JP2018117223A - 撮像手段用の発熱装置及び撮像装置 - Google Patents

撮像手段用の発熱装置及び撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018117223A
JP2018117223A JP2017006191A JP2017006191A JP2018117223A JP 2018117223 A JP2018117223 A JP 2018117223A JP 2017006191 A JP2017006191 A JP 2017006191A JP 2017006191 A JP2017006191 A JP 2017006191A JP 2018117223 A JP2018117223 A JP 2018117223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat generating
metal film
cover glass
camera
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017006191A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6812244B2 (ja
Inventor
昌秀 稲山
Masahide Inayama
昌秀 稲山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2017006191A priority Critical patent/JP6812244B2/ja
Priority to EP18151619.6A priority patent/EP3349063B1/en
Publication of JP2018117223A publication Critical patent/JP2018117223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6812244B2 publication Critical patent/JP6812244B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/55Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with provision for heating or cooling, e.g. in aircraft
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0006Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means to keep optical surfaces clean, e.g. by preventing or removing dirt, stains, contamination, condensation
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/51Housings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R11/00Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for
    • B60R11/04Mounting of cameras operative during drive; Arrangement of controls thereof relative to the vehicle
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/08Waterproof bodies or housings

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

【課題】省スペース化できる発熱装置及び撮像装置を得る。【解決手段】発熱装置40は、撮像手段26のレンズ27の表側を覆う光透過部材30を加熱する加熱体42が設けられた加熱部40Aと、撮像手段26を保持する保持部材28の側面に設けられ、加熱体42に電力を供給する端子44が設けられた基部40Cと、加熱部40Aと基部40Cとを接続し、かつ折曲げ可能な接続部40Bと、を備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、撮像手段用の発熱装置及び撮像装置に関する。
下記特許文献1に記載の発熱装置では、面状発熱体の表面に複数のスリットが設けられていることにより、外力による面状発熱体の変形が可能とされている。一方、この面状発熱体を車両用の撮像装置に設ける場合、電力供給用の端子や配線が撮像装置の省スペース化における障害となる可能性がある。
特開2007−35474号公報
本発明は、上記事実を考慮し、省スペース化できる発熱装置及び撮像装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の撮像手段用の発熱装置は、撮像手段のレンズの表側を覆う光透過部材を加熱する加熱体が設けられた加熱部と、前記撮像手段を保持する保持部材の側面に設けられ、加熱体に電力を供給する端子が設けられた基部と、前記加熱部と前記基部とを接続し、かつ折曲げ可能な接続部と、を備えている。
請求項2に記載の撮像手段用の発熱装置は、請求項1に記載の発熱装置において、前記発熱装置は、前記加熱部と前記接続部と前記基部とが一体に形成され、前記接続部は、前記発熱装置におけるくびれ部を構成している。
請求項3に記載の撮像装置は、請求項1又は2記載の発熱装置及び前記保持部材が収容される被覆体と、前記端子に対して挿入により接続されるコネクタと、前記被覆体の内面において前記コネクタの挿入方向に突設され、前記被覆体の装着時に前記コネクタに当接可能にされるリブと、を備えている。
請求項1に記載の撮像手段用の発熱装置では、加熱体が設けられた加熱部と、加熱体に電力を供給する端子が設けられた基部とが接続部により接続されている。そして、この発熱装置は、接続部において加熱部と基部とが折曲げ可能とされており、省スペース化できる。
請求項2に記載の撮像手段用の発熱装置では、接続部は、発熱装置におけるくびれ部を構成することにより、接続部において発熱装置が折曲げられる場合に、曲げが復元しようとする反力を低減させることができる。
