JP6936142B2 - パタークラブ - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフをするに際して携行されるパタークラブに関し、詳細には、繊維強化樹脂(FRP)によって形成されたシャフトを備えたパタークラブに関する。
従来、ゴルフのパッティングに用いられるパタークラブは、繊細なタッチが要求され、そのシャフトは、スチール製のものが主流となっている。一方、通常のウッド型クラブやアイアン型クラブには、繊維強化樹脂(FRP)製のシャフトを用いたものが多数存在しており、FRPシャフトを装着したゴルフクラブは、スチール製のシャフトを装着したものよりも軽量化できるため、スイングスピードの向上が図れるとともに、FRPシャフトは撓み易くできるため、その撓み性を利用して、打ち出し角度や飛距離が向上できる等のメリットが得られる。
ところで、ゴルフクラブをセット組みする際、全てのゴルフクラブのシャフトの外観を揃えたいという要望があり、最近では、ウッド型クラブやアイアン型クラブのFRPシャフトと同様、パタークラブにおいてもFRP製のシャフトを装着したものが出回りつつある。従来、パタークラブにおいて、FRP製のシャフトを装着する場合、それを構成するプリプレグシートの配設態様は、ウッド型クラブやアイアン型クラブに装着されているFRP製のシャフトと同様なものが採用されており、例えば、特許文献1のとおり、パタークラブのFRP製のシャフトは、ウッド型クラブやアイアン型クラブに用いるものを適用することが記載されている。
特開2015−231426号
ところで、パタークラブは、グリーン上でボールを一定の感覚をもって転がすためのものであり、大きくスイングするウッド型クラブやアイアン型クラブでの打球形態とは全く異なり、距離や方向に関し、繊細なタッチが要求される。このため、パタークラブにおいてFRP製のシャフトを用いる場合、ウッド型クラブやアイアン型クラブとは全く別の設計思想をもって作成すべきであるが、従来のパタークラブは、特許文献1に開示されているように、ウッド型クラブやアイアン型クラブのFRPシャフトの構成を適用可能であるという発想に留まっており、十分な考慮がなされていない。
例えば、ウッド型クラブやアイアン型クラブのシャフトは、スイング時にある程度の撓み(しなり)が得られるような曲げ剛性特性を考慮する必要があるのに対し、パタークラブのシャフトは、大きなスイングで打球するのではなく、振り子のようなスイングで打球して距離や方向性を出すことから、ウッド型クラブやアイアン型クラブのシャフトのように曲げ剛性が低い(しなり易い)と微妙な距離感を出すには不適切と考えられる。また、打球時の衝撃によって、シャフトの固定部分を中心にねじりが生じるが、打球時のヘッドに作用する衝撃やスイング軌道等を考慮すると、ねじり剛性に関してウッド型クラブやアイアン型クラブのシャフトとパタークラブのシャフトは、異なる構成にする必要がある。
この点、パタークラブにスチール製のシャフトが多用されているのは、スチールは等方性の性質を有していることから、ねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)が長さ方向に亘って略均一となり、これが曲げとねじれに対する剛性感が安定することに繋がって距離感や方向性が良くなる、との理由と考えられる。したがって、パタークラブ用のシャフトをFRP製で構築するに際しては、スチールシャフトのような性質を有するのが良いと思われるが、さらに距離感や方向性、打球感を含めた総合的なバランスを向上するためには改良すべき余地がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、距離感、方向性及び打球感に優れたFRP製のシャフトを装着したパタークラブを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係るパタークラブは、ヘッドに繊維強化樹脂製のシャフトを装着した構成において、前記シャフトは、ねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)が、ヘッド装着位置からグリップ側の中間領域まで低下し、その中間領域からグリップ領域まで略均一であり、全長に亘って前記ねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)の変位幅が0.5以下となるように形成されていることを特徴とする。
