JP2018116219A - 画像投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに良質な画像を提供すること。【解決手段】光線を出射する光源20と、画像データを入力する画像入力部32と、入力された画像データに基づいた画像光線を生成して、光源20からの画像光線の出射を制御する制御部34と、光源20から出射された画像光線を走査する走査ミラー28と、走査ミラー28で走査された画像光線をユーザの眼球60の網膜62に照射して網膜62に画像を投影する投影ミラー30と、を備え、眼球60の角膜68に入射する際の画像光線の直径は310μm以上且つ700μm以下である、画像投影装置。【選択図】図1

Description

本発明は、画像投影装置に関する。
光源から出射された光線を用い、ユーザの網膜に画像を直接投影するヘッドマウントディスプレイ(HMD)などの画像投影装置が知られている。このような画像投影装置では、マクスウエル視といわれる方法が用いられる。マクスウエル視では、画像を形成する光線を瞳孔近傍で収束させ、網膜に画像を投影する。このため、マクスウエル視を利用したHMDは、フォーカスフリーの特性を得られることが期待されている。
外界の実像と投影像による虚像とを重畳して見ることができるシースルー型HMDにおいて、距離の異なる実像を見る場合でも投影像が鮮明に見えるように、レンズの位置を移動させて投影像の焦点距離を変更することが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2010−139575号公報
マクスウエル視を利用したHMDにおいて、フォーカスフリー特性が得られ難い又は投影された画像に対してユーザが感じる解像感が低いことがある。このため、ユーザが良質な画像を視認できないことがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、ユーザに良質な画像を提供することを目的とする。
本発明は、光線を出射する光源と、画像データを入力する画像入力部と、入力された前記画像データに基づいた画像光線を生成して、前記光源からの前記画像光線の出射を制御する制御部と、前記光源から出射された前記画像光線を走査する走査部と、前記走査部で走査された前記画像光線をユーザの眼球の網膜に照射して前記網膜に画像を投影する投影光学部材と、を備え、前記眼球の角膜に入射する際の前記画像光線の直径は310μm以上且つ700μm以下である、画像投影装置である。
上記構成において、前記画像光線の光路上に設けられ、前記画像光線の一部を遮閉すると共に残りを通過させる開口を有し、前記角膜に入射する際の前記画像光線の直径を調整する直径調整部を備える構成とすることができる。
上記構成において、前記光源と前記走査部との間の前記画像光線の光路上に設けられ、前記画像光線を略平行光とするコリメータを備え、前記直径調整部は、前記コリメータと前記走査部との間の前記画像光線の光路上に設けられている構成とすることができる。
上記構成において、前記角膜に入射する際の前記画像光線は略平行光である構成とすることができる。
本発明は、光線を出射する光源と、画像データを入力する画像入力部と、入力された前記画像データに基づいた画像光線を生成して、前記光源からの前記画像光線の出射を制御する制御部と、前記光源から出射された前記画像光線を走査する走査部と、前記走査部で走査された前記画像光線をユーザの眼球の網膜に照射して前記網膜に画像を投影する投影光学部材と、前記眼球の角膜に入射する際の前記画像光線の開口数を調整する調整部と、を備える画像投影装置である。
上記構成において、前記光源と前記走査部との間の前記画像光線の光路上に設けられ、前記画像光線を略平行光とするコリメータを備え、前記調整部は、前記コリメータを通過する際の前記画像光線の進行方向に沿った方向に前記コリメータの位置を移動させることで前記角膜に入射する際の前記画像光線の開口数を調整する構成とすることができる。
上記構成において、前記調整部は、前記光源の位置を前記画像光線の進行方向に沿った方向に移動させることで前記角膜に入射する際の前記画像光線の開口数を調整する構成とすることができる。
上記構成において、前記光源と前記走査部との間の前記画像光線の光路上に設けられ、前記画像光線を略平行光とするコリメータを備え、前記制御部は、前記ユーザからの指示に応じて前記調整部を制御して前記光源と前記コリメータとの距離を変更させる構成とすることができる。
上記構成において、前記角膜に入射する際の前記画像光線は発散光である構成とすることができる。
本発明によれば、ユーザに良質な画像を提供することができる。