請求項3に記載の撮像装置では、請求項1又は2記載の発熱装置及び保持部材が収容される被覆体において、コネクタの挿入方向に突設されたリブを設けるとともに、当該リブがコネクタに当接可能にされることにより、コネクタが端子から外れることが抑制される。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置を示す車両後斜め上方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置の平面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置の側面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置のカバーガラス及びその装着物を拡大した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置における発熱ユニットの平面図である。 本発明の第2実施形態に係る撮像装置のカバーガラス及びその装着物を拡大した断面図である。 本発明の第3実施形態に係る撮像装置のカバーガラス及びその装着物を拡大した断面図である。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係る撮像装置10が車両後斜め上方から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車幅方向外方(車両右方)を矢印OUTで示し、上方を矢印UPで示している。
図1に示されるように、本実施形態に係る撮像装置10は、車両12の車体側を構成するサイドドア14(フロントサイドドア)の上下方向中間部の車両前側端において、車幅方向外方に向けて設置されている。このカメラユニット20は、車幅方向外側から車両後方に向けて回動可能に形成されている(図1の2点鎖線参照)。
撮像装置10には、車体側を構成する設置体としてのブロック状のステー18が設けられており、ステー18がサイドドア14に固定されることで、撮像装置10がサイドドア14に設置されている。
ステー18の上側には、平面視略L字形柱状のカメラユニット20(カメラアウタユニット)の基端部が支持されており、カメラユニット20の基端側部分は、車幅方向外側に延出されると共に、カメラユニット20の先端側部分は、車両後側に延出されている。
カメラユニット20の外周は、被覆体としての平面視略L字形箱状のバイザ22によって構成されている。このバイザ22は、車幅方向に沿って延びる本体部22Aと、本体部22Aの車幅方向外側から車両後側に延びる蓋部22Bとを備えている。ここで、図2に示されるように、本体部22Aの蓋部22Bとの接続部近傍であって、車幅方向内側の壁部には車幅方向外側に向けてリブ25が突設されている。このリブ25は、後述するコネクタ50と当接可能にされている。蓋部22Bの車両後側の先端壁には、中央部分において、円状の露出孔24Aが貫通形成されており、露出孔24Aは、蓋部22Bの先端部を車両後側に開放している。
蓋部22Bの車両後側の先端部には、露出孔24Aの全周において、被覆部24Bが形成されている(図2及び図3参照)。この被覆部24Bは、露出孔24Aに対し車両後側に配置されているとともに、露出孔24Aの近傍部分が露出孔24Aへ向かうに従い車両前側へ向かう方向に傾斜されている。また、被覆部24Bは、車幅方向内側部分に対し車幅方向外側部分が車両後側に突出されている(図1及び図2参照)。
また、図2に示されるように、カメラユニット20の先端側部分におけるバイザ22の内部には、撮像手段としてのカメラ26が収容されている。このカメラ26は、バイザ22内に設けられた保持部材である矩形筒状のカメラブラケット28に固定されている。カメラ26の車両後側端部には、光を透過する光透過部材としてのカバーガラス30が設けられている。このカバーガラス30は円形板状のガラス層を構成している。カバーガラス30は、カメラ26のレンズ27の車両後側の面(表面)を覆うとともに、蓋部22Bの露出孔24Aを介して、蓋部22Bの車両後側に露出されている。また、カバーガラス30は、全周(上下方向両側及び車幅方向両側の全体)において、被覆部24Bに被覆されている。
図4は、カバーガラス30及びその装着物の拡大断面図である。図4に示されるように、カバーガラス30の表面には、金属層としての金属膜32が設けられている。詳しくは、金属膜32は、車両後方の面(表面)に設けられた環状の表面金属膜32Aと、外周面(側面)の全域に設けられた側面金属膜32Bと、車両前方の面(裏面)に設けられた環状の裏面金属膜32Cとを備えている。
本実施形態の金属膜32は、不透明な金属製の膜であって、金、銀、銅、アルミニウム等の金属材料をカバーガラス30のガラス面に蒸着させて形成されている。なお、金属膜32の形成方法は、蒸着に限らず、スパッタリングによる方法、金属ペーストを印刷、塗工する方法などを採用することができる。
金属膜32は、カメラ26の撮像の障害にならないように、少なくともカバーガラス30におけるカメラ26の画角範囲外に設けられている。ここで、図2及び図3の一点鎖線に示されるように、カメラ26の画角はレンズ27の表面から離れるにつれて、車両上下方向及び車幅方向に広がっている。上述のとおり、カバーガラス30において、表面金属膜32A及び裏面金属膜32Cは環状に形成されており、中心部分は円形状に開口している。そして、本実施形態の金属膜32は、カメラ26の画角範囲に合わせて設けられており、カバーガラス30において、金属膜32が設けられていない範囲、すなわち開口とされる部分は、裏面金属膜32Cよりも表面金属膜32Aの方が広い。
以上のように金属膜32が設けられたカバーガラス30は、図2及び図3に示されるように、弾性を有する防水テープ34を介して、カメラ26及びカメラブラケット28に対して固定される。具体的に、防水テープ34は、略環状の両面テープであって、裏面金属膜32Cの形成範囲に含まれる大きさで形成されている。そして、防水テープ34の一の面が、金属膜32の裏面金属膜32Cに対して貼付けられている。一方、カメラ26の車両後側の面であるカメラ前面26Aと、カメラブラケット28の車両後側の段差部分に設けられた装着面28Aとは、カメラ26の前後方向において、同じ位置に形成される面である。そして、カバーガラス30に貼付けられた防水テープ34の他の面が、カメラ前面26Aと装着面28Aとを渡すように貼付けられることにより、カバーガラス30はカメラブラケット28に固定される。なお、本体部22Aに蓋部22Bが装着された際に、蓋部22Bの被覆部24Bがカバーガラス30を押圧して防水テープ34を圧縮してもよい。これにより、カバーガラス30とカメラ26とは密着度が増し、カバーガラス30とカメラブラケット28とは密着度が増す。そして、防水テープ34により、カバーガラス30とカメラ26とがシール部(第1シール部S1)を形成し、カバーガラス30とカメラブラケット28とがシール部(第2シール部S2)を形成する。
