JP2018114770A - ステアリング装置 - Google Patents

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啓介 永田
Keisuke Nagata
啓介 永田
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Abstract

【課題】ボールねじナットを支持する軸受の傾きを抑制することができるステアリング装置を提供すること。【解決手段】弾性支持機構70は、プレート50、第1皿ばね60、および第2皿ばね61を有する。プレート50は円環状の平坦部51および円筒部52を有する。平坦部51は円筒部52の外周面における軸方向長の中間位置に設けられている。第1皿ばね60の小径側の端部の外周側に設けられる角部60aがプレート50の平坦部51のテーパ面51aに当接している。第1皿ばね60の小径側の端部の内周側に設けられている角部60bはプレート50の円筒部52の外周面に当接される。第2皿ばね61の小径側の端部の外周側に設けられる角部61aはプレート50の平坦部51のテーパ面51bに当接される。第2皿ばね61の小径側の端部の内周側に設けられている角部61bはプレート50の円筒部52の外周面に当接される。【選択図】図3

Description

本発明は、ステアリング装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されるようにボールねじナットをハウジングに対して回転可能に支持する軸受が設けられている電動パワーステアリング装置が知れられている。
軸受の軸方向両側に、ばね定数の異なる第1金属ばねおよび第2金属ばね、ならびに円環状のスペーサが設けられることにより、軸受は軸方向に移動可能にハウジングに支持される。
特開2015−54609
しかし、上記の電動パワーステアリング装置では、金属ばねとスペーサとを組み付けた際に、第1金属ばね同士および第2金属ばね同士が軸受の軸方向における両側面を押圧する位置が互いに径方向にずれてしまい、軸受ひいてはボールねじナットに傾きが生じてしまうおそれがある。その結果、ボールねじナットが回転した時にトルク変動が生じトルク変動が生じるおそれがある。
本発明の目的は、ボールねじナットを支持する軸受の傾きを抑制することができるステアリング装置を提供することである。
上記目的を達成し得るステアリング装置は、外周にねじ溝を備え、ステアリングホイールの操作に伴い軸方向に移動する転舵シャフトと、複数のボールを介して前記転舵シャフトの前記ねじ溝と螺合するボールねじナットと、前記転舵シャフトおよび前記ボールねじナットを収容するハウジングと、前記ボールねじナットを前記ハウジングに対して回転可能に支持する軸受と、前記ハウジングの内部において、前記ハウジングと前記軸受の軸方向における両側面との間にそれぞれ前記軸受を弾性支持する弾性支持機構と、を備えることを前提としている。前記弾性支持機構は、プレートと弾性係数が互いに異なる円環状の第1の弾性部材および円環状の第2の弾性部材とを有し、前記プレートは、軸方向に平行に延びるように設けられ、且つ前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材の径方向内側に設けられている円筒部と、前記円筒部の外周から径方向外側に伸び、軸方向における前記軸受の端面との間、および前記ハウジングとの間で前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材のそれぞれを挟みこむ円板状の平坦部とを有し、前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材は、前記円筒部の外周面に当接し、前記平坦部の第1の側面に前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材のいずれか一方が当接し、前記平坦部の第2の側面に前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材のいずれか他方が当接している。
上記構成によれば、第1の弾性部材および第2の弾性部材は、プレートの円筒部の外周面に当接するように嵌合されているため、軸受に対する第1の弾性部材および第2の弾性部材の径方向への位置ずれを抑制することができる。そのため、軸受側に設けられる第1の弾性部材または第2の弾性部材の軸受の軸方向における両側面を押圧する位置が径方向にずれてしまうことを抑制できる。また、第1の弾性部材または第2の弾性部材がプレートの平坦部を押圧する位置が径方向にずれてしまうことも抑制することができる。したがって、ボールねじナットを支持する軸受の傾きを抑制することができる。
本発明のステアリング装置によれば、ボールねじナットを支持する軸受の傾きを抑制することができる。
