JP2018118335A - 加工装置及び光学部品の製造方法 - Google Patents

加工装置及び光学部品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018118335A
JP2018118335A JP2017010368A JP2017010368A JP2018118335A JP 2018118335 A JP2018118335 A JP 2018118335A JP 2017010368 A JP2017010368 A JP 2017010368A JP 2017010368 A JP2017010368 A JP 2017010368A JP 2018118335 A JP2018118335 A JP 2018118335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
polishing
light
work holding
holding unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017010368A
Other languages
English (en)
Inventor
和紀 蒲山
Kazunori Kabayama
和紀 蒲山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2017010368A priority Critical patent/JP2018118335A/ja
Publication of JP2018118335A publication Critical patent/JP2018118335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

【課題】一方の面と他方の面とが所望の角度となるようにワークを加工し得る加工装置及びこれを用いた光学部品の製造方法を提供する。【解決手段】加工装置1は、一方の面101Pと当該一方の面と対向する他方の面102Pとを有するワーク100Pの一方の面を研磨する研磨部32と、ワークの他方の面を押圧してワークを研磨部に押しつけるワーク保持部20と、ワークの他方の面からワークに光を入射する光源11と、ワークで反射する光の様子を撮像するカメラ15と、制御部16と、を備え、制御部は、カメラで撮像された一方の面で反射する光と他方の面で反射する光との干渉縞の数及び方向に基づいて、ワーク保持部を制御してワーク保持部から他方の面に加えられる押圧力の強度分布を調整する。【選択図】図2

Description

本発明は、加工装置及び光学部品の製造方法に関し、特に、ワークを研磨して加工する場合に好適な加工装置及びこれを用いた光学部品の製造方法に関する。
光アイソレータ等に用いる光学部品は、高い精度で加工されている必要があり、この加工の少なくとも一部を研磨により行うものがある。従って、研磨されるワークの状態を高い精度で測定する必要がある。
下記特許文献1には、光学素子等を研磨する際に用いる光学式研磨量測定装置が記載されている。この光学式研磨量測定装置は、研磨対象物であるワークと同等に研磨されるモニター用光学部材を備えている。このモニター用光学部材は、研磨される第二面と、この第二面の反対側の面である第一面とを有し、第一面と第二面とが互いに平行とされている。そして、第一面に光を照射して、第一面で反射する光と第一面からモニター用光学部材に入射して第二面で反射する光との干渉に基づいて、研磨量を測定する。つまり、研磨が進むにつれて、それぞれの光の干渉により、受光部で受光される光の強度が強い状態と弱い状態とが繰り返される。この光の強弱の繰り返しに基づいて研磨量を求めている。
このような光学式研磨量測定装置は研磨装置に組み合わされて使用されるため、光学式研磨量測定装置が組み合わされた研磨装置は研磨量を把握しながら研磨することができる加工装置と理解することができる。
特開平10−29157号公報
しかし、光学部品等を研磨により加工する場合、研磨される面とその面に対向する面との角度が所望の角度になるように光学部品等を研磨したいとの要請がある。例えば、研磨される面とその面に対向する面とが平行になるよう光学部品等を研磨したいという要請がある。しかし、上記特許文献1に記載の光学式研磨量測定装置が研磨装置に組み合わされたとしても、研磨量の把握ができるに留まり、光学部品等の研磨される面とその面に対向する面との角度を把握して、光学部品等を研磨することは出来ない。
そこで、本発明は、一方の面と他方の面とが所望の角度となるようにワークを加工し得る加工装置及び光学部品の製造方法を提供しようとすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の加工装置は、一方の面と当該一方の面と対向する他方の面とを有するワークの前記一方の面を研磨する研磨部と、前記ワークの前記他方の面を押圧して前記ワークを前記研磨部に押しつけるワーク保持部と、前記ワークの前記他方の面から前記ワークに光を入射する光源と、前記ワークで反射する光の様子を撮像するカメラと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記カメラで撮像された前記一方の面で反射する光と前記他方の面で反射する光との干渉縞の数及び方向に基づいて、前記ワーク保持部を制御して前記ワーク保持部から前記他方の面に加えられる押圧力の強度分布を調整することを特徴とするものである。
上記の加工装置では、ワークの他方の面に加えられる押圧力の強度分布が調整されることで、ワークの被研磨面である一方の面において、研磨部に強い力で押しつけられる部分と当該部分よりも研磨部に弱い力で押しつけられる部分とを生じさせることができる。そのため、一方の面における所望の部分を他の部分よりも多く研磨することができる。