上記したパタークラブのシャフトは、全長に亘って前記ねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)の変位幅が0.5以下で、中間領域からグリップ領域まで略均一となるように形成されているため、スチールシャフトと同様、長さ方向に亘って曲げとねじれに対する剛性感が均一化され、振り子状にスイングしてヘッドをボールに当てる際に思った通りの距離感及び方向感をボールに伝え易くなる。また、本発明では、ねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)をヘッド装着位置からグリップ側の中間領域まで低下させている(換言するとシャフトの中間領域からグリップ領域の曲げ剛性を高めている)ため、スイングして打球前のシャフトのしなりが少なくなってヘッドの挙動、特に上下方向の挙動が安定すると共に、打球後のシャフトのスイングも安定し、プレーヤが思った通りの距離感及び方向感をボールに伝え易くなる。
なお、ヘッドが装着される領域の剛性を高くしてしまうと、スチールシャフトと比較した場合、ヘッド領域でのしなり性が低下して打球感が硬くなることから、上記した中間領域については、グリップした手元の感覚がヘッド側に伝わり易く打球感を低下させない程度、具体的には、シャフト先端から200mm程度の位置であることが好ましい。
本発明によれば、距離感、方向性及び打球感に優れたFRP製のシャフトを装着したパタークラブが得られる。
本発明に係るパタークラブの一例を示す正面図。 本発明に係るFRP製シャフト、並びに、スチール製シャフト及び比較用のFRP製シャフトについて、軸長方向に沿った特性を示す図であり、(a)は曲げ剛性分布を示すグラフ、(b)はねじり剛性分布を示すグラフ。 図2に示した各シャフトについて、それぞれ長手方向に沿った(GIp/EI)の特性を示すグラフ。 ロボット試験機による振り子スイングをするに際して、ヘッドに当たるボールの位置を示す図。 本発明に係るパタークラブに用いられるFRP製のシャフトを構成するプリプレグシート及び補強用プリプレグシートの一構成例を示したパターン図。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るパタークラブの実施形態について説明する。
図1は、本発明に係るパタークラブの一例を示した正面図である。
図1に示すパタークラブ1は、後述するように形成された繊維強化樹脂製(FRP製)のシャフト10を備え、その先端側には、ヘッド(パターヘッド)20が装着されるとともに、基端側には、ラバー等によって形成されたグリップ30が装着されている。
前記ヘッド20は、打球が成されるフェース面21aを具備した本体21を備え、本体21の上面の一端側には、上方に向けて突出する突出部21bが一体形成されている。この突出部21bの突出端部には、円形の嵌合穴を具備したホーゼル21cが一体形成されており、この部分に前記シャフト10の先端部が挿入、固定される。シャフト10とホーゼル21cの嵌合穴との間の固着範囲は、ヘッドの構成にもよるが、本実施形態では、略20mm程度となっている。
前記シャフト10は、公知のように、芯金に対して、強化繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグシートを複数枚巻回し、これを熱硬化して脱芯することで形成される。シャフトを構成するプリプレグシートは、その全長に亘って巻回される本体用のプリプレグシート(本体層)と、長手方向の一部に巻回される部分シート、例えば、シャフト10の先端領域に巻回される補強用のプリプレグシート(補強層)が存在する。なお、芯金に巻回されるプリプレグシートや補強用のプリプレグシートの構成、及び、その配設例については後述する。
