JP2018118032A - ゴルフボール - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、視認性を向上させた艶消し表面を有するゴルフボールに関する。【解決手段】本発明のゴルフボールは、従来の光沢表面を有するゴルフボールに比べて、艶消し表面を持っていてディンプル表面の反射によるゴルファーの眩しさを予防する長所があり、従来の艶消し表面を有するゴルフボールに比べて相対的に高い輝度値を持っており、ボールのサイズが大きく見える効果があり、ディンプルカバーに残存する光の量を増加させることにより蛍光色材料の特性が向上されて、秀麗な色調と視認性が向上した利点を有しており、ゴルファーの競技力を向上させる効果がある。【選択図】図2

Description

本発明は、ゴルフボールに関する。
ゴルフボールは、単一または多重の核(core)及び単一または多重のカバー(cover)で構成された2ピース(piece)ゴルフボール、3ピースゴルフボール、4ピースゴルフボール、5ピースゴルフボール、または6ピースゴルフボールに区分することができる。
ゴルフボールの最外側のカバーは、どのような種類のゴルフボールであっても、空気力学的に揚力を得られ、飛行特性を決定するディンプルを含むディンプルカバーが配置されている。また、ディンプルカバーの外部には、ディンプルカバーを保護し、印刷されたロゴ、数字、絵や模様を保護するために、保護コーティング剤を用いてディンプルカバーの表面を塗布した塗布膜(coating layer)が形成されている。
ディンプルカバーで、一般的に多く使用されるディンプルは、円形ディンプルであり、場合によっては楕円形、多角形、または変更の楕円形などのディンプルが使用される。ディンプルカバーは、白色をはじめ、黄色、緑色、赤色、など様々な色調に製造されており、場合によっては、2色またはディンプルカバーの表面に再び着色させて、様々な色味を表現することもある。
特に、ゴルフボールの視認性を向上させるために、従来では、ゴルフボールカバーに色調を具現したカラーゴルフボールが製造され、市販されている。カラーゴルフボールの色は、黄色、赤色、オレンジ色、または緑色などが使われている。色調が具現されたカラーゴルフボールは、視認性が向上して、遠くからでもゴルフボールを識別することができ、デザイン面でもきれいな色であるため、多くのゴルファーに愛用されている。
特に、ゴルフボールのユーザに対する視認性が向上すると、打撃したゴルフボールの位置を容易に把握することができ、次のショットに使用するクラブを選択したり、グリーンのホールカップの攻略の戦略を立てたりすることが容易なので、ゴルファーの競技力を向上させる効果がある。
ゴルファーが黄色のゴルフボールを知覚する仕組みは、ゴルフボールに照射された光のうち、黄色の波長の光を除いた他の色の波長の光のほとんどがゴルフボールに吸収され、反射された黄色の波長の光だけがゴルファーの目によって認識されるからである。
しかし、実際に製造された黄色のゴルフボールは、明るかったり、暗かったり、または濁る色彩を持つ様々な種類の黄色として観察される。これは、ゴルフボールの製造時に使用された顔料または染料の粒子の状態、高分子樹脂の種類や状態が異なり、一部の色の波長が吸収されたり、反射される波長の種類及び量が異なったり、または、ゴルフボールの表面の粗さ特性に応じて投影された光の光学的特性が異なったりするからである。
例えば、暗い材料に混ざっている顔料や染料の色は、暗く濁って感じられ、ガラスのように透明な物質を介して観察される物体の色彩は、3次元的な空間感をもっと感じるようになる。
一般的に人が色彩を見て感じるには、三種類の要素が作用する。
第一の要素は、色調(Hue)である。色調は、光の固有の波長により、赤、青、緑のように区別される色自体を意味する。
2番目の要素は、明度(brightness、value)である。明度は、色が明るいか暗いかの程度を表し、0〜100の間の値(明度値)として表現される。明度値が0の場合、最も暗い状態である黒を意味し、明度値が100の場合、最も明るい状態である白を意味する。
物体の表面がすべての光を吸収すれば、人は黒として認識して暗さを感じるし、反射された光が多ければ、白に認識するようになり、明るさを感じるようになる。色の種類に応じて明度が異なり、例えば、黄色は最も明るく感じるようになり、朱色、赤色、及び緑色は、中間の明るさとして感じるようになり、紫色、青色は暗く感じるようになる。
3番目の要素は、彩度(Saturation)である。彩度は、色波長の純粋な反射程度を表し、色の濃さの程度を意味する。何も混ざらない原色の場合、彩度が最も高いから、これを純色という。白色の場合、彩度が低くなるほど、白色からグレーを経て黒色になり、これらを、無彩色という。
上述の3つの要素を相互に関連づけて判断すると、色を定義するHSB座標を作ることができる。HSB座標空間で、カラー値Hは、マンセル(A.H.Munsell)の色システムをベースにした色相環に対応した角度として表示されることができる。例えば、赤色は、基準となる原色として、Hの値が0または360にHSB座標(0,100,100)または(360,100,100)を持つようになり、顔料や染料の三原色の一つである黄色は、HSB座標(60,100,100)であり、光の三原色の一つである緑色は、HSB座標(120,100,100)であり、顔料や染料の三原色または光の三原色の一つである青色は、HSB座標(240,100,100)を持つようになる。
色を定義するために、HSB座標と一緒に使用されるものとしてRGB座標がある。RGB座標は、光の三原色である、赤(R)、緑(G)、青(B)からなる。RGB座標は、それぞれ0〜255までの256段階の色調の表現が可能であり、RGB座標空間では、各値が同じ割合で増加または減少する方法で明度を示す。
例えば、RGB色座標が(0,0,0)であれば、暗い状態の黒を意味し、純粋な赤(Red)の場合、RGB色座標(255,0,0)で表示され、これは緑(Green)および青(Blue)がそれぞれ0で全く混ざらないことを意味する。また、青は、RGBカラー座標が(0,0,255)であり、緑は、RGBカラー座標が(0,255,0)であり、前記赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)が混ざった白色のRGB色座標は、(255,255,255)であり、赤と緑が混ざった黄色のRGB色座標は(255,255,0)である。
色調と明度において、HSB座標とRGB座標の相関関係は、HSB座標空間にてオレンジ色が(32,100,100)にて示されるとき、同じオレンジ色のRGB座標空間は(255,136,0)にて示される。このオレンジ色の明度が少し暗くなったHSB座標(32,100,80)に相当するRGB座標は(204,109,0)であり、また、このオレンジ色が多く暗くなったHSB座標(32,100,20)に相当するRGB座標は(51、27,0)であり、このオレンジ色がさらに多く暗くなって、黒くなったHSB座標(0,0,0)に対応するRGBの座標は(0,0,0)である。
上記の色彩に関する理解とゴルフボールの視認性を結びつけて考えて見れば、ゴルフボールの色に最も適した値は、明度と彩度が100に近く、鮮明で明るくて立体感がはっきりした色である。
US7,267,622(特許文献1)には、視認性を向上させたカラーゴルフボールとカラーゴルフボールカバーの加工方法が開示されている。この発明は、ゴルフボールカバーの表面反射面を加工した後、透明光沢コーティング剤を塗布して美的要素を満たしながらも視認性を向上させたことに関するものである。
US9,259,623(特許文献3)には、ゴルフボールカバーの表面コーティング剤が数ミクロンから数十ミクロンサイズの粒子を含み、塗布後、砂などの研磨材を含む機構にて該粒子を除去することで表面に多くの粗さを形成し、飛行時の揚力を向上させ、抗力を減少させ、飛距離を改善したゴルフボールに関する技術が開示されている。