第1の実施形態の電動パワーステアリング装置の概略図。 第1の実施形態の電動パワーステアリング装置のアシスト機構の断面図。 第1の実施形態の弾性支持機構の断面図。 第1の実施形態のプレート、第1皿ばね、および第2皿ばねの斜視図。 第1の実施形態の弾性支持機構における第1皿ばねの動作を示した拡大断面図。 第1の実施形態の弾性支持機構における第2皿ばねの動作を示した拡大断面図。 第1の実施形態の弾性支持機構の弾性特性を示したグラフ。 第1の実施形態のラックシャフトのラックストロークとステアリングホイールに付与されるステアリングトルクの関係を示したグラフ。 第2の実施形態の弾性支持機構の断面図。 第2の実施形態のプレート、第1皿ばね、および第2皿ばねの着磁状況を示した断面図。
<第1の実施形態>
以下、ステアリング装置の実施の形態を説明する。本実施の形態のステアリング装置は、ベルト式減速機構を介してモータの回転運動をボールねじ機構に伝達し、モータの回転運動をラックシャフトの直線運動に変換することにより、ユーザのステアリングホイールの操作を補助する電動パワーステアリング装置(以下、「EPS」という)である。
図1に示すように、EPS1は、ユーザのステアリングホイール10の操作に基づいて転舵輪15,15を転舵させる操舵機構2、およびユーザのステアリング操作を補助するアシスト機構3を備えている。
操舵機構2は、ステアリングシャフト11および転舵シャフトとしてのラックシャフト12を備えている。ラックシャフト12の外周面には、ねじ溝12aと、ラック歯12bとが設けられている。ステアリングシャフト11は、ステアリングホイール10と連結されたコラムシャフト11aと、コラムシャフト11aの下端部に連結されたインターミディエイトシャフト11bと、インターミディエイトシャフト11bの下端部に連結されたピニオンシャフト11cとを有している。ピニオンシャフト11cの下端部には、ピニオン歯11dが設けられている。ピニオン歯11dは、ラックシャフト12のラック歯12bと噛み合っている。
したがって、ステアリングシャフト11の回転運動は、ピニオンシャフト11cのピニオン歯11dとラックシャフト12のラック歯12bとの噛み合いを介してラックシャフト12の軸方向の往復直線運動に変換される。当該往復直線運動が、ラックシャフト12の両軸端部にそれぞれ設けられたタイロッド14,14を介して左右の転舵輪15,15にそれぞれ伝達されることにより、転舵輪15,15の転舵角が変化する。タイロッド14,14は、ラックシャフト12に対して角度が付いた状態で取り付けられている。
アシスト機構3は、ラックシャフト12の周囲に設けられている。アシスト機構3は、アシスト力の発生源であるモータ20と、ラックシャフト12の周囲に一体的に設けられたボールねじ機構30と、モータ20の回転軸21の回転力をボールねじ機構30に伝達する減速機構40とを有している。アシスト機構3は、モータ20の回転軸21の回転力を減速機構40およびボールねじ機構30を介して、ラックシャフト12を軸方向に往復直線運動させる力に変換する。このラックシャフト12に付与される軸方向の力がアシスト力となり、ユーザのステアリング操作を補助する。
ボールねじ機構30、減速機構40、ピニオンシャフト11c、およびラックシャフト12は、ラックシャフト12の軸方向に沿って延びるハウジング16により覆われている。ハウジング16は、減速機構40の付近で軸方向に分割された第1ハウジング16aおよび第2ハウジング16bを連結することにより構成されている。第1ハウジング16aおよび第2ハウジング16bは、ラックシャフト12の延びる方向に対して交わる方向(図中の下方)へ突出している。第2ハウジング16bの外壁(図中の右側壁)には、貫通孔22が設けられている。モータ20の回転軸21は、貫通孔22を通じて第2ハウジング16bの内部に伸びている。モータ20は、第2ハウジング16bに設けられたフランジ部17およびモータ20に設けられたフランジ部24をボルト23により連結することで、第2ハウジング16bに固定されている。回転軸21は、ラックシャフト12に対して平行である。ハウジング16の両端部と、タイロッド14,14との間には蛇腹状のブーツ18,18が設けられている。ブーツ18は、水や埃などの異物がハウジング16の内部に浸入することを抑制する。尚、ハウジング16はアルミニウム等の軟金属で構成されている。
次に、アシスト機構3について詳細に説明する。
図2に示すように、ボールねじ機構30は、ラックシャフト12に複数のボール32を介して螺合する円筒状のボールねじナット31を備えている。ボールねじナット31は、円筒状の軸受34を介してハウジング16の内周面に対して回転可能に支持されている。ボールねじナット31の内周面には、ラックシャフト12のねじ溝12aに対向する螺旋状のねじ溝33が設けられている。ボールねじナット31のねじ溝33とラックシャフト12のねじ溝12aにより囲まれる螺旋状の空間は、ボール32が転動する転動路Rとして機能する。また、図示しないが、ボールねじナット31には転動路Rの2箇所に開口して、当該2箇所の開口を短絡する循環路が設けられている。したがって、ボール32は、ボールねじナット31内の循環路を介して転動路R内を無限循環することができる。