一方、金属膜32が設けられたカバーガラス30には、後述する発熱部40Aが表面金属膜32Aに対して貼付けられることにより装着されている。図5は、バイザ22の内部に収容される前の発熱ユニット40の外観を示す図である。図5に示されるように、撮像手段用の発熱装置である発熱ユニット40は、カバーガラス30を加熱する加熱体としての発熱体42が設けられた加熱部としての発熱部40Aと、発熱体42に電力を供給する端子44が設けられた基部40Cと、発熱部40Aと基部40Cとを接続する接続部40Bとを備えている。発熱ユニット40は、発熱部40A、接続部40B及び基部40Cが、絶縁性を有する柔軟なシート状部材により一体に形成されている。
発熱部40Aは、カメラ26の画角範囲とされる部分を開口とする環状に形成されている。この発熱部40Aには、発熱部40Aと同心をなす環状の発熱抵抗素子である発熱体42が設けられている。
基部40Cは、発熱部40Aと接続部40Bを挟んで反対側に設けられ、矩形状に形成された部分である。また基部40Cは、発熱ユニット40がバイザ22の内部に収容された場合には、カメラブラケット28の側面に固定される部分となる。この基部40Cは、一方の面にカメラブラケット28への接着に使用される両面テープが予め貼付けられ、他方の面の略中央部にコネクタ50(図2参照)が接続される端子44が設けられている。本実施形態の端子44では、端子44が装着されている面に対して直交方向がコネクタ50の挿入方向となる。すなわち、コネクタ50を挿入方向に沿って端子44に挿入させることにより、コネクタ50と端子44とが接続される。なお、バイザ22(本体部22A)の裏面(カメラ26が収容される側の面)において、コネクタ50の挿入方向にリブ25が突設されており、このリブ25はコネクタ50に当接可能にされている。また、端子44から接続部40Bを経由して発熱体42に向けては、図示しないプリント配線が形成されており、端子44から発熱体42に向けて電力が供給されている。
接続部40Bは、発熱部40Aと基部40Cとを接続する略矩形状の部分である。この接続部40Bの幅は、発熱部40Aの幅及び基部40Cの幅よりも狭く、発熱ユニット40におけるくびれ部を形成している。そして、発熱ユニット40がバイザ22の内部に収容された場合は、図2に示されるように、発熱部40Aと基部40Cとが直交した状態で収容される。このとき、くびれ部である接続部40Bは、発熱ユニット40の折曲げ部分となる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態のカメラ26は、車両12内の制御装置(図示省略)に電気的に接続されており、カメラ26が制御装置の制御により電気的に作動されることで、カメラ26がカバーガラス30を介して車両後側を撮像する。制御装置には、表示手段としてのモニタ(図示省略)が電気的に接続されており、モニタには、制御装置の制御により、カメラ26が撮像した像が表示される。モニタは、車両12の車室内に配置されており、車両の乗員(例えば運転手)がモニタに表示される像(カメラ26が撮像した像)を確認することで、乗員の車両後側の視認が補助される。
そして、本実施形態のように、撮像装置10に発熱ユニット40を設け、カメラ26のレンズ27の表側を覆うカバーガラス30を発熱可能に形成することにより、カバーガラス30に付着した雨、霜、露などの水分を乾燥させて除去することを可能にしている。ここで、従来の撮像装置10では、発熱部40Aがカバーガラス30のガラス面に直接貼付けられていた。しかし、ガラスは熱伝導率が悪く、発熱体42の熱が伝わりにくいため、カバーガラス30に雨、霜、露などが付着した場合に発熱体42を作動させても、付着されている雨、霜、露などの乾燥による除去に時間が掛かり、視界の確保に時間が掛かっていた。
これに対して、本実施形態では、カバーガラス30のガラス面に対して熱伝導率の高い金属膜32が設けられており、金属膜32が設けられたカバーガラス30は、カバーガラス30単体に比べて熱伝導率が高くなっている。また、本実施形態の金属膜32は、カバーガラス30の表面の表面金属膜32Aから側面(側面金属膜32B)を介して裏面(裏面金属膜32C)に至るまで形成されている。そのため、発熱部40Aが貼付けられる表面金属膜32Aのみを金属膜32とする場合と比べて、カバーガラス30における受熱面が広がる。金属膜32では、表面金属膜32Aにおける発熱部40Aとの貼付面から受けた熱が、直ちに、表面金属膜32Aから側面金属膜32Bと裏面金属膜32Cに伝達される。つまり、カバーガラス30は、金属膜32が設けられていないカメラ26の画角範囲を除く全ての部分から熱を受ける。以上、本実施形態によれば、カバーガラス30に雨、霜、露などが付着した場合に、雨、霜、露などの除去に要する時間が短縮でき、視界が確保されるまでの時間が短縮される。
また、従来の撮像装置10では、カバーガラス30のガラス面に発熱部40A及び防水テープ34が直接接着されていた。ここで、両面テープとしての防水テープ34は、雨などによる浸水時に水に濡れると接着力が低下するため、カメラユニット20の防水性能を確保することが困難であった。
これに対して、本実施形態では、ガラスに比べて水濡れ時の接着力が低下し難い金属膜32(表面金属膜32A及び裏面金属膜32C)に対して発熱部40A及び防水テープ34が接着されている。したがって、金属膜32は、雨などによる浸水時においても発熱部40A及び防水テープ34の接着力を確保するため、発熱部40Aの剥がれを抑制できるとともにカメラユニット20の防水性能を確保することができる。
また、図2及び図3に示されるように、本実施形態では、防水テープ34により、カバーガラス30とカメラ26とが第1シール部S1を形成し、カバーガラス30とカメラブラケット28とが第2シール部S2を形成している。すなわち、本実施形態のカメラユニット20は、1個の防水テープ34により、内周側のシール部である第1シール部S1と、外周側のシール部である第2シール部S2との、二重のシール部を有していると言える。そして、本実施形態のカメラユニット20では、露出孔24A側から高圧洗車等による水の噴射を受けた場合に、第2シール部S2において水の浸入を制限した上で、第1シール部S1においても水の浸入を制限することができる。以上、防水テープ34が二重のシール部を形成することにより、カメラ26の防水性が維持される。また、防水テープ34がカメラ26のレンズ27とカバーガラス30との間に挟まれた空間の気密性を維持するため、外気温度が急激に低下した場合のレンズ27やカバーガラス30の曇りを抑制することができる。