また、上記加工装置では、光源からの光を用いて、被研磨面である一方の面で反射する光と光の入射面である他方の面で反射する光との干渉縞の数及び方向に基づいて、上記の押圧力の強度分布が調整されるため、干渉縞が所望の数となるように、ワークの一方の面を研磨することができる。この干渉縞は、一方の面で反射する光と他方の面で反射する光との干渉により生じるため、当該干渉縞の数は一方の面と他方の面との角度に相関する。従って、干渉縞が所望の数となるようにワークの一方の面を研磨することで、一方の面と他方の面との角度が所望の角度となるようにワークを加工し得る。
また、前記ワーク保持部は、前記他方の面における光の入射領域を囲む環状の領域を押圧することが好ましい。
ワーク保持部から押圧力が加えられる領域が環状に繋がっているため、ワーク保持部から押圧力が加えられる領域が複数に点在する場合と比べて、当該押圧力の強度分布を細かく設定することができる。このため一方の面におけるより適切な位置を他の部分よりも多く研磨することができる。従って、ワーク保持部から押圧力が加えられる領域が複数に点在する場合と比べて、一方の面と他方の面との角度がより正確に所望の角度となるように加工し得る。また、ワークの環状の領域が押圧されるため、ワーク保持部から押圧力が加えられる領域が複数に点在する場合と比べて、ワークの変形を抑制することができ、より精密な加工を行うことができる。
或いは、前記ワーク保持部は、前記他方の面における光の入射領域を含む面状の領域を押圧し、前記ワーク保持部における前記入射領域と重なる部位は前記光源から出射する光を透過することが好ましい。
ワーク保持部から押圧力が加えられる領域が面状に広がることで、ワーク保持部から押圧力が加えられる領域が複数に点在する場合と比べて、当該押圧力の強度分布を細かく設定することができ、一方の面におけるより適切な位置を他の部分よりも多く研磨することができる。このため、ワーク保持部から押圧力が加えられる領域が複数に点在する場合と比べて、一方の面と他方の面との角度がより正確に所望の角度となるように加工し得る。また、ワークの面状に広がる領域が押圧されるため、ワーク保持部から押圧力が加えられる領域が複数に点在する場合と比べて、ワークの変形を抑制することができ、より精密な加工を行うことができる。
また或いは、前記保持部は前記他方の面の複数の領域を押圧し、前記制御部は、前記ワーク保持部を制御して前記ワーク保持部から前記複数の部位に加えられるそれぞれの押圧力を調整することが好ましい。
この場合、他方の面における押圧可能な領域が限定される場合に有効である。
また、前記制御部は、前記干渉縞の数が減るように前記ワーク保持部を制御することが好ましい。
このようにワーク保持部を制御することで、一方の面と他方の面とを平行に近づけることができる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、光学部品の製造方法であって、一方の面と当該一方の面と対向する他方の面とを有し前記光学部品となるワークの前記他方の面を押圧し、前記一方の面を研磨部に押しつけた状態で前記一方の面を研磨する研磨工程と、前記ワークが前記研磨部に押しつけられた状態で前記ワークの前記他方の面から前記ワークに光を入射し、前記一方の面で反射する光と前記他方の面で反射する光との干渉縞の数及び方向を測定する測定工程と、測定された前記干渉縞の数及び方向に基づいて前記他方の面に加えられる押圧力の強度分布を調整する調整工程と、を備えることを特徴とするものである。
この光学部品の製造方法によれば、上記の加工装置と同様に、一方の面における所望の部分を他の部分よりも多く研磨することができる。また、被研磨面である一方の面で反射する光と光の入射面である他方の面で反射する光との干渉縞の数及び方向に基づいて、押圧力の強度分布が調整されるため、干渉縞が所望の数となるように、ワークの一方の面を研磨することができる。従って、上記の加工装置と同様に、一方の面と他方の面との角度が所望の角度となるようにワークを加工でき、光学部品を製造することができる。
以上のように、本発明の加工装置によれば、一方の面と他方の面とが所望の角度となるようにワークを加工し得、光学部品の製造方法によれば、一方の面と他方の面とが所望の角度となる光学部品を製造し得る。
本発明の第1実施形態に係る光学部品を示す斜視図である。 図1の光学部品を製造するために用いる加工装置を示す図である。 図2のワーク保持部を示す斜視図である。 図3のワーク保持部を上側から見る平面図である。 光学部品を製造する方法を示すフローチャートである。 研磨途中におけるワーク保持部を図4と同様の視点で見る平面図である。 本発明の第2実施形態にかかる加工装置のワーク保持部を図6と同じ状態で見る平面図である。 本発明の第3実施形態にかかる加工装置のワーク保持部を図3と同じ視点から見る斜視図である。
以下、本発明に係る加工装置及びこれを用いた光学部品の製造方法の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る光学部品を示す斜視図である。図1に示すように本実施形態の光学部品100は、円盤状の形状とされ、概ね平面状の一方の面101及び概ね平面状の他方の面102及び側面103を有する。この光学部品100は、所定波長の光を透過する部材であり、例えば、ガラスから成る。また、この光学部品100の一方の面101と他方の面102とは、互いに概ね平行に加工されている。
次にこの光学部品100の製造方法について説明する。
