図示されるように、ドア開閉制御装置3には、無線通信部31と、位置情報取得部32と、閉動作判断部33と、開動作判断部34と、開動作実行部35と、閉動作実行部36と、開状態検出部37とが備えられている。
無線通信部31は、携帯機2との間で無線通信することによって、様々な信号を送受信する。例えば、前述したパッシブエントリーを実現するために、車両1の周囲(すなわち、図1の領域Aの範囲内)に存在する携帯機2を検出するための信号を送信し、携帯機2からの信号が返信されてきた場合には、その携帯機2を認証するための信号も送信する。また、携帯機2から認証のための信号が返信されてきた場合には、その信号も受信する。更には、携帯機2のユーザーが開動作スイッチや閉動作スイッチを操作することによって、携帯機2から開指示信号あるいは閉指示信号が送信された場合には、それらの信号も受信する。
開動作判断部34は、無線通信部31が携帯機2からの開指示信号を受信すると、その旨の情報を受け取って、スライドドア4を開動作させると判断し、判断結果を開動作実行部35に出力する。
開動作実行部35は、ドア駆動装置5に内蔵されたモーター51に接続されており、スライドドア4を開動作させる旨の判断結果を受け取ると、モーター51を駆動することによってスライドドア4を開動作させる。また、ドア駆動装置5には、スライドドア4の開閉状態を検出するドア開閉センサー52が内蔵されている。
開状態検出部37は、ドア開閉センサー52に接続されており、スライドドア4が開状態になったことを検出することができる。
位置情報取得部32は、無線通信部31が受信した信号に基づいて、携帯機2が存在する位置に関する情報を取得する。すなわち、無線通信部31で受信した信号の信号強度は、その信号を送信した携帯機2までの距離が遠くなる程、小さくなる。従って、携帯機2から受信した信号の信号強度に基づいて、携帯機2までの距離に関する情報を得ることができる。更に、予め適切な大きさの閾値を設定しておけば、携帯機2からの信号強度を閾値と比較することによって、携帯機2が車両1の周囲(すなわち、領域Aの範囲内)に存在するか否かについて判断することができる。あるいは、無線通信部31から車両1の周辺の所定範囲に向けて応答要求信号を送信し、応答要求信号に対する応答信号が戻ってくるか否かによって、携帯機2が車両1の周囲に存在するか否かを判断してもよい。
位置情報取得部32は、これらの情報(すなわち、携帯機2までの距離、および携帯機2が領域Aの範囲内に存在するか否か)を、携帯機2の位置情報として取得する。このことに対応して、位置情報取得部32には、携帯機2から受信した信号の信号強度を記憶しておく信号強度記憶部32aや、信号強度を閾値と比較する信号強度比較部32bなどが設けられている。また、位置情報取得部32は、携帯機2の位置情報を取得すると、その位置情報を閉動作判断部33に出力する。
閉動作判断部33は、開状態検出部37からの情報に基づいて、スライドドア4が開状態となっている否かを把握している。そして、スライドドア4が開状態となっている場合には、無線通信部31で受信した信号や、位置情報取得部32で得られた携帯機2の位置情報に基づいて、スライドドア4を閉動作させるか否かを判断する。例えば、無線通信部31が携帯機2からの閉指示信号を受信した場合には、スライドドア4を閉動作させるものと判断する。あるいは、携帯機2からの閉指示信号を受信しない場合であっても、携帯機2の位置情報によっては、スライドドア4を閉動作させると判断する場合もある。この場合は、スライドドア4が開状態となってからの経過時間を参照するので、閉動作判断部33には経過時間計測部33aが設けられている。閉動作判断部33が携帯機2の位置情報に基づいて、スライドドア4を閉動作させると判断する方法については、後ほど詳しく説明する。
閉動作実行部36は、スライドドア4を閉動作させる旨の判断結果を、閉動作判断部33から受け取ると、モーター51を駆動することによってスライドドア4を閉動作させる。
B.ドア開閉制御処理 :
