JP2018114098A - ゴルフクラブ - Google Patents

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Abstract

【課題】フルショットする場合とアプローチショットする場合、グリップの握りの感覚が近いゴルフクラブを提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、繊維強化樹脂製のシャフトを装着したアイアン型のゴルフクラブであって、シャフトの後端から300mmの範囲のグリップ領域に補強用のプリプレグシートSb1,Sb2を巻回している。補強用のプリプレグシートは、基端側の巻回数よりも先端側の巻回数が多いことを特徴とする。【選択図】 図3

Description

本発明は、繊維強化樹脂(FRP)製のシャフトを装着したゴルフクラブに関し、特に、ピッチングウエッジ、アプローチウエッジ、サンドウエッジ等のウエッジタイプに適したアイアン型のゴルフクラブに関する。
従来、ゴルフクラブは、シャフトの基端から300mm程度の範囲がグリップとなっており、ゴルファーは、このグリップを握ってスイングし、打球する。一般的にゴルファーは、ウエッジタイプ以外のゴルフクラブについては、グリップの略同一部分を握ってスイングする。すなわち、グリップ部分を3等分した場合(以下、便宜的に、基端部から100mmの範囲を後端領域、基端部から100mm〜200mmの範囲を中間領域、基端部から200mm〜300mmの範囲を先端領域と称する)、中間領域を右手で、後端領域を左手で握り込んでスイングする。
ところで、FRP製のシャフトは、芯金(マンドレル)に、強化繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグシートを複数枚巻回し、これを加熱して合成樹脂を硬化させ、脱芯することで形成されている。この場合、芯金に巻回されるプリプレグシートは、シャフトを全長方向に亘って形成するように巻回する複数枚の本体プリプレグシートと、ヘッドが装着される先端領域やグリップ部分となる基端領域に巻回してその部分を補強する補強プリプレグシートがある。
上記したグリップは、ゴルファーによって握り込まれる部分であるため、例えば、特許文献1に開示されているように、潰れ強度を確保するため、本体プリプレグシートに加え強化繊維を周方向に引き揃えた補強プリプレグシートが巻回される。通常、このような補強プリプレグシートは、握持される部分が中間領域から後端領域であるため、先端領域に対して、中間領域から後端領域の巻回数が多いものが用いられる。
特開2012−245309号
上記したように、ウエッジタイプ以外のゴルフクラブについては、グリップの同一部分を握ってスイングするが、ウエッジタイプのゴルフクラブは、フルショットと、50ヤード以内のアプローチショットを使い分けて使用することがある。
すなわち、ゴルファーは、前者の場合では、中間領域を右手で、後端領域を左手で握り込んでゴルフクラブを長く持ってフルスイングするが、後者の場合では、先端領域を右手で、中間領域を左手で握り込んでゴルフクラブを短く持って小さいスイングをする。このように、ウエッジタイプのゴルフクラブは、他のゴルフクラブと違い、ピンまでの距離に応じてスイング状態を変えるとともに、握りの位置も変えるという特殊性がある。
通常、FRP製のシャフト構造は、グリップ部のつぶれ強度を向上するため、後端側を太めに設計したり、後端側の補強層を厚くする等の手法がとられており、後端に移行するに従って次第に拡径するため、スイング状態を変える際、グリップの握り位置が変化すると握りの感覚が相違してしまう。すなわち、同一のゴルフクラブでありながら、フルショットする場合とアプローチショットする場合とでは、握ったときのフィーリングが異なってしまい、好ましくない。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、フルショットする場合とアプローチショットする場合、グリップを握ったときの感覚を近づけるゴルフクラブを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、繊維強化樹脂製のシャフトを装着したアイアン型のゴルフクラブであって、前記シャフトの後端から300mmの範囲のグリップ領域に補強用のプリプレグシートを巻回しており、前記補強用のプリプレグシートは、基端側の巻回数よりも先端側の巻回数が多いことを特徴とする。
