JP2018117947A - 離座検知型ナースコールシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】看護師が呼び出し機能を有効にするための操作を忘れて報知漏れが生じてしまうことを防止できるようにする。【解決手段】操作部41に対するユーザ操作(長押し操作)によって通常使用モードが設定された場合には、操作受付部42が受け付けた操作部41に対するユーザ操作(短押し操作)に応じて、呼び出し機能をオンに設定する一方、連続使用モードが設定された場合には、身体補助具の使用状態が検出されたときに、呼び出し機能をオンに自動設定する実行設定部44を備え、連続使用モードを設定しておけば、看護師が患者を介助して便座に着座させた後、身体補助具を使用状態にすると、呼び出しの実行を有りに設定するためのユーザ操作を看護師が忘れていたとしても、呼び出し機能が自動的にオンに設定されるようにする。【選択図】図3

Description

本発明は、離座検知型ナースコールシステムに関し、特に、患者が便座から離座しようとしている動作を検知して呼び出しを行うようになされたナースコールシステムに用いて好適なものである。
一般に、病院や介護施設などにおいて、介助を必要とする患者や被介護者(以下、単に「患者」という)がトイレを使いたいときは、ベッドサイドの呼出ボタンを操作して、看護師や介護師(以下、単に「看護師」という)を呼び出す。これに応じて看護師は、患者のベッドからの立ち上がり動作およびトイレへの移動、便座への着座動作を介助する。患者が用便を終了するまでに時間がかかる場合、看護師はいったんトイレから外に出る。そして、患者は、用便終了後にトイレ内の呼出ボタンを操作して、看護師を再度呼び出す。この呼び出しを受けた看護師は、患者の便座からの立ち上がり動作、ベッドへの移動を介助する。
ところで、介助を必要とする患者の中には、下肢に障害を有する等の理由のために、トイレを使用するときに自力で便座から起立することを禁止された者もいる。ところが、そのような患者の中には、呼び出しをせずに自力で立ち上がってしまう者もいて、それが原因で障害を悪化させてしまうことがある。このような事態を防ぐために、患者が便座から立ち上がろうとしていることを検出して自動的に呼び出しを行う装置が提供されている。
しかしながら、この種の装置では、患者が便座から立ち上がろうとすると自動的に呼び出しを行うので、介助の必要がない患者がトイレを使用した場合においても呼び出しが行われてしまうという問題があった。そこで、このような問題を解決することを目的として、便座の前に倒立自在に設けた身体補助具が起立したことを検出するセンサからの信号により患者の便座からの離座を検出して自動的に呼び出しを行うための機能を、トイレ内に設けたスイッチレバー式の指示手段を管理者が操作した場合にのみ有効とするようにしたトイレ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−136559号公報
上記特許文献1に記載の技術によれば、介助の必要がない患者がトイレを使用する場合には、看護師による指示手段の操作が行われないので、当該患者が離座しても呼び出しが自動的に行われることない。しかしながら、介助を必要とする患者がトイレを使用する場合に、看護師が患者を介助して着座させた後、看護師が指示手段の操作を忘れると、患者が自力で立ち上がろうとしても呼び出しが行われなくなってしまうという報知漏れの問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、看護師が呼び出し機能を有効にするための操作を忘れて報知漏れが生じてしまうことを防止できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、身体補助具の不使用状態が検出された場合に、患者が便座から離座しようとしているとして呼び出しを行うようになされたナースコールシステムにおいて、通常使用モードが設定された場合には、ユーザ操作に応じて、呼び出しの実行を有りに設定する一方、連続使用モードが設定された場合には、身体補助具の使用状態が検出されたときに、呼び出しの実行を有りに自動設定するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、連続使用モードを設定しておけば、介助を必要とする患者がトイレを使用する場合に、看護師が患者を介助して便座に着座させた後、身体補助具を使用状態にすると、呼び出しの実行が自動的に有りに設定される。このため、呼び出しの実行を有りに設定するためのユーザ操作を看護師が忘れていたとしても、患者が身体補助具を不使用状態に変えると呼び出しが行われるので、患者が自力で立ち上がろうとしても呼び出しが行われなくなってしまうという報知漏れを防止することができる。