図3および図4には、本実施例のドア開閉制御装置3によって実行されるドア開閉制御処理のフローチャートが示されている。図示されるように、ドア開閉制御装置3は、ドア開閉制御処理を開始すると先ず始めに、車両1の周辺に向かって応答要求信号を送信する(S100)。ここで、応答要求信号とは、車両1の周辺の領域Aに存在する携帯機2に対して、応答信号を返信するように要求する信号である。図1を用いて前述したように、ドア開閉制御装置3は、一定周期で応答要求信号を送信しており、このことに対応して、ドア開閉制御処理では、先ず始めに応答要求信号を送信する。
続いて、携帯機2からの応答信号を受信したか否かを確認する(S101)。車両1の周辺の領域Aに携帯機2が存在していれば、その携帯機2からの応答信号が返信されてくる筈なので、応答信号を受信したか否かに基づいて、携帯機2が存在するか否かを判断することができる。
その結果、応答信号を受信していた場合は(S101:yes)、車両1の周辺の領域Aに携帯機2が存在するものと判断した後(S102)、携帯機2からの開指示信号を受信したか否かを確認する(S104)。ここで、開指示信号とは、携帯機2のユーザーが開動作スイッチを操作すると、携帯機2から送信される信号である。
一方、S101で応答信号を受信していないと判断された場合は(S101:no)、携帯機2が存在しないものと判断した後(S103)、開指示信号を受信したか否かを確認する(S104)。
開指示信号を受信していた場合は(S104:yes)、ドア駆動装置5を駆動してスライドドア4を開放させる(S105)。そして、スライドドア4が開放されていることを、ドア開閉センサー52の出力に基づいて確認した後、開状態フラグをONに設定する(S106)。ここで、開状態フラグとは、スライドドア4が開放されていることを示すフラグである。
続いて、車両1の周辺の領域Aに携帯機2が存在するか否かを判断する(S107)。すなわち、車両1の周辺の領域Aに携帯機2が存在していなければ、開指示信号は、車両1の周辺の領域A外から送信されたものと考えてよいが、逆の場合は、車両1の周辺の領域Aから開指示信号が送信されたものと考えることができる。そこで、開指示信号を受け取ってスライドドア4を開動作させたら(S105)、その開指示信号が、車両1の周辺の領域A外から送信されたものなのか、あるいは領域A内から送信されたものなのかを識別しておくのである。開指示信号を受け取った時に車両1の周辺に携帯機2が存在するか否かは、次のようにして判断することができる。
図5には、開指示信号を受け取った時に、車両1の周辺に携帯機2が存在するか否かを判断する様子が例示されている。前述したように、ドア開閉制御装置3は一定周期で車両1の周囲に向かって応答要求信号を送信しており、車両1の周辺の領域A内に携帯機2が存在していれば、その携帯機2から応答信号が返信されてくる。このことから、図5(a)に示されるように、携帯機2からの応答信号を受信している間は、車両1の周囲(すなわち、領域Aの範囲内)に携帯機2が存在していると考えて良い。従って、このような状況で開指示信号を受け取った場合は、車両1の周辺の領域Aに携帯機2が存在すると判断することができる。
これに対して、図5(b)に示されるように、ドア開閉制御装置3から送信した応答要求信号に対して、携帯機2からの応答信号を受信していない場合は、車両1の周囲(すなわち、領域Aの範囲内)には携帯機2が存在していないと判断できる。従って、このような状況で開指示信号を受け取った場合は、その開指示信号は、領域Aの範囲外に存在する携帯機2が遠距離から送信したものと判断することができる。
このように、本実施例のドア開閉制御装置3は、携帯機2からの開指示信号を受信してスライドドア4を開動作させたら(図3のS105)、車両1の周囲の領域Aに携帯機2が存在するか否かを判断する(S107)。そして、車両1の周囲の領域Aに携帯機2が存在していなかった場合は(S107:no)、開指示信号は車両1から遠距離(すなわち、領域Aの外)に存在する携帯機2から送信されたものと考えられるので、スライドドア4が遠隔操作によって開動作されたことを表す遠隔操作フラグをONに設定する(S108)。