図2は、図1の光学部品を製造するために用いる加工装置を示す図である。具体的には、加工装置1に光学部品100となるワーク100Pがセットされた図である。この加工装置1は、ワーク100Pを研磨することで加工を行う装置であり、この研磨の様子を測定して、測定結果に基づいて研磨の仕方を調整することができる。図2に示すように加工装置1は、光源11と、ビームスプリッタ12と、レンズ13と、カメラ15と、制御部16と、ワーク保持部20と、台座31と、研磨部32と、アーム33と、を備える。光源11、ビームスプリッタ12、レンズ13、カメラ15及び制御部16が測定制御部1Aとされ、ワーク保持部20、台座31、研磨部32、アーム33が加工部1Bとされる。
まず、加工部1Bから説明する。
台座31は、加工装置1全体を支える部位であり、内部に不図示のモータが配置されており、当該モータの回転軸は鉛直方向に延在している。このモータの回転軸には研磨部32が固定されている。研磨部32は、概ね円盤状の形状をしており、上面が研磨面32Pとされ、当該研磨面32Pは水平方向に広がっている。上記モータの回転軸は研磨部32における上記円盤の中心と重なる位置に固定されている。従って、研磨部32は、研磨面32Pが水平な状態を保ったまま、回転軸を中心に回転する。
研磨面32P上には、被加工物であるワーク100Pが配置されている。ワーク100Pは、概ね図1に示す光学部品100と同様の形状をしており、光学部品100の一方の面101に相当する一方の面101Pと、光学部品100の他方の面102に相当する一方の面102Pと、光学部品100の側面103に相当する側面103Pとを有する。ワーク100Pは、一方の面101Pが研磨面32P側を向いて研磨面32P上に配置される。
また、上記台座31にはアーム33の一方の端部が固定されている。アーム33は、概ねコ字状とされ、他方の端部は研磨面32Pの上方に位置し、この他方の端部にはワーク保持部20が固定されている。従って、ワーク保持部20は、研磨面32Pの上方に位置している。なお、本実施形態では、ワーク保持部20は、研磨面32Pの中心と重ならないようにアーム33に固定されている。
図3は、ワーク保持部20を示す斜視図であり、図4は、ワーク保持部20を上側から見る平面図である。図3、図4に示すように、本実施形態のワーク保持部20は、ワーク保持本体部21と、ワーク押圧部22と、複数の荷重調整部材23a〜23cとを備える。ワーク保持本体部21は円筒状の形状をしており、円筒の中心軸が鉛直に延在している。また、ワーク押圧部22はワーク保持本体部21と内径及び外径が概ね等しい円筒状の形状をしており、円筒の中心軸がワーク保持本体部21と重なっている。つまり、ワーク保持本体部21とワーク押圧部22とは、2つの円筒の貫通孔が重なるような位置関係で配置されている。こうして、ワーク保持部20は貫通孔20Hを有する。また、ワーク保持本体部21とワーク押圧部22とは、複数の荷重調整部材23a〜23cを介して接続されている。なお、本実施形態では、荷重調整部材が3つの例を示している。
本実施形態では、ワーク保持本体部21は、アーム33に固定されている。従って、ワーク保持本体部21の軸は鉛直方向に保たれており、ワーク保持本体部21の底面は水平に保たれている。
それぞれの荷重調整部材23a〜23cは、ワーク保持本体部21とワーク押圧部22との距離を変化させる部材である。例えば、それぞれの荷重調整部材23a〜23cはねじから成り、この場合は図示せぬ機構によりねじが回転させられて、回転したねじで接続されるワーク保持本体部21の部位とワーク押圧部22の部位との距離が変わる。また例えば、それぞれの荷重調整部材23a〜23cはピエゾ素子から成り、図示せぬ手段で電圧をかけられたピエゾ素子が膨張し、膨張した当該ピエゾ素子で接続されているワーク保持本体部21の部位とワーク押圧部22の部位との距離が変わる。この様に複数の荷重調整部材23a〜23cがそれぞれワーク保持本体部21とワーク押圧部22との距離を変化させることで、ワーク保持本体部21及びワーク押圧部22の周方向における一部と他の一部とにおいて、ワーク保持本体部21とワーク押圧部22との距離を異ならせることができる。
上記のように、ワーク保持本体部21がアーム33に固定されることで、ワーク保持本体部21の底面は水平に保たれているため、上記のようにワーク保持本体部21及びワーク押圧部22の周方向における一部と他の一部とにおいてワーク保持本体部21とワーク押圧部22との距離が異なると、ワーク押圧部22の下面は水平に対して斜めになる。
ワーク押圧部22は、研磨部32の研磨面32P上に配置されたワーク100Pの上面である他方の面102Pに押圧力を加えて、ワーク100Pを研磨部32の研磨面32Pに押しつける。この様にワーク100Pは、ワーク押圧部22により研磨面32Pに押しつけられることで、ワーク100Pとワーク押圧部22の下面との摩擦力によりワーク保持部20に保持される。上記のように、ワーク保持本体部21及びワーク押圧部22は円筒状の形状をしており、本実施形態では、ワーク押圧部22は、ワーク100Pの他方の面102Pにおける円環状の外周の領域を押圧して、ワーク100Pを研磨部32に押しつけている。このようにワーク100Pがワーク保持部20に保持された状態で、ワーク100Pの他方の面102Pはワーク保持部20の貫通孔20Hから露出する。
なお、研磨部32の研磨面32P上には、図示しないスラリーが塗布されており、当該スラリーは、研磨面32Pとワーク100Pの一方の面101Pとの間にも介在している。スラリーは、特に限定されないが、例えば、粒径が0.1μmから10μm程度とされ、シリカやアルミナ等から成る。
次に、測定制御部1Aについて説明する。
光源11は、所定波長のレーザ光を出射する。出射する光は例えば波長が633nmの光とされる。光源11から出射する光は所定の発散角で広がりながら伝搬し、ビームスプリッタ12に入射する。