US6,596,837(特許文献4)には、ポリオールとジイソシアネート化合物を主材料とする硬化剤を使用してゴルフボールを製造することが紹介されている。特許文献4に記載の発明は、カップリング剤と結合反応させた200nm以下のコロイダルシリカを含むため、耐摩耗性が向上したゴルフボール用コーティング剤が記載されている。
US2008−0015055A1(特許文献2)には、60°光沢度が3以上であり、摩擦係数が0.8〜1.5に強化された2液型ポリウレタン透明コーティング剤で塗布されたゴルフボールが紹介されており、US7,026,398(特許文献5)には、エポキシ樹脂、アクリル樹脂にアミノアルキルシランやパーフルオロアルキルシランを縮合反応させてアクリルグループの機能性を付与した乾燥タイプのコーティング剤が開示されている。
本明細書に記載された特許文献及び参考文献は、それぞれの文献を参照することにより個別的に明確に特定されたものと同じ程度に、本明細書に参照として挿入される。
米国特許第7267622号明細書 米国特許出願公開第2008/0015055号明細書 米国特許第9259623号明細書 米国特許第6596837号明細書 米国特許第7026398号明細書
従来の技術によって製造されたゴルフボールの中で、視認性を向上させるために光沢が改善された表面コーティング剤とカラーカバーを使用して製造したゴルフボール(US7,267,622およびUS2008−0015055A1)の場合、華やかな色感で、一部の視認性が向上されたが、180〜200メートルの程度の距離におけるゴルフボールの視認性が不足しており、改良されたゴルフボールの光沢によりゴルファーの集中力が低下するために、むしろ競技力が減少する欠点があった。
また、飛行性及び耐摩耗性を向上させるための表面コーティングを使用して製造したゴルフボール(US9,259,623、US6,596,837、およびUS7,026,398)の場合、視認性の向上には関係がないことが確認された。
現在市販されているゴルフボールのカバーに使用される色は、単にカバーに顔料や染料などを混合させたもので、色が異なるために、ボールの区別が容易になって、美的要素もある程度解消されたが、視認性を格段に向上させることができなかった。
特に、ゴルフ競技におけるドライバ打撃後の180〜200メートル程度に遠い距離に対するゴルフボールの視認性は、多くの問題点があるだけでなく、市販されている視認性向上のゴルフボールの場合、光の散乱が多く、グリーン上のパッティング時に目を刺激して集中力の妨げになる深刻な問題点もあった。
本発明者らは、上述の問題点を解決するために、白色の核またはインナーカバーに、蛍光色顔料や染料を適切に混合して製造した透過性ディンプルカバーを被覆し、透過ディンプルカバーに、消光剤が含まれている艶消し塗布膜をさらに被覆すると、透過ディンプルカバーに含まれている蛍光色材料の蛍光特性が倍になって輝度が向上するため、ゴルフボールの大きさが大きく見え、目腐心が防止され、視認性に優れ、ゴルファーの競技力が向上することを実験的に確認して、本発明を完成した。
本発明の目的は、核と、前記核を被覆する白色インナーカバーと、前記白色インナーカバーを被覆する透過性ディンプルカバーと、を含み、前記透過性ディンプルカバーには、消光剤を含む艶消し塗布膜が被覆され、前記透過性ディンプルカバーの内部の光の残存量は、5%p〜30%pであることを特徴とするゴルフボールを提供することにある。
本発明の他の目的は、白色の核と、前記白色の核を被覆する透過性ディンプルカバーと、を含み、前記透過性ディンプルカバーには、消光剤を含む艶消し塗布膜が被覆されたことを特徴とするゴルフボールを提供することにある。
本発明の他の目的及び技術的特徴は、以下の発明の詳細な説明、請求の範囲、及び図面によってより具体的に提示される。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、核と、前記核を被覆する白色インナーカバーと、前記白色インナーカバーを被覆する透過性ディンプルカバーと、を含み、前記透過性ディンプルカバーには、消光剤を含む艶消し塗布膜が被覆され、前記透過性ディンプルカバーの内部の光の残存量は、5%p〜30%pであることを特徴とするゴルフボールが提供される。
前記核は、一つの内部核、または一つの内部核と前記内部核を実質的に取り囲んでいる少なくとも一つ以上のインナーカバーで構成されてもよい。
前記白色インナーカバーは、酸化チタン、酸化亜鉛、ジルコニア、白鉛、および硫酸バリウムからなる群から選択された一つまたは二以上の混合物を含んでもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、白色の核と、前記白色の核を被覆する透過性ディンプルカバーと、を含み、前記透過性ディンプルカバーには、消光剤を含む艶消し塗布膜が被覆されたことを特徴とするゴルフボールが提供される。
前記白色の核は、一つの内部核、または一つの内部核及び前記内部核を実質的に取り囲んでいる少なくとも一つ以上の外部核層で構成された核であり、前記内部核又は最外郭の前記外部核層が白色であってもよい。
前記白色の核は、酸化チタン、酸化亜鉛、ジルコニア、白鉛、及び硫酸バリウムからなる群から選択された一つまたは二つ以上の混合物を含んでもよい。
前記透過性ディンプルカバーは、高分子樹脂100質量部に対して、蛍光色材料0.03〜3質量部が混合されてもよい。
前記高分子樹脂は、アイオノマー樹脂、熱可塑性プラスチック樹脂、熱可塑性ゴム、ポリウレタン樹脂からなる群から選択された一つまたは二つ以上の混合物であってもよい。
前記蛍光色材料は、ペリレン系化合物、ナフテン脱イミド系化合物、クマリン系化合物、キサンチン系化合物、ナフトラクタム系化合物、アズラクトン系化合物、およびオキサジン系化合物からなる群から選択された一つまたは二つ以上の混合物であってもよい。
前記艶消し塗布膜は、ポリウレタン塗料100質量部に対して、硬化剤10質量部〜50質量部及び消光剤1〜30質量部が混合されてもよい。
前記消光剤は、アモルファスシリカ、発煙性シリカ、シリカゲル、アルミナ、チタニア、ジルコニア、ジルコン、酸化スズ、酸化マグネシウム、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、Al−ステアレート、Zn−ステレート、Ca−ステアレート、Mg−ステアレート、粉状のポリプロピレンワックス、及びウレア−ホルムアルデヒド縮合物からなる群から選択された一つまたは二つ以上の混合物であってもよい。
以上説明したように本発明によれば、ゴルフボールの視認性を向上させることができる。
図1は、白色のインナーカバーまたは白色の核、透過性ディンプルカバー、及び消光剤が含まれている艶消し塗布膜の構造と調査された光が通過する経路を示す。 図2は、本発明のゴルフボールを示す。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<<実施形態>>
本発明は、視認性を向上させた艶消し表面を有するゴルフボールに関する。なお、以下、実施形態にて説明する白色とは、例えば、HSB座標(0,0,100)で示される白色であってもよい。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態によれば、本発明は、核(core)と、前記核を被覆する白色インナーカバー(inner cover)と、前記白色インナーカバーを被覆する透過性ディンプルカバー(permeable dimple cover)と、を含み、前記透過性ディンプルカバーには、消光剤を含む艶消し塗布膜(matte coating layer)が被覆されたことを特徴とするゴルフボールを提供する。