その後、その開指示信号の信号強度を記憶した後(S109)、移動判断時間の計時を開始する(S110)。ここで、開指示信号の信号強度を記憶したり(S109)、移動判断時間の計時を開始したりするのは(S110)、スライドドア4が遠隔操作で開動作された場合(従って、遠隔操作フラグがONの場合)には、そのスライドドア4を閉鎖するべきか否かを判断する必要が生じるからである。この点については、後ほど詳しく説明する。
これに対して、携帯機2からの開指示信号に基づいてスライドドア4を開動作させた時に(S105)、車両1の周囲の領域Aに携帯機2が存在していた場合は(S107:yes)、開指示信号は車両1の周辺(すなわち、領域A内)に存在する携帯機2から送信されたものと考えられる。そこで、遠隔操作フラグをONに設定したり、開指示信号の信号強度を記憶したり、移動判断時間の計時を開始したりする一連の処理(S108〜S110)は省略する。
また、携帯機2からの開指示信号を受信していない場合は(S104:no)、そもそもスライドドア4を開動作させる必要も無いので、開状態フラグをONに設定する処理(S106)や、開指示信号の受信時に車両1の周辺に携帯機2が存在するか否かを判断する処理(S107)も省略する。
続いて、ドア開閉制御装置3は、開状態フラグがONに設定されているか否かを判断する(図4のS111)。前述したように開状態フラグは、スライドドア4が開状態になるとONに設定されるフラグである。また、スライドドア4が開状態になるのは、携帯機2から遠隔操作によって開動作された場合と、車両1の周辺の領域A内から携帯機2(あるいは手動)によって開動作された場合とが存在する。
そこで、開状態フラグがONに設定されていた場合には(S111:yes)、今度は、遠隔操作フラグがONに設定されているか否かを判断する(S112)。前述したように、スライドドア4が携帯機2から遠隔操作によって開動作されていた場合には、遠隔操作フラグはONに設定されている筈である。逆に、車両1の周辺の領域A内から開動作された場合は、遠隔操作フラグはOFFに設定されている筈である。また、スライドドア4が手動で開動作された場合は、携帯機2からの開指示信号は受信しないので(図3のS104:no)、開状態フラグはOFFに設定されている。
遠隔操作フラグがONに設定されていた場合(S112:yes)は、スライドドア4が開放しており、且つ、車両1のユーザーが車両1から遠くに存在しる可能性がある。このような状況では、ユーザーより先に第三者が車両1に乗り込んでしまう可能性があり、防犯上の観点からは望ましいことではない。それでも、ユーザーが意図して、遠隔操作でスライドドア4を開動作させたのであれば、ユーザーが車両1に到着するまで、スライドドア4を明けておくべきと考えられる。しかし、ユーザーが携帯機2をポケットに入れて歩いている時に、携帯機2のスイッチが押されて開指示信号が送信されてしまい、ユーザーが知らない間にスライドドア4が開放された場合などには、速やかにスライドドア4を閉じることが望ましい。
そこで、本実施例のドア開閉制御装置3は、携帯機2からの遠隔操作でスライドドア4が開動作された場合には、次のようにして、スライドドア4を閉じるべきか否かを判断する。
先ず、移動判断時間が所定の閾値に達したか否かを判断する(S113)。前述したように、移動判断時間とは、遠隔操作フラグがONに設定(図3のS108)されてからの経過時間である。また、遠隔操作フラグとは、携帯機2によって遠隔(すなわち、領域Aの外)から開動作されたときに、ONに設定されるフラグである。
その結果、移動判断時間が所定の閾値に達していない場合は(S113:no)、ドア開閉制御処理を終了するか否かを判断して(S128)、終了しない場合は(S128:no)、処理の先頭に戻って、再び車両1の周辺に向けて応答要求信号を送信する(図3のS100)。そして、応答信号を受信するか否かに応じて(S101)、車両1の周辺に携帯機2が存在するか否かを判断した後(S102、S103)、開指示信号を受信したか否かを判断する(S104)。ここでは、先に開指示信号を受信したばかりなので、通常の場合はS104では「no」と判断される。そして、再び、開状態フラグがONか否かが判断され(図4のS111)、開状態フラグはONのままなので(S111:yes)、遠隔操作フラグがONか否かが判断され(S112)、遠隔操作フラグもONのままなので(S112:yes)、移動判断時間が閾値に達したか否かが判断される(S113)。