図1は、実施例1に係る画像投影装置を上方から見た図である。 図2は、実施例1に係る画像投影装置の一部を拡大して上方から見た図である。 図3は、フォーカスフリー特性の実験結果を示す図である。 図4は、シミュレーションに用いた眼球モデルを示す図である。 図5は、フォーカスフリー特性のシミュレーション結果を示す図である。 図6は、実施例2に係る画像投影装置を上方から見た図である。 図7は、角膜に入射する際のレーザ光の開口数を変化させた場合における、原視力と獲得視力との関係を調査した実験結果を示す図である。 図8(a)から図8(c)は、角膜に入射する際のレーザ光の開口数を変化させた場合における、原視力と獲得視力との関係を調査したシミュレーション結果を示す図である。 図9は、制御部によるコリメートレンズの位置制御のフローチャートの一例である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。
図1は、実施例1に係る画像投影装置を上方から見た図である。図2は、実施例1に係る画像投影装置の一部を拡大して上方から見た図である。図1及び図2のように、実施例1の画像投影装置100は、光源20、コリメートレンズ22、直径調整部24、ミラー26、走査ミラー28、投影ミラー30、画像入力部32、及び制御部34を備える。
実施例1の画像投影装置100はメガネ型である。メガネはツル10とレンズ12を有する。メガネのツル10に、光源20、コリメートレンズ22、直径調整部24、ミラー26、及び走査ミラー28が設けられている。メガネのレンズ12に、投影ミラー30が設けられている。画像入力部32及び制御部34は、例えばメガネに設けられずに外部装置(例えば携帯端末)に設けられてもよいし、メガネのツル10に設けられてもよい。
画像入力部32には、図示しないカメラ及び/又は録画機器などから画像データが入力される。制御部34は、入力された画像データに基づいて、光源20からのレーザ光50の出射を制御する。光源20は、制御部34の制御の下、例えば単一又は複数の波長のレーザ光50を出射する。光源20として、例えばRGB(赤・緑・青)のレーザダイオードチップと3色合成デバイスとが集積された光源が挙げられる。このように、画像データは、光源20によって画像光線であるレーザ光50に変換される。
制御部34は、例えばCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサである。カメラを眼球60の視線方向に向けて画像投影装置100の適切な位置に設置すれば、このカメラで撮像した視線方向の画像を網膜62に投影させることができる。また、録画機器などから入力された画像を投影させたり、カメラ画像と録画機器などからの画像を制御部34でスーパーインポーズさせたりして、いわゆる仮想現実(AR:Augmented Reality)画像を投影させることもできる。
コリメートレンズ22は、光源20から出射されたレーザ光50を略平行光なレーザ光50とする。なお、略平行光とは、完全な平行光だけではなく、例えば僅かに集光している場合などを含むものである。
直径調整部24は、コリメートレンズ22と走査ミラー28との間のレーザ光50の光路上に配置されている。直径調整部24には、コリメートレンズ22で略平行光とされたレーザ光50が入射する。直径調整部24は、レーザ光50の一部を遮閉すると共に残りを通過させる開口36を有する。開口36は、例えば略円形形状をしている。略円形形状とは、完全な円形の場合に限られずに、外周の一部が僅かに歪んだ場合や、楕円の場合も含むものである。開口36の中心とレーザ光50の光軸とはほぼ一致している。開口36の直径は、レーザ光50がユーザの眼球60の角膜68に入射する際の直径が350μm以上且つ700μm以下の範囲に収まるように設定されている。直径調整部24の開口36は、一定の大きさに固定されていてもよいし、大きさが変えられるようになっていてもよい。例えば、制御部34によって直径調整部24の開口36の大きさが変えられるようになっていてもよい。
ミラー26は、直径調整部24を通過したレーザ光50を走査ミラー28に向かって反射させる。走査ミラー28は、レーザ光50を2次元方向に走査して、ユーザの眼球60の網膜62に画像を投影するための投影光とする。走査ミラー28は、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーであり、水平方向及び垂直方向の2次元にレーザ光50を走査する。走査ミラー28で走査されたレーザ光50は、メガネのレンズ12のユーザの眼球60側の面に設けられた投影ミラー30に入射する。