<構成>
(核に関して)
前記核は、ゴルフクラブでゴルフボールを打撃するとき、強力な反発弾性を起こし、ゴルフボールの飛距離を決定する核心的な役割を果たす。
前記核は、主材料であるシス−1,4−ポリブタジエン(cis−1,4−polybutadiene)ゴムと、前記主材料の架橋結合を誘導し、これを硬化させる、α、β−エチレン(ethylene)性の不飽和カルボン酸と、またはその金属塩、充填剤、及び添加剤と、を用いて製造することができる。
前記核の製造に使用するゴムは、シス−1,4−ポリブタジエンゴムのほか、他のゴム状の物質も一緒に使用することができる。
本発明の一具現例によれば、本発明の核は、一つの内部核、または一つの内部核と前記内部核を実質的に取り囲んでいる少なくとも一つ以上の外部核層で構成されている。
前記内部核は、ゴルフボールの最も内側に存在する核を意味し、前記外部核は、前記内部核を実質的に取り囲んでいる単一または複数の層の核層を意味する。前記核は、前記内部核を取り囲んでいる一つの外部核(外部核層)で構成された二重の核構造であってもよく、前記内部核を取り囲んでいる第1の外部核及び前記第1の外部核を取り囲んでいる第2の外部核で構成される、三重の核構造であってもよい。
さらに、前記三重の核構造よりも多くの外部核を有する多重核構造も可能であるが、本発明では、全体的なゴルフボールの性能と反発力や打感などを考慮して適切な核構造が決定される。
(インナーカバーに関して)
前記インナーカバーは、最も外側のカバーの内側に接しており、前記の核を実質的に取り囲んでいる別のカバーを意味し、単一の層、または多重層で構成されてもよい。
前記インナーカバーは、前記核に使用される材料よりも低い反発弾性を有し、前記核に比べて、より強靭な物性を持っている材料を使用して製造してもよい。
前記インナーカバーの材料は、アイオノマー(ionomer)樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテルエステル共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、及び熱可塑性ゴムのような高分子樹脂の中から選択されたいずれかまたは二つ以上の混合物を使用することができる。
前記インナーカバーの外側には、ディンプルカバーが存在する。前記ディンプルカバーは透過性を有し、蛍光色材料を含んで色調を表現する場合には、前記インナーカバーは白色がかった方がよい。
前記インナーカバーの色が白色である場合、ゴルフボールに照射された一部の光が1次的にディンプルカバーの蛍光材料で乱反射を起こし、残りの光が前記ディンプルカバーを透過して白色のインナーカバーに到達する。その後、光は、逆方向に反射されて2次的に前記ディンプルカバーに含まれている蛍光色材料の乱反射を誘導する。これにより、前記ディンプルカバーの蛍光特性が倍になるため、ゴルフボールの輝度が上昇する。
前記のようにゴルフボールの輝度が上昇すると、ゴルフボールの大きさが大きく見えので、ゴルファーのゴルフボールに対する集中力が向上し、競技力が向上する効果がある。
本発明のインナーカバーは白色であってもよい。好ましくは、前記インナーカバーの白色は、HSB座標(0,0,100)で表示される白色であってよい。
前記白色インナーカバーは、白色を具現する材料として、酸化チタン(TiO2)、酸化亜鉛(ZnO)、ジルコニア(ZrO)、白鉛(white lead)、及び硫酸バリウム(BaSO)からなる群から選択された一つまたは二つ以上の混合物を使用してもよい。好ましくは、前記白色のインナーカバーは、前記白色を具現する材料として酸化チタン(TiO)を使用してもよい。
(ディンプルカバーに関して)
前記ディンプルカバーは、ゴルフボールの最も外側に存在するカバーであり、空気力学的に揚力を得て飛行特性を向上させるディンプルを含むカバーである。
本発明の一具現例によれば、透過性ディンプルカバーは、高分子樹脂100質量部に対して蛍光色材料を0.03〜3質量部で混合して製造してもよい。好ましくは、透過性ディンプルカバーは、高分子樹脂100質量部に対して、蛍光材料0.05〜2質量部で混合して製造してもよい。より好ましくは、透過性ディンプルカバーは、高分子樹脂100質量部に対して、蛍光色材料1質量部で混合して製造してもよい。
前記蛍光色材料が0.03質量部未満で使用されると、蛍光色材料による乱反射が微小に生じ、蛍光特性が低下する。前記蛍光色材料が3質量部を超えて添加されると、ディンプルカバーを通過してインナーカバーに到達する光の量が減り、蛍光特性がむしろ減少する。
本発明の他の具現例によれば、前記ディンプルカバーは、アイオノマー樹脂、熱可塑性プラスチック樹脂、熱可塑性ゴム、ポリウレタン樹脂で構成された高分子樹脂の群から選択された一つまたは二つ以上の混合物を主材料として使用することができる。好ましくは、前記ディンプルカバーの主材料はアイオノマー樹脂であってもよい。前記アイオノマー樹脂は、強靭で弾性があり、特に透明で、他の高分子樹脂に比べて光透過率が高く、ディンプルカバーの主材料として望ましい。
前記ゴルフボールの視認性とは、ゴルフボールがフィールドで日光や照明の下にあり、遠距離に位置しているときに、フィールドの芝生において、ゴルフボールの存在またはゴルフボールの形及び色調が識別される程度を意味する。光における赤色の波長は長波長に分類され、紫色は短波長に分類される。
前記赤色の範囲内に存在する光、及び紫色の範囲内に存在する光は、互いに異なる波長を持っており、固有の波長に応じて互いに異なる色に見える。前記色の中で暖色系とされる色は、長波長を有し、透過率も高い。一方、前記の色の中、寒色系とされる色は、短波長を有し、空気中の湿気を含めた粒子によって容易に散乱される。
本実施形態にて使用する蛍光色材料は、ほぼ暖色系とされる色を帯びるため、ゴルフボールカバーの材料として使用されると、日光や照明の下で、より強く反射され、視認性が向上する。
ディンプルカバーに含まれる蛍光色材料は、ペリレン(Perylene)系化合物、ナフテン脱イミド(Naphtalimide)系化合物、クマリン(Coumarin)系化合物、キサンチン(Xanthene)系化合物、ナフトラクタム(Naphtholactam)系化合物、アズラクトン(Azlactone)系化合物、及びオキサジン(Oxazine)系化合物で構成された蛍光染料の群から選択された一つまたは二つ以上の混合物であることができる。
また、蛍光色材料は、前記蛍光染料の群から選択されるいずれかの有機または無機化合物との間で鎖伸長反応を行い、不溶性にて製造した蛍光色材料などであってもよく、ストロンチウムアルミネート(Strontium aluminate)を基本とした燐光(Phosphorescent)顔料であってもよく、前記の蛍光染料の群から選択されたいずれかのアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、およびポリエステルアミドで構成されたバインダー樹脂の群から選択されたいずれかまたは二つ以上の混合物と混合または部分重合反応されて粉末化した蛍光色材料であってよい。
好ましくは、前記蛍光色染料は、ペリレン(Perylene)系化合物、またはナフテン脱イミド(Naphtalimide)系化合物であってもよい。より好ましくは、前記蛍光色色素は、ナフ脱イミド(Naphtalimide)系化合物であってもよい。前記ナフ脱イミド系化合物は、蛍光色材料として彩度に優れ、ゴルフボールにて輝度を増加させるために使用されることが望ましい。
(艶消し塗布膜、消光剤に関して)
前記艶消し塗布膜は、艶消しの特性を有し、前記ディンプルのカバーを被覆して前記ディンプルカバーを保護する役割をする。前記艶消し塗布膜の艶消し特性は、ゴルフボールに照射された光の乱反射を誘導する消光剤によって具現される。
