JP5584521B2 - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール Download PDF

Info

Publication number
JP5584521B2
JP5584521B2 JP2010127014A JP2010127014A JP5584521B2 JP 5584521 B2 JP5584521 B2 JP 5584521B2 JP 2010127014 A JP2010127014 A JP 2010127014A JP 2010127014 A JP2010127014 A JP 2010127014A JP 5584521 B2 JP5584521 B2 JP 5584521B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
golf ball
cover
added
weight
fluorescent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010127014A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011251003A (ja
Inventor
浩 川畑
Original Assignee
キャスコ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by キャスコ株式会社 filed Critical キャスコ株式会社
Priority to JP2010127014A priority Critical patent/JP5584521B2/ja
Publication of JP2011251003A publication Critical patent/JP2011251003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5584521B2 publication Critical patent/JP5584521B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

本発明は、視認性が良好であり、他のボールと識別することも容易なカバーを有するゴルフボールに関する。
ゴルフボールの最外層であるカバーは、一般的に白色であるが、カバーが黄色やオレンジ色等に着色されたゴルフボール(カラーボール)も市販されている。この種のカラーボールは、例えば、冬季にプレーする際に特に有効である。すなわち、冬季においてはフィールド上の芝生が枯れて白色を呈するが、カラーボールは、このように白色を呈した芝生上での視認性が白色ボールよりも良好であるからである。
また、冬季以外であっても、他のプレーヤーと別色のカラーボールを使用することにより、該プレーヤーのボールと識別することが極めて容易となるという利点がある。
しかしながら、カラーボールの需要量はさほど多くはない。この点に関し、特許文献1では、一般的な白色ボールに対して著しく濃厚な色に着色されていることから、白色ボールに慣れたプレーヤーがカラーボールを使用すると、例えば、該プレーヤーがアドレス時に視覚的な違和感を覚えてしまうこと等が理由であると推察して、着色の度合いを小さくすることが提案されている。すなわち、特許文献1においては、淡色ボールが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された淡色ボールは、その名が示す通り着色の度合いが小さいため、目視点からボールまでの距離が長いと、白色ボールと見分けることが容易ではない。すなわち、この淡色ボールには、長距離からの視認性という点では白色ボールと略同等であるため、例えば、冬季にプレーする際に枯れた芝生上の淡色ボールを認識することが容易ではないという懸念がある。
そこで、本出願人は、特許文献2において、冬季の枯れた芝生上のみならず、霧、雨等の天候下でプレーする際にも長距離から容易に視認し得るゴルフボールを提案している。
特開平10−155937号公報 特開2007−144097号公報
本発明は、前記特許文献2記載の技術に関連してなされたもので、視認性が一層良好であるゴルフボールを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、第1層と第2層を有するカバーを具備するゴルフボールにおいて、
前記第1層は、熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーの少なくともいずれか一方に対し、反射材及び蛍光増白剤が添加された透光体からな
前記第1層を被覆する前記第2層は、熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーの少なくともいずれか一方に対し、蛍光増白剤、蛍光顔料又は蛍光染料の少なくとも一つが添加された透光体からな
前記第1層では、前記熱可塑性樹脂又は前記熱可塑性エラストマーの少なくともいずれか一方を100重量部としたとき、前記蛍光増白剤が0.08〜3重量部の割合で添加されていることを特徴とする。
このような構成のゴルフボールは、蛍光材によって色調が鮮明となることで視認性が向上する。さらに、反射材が添加されているので、この反射材が日光等の光を反射する。このため、プレーヤーがゴルフボールを目視にて認識することが一層容易となる。
例えば、黄緑色、黄色又はオレンジ色に呈色し且つ反射材によって光を反射するゴルフボールは、冬季において、枯れて白色を呈した芝生との区別が容易である。また、霧や雨等の天候下でプレーする際においても、ボールの飛行方向や落下地点を長距離から容易に目視で確認することができる。すなわち、視認性に優れたゴルフボールを得ることができる。