減速機構40は、モータ20の回転軸21に一体的に設けられた駆動プーリ41、ボールねじナット31の外周に一体的に取り付けられた従動プーリ42、および駆動プーリ41と従動プーリ42との間に巻きかけられたベルト43を備えている。ベルト43は、心線を含むゴム製の歯付きベルトである。また、駆動プーリ41および従動プーリ42は、歯付きプーリである。
ボールねじナット31の軸方向の一端部には、円環状のフランジ部35が設けられている。ボールねじナット31の外周面には、フランジ部35と軸方向に係合するように軸受34の内輪34aが嵌合されているとともに、この内輪34aに隣接して従動プーリ42が嵌合されている。例えば、軸受34は、複列アンギュラ玉軸受である。従動プーリ42は、ボールねじナット31に対して固定されている。また、従動プーリ42とフランジ部35とにより軸受34の内輪34aが軸方向に挟み込まれることで、この内輪34aがボールねじナット31に対して固定されている。軸受34の外輪34bの外周面は、第1ハウジング16aに対して軸方向に移動可能に当接している。
第2ハウジング16bにおける外輪34b側の先端には係止部25が設けられている。また、軸方向において、第1ハウジング16aにおける外輪34bと対向する部分には係止部26が設けられている。軸方向における外輪34bと両係止部25,26との隙間には、ラックシャフト12に作用する荷重に対して軸受34を介してボールねじナット31をその軸方向に弾性的に支持するための弾性支持機構70がそれぞれ配置されている。尚、ラックシャフト12に作用する荷重とは、例えば、運転者がステアリングホイール10にステアリングトルクを付与したとき、または転舵輪15,15が路面の凹凸等を乗り越える際に転舵輪15,15からラックシャフト12に伝わる荷重(逆入力の荷重)のことである。
図4に示すように、弾性支持機構70は、プレート50、ならびに弾性係数のそれぞれ異なる第1の弾性部材としての第1皿ばね60および第2の弾性部材としての第2皿ばね61を有している。プレート50、第1皿ばね60,および第2皿ばね61は、磁性体の金属により、それぞれ円環状に形成されている。
プレート50は、略円板状の平坦部51および円筒部52を有している。平坦部51は、円筒部52の外周から径方向外側に伸びている。平坦部51と円筒部52が交わる部位は、円筒部52の外周面における軸方向長の中間位置に設けられている。平坦部51は、円筒部52に向かうほど(平坦部51の径方向内側に向かうほど)その肉厚が薄くなるようにテーパ面51a,51bを有している。テーパ面51aは、平坦部51の第1の側面55に、テーパ面51bは、平坦部51の第2の側面56に設けられている。尚、テーパ面51aおよびテーパ面51bとは、製品仕様によっては、互いに異なる角度で設けてもよい。
第1皿ばね60および第2皿ばね61は、円錐台筒状である。第2皿ばね61は、第1皿ばね60よりも若干厚く形成されている。
図3に示すように、第1皿ばね60は、円筒部52に外嵌されている。第1皿ばね60の小径側の端部の外周側に設けられる角部60aが、プレート50の平坦部51における第1の側面55のテーパ面51aに当接している。第1皿ばね60の小径側の端部の内周側に設けられている角部60bは、プレート50の円筒部52の外周面に当接している。第2皿ばね61は、軸方向における第1皿ばね60と反対側から円筒部52に外嵌されている。第2皿ばね61の小径側の端部の外周側に設けられる角部61aは、プレート50の平坦部51における第2の側面56のテーパ面51bに当接している。第2皿ばね61の小径側の端部の内周側に設けられている角部61bは、プレート50の円筒部52の外周面に当接している。尚、第2皿ばね61の弾性係数K2は、第1皿ばね60の弾性係数K1よりも大きな値に設定される。すなわち、第2皿ばね61は、第1皿ばね60と比較して変形しにくいものが採用されている。
プレート50、第1皿ばね60、および第2皿ばね61が軸方向における軸受34とハウジング16との間に設けられた状態において、プレート50の平坦部51の外周面は、第1ハウジング16aの内周面に当接している。また、第1皿ばね60の大径側の端部は、軸受34の外輪34bの軸方向における側面に対して当接している。第2皿ばね61の大径側の端部は、ハウジング16の係止部25,26に当接している。軸受34の軸方向における両側に設けられた第1皿ばね60,60の大径側の端部が軸受34の外輪34bに対して当接している位置は、径方向において互いに一致している。尚、第1皿ばね60は、プレート50の平坦部51と軸受34の外輪34bとの間、第2皿ばね61は、プレート50の平坦部51とハウジング16の係止部25,26との間において若干圧縮された状態で収容されている。
次に、弾性支持機構70の動作について説明する。尚、便宜上、軸受34と第1ハウジング16aの係止部26との間に配置されている弾性支持機構70についてのみ説明する。