本発明の一具現例によれば、前記艶消し塗布膜は、ポリウレタン塗料100質量部に対して、硬化剤10〜50質量部及び消光剤1〜30質量部を混合して製造してもよい。好ましくは、前記艶消し塗布膜は、ポリウレタン塗料100質量部に対して、硬化剤20〜40質量部、及び消光剤5〜20質量部を混合して製造してもよい。
より好ましくは、前記艶消し塗布膜は、ポリウレタン塗料100質量部に対して、硬化剤30質量部及び消光剤10質量部を混合して製造してもよい。前記硬化剤が10質量部未満で添加されると、硬化時間が長くかかる欠点があり、前記の硬化剤が50質量部を超えて添加されると、無光特性が低下してしまう。
前記消光剤が1質量部未満で使用されたり、35質量部を超えて使用されたりすると艶消し表面が具現されにくくなる。ここで、ポリウレタン塗料は、主剤と硬化剤からなる2液溶剤タイプであってもよい。
前記主剤として使用される溶液の主成分であるポリオールには、ポリエステル、ポリエーテル、またはポリエステルエーテルコポリマーがあり、前記ポリオールの一部にシロキサン化合物またはポリシリコンなどが反応された混合ポリオールも主剤として使用することができる。硬化剤は、ポリイソシアネートを主成分としてもよい。前記ポリイソシアネートに使用されるイソシアネートとしては、TDI(トルエンジイソシアネート)、MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)、HMDI(メチレンビス(シクロヘキシル)イソシアネート)、XDI(キシリレンジイソシアネート)、及びIPDI(イソホロンジイソシアネート)からなる群から選択された一つまたは二つ以上の混合物であってもよい。
前記の主剤及び硬化剤は、適切な割合で混合されてディンプルカバー層の上に塗布され、適切に混合のために希釈溶剤としてMEK(メチルエチルケトン)、MIBK(メチルイソブチルケトン)、IPA(イソプロピルアルコール)、及びトルエン(toluen)で構成された群から選択された一つまたは二つ以上の混合物を使用してもよい。
本発明の他の具現例によれば、前記消光剤は、アモルファスシリカ、発煙性シリカ、シリカゲル、アルミナ、チタニア、ジルコニア、ジルコン、酸化スズ、酸化マグネシウム、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、Al−ステレート、Zn−ステアレート、Ca−ステアレート、Mg−ステアレート、粉状のポリプロピレンワックス、及びウレア−ホルムアルデヒド縮合物で構成されている群から選択された一つまたは二つ以上の混合物であればよい。好ましくは、前記消光剤は、アモルファスシリカ、発煙性シリカ、またはシリカゲルであってもよい。
前記シリカ系の消光剤は、シリカ結晶の粒子サイズが多様で、光の乱反射特性が優れており、他の消光剤に比べて、白色インナーカバーから反射され、ゴルフボールの外側に進行する光を乱反射して、前記ディンプルカバー内に残存させるのに有利な長所がある。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態によれば、本発明は、白色の核と、前記白色の核を被覆する透過性ディンプルカバーを含むゴルフボールにおいて、前記透過性ディンプルカバーには、消光剤が含まれている艶消し塗布膜が被覆されたことを特徴とするゴルフボールを提供する。
本発明の一具現例によれば、前記白色の核は、一つの内部核、または一つの内部核及び前記内部核を実質的に取り囲んでいる少なくとも一つ以上の外部核層にて構成された核であり、最外郭の内部核または外部核層が白色である。
前記核、透過ディンプルカバー、及び艶消し塗布膜の詳細については、前記本発明の一実施形態で説明したので、本明細書の重複を避けるために説明しない。
本発明の一具現例によれば、前記白色の核は、酸化チタン(TiO)、酸化亜鉛(ZnO)、ジルコニア(ZrO)、白鉛(white lead)、及び硫酸バリウム(BaSO)からなる群から選択された一つまたは二つ以上の混合物を材料として白色を表現してもよい。好ましくは、前記白色の核は、酸化チタン(TiO)を材料として白色を表現してもよい。
本発明に係る第一及び第二の実施形態で提供されるゴルフボールの共通点は、下層に白層(前記の第一の実施形態における白色の核またはインナーカバー及び前記第二の実施形態における白色の核)が存在し、上層には、艶消し塗布膜が存在するディンプルカバーが含まれている点である。前記艶消し塗布膜には消光剤が含まれており、前記ディンプルカバーには蛍光色材料が含まれている。
<輝度>
本発明のゴルフボールは、以下の段階を経て光沢塗布膜による反射と、ディンプルの屈曲した形状による乱反射などによる眩しさが除去され、従来の光沢表面に不透明ディンプルカバーが付いているゴルフボールに比べて輝度が向上する(図1参照)。
第1段階:艶消し塗布膜の消光剤による1次乱反射段階。
まず、本発明のゴルフボールに照射された光は、艶消し塗布膜を通過しながら消光剤により1次乱反射が行われて、これにより、眩しさを引き起こす反射された光の量は減ることになる。また、前記乱反射された光を除いた残りの光はディンプルカバーの内部に進入することになる。
第2段階:ディンプルカバーの蛍光材料による1次の散乱段階。
前記ディンプルカバー内部に進入した光の一部は、蛍光色材料とぶつかって1次散乱を起こし、ゴルフボールの蛍光特性を発現させ、残りの光は、ディンプルカバーを通過して白層に到達することになる。
第3段階:白層による反射及びディンプルカバーの蛍光材料による2次の散乱段階。
前記白層に到達した前記一部の光はその大部分が反射してゴルフボールの外部に進行することになる。この時、一部の光は、ディンプルカバーに存在する蛍光色材料とぶつかって2次散乱を起こすので、ゴルフボールの蛍光特性が倍になり、残りの光はディンプルカバーを通過して艶消し塗布膜に到達することになる。
第4段階:艶消し塗布膜の消光剤による2次の乱反射段階。
前記艶消し塗布膜に到達した前記光の一部の光は、艶消し塗布膜を通過しゴルフボールの外部に進み、残りの光は、再び消光剤により2次乱反射され、前記ディンプルカバー層に再進入することになる。
第5段階:光の散乱環を形成する段階。
前記再度進入した光は、前記ディンプルカバーの蛍光色材料と再度ぶつかって3次散乱を起こし、前記白層に到達した後、反射され、前記過程の第3段階及び第4段階の過程を繰り返す光の散乱ループ(scatteringloop)を形成することになる。
結果的に、本発明のゴルフボールは、前記艶消し塗布膜の消光剤と、前記白層により形成された散乱ループによってゴルフボールを抜け出せずに、ディンプルカバーに残存することになる光の量が増加するため、前記ディンプルカバーに存在する蛍光色材料の蛍光特性が倍になる効果がある。
本発明のゴルフボールは、前記の過程によって、調査された光の5〜30%が透過性ディンプルカバー内に残存するので、前記透過性ディンプルカバーに含まれている蛍光色材料の蛍光特性が向上されて輝度が増加される。好ましくは、本発明のゴルフボールは、前記の過程によって調査された光の10〜20%が透過性ディンプルカバー内に残存する。
本発明のゴルフボールは、輝度値が183.2cd/mの基準光源から3m離れた条件で測定した輝度値が、30〜35のcd/mである。
本発明のゴルフボールは、フィールドから250m離れた距離でも前記のフィールドの芝生と区分されて見える。
前記の白色の核、または白色のインナーカバー−蛍光色材料が含まれている透過性ディンプルカバー−消光剤が含まれている艶消し塗布膜の構成を有するゴルフボールは、以下の構成を持つゴルフボールとして製造することができる:
1)一つの核(core)と一つのカバー(cover)で構成された2ピースゴルフボール;2)一つの核と二重のカバー、または二重の核と一つのカバーで構成された3ピースゴルフボール;3)一つの核と三重のカバー、二重の核との二重のカバー、または三重の核と一つのカバーで構成された4ピースゴルフボール;4)一つの核と四重のカバー、二重の核と三重のカバー、または三重の核と二重のカバーで構成された5ピースゴルフボール;または5)二重の核と四重のカバー、または三重の核と三重のカバーで構成された6ピースゴルフボールとして製造することができる。