投影ミラー30は、走査ミラー28で走査されたレーザ光50をユーザの眼球60の網膜62に照射することにより、網膜62に画像を投影する。ユーザは、網膜62に投影されたレーザ光50の残像効果によって画像を認識する。投影ミラー30は、走査ミラー28で走査されたレーザ光50の収束位置が瞳孔64近傍となるように設計されている。投影ミラー30は、メガネのレンズ12と接している必要はなく、レーザ光50が瞳孔64を通って網膜62に照射できる位置であればよい。また、用途によっては、投影ミラー30のみでレンズ12が設置されていなくてもよい。
走査ミラー28で走査されたレーザ光50は、投影ミラー30の手前で集光し、発散光となって投影ミラー30に入射してもよい。この場合、レーザ光50は、投影ミラー30の集光パワーによって、角膜68に略平行光で入射する。レーザ光50は、水晶体66によって網膜62の近傍に集光される。
走査ミラー28で走査されたレーザ光50は、瞳孔64近傍で収束するため、水晶体66の中心近傍を通過する。このため、水晶体66によるレンズ機能(すなわち視力)の影響を受け難く、フォーカスフリー特性が得られることが期待されている。しかしながら、水晶体66を通過するレーザ光50の直径は有限な値であるため、多少なりとも水晶体66によるレンズ機能の影響を受ける。このため、レーザ光50の直径の大きさによっては、フォーカスフリー特性が得られ難いことが考えられる。
フォーカスフリー特性について行った実験について説明する。実験は、視力が0.04、0.5、0.9、及び1.2と異なる複数のユーザに対して、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径を異ならせた場合に、網膜62に投影された画像をユーザがどの程度視認できるかを測定することで行った。網膜62に投影した画像は、水平視野角20°、画面アスペクト比16:9、有効垂直解像度720本の画像とした。例えば眼軸長が24mmであれば、網膜62に投影される画像の大きさは、横5700μm×縦3200μmとなる。
図3は、フォーカスフリー特性の実験結果を示す図である。図3の横軸は原視力、縦軸は獲得視力である。原視力とは、一般的な視力検査によって測定される上述の視力のことである。獲得視力とは、画像投影装置100によってユーザの網膜62に投影された画像に対する視力のことである。図3において、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径が310μmである場合の結果を実線で、470μmである場合の結果を点線で、820μmである場合の結果を一点鎖線で、1360μmである場合の結果を破線で示している。なお、角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数(NA:Numerical Aperture)は−0.001〜0であり、レーザ光50は略平行光で角膜68に入射している。
図3のように、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径が310μmの場合は原視力が異なる場合でも獲得視力は0.4程度でほぼ一定になり、直径が470μmの場合は原視力が異なる場合でも獲得視力は0.5程度でほぼ一定になっている。一方、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径が820μm、1360μmのように大きくなると、原視力が変化すると獲得視力も変化している。これらのことから、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径が310μm以上且つ470μm以下の場合では、フォーカスフリー特性が得られることが分かる。なお、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径が820μmの場合では、厳密にはフォーカスフリー特性が得られていないが、原視力が低い場合では獲得視力の変化はほとんど見られなかった。
次に、フォーカスフリー特性について行ったシミュレーションについて説明する。図4は、シミュレーションに用いた眼球モデルを示す図である。図4のように、シミュレーションに用いた眼球モデル80は、角膜68、前房70、水晶体66、硝子体72、及び網膜62を備え、眼軸長は24mmであるとした。レーザ光50は、角膜68に平行光で入射し、角膜68、前房70、水晶体66、及び硝子体72を通過して、網膜62に照射されるとした。角膜68、前房70、水晶体66、及び硝子体72の屈折率は、それぞれ適切な値に設定した。