なお、反射材の好適な例としては、ガラスフレーク又は二酸化ケイ素が金属又は金属酸化物で被覆された光輝材又は偏光材等を挙げることができる。
また、第2層において、熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーの少なくともいずれか一方を100重量部とするとき、蛍光増白剤、蛍光顔料又は蛍光染料の少なくとも一つの好ましい添加割合は、0.001〜3.0重量部である。この場合、第2層が呈色はするものの、光を透過することが可能な程度の半透明となる。本発明においては、この状態も「着色」に含まれるものとする。
カバーには、ヒンダードアミン系光安定剤又はヒンダードフェノール系酸化防止剤の少なくとも一方を添加することが好ましい。これにより、耐候性が向上するからである。この場合において、カバーを光が透過可能な程度の半透明にするためには、熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーの少なくともいずれか一方を100重量部とするとき、ヒンダードアミン系光安定剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、又はこれらの混合物を0.01〜2.0重量部の割合で添加することが好ましい。
本発明によれば、カバーに蛍光材を添加するとともに、日光等を反射する反射材を添加するようにしている。蛍光材によって色調が鮮明となることで視認性が向上するとともに、この反射材が日光等の光を反射するので、プレーヤーがゴルフボールを目視にて認識することが一層容易となる。
このような視認性に優れるゴルフボールは、例えば、冬季に枯れて白色を呈した芝生と容易に区別することが可能である。また、霧や雨等の天候下でも、飛行方向や落下地点を目視で長距離から容易に判断することができる。
加えて、他のプレーヤーのゴルフボールと区別することも容易である。
本発明の第1実施形態に係るゴルフボールの概略全体断面図である。 本発明の第2実施形態に係るゴルフボールの概略全体断面図である。 実施例1、2及び比較例1、2のゴルフボール(ツーピースソリッドゴルフボール)におけるカバーの原材料・組成、色調及び視認性を表す図表である。 実施例3〜8及び比較例3のゴルフボール(スリーピースソリッドゴルフボール)におけるカバーの原材料・組成、色調及び視認性を表す図表である。
以下、本発明に係るゴルフボールにつき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、第1実施形態に係るゴルフボール10の全体概略断面図である。この場合、該ゴルフボール10は、1層のソリッドコア12が1層のカバー14で被覆された、いわゆるツーピースソリッドゴルフボールである。
ソリッドコア12の材質としては、従来から存在するツーピースソリッドゴルフボールのソリッドコアと同様のものを選定すればよい。その好適な例としては、ポリブタジエンゴムを基材ゴムとし、α、β−不飽和カルボン酸金属塩であるアクリル酸亜鉛、有機過酸化物であるジクミルパーオキサイド、充填材である酸化亜鉛等を配合したゴム組成物が挙げられる。
一方、カバー14は、熱可塑性樹脂もしくは熱可塑性エラストマーのいずれか、又はこれらの混合物を主成分として構成される。熱可塑性樹脂の代表例としてはアイオノマー樹脂が挙げられ、熱可塑性エラストマーの代表例としてはポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
カバー14はいわゆる透明体又は半透明体であり、換言すれば、透光性を示す透光体である。そして、カバー14には、反射材と蛍光材が添加される。
反射材は、日光等の入射光を容易に反射する。すなわち、反射光が生じる。プレーヤーは、この反射光を視認することにより、ゴルフボール10がコースの如何なる位置に存在するかを容易に認識することができる。
その上、カバー14には蛍光材が添加されているので、該カバー14が呈色する。この呈色により、プレーヤーがゴルフボール10を視認することが一層容易となる。
すなわち、第1実施形態においては、カバー14に対して着色がなされることに加え、該カバー14に添加された反射材によって反射光が生じる。ゴルフボール10は、これらが相俟って、視認することや識別することが著しく容易となる。
上記したように反射光を生じる物質の好適な具体例としては、ガラスフレークの表面に金属又は金属酸化物が被覆された光輝材や、アルミ、マイカ、シリカ(二酸化ケイ素)等の表面に金属又は金属酸化物が被覆された光輝材を挙げることができる。
一方、蛍光材の好適な例としては、蛍光顔料や蛍光染料、蛍光増白剤を挙げることができる。カバー14の色調は、蛍光顔料、蛍光染料、蛍光増白剤等の種類を適宜選定することで種々設定することが可能である。
蛍光材の好適な添加量は、カバー用樹脂組成物(熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、又はこれらの混合物)100重量部に対して0.001〜3.0重量部である。0.001重量部未満であると、彩度が過度に淡くなる。一方、3.0重量部よりも多いと、彩度が過度に濃厚になるとともに退色が生じ易くなる。蛍光材のより好ましい添加量は、カバー用樹脂組成物100重量部に対して0.01〜2.7重量部、さらに好ましい添加量は0.02〜2.5重量部である。