本実施形態の発熱ユニット40は、次のようにバイザ22の内部に収容される。すなわち、製造時の発熱ユニット40は、図5に示されるように、発熱部40A、接続部40B及び基部40Cが展開された状態とされている。発熱ユニット40がバイザ22の内部に収容される場合は、図2に示されるように、発熱ユニット40における端子44側の面が山折りとなるように接続部40Bにおいてほぼ直角に折曲げられる。そして、基部40Cにおける端子44の反対側の面がカメラブラケット28の側面に貼付けられ、発熱部40Aがカバーガラス30に貼付けられることにより、発熱ユニット40は、発熱部40Aと基部40Cとが直交した状態でバイザ22の内部に収容される。
以上、本実施形態の発熱ユニット40は、バイザ22の内部に収容される前においては、カバーガラス30よりも広いシート状を呈している。一方、発熱ユニット40がバイザ22の内部に収容される際は、接続部40Bにおいて折曲げられることにより、カメラ26の車幅方向のスペースを省くことができる。
また、本実施形態の発熱ユニット40では、接続部40Bの幅を、発熱部40Aの幅及び基部40Cの幅よりも狭くし、接続部40Bを発熱ユニット40におけるくびれ部とした。これにより、発熱ユニット40を折曲げる場合に、曲げが復元しようとする反力を低減させることができ、発熱ユニット40を容易に折曲げることができる。
また、本実施形態では、発熱ユニット40が折曲げられてバイザ22の内部に収容された場合、バイザ22(本体部22A)の内面において、コネクタ50の挿入方向に突設されたリブ25がコネクタ50に当接可能にされている。すなわち、リブ25は、コネクタ50の挿入方向とは反対方向の移動を規制して、コネクタ50が端子44から外れることを抑制している。また、リブ25は、コネクタ50を介して端子44の移動を規制しており、これにより、カメラブラケット28の側面に貼付けられた基部40Cの剥がれを抑制している。本実施形態では、コネクタ50は、カバーガラス30(発熱部40A)には直接固定されない。そして、コネクタ50に負荷が働いた場合には、接続部40Bにおいて吸収されるため、コネクタ50に働く負荷がカバーガラス30に及ぶことが抑制される。
なお、本実施形態では、金属膜32の表面金属膜32A及び裏面金属膜32C、発熱ユニット40の発熱部40A、並びに防水テープ34をカメラ26の画角範囲に合わせて環状に形成したが、この限りではない。すなわち、画角範囲のうち、カメラ26のイメージセンサの受像範囲に合わせて矩形状に形成してもよい。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る撮像装置10は、カバーガラス30に設けられた金属膜32の構成が、上記第1実施形態と相違する。なお、その他の構成については、上記第1実施形態と同様である。
図6に、第2実施形態のカバーガラス30及びその装着物の拡大断面図を示す。図6に示されるように、本実施形態の金属膜32は、カバーガラス30の全面(表面、側面、裏面)に設けられた透明電極膜32Dとして形成されている。
透明電極膜32Dは、ITO(酸化インジウム)等の透明な金属製の膜であって、カバーガラス30のガラス面に対して蒸着により形成されている。なお、透明電極膜32Dの形成方法は、蒸着に限らず、スパッタリングによる方法を採用することができる。
本実施形態の透明電極膜32Dによれば、第1実施形態と同様にカバーガラス30に雨、霜、露などが付着した場合に、雨、霜、露などの除去に要する時間が短縮でき、視界が確保されるまでの時間が短縮される。特に、本実施形態の透明電極膜32Dは、カバーガラス30におけるカメラ26の画角範囲内にも設けられており、カメラ26の画角範囲内も受熱面とすることができる。したがって、本実施形態の透明電極膜32Dでは、カバーガラス30の中心部への熱の伝達時間がさらに短縮されるため、カバーガラス30の中心部に水滴が残りにくい。
また、第1実施形態と同様に、透明電極膜32Dは、雨などによる浸水時においても発熱部40A及び防水テープ34の接着力が確保するため、発熱部40Aの剥がれを抑制できるとともにカメラユニット20の防水性能を確保することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係る撮像装置10は、カバーガラス30に設けられた金属膜32の構成が、上記第1実施形態及び第2実施形態と相違する。なお、その他の構成については、上記第1実施形態及び第2実施形態と同様である。
図7に、第3実施形態のカバーガラス30及びその装着物の拡大断面図を示す。図7に示されるように、本実施形態の金属膜32は、カバーガラス30の全面(表面、側面、裏面)に透明電極膜32Dが設けられている。また、透明電極膜32Dに対して、車両後方の面(表面)に設けられた環状の表面金属膜32Aと、外周面(側面)の全域に設けられた側面金属膜32Bと、車両前方の面(裏面)に設けられた環状の裏面金属膜32Cとを備えている。
本実施形態の表面金属膜32A、側面金属膜32B及び裏面金属膜32Cは、第1実施形態と同様に不透明な金属製の膜であり、カバーガラス30に対する形成方法は上述のとおりである。また、透明電極膜32Dは、第2実施形態と同様にITO(酸化インジウム)等の透明な金属製の膜であり、カバーガラス30に対する形成方法は上述のとおりである。
そして、本実施形態の表面金属膜32A及び裏面金属膜32Cについても、カメラ26の画角範囲に合わせて設けられており、カバーガラス30において、不透明な金属製の膜が設けられていない範囲、すなわち開口とされる部分は、裏面金属膜32Cよりも表面金属膜32Aの方が広い。
本実施形態の金属膜32によれば、第2実施形態と同様の効果を奏する。特に、透明電極膜32Dにおいて、カバーガラス30の透明度を確保するために厚みを増やすことができない場合に、カメラ26の画角範囲外に対して不透明な金属製の膜である表面金属膜32A、側面金属膜32B及び裏面金属膜32Cを追加することにより熱伝導率を高くすることができる。
10 撮像装置
22 バイザ(被覆体)
25 リブ
26 カメラ(撮像手段)
27 レンズ
28 カメラブラケット(保持部材)
30 カバーガラス(光透過部材)
40 発熱ユニット(撮像手段用の発熱装置)
40A 発熱部(加熱部)
40B 接続部
40C 基部
42 発熱体(加熱体)
44 端子
50 コネクタ