シミュレーションにおいて、原視力については、水晶体66の形状(曲率)を変えて焦点距離を変えることで原視力を設定した。獲得視力については、図3に示した角膜68に入射する際のレーザ光50の直径が470μmのときの実測値を基準にして獲得視力を算出した。すなわち、角膜68に入射する際の直径が470μmのレーザ光50を眼球モデル80に入射したときの網膜62上でのレーザ光50の直径を算出し、当該直径と図3におけるレーザ光50の直径が470μmのときの獲得視力が得られるために必要な分解能との比率を算出した。そして、この比率を用いて角膜68に入射する際のレーザ光50の直径を変えることで網膜62上でのレーザ光50の直径が変わった場合での獲得視力を算出した。
図5は、フォーカスフリー特性のシミュレーション結果を示す図である。図5の横軸は原視力、縦軸は獲得視力である。図5において、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径が350μmである場合の結果を太い一点鎖線で、470μmである場合の結果を太い破線で、600μmである場合の結果を太い点線で、700μmである場合の結果を太い実線で示している。800μmである場合の結果を細い三点鎖線で、1250μmである場合の結果を細い破線で、1340μmである場合の結果を細い一点鎖線で、1500μmである場合の結果を細い実線で、3000μmである場合の結果を細い点線で、5000μmである場合の結果を細い二点鎖線で示している。
図5のように、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径が350μm以上且つ700μm以下の場合では、原視力が異なる場合でもほぼ一定の獲得視力となり、フォーカスフリー特性が得られる結果となった。また、獲得視力自体も0.5程度以上の大きさが得られる結果となった。一方、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径が800μmになると、原視力が0.3程度以下において獲得視力が低下してフォーカスフリー特性が崩れ始め、1250μm以上になると、原視力が低くなるに従い獲得視力も低くなって、フォーカスフリー特性は得られない結果となった。
したがって、実施例1では、コリメートレンズ22と走査ミラー28との間のレーザ光50の光路上に直径調整部24を配置し、直径調整部24によって角膜68に入射する際のレーザ光50の直径が310μm以上且つ700μm以下となるようにする。図3を用いて説明した実測値結果、及び、図5を用いて説明したシミュレーション結果から、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径を310μm以上且つ700μm以下にすることで、獲得視力が0.4以上で且つフォーカスフリー特性を得ることができる。よって、原視力が異なる様々なユーザに対して良質な画像を提供することができる。
フォーカスフリー特性を得た上で、獲得視力は高いことが好ましい。図5のように、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径が大きくなるほど、獲得視力は高くなる。したがって、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径は400μm以上且つ700μm以下の場合が好ましく、500μm以上且つ700μm以下の場合がより好ましく、600μm以上且つ700μm以下の場合がさらに好ましい。
また、実施例1によれば、図1及び図2のように、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径を調整する直径調整部24を備えている。これにより、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径を310μm以上且つ700μm以下の適切な大きさに容易に調整できる。直径調整部24は、コリメートレンズ22と走査ミラー28との間のレーザ光50の光路上に設けられていることが好ましい。これにより、直径調整部24に略平行光のレーザ光50が入射するため、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径の調整が容易となる。
なお、実施例1では、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径を、直径調整部24の開口36の大きさによって調整する場合を例に示したが、これに限られる訳ではない。例えば、直径調整部24を略平行光でない部分に配置し、直径調整部24をレーザ光50に対して前後に移動させることで、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径を調整してもよい。