本実施形態による離座検知型ナースコールシステムの構成例を示す図である。 トイレに設置される設備の一例を示す図である。 本実施形態によるセンサ制御ユニットの機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるセンサ制御ユニットの通常使用モードの設定時における動作例を示すフローチャートである。 本実施形態によるセンサ制御ユニットの連続使用モードの設定時における動作例を示すフローチャートである。 身体補助具の変形例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態のナースコールシステムは、ナースコール親機1、制御機2、代表廊下灯3、センサ制御ユニット4、測距センサ5および呼出ボタン6を備えて構成されている。このうち、センサ制御ユニット4、測距センサ5および呼出ボタン6は、トイレの壁面等に埋め込み設置される。
呼出ボタン6は、トイレを使用している患者が看護師を呼び出すためのボタンである。患者が呼出ボタン6を操作すると、呼出信号が代表廊下灯3および制御機2を介してナースコール親機1に送信され、所定の呼出動作が実行される。例えば、看護師が患者を便座に着座させた後、看護師がいったんトイレから外に出た場合、患者が用便終了後に呼出ボタン6を操作することにより、看護師を呼び出すことができる。
センサ制御ユニット4および測距センサ5は、トイレで介助を必要とする患者が便座から離座しようとしている動作を検知して自動的に呼び出しを行うためのものである。すなわち、患者が便座から離座しようとしている動作がセンサ制御ユニット4および測距センサ5により検知されると、呼出信号がセンサ制御ユニット4から代表廊下灯3および制御機2を介してナースコール親機1に送信され、所定の呼出動作が実行される。
ナースコール親機1は、上述の呼び出しに対して所定の呼出動作を実行するものであり、例えばナースセンタに設置される。呼出動作は、例えば、スピーカからの呼出音の出力、呼び出しが行われているトイレを示すためのディスプレイへの画面表示などによって行う。ナースコール親機1は、看護師がこの呼出動作に対する応答を行うことができるようになっている。例えば、看護師がハンドセットをオフフックして応答を行うと、呼出動作が停止する。
制御機2は、ナースコール親機1と代表廊下灯3との間に配置され、通話やデータの送受信に関する制御を行う。代表廊下灯3は、トイレの入口付近外部に設置される。この代表廊下灯3は、表示装置を備え、呼び出しが行われたことが表示されるようになっている。また、代表廊下灯3は、看護師が呼び出し対して応答するための復旧ボタンを備えている。看護師が復旧ボタンを操作すると、呼出動作が停止する。
図2は、トイレに設置される設備の一例を示す図である。図2に示すように、トイレ内には、便器100と、当該便器100の前上方に設けられた身体補助具200とが設置されている。身体補助具200は、支持部201と、支持部201から一方向に伸びるアーム部202とを有している。支持部201は、トイレの壁面に設けられている。アーム部202は、その一端が支持部201により支持され、当該支持部201を回転支点として鉛直方向(矢印A方向)に回転移動可能に構成されている。
介助を必要とする患者を看護師が便器100の便座101に着座させた際には、アーム部202を下方に回転移動させて、便器100の前上方をアーム部202が横切るような状態にする(身体補助具200の使用状態)。これにより、便座101に着座した患者が前向きに倒れることがアーム部202により防止される。また、患者がアーム部202を把持したり、アーム部202の上に腕を置いたりすることもできる。
その後、看護師が患者を介助して便座101から離座させる際には、アーム部202を上方に回転移動させて起立させ、便器100の前上方をアーム部202が横切らないような状態にする(身体補助具200の不使用状態)。これにより、患者が便座101から立ち上がる(離座する)ことができるようになっている。このとき看護師は、患者が便座101から立ち上がる動作を介助する。