FRPを構成するシャフトの本体層は、曲げ剛性の向上及びねじり剛性を向上するように、プリプレグシートは、強化繊維が軸長方向に配向したもの(以下、軸長方向シートとも称する)、及び、強化繊維が軸長方向に傾斜してクロスして配向したもの(ねじり剛性をバランスよく向上するように、軸長方向に対して強化繊維が±45°に配向したものが好ましく、以下、クロス方向シートとも称する)が用いられる。この場合、シャフトの特性としては、外層側の本体層となるプリプレグシートの構成によって2つの特性のシャフトを構築することが可能である。すなわち、軸長方向シートを外層に巻回すると、シャフトは硬く(剛性が高い)、ねじれ易い特性となり、クロス方向シートを外層に巻回すると、シャフトは軟らかく(剛性が低い)、ねじれ難い特性となる。
図2(a)は、シャフトの長さを横軸とし、曲げ剛性を縦軸にした曲げ剛性特性(EI特性)を示すグラフであり、図2(b)は、シャフトの長さを横軸とし、ねじり剛性を縦軸にしたねじり剛性特性(GIp)を示すグラフである。これらのグラフでは、本発明の構成を具現化した実施形態に係るシャフト(ア)、FRP製のシャフトである第1の比較例(イ)、及び、スチール製のシャフト(ウ)について表示されている。また、図3に示すグラフは、図2(a)(b)に示したシャフトについて、GIp/EIの特性を示したものである。
ここで、上記した曲げ剛性(EI)、及び、ねじり剛性(GIp)については、下記の計算方法によって導き出される。
曲げ剛性に関しては、ヤング率(縦弾性係数)Eについては、シャフトを構成するプレプレグシートの構成(材料)及び配設態様(積層構造)の仕様から計算によって特定することができ、I(断面二次モーメント)については、
I=π(D2 4 −D1 4 )/64(式1)によって導き出すことができる。
また、ねじり剛性(GIp)に関しては、せん断弾性係数(横弾性係数)Gについては、前記同様、シャフトを構成するプレプレグシートの構成(材料)及び配設態様(積層構造)の仕様から計算によって特定することができ、Ip(断面ねじりモーメント)については、
Ip=π(D2 4 −D1 4 )/32(式2)によって導き出すことができる。
なお、上記(式1)及び(式2)において、D2 は、シャフトの外径であり、D1 は、シャフトの内径である。
また、FRPシャフトは複数枚の材料を巻回して構成されているため、各層の計算値を足していく事でシャフト全体の数値が算出される。
実際に成形されているFRPシャフトの曲げ剛性(EI)については、シャフトを水平にして測定点から距離(L/2)離れた2点を支持し、中央測定点の位置に上方から力(P)を加えたときのたわみ量(δ)を測定することで導き出すことが可能である。具体的には、
EI=(L3 /48)×(P/δ)
の計算式から導き出すことが可能である。
なお、最大荷重Pは20kgfであり、支持間距離Lは200mmである。
上記手法にて、2点支持間中央位置測定点のEIを求める事が可能であり、支持位置をずらす事によって、連続的に数値(長手方向に亘ってシャフトの位置毎の数値;例えば、50mm間隔の数値)を算出することが可能となる。
また、実際に成形されているFRPシャフトのねじり剛性(GIp)については、シャフトを水平にして片側端部を固定し、固定部からLmm隔てた位置を保持し、保持部にトルクTrを与えたときのシャフトの捻れ角度A(ラジアン)を測定することで導き出すことが可能である。具体的には、
GIp=L×Tr/A
の計算式から導き出すことが可能である。
なお、前記トルクTrは139(kgf・mm)であり、シャフトの固定保持間距離Lは200mmである。
上記手法にて、シャフト固定保持間中央位置のGIpを求めることが可能であり、位置をずらすことによって、連続的に数値(長手方向に亘ってシャフトの位置毎の数値;例えば、50mm間隔の数値)を算出することが可能となる。