Claims (3)

  1. 撮像手段のレンズの表側を覆う光透過部材を加熱する加熱体が設けられた加熱部と、
    前記撮像手段を保持する保持部材の側面に設けられ、加熱体に電力を供給する端子が設けられた基部と、
    前記加熱部と前記基部とを接続し、かつ折曲げ可能な接続部と、
    を備えた撮像手段用の発熱装置。
  2. 前記発熱装置は、前記加熱部と前記接続部と前記基部とが一体に形成され、
    前記接続部は、前記発熱装置におけるくびれ部を構成している請求項1に記載の撮像手段用の発熱装置。
  3. 請求項1又は2記載の発熱装置及び前記保持部材が収容される被覆体と、
    前記端子に対して挿入により接続されるコネクタと、
    前記被覆体の内面において前記コネクタの挿入方向に突設され、前記被覆体の装着時に前記コネクタに当接可能にされるリブと、
    を備えた撮像装置。
JP2017006191A 2017-01-17 2017-01-17 撮像手段用の発熱装置及び撮像装置 Active JP6812244B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017006191A JP6812244B2 (ja) 2017-01-17 2017-01-17 撮像手段用の発熱装置及び撮像装置
EP18151619.6A EP3349063B1 (en) 2017-01-17 2018-01-15 Heat generating device for imaging section, and imaging device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017006191A JP6812244B2 (ja) 2017-01-17 2017-01-17 撮像手段用の発熱装置及び撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018117223A true JP2018117223A (ja) 2018-07-26
JP6812244B2 JP6812244B2 (ja) 2021-01-13