ここで、アーム部202を上方に回転移動させなければ、便座101に着座している患者は立ち上がることができない。そのため、アーム部202の位置を検知すれば、患者が便座101から離座しようとしていることを検知することが可能である。その検知のために、本実施形態では、支持部201の近傍の壁面に測距センサ5を設けている。図2の例では、支持部201とほぼ同じ高さの左側に測距センサ5が配置されている。測距センサ5は、身体補助具200に備えられたアーム部202との距離を検知する。
測距センサ5は、例えば、赤外線信号の発光素子と受光素子とを備え、発光素子から発光された赤外線信号がアーム部202で反射して受光素子で受光される信号の電圧値を検出する。検出電圧値が大きいほど距離が短く、検出電圧値が小さいほど距離が長いことを示している。また、赤外線信号が送信された方向の所定距離以内に反射物が存在しない場合は、電圧値は検出されない。図2の位置に測距センサ5を配置した場合、アーム部202を最も下方に回転移動させた状態にあるときに電圧値が検出され、アーム部202が上方に回転移動すると電圧値は検出されなくなる。測距センサ5は、電圧値の検出の有無をセンサ制御ユニット4に通知する。
なお、ここに示した測距センサ5の測距方式は一例に過ぎず、本発明はこの方式により距離を検出するセンサに限定されるものではない。例えば、発光素子から発光された赤外線信号がアーム部202で反射して受光素子で受光されるまでの時間を計測する方式のセンサであってもよい。また、本発明は、赤外線信号を用いる測距方式に限定されるものでもない。
センサ制御ユニット4は、測距センサ5により電圧値が検出されたか否かに応じて、身体補助具200が使用状態にあるか不使用状態にあるかを検出する。すなわち、センサ制御ユニット4は、測距センサ5により電圧値が検出されない場合に身体補助具200が不使用状態にあり、電圧値が検出された場合に身体補助具200が使用状態にあることを検出する。そして、身体補助具200の不使用状態が検出された場合に、患者が便座101から離座しようとしていることを報知するために呼び出しを行う。
ただし、看護師が患者の離座を介助しているときは、呼び出しを行う必要がない。一方、看護師がいないときに、患者が自力で便座101から離座しようとしているときは、呼び出しを行う必要がある。そこで、センサ制御ユニット4は、呼び出しの実行の有無に関する設定を指示するための操作部41を備え、看護師がこの操作部41を短押し操作することにより、呼び出し機能のオン/オフを設定できるようになっている。
すなわち、看護師が患者を介助するときは、患者を便座101に着座させてアーム部202を下方に回転移動させた後、操作部41を短押し操作して、呼び出し機能をオンに設定する。これにより、看護師がトイレから出て、患者が用便終了後にアーム部202を上方に回転移動させて自力で立ち上がろうとすると、呼び出しが実行される。
一方、上述のように呼び出し機能をオンに設定した後、看護師がトイレから出て、患者が用便終了後に呼出ボタン6を操作することによって看護師を呼び出した場合は、看護師はまず操作部41を短押し操作して呼び出し機能をオフに設定する。そして、アーム部202を上方に回転移動させて、患者の便座101からの離座動作を介助する。この場合、身体補助具200の不使用状態が検出されても、呼び出しは実行されない。
なお、操作部41は、便座101に着座した患者の手が届かない位置に設置する。図2の例では、便座101から離れた位置の壁面に操作部41が設けられている。
本実施形態では、操作部41に対するユーザ操作(長押し操作)によって、通常使用モードまたは連続使用モードの何れかを設定することができるようになっている。通常使用モードを設定した場合は、上述のように、呼び出しの実行を有りに設定するためのユーザ操作(操作部41に対する短押し操作)が行われたときに、呼び出し機能をオンに設定する。一方、連続使用モードを設定した場合は、身体補助具200の使用状態が検出されたときに、呼び出し機能を自動的にオンに設定する。
図3は、本実施形態によるセンサ制御ユニット4の機能構成例を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態のセンサ制御ユニット4は、その機能構成として、操作受付部42、状態検出部43、実行設定部44および呼出部45を備えている。
これらの各機能ブロック42〜45は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック42〜45は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現される。なお、当該プログラムは、半導体メモリ等の他の記録媒体に記憶されていてもよい。