スチールシャフトについては、上述したとおり、等方性を有することから、シャフトの全長に亘って、GIp/EIの比率は均一化されるが、その値については、構成材料のポアソン比(ν)によって多少変わる。シャフトとして鉄が主成分であると考慮すれば、そのポアソン比は0.3程度であるため、E=2(1+ν)の関係から0.87程度と考えられる。このため、実際のスチールシャフトでは、構成材料にもよるが、0.85±0.1の範囲に収まると考えられる(図3では、0.85としてある)。
図2及び図3で示すように、スチール製のシャフト(ウ)は等方性を有することから、シャフトの全長に亘って曲げ剛性とねじり剛性の分布状況は略同一となり、曲げ剛性とねじり剛性の比率(GIp/EIの特性)は、略均一(シャフト全長に亘って略直線状となり、変位幅は略ゼロ)となる。FRPシャフトと比較すると重量化はするものの、曲げ剛性感とねじり剛性感の間でずれが生じていないことから、距離や方向に関しプレーヤがイメージした感覚をヘッドに伝え易いシャフトが得られると考えられる。
本発明では、このようなスチールシャフトの利点を有しながら、距離感、方向性更に打球感について、より向上した(バランスが向上した)パタークラブ用のFRPシャフトを提供することを目的とするのであり、曲げ剛性とねじり剛性の分布については、以下のような特性となるように構成している。
なお、FRP製のシャフトは、巻回されるプリプレグシートの強化繊維の方向に影響を受け、異方性としての特徴を有することから、スチールシャフトのような特性にしたい場合、曲げ剛性特性とねじり剛性特性が、長手方向に亘って略同一に変化するような構成にする必要がある。
本実施形態のシャフトは、図2(b)の(ア)に示すように、ねじり剛性に関しては、スチールシャフト(ウ)と略同一の特性となるように構成しつつ、曲げ剛性に関しては、図2(a)の(ア)に示すように、中間領域からグリップ領域(Rで示す領域)まで、スチールシャフト(ウ)よりも高くなるように構成している。すなわち、中間領域からグリップ領域(Rで示す領域)までは、スチールシャフトと比較して、同様な分布曲線にしつつも曲げ剛性を高めに設定していることから、図3に示すように、ねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)が、ヘッド装着位置からグリップ側の中間領域まで低下し、その中間領域からグリップ領域(Rで示す領域)まで略均一となる特徴を有する。この場合、全長に亘って、ねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)の変位幅は、0.5以下となるように形成されており、曲げ剛性とねじり剛性の比率(GIp/EI)の変位幅が大きくならないようにして、その感覚がスチールシャフトから大きく乖離しないようにしている。
図2で示す比較例(イ)のFRP製のシャフトは、本実施形態のシャフトの本体層の配設を逆にしたものであり、外層側にクロス方向シートを巻回し、内層側に軸長方向シートを巻回して、全体としてねじり難く曲げ易いシャフトとしたものである。このようなシャフトでは、図3に示すように、シャフト先端領域において、GIp/EIの特性が急激に上昇するようになる。
パタークラブによるパッティングは、振り子スイングで打球をすることから、手元側での感覚が特に重要である反面、アイアンクラブやウッドクラブのように、ヘッドに大きな衝撃が加わることはないため、ねじり剛性の向上よりは、むしろ、曲げ剛性を向上することが考慮すべき要素と考えられる。本実施形態のシャフト(ア)は、中間領域からグリップ側の曲げ剛性を高めることにより、硬くて動かないという特性(実際にスイングしたときもそのような感覚が得られる)が得られるようにし、振り子スイング時におけるヘッドの挙動、特に、上下方向の軌道を安定させてセンター打球がし易くなる(プレーヤが狙ったセンターに当て易くなる)ようにしている。
すなわち、打球前のシャフトのしなりが少なくなることで、上下方向の動きのばらつきが抑えられて、安定した位置で打球し易くなる。また、多少、センターから位置ずれして打球しても、手元の剛性が高くなることで、打球した際、打球の反発でシャフトが戻ることが抑制され、これにより距離のばらつきを抑えることが可能となる(センターを外して打球しても、センターで打球したときとそれほど飛距離のばらつきが少ない)。