本発明のゴルフボールの利点をまとめると以下の通りである。
本発明のゴルフボールを競技で使用すると、日光による反射が緩和され、眩しさが抑制されるだけでなく、艶消しの表面を持っていてディンプルの形状がよくあらわれないため、完璧な球の形として見え、輝度が高く、従来の艶消し表面を持つゴルフボールに比べてサイズが大きく見える利点があるので、より正確な打撃をすることができる。
また、本発明のゴルフボールは、波長の長い蛍光色材料を使用しているので、250m離れた位置でもゴルフボールを確認することができ、次のショットのために移動する間にピン攻略のための戦略を構想することができる余裕をもたらすことができ、心理的な安心感を向上させることができる。したがって、本発明のゴルフボールを使用するゴルファーは、ゴルフボールに対する集中力と心理的安定感が向上し、競技力が向上される効果を期待することができる。
<<実施例>>
一般的に、ゴルフボールのディンプルカバーは、白色の不透明なカバーを持っていたり、多様な色調の不透明なカバーを含み得る。本発明における実施例においては調査された光がゴルフボールの核(core)またはインナーカバー(inner cover)まで透過されて前記透過された光が、前記核またはインナーカバーによって反射してまた透過されることができる透明なディンプルカバーを製造してこれをゴルフボールに適用した。
<製造方法及び組成>
(実施例:艶消し塗布膜−透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボール)
実施例の艶消し塗布膜−透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボールは、白色の核、またはインナーカバー、前記核またはインナーカバー上部に存在するアイオノマー(ionomer)及び蛍光色材料を用いて製造されたディンプルカバー、及び前記ディンプルカバー上部に存在する塗布膜で構成されている。なお、白色の核は、使用される原料の大部分が白色であるため、別途有色の顔料を添加しなければ、そのままで白色に形成することができる。ただし、白色の核には、白色をより強く示すために、さらにTiOが添加されてもよい。TiOの添加量は白色の核の全体を100質量部としたときに、1〜5質量部であってもよい。
まず、核上に射出された白色のインナーカバーを製造した。前記インナーカバーの色を白にすると、ディンプルカバーに適用された色が他の色によって干渉されないで自然に発現される効果がある。さらに、前記ディンプルカバーを通過した光の大部分が白色で反射されるため、反射された光がゴルフボールの外部に向かってディンプルカバーの方向に進行することができるようにする効果がある。なお、白色のインナーカバーは、TiOをインナーカバー100質量部に対して、1〜10質量部で添加することで形成することができる。
インナーカバーを有しないゴルフボールを製造する場合には、コアの色を白にし、ディムプルカバーと塗布膜で構成することで同様の効果を得ることができる。前記ディンプルカバーは、高分子樹脂であるアイオノマー(ionomer)100質量部に対して、緑色の蛍光色材料(緑色、911 series、Sterling colour INC)0.2質量部を添加し、これを押出して混合した後、前記ゴルフボールの白色の核または白色のインナーカバー上に射出して製造した。
前記ディンプルカバーは、光がディンプルカバーを透過して、核またはインナーカバー(inner cover)に到達することができるよう、TiOを添加していないで、透明な属性を持つようにした。前記ディンプルカバーは、TiOを添加していないで、透明な属性を持つので、前記ディンプルカバーに含まれている緑色の蛍光色材料以外の構成によって光の通過が妨げられない。
一般的に、ゴルフボールは、核またはインナーカバーが形成されたボールにディンプルカバーを射出またはキャスティングした後、二液型の光沢ポリウレタン塗料コーティング剤を塗布して硬化させ、耐久性を強化する。
本実施例では、前記二液型の光沢ポリウレタン塗料に前もってよく分散させて準備した消光剤(matting agent)を添加して光沢特性を艶消しの特性に変換させた、マットタイプコーティング剤を製造した。そして、この消光剤を、前記ディンプルカバー上に塗布して実施例の艶消し塗布膜―透明ディンプルカバー―蛍光ゴルフボールを完成した。
前記マットタイプコーティング剤は、前記の光沢ポリウレタン塗料100質量部に対して硬化剤30質量部及び消光剤としてアモルファスシリカ10質量部を混合して製造した。
(比較例1:光沢塗布膜−透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボール)
比較例1の光沢塗布膜−透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボールは、塗布膜の製造のためのコーティング剤を除くすべての工程で、前記実施例の艶消し塗布膜−透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボールと同じ工程を経て製造した。
比較例1のコーティング剤は、実施例で使用した二液型の光沢ポリウレタン塗料を同じように使用し、前記光沢ポリウレタン塗料100質量部に対して硬化剤30質量部を混合する方法でコーティング溶液を製造した。前記コーティング溶液は、前記ディンプルカバー上に塗布することで、比較例1の光沢塗布膜−透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボールを完成した。
(比較例2:艶消し塗布膜−不透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボール)
比較例2の艶消し塗布膜−不透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボールは、ディンプルカバーが透明な属性ではなく、不透明な属性を持つようにするためにTiOが添加されたことを除けば、実施例の艶消し塗布膜―透明ディンプルカバー―蛍光ゴルフボールの製造方法と同様の方法で製造した。
前記比較例2のディンプルカバーは、高分子樹脂であるアイオノマー(ionomer)100質量部に対して、緑色の蛍光色材料(緑、911 series、Sterling colour INC)0.3質量部とTiO20.7質量部を添加して製造した。前記緑色の蛍光色材料の含有量(0.3質量部)は、実施例の緑色の蛍光色材料の含有量(0.2質量部)と微細な差があるが、前記の差に起因する蛍光特性の違いは小さい。そのため、実施例と比較例2との間のディンプルカバーの透明性の差に起因する蛍光色材料の特性の変化を比較分析するのに何ら問題はない。
(比較例3:光沢塗布膜−不透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボール)
比較例3の光沢塗布膜−不透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボールは、塗布膜の製造のためのコーティング剤を除くすべての工程で前記比較例2の艶消し塗布膜−不透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボールと同じ工程を経て製造した。