図5に示すように、ラックシャフト12に作用する軸方向の荷重により、第1皿ばね60および第2皿ばね61は、その軸方向において圧縮変形される。具体的には、第1皿ばね60の大径側の端部が軸受34の外輪34bの軸方向における側面に押圧されることにより、第1皿ばね60の外周面62がプレート50の平坦部51におけるテーパ面51aに近接するように弾性変形する。このとき、第1皿ばね60は、プレート50の円筒部52に当接している角部60bを支点として変形する。第1皿ばね60の大径側の端部は、軸受34の外輪34bの軸方向における側面に対して摺動しつつ、第1皿ばね60の小径側の端部の角部60aは、テーパ面51aに対して摺動する。やがて、第1皿ばね60の外周面62がプレート50の平坦部51のテーパ面51aに当接した状態になったとき、第1皿ばね60は、軸方向においてそれ以上弾性変形しなくなる。また、第2皿ばね61は、第1皿ばね60と比較して変形しにくいため、第1皿ばね60が変形しているときには、その軸方向において微小に変形する。尚、第1皿ばね60が弾性変形しなくなるまでの軸受34の変位をL1(mm)とする。
図6に示すように、第1皿ばね60がそれ以上弾性変形しない状態において、ラックシャフト12に作用する軸方向の荷重が第1皿ばね60をさらに圧縮変形させる方向に作用した場合、第2皿ばね61は、その軸方向においてさらに圧縮変形される。具体的には、第2皿ばね61の小径側の端部がプレート50の平坦部51に押圧されることにより、第2皿ばね61の外周面63がプレート50の平坦部51におけるテーパ面51bに近接するように弾性変形する。このとき、第2皿ばね61は、プレート50の円筒部52に当接している角部61bを支点として変形する。第2皿ばね61の大径側の端部は、第1ハウジング16aの係止部26に対して摺動しつつ、第2皿ばね61の小径側の端部の角部61aは、テーパ面51bに対して摺動する。やがて、第2皿ばね61の外周面63がプレート50の平坦部51のテーパ面51bに当接した状態になったとき、第2皿ばね61は、軸方向においてそれ以上弾性変形しなくなる。尚、先述の軸受34の変位L1から第2皿ばね61が弾性変形しなくなるまでの軸受34の変位をL2(mm)とする。
次に、弾性支持機構70の弾性特性について説明する。弾性支持機構70は、異なる弾性係数を有する第1皿ばね60および第2皿ばね61を有しているため、3段階に変化する弾性特性(図7に記載)を有している。尚、便宜上、軸受34と第1ハウジング16aの係止部26との間に配置されている弾性支持機構70についてのみ説明する。
図7に示すように、変位0(ゼロ)〜L1(mm)未満の領域Aでは、第1皿ばね60の変位と第2皿ばね61の変位とが加算される。同領域の弾性係数K3は、直列ばねのばね定数の式に従い、K3=1/(1/(K1)+1/(K2))と表すことができる。具体的に、弾性係数K3は、ラックシャフト12に作用する荷重(kN)が荷重F1以下の範囲で第1皿ばね60および第2皿ばね61のうち、主に第1皿ばね60が軸方向に延び縮みする変位(変形)が現れる値である。尚、荷重F1以下の範囲は、車両の走行中にユーザがステアリングホイール10に付与するステアリングトルクに基づいてラックシャフト12に作用する走行中荷重(モータ20によるアシスト力を含む)の範囲である。この例では、荷重F1は、第1皿ばね60に繰り返し印加可能な最大荷重に設定されている。
変位L1以上〜変位L2(mm)以下の領域Bは、第2皿ばね61の変位を示している。同領域の弾性係数K2は、第2皿ばね61の弾性係数そのものであり、ラックシャフト12に作用する荷重(kN)が荷重F2以下の範囲で第2皿ばね61が軸方向に延び縮みする変位(変形)が現れる値である。同領域におけるラックシャフト12に作用する荷重(kN)の変化量は、変位0(ゼロ)〜変位L1(mm)未満の領域におけるラックシャフト12に作用する荷重(kN)の変化量に対して大きい。この例では、荷重F2は、車両が舗装路を走行中において、弾性支持機構70が、転舵輪15,15からラックシャフト12に作用する荷重(ロードインフォメーション荷重)をステアリングホイール10を介して運転者に伝達することができる最大荷重である。また、荷重F2は、ブレーキをかけた時における転舵輪15,15からラックシャフト12に作用する変動荷重(ブレーキ振動荷重)より小さく設定されている。尚、弾性係数K2は、ラックシャフト12に生じる逆入力の荷重が、荷重F1以上、且つ荷重F2以下の範囲であれば、第2皿ばね61が軸方向に延び縮みできるように設定してある。
荷重F2より大きい領域では、第1皿ばね60および第2皿ばね61が軸方向にそれ以上変位(変形)しない。すなわち、弾性支持機構70がボールねじナット31を軸方向に対して弾性支持する機能を果たすことのできない状態となる。
次に、ラックシャフト12の軸方向への移動量(「ラックストローク(m)」)、および運転者のステアリングホイール10に付与するステアリングトルク(N・m)との関係について説明する。