このような処理を繰り返しているうちに、やがて、移動判断時間が閾値に達する(S113:yes)。尚、本実施例では、移動判断時間の閾値は、10秒に設定されている。
そして、移動判断時間が閾値に達したら(S113:yes)、ドア開閉制御装置3は、携帯機2に対して返信要求信号を送信する(S114)。ここで返信要求信号とは、携帯機2に対して、距離確認信号を返信するように要求する信号である。返信要求信号の信号強度は、返信要求信号が車両1の周辺の領域Aの外側にも届くように、応答要求信号よりも大きな信号強度に設定されている。
また、返信要求信号を受信した携帯機2は、開指示信号と同じ強度の距離確認信号を、車両1に向かって返信する。このため、ドア開閉制御装置3は返信要求信号を送信すると(S114)、直ぐに携帯機2から距離確認信号を受信することができる(S115)。尚、距離確認信号とは、返信要求信号に対して携帯機2が送信する信号であり、信号の内容は任意に設定することができる。
携帯機2からの距離確認信号を受信したら(S115)、今度は、距離確認信号の信号強度が、先に受信して記憶しておいた開指示信号の信号強度に比べて増加したか否かを判断する(S116)。
その結果、信号強度が増加していなかった場合は(S115:no)、スライドドア4を閉動作させ(S117)、続いて、スライドドア4が閉状態となったことを確認して開状態フラグをOFFに設定した後(S118)、遠隔操作フラグをOFFに設定する(S119)。
このように、信号強度が増加していなかった場合(S115:no)に、スライドドア4を閉動作させる(S117)こととしているのは、次のような理由による。
図6には、ユーザーが車両1の遠隔から携帯機2で開指示信号を送信した後、車両1から離れていった様子が例示されている。図6(a)に示されるように、携帯機2から開指示信号が送信されることによって、スライドドア4は開動作されるが、その後、ユーザーが車両1から遠ざかっていく。
そして、前述したように、閾値の時間が経過して携帯機2から送信される距離確認信号は、開指示信号と同じ信号強度で送信されるから、ユーザーが車両1から遠ざかっていくと、車両1側で受信される距離確認信号の信号強度は、開指示信号の信号強度よりも小さくなる。このことから、開指示信号の信号強度に対して、距離確認信号の信号強度が減少していれば(図4のS116:no)、ユーザーが車両1から遠ざかっていると考えて良い。このような場合に、スライドドア4が開放されたままの状態となっているのは、防犯上の観点から望ましいことではない。
また、仮に、ユーザーが意図してスライドドア4を開動作させたのであれば、車両1に近付いてくる筈である。何故なら、遠隔操作で意図してスライドドア4を開動作させたユーザーは、自分の目が十分には届かない処で車両1のスライドドア4が開放されていることを認識しているからである。逆に言えば、ユーザーが車両1から遠ざかっている場合(あるいは、車両1に近付いてこない場合)には、スライドドア4は意図して開動作されたものではないと考えてよい。そして、ユーザーが意図して開動作したものでないのであれば、スライドドア4を閉じてもユーザーの意図に反することにはならない。
そこで、先に受信していた開指示信号の信号強度に対して、距離確認信号の信号強度が増加していなかった場合は(S116:no)、スライドドア4を閉動作させるのである(S117)。
これに対して、開指示信号の信号強度に対して、距離確認信号の信号強度が増加していた場合は(S116:yes)、スライドドア4はユーザーが意図して開動作されたものと考えられる。