比較例2との相違点である、比較例3のコーティング剤は、実施例及び比較例1と同じ二液型の光沢ポリウレタン塗料を使用した。前記比較例3のコーティング溶液は、光沢ポリウレタン塗料100質量部に対して硬化剤30質量部を混合して製造し、前記コーティング溶液を前記ディンプルカバー上に塗布して比較例3の光沢塗布膜−不透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボールを完成させた。
(比較例4:艶消し塗布膜−透明ディンプルカバー−無蛍光ゴルフボール)
比較例4の艶消し塗布膜−透明ディンプルカバー−無蛍光ゴルフボールは、ディンプルカバーに含まれる蛍光色材料の添加かどうかを除くすべての工程で実施例の艶消し塗布膜−透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボールと同じ工程を通じて製造した。
前記比較例4と実施例の違いは、ディンプルカバー材料として蛍光色材料やTiOを含まない、純粋な高分子樹脂である、アイオノマー(ionomer)100質量部を使用しているところである。
(比較例5:光沢塗布膜−透明ディンプルカバー−無蛍光ゴルフボール)
比較例5の光沢塗布膜−透明ディンプルカバー−無蛍光ゴルフボールは、コーティング剤を除くすべての工程で前記比較例4と同じ工程により製造した。
前記比較例4との相違点であるコーティング剤は、実施例と比較例と同じ二液型の光沢ポリウレタン塗料を使用した。前記比較例3のコーティング溶液は、光沢ポリウレタン塗料100質量部に対して硬化剤30質量部を混合して製造し、前記コーティング溶液を前記ディンプルカバー上に塗布して、比較例5の光沢塗布膜−透明ディンプルカバー−無蛍光ゴルフボールを完成させた。
前記実施例及び比較例1〜5の組成は下記の表に整理した。
<ゴルフボールの外観の比較>
実施例の艶消し塗布膜−透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボールの外観を観察した結果、照射された光がディンプルカバーに含まれている緑色の蛍光材料と散乱を起こし、ディンプルカバーを通過して内部の白色の核またはインナーカバーから反射された光がディンプルカバーの緑色の蛍光色材料と散乱を起こし、緑色の波長の光が拡散されるため、鮮やかな緑色の蛍光を発していることが観察された。
また、艶消しの特性によりディンプルの形状がよくあらわれないで、完璧な球形状をしていることが観察された。これに反して、比較例1の場合、塗布膜の光沢特性により光沢塗布膜による光の反射が強いので明るさは強いが、一定の光の強さではなく、観察する角度に応じて光の強さが変わって、ゴルファーの集中力をむしろ低下させる恐れがあることが確認されており、ディンプルカバーの緑色の蛍光色感も半減されたことが観察された。
比較例2の艶消し塗布膜−不透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボールの外観を観察した結果、塗布膜を艶消し処理したにもかかわらず、不透明ディンプルカバーのディンプルによる光の乱反射によりディンプルの形状が鮮明に現れ、ボールの模様が完璧な球形に見えないで、蛍光色材料も実施例に比べて、1.5倍多く使用したにもかかわらず、明るさが低いことが確認された。
前記艶消し塗布膜を光沢塗布膜で処理して製造した比較例3の場合には、前記比較例1の光沢塗布膜による欠点に加え、ディンプルによる乱反射も観察され、色感が低下し、観察する角度に応じて光の強度が変わってゴルファーの集中力をむしろ低下させる恐れがあることが確認された。
また、実施例、比較例2及び比較例3と同様に白色のインナーカバーの上にディンプルカバーを射出し、ディンプルカバーに蛍光材料またはTiOを含まない、純粋な高分子樹脂であるアイオノマー(ionomer)を使用し、塗布膜の光沢または艶消しかどうかだけを異なるように製造した比較例4と比較例5の場合には、ディンプルカバーのディンプルの形状が明確に現われて、ディンプルの屈曲した形状による乱反射がひどく発生することが確認された(図2参照)。
<光透過率の測定及び光残存量の算出>
前記製造したゴルフボールに対して、核またはインナーカバーの色がディンプルカバーと塗布膜を通過してどのように投影されて発現されていることを確認するため、前記製造したゴルフボールのディンプルカバー及び塗布膜に対して、ASTM、D1003−13、手順Aに応じて、全光線透過率を測定し、これを比較分析した(表2参照)。
高分子樹脂(ionomer)にTiOを入れずに、0.2質量部の蛍光色材料のみを混合して製造したディンプルのカバーの上に艶消し塗布膜(実施例)または光沢塗布膜(比較例1)をそれぞれ適用したゴルフボールの場合には、それぞれ22.8%、または23.2%の全光線透過率を得ることができ、実際の核、またはインナーカバーの白色がディンプルカバーを透過して投影されることを確認できた。
しかし、高分子樹脂(ionomer)にTiOを0.7質量部添加し、0.3質量部の蛍光色材料を混合して製造したディンプルカバーの上に艶消し塗布膜(比較例2)、または光沢塗布膜(比較例3)を適用したゴルフボールの場合、それぞれ6.9%と7.0%の全光線透過率を示し、核またはインナーカバーの白色がディンプルカバーを透過して投影されず、ほとんど遮蔽されることを確認できた。
また、TiOと蛍光色材料の両方を入れずに、高分子樹脂(ionomer)のみで製造されたディンプルカバーの上に艶消し塗布膜(比較例4)と光沢塗布膜(比較例5)を適用したゴルフボールの場合には、それぞれ84.5%と90.5%全光線透過率を得て、内部の核またはインナーカバーの色がほとんど投影されていることが確認された。
実施例及び比較例で製造したゴルフボールの外観を観察した結果、白色のコアまたはインナーカバーの上に高分子樹脂(Ionomer)と蛍光色材料のみ混合したディンプルカバーを射出したゴルフボールに艶消し塗布膜が適用された実施例のゴルフボールが最も鮮明で明るい色調が発現され、より大きく見える現象が観察された。前記の結果は、蛍光色材料の蛍光発散効果がより強いためであると判断され、前記蛍光発散効果の大きさは、蛍光色材料による光の散乱量と比例する。
したがって、ディンプルカバーに進入した光の量が多かったり進入した光が閉じ込められたりする現象によって、ディンプルカバーに光が留まる時間が増加した場合に、蛍光発散が向上する。前記の表2の結果によれば、比較例4および5の全体光線透過率は、実施例及び比較例1の全体光線透過率に比べて、約4−5倍に達する。透明なディンプルカバーの特性により、白色の核またはインナーカバーの色調がカバーの外に投影されるが、ディンプルカバーに蛍光色材料が含まれるか、蛍光色材料とTiO2が含まれている不透明なディンプルカバーに比べて鮮明度が低下して、色調が鮮明でないことが観察された。
実際のゴルフボールの外観を観察してみると、特に、実施例のゴルフボールの外観が最も鮮明で明るい色が発現され、より大きく見える現象が観察される。したがって、前記実施例のゴルフボールの観察結果は、進入した光の量より光の閉じ込め現象によるものと判断される。前記現象を解釈し、これを究明するために、ASTM、D1003−13の手順Aに基づいて正方向の透過率及び逆方向の透過率を測定し、正方向の透過光の反射透過量と光残存量を算出した(表3参照)。前記の光残存量は、光の閉じ込め現象の程度を示す尺度として使用される。
前記表3は、高分子樹脂(ionomer)にTiOを入れずに、0.2質量部の蛍光色材料のみを混合して製造したディンプルカバーの上に艶消し塗布膜(実施例)または光沢塗布膜(比較例1)をそれぞれ適用した場合と、TiOと蛍光色材料の両方を入れずに、高分子樹脂(ionomer)のみで製造されたディンプルカバーの上に艶消し塗布膜(比較例4)と光沢塗布膜(比較例5)を適用した場合に対する正方向の透過率、逆方向の透過率、正方向の透過光の反射透過量と光の残存量を示している。