図8に示すように、運転者がステアリングホイール10にステアリングトルクを付与し始めたとき、ラックシャフト12は軸方向に移動しない。これは、ステアリングホイール10に付与されるステアリングトルクによりラックシャフト12に生じる軸力と、モータ20のアシスト力によりラックシャフト12に生じる軸力との合力が、ラックシャフト12やボールねじナット31がそれぞれ接触している部分に生じている摩擦力よりも小さいためである。すなわち、ラックシャフト12に作用する荷重(モータ20によるアシスト力を含む)は、ラックシャフト12を軸方向に移動させるに至らない程度の大きさである。このときのステアリングトルクの領域をストローク不感帯という。
ストローク不感帯の近傍では、上記の合力によりラックシャフト12に発生する軸力は、ラックシャフト12を軸方向に移動させるためには不十分の状態であるが、ステアリングトルクがある程度大きくなるとラックシャフト12に生じる軸力が大きくなる。同軸力が上記の摩擦力よりも大きくなり、弾性支持機構70の第1皿ばね60および第2皿ばね61が軸方向に弾性変形しながらラックシャフト12が移動し始める。主に第1皿ばね60が弾性変形することによりボールねじナット31が軸方向に若干移動する。この時、ボールねじナット31とラックシャフト12との間にはボール32を介して摩擦があるため、ボールねじナット31は、ラックシャフト12に対して回転しないまま、ラックシャフト12と一緒に軸方向に若干移動する(領域A)。すなわち、弾性支持機構70が無い場合、モータ20がラックシャフト12を軸方向に移動させるために必要なアシスト力を発生させるまでには、ある程度のステアリングトルクが必要になり、ストローク不感帯が長くなってしまう。しかし、弾性支持機構70が設けられていることにより、モータ20がラックシャフト12を軸方向に移動させるための十分なアシスト力を発生させるよりも先に第1皿ばね60が弾性変形し、ボールねじナット31を移動させることができる。そのため、運転者がステアリングホイール10にステアリングトルクを付与し始めたとき、より早い段階でラックシャフト12を軸方向に移動させ、転舵輪15,15を転舵させることができる。したがって、運転者がステアリングホイール10にステアリングトルクを付与し始めたとき、EPS1のアシスト応答性がより向上し、運転者の操舵感が確保される。
また、運転者がステアリングホイール10にステアリングトルクを付与し続け、第1皿ばね60が軸方向にそれ以上弾性変形しない場合を考える。この場合、弾性支持機構70の第2皿ばね61が軸方向に変形する。このとき、ラックシャフト12に作用する荷重(モータ20のアシスト力を含む)は、領域Aと比較して大きくなっている。そのため、ステアリングトルクが大きくなるほど、領域Aと比較してラックストロークの変化量も大きくなる(領域B)。
次に、弾性支持機構70における弾性係数が異なる(弾性係数K1,K2)第1皿ばね60および第2皿ばね61を用いる技術的な意義について説明する。
転舵輪15,15からラックシャフト12に作用する逆入力荷重に対する作用を考える。
本実施の形態において、図7の領域Bまで(領域Aを含む)の範囲においては、操舵感向上に必要な弾性支持機構70(正確には、軸受34)の変位L2が確保されつつ、先述のロードインフォメーション荷重を十分に伝達できる荷重範囲0〜F2も確保されている。なおかつ、ステアリングトルクを付与し始めの操舵感に必要な弾性支持機構70の弾性係数の低さも確保されている。
仮に、第2皿ばね61が割愛され、第1皿ばね60の代わりに、第1皿ばね60の弾性係数K1と同等の弾性係数を有し、弾性支持機構70の変位L2まで変化させることができる皿ばねを採用した場合、皿ばねは荷重F1以上、且つ荷重F2未満の荷重F3までは、転舵輪15,15からラックシャフト12に作用するロードインフォメーション荷重をステアリングホイール10を介して運転者に伝えることができる。しかし、荷重F3より大きく、且つ荷重F2以下の逆入力荷重が転舵輪15,15からラックシャフト12に作用した場合には、ステアリングホイール10を介して運転者に適切なロードインフォメーション荷重が伝達しきれない。
また、仮に、第1皿ばね60が割愛され、第2皿ばね61の代わりに、第2皿ばね61の弾性係数K2と同等の弾性係数を有し、荷重F2より大きい荷重F4で弾性支持機構70の変位が変位L2に至る皿ばねを採用した場合、皿ばねは荷重F2以下までは、転舵輪15,15からラックシャフト12に作用するロードインフォメーション荷重をステアリングホイール10を介して運転者に伝えることができる。しかし、荷重F2より大きく荷重F4以下の逆入力荷重が転舵輪15,15からラックシャフト12に作用した場合には、ステアリングホイール10に対してロードインフォメーション荷重に加えて、ロードインフォメーション荷重よりも大きいブレーキ振動荷重までもが伝達されてしまい、運転者の適切な操舵感が抑制されてしまう。