実際に、上記した特性を有するシャフトについて、同一のヘッド(図1で示すヘッド)を装着して試打試験を行なったところ、以下のような結果が得られた。
試打試験では、ヘッドが同一の衝撃力でボールに当たるように、ロボット試験機を用いて、同じ振り子幅で打球位置を変えて4球ずつ打球を行なって、距離のばらつき及び方向のばらつきに関し検証を行なった。すなわち、プレーヤがパッティングする際、振り子のようにパタークラブを振り打球するが、通常、ヘッドには、センター位置を把握できるマークが付されており、パッティングのスイングスピードが高くないことから、プレーヤは、センター位置で打球したか否かを把握することができる。しかしながら、センター位置で打球したと思われても、フェース面の上側で打球したときと、下側で打球したときについては、上から見ただけでは容易に判別できない。
このように、上下方向で打点ずれが発生した場合において、センターで打球したときとの間で距離や方向性にばらつきが生じると、プレーヤは、センター位置で打球したにも関わらずばらつきが生じている、と感じる可能性がある。そこで、以下のロボット試験では、この点を考慮して、図2,3で示したFRPシャフト(ア)(イ)と、(ウ)のスチールシャフトについて、センターで打球したときと、上下にずれて打球したときに、どの程度のばらつきが生じているかを検証した。
下記の表にその結果を示す。
Figure 0006936142
上記の評価結果において、打点のセンターとは、図4の地面Pからパターヘッド21の下縁までの高さHを6mmに設定したものを意味する。このセンター打点は、ボール100に対してフェース面21aのセンターCで打球したものであり、実際にプレーヤがパッティングするに際して理想的な打点位置である。また、打点のセンター下5mmとは、図4において、地面Pからパターヘッド21の下縁までの高さHを11mmに設定したものを意味する。したがって、この打点位置は、フェース面21aのセンターCよりもかなり下方で打球したこととなる。また、打点のセンター上5mmとは、図4において、地面Pからパターヘッド21の下縁までの高さHを1mmに設定したものを意味する。したがって、この打点位置は、フェース面21aのセンターCよりもかなり上方で打球したこととなる。
表1において、距離は、同一の振り子スイングでパッティングしたときにボールが停止した位置までの距離(mm)である。また、左右方向は、フェース面から垂直に伸ばしたラインをセンターラインとし、そのラインからそれた距離であり、右にそれたものを(+)、左にそれたものを(−)で表示している。この場合、3本のシャフト(ア)(イ)(ウ)は、同一構造のヘッドに装着しており、パタークラブとしての重量バランスによって、距離や方向性に差が生じる(パタークラブの癖)ものの、重要なのは、プレーヤは、常にセンターでの打球を意識しているため、センターCで打球した際、距離や方向性にばらつきが生じないこと、及び、パッティング時に上方から見て、センターC(センターC付近)で打球したと把握した際に(実際はずれた位置で打球している)、センターで打球したときと、それほど差が生じていない(大きくばらつかない)のが好ましい。
このため、ロボット試験で評価するのは、適正位置(センター打点)で打球した際の標準偏差(ばらつき)、ずれた位置で打球した際の、適正位置で打球したときとのずれ量がどの程度あるか、及び、センター打点を含んだ標準偏差(ばらつき)である。
試打試験では、打点位置を変えてそれぞれ4球行なった。
(距離の測定結果)
センター打点をした結果、本実施形態のFRPシャフト(ア)は、標準偏差が21.21であるのに対し、比較用のFRPシャフト(イ)は、28.61、スチールシャフト(ウ)は、37.67となり、センター打点した際の距離のばらつきは、本実施形態が最も少ない結果となった。