上記したゴルフクラブによれば、グリップ領域に巻回される補強用のプリプレグシートは基端側よりも先端側の巻回数が多いため、基端側に向けて次第に拡径するテーパ状に形成されたシャフトでは、グリップ部分の先端領域を従来の構成と比較して太径にすることができる。このため、同じゴルフクラブでフルショットとアプローチショットを使い分ける場合、中間領域を右手で、後端領域を左手で握り込んでゴルフクラブを長く持ってフルスイングしたときと、先端領域を右手で、中間領域を左で握り込んでゴルフクラブを短く持って小さいスイングをしたときの握りの感覚を近づけることができる。
本発明によれば、フルショットする場合とアプローチショットする場合、グリップの握りの感覚が近いゴルフクラブが得られる。
本発明に係るゴルフクラブ(アイアン型のゴルフクラブ)一実施形態を示す正面図。 図1に示すゴルフクラブのグリップ部分を拡大して示す図。 シャフトを形成するプリプレグシートの配置パターン例を示す図。
以下、本発明に係るゴルフクラブの一実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1から図3は、本発明に係るアイアン型のゴルフクラブの一実施形態を示しており、図1は正面図、図2は図1に示すゴルフクラブのグリップ部分を拡大して示す図、そして、図3はシャフトを形成するプリプレグシートの配置パターン例を示す図である。
本実施形態に係るゴルフクラブ1は、ヘッド本体(アイアンヘッド)5にシャフト10の先端部を止着して構成されている。前記ヘッド本体5とシャフト10は、ゴルフクラブ1を基準水平面Pに対して構えた際、シャフト10の軸線Sと基準水平面Pとの間が所定のライ角αとなるように設定されている。
前記ヘッド本体5は、シャフト10を挿入して先端領域を止着するホーゼル5aと、打球が成される板状のフェース部5bとを有しており、フェース部の打球面は、所定のロフト角となるように設定されている。この場合、本発明は、ウエッジ型のゴルフクラブを対象とするものであり、フェース部のロフト角については、41°〜64°の範囲のものが該当する。また、前記ヘッド本体5およびフェース部5bは、例えば、チタン、チタン合金、ステンレス鋼、炭素鋼、タングステン、タングステン合金等の金属材料を用いて鋳造などによって一体形成されている。
先端側にヘッド本体5が止着されたシャフト10は、その基端側がゴルファーによって握持されるグリップ領域となり、この領域にラバー等によって形成されたグリップ12が装着される。このグリップ12は、基端部12aから先端部12bまでの長さLが略300mmに形成されており、本発明では、上記したように、後端領域L1(基端部12aから100mmの範囲)、中間領域L2(基端部から100mm〜200mmの範囲)、後端領域L3(基端部から200mm〜300mmの範囲)の3等分に分けて考慮する。
また、シャフト10は、公知のように、後端側に向けて次第に拡径するようにテーパ(3/1000〜9/1000)が形成された芯金(マンドレル)20に、強化繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグシートを複数枚巻回し、これを加熱して合成樹脂を硬化させ、脱芯することで形成されている(FRP製のシャフトを構成する)。
そして、前記芯金20に巻回されるプリプレグシートは、シャフト10を全長方向に亘って形成するように巻回する複数枚の本体プリプレグシートS1,S2,…Snと、ヘッド本体5が装着される先端領域に巻回して、その部分を補強する先端側補強プリプレグシートSt1,St2…、及び、グリップ12が装着される基端領域に巻回して、その部分を補強する基端側補強プリプレグシートSb1,Sb2…を有する。
前記本体プリプレグシートS1,S2,…Snについては、シャフトの特性(曲げ剛性、捩じれ剛性、潰れ剛性等)を考慮して、その強化繊維の種類、強化繊維の配向方向、樹脂含浸量、肉厚、巻回数、巻回枚数等の構成が適宜選択されて巻回される。また、先端側補強プリプレグシートSt1,St2…についても、強化繊維の種類、強化繊維の配向方向、樹脂含浸量、肉厚、巻回数、巻回枚数等が適宜変形される。なお、図3に示した構成例では、先端側補強プリプレグシートSt1,St2は、最内層と最外層に巻回しているが、巻回位置についても適宜変形することが可能である。
前記グリップ12が装着される基端領域に巻回される基端側補強プリプレグシートについては、基端側の巻回数よりも先端側の巻回数が多いように巻回される。