したがって、弾性支持機構70において、弾性係数が異なる(弾性係数K1,K2)第1皿ばね60および第2皿ばね61を用いることにより、運転者がステアリングホイール10にステアリングトルクを付与し始めたときの操舵感を確保しつつ、転舵輪15,15からラックシャフト12に作用する荷重F2(ロードインフォメーション荷重の最大荷重)までのロードインフォメーション荷重を運転者に適切に伝達することができ、なおかつ、ブレーキ振動荷重の伝達を抑制できる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)第1皿ばね60および第2皿ばね61は、プレート50の円筒部52の外周面に当接するように嵌合されているため、軸受34に対する第1皿ばね60および第2皿ばね61の径方向への位置ずれを抑制することができる。そのため、第1皿ばね60が軸受34の軸方向における両側面を押圧する位置が径方向にずれてしまうことを抑制できる。また、第2皿ばね61がプレート50を押圧する位置が径方向にずれてしまうことも抑制することができる。したがって、ボールねじナット31を支持する軸受34の傾きを抑制することができる。
(2)第1皿ばね60がプレート50の平坦部51と軸受34の外輪34bとの間、第2皿ばね61がプレート50の平坦部51とハウジング16の係止部25,26との間で圧縮されるとき、第1皿ばね60および第2皿ばね61の外周面62,63は、やがてプレート50の平坦部51のテーパ面51a,51bと当接する。そのため、第1皿ばね60および第2皿ばね61の完全つぶれを抑制することができる。したがって、第1皿ばね60および第2皿ばね61の耐久性を維持することができる。
<第2の実施形態>
つぎに、ステアリング装置の第2の実施形態を説明する。尚、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付す。
図9に示すように、軸受34の軸方向における両面と、ハウジング16の係止部25,26との間にそれぞれ弾性支持機構70を配置した状態において、プレート50の平坦部51における軸受34側の第1の側面55には、円環状の第1の溝53が設けられている。また、プレート50の平坦部51における係止部25,26側の第2の側面56には、円環状の第2の溝54が設けられている。プレート50を径方向において切断したとき、第1の溝53および第2の溝54はその断面がV字形状をなしている。尚、プレート50の中心軸Ax1は、第1の溝53の中心軸Ax2と一致している。第2の溝54の中心軸Ax3は、第1の溝53の中心軸Ax2と一致している。
第1皿ばね60の小径側の端部における角部60aは、プレート50の平坦部51における第1の溝53の谷部に当接している。第1皿ばね60の大径側の端部は、軸受34(正確には、外輪34b)の軸方向における側面に当接している。第2皿ばね61の小径側の端部の角部61aは、第2の溝54の谷部に当接している。第2皿ばね61の大径側の端部は、ハウジング16の係止部25,26に当接している。尚、第1皿ばね60および第2皿ばね61は、軸受34の軸方向における両側面とプレート50の平坦部51との間、およびプレート50の平坦部51とハウジング16の係止部25,26との間に若干圧縮された状態で設けられている。
図10に示すように、プレート50、第1皿ばね60、および第2皿ばね61は、プレート50の平坦部51に第1皿ばね60および第2皿ばね61が吸引されるように着磁される。例えば、第1皿ばね60の内周面64がN極、外周面62がS極に着磁される。プレート50の第1皿ばね60側の第1の側面55がN極、第2皿ばね61側の第2の側面56がS極に着磁される。第2皿ばね61の外周面63がN極、内周面65がS極に着磁される。尚、着磁の向きを反対にしてもよい。すなわち、プレート50の平坦部51に対して第1皿ばね60と第2皿ばね61とが吸引されるように着磁されていればどのように着磁してもよい。
本実施の形態によれば、次の効果が得られえる。
(3)第1皿ばね60の小径側の端部の角部60aは、プレート50の第1の溝53の谷部に、第2皿ばね61の小径側の端部の角部61aは、プレート50の第2の溝54の谷部に当接している。そのため、第1皿ばね60および第2皿ばね61が軸受34の径方向における位置ずれが規制されているため、第1皿ばね60の大径側の端部が軸受34の軸方向における両側面を押圧する位置が径方向にずれることを抑制することができる。したがって、ボールねじナット31を支持する軸受34の傾きを抑制することができる。
(4)プレート50の中心軸Ax1は、第1の溝53の中心軸Ax2と一致している。第2の溝54の中心軸Ax3は、第1の溝53の中心軸Ax2と一致している。そのため、軸受34の軸方向における両側面と、ハウジング16の係止部25,26との間にプレート50を設けている状態において、プレート50の平坦部51に設けられている第1の溝53,53の中心軸Ax2同士は一致している。また、プレート50の平坦部51に設けられている第2の溝54,54の中心軸Ax3同士は一致している。そのため、プレート50の第1の溝53に第1皿ばね60を、第2の溝54に第2皿ばね61を当接させたときに、第1皿ばね60が軸受34の軸方向における両側面を押圧する位置が径方向にずれることを抑制することができる。したがって、ボールねじナット31を支持する軸受34の傾きを抑制することができる。