センター下5mm打点をした結果、本実施形態のFRPシャフト(ア)は、センター打点したときの平均値3490mmに対し、平均値は3510mmとなり、平均で20mmのばらつきが発生した。比較用のFRPシャフト(イ)は、平均で10mmのばらつきが発生し、スチールシャフト(ウ)は、平均で60mmのばらつきが発生した。なお、センターでの打点を含んだ標準偏差を見ると、本実施形態のFRPシャフト(ア)は、26.46、比較用のFRPシャフト(イ)は、31.52、スチールシャフト(ウ)は、44.93となり、センターでの打点を含めたばらつきは、本実施形態のシャフトが最もばらつかない結果が得られた。
センター上5mm打点をした結果、本実施形態のFRPシャフト(ア)は、センター打点したときの平均値3490mmに対し、平均値は3477.5mmとなり、平均で−12.5mmのばらつきが発生した。比較用のFRPシャフト(イ)は、平均で−5mmのばらつきが発生し、スチールシャフト(ウ)は、平均で37.5mmのばらつきが発生した。なお、センターでの打点を含んだ標準偏差を見ると、本実施形態のFRPシャフト(ア)は、34.62、比較用のFRPシャフト(イ)は、46.64、スチールシャフト(ウ)は、39.67となり、センターでの打点を含めたばらつきは、本実施形態のシャフトが最もばらつかない結果が得られた。
そして、センター打点、及び、センター上下5mmの打点全てを考慮した全体の標準偏差を見ると、本実施形態のFRPシャフト(ア)は、34.67、比較用のFRPシャフト(イ)は、43.10、スチールシャフト(ウ)は、41.23となり、本実施形態のシャフトは、センター及びセンターの上下で打球した際に、最もばらつかない結果が得られた。
(方向性の測定結果)
センター打点をした結果、本実施形態のFRPシャフト(ア)は、標準偏差が4.15であるのに対し、比較用のFRPシャフト(イ)は、25.59、スチールシャフト(ウ)は、11.92となり、センター打点した際の方向性のばらつきは、本実施形態が最も少ない結果となった。
センター下5mm打点をした結果、本実施形態のFRPシャフト(ア)は、センター打点したときの平均値−101.25mmに対し、平均値は−107.5mmとなり、平均でー6.25mmのばらつきが発生した。比較用のFRPシャフト(イ)は、平均で56.25mmのばらつきが発生し、スチールシャフト(ウ)は、平均で26.25mmのばらつきが発生した。なお、センターでの打点を含んだ標準偏差を見ると、本実施形態のFRPシャフト(ア)は、12.36、比較用のFRPシャフト(イ)は、46.20、スチールシャフト(ウ)は、30.36となり、センターでの打点を含めたばらつきは、本実施形態のシャフトが最もばらつかない結果が得られた。
センター上5mm打点をした結果、本実施形態のFRPシャフト(ア)は、センター打点したときの平均値−101.24mmに対し、平均値はー91.25mmとなり、平均で10mmのばらつきが発生した。比較用のFRPシャフト(イ)は、平均で15mmのばらつきが発生し、スチールシャフト(ウ)は、平均で6.25mmのばらつきが発生した。なお、センターでの打点を含んだ標準偏差を見ると、本実施形態のFRPシャフト(ア)は、6.50、比較用のFRPシャフト(イ)は、48.72、スチールシャフト(ウ)は、9.16となり、センターでの打点を含めたばらつきは、本実施形態のシャフトが最もばらつかない結果が得られた。
そして、センター打点、及び、センター上下5mmの打点全てを考慮した全体の標準偏差を見ると、本実施形態のFRPシャフト(ア)は、12.08、比較用のFRPシャフト(イ)は、52.80、スチールシャフト(ウ)は、25.04となり、本実施形態のシャフトは、センター及びセンターの上下で打球した際に、最もばらつかない結果が得られた。