操作受付部42は、センサ制御ユニット4による呼び出しの実行の有無(呼び出し機能のオン/オフ)に関する設定およびモードの設定を指示するための操作部41に対するユーザ操作を受け付ける。上述のように、呼び出しの実行の有無に関する設定を指示するためのユーザ操作は、操作部41の短押し操作である。また、モードの設定を指示するためのユーザ操作は、操作部41の長押し操作である。
状態検出部43は、便座101に着座する患者が使用する身体補助具200に備えられたアーム部202の位置によって、身体補助具200が使用状態にあるか不使用状態にあるかを検出する。上述したように、状態検出部43は、測距センサ5により電圧値が検出されたか否かに応じて、身体補助具200が使用状態にあるか不使用状態にあるかを検出する。
実行設定部44は、操作部41に対するユーザ操作(長押し操作)によって、通常使用モードまたは連続使用モードを何れかを設定する。本実施形態では、操作部41を長押し操作する度に、通常使用モードと連続使用モードとを交互に切り替えて設定することが可能となっている。
実行設定部44は、操作部41に対するユーザ操作(長押し操作)によって通常使用モードが設定された場合、呼び出しの実行を有りに設定するための操作部41に対するユーザ操作(短押し操作)を操作受付部42が受け付けたときに、呼び出し機能をオンに設定する。また、実行設定部44は、呼び出しの実行を無しに設定するための操作部41に対するユーザ操作(短押し操作)を操作受付部42が受け付けたときに、呼び出し機能をオフに設定する。本実施形態では、操作部41を短押し操作する度に、呼び出し機能のオン/オフを交互に切り替えて設定することが可能となっている。
一方、実行設定部44は、操作部41に対するユーザ操作(長押し操作)によって連続使用モードが設定された場合、状態検出部44により身体補助具200の使用状態が検出されたときに、呼び出し機能をオンに自動設定する。連続使用モードが設定されている場合、看護師は、呼び出し機能をオンとするために操作部41を短押し操作する必要はない。なお、呼び出し機能をオフとする場合は、通常使用モードの設定時と同様、操作部41に対して短押し操作を行う。
呼出部45は、呼び出しの実行が有り(呼び出し機能がオン)に設定された状態において、状態検出部43により身体補助具200が不使用状態にあることが検出された場合に、呼び出しを行う。ただし、通常使用モードの設定時において、呼出部45は、状態検出部43により身体補助具200が不使用状態にあることが検出されている場合において、呼び出しの実行を有りに設定するためのユーザ操作を操作受付部42が受け付けたときは、呼び出しを行わない。
すなわち、看護師が患者の便座101への着座動作を介助するときでも、患者を便座101に着座させてアーム部202を下方に回転移動させる前に、操作部41を操作して呼び出し機能をオンに設定すると、呼び出し機能がオンの状態で、状態検出部43により身体補助具200が不使用状態にあることが検出されることになる。しかし、この場合に呼出部45は呼び出しを行わない。つまり、呼出部45は、呼び出し機能がオンに設定された状態において、状態検出部43により身体補助具200が使用状態から不使用状態に遷移したことが検出された場合にのみ、呼び出しを行う。
図4は、上記のように構成した本実施形態によるセンサ制御ユニット4の通常使用モードの設定時における動作例を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、操作部41に対するユーザ操作(長押し操作)によって通常使用モードが設定された後、連続使用モードが設定されるまでの間、常時繰り返し実行されている。なお、このフローチャートの開始時に、呼び出し機能はオフに設定され、身体補助具200は不使用状態にあるものとする。
まず、操作受付部42は、呼び出し機能をオンにするための操作部41に対するユーザ操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS1)。当該ユーザ操作を受け付けていない場合、状態検出部43は、測距センサ5により電圧値が検出されたか否かに応じて、身体補助具200が使用状態にあるか否かを検出する(ステップS2)。
ここで、身体補助具200が使用状態にない(不使用状態のままである)ことが状態検出部43により検出された場合、操作部41も身体補助具200も何も操作されていない状態ということなので、処理はステップS1に戻り、以上の判定を繰り返し実行する。