ビームスプリッタ12は、光源11からの光の少なくとも一部を透過し、光源11側と反対側から入射する光の少なくとも一部を概ね垂直に反射する。光源11から入射してビームスプリッタ12を透過する光は、レンズ13に入射する。
レンズ13は、光源11から所定の発散角で伝搬する光をコリメートするレンズである。従って、レンズ13から出射する光は概ねコリメート光とされる。レンズ13から出射する光は、ウィンドウ14を透過して、ワーク保持部20の貫通孔20Hから露出するワーク100Pに向かって伝搬し、光の少なくとも一部は、ワーク100Pに入射する。従って、ワーク保持部20の他方の面102Pにおける貫通孔20Hから露出する領域は、光源11からの光の入射領域とされる。このため、本実施形態では、ワーク保持部20は、光源11からの光の入射領域を囲む他方の面102Pの円環状の領域を押圧していることとなる。
また、ワーク100P側からウィンドウ14、レンズ13を透過し、ビームスプリッタ12で概ね垂直に反射される光は、カメラ15に入射する。カメラ15は、入射した光の様子を撮像し、撮像した画像に係る情報を含む信号を出力する。カメラ15から出力する信号は、制御部16に入力する。
制御部16は、少なくともワーク保持部20を制御し、光源11や研磨部32を回転するモータを制御しても良い。制御部16がワーク保持部20を制御することで、それぞれの荷重調整部材23a〜23cが動作し、それぞれの荷重調整部材23a〜23cが位置する部分におけるワーク保持本体部21とワーク押圧部22との距離が変化する。上記のようにワーク保持本体部21はアーム33に固定されているため、ワーク保持本体部21とワーク押圧部22との距離が大きくなる部分では、ワーク押圧部22の下面が研磨面32P側に下がろうとし、ワーク押圧部22がワーク100Pに加える押圧力が大きくなる。その結果、当該部分において、ワーク100Pは他の部分よりも強い力で研磨面32Pに押しつけられる。こうして、本実施形態の加工装置1は、ワーク保持部20からワーク100Pの他方の面102Pに加えられる押圧力の強度分布を調整することができる。
本実施形態では、制御部16は、カメラ15が撮像する光の様子に基づいて、荷重調整部材23a〜23cのうちどれをどのように動作させるかを制御する。具体的には、制御部16は、カメラ15が撮像する光の様子に基づいて、ワーク押圧部22の一部によりワーク100Pに加えられる押圧力がワーク押圧部22の他の一部によりワーク100Pに加えられる押圧力よりも大きくなるように、それぞれの荷重調整部材23a〜23cを動作させる。
例えば、特定の荷重調整部材23aの直下において、ワーク押圧部22が他の部分よりも強い押圧力でワーク100Pの他方の面を押圧するように制御する場合、この特定の荷重調整部材23aはワーク保持本体部21とワーク押圧部22との距離が大きくするように動作される。また、3つの荷重調整部材23a〜23cがそれぞれ動作されることで、ワーク押圧部22における荷重調整部材23aと荷重調整部材23bとの間や、ワーク押圧部22における荷重調整部材23bと荷重調整部材23cとの間や、ワーク押圧部22における荷重調整部材23cと荷重調整部材23aとの間において、ワーク押圧部22が他の部分よりも強い押圧力でワーク100Pの他方の面を押圧することも可能である。
次に、上記の加工装置1を用いたワーク100Pの加工方法及び当該加工によりワーク100Pから光学部品100を製造する方法について説明する。
図5は、ワーク100Pから光学部品100を製造する製造方法を示すフローチャートである。図5に示すように、光学部品100を製造する製造方法は、研磨工程と、測定工程と、調整工程とを備える。
<研磨工程開始>
本実施形態では、ワーク100Pの一方の面101Pが他方の面102Pと所定の角度となるように加工されることで、ワーク100Pは光学部品100とされる。このため、まず、図2から4に示すように、ワーク100Pは加工装置1にセットされる。上記のようにワーク100Pが加工装置1にセットされた状態で、ワーク100Pの他方の面102Pはワーク押圧部22に押圧され、ワーク100Pの一方の面101Pは研磨部32の研磨面32Pに押しつけられる。
そして、ワーク押圧部22がワーク100Pの一方の面101Pを研磨部32に押しつけた状態で、加工装置1の図示せぬモータが駆動して、研磨部32が回転し、研磨面32P上にスラリーを介して配置されたワーク100Pの一方の面101Pが研磨される。
<測定工程>
加工装置1は、ワーク100Pの研磨中において、ワーク100Pの一方の面101Pと他方の面102Pとの角度の関係を測定する。この測定は、干渉縞を用いて行う。この測定のため光源11から所定波長の光を出射する。この光は、上記のように所定の発散角で広がりながら伝搬し、ビームスプリッタ12を透過する。ビームスプリッタ12を透過した光はレンズ13を透過してコリメート光とされ、ウィンドウ14から出射する。ウィンドウ14から出射した光は、ワーク保持部20の貫通孔20H、すなわちワーク保持本体部21及びワーク押圧部22のそれぞれの貫通孔から、ワーク100Pの上側の面である他方の面102Pに伝搬する。そして光の一部は他方の面102Pを透過してワーク100P内に入射し、光の他の一部は他方の面102Pで反射する。また、ワーク100P内に入射した光の少なくとも一部は、ワーク100Pの一方の面101Pで内部反射して、他方の面102Pから出射する。
図6は、研磨途中におけるワーク保持部20を図4と同様の視点で見る平面図である。図6に示すように、ワーク100Pの一方の面101Pと他方の面102Pとが互いに平行ではない場合に、他方の面102Pで反射した光と一方の面101Pで反射した光とにより、干渉縞が生じる。他方の面102Pで反射した光及び一方の面101Pで反射した光はそれぞれ、ウィンドウ14及びレンズ13を透過して、ビームスプリッタ12で反射し、カメラ15に伝搬する。従って、上記の干渉縞はカメラ15で撮像される。このため、カメラ15からは、干渉縞にかかる情報を含む信号が出力され、この信号は制御部16に入力される。