(5)プレート50の平坦部51と第1皿ばね60および第2皿ばね61との間には、互いに吸引力が働くように着磁がされている。そのため、第1皿ばね60および第2皿ばね61がプレート50の平坦部51における第1の溝53と、第2の溝54に当接した状態から径方向に位置ずれすることをより抑制することができる。
尚、第1および第2の実施形態は、技術的に矛盾が生じない範囲で以下のように変更してもよい。
・第1および第2の実施形態において、プレート50の平坦部51と軸受34の両側面との間、およびプレート50の平坦部51とハウジング16の係止部25,26との間には第1皿ばね60および第2皿ばね61が配置されていたが、これに限らない。例えば、エラストマー等の樹脂部材、およびウェーブワッシャーが配置されていてもよい。ただし、樹脂部材およびウェーブワッシャーの弾性係数がそれぞれ異なるようにする。
・第2の実施形態において、プレート50、第1皿ばね60、および第2皿ばね61は、プレート50の平坦部51に第1皿ばね60および第2皿ばね61が吸引されるように着磁されていたが、これに限らない。例えば、第1皿ばね60および第2皿ばね61のみを着磁してもよい。その場合、プレート50は磁性体にて構成されていればよい。また、プレート50、第1皿ばね60、および第2皿ばね61に着磁しなくてもよい。そのようにしても、第1皿ばね60の角部60aおよび第2皿ばね61の角部61aがプレート50の平坦部51に設けられている第1の溝53および第2の溝54に係合することによって、第1皿ばね60および第2皿ばね61の径方向への位置ずれが抑制される。
・第1の実施形態において、プレート50の平坦部51における円筒部52側の端部には、テーパ面51a,51bが設けられていたが、割愛してもよい。そのようにしても、プレート50の円筒部52の外周面に第1皿ばね60および第2皿ばね61の小径側の端部の内周側が当接しているため、第1皿ばね60および第2皿ばね61の径方向への位置ずれを抑制できる。
・第1および第2の実施形態において、プレート50の平坦部51と軸受34の軸方向における両側面との間に第1皿ばね60が、プレート50の平坦部51とハウジング16の係止部25,26との間に第2皿ばね61が配置されていたが、配置箇所を反対にしてもよい。このようにしても第1および第2の実施形態と同様の効果が得られる。また、プレート50の平坦部51と軸受34の両側面のうち一方との間に第1皿ばね60を、プレート50の平坦部51と軸受34の両側面のうち他方との間に第2皿ばね61を配置してもよい。ただし、この場合、軸受34の軸方向における両側面とハウジング16の係止部25,26との間には第1皿ばね60および第2皿ばね61を少なくとも1つずつ設ける。
・第1の実施形態において、第1皿ばね60の大径側の端部は、軸受34の外輪34bに当接していたが、例えば、プレート50の平坦部51に当接させてもよい。この場合、第1皿ばね60の小径側の端部の角部60bがプレート50の円筒部52の外周面に当接していることに加えて、第1皿ばね60の小径側の端部の角部60aが軸受34の外輪34bの軸方向における両側面に当接することが好ましい。また同様に、第2皿ばね61の大径側の端部は、ハウジング16の係止部25,26に当接していたが、例えば、プレート50の平坦部51に当接させてもよい。この場合、第2皿ばね61の小径側の端部の角部61bがプレート50の円筒部52の外周面に当接していることに加えて、第2皿ばね61の小径側の端部の角部61aがハウジング16の係止部25,26に当接することが好ましい。
1…EPS、10…ステアリングホイール、12…ラックシャフト、12a…ねじ溝、16…ハウジング、16a…第1ハウジング、16b…第2ハウジング、31…ボールねじナット、32…ボール、34…軸受、34b…外輪、50…プレート、51…平坦部、51a,51b…テーパ面、52…円筒部、53…第1の溝、54…第2の溝、55…第1の側面、56…第2の側面、60…第1皿ばね、60a,61a…角部、61…第2皿ばね、70…弾性支持機構、Ax1,Ax2,Ax3…中心軸、K1,K2,K3…弾性係数。

Claims (6)

  1. 外周にねじ溝を備え、ステアリングホイールの操作に伴い軸方向に移動する転舵シャフトと、
    複数のボールを介して前記転舵シャフトの前記ねじ溝と螺合するボールねじナットと、
    前記転舵シャフトおよび前記ボールねじナットを収容するハウジングと、
    前記ボールねじナットを前記ハウジングに対して回転可能に支持する軸受と、
    前記ハウジングの内部において、前記ハウジングと前記軸受の軸方向における両側面との間にそれぞれ前記軸受を弾性支持する弾性支持機構と、を備え、
    前記弾性支持機構は、プレートと弾性係数が互いに異なる円環状の第1の弾性部材および円環状の第2の弾性部材とを有し、