ステップS2において、身体補助具200が使用状態にあることが状態検出部43により検出された場合、操作受付部42は、呼び出し機能をオンにするための操作部41に対するユーザ操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS3)。当該ユーザ操作を受け付けていない場合、状態検出部43は、身体補助具200が不使用状態にあるか否かを検出する(ステップS4)。
ここで、身体補助具200が不使用状態にない(使用状態のままである)ことが状態検出部43により検出された場合、身体補助具200がステップS3で使用状態に変化した後、まだ不使用状態に戻されていないということなので、処理はステップS3に戻る。
一方、身体補助具200が不使用状態にあることが状態検出部43により検出された場合は、図4に示すフローチャートの処理を終了する。この場合は、介助を必要としない患者が独力でトイレを使用した際に、身体補助具200を自ら使用したケースが該当する。このようなケースでは、呼び出しは不要である。
上記ステップS3において、呼び出し機能をオンにするための操作部41に対するユーザ操作を操作受付部42が受け付けた場合、実行設定部44は、呼び出し機能をオンに設定する(ステップS5)。その後、状態検出部43は、身体補助具200が不使用状態にあるか否かを検出する(ステップS6)。
ここで、身体補助具200が不使用状態にない(使用状態のままである)ことが状態検出部43により検出された場合、操作受付部42は、呼び出し機能をオフにするための操作部41に対するユーザ操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS7)。当該ユーザ操作を受け付けていない場合、看護師がステップS5で呼び出し機能をオンにした後、まだ呼び出し機能をオフに戻していないということなので、処理はステップS6に戻る。
一方、呼び出し機能をオフにするための操作部41に対するユーザ操作を操作受付部42が受け付けた場合、実行設定部44は、呼び出し機能をオフに設定し(ステップS8)、図4に示すフローチャートの処理を終了する。この場合は、介助を必要とする患者がトイレを使用する際に、看護師が身体補助具200および操作部41を操作して患者を介助したケースに該当する。このようなケースでも、呼び出しは不要である。図4のフローチャートには図示していないが、この後看護師は、アーム部202を上方に回転移動させて、患者の離座を介助する。
上記ステップS6において、身体補助具200が不使用状態にあることが状態検出部43により検出された場合は、看護師が操作部41を操作して呼び出し機能をオフとする前に、患者が身体補助具200を上方に回転移動させて自力で立ち上がろうとしたケースに該当する。よって、呼出部45は、呼び出しを実行する(ステップS9)。
その後、呼出部45は、ナースコール親機1または代表廊下灯3での応答操作(ナースコール親機1のハンドセットのオフフック、代表廊下灯3の復旧ボタンの押下操作など)が行われたか否かを判定する(ステップS10)。この応答操作が行われた場合、処理はステップS8に進む。このように、応答操作によって呼出部45による呼出動作を停止した後、呼び出し機能を自動的にオフに設定することにより、呼び出しが行われた後に、呼び出し機能をオフにするための操作部41に対する操作を看護師が一々行わなくても済む。
上記ステップS1において、呼び出し機能をオンにするための操作部41に対するユーザ操作を操作受付部42が受け付けた場合、実行設定部44は、呼び出し機能をオンに設定する(ステップS11)。このケースでは、身体補助具200が不使用状態にあるときに、呼び出し機能がオンとなるが、この時点で呼出部45は呼び出しを行わない。
その後、状態検出部43は、身体補助具200が使用状態にあるか否かを検出する(ステップS12)。ここで、身体補助具200が使用状態にない場合は、ステップS12の判定を繰り返す。一方、身体補助具200が使用状態にあることが状態検出部43により検出された場合、処理はステップS6に進む。以下、上述したステップS7〜S10の処理を実行し、図4に示すフローチャートの処理を終了する。
図5は、本実施形態によるセンサ制御ユニット4の連続使用モードの設定時における動作例を示すフローチャートである。図5に示すフローチャートは、操作部41に対するユーザ操作(長押し操作)によって連続使用モードが設定された後、通常使用モードが設定されるまでの間、常時繰り返し実行されている。なお、このフローチャートの開始時に、呼び出し機能はオフに設定され、身体補助具200は不使用状態にあるものとする。