すなわち、開指示信号の信号強度よりも、距離確認信号の信号強度が増加していたということは、図7(a)に示すようにユーザーが携帯機2から開指示信号を送信してから所定の閾値の時間が経過したときの携帯機2の存在位置が、図7(b)に示すように車両1に近付いていることに他ならない。このような場合は、スライドドア4はユーザーが意図して開動作されたものと考えられるので、スライドドア4を閉動作させるとユーザーの意図に反することになる。そこで、このような場合(S116:yes)は、スライドドア4を閉動作させたり、開状態フラグをOFFに設定したりすることなく、遠隔操作フラグをOFFに設定する(S119)。
以上では、開状態フラグがONに設定されている状態(すなわち、スライドドア4が開放されている状態)で(図4のS111:yes)、遠隔操作フラグがONに設定されていた場合に(S112:yes)、スライドドア4を閉動作させるか否かを判断する処理について説明した。
これに対して、遠隔操作フラグがONに設定されていなかった場合は(S112:no)、スライドドア4は車両1の周辺の領域Aの範囲内から携帯機2で開動作されたか、ユーザーが手動でスライドドア4を開放したものと考えられる。何れの場合でも、図3のS102では、車両1の周辺に携帯機2が存在すると判断されているので、S112の判断に続いて行われるS120の判断(すなわち、車両1の周辺に携帯機2が存在するか否かの判断)では、「yes」と判断される。
そして、この場合(S120:yes)は、図3および図4に示すドア開閉制御処理を終了するか否かを判断して(S128)、処理を終了しない場合は(S128:no)、先頭に戻って、再び車両1の周辺に向けて応答要求信号を送信する(図3のS100)。そして、応答信号を受信するか否かに応じて、車両1の周辺に携帯機2が存在するか否かを判断した後(S101〜S103)、開指示信号を受信したか否かを判断する(S104)。ここでは、スライドドア4が開放されているので、開指示信号を受信していないと判断され(S104:no)、開状態フラグはONと判断される(図4のS111:yes)。更に、遠隔操作フラグについてもOFFに設定されたままなので、S112では「no」と判断されて、再び、車両1の周辺の領域A内に携帯機2が存在するか否かが判断される(S120)。
このように、車両1の周辺で携帯機2が検出されており(すなわち、S101:yes)、開状態フラグがONに設定され(S111:yes)、且つ、遠隔操作フラグがOFFに設定されている場合は、上述した一連の判断(S101、S111、S112)が繰り返して行われる。そして、その間は、スライドドア4は開放された状態に保たれる。
ところが、図3のS101で、携帯機2からの応答信号が受信できなくなると(S101:no)、車両1の周辺に携帯機2が存在しないと判断される(S103)。その結果、図4のS120では「no」と判断されることになる。
そして、この場合は(S120:no)、計時フラグがONに設定されているか否かを判断する(S121)。ここで計時フラグとは、後述する閉動作判断時間の計時中であることを示すフラグである。この段階(すなわち、それまでは車両1の周辺に携帯機2が存在していたが、車両1の周辺で携帯機2が検出されなくなって、S120で初めて「no」と判断された段階)では、閉動作判断時間の計時は未だ開始していない。このため、S121では「no」と判断する。そして、閉動作判断時間の計時を開始した後(S122)、計時フラグをONに設定する(S123)。また、以上の説明から明らかなように、閉動作判断時間とは、車両1の周辺から携帯機2を使って(あるいは手動で)スライドドア4が開放された後(すなわち、開状態フラグがON、且つ、遠隔操作フラグがOFF)、車両1の周辺から携帯機2がいなくなってからの経過時間を表している。
こうして、閉動作判断時間の計時を開始するとともに(S122)、閉動作判断時間の計時中であることを示す計時フラグをONに設定したら(S123)、閉動作判断時間が所定の上限時間に達してか否かを判断する(S124)。所定の上限時間は試行錯誤によって適切な時間に設定することができるが、本実施例では15秒に設定されている。
当然ながら、閉動作判断時間の計時を開始したばかりのタイミングでは、閉動作判断時間は上限時間に達して否から、S124では「no」と判断して、図3および図4に示すドア開閉制御処理を終了するか否かを判断する(S128)。