本実施形態では、本体プリプレグシートの外層側(最外層)に、2枚の基端側補強プリプレグシートSb1,Sb2を巻回するようにしており、各プリプレグシートは、先端側で5.00ply、基端側で1.05ply巻回されるように裁断されている。
この場合、下側に巻回されるプリプレグシートSb1は、軸長方向長さが300mmに裁断されており、上側に巻回されるプリプレグシートSb2は、軸長方向長さが360mmに裁断されており、上側のプリプレグシートSb2は、取着されるグリップ12の長さLよりも僅かに前方に突出するように裁断されている。すなわち、このように2枚の補強用のプリプレグシートを巻回するに際して、外層側のプリプレグシートをグリップ12の先端部12bから突出させることで、外径の変化を段階的にスムーズに変化させることができる。
上記したように、グリップ領域に巻回される補強用のプリプレグシートSb1,Sb2は基端側よりも先端側の巻回数が多くなるように巻回されるため、前記芯金20によって後端側に向けて次第に拡径するテーパ状に形成されたシャフト10では、グリップ部分の先端領域を、従来の構成と比較して太径にすることが可能となる。すなわち、従来では、アプローチショットをする場合、右手で径の細い部分(剛性が弱い部分)を握っていたのに対し、本実施形態の構成では、右手で握る部分が太径化されているため、フルショットする場合の握り(中間領域を右手で、後端領域を左手で握り込む)と、アプローチショットする場合の握り(先端領域を右手で、中間領域を左で握り込む)を、略同じ感覚にすることが可能となる。
巻回される補強用のプリプレグシートSb1,Sb2の具体的な巻回数については、基端側を1〜2plyとし、先端側をその4倍以上にすることが好ましい。これは、従来のウエッジ型のゴルフクラブのシャフトの補強用のプリプレグシートが、基端側において、1〜2ply巻回されていることから、基端側を同じ巻回数にするにすることで、フルショットする場合の握りの感覚を従来のゴルフクラブと同様にすることができ、かつ、先端側の巻回数をその4倍以上にすることで、上記したテーパが形成されたシャフトでは、同じ握りの感覚にし易くなる。
また、上記した構成では、補強用のプリプレグシートSb1,Sb2は、強化繊維が周方向に引き揃えられているものを用いることが好ましい。これは、軸長方向に強化繊維が引き揃えられていると、手元側の曲げ剛性が上がってしまうからであり、周方向に引き揃えられたものを用いれば、径が太くなりつつ、曲げ剛性を上げることなく潰し剛性が向上することから、握った際のフィーリングの向上が図れるようになる。この場合、強化繊維が引き揃えら獲る周方向は、軸長方向に対して90°±30°程度であれば、曲げ剛性を上げることなく、握りの感覚を向上することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
上記した補強用のプリプレグシートSb1,Sb2は、最外層となるように巻回することが好ましいが、その巻回位置や巻回枚数については、適宜変形することが可能である。また、補強用のプリプレグシートSb1,Sb2は、全体として基端側の巻回数と比較して先端側の巻回数が多くなるように裁断されていれば良く、その中間部分については、軸長方向に沿って連続的に巻回数が変化していても良いし、段階的に巻回数が変化していても良い。
1 ゴルフクラブ
5 ヘッド本体
10 シャフト
12 グリップ
Sb1,Sb2 補強用のプリプレグシート

Claims (3)

  1. 繊維強化樹脂製のシャフトを装着したアイアン型のゴルフクラブであって、
    前記シャフトの後端から300mmの範囲のグリップ領域に補強用のプリプレグシートを巻回しており、
    前記補強用のプリプレグシートは、基端側の巻回数よりも先端側の巻回数が多いことを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 前記補強用のプリプレグシートは、基端側の巻回数を1〜2plyとし、先端側の巻回数をその4倍以上にすることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ。
  3. 前記補強用のプリプレグシートは、強化繊維が周方向に引き揃えられたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフクラブ。
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