Family

ID=61002842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017006191A Active JP6812244B2 (ja) 2017-01-17 2017-01-17 撮像手段用の発熱装置及び撮像装置

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP3349063B1 (ja)
JP (1) JP6812244B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020032819A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 本田技研工業株式会社 車両用撮像ユニット
JP2020064247A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 株式会社東海理化電機製作所 カメラ装置
WO2020085200A1 (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 株式会社デンソー 光学装置
JP2020112775A (ja) * 2018-10-25 2020-07-27 株式会社デンソー 光学装置
WO2021186923A1 (ja) * 2020-03-19 2021-09-23 株式会社東海理化電機製作所 車両用カメラ装置
JP2021142957A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 本田技研工業株式会社 装置及びサイドミラーレス車両
WO2021220959A1 (ja) * 2020-04-30 2021-11-04 株式会社東海理化電機製作所 車両用撮像装置
WO2023248756A1 (ja) * 2022-06-20 2023-12-28 京セラ株式会社 光学部品、カメラ及び車両

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110740241A (zh) * 2019-10-30 2020-01-31 吉林石油集团有限责任公司 一种摄像装置
EP3869779B1 (en) 2020-02-18 2022-04-13 Axis AB A monitoring camera having a heater

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003327048A (ja) * 2002-05-14 2003-11-19 Murakami Corp カメラ内蔵型バックミラー装置
JP2006525897A (ja) * 2003-05-22 2006-11-16 フィコ ミロールス,エセ ア 車両の外部をモニタするための、加熱装置を有する画像取得ユニット
US20120170119A1 (en) * 2011-01-04 2012-07-05 Chu Yi-Chih Defogging and defrosting device for protective lens of a camera