実施例1の図5の結果から、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径を大きくすることで、獲得視力を高くできる可能性があることが分かる。例えば、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径を800μm以上とすることで、1.0程度以上の獲得視力を得られる可能性があることが分かる。しかしながら、レーザ光50の直径を大きくするとレーザ光50の焦点深度が小さくなるため、原視力によっては獲得視力が高くならずに、ユーザに対して良質な画像を提供できないことが起こり得る。したがって、レーザ光50の直径を大きくした場合には、角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数(NA:numerical aperture)を適切な大きさに調整することが望ましいと考えられる。
図6は、実施例2に係る画像投影装置を上方から見た図である。図6のように、実施例2の画像投影装置200では、直径調整部24が設けられてなく、代わりに、メガネのツル10に調整部38が設けられている。調整部38は、コリメートレンズ22を通過する際のレーザ光50の進行方向に沿った方向にコリメートレンズ22の位置を移動させることで、角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数を調整する。調整部38は、例えばアクチュエータである。例えば、制御部34が、ユーザからの指示に応じて調整部38を制御してコリメートレンズ22の位置を移動させる。その他の構成は、実施例1と同じであるため説明を省略する。
ここで、視力が異なる複数のユーザに対して、角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数を変えることで獲得視力がどのように変化するかを調査した実験について説明する。実験は、原視力が0.04、0.5、0.9、及び1.2と異なる複数のユーザに対して角膜68に直径1490μmのレーザ光50を入射させ、角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数を異ならせた場合に、網膜62に投影された画像をユーザがどの程度視認できるかを測定することで行った。網膜62に投影した画像は、実施例1と同じく、水平視野角20°、画面アスペクト比16:9、有効垂直解像度720本の画像とした。
図7は、角膜に入射する際のレーザ光の開口数を変化させた場合における、原視力と獲得視力との関係を調査した実験結果を示す図である。図7の横軸は原視力、縦軸は獲得視力である。角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数を、原視力が0.04のユーザに対して最適化したときの結果を実線で示し、原視力が0.5のユーザに対して最適化したときの結果を一点鎖線で示し、原視力が0.9のユーザに対して最適化したときの結果を点線で示し、原視力が1.2のユーザに対して最適化したときの結果を破線で示している。なお、実測評価では、画面解像度の関係で1.2以上の獲得視力は計測できない。
図7のように、角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数を原視力が0.04のユーザに対して最適化した場合においては、開口数の最適値は−0.0045であり、原視力が0.04のユーザの獲得視力は1.0程度であった。原視力が0.04よりも高くなると獲得視力は1.0よりも低くなった。角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数を原視力が0.5のユーザに対して最適化した場合においては、開口数の最適値は−0.0029であり、原視力が0.5のユーザの獲得視力は1.0程度であった。原視力が0.5よりも大きくなっても獲得視力は1.0程度であったが、原視力が0.5よりも低くなると獲得視力は1.0よりも低くなった。