制御部16では、干渉縞の数を計測する。この計測は、カメラ15で撮像された全ての干渉縞の数を計測しても良く、所定面積当たりの干渉縞の数を計測しても良い。干渉縞の縞一周期分だけ干渉縞に垂直方向に他方の面102Pに沿って移動すると、一方の面101Pと他方の面102Pとの距離が光源11から出射する光の波長の半分だけ変化する。そこで、例えば、光源11から波長が633nmの光が出射し、直径50mmの円状の領域内に干渉縞が50本計測される場合、この領域における干渉縞に垂直な方向の一端から他端にかけて、一方の面101Pと他方の面102Pとの距離が16μm変化していることになる。この場合、一方の面101Pと他方の面102Pとは互いに66secすなわち0.018度の傾きがあることになる。
<調整工程>
制御部16は、干渉縞の数と方向とに基づいて、干渉縞の数が所定の範囲に入るようにワーク保持部20を制御して、ワーク保持部20からワーク100Pの他方の面102Pに加えられる押圧力の強度分布を調整する。例えば、図6のように干渉縞が生じている場合、ワーク押圧部22における荷重調整部材23aと重なる部分、または、ワーク押圧部22における荷重調整部材23bと荷重調整部材23cとの中間点と重なる部分がワーク100Pを他の部位よりも強く押圧するように、制御部16はワーク保持部20を制御する。ワーク押圧部22における荷重調整部材23aと重なる部分がワーク100Pを他の部分よりも強く押圧する場合、荷重調整部材23aと重なる位置におけるワーク保持本体部21とワーク押圧部22との距離が大きくなるように、制御部16は荷重調整部材23aを動作させる。一方、ワーク押圧部22における荷重調整部材23bと荷重調整部材23cとの中間点と重なる部分がワーク100Pを他の部分よりも強く押圧する場合、荷重調整部材23b、23cと重なるそれぞれの位置におけるワーク保持本体部21とワーク押圧部22との距離が大きくなるように、制御部16は荷重調整部材23b、23cを動作させる。このようにして、ワーク押圧部22における干渉縞と直交する方向の一方側がワーク100Pをワーク押圧部22における干渉縞と直交する方向の他方側よりも強い押圧力で押圧するように、ワーク保持部20は制御される。従って、ワーク100Pにおける干渉縞と直交する方向の一方側は、干渉縞と直交する方向の他方側よりも、研磨部32の研磨面32Pに強い力で押しつけられる。
ここで、ワーク100Pの一方の面101Pと他方の面102Pとが平行に近づくように一方の面101Pを研磨する場合、制御部16は、干渉縞の数が減るようにワーク保持部20を制御する。しかし、干渉縞の数と方向だけでは、ワーク押圧部22における干渉縞と直交する方向の一方側と他方側のどちら側においてワーク100Pを強く押圧すれば、干渉縞の数が減るようにワーク100Pが研磨されるか不明である。そこで、本実施形態では、まず、制御部16は、ワーク押圧部22における干渉縞と直交する方向の一方側が他方側よりもワーク100Pを強く押圧するようにワーク保持部20を制御する。そして、所定時間ワーク100Pを研磨した後、干渉縞の数が減ることが計測された場合には、制御部16は、そのままワーク押圧部22における上記一方側が上記他方側よりもワーク100Pを強く押圧する状態を維持するようにワーク保持部20を制御する。一方、干渉縞の数が増えることが計測された場合には、制御部16は、ワーク押圧部22における上記他方側が上記一方側よりもワーク100Pを強く押圧するようにワーク保持部20を制御する。例えば、図6の場合において、制御部16は、まず、ワーク押圧部22における荷重調整部材23aと重なる部分がワーク100Pを他の部分よりも強く押圧するように、ワーク保持部20を制御する。しかし、所定時間ワーク100Pを研磨した後、干渉縞の数が増えることが計測された場合には、制御部16は、ワーク押圧部22における荷重調整部材23bと荷重調整部材23cとの中間点と重なる部分がワーク100Pを他の部分よりも強く押圧するように、ワーク保持部20を制御する。
こうして、制御部16は、干渉縞の数が所定の数以下となるまで上記制御を行う。
<研磨工程終了>
制御部16は、干渉縞の数が所定の数以下の場合には研磨を終了させる。なお、例えば、目標とする一方の面101Pと他方の面102Pとの角度が30sec以内すなわち0.008度以下とする場合、光源11から波長が633nmの光が出射し、直径50mmの円状の領域内に干渉縞が23本以下であれば、一方の面101Pと他方の面102Pとの平行度は目標の範囲内となる。以上のように、本実施形態では、ワーク100Pの一方の面101Pと他方の面102Pとが概ね平行とされることで、ワーク100Pは光学部品100とされる。
なお、ワーク100Pの一方の面101Pと他方の面102Pとが平行以外の所定の角度となるようにする場合、干渉縞の数が所定の範囲に入るように、制御部16はワーク保持部20を制御する。
以上、本実施形態では、加工装置は、一方の面101Pと当該一方の面101Pと対向する他方の面102Pとを有するワーク100Pの一方の面101Pを研磨する研磨部32と、ワーク100Pの円環状の領域を押圧してワーク100Pを研磨部32に押しつけるワーク保持部20と、ワーク100Pの他方の面102Pからワーク100Pに光を入射する光源11と、ワーク100Pで反射する光の様子を撮像するカメラ15と、制御部16と、を備える。そして、制御部16は、カメラ15で撮像された一方の面101Pで反射する光と他方の面102Pで反射する光との干渉縞の数及び方向に基づいて、ワーク保持部20を制御してワーク保持部20から他方の面102Pに加えられる押圧力の強度分布を調整する。