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007035474A (ja) 2005-07-28 2007-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 面状発熱体とそれを使用した座席
KR101973656B1 (ko) * 2011-12-08 2019-04-30 엘지이노텍 주식회사 카메라 모듈
JP6107560B2 (ja) * 2013-09-18 2017-04-05 株式会社デンソー 車載装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003327048A (ja) * 2002-05-14 2003-11-19 Murakami Corp カメラ内蔵型バックミラー装置
JP2006525897A (ja) * 2003-05-22 2006-11-16 フィコ ミロールス,エセ ア 車両の外部をモニタするための、加熱装置を有する画像取得ユニット
US20120170119A1 (en) * 2011-01-04 2012-07-05 Chu Yi-Chih Defogging and defrosting device for protective lens of a camera

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020032819A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 本田技研工業株式会社 車両用撮像ユニット
JP7112286B2 (ja) 2018-08-28 2022-08-03 本田技研工業株式会社 車両用撮像ユニット
JP7103601B2 (ja) 2018-10-19 2022-07-20 株式会社東海理化電機製作所 カメラ装置
JP2020064247A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 株式会社東海理化電機製作所 カメラ装置
CN112889001B (zh) * 2018-10-25 2023-07-21 株式会社电装 加热装置
CN112889001A (zh) * 2018-10-25 2021-06-01 株式会社电装 光学装置
JP2020112775A (ja) * 2018-10-25 2020-07-27 株式会社デンソー 光学装置
JP7293969B2 (ja) 2018-10-25 2023-06-20 株式会社デンソー ヒータ装置
WO2020085200A1 (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 株式会社デンソー 光学装置
JP2021142957A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 本田技研工業株式会社 装置及びサイドミラーレス車両
JP7346336B2 (ja) 2020-03-13 2023-09-19 本田技研工業株式会社 装置及びサイドミラーレス車両
WO2021186923A1 (ja) * 2020-03-19 2021-09-23 株式会社東海理化電機製作所 車両用カメラ装置
JP2021149010A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 株式会社東海理化電機製作所 車両用カメラ装置
JP7425637B2 (ja) 2020-03-19 2024-01-31 株式会社東海理化電機製作所 車両用カメラ装置
WO2021220959A1 (ja) * 2020-04-30 2021-11-04 株式会社東海理化電機製作所 車両用撮像装置
WO2023248756A1 (ja) * 2022-06-20 2023-12-28 京セラ株式会社 光学部品、カメラ及び車両

Also Published As

Publication number Publication date
EP3349063B1 (en) 2021-06-02
JP6812244B2 (ja) 2021-01-13
EP3349063A1 (en) 2018-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6812244B2 (ja) 撮像手段用の発熱装置及び撮像装置
US20200148119A1 (en) Vehicular rearview mirror assembly with spring-loaded electrical connector
CN107444351B (zh) 用于车辆的拍摄装置
JP6555190B2 (ja) 車両用撮影装置
US11230227B2 (en) Mirror assembly with spring-loaded electrical connectors
CN108700795A (zh) 用于相机模块的加热装置和具有该加热装置的相机模块
US11603051B2 (en) Decorative component for vehicle
JP2015113118A (ja) 発熱素子を有するカメラ
JP2018116121A (ja) 撮像装置
US11453366B2 (en) Heatable device for use with a vehicle-mounted image acquisition unit
EP3036795B1 (en) Window assembly with casing for solder joint
JP6697643B1 (ja) ヒータ装置、ヒータ装置の製造方法、及び車載カメラ
CN109969135B (zh) 车辆用拍摄装置以及加热装置
JP6583651B2 (ja) 加熱装置
JP2009205080A (ja) 液晶表示装置
JP2018116122A (ja) 撮像装置
US20230185171A1 (en) Imaging device for vehicle
JP2020147050A (ja) 車両用防曇装置
JP2019214361A (ja) ブラケットおよびセンサ装置
JP2021152609A (ja) 撮像装置および車両
JP7424557B2 (ja) 車両用カメラ装置
JP2022110837A (ja) 撮像装置
JP2005318203A (ja) アンテナ装置、および、アンテナ装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6812244

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150