そして、処理を終了しない場合は(S128:no)、処理の先頭に戻って、再び車両1の周辺に向けて応答要求信号を送信し(図3のS100)、応答信号を受信するか否かに応じて(S101)、車両1の周辺に携帯機2が存在するか否かを判断する(S102、S103)。
続いて、開指示信号を受信したか否かを判断し(S104)、開指示信号を受信していない場合は(S104:no)、開状態フラグがONか否かを判断し(図4のS111)、開状態フラグがONの場合は(S111:yes)、遠隔操作フラグがONか否かを判断する(S112)。遠隔操作フラグがOFFのままの場合は(S112:no)、車両1の周辺に携帯機2が存在するか否かを判断する(S120)。
ここでは、車両1の周辺から携帯機2がいなくなって、閉動作判断時間の計時を開始するとともに、計時フラグをONに設定したばかりのタイミングなので、車両1の周辺には携帯機2が存在しないと判断して(S120:no)、計時フラグがONに設定されているか否かを判断する(S121)。そして、今度は、計時フラグがONに設定されていると判断して(S121:yes)、再び、閉動作判断時間が所定の上限時間に達したか否かを判断する(S124)。
このような処理を繰り返しているうちに、閉動作判断時間が上限時間に達したら(S124:yes)、スライドドア4を閉動作させる(S125)。
図8には、上述したように閉動作判断時間に基づいてスライドドア4を閉動作させる様子が概念的に示されている。図8(a)には、スライドドア4が開放されており、車両1の周辺の領域A内に携帯機2が存在している状態が示されている。このような状態は、ユーザーが領域A内から携帯機2を使ってスライドドア4を開動作させた場合、あるいは手動でスライドドア4を開放した場合などに発生するから、遠隔操作フラグはOFFとなっている。また、スライドドア4が開放されているから開状態フラグはONとなっている。
そして、図8(b)に示したように、ユーザーが車両1の周辺に存在しており、従って、領域A内で携帯機2が検出されている間は(図4のS120:yesの場合に対応)、スライドドア4が閉鎖されることはない。
しかし、ユーザーが車両1から遠ざかって、領域A内で携帯機2が検出されなくなると(図4のS120:noの場合の場合に対応)、閉動作判断時間の計時が開始される(S122に対応)。そして、図8(c)中に実線の矢印で示したように、領域A内で携帯機2が検出されないまま所定の上限時間が経過すると、スライドドア4が自動的に閉動作される(S124に対応)。
また、図8(c)中に一点鎖線の矢印で示したように、一旦、領域A内で携帯機2が検出されなくなっても、所定の上限時間が経過するまでの間に、再び、領域A内で携帯機2が検出された場合には(図4のS120:yesの場合に対応)、スライドドア4が閉鎖されることはない。
以上のようにして、スライドドア4を閉動作させたら(S125)、開状態フラグをOFFに設定し(S126)、更に、計時フラグもOFFに設定した後(S127)、図3および図4に示すドア開閉制御処理を終了するか否かを判断する(S128)。
また、処理を終了しない場合は(S128:no)、処理の先頭に戻って、再び、上述した一連の処理を開始する。これに対して、処理を終了する場合は(S128:yes)、図3および図4に示すドア開閉制御処理を終了する。
以上に詳しく説明したように、本実施例のドア開閉制御装置3は、上述したドア開閉制御処理を行うことによって、スライドドア4の開閉動作を制御する。このため、例えば、図6を用いて前述したように、車両1から遠隔操作でスライドドア4が開動作された後、ユーザーが車両1に近付いてこない場合は、所定の閾値の時間の経過後に、自動的にスライドドア4が閉鎖される。その結果、ユーザーが例えば携帯機2をポケットに入れていたために、誤って携帯機2の開動作スイッチが押されてスライドドア4が開動作された場合には、自動的にスライドドア4を閉鎖させることができる。