このような加工装置1及び加工装置1を用いた光学部品100の製造方法では、ワーク100Pの円環状に繋がった領域における押圧力の強度分布調整されることで、ワーク100Pの被研磨面である一方の面101Pにおいて、研磨部32に強い力で押しつけられる部分と当該部分よりも研磨部32に弱い力で押しつけられる部分とを生じさせることができる。そのため、一方の面101Pにおける所望の部分を他の部分よりも多く研磨することができる。そして、加工装置1では、光源11からの光を用いて、一方の面101Pで反射する光とワーク100Pの光の入射面である他方の面102Pで反射する光との干渉縞の数及び方向に基づいて、ワーク保持部20による他方の面に加えられる押圧力の強度分布が調整される。このため、干渉縞が所望の数となるように、ワーク100Pの一方の面101Pを研磨することができる。この干渉縞は、一方の面101Pで反射する光と他方の面102Pで反射する光との干渉により生じるため、当該干渉縞の数は一方の面101Pと他方の面102Pとの角度と相関している。従って、干渉縞が所望の数となるようにワークの一方の面101Pを研磨することで、一方の面101Pと他方の面102Pの角度が所望の角度となるようにワーク100Pを加工し得る。
また、本実施形態では、ワーク保持部20は、ワーク100Pの他方の面102Pの外周の領域を押圧している。従って、当該外周の領域よりも内側の領域に押圧力が加えられてこの押圧力が調整される場合よりも、一方の面101Pと他方の面102Pとの角度がより正確に所望の角度となるように加工することができる。
また、本実施形態では、ワーク保持部20はワーク100Pの光の入射領域を囲む円環状の領域を押圧している。従って、ワーク保持部20から押圧力が加えられる領域が複数に点在する場合と比べて、押圧力が強く加えられる位置を細かく設定することができる。このため一方の面101Pにおけるより適切な位置を他の部分よりも多く研磨することができる。従って、ワーク保持部20から押圧力が加えられる領域が複数に点在する場合と比べて、一方の面101Pと他方の面102Pとの角度がより正確に所望の角度となるように加工し得る。また、ワークの環状の領域が押圧されるため、ワーク保持部から押圧力が加えられる領域が複数に点在する場合と比べて、ワークの変形を抑制することができ、より精密な加工を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図7を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図7は、本実施形態にかかる加工装置のワーク保持部を図6と同じ状態で見る平面図である。図7に示すように、本実施形態のワーク保持部20は、矩形の筒状である点において、第1実施形態のワーク保持部20と異なる。つまり、第1実施形態において円筒状とされたワーク保持本体部21及びワーク押圧部22が、本実施形態ではそれぞれ矩形の筒状とされる。また、本実施形態では、ワーク保持部20は、ワーク保持本体部21とワーク押圧部22との距離を変化させる4つの荷重調整部材23a〜23dを備え、荷重調整部材23a〜23dはそれぞれワーク保持部20及びワーク保持本体部21の角部に重なる位置に配置されている。本実施形態においても複数の荷重調整部材23a〜23dがそれぞれワーク保持本体部21とワーク押圧部22との距離を変化させることで、ワーク保持本体部21及びワーク押圧部22の周方向における一部と他の一部とにおいて、ワーク保持本体部21とワーク押圧部22との距離を異ならせることができる。従って、矩形状のワーク保持部20がワーク100Pの他方の面を押圧する押圧力の強度分部を調整することができる。例えば、図7に示すように干渉縞が生じている場合、荷重調整部材23a,23bの組または荷重調整部材23c,23dの組のどちらかを動作させて、研磨することで、干渉縞の数を所望の数に近づけることができる。
本実施形態のワーク保持部20を有する加工装置によれば、ワーク100Pが矩形である場合に有用である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図8を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図8は、本実施形態にかかる加工装置のワーク保持部を図3と同じ視点で見る図である。図8に示すように、本実施形態のワーク保持部20は、貫通孔を有しておらず、第1実施形態のワーク保持部20における貫通孔に光源11から出射する光を透過する光透過性部材20Gが配置されている。つまり、ワーク保持本体部21の及びワーク押圧部22のそれぞれにおける貫通孔に光透過性部材が配置されている。従って、ワーク保持部20は、ワーク押圧部22とワーク押圧部22の貫通孔に配置される光透過性部材とにより、ワーク100Pの他方の面102Pを押圧する。
このようなワーク保持部20は、ワーク100Pの他方の面102Pの光の入射領域を含む領域を押圧することができる。つまり、本実施形態では、ワーク押圧部22は、ワーク100Pの他方の面102Pにおける光の入射領域を含む面状に広がった領域を押圧していると理解することができる。
このようなワーク保持部を有する加工装置では、ワーク100Pを研磨する際に、光源11から出射する光は、ワーク保持部20の光透過性部材20Gを透過して、ワーク100Pの一方の面101P及び他方の面102Pのそれぞれで反射して、干渉縞が生じる。なお、ワーク保持部20の光透過性部材20Gの表面には反射防止加工が施されていることが好ましい。この様な加工が施されることで、不要な反射を抑制して、意図せぬ干渉縞の発生を抑制することができる。