角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数を原視力が0.9のユーザに対して最適化した場合においては、開口数の最適値は−0.0012であり、原視力が0.9のユーザの獲得視力は1.2程度であった。角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数を原視力が1.2のユーザに対して最適化した場合においては、開口数の最適値は−0.0007であり、原視力が1.2のユーザの獲得視力は1.2程度であった。原視力が0.9と1.2の場合においては、原視力に対する獲得視力のグラフはほぼ同一となり、原視力が0.9よりも低くなると獲得視力は1.2よりも低くなった。
図7の実験結果から、角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数の最適値は原視力によって異なることが分かる。
次に、角膜に入射する際のレーザ光の開口を変化させた場合における、原視力と獲得視力との関係を調査したシミュレーションについて説明する。シミュレーションは、実施例1の図4で説明した眼球モデル80を用いて行い、原視力及び獲得視力については実施例1で説明した方法によって設定及び算出した。
図8(a)から図8(c)は、角膜に入射する際のレーザ光の開口数を変化させた場合における、原視力と獲得視力との関係を調査したシミュレーション結果を示す図である。図8(a)は、原視力が0.08で開口数を最適化したときのシミュレーション結果である。図8(b)は、原視力が0.16で開口数を最適化したときのシミュレーション結果である。図8(c)は、原視力が0.37で開口数を最適化したときのシミュレーション結果である。図8(a)から図8(c)において、横軸は原視力、縦軸は獲得視力であり、角膜68に入射する際のレーザ光50の直径が1450μmである場合の結果を実線で、950μmである場合の結果を点線で示している。
図8(a)のように、原視力が0.08で開口数を最適値に調整した場合においては、レーザ光50の直径が1450μmのときでは、開口数の最適値は−0.002であり、獲得視力は1.8程度であった。レーザ光50の直径が950μmのときでは、開口数の最適値−0.0012であり、獲得視力は1.45程度であった。レーザ光50の直径が1450μmのときでは、原視力が0.08よりも低い場合では獲得視力は1.8よりも高くなったが、原視力が0.08よりも高くなると獲得視力は1.8よりも低くなった。レーザ光50の直径が950μmのときでは、原視力が0.05〜0.2までは1.45程度の獲得視力が得られたが、原視力が0.2より高くなると獲得視力は1.45よりも低くなった。
図8(b)のように、原視力が0.16で開口数を最適値に調整した場合においては、レーザ光50の直径が1450μmのときでは、開口数の最適値は−0.001であり、獲得視力は2.2程度であった。レーザ光50の直径が950μmのときでは、開口数の最適値は−0.0048であり、獲得視力は1.45程度であった。レーザ光50の直径が1450μmのときでは、原視力が0.14〜0.43において2.0以上の獲得視力が得られたが、原視力が0.14より低く又は0.43より高くなると獲得視力は2.0よりも低くなった。レーザ光50の直径が950μmのときでは、原視力が0.05〜0.68において1.45程度の獲得視力が得られた。
図8(c)のように、原視力が0.37で開口数を最適値に調整した場合において、レーザ光50の直径が1450μmのときでは、開口数の最適値は−0.00006であり、獲得視力は2.2程度であった。レーザ光50の直径が950μmのときでは、開口数の最適値は−0.00003であり、獲得視力は1.45程度であった。レーザ光50の直径が1450μmのときでは、原視力が0.36〜0.68においては2.0以上の獲得視力が得られたが、原視力が0.36より低くなると獲得視力は2.0よりも低くなった。レーザ光50の直径が950μmのときでは、原視力が0.17〜0.68においては1.45程度の獲得視力が得られたが、原視力が0.17より低くなると獲得視力は1.45よりも低くなった。
したがって、図8(a)から図8(c)のシミュレーション結果からも、原視力によって角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数の最適値が異なることが分かる。
そこで、実施例2では、角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数を調整する調整部38を備える。これにより、ユーザは網膜62に投影された画像に対して高い獲得視力(すなわち、高い解像感)を得ることができる。よって、ユーザに対して良質な画像を提供することができる。なお、図7〜図8(c)の結果から、角膜68に入射する際のレーザ光50は発散光であることが好ましいことが分かる。