カバー14には、紫外線吸収剤をさらに添加するようにしてもよい。カバー14が紫外線吸収剤を含有するものである場合、ゴルフボール10の耐候性が向上するという利点がある。
又は、カバー14に対し、二酸化チタン、酸化亜鉛、これらの混合物のいずれかを添加するようにしてもよい。この場合においても、ゴルフボール10の耐候性を向上させることができる。
ここで、二酸化チタン又は酸化亜鉛としては、平均粒子径が10〜200nmであるものを添加することが好ましい。10nm未満であるものを添加すると、耐候性がさほど向上しない。また、200nmを超えるものを添加するとカバーが白っぽくなる。平均粒子径が10〜100nmであるものが一層好ましい。
勿論、混合物を添加する場合には、各々の平均粒子径が、好ましくは10〜200nm、より好ましくは10〜100nmである二酸化チタン及び酸化亜鉛の混合物を使用すればよい。
この種の微粒子二酸化チタンとしては、石原産業社製のTTO−55(平均粒子径=30〜50nm)、TTO−51(平均粒子径=10〜30nm)、TTO−D−1(樹枝形状の粒子であり、平均長軸径=200〜300nm、平均短軸径=40〜70nm=平均粒子径)等が例示される。一方、微粒子酸化亜鉛の具体例としては、石原産業社製のFZO−50(平均粒子径=約20nm)、ハクスイテック社製のZINCOX SUPER F−1(平均粒子径=100nm)、ZINCOX SUPER F−2(平均粒子径=65nm)等が挙げられる。
二酸化チタン、酸化亜鉛、又はこれらの混合物の添加割合は、カバー用樹脂組成物を100重量部とするとき、0.01〜1.0重量部とすることが好ましい。0.01重量部未満では、ゴルフボール10の耐候性を向上させる効果に乏しい。また、1.0重量部を超えるとカバーが白っぽくなるとともに、耐候性を向上させる効果が飽和するので不経済である。
さらにまた、ヒンダードアミン系光安定剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、又はこれらの混合物をカバー14に添加し、これによりゴルフボール10の耐候性を向上させるようにしてもよい。ヒンダードアミン系光安定剤の具体例としては、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製のTINUVIN XT855FF等が挙げられ、一方、ヒンダードフェノール系酸化防止剤の具体例としては、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製のIRGANOX 1010、IRGANOX 1076等が挙げられる。
この種の光安定剤、酸化防止剤、又は両者の混合物の添加割合は、カバー用樹脂組成物を100重量部とするとき、0.01〜2.0重量部とすることが好ましい。上記と同様、0.01重量部未満ではゴルフボール10の耐候性を向上させる効果に乏しく、2.0重量部を超えると、耐候性を向上させる効果が飽和するので不経済である。
カバー14には、上記した蛍光材や紫外線吸収剤、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化防止剤、光安定剤等を同時に添加するようにしてもよい。
また、カバー14の耐久性を高めるため、該カバー14上にクリアーペイントを塗装するようにしてもよい。クリアーペイントとしては、顔料を含有しないものを使用することができる他、塗膜が十分な透明性を有するのであれば、蛍光顔料、蛍光染料等を含有するものを使用することもできる。
なお、第1実施形態においては、ソリッドコア12を2層以上としてもよい。
次に、図2に全体概略断面を示す第2実施形態に係るゴルフボール20につき説明する。このゴルフボール20は、1層のソリッドコア22と、内層カバー24及び外層カバー26の2層からなるカバー28とを有するスリーピースソリッドゴルフボールである。
この場合、ソリッドコア22は、例えば、上記ソリッドコア12と同様に、ポリブタジエンゴム、アクリル酸亜鉛、ジクミルパーオキサイド、酸化亜鉛等を配合したゴム組成物から形成すればよい。
そして、内層カバー24又は外層カバー26の一方に反射材を添加するとともに、外層カバー26又は内層カバー24の残余の一方に、蛍光材を添加する。すなわち、例えば、内層カバー24に反射材のみを添加した場合には、外層カバー26に蛍光材を添加する。また、内層カバー24に蛍光材のみを添加した場合には、外層カバー26に反射材を添加する。
要するに、第2実施形態は、反射材を含む層と、蛍光材を含む層とを個別に形成することを基本とするものである。すなわち、カバーを2層以上とする第2実施形態において、カバーを構成する層全てに反射材及び蛍光材の双方を添加する必要は特にない。
ただし、内層カバー24に反射材と蛍光材の双方を添加するとともに、外層カバー26に、反射材又は蛍光材のいずれか一方のみを添加するようにしてもよいし、その逆に、内層カバー24に反射材又は蛍光材のいずれか一方のみを添加するとともに、外層カバー26に、反射材と蛍光材の双方を添加するようにしてもよい。さらに、内層カバー24及び外層カバー26の双方に、反射材と蛍光材の双方を添加することもできる。
内層カバー24及び外層カバー26は、好適には、熱可塑性樹脂(例えば、アイオノマー樹脂)又は熱可塑性エラストマー(例えば、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、又はポリウレタン系熱可塑性エラストマー)の少なくともいずれか一方を含有するカバー用樹脂組成物を主成分として形成される。