本実施形態のワーク保持部20を有する加工装置によれば、ワーク保持部20から押圧力が加えられる領域が面状に広がることで、ワーク保持部20から押圧力が加えられる領域が複数に点在する場合と比べて、当該押圧力が強く加えられる位置を細かく設定することができ、一方の面101Pにおけるより適切な位置を他の部分よりも多く研磨することができる。このため、ワーク保持部20から押圧力が加えられる領域が複数に点在する場合と比べて、一方の面101Pと他方の面102Pとの角度がより正確に所望の角度となるように加工し得る。さらに、ワーク100Pの面状に広がる領域が押圧されるため、ワーク保持部20から押圧力が加えられる領域が複数に点在する場合と比べて、ワーク100Pの変形を抑制することができ、より精密な加工を行うことができる。
以上、本発明について、第1〜第3実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、ワーク保持部20の構成は、上記実施形態と異なる構成であっても良い。上記実施形態1,2では、ワーク100Pの他方の面102Pにおけるワーク保持部20から押圧領域は環状に繋がっていた。また、上記実施形態3では、ワーク100Pの他方の面102Pにおけるワーク保持部20から押圧される領域は面状に広がっていた。しかし、本発明はこれに限らず、ワーク保持部20は、ワーク100Pの他方の面102Pにおける点在する複数の領域を押圧する構成とされても良い。この場合、ワーク保持部20におけるワーク100Pを押圧する複数のワーク押圧部を有し、制御部16は、カメラ15で撮像された干渉縞の数及び方向に基づいて、ワーク保持部20を制御してそれぞれのワーク押圧部が押圧力をそれぞれ調整することで、ワーク保持部20から他方の面102Pに加えられる押圧力の強度分布を調整する構成とされれば良い。このような構成の場合、ワーク100Pの他方の面102Pにおける押圧可能な領域が限定される場合に有効である。例えば、図3、図4に記載するワーク保持部20がワーク押圧部22を有さず、それぞれの荷重調整部材23a〜23cが直接ワーク100Pの他方の面102Pを押圧する構成とすることで、他方の面102Pにおける点在する複数の領域が押圧される構成とすることができる。なお、このような構成の場合、複数の領域が3カ所以上とされることが、面を画定することができるため好ましい。
また、上記実施形態では、制御部16は、干渉縞の数が所定の数以下となるまで上記制御を行う。そして、制御部16は、干渉縞の数が所定の数以下の場合には研磨を終了させるとした。しかし、制御部16は、干渉縞の数が所定の数以下の場合には、ワーク保持部20をそのままの状態として所定の時間研磨を続けても良い。或いは、加工装置1がアラーム部を有する場合、制御部16は、干渉縞の数が所定の数以下の場合にこのアラーム部を動作させて、作業者に注意喚起をしても良い。
また、上記実施形態では、研磨工程が行われている状態で測定工程及び調整工程が行われた。しかし、測定工程及び調整工程の少なくとも一部が行われている最中において一時的に研磨工程を止めても良い。例えば、研磨工程を複数回に分けて、研磨工程と研磨工程との間に、測定工程及び調整工程を行っても良い。この場合であっても測定工程は、ワーク100Pが研磨部32に押しつけられた状態で行われる。
以上説明したように、本発明の加工装置によれば、一方の面と他方の面とが所望の角度となるようにワークを加工し得、これを用いた光学部品の製造方法によれば、一方の面と他方の面とが所望の角度となる光学部品を製造し得る。従って、光学部品を用いる技術分野等において使用することができる。
1・・・加工装置
1A・・・測定制御部
1B・・・加工部
11・・・光源
12・・・ビームスプリッタ
15・・・カメラ
16・・・制御部
20・・・ワーク保持部
20G・・・光透過性部材
20H・・・貫通孔
21・・・ワーク保持本体部
20G・・・光透過性部材
22・・・ワーク押圧部
23a〜23d・・・荷重調整部材
32・・・研磨部
32P・・・研磨面
33・・・アーム
100・・・光学部品
100P・・・ワーク
101・・・光学部品の一方の面
101P・・・ワークの一方の面
102・・・光学部品の他方の面
102P・・・ワークの他方の面

Claims (6)

  1. 一方の面と当該一方の面と対向する他方の面とを有するワークの前記一方の面を研磨する研磨部と、
    前記ワークの前記他方の面を押圧して前記ワークを前記研磨部に押しつけるワーク保持部と、
    前記ワークの前記他方の面から前記ワークに光を入射する光源と、
    前記ワークで反射する光の様子を撮像するカメラと、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記カメラで撮像された前記一方の面で反射する光と前記他方の面で反射する光との干渉縞の数及び方向に基づいて、前記ワーク保持部を制御して前記ワーク保持部から前記他方の面に加えられる押圧力の強度分布を調整する
    ことを特徴とする加工装置。
  2. 前記ワーク保持部は、前記他方の面における光の入射領域を囲む環状の領域を押圧する
    ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記ワーク保持部は、前記他方の面における光の入射領域を含む面状の領域を押圧し、
    前記ワーク保持部における前記入射領域と重なる部位は前記光源から出射する光を透過する
    ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  4. 前記ワーク保持部は前記他方の面の複数の領域を押圧し、
    前記制御部は、前記ワーク保持部を制御して前記ワーク保持部から前記複数の部位に加えられるそれぞれの押圧力を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  5. 前記制御部は、前記干渉縞の数が減るように前記ワーク保持部を制御する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の加工装置。