前記正方向の透過率は、入射光量100%に対して、塗布膜からディンプルカバー及び核またはインナーカバーの方向に進行して透過される光の量を意味し、前記逆方向の透過率は、入射光量100%に対して、核またはインナーカバーからディンプルカバー及び塗布膜の方向に進行して透過される光の量を意味する。
前記正方向の透過光の反射透過量は、塗布膜からディンプルカバー、及び核またはインナーカバーの方向に進んで透過されて白色の核またはインナーカバーにぶつかった後、反射して逆方向に外部に透過されて外に出る光の量を意味する。前記光の残存量は、前記入射光量100%に対して、ゴルフボールの内部(塗布膜とディンプルカバー)に残存する光の量を意味する。
したがって、前記光残存量は、外部からゴルフボールの内部に進入した光の量(正方向の透過率)から、外部からゴルフボールの内部に進入した光が内部の白核またはインナーカバーによって反射されて外に出る光の量(逆方向の透過光の反射透過量)を差し引く方法で算出することができる。
実施例と比較例1の場合には、ディンプルカバーに含まれている蛍光色材料による発光効率を同じと仮定して透過量の自体を比較した結果、光沢塗布膜(比較例1)の場合、逆方向の透過量が正方向の透過量に比べて、0.1%pより高く光が逆方向に進むときの反射光量がより少ないことが確認された。
また、艶消し塗布膜(実施例)の場合、正方向の透過量が逆透過量に比べて、0.5%pより高く、光が逆方向に進行するときに反射される光量が多いことが分かる。しかし、実施例と比較例1の光残存量を比較すると、比較例1の正方向の透過量(24%)と逆方向の透過量(24.1%)の差(0.1%p)と、実施例の正方向の透過量(23.7%)と逆方向の透過量(23.2%)の差(0.5%p)が、5倍ほど差があるにもかかわらず、光沢塗布膜(比較例1)と艶消し塗布膜(実施例)は、同じ光残存量(18.2%p)を有するものが確認された。
前記の結果は、実施例及び比較例1のディンプルカバーが含まれている蛍光色材料の光発散効果のためであると考えされる。前記光残存量の算出に関与する前記蛍光色材料の光発散効果を排除して艶消し塗布膜と光沢塗布膜による光残存量の変化を確認するために、ディンプルカバーに高分子樹脂(Ionomer)のほか、どの蛍光色材料も含んでいない場合で、艶消し塗布膜(比較例4)と光沢塗布膜(比較例5)の差がある比較例について、前記と同様の方法で光残存量を算出した。
算出結果は、光沢塗布膜を使用した比較例5の場合、正方向の透過量(90.7%)が逆方向の透過量(90.9%)に比べて0.2%p低く、光が逆方向により透過されることが確認され、塗布膜の面で反射されてディンプルカバーの内(ゴルフボールの内部)に残存する光残存量は8.3%pであることが算出された。
これに反して、艶消し塗布膜を使用した比較例4の場合、正方向の透過量(97.1%)が逆方向の透過率(86.3%)に比べて10.8%p高く、光が正方向により透過され、塗布膜の面で反射されてディンプルカバー内に残存する光残存量は13.3%pであると算出された。
結論として、艶消し塗布膜を使用する場合では、光沢塗布膜を使用する場合に比べて、5.1%pの光をディンプルカバー内に、より残存させることができるということが確認された。前記の結果は、艶消し塗布膜を使用すると、光沢塗布膜を使用することに比べて、ディンプルカバー内に光をより多く残存させることができるので、光が蛍光材料にぶつかり蛍光効果を発現する確率を倍増させてゴルフボールの蛍光色がより鮮明でより明るい色調に発現されるので、ボールの大きさが大きく見えて、優れた視認性を持つことを意味する。
<光反射率の測定>
光沢塗布膜を含むゴルフボールは、フィールドで外光によってグレアが誘発され、集中力を低下させ、正確な打撃を妨害することで、競技力が低下する欠点がある。
本実施例では、これらの欠点を回避したい、ポリウレタン系光沢コーティング塗料に消光剤を添加して製造した、艶消しコーティング剤をゴルフボールに適用した。前記艶消しコーティング剤を使用したゴルフボールの反射率を測定し、ポリウレタン系の光沢コーティング塗料のみを使用し光沢コーティング剤が適用されたゴルフボール比較した(表4参照)。
高分子樹脂(ionomer)にTiOを入れずに、0.2質量部の蛍光色材料のみを混合して製造したディンプルカバーの上に光沢塗布膜(比較例1)、または艶消し塗布膜(実施例)をそれぞれ適用したゴルフボールの場合、光沢塗布膜が適用されたゴルフボールは、85°(光の入射角、以下角度については同様)で105G.Uまたは60°で96G.Uの光沢度を示し、艶消し塗布膜が作用されたゴルフボールは、85°で21G.Uまたは60°で1G.Uの光沢度を示した。
高分子樹脂(ionomer)にTiOを0.7質量部で添加し、0.3質量部の蛍光色材料を混合して製造したディンプルカバーの上に光沢塗布膜(比較例3)と艶消しコーティングを適用したゴルフボール(比較例2)の場合、光沢塗布膜が適用されたゴルフボールは、85°で104G.Uまたは60°で96G.Uの光沢度を示し、艶消し塗布膜が作用されたゴルフボールは、85°で21G.Uまたは60°で2G.Uの光沢度を示した。
また、高分子樹脂(ionomer)にTiOと蛍光色材料の両方を入れずに製造したディンプルカバーの上に光沢塗布膜(比較例5)と艶消し塗布膜を適用したゴルフボール(比較例4)の場合、光沢塗布膜が適用されたゴルフボールは、85°で113G.Uまたは60°で153G.Uの光沢度を示し、艶消し塗布膜が作用されたゴルフボールは、85°で26G.Uまたは60°で8G.Uの光沢度を示した。
前記実施例と比較例の反射率を比較した結果、前記ゴルフボールの反射率は、ディンプルカバーの透明度とは関係が少ないと判断され、消光剤の使用に起因する光沢に密接な関係があるものと判断される。したがって、実施例のように、透明な樹脂の上に艶消しコーティングしたゴルフボールの輝度がより大きいと、カバーに入射された光によって顔料の特定の波長の放出効果がより大きいことが分かる。
<輝度の測定>
ゴルフは、最小直径が42.67mmであるボールが地上に静止している状態で打撃するゲームであるため、ゴルフボールの大きさが視覚的に大きく見えると、競技力が向上する利点がある。ゴルフボールは、輝度が大きいほど、サイズが大きく見えるので、本発明の実施例及び比較例のゴルフボールに対して輝度を測定した。前記測定に使用した基準光源は、183.2cd/mであり、前記の基準光源から3cm離れた場所で輝度計を設置して輝度を測定した(表5参照)。
高分子樹脂(ionomer)にTiOを入れずに、0.2質量部の蛍光色材料のみを混合して製造したディンプルカバーの上に光沢塗布膜(比較例1)、または艶消し塗布膜(実施例)をそれぞれ適用したゴルフボールの場合には、それぞれ32.07cd/mと32.46cd/mの輝度を得ることができた。
しかし、高分子樹脂(ionomer)にTiOを0.7質量部で添加し、0.3質量部の蛍光色材料を混合して製造したディンプルカバーの上に光沢塗布膜(比較例3)と艶消し塗布膜(比較例2)を適用したゴルフボールの場合、それぞれ18.29cd/mと21.50cd/mの輝度を得て、前記実施例に比べて、30〜50%レベルの輝度が減少した測定結果が得られた。
TiOと蛍光色材料の両方を入れずに、高分子樹脂(ionomer)のみで製造されたディンプルカバーの上に光沢塗布膜(比較例5)と艶消し塗布膜(比較例4)を適用したゴルフボールの場合、それぞれ168.4cd/mと145.5cd/mの輝度を得た。これらの結果は、輝度が有限な面積を持っている発光面の明るさを表すので、実施例、比較例1,2、および3に適用された塗布膜に比べて、透過率と反射率の大きさが相対的に大きい比較例4及び5ではるかに大きな輝度値を示したと判断される。
<視認性の測定>
ゴルフボールは、ドライバ打撃時、長くは250m以上飛んでいく。この時、ゴルフボールが飛んでフェアウェイに落ちるまでよく見えるし、気候条件とプレイ時間に応じて最後までよく見えなくても可能な限り遠く自分のボールを簡単に見つけることができるよう視認性に優れなければならない。