以上の測定結果から、本実施形態のFRPシャフト(ア)は、適正位置で打球すると、比較用のFRPシャフト(イ)やスチールシャフト(ウ)と比較して、距離や方向性にばらつきが少ない結果が得られており、センター位置の上下で位置ずれして打球した際、比較用のFRPシャフト(イ)に対して距離のばらつきは僅かに劣るものの、スチールシャフト(ウ)に対しては距離のばらつきは少ない結果が得られた。また、センター位置の上下で位置ずれして打球した際、比較用のFRPシャフト(イ)に対して方向性のばらつきは少ない結果が得られ、スチールシャフト(ウ)に対しては方向性のばらつきは同等以上と評価できる結果が得られた。なお、センター打点に加え、センター位置の上下で位置ずれして打球した際の総合的なばらつきを考慮すると、本実施形態のFRPシャフトは、両シャフトと比較して、最もばらつきが少ない結果が得られた。
すなわち、本実施形態のパタークラブによれば、センターCで打球したときの距離及び方向性のばらつきが小さいと共に、センターCの上下で打球(プレーヤはセンターで打球したと把握し易い)しても、センターで打球したときの距離、方向性との間でばらつきは小さい。したがって、プレーヤが感覚的にセンター(センター付近)で打球したと把握したときに、距離や方向性のばらつきが少ないことから、総合的にバランスのとれた安定したパタークラブが得られる。
これは、FRPシャフトを構築するに際して、手元側(グリップ側)の剛性を高くしたことで、打球前のシャフトのしなりが少なくなって、ヘッドの上下方向のばらつきが抑制され、かつ、打球後においても打球の反発でヘッドが変動したりシャフトが戻ることが抑制され、これにより、距離の安定性、更には、方向の安定性についても寄与したものと考えられる。また、シャフトの長手方向におけるねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)の変位幅を、0.5以下となるようにしてスチールシャフトの特性から大きく乖離しないようにしたことで、上記したような効果が得られたものと考えられる。
次に、上記した3本のシャフトを装着したパタークラブについて、6名のプレーヤ(アベレージゴルファー)が実際にパッティングをして、距離感(自分が思った通りの距離感でボールが止まっているか否か)、方向性(自分が思った通りの方向性で転がっているか)、及び、打球感について行なった官能試験の結果を示す。
この官能試験では、各人に、上記した3本のパタークラブ(ア)(イ)(ウ)を提供し、グリーン上で自由にパッティングをしてもらい、良いと評価したパターフクラブに〇を付してもらい(複数本選んでも良い)、良いと評価したパタークラブと相対評価して、多少は劣るものの、許容できる範囲と評価したものに△を付してもらい(複数本選んでも良い)、良いと評価したパタークラブと相対評価して改善した方が良いと評価したものに×を付してもらった(複数本選んでも良い)。
この場合、各人の評価に際しては、シャフトの重量(本実施形態のFRPシャフトの重量は115g、比較用のFRPシャフトの重量は115g、スチールシャフトの重量は125g)による重量感やバランス、見た目(スチールシャフトは剛性感がある印象を与える)、実際の打球位置のブレ(上下のブレに加え、トウ・ヒール側でのブレ)等によって、多少の影響があると考えられるが、下記の表2のような結果が得られた。
Figure 0006936142
上記の評価結果に見られるように、距離感に関しては、比較用のFRPシャフト(イ)よりも本実施形態のFRPシャフト(ア)の方が良い結果が得られ、スチールシャフト(ウ)に多少劣るものの、スチールシャフトと略変わらない評価が得られた。また、方向性に関しては、比較用のFRPシャフト(イ)、スチールシャフト(ウ)よりも本実施形態のFRPシャフト(ア)の方が良い結果が得られた。さらに、打球感に関しては、FRPの方がスチールよりも軟らかいことから、両FRPシャフトの方が良い(本実施形態よりも比較用のFRPシャフト(イ)が若干良い)結果が得られた。
○の評価を3点、△の評価を2点、×の評価を1点とすると、その評価点で見られるように、本実施形態のFRPシャフトを装着したパタークラブが総合的に良いと評価することができる。
次に、以上のような特性を有するFRPシャフトを成形するプリプレグシートの構成例について、図5を参照しながら説明する。
図5は、上記したような曲げ剛性特性、ねじり剛性特性が得られるプリプレグシート及び補強用プリプレグシートの配置、構成の一例を示すパターン図である。