まず、状態検出部43は、測距センサ5により電圧値が検出されたか否かに応じて、身体補助具200が使用状態にあるか否かを検出する(ステップS21)。ここで、身体補助具200が使用状態にない(不使用状態のままである)ことが状態検出部43により検出された場合、ステップS21の判定を繰り返し実行する。
一方、身体補助具200が使用状態にあることが状態検出部43により検出された場合、実行設定部44は、呼び出し機能をオンに設定する(ステップS22)。その後、状態検出部43は、身体補助具200が不使用状態にあるか否かを検出する(ステップS23)。
ここで、身体補助具200が不使用状態にない(使用状態のままである)ことが状態検出部43により検出された場合、操作受付部42は、呼び出し機能をオフにするための操作部41に対するユーザ操作(短押し操作)を受け付けたか否かを判定する(ステップS24)。当該ユーザ操作を受け付けていない場合、ステップS22で呼び出し機能が自動的にオンにされた後、看護師がまだ呼び出し機能をオフに戻していないということなので、処理はステップS23に戻る。
一方、呼び出し機能をオフにするための操作部41に対するユーザ操作を操作受付部42が受け付けた場合、実行設定部44は、呼び出し機能をオフに設定し(ステップS25)、図5に示すフローチャートの処理を終了する。この場合は、介助を必要とする患者がトイレを使用する際に、看護師が身体補助具200および操作部41を操作して患者を介助したケースに該当する。このようなケースでは、呼び出しは不要である。図5のフローチャートには図示していないが、この後看護師は、アーム部202を上方に回転移動させて、患者の離座を介助する。
上記ステップS23において、身体補助具200が不使用状態にあることが状態検出部43により検出された場合は、看護師が操作部41を操作して呼び出し機能をオフとする前に、患者が身体補助具200を上方に回転移動させて自力で立ち上がろうとしたケースに該当する。よって、呼出部45は、呼び出しを実行する(ステップS26)。
その後、呼出部45は、ナースコール親機1または代表廊下灯3での応答操作が行われたか否かを判定する(ステップS27)。この応答操作が行われた場合、処理はステップS25に進む。このように、応答操作によって呼出部45による呼出動作を停止した後、呼び出し機能を自動的にオフに設定することにより、呼び出しが行われた後に、呼び出し機能をオフにするための操作部41に対する操作を看護師が一々行わなくても済む。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、身体補助具200の不使用状態が検出された場合に、患者が便座101から離座しようとしているとして呼び出しを行うようになされたナースコールシステムにおいて、通常使用モードが設定された場合には、操作部41に対するユーザ操作(短押し操作)に応じて、呼び出しの実行を有りに設定する一方、連続使用モードが設定された場合には、身体補助具200の使用状態が状態検出部43により検出されたときに、呼び出しの実行を有りに自動設定するようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、連続使用モードを設定しておけば、介助を必要とする患者がトイレを使用する場合に、看護師が患者を介助して便座101に着座させた後、身体補助具200を使用状態にすると、呼び出しの実行が自動的に有りに設定される。このため、呼び出しの実行を有りに設定するためのユーザ操作を看護師が忘れていたとしても、患者が身体補助具200を不使用状態に変えると呼び出しが行われるので、患者が自力で立ち上がろうとしても呼び出しが行われなくなってしまうという報知漏れを防止することができる。ここで、昼間は自力でトイレに行く患者が多いのに対し、夜間は自力でトイレに行く患者が少ないため、昼間は通常使用モードに設定し、夜間は連続使用モードに設定するのが好ましい。
なお、上記実施形態では、図2に示したように、アーム部202を、その一端を回転支点として鉛直方向に回転移動可能に構成する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図6に示すように、アーム部202の一端を支持部201’により支持し、当該支持部201’を回転支点として水平方向(矢印B方向)に回転移動可能に構成してもよい。