このような内層カバー24又は外層カバー26に対して蛍光材を添加する場合には、例えば、上記カバー14と同様に呈色させればよい。勿論、必要に応じ、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤等を添加するようにしてもよく、さらに、着色剤等を添加するようにしてもよい。
外層カバー26に対して蛍光材を添加する場合、上記したように、内層カバー24には反射材を添加すれば十分であり、蛍光材を添加する必要は特にない。従って、この場合、内層カバー24は、従来から存在するスリーピースソリッドゴルフボールにおける内層カバーと同様に透明なものであってもよいし、二酸化チタン等の白色顔料を添加して白色としたものであってもよい。
このように構成される第2実施形態に係るゴルフボール20においては、内層カバー24又は外層カバー26の少なくともいずれか一方が着色され、且つ外層カバー26又は内層カバー24の残余の一方に反射材が添加されている。このため、ゴルフボール20が第1実施形態に係るゴルフボール10(図1参照)と同様に機能する。外層カバー26上にクリアーペイントを塗装するようにしてもよいことはいうまでもない。
本発明に係るゴルフボールは、以上のゴルフボール10、20に限定されるものではなく、1層のソリッドコアと3層以上のカバーから構成されるマルチピースソリッドゴルフボールや、2層以上のソリッドコアと1層以上のカバーから構成されるマルチピースソリッドゴルフボールであってもよい。
また、ソリッドコア12、22に代替し、いわゆる糸巻きコアを採用するようにしてもよい。
シス−1、4−ポリブタジエンを基材ゴムとし、これにアクリル酸亜鉛、酸化亜鉛、ジクミルパ−オキサイドを混合したゴム組成物で、直径38.3mm、JIS−C硬度が80であるソリッドコア12を作製した。
その一方で、サーリン1605、サーリン1706(ともにデュポンポリケミカル社製のアイオノマー樹脂の商品名)を重量比で50:50として配合することでカバー用樹脂組成物としての混合物を得、この混合物に対し、C.I.ソルベントイエロー98であるHostasol Yellow 3G(クラリアント社製の黄色蛍光染料の商品名)、PR−30PDR(クラリアント社製の光安定剤の商品名)、TINUVIN XT855FF(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製のヒンダードアミン系光安定剤の商品名)、及び反射材としてのファイヤーミストゴールド(BASF社製の光輝性顔料の商品名であり、ガラスフレークを金属酸化物で被覆したもの)を添加してカバー用原材料とした。なお、カバー用樹脂組成物100重量部に対する黄色蛍光染料、光安定剤、ヒンダードアミン系光安定剤、反射材の各割合は、図3に示す通りとした。
ここで、図3中のPHRは、カバー用樹脂組成物100重量部に対する各材料の重量部を示す。すなわち、例えば、Hostasol Yellow 3Gが0.07PHRである場合、カバー用樹脂組成物100重量部に対してHostasol Yellow 3Gが0.07重量部添加されていることを意味する。なお、図3中では、Hostasol Yellow 3Gを「イエロー3G」と表している。
このカバー用原材料を、前記ソリッドコア12上に射出成形してカバー14を形成し、ツーピースソリッドゴルフボールであるゴルフボール10(図1参照)を得た。なお、前記カバー14は、黄色系色を呈した透明体であった。これを実施例1とする。
また、蛍光材を、ピンクFX−307(シンロイヒ社製のピンク色蛍光顔料の商品名)0.1重量部、及びHostalux KSB−1(クラリアント社製の蛍光増白剤の商品名)0.027重量部に変更して調製したカバー用原材料を用いてカバー14を作製したことを除いては実施例1に準拠して、ゴルフボール10を得た。これを実施例2とする。
比較のため、カバーに反射材を添加することなく、且つ図3に示す成分・組成比でカバーを形成したことを除いては実施例1、2と同様にしてゴルフボールを得た。各々を比較例1、2とする。
さらに、実施例1、2のソリッドコア12に準拠してソリッドコア22を作製した後、該ソリッドコア22を、図4に示す成分・組成比の内層カバー24及び外層カバー26を有するカバー28で被覆し、これによりスリーピースソリッドゴルフボールであるゴルフボール20(図2参照)を得た。各々を実施例3〜8とする。
比較のため、反射材を添加することなく、且つ図4に示す成分・組成比で内層カバー及び外層カバーを形成したことを除いては実施例3〜8と同様にしてゴルフボールを得た。これを比較例3とする。
なお、図3及び図4には、実施例1〜8及び比較例1〜3の各ゴルフボールが如何なる色に呈色しているかを併せて示している。
以上の実施例1〜8及び比較例1〜3の各ゴルフボールをグリーン上に載置し、200ヤード離れた地点から該ゴルフボールが認識し易いか否かを判断して視認性の評価を行った。なお、視認性は、一般的な白色ゴルフボールよりも鮮明に見える場合を○とした。
さらに、日向の環境下でゴルフボールをティーグランドにセットし、鮮やかさを評価した。ファッション性に富み高級感があると感じられた場合を○、そうでない場合を△とした。
以上の結果を、図3及び図4に併せて示す。これら図3及び図4から、実施例1〜8のゴルフボール10、20が、視認性が良好であるとともに比較例1〜3のゴルフボールに比して鮮やかであることが明らかである。この理由は、実施例1〜8のゴルフボール10、20には、カバー14、28に反射材が添加されているために日光等の光が反射されて反射光が生じるのに対し、比較例1〜3のゴルフボールにはそのような反射材が添加されていないからである。
10、20…ゴルフボール 12、22…ソリッドコア
14、28…カバー 24…内層カバー
26…外層カバー