また、実施例1によれば、調整部38は、コリメートレンズ22を通過する際のレーザ光50の進行方向に沿った方向にコリメートレンズ22の位置を移動させて光源20とコリメートレンズ22との距離を変えることで、角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数を調整している。これにより、レーザ光50の開口数を容易に調整することができる。なお、調整部38は、他の方法によって、角膜68に入射する際のレーザ光50の開口数を調整してもよい。例えば、調整部38は、光源20の位置をレーザ光50の進行方向に沿った方向に移動させて光源20とコリメートレンズ22の距離を変えることで、レーザ光50の開口数を調整してもよいし、コリメートレンズ22と光源20の両方を移動させることでレーザ光50の開口数を調整してもよい。
なお、ユーザが調整部38に直接触れてコリメートレンズ22の位置を移動させてもよいが、微妙な位置調整を行うことから、制御部34がユーザからの指示に応じて調整部38を制御してコリメートレンズ22の位置を移動させることが好ましい。図9は、制御部によるコリメートレンズの位置制御のフローチャートの一例である。図9のように、制御部34は、コリメートレンズ22の位置を移動させることについて、ユーザからの指示があるまで待機する(ステップS10:No)。ユーザは、例えば制御部34を備える外部装置(例えば携帯端末)を操作することで、コリメートレンズ22の位置を移動させることについて制御部34に指示する。制御部34は、ユーザからの指示を受けると(ステップS10:Yes)、ユーザからの指示に基づいて、調整部38を制御してコリメートレンズ22の位置を移動させることで光源20とコリメートレンズ22との距離を変更させる(ステップS12)。次いで、制御部34は、ユーザからの指示が終了したか否かを判断する(ステップS14)。ユーザからの指示が終了していない場合(ステップS14:No)、制御部34はステップS12を引き続き実行する。ユーザからの指示が終了した場合(ステップS14:Yes)、制御部34は処理を終了する。
実施例1及び実施例2において、投影ミラー30は、自由曲面を有する場合でもよいし、回折素子の場合でもよい。また、投影ミラー30は、眼球60の視線方向の光を透過させることができるハーフミラーであってもよいし、光が透過しない全反射ミラーであってもよい。投影ミラー30がハーフミラーであれば、視線方向の実画像を透過させて、レーザ光50による画像と合わせて視認することができ、全反射ミラーであれば、レーザ光50による画像のみを視認することができる。また、投影ミラー30の機能を持つものとしては、角膜68に向かってレーザ光50を集光させて網膜62へ投影することができる光学的な機能があれば、ミラーに限られずレンズでもよい。レンズを用いる場合は、投影ミラー30の位置に集光しないミラーを配置し、そのミラーの眼球60側にレンズを配置することで実現でき、また、光源20、走査ミラー28などの光学系の配置の仕方により、レンズのみで網膜62へ投影する構成をとることも可能である。同様に、コリメートレンズ22も、レンズに限定されるものではなく、レーザ光50を略平行光にするコリメータとしての光学特性を有するものであれば、ミラーであっても、回折素子であってもよい。この場合もレーザ光50の光路に応じて適切な配置をとることが可能である。
実施例1及び実施例2では、画像投影装置としてメガネ型のHMDの場合を例に示したが、HMD以外の画像投影装置の場合でもよい。また、片方の眼球60の網膜62に画像を投影する場合を例に示したが、両方の眼球60の網膜62に画像を投影する場合でもよい。また、走査部として走査ミラー28の場合を例に示したが、走査部は光線を走査可能であればよい。例えば、走査部として、電気光学材料であるタンタル酸ニオブ酸リチウム(KTN)結晶など、その他の部品を用いてもよい。光線としてレーザ光の場合を例に示したが、レーザ光以外の光でもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 ツル
12 レンズ
20 光源
22 コリメートレンズ
24 直径調整部
26 ミラー
28 走査ミラー
30 投影ミラー
32 画像入力部
34 制御部
36 開口
38 調整部
50 レーザ光
60 眼球
62 網膜
64 瞳孔
66 水晶体
68 角膜
70 前房
72 硝子体
80 眼球モデル
100、200 画像投影装置