従来のゴルフボールが白色である理由の一つは、ゴルフボールの視認性のためであり、カラーゴルフボールのように蛍光色材料が含まれて明るく鮮明なオレンジ色、黄色、などのゴルフボールが開発されている理由も、前記視認性のためである。
本実施例ではゴルフボールの視認性を評価するために、プロゴルファー5人に、50m、100m、150m、200m、または250mの離れたフィールドの各ポイントで、本発明から製造したゴルフボールを置いて、前記ゴルフボールを認知することができるのか可否をテストした。
前記で製造した実施例の艶消し塗布膜−透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボール、比較例2の艶消し塗布膜−不透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボール、及び比較例5の光沢塗布膜−透明ディンプルカバー−無蛍光ゴルフボールに対して、視認性のテストを行った(表6参照)。
前記のテストは、前記プロゴルファー5人が評価した視認性の評価(1〜10点であり、スコアが高いほどよく見える)についての平均を算出し、得点が0点以上、2.5点未満であれば「X」として、スコアが2.5点以上、5点未満であれば「△」として、スコアが5点以上、7.5点未満であれば「○」として、スコアが7.5点以上、10点以下であれば「◎」として評価した。
前記表6の中で、「◎」は、ゴルフボールがフィールドの芝生と区分されて非常によく見られることを、「○」は、ゴルフボールがフィールドの芝生と区分されてよく見えることを、「△」は、ゴルフボールがフィールドの芝生と区分されて見えることを、「X」は、ゴルフボールがフィールドの芝生と区分されて見えないことを意味する。
前記視認性テストの結果、実施例の艶消し塗布膜−透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボールは、フィールドで200m離れた位置でもフィールドの芝生とよく区分されて見えると評価されており、フィールドで250m離れた位置でもフィールドの芝生と区分されて見えると評価された。
比較例2の艶消し塗布膜−不透明ディンプルカバー−蛍光ゴルフボールは、フィールドで150m離れた位置でのフィールドの芝生と区分されて見えると評価されており、フィールドで250m以上離れた位置には、フィールドの芝生と区別されていないと評価された。
また、比較例5の光沢塗布膜−透明ディンプルカバー−無蛍光ゴルフボールは、フィールドで100m離れた位置でのフィールドの芝生と区分されて見えると評価されており、フィールドで100m以上離れた位置では、フィールドの芝生と区別されていないと評価された。
本明細書で説明された具体的な実施例は、本発明の好ましい実施例または例示を代表する意味であり、これにより本発明の範囲が限定されない。本発明の変形と他の用途が本明細書の特許請求範囲に記載された発明の範囲から脱しないことは、当業者に明らかである。
<<効果まとめ>>
本発明は、視認性を向上させた艶消し表面を有するゴルフボールに関し、上述した効果等をまとめると、以下の様にも表現できる。
本発明のゴルフボールは、以下のような利点がある。
1)本発明のゴルフボールは、白色の核またはインナーカバー、透明ディンプルカバー、及び消光剤が含まれている艶消し塗布膜を使用してゴルフボールの内部に残存する光の量を増加させるので、透明ディンプルカバーに含まれている蛍光色材料の蛍光特性が倍になる特徴がある。
2)本発明のゴルフボールは、蛍光色材料の蛍光特性が倍になって、高い輝度を示すので、ゴルフボールの大きさが大きく見え、正確な打撃をすることができる利点がある。
3)本発明のゴルフボールは、高い輝度により向上した視認性を持っているので、打撃したゴルフボールの進行方向を容易に判断することができ、一緒にプレイする他のゴルファーのボールと混同せずに、自分のボールを簡単に見つけることができる利点がており、ゴルファーの競技力を向上させる効果がある。
4)本発明のゴルフボールは、従来のゴルフボールに比べて、艶消しの表面を持ってゴルファーの眩しさを予防する利点があり、蛍光色材料の色感が豊富で秀麗な色調と一緒に向上した視認性を有しており、ゴルファーの競技力を向上させる効果がある。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

Claims (11)

  1. 核と、
    前記核を被覆する白色インナーカバーと、
    前記白色インナーカバーを被覆する透過性ディンプルカバーと、を含み、
    前記透過性ディンプルカバーには、消光剤を含む艶消し塗布膜が被覆され、
    前記透過性ディンプルカバーの内部の光の残存量は、5%p〜30%pであることを特徴とするゴルフボール。
  2. 前記核は、一つの内部核、または一つの内部核と前記内部核を実質的に取り囲んでいる少なくとも一つ以上のインナーカバーで構成される請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 前記白色インナーカバーは、酸化チタン、酸化亜鉛、ジルコニア、白鉛、および硫酸バリウムからなる群から選択された一つまたは二以上の混合物を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフボール。
  4. 白色の核と、
    前記白色の核を被覆する透過性ディンプルカバーと、を含み、
    前記透過性ディンプルカバーには、消光剤を含む艶消し塗布膜が被覆されたことを特徴とするゴルフボール。
  5. 前記白色の核は、一つの内部核、または一つの内部核及び前記内部核を実質的に取り囲んでいる少なくとも一つ以上の外部核層で構成された核であり、前記内部核又は最外郭の前記外部核層が白色であることを特徴とする請求項4に記載のゴルフボール。
  6. 前記白色の核は、酸化チタン、酸化亜鉛、ジルコニア、白鉛、及び硫酸バリウムからなる群から選択された一つまたは二つ以上の混合物を含むことを特徴とする請求項4又は5に記載のゴルフボール。
  7. 前記透過性ディンプルカバーは、高分子樹脂100質量部に対して、蛍光色材料0.03〜3質量部が混合されることを特徴とする請求項1又は4に記載のゴルフボール。
  8. 前記高分子樹脂は、アイオノマー樹脂、熱可塑性プラスチック樹脂、熱可塑性ゴム、ポリウレタン樹脂からなる群から選択された一つまたは二つ以上の混合物であることを特徴とする請求項7に記載のゴルフボール。
  9. 前記蛍光色材料は、ペリレン系化合物、ナフテン脱イミド系化合物、クマリン系化合物、キサンチン系化合物、ナフトラクタム系化合物、アズラクトン系化合物、およびオキサジン系化合物からなる群から選択された一つまたは二つ以上の混合物であることを特徴とする請求項7又は8に記載のゴルフボール。
  10. 前記艶消し塗布膜は、ポリウレタン塗料100質量部に対して、硬化剤10質量部〜50質量部及び消光剤1〜30質量部が混合されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のゴルフボール。
  11. 前記消光剤は、アモルファスシリカ、発煙性シリカ、シリカゲル、アルミナ、チタニア、ジルコニア、ジルコン、酸化スズ、酸化マグネシウム、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、Al−ステアレート、Zn−ステレート、Ca−ステアレート、Mg−ステアレート、粉状のポリプロピレンワックス、及びウレア−ホルムアルデヒド縮合物からなる群から選択された一つまたは二つ以上の混合物であることを特徴とする請求項10に記載のゴルフボール。
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