    前記プレートは、軸方向に平行に延びるように設けられ、且つ前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材の径方向内側に設けられている円筒部と、前記円筒部の外周から径方向外側に伸び、軸方向における前記軸受の端面との間、および前記ハウジングとの間で前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材のそれぞれを挟みこむ円板状の平坦部とを有し、
    前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材は、前記円筒部の外周面に当接し、
    前記平坦部の第1の側面に前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材のいずれか一方が当接し、前記平坦部の第2の側面に前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材のいずれか他方が当接しているステアリング装置。
  2. 外周にねじ溝を備え、ステアリングホイールの操作に伴い軸方向に移動する転舵シャフトと、
    複数のボールを介して前記転舵シャフトの前記ねじ溝と螺合するボールねじナットと、
    前記転舵シャフトおよび前記ボールねじナットを収容するハウジングと、
    前記ボールねじナットを前記ハウジングに対して回転可能に支持する軸受と、
    前記ハウジングの内部において、前記ハウジングと前記軸受の軸方向における両側面との間にそれぞれ前記軸受を弾性支持する弾性支持機構と、を備え、
    前記弾性支持機構は、プレートと弾性係数が互いに異なる円環状の第1の弾性部材および円環状の第2の弾性部材とを有し、
    前記プレートは、軸方向に平行に延びるように設けられ、且つ前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材の径方向内側に設けられている円筒部と、前記円筒部の外周から径方向外側に伸び、軸方向における前記軸受の端面との間、および前記ハウジングとの間で前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材のそれぞれを挟みこむ円板状の平坦部とを有し、
    前記プレートの前記平坦部の軸方向における両側面には、前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材の軸方向における端部が嵌合される円環状の溝がそれぞれ設けられ、
    前記平坦部の前記第1の側面における前記溝には、前記第1の弾性部材の軸方向における端部が嵌合され、前記平坦部の前記第2の側面における前記溝には、前記第2の弾性部材の軸方向における端部が嵌合されているステアリング装置。
  3. 前記平坦部の軸方向の前記第1の側面および前記第2の側面における前記円筒部側には、その径方向内側に向かうにつれて前記平坦部の厚みが薄くなるようにテーパ面がそれぞれ設けられ、
    前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材は、皿ばねであり、その小径側の端部における外側の角部が前記テーパ面にそれぞれ当接するとともに、その大径側の端部は軸方向において前記軸受の外輪および前記ハウジングにそれぞれ当接する請求項1に記載のステアリング装置。
  4. 前記プレートを前記軸受の軸方向における両側に設けている状態において、2つの前記平坦部における前記軸受側に設けられる前記溝の中心軸の位置と、2つの前記平坦部における前記ハウジング側に設けられる前記溝の中心軸の位置と、前記プレートの中心軸の位置とが前記転舵シャフトの径方向において互いに一致している請求項2に記載のステアリング装置。
  5. 前記プレートと、前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材との少なくとも一方とは、前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材と前記プレートとの間に吸引力が働くように着磁されている請求項2または請求項4に記載のステアリング装置。
  6. 前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材は、皿ばねおよびウェーブワッシャーの一方もしくは両方である請求項1または請求項2に記載のステアリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020189084A1 (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 日立オートモティブシステムズ株式会社 ステアリング装置
JPWO2021255948A1 (ja) * 2020-06-16 2021-12-23

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