なお、図6の例では、測距センサ5は、支持部201’と略同じ高さで、アーム部202が回転移動可能な方向の壁面に配置されている。この場合、アーム部202を便器100の方に最も回転移動させた状態にあるときに検出電圧値が最も小さくなり、アーム部202が便器100から離れる方向に回転移動するほど検出電圧値は大きくなる。この場合、センサ制御ユニット4は、測距センサ5により検出された電圧値が所定の閾値以下の場合に身体補助具200が使用状態にあり、電圧値が閾値より大きい場合に身体補助具200が不使用状態にあることを検出する。
また、上記実施形態において、身体補助具200が所定時間以上連続して使用状態にあることが状態検出部43により検出された場合に、呼出部45が呼び出しを行うようにしてもよい。このようにすれば、看護師が患者を便座101に着座させてトイレから出た後、トイレ内の患者に異常が発生した場合(呼出ボタン6も操作できない場合)や、トイレ内の患者が用便を済ませた場合に、患者が放置されたままの状態にされてしまうことを防止することができる。
また、上記図2の実施形態では、測距センサ5により検出される電圧値の有無に応じて身体補助具200が使用状態か不使用状態かを検出する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図2において、支持部201とほぼ同じ高さの左側に代えて、支持部201の下方(アーム部202が回転移動可能な上方とは逆側)の壁面に測距センサ5を設け、アーム部202の下側から赤外線信号を照射することにより、測距センサ5により検出される電圧値の大きさ(測距センサ5とアーム部202との距離)に応じて、身体補助具200が使用状態か不使用状態かを検出するようにしてもよい。
この場合または図6の場合において、呼出部45は、身体補助具200が使用状態から不使用状態に遷移した後、当該不使用状態にあることが所定時間以上継続したことが状態検出部43により検出された場合に、呼び出しを行うようにしてもよい。このようにすれば、測距センサ5により検出される電圧値が所定の閾値に近くなるような位置でアーム部202が何度も揺らされるようなことがあっても、連続して呼び出しが行われることを防ぐことができる。
また、上記実施形態では、呼び出し機能のオン/オフの設定およびモードの設定を同じ操作部41に対する操作(短押しおよび長押し)によって行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、呼び出し機能のオン/オフの設定を指示するための操作部と、モードの設定を指示すするための操作部とを別に設けるようにしてもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
4 センサ制御ユニット
5 測距センサ
41 操作部
42 操作受付部
43 状態検出部
44 実行設定部
45 呼出部
200 身体補助具
202 アーム部

Claims (2)

  1. 患者が便座から離座しようとしている動作を検知して自動的に呼び出しを行うようになされたナースコールシステムであって、
    上記呼び出しの実行の有無に関する設定およびモードの設定を指示するための操作部に対するユーザ操作を受け付ける操作受付部と、
    上記操作部に対する上記ユーザ操作によって通常使用モードが設定された場合、上記呼び出しの実行を有りに設定するための上記ユーザ操作を上記操作受付部が受け付けたときに、上記呼び出しの実行を有りに設定する一方、上記操作部に対する上記ユーザ操作によって連続使用モードが設定された場合、上記状態検出部により上記身体補助具の使用状態が検出されたときに、上記呼び出しの実行を有りに自動設定する実行設定部と、
    上記便座に着座する患者が使用する身体補助具に備えられたアーム部の位置によって、上記身体補助具が使用状態にあるか不使用状態にあるかを検出する状態検出部と、
    上記呼び出しの実行が有りに設定された状態において、上記状態検出部により上記身体補助具の不使用状態が検出された場合に、上記呼び出しを行う呼出部とを備えたことを特徴とする離座検知型ナースコールシステム。
  2. 上記操作受付部は、上記操作部の短押し操作によって、上記呼び出しの実行の有無に関する設定を指示するための上記ユーザ操作を受け付ける一方、上記操作部の長押し操作によって、上記モードの設定を指示するための上記ユーザ操作を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の離座検知型ナースコールシステム。
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