Claims (6)

  1. 第1層と第2層を有するカバーを具備するゴルフボールにおいて、
    前記第1層は、熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーの少なくともいずれか一方に対し、反射材及び蛍光増白剤が添加された透光体からな
    前記第1層を被覆する前記第2層は、熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーの少なくともいずれか一方に対し、蛍光増白剤、蛍光顔料又は蛍光染料の少なくとも一つが添加された透光体からな
    前記第1層では、前記熱可塑性樹脂又は前記熱可塑性エラストマーの少なくともいずれか一方を100重量部としたとき、前記蛍光増白剤が0.08〜3重量部の割合で添加されていることを特徴とするゴルフボール。
  2. 請求項1記載のゴルフボールにおいて、前記反射材が、ガラスフレーク又は二酸化ケイ素が金属又は金属酸化物で被覆された光輝材又は偏光材であることを特徴とするゴルフボール。
  3. 請求項1又は2記載のゴルフボールにおいて、前記熱可塑性樹脂又は前記熱可塑性エラストマーの少なくともいずれか一方を100重量部としたとき、前記第2層に、前記蛍光増白剤、前記蛍光顔料又は前記蛍光染料の少なくとも一つが0.001〜3重量部の割合で添加されていることを特徴とするゴルフボール。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載のゴルフボールにおいて、前記カバーにヒンダードアミン系光安定剤又はヒンダードフェノール系酸化防止剤の少なくとも一方が添加されていることを特徴とするゴルフボール。
  5. 請求項記載のゴルフボールにおいて、前記熱可塑性樹脂または前記熱可塑性エラストマーの少なくともいずれか一方を100重量部としたとき、前記ヒンダードアミン系光安定剤又は前記ヒンダードフェノール系酸化防止剤が0.01〜2.0重量部の割合で添加されていることを特徴とするゴルフボール。
  6. 請求項1記載のゴルフボールにおいて、色調が白色であることを特徴とするゴルフボール。
JP2010127014A 2010-06-02 2010-06-02 ゴルフボール Active JP5584521B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010127014A JP5584521B2 (ja) 2010-06-02 2010-06-02 ゴルフボール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010127014A JP5584521B2 (ja) 2010-06-02 2010-06-02 ゴルフボール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011251003A JP2011251003A (ja) 2011-12-15
JP5584521B2 true JP5584521B2 (ja) 2014-09-03