また、図7を用いて前述したように、車両1から遠隔操作でスライドドア4が開放された後、ユーザーが車両1に近付いている場合は、ユーザーが意図してスライドドア4を開動作させたものと考えられる。そこで、車両1の周辺の領域A内で携帯機2が検出されるまでに時間が掛かっていたとしてもスライドドア4を開放させておく。
こうすれば、ユーザーが遠距離からスライドドア4を開動作させた場合でも、ユーザーが車両1に到着するまでの間に、スライドドア4が自動で閉鎖されてしまう事態を回避することが可能となる。
また、図8を用いて前述したように、ユーザーが車両1の周辺の領域A内に存在している間は、スライドドア4が開放されたままの状態で時間が経過しても、スライドドア4が自動的に閉じられてしまうことがない。このため、例えば、ユーザーが車両1に荷物の積み降ろしをしている途中や、車両1の周辺で作業をしている途中などで、勝手にスライドドア4が閉じられてしまうことがない。
また、ユーザーが車両1の周辺に存在しているので、スライドドア4が長時間に亘って開放されたままの状態でも、防犯上の問題が生じることもない。
更に、ユーザーが車両1の周辺の領域Aからいなくなると、所定の時間の経過後にスライドドア4が自動で閉鎖される。このため、ユーザーの目が届かない状態で、長時間に亘ってスライドドア4が開放されたままの状態となることも無い。
以上、本実施例のドア開閉制御装置3について説明したが、本発明は上述した実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することができる。
例えば、上述した実施例では、携帯機2からの応答信号が受信できるか否かに基づいて、携帯機2が車両1の周辺の領域A内に存在するか否かに関する情報を、携帯機2の位置情報として取得した。あるいは携帯機2からの信号強度が増加しているか否かに基づいて、携帯機2が車両1に近付いているか否かに関する情報を、携帯機2の位置情報として取得した。
しかし、車両1に対する携帯機2の存在位置を示す情報であれば、これらの情報に限らず様々な情報を利用することができる。例えば、携帯機2が測位衛星からの信号を受信して位置情報を取得可能な場合には、携帯機2と無線通信することによって、携帯機2の位置情報を取得しても良い。そして、ドア開閉制御装置3にも、測位衛星からの信号を受信して位置情報を取得する機能を搭載しておき、携帯機2から取得した位置情報と、ドア開閉制御装置3が取得した位置情報とを比較してもよい。
こうすれば、スライドドア4が開状態となっている場合には、携帯機2が車両1に近付いているか否かや、携帯機2が車両1の周辺に存在するか否かを判断して、スライドドア4を閉鎖させることが可能となる。
1…車両、 2…携帯機、 3…ドア開閉制御装置、
4…スライドドア、 5…ドア駆動装置、 6…アンテナ、
31…無線通信部、 32…位置情報取得部、 32a…信号強度記憶部、
32b…信号強度比較部、 33…閉動作判断部、 33a…経過時間計測部、
34…開動作判断部、 35…開動作実行部、 36…閉動作実行部、
37…開状態検出部、 51…モーター、 52…ドア開閉センサー。

Claims (7)

  1. 車両(1)に搭載された電動ドア(4)の開閉動作を制御するドア開閉制御装置(3)であって、
    前記車両の外部に存在する携帯機(2)との間で無線通信する無線通信部(31)と、
    前記携帯機から送信されてきた開動作指示信号に従って、前記電動ドアを開動作させる開動作実行部(35)と、
    前記電動ドアが開状態となっていることを検出する開状態検出部(37)と、
    前記携帯機との間で無線通信した結果に基づいて、前記携帯機が存在する位置に関する位置情報を取得する位置情報取得部(32)と、
    前記電動ドアが開状態となっている場合には、前記電動ドアを閉動作させるか否かを、前記位置情報に基づいて判断する閉動作判断部(33)と、
    前記電動ドアを閉動作させると判断された場合には、前記電動ドアを閉動作させる閉動作実行部(36)と
    を備えることを特徴とするドア開閉制御装置。
  2. 請求項1に記載のドア開閉制御装置であって、