本発明は、ユーザの眼球の網膜に画像を投影する画像投影装置であって、光線を出射する光源と、カメラで撮像された前記ユーザの視線方向の画像データを入力する画像入力部と、入力された前記画像データに基づいた画像光線を生成して、前記光源からの前記画像光線の出射を制御する制御部と、前記光源から出射された前記画像光線を走査する走査部と、前記走査部で走査された前記画像光線を前記ユーザの眼球の網膜に照射して前記網膜に画像を投影する投影光学部材と、を備え、前記眼球の角膜に入射する際の前記画像光線の直径は310μm以上且つ800μm以下であり、原視力が0.04以上1.2以下の範囲のユーザに対して前記網膜に投影された前記画像データに基づく前記画像に対する前記範囲のユーザの視力である獲得視力が0.4以上となる、画像投影装置である。
上記構成において、前記角膜に入射する際の前記画像光線は略平行光である構成とすることができる。また、上記構成において、前記範囲のユーザに対して前記獲得視力が略一定となる構成とすることができる。
本発明は、ユーザの眼球の網膜に画像を投影する画像投影装置であって、光線を出射する光源と、カメラで撮像された前記ユーザの視線方向の画像データを入力する画像入力部と、入力された前記画像データに基づいた画像光線を生成して、前記光源からの前記画像光線の出射を制御する制御部と、前記光源から出射された前記画像光線を走査する走査部と、前記走査部で走査された前記画像光線をユーザの眼球の網膜に照射して前記網膜に画像を投影する投影光学部材と、前記眼球の角膜に入射する際の前記画像光線の開口数を調整する調整部と、を備え、前記眼球の角膜に入射する際の前記画像光線の直径は800μm以上且つ3000μm以下であり、前記調整部で前記画像光線の開口数を調整することにより、原視力が0.04以上1.2未満の範囲のユーザに対して前記網膜に投影された前記画像データに基づく前記画像に対する前記範囲のユーザの視力である獲得視力が前記範囲のユーザの原視力よりも高くなる、画像投影装置である。

Claims (9)

  1. 光線を出射する光源と、
    画像データを入力する画像入力部と、
    入力された前記画像データに基づいた画像光線を生成して、前記光源からの前記画像光線の出射を制御する制御部と、
    前記光源から出射された前記画像光線を走査する走査部と、
    前記走査部で走査された前記画像光線をユーザの眼球の網膜に照射して前記網膜に画像を投影する投影光学部材と、を備え、
    前記眼球の角膜に入射する際の前記画像光線の直径は310μm以上且つ700μm以下である、画像投影装置。
  2. 前記画像光線の光路上に設けられ、前記画像光線の一部を遮閉すると共に残りを通過させる開口を有し、前記角膜に入射する際の前記画像光線の直径を調整する直径調整部を備える、請求項1記載の画像投影装置。
  3. 前記光源と前記走査部との間の前記画像光線の光路上に設けられ、前記画像光線を略平行光とするコリメータを備え、
    前記直径調整部は、前記コリメータと前記走査部との間の前記画像光線の光路上に設けられている、請求項2記載の画像投影装置。
  4. 前記角膜に入射する際の前記画像光線は略平行光である、請求項1から3のいずれか一項記載の画像投影装置。
  5. 光線を出射する光源と、
    画像データを入力する画像入力部と、
    入力された前記画像データに基づいた画像光線を生成して、前記光源からの前記画像光線の出射を制御する制御部と、
    前記光源から出射された前記画像光線を走査する走査部と、
    前記走査部で走査された前記画像光線をユーザの眼球の網膜に照射して前記網膜に画像を投影する投影光学部材と、
    前記眼球の角膜に入射する際の前記画像光線の開口数を調整する調整部と、を備える画像投影装置。
  6. 前記光源と前記走査部との間の前記画像光線の光路上に設けられ、前記画像光線を略平行光とするコリメータを備え、
    前記調整部は、前記コリメータを通過する際の前記画像光線の進行方向に沿った方向に前記コリメータの位置を移動させることで前記角膜に入射する際の前記画像光線の開口数を調整する、請求項5記載の画像投影装置。
  7. 前記調整部は、前記光源の位置を前記画像光線の進行方向に沿った方向に移動させることで前記角膜に入射する際の前記画像光線の開口数を調整する、請求項5または6記載の画像投影装置。
  8. 前記光源と前記走査部との間の前記画像光線の光路上に設けられ、前記画像光線を略平行光とするコリメータを備え、
    前記制御部は、前記ユーザからの指示に応じて前記調整部を制御して前記光源と前記コリメータとの距離を変更させる、請求項6または7記載の画像投影装置。
  9. 前記角膜に入射する際の前記画像光線は発散光である、請求項5から8のいずれか一項記載の画像投影装置。
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