Family

ID=45415464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010127014A Active JP5584521B2 (ja) 2010-06-02 2010-06-02 ゴルフボール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5584521B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101748837B1 (ko) 2017-01-26 2017-06-20 주식회사 볼빅 시인성이 향상된 무광 표면을 갖는 골프공

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017118950A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 キャスコ株式会社 ゴルフボール
JP7069694B2 (ja) * 2017-12-20 2022-05-18 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフボール
JP7342455B2 (ja) * 2019-06-28 2023-09-12 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフボール

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144097A (ja) * 2005-11-07 2007-06-14 Kasco Corp ゴルフボール
US7648428B2 (en) * 2005-12-13 2010-01-19 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US7278931B2 (en) * 2006-01-19 2007-10-09 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
JP2008161375A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Sri Sports Ltd ゴルフボール
JP2009066241A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Sri Sports Ltd ゴルフボール
JP2011031020A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Bridgestone Sports Co Ltd カラーゴルフボール
US9962578B2 (en) * 2010-03-10 2018-05-08 Dunlop Sports Co. Ltd. Colored golf ball

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101748837B1 (ko) 2017-01-26 2017-06-20 주식회사 볼빅 시인성이 향상된 무광 표면을 갖는 골프공
WO2018139743A1 (ko) * 2017-01-26 2018-08-02 주식회사 볼빅 시인성이 향상된 무광 표면을 갖는 골프공

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011251003A (ja) 2011-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007144097A (ja) ゴルフボール
JP5487752B2 (ja) カラーゴルフボール
JP6509314B2 (ja) ゴルフボール
JP5201360B2 (ja) カラーゴルフボール
JP5507327B2 (ja) カラーゴルフボール
JP2583242B2 (ja) ゴルフボール
US7179856B2 (en) Photoluminescent golf ball
JP5196103B2 (ja) ゴルフボール
JP5584521B2 (ja) ゴルフボール
US7367902B2 (en) Golf ball
US6435984B1 (en) Golf ball
JP2007160087A (ja) ゴルフボール
JP2006187601A (ja) ゴルフボール
US10561903B2 (en) Golf ball
JP2009106720A (ja) ゴルフボール
JP7342455B2 (ja) ゴルフボール
JP2013094666A (ja) ゴルフボールの製造方法及びゴルフボール
JP4304443B2 (ja) ゴルフボール
JP2017118950A (ja) ゴルフボール
JP3156480U (ja) ゴルフボール
JP2007275163A (ja) 球技用ボール
JP5882636B2 (ja) ゴルフボール
JP2011031020A (ja) カラーゴルフボール
JP2011234978A (ja) ゴルフボール
JPS6088567A (ja) ゴルフボ−ル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140624

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5584521

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250