    前記位置情報取得部は、前記携帯機が前記車両の周辺に存在するか否かに関する情報を、前記携帯機の位置情報として取得しており、
    前記閉動作判断部は、前記電動ドアが開状態となっているが、前記携帯機が前記車両の周辺に存在していない場合に、前記電動ドアを閉動作させると判断する
    ことを特徴とするドア開閉制御装置。
  3. 請求項2に記載のドア開閉制御装置であって、
    前記無線通信部は、前記車両の周辺に存在する前記携帯機に対して応答を要求する応答要求信号を所定周期で送信すると共に、前記応答要求信号に対して前記携帯機から返信されてきた応答信号を受信しており、
    前記位置情報取得部は、前記応答信号が受信されている間は、前記携帯機が前記車両の周辺に存在する旨の前記位置情報として取得する
    ことを特徴とするドア開閉制御装置。
  4. 請求項3に記載のドア開閉制御装置であって、
    前記閉動作判断部は、前記車両の周辺に存在していた前記携帯機が、前記車両の周辺に存在しなくなった場合に、前記電動ドアを閉動作させると判断する
    ことを特徴とするドア開閉制御装置。
  5. 請求項2ないし請求項4の何れか一項に記載のドア開閉制御装置であって、
    前記閉動作判断部は、
    前記車両の周辺に存在していた前記携帯機が、前記車両の周辺に存在しなくなってからの経過時間を計測する経過時間計測部(33a)を備えると共に、
    前記電動ドアが開状態のまま、前記経過時間が所定の上限時間に達した場合に、前記電動ドアを閉動作させると判断する
    ことを特徴とするドア開閉制御装置。
  6. 請求項2ないし請求項5の何れか一項に記載のドア開閉制御装置であって、
    前記無線通信部は、前記開動作指示信号を受信した場合には、前記開動作指示信号の信号強度を検出しており、
    前記位置情報取得部は、
    前記開動作指示信号を受信した時に前記車両の周辺に前記携帯機が存在するか否かを判断し、前記携帯機が存在しなかった場合は、前記開動作指示信号の信号強度を記憶する信号強度記憶部(32a)と、
    前記開動作指示信号が受信されてから所定時間後に前記携帯機から送信される前記開動作指示信号を、前記記憶されている信号強度と比較する信号強度比較部(32b)と
    を備えると共に、
    前記信号強度の比較結果を、前記携帯機の位置情報として取得する取得部であり、
    前記閉動作判断部は、前記信号強度が小さくなっている場合に、前記電動ドアを閉動作させると判断する
    ことを特徴とするドア開閉制御装置。
  7. 車両(1)に搭載された電動ドア(4)の開閉動作を制御するドア開閉制御方法であって、
    前記車両の外部に存在する携帯機(2)との間で無線通信する工程(S100、S101、S104)と、
    前記携帯機から送信されてきた開動作指示信号に従って、前記電動ドアを開動作させる工程(S105)と、
    前記電動ドアが開状態となっていることを検出する工程(S106)と、
    前記携帯機との間で無線通信した結果に基づいて、前記携帯機が存在する位置に関する位置情報を取得する工程(S101〜S103)と、
    前記電動ドアが開状態となっている場合には、前記電動ドアを閉動作させるか否かを、前記位置情報に基づいて判断する工程(S116、S120〜S124)と、
    前記電動ドアを閉動作させると判断された場合には、前記電動ドアを閉動作させる工程(S117、S125)と
    を備えることを特徴とするドア開閉制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109267888A (zh) * 2018-08-10 2019-01-25 南京然之汽车科技有限公司 一种汽车电动侧滑门系统
JP7407037B2 (ja) 2020-03-23 2023-12-28 株式会社東海理化電機製作所 認証装置、コンピュータプログラム、および認証システム

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