  6. 光学部品の製造方法であって、
    一方の面と当該一方の面と対向する他方の面とを有し前記光学部品となるワークの前記他方の面を押圧し、前記一方の面を研磨部に押しつけた状態で前記一方の面を研磨する研磨工程と、
    前記ワークが前記研磨部に押しつけられた状態で前記ワークの前記他方の面から前記ワークに光を入射し、前記一方の面で反射する光と前記他方の面で反射する光との干渉縞の数及び方向を測定する測定工程と、
    測定された前記干渉縞の数及び方向に基づいて前記他方の面に加えられる押圧力の強度分布を調整する調整工程と、
    を備える
    ことを特徴とする光学部品の製造方法。

JP2017010368A 2017-01-24 2017-01-24 加工装置及び光学部品の製造方法 Pending JP2018118335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017010368A JP2018118335A (ja) 2017-01-24 2017-01-24 加工装置及び光学部品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017010368A JP2018118335A (ja) 2017-01-24 2017-01-24 加工装置及び光学部品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018118335A true JP2018118335A (ja) 2018-08-02

Family

ID=63044592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017010368A Pending JP2018118335A (ja) 2017-01-24 2017-01-24 加工装置及び光学部品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018118335A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2614526A (en) * 2021-11-16 2023-07-12 Element Six Tech Ltd Method and apparatus for processing diamond surface

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2614526A (en) * 2021-11-16 2023-07-12 Element Six Tech Ltd Method and apparatus for processing diamond surface

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2138803B1 (en) Jig for measuring an object shape and method for measuring a three-dimensional shape
JP2024038448A (ja) 加工装置及び加工方法
JP6461609B2 (ja) 干渉対物レンズ、および光干渉測定装置
JP2018523831A (ja) 光学式プロファイラ及びその使用方法
JP2016209951A (ja) 乾式研磨装置
JP2017223602A (ja) 光干渉測定装置及び光干渉測定方法
JP6288280B2 (ja) 表面形状測定装置
JP2018118335A (ja) 加工装置及び光学部品の製造方法
CN114577125A (zh) 一种非接触式光学透镜中心厚度测量方法及测量装置
JP2016000421A (ja) レーザ加工用システムおよびレーザ加工方法
JP5059700B2 (ja) 被測定物形状測定治具及び三次元形状測定方法
JP5662223B2 (ja) 形状測定装置
JP4434431B2 (ja) 三次元形状測定装置
CN104034284A (zh) 大型环抛机抛光胶盘面形检测装置
JP2010197171A (ja) エッジ検出装置及びこれを用いた工作機械、エッジ検出方法
US11187881B2 (en) Method and device for producing an optical component having at least three monolithically arranged optical functional surfaces and optical component
JP5059699B2 (ja) 被測定物形状測定治具及び三次元形状測定方法
JP2002170799A (ja) 測定装置、研磨状況モニタ装置、研磨装置、半導体デバイス製造方法、並びに半導体デバイス
JP2016002621A (ja) 非球面レンズの心取り加工方法
JP2009002673A (ja) 干渉計のアライメント装置
JP2010223897A (ja) 平面形状測定装置
KR101913948B1 (ko) 연마장치와 영상카메라 및 간섭계를 이용한 연마기의 위치보정시스템 및 그 작동방법
JPWO2019069926A1 (ja) 表面形状測定装置、表面形状測定方法、構造物製造システム、構造物製造方法、及び表面形状測定プログラム
JP2014202589A (ja) 面間隔測定装置
JP2007147371A (ja) 光学素子測定用治具、並びに、光学素子形状測定装置及び方法