この構成例では、図1(b)に示すようなねじり剛性分布の形状、及び、図1(a)に示すような曲げ剛性分布の形状となるようにするものであり、中間領域からグリップ側の曲げ剛性を高めることに特徴を持たせている。具体的に、本実施形態のシャフトは、先端側が小径化した芯金50に対して、順次、本体プリプレグシート(本体シート)51〜54を巻回するとともに、その上から補強シート55〜57を巻回し、この状態で加熱、焼成した後、脱芯し、表面処理等することで成形される。この場合、芯金50は、軸方向長さ855mmの領域がシャフトの全長Lを構成する。
前記本体シートは、複数枚巻回されてシャフトの全長を形成(本体層を形成)するのであり、最内層となる本体シート51は、強化繊維が軸長方向に対して+45°方向に指向する第1の斜向シートと強化繊維が軸長方向に対して−45°方向に指向する第2の斜向シートとを重ね合わせ、例えば、先端側で4.0プライ、基端側で3.0プライ巻回されるように裁断されている。また、その上側となる層にも、同様な本体シート52を巻回している。さらに、その上には、軸長方向に強化繊維を引き揃え、例えば、先端側で2.0プライ、基端側で2.0プライ巻回されるように裁断された本体シート53,54が順次巻回される。
上記した複数枚巻回される本体シートの内、強化繊維を軸長方向に引き揃えたものは、曲げ剛性の向上に寄与し、強化繊維をクロス方向に引き揃えたものは、ねじり剛性の向上に寄与する。この場合、本実施形態では、曲げ難くねじり易いシャフトにすることから、外層側に強化繊維を軸長方向に配向した本体シート53,54を巻回し、内層側に強化繊維をクロス方向に配向した本体シート51,52を巻回することで、効率的かつ効果的にそのような特性のシャフトを形成するようにしている。この場合、本体シート51,52を、本体シート53,54の外側に巻回すると、上記した比較用のFRPシャフト(イ)を形成することが可能となるが、外層側にそのような強化繊維をクロス方向に引き揃えた本体シートを巻回すると、本発明のような特性を得るためには、更に、その外側に強化繊維を軸長方向に引き揃えたものを巻回する必要性があるため、適切ではない。
なお、最も効果的にねじり剛性の向上に寄与するのは、強化繊維を±45°に指向させたものであるが、軸長方向に対する傾斜角度については限定されることはない。また、上記した曲げ剛性及びねじれ剛性の特性が得られるのであれば、多少、重量化するものの強化繊維を周方向に引き揃えた本体シートを巻回しても良い。
前記シャフトの中間領域から基端領域にかけては、図2(a)で示したような曲げ剛性特性が得られるように、軸長方向に強化繊維を引き揃えた補強シート55が巻回される。この補強シート55は、先端から150mmの位置からほぼグリップ領域を覆う位置にかけて巻回され、先端側で4プライ、基端側で2プライ巻回されるように裁断されている。この場合、ヘッドが装着される領域の剛性を高くしてしまうと、スチールシャフトと比較した場合、ヘッド領域でのしなり性が低下して打球感が硬くなってしまうことから、グリップした手元の感覚がヘッド側に伝わり易く打球感を低下させない程度にするのが良く、具体的には、シャフト先端から200mm程度の範囲内では、曲げ剛性は高めないことが好ましい(先端から150mmの位置から補強シート55を巻回することで、そのような効果が発揮される)。
また、本実施形態のシャフトは、中間部分に、強化繊維を3軸方向(軸長方向、周方向、傾斜方向)に配向させた補強用のプリプレグシート56を巻回している。この補強用のプリプレグシート56は、先端から256mmの位置からグリップ部分を覆う位置にかけて巻回され、先端側で1プライ、後端側で1プライ巻回されるように裁断されている。
このように、中間部分に強化繊維を3軸方向に配向した補強用のプリプレグシートを巻回することで、振り子スイング時に打点ブレしてミスショットしても、ヘッドの挙動が安定し、左右方向のずれを小さくすることが可能となる。
そして、ヘッドが装着される部分には、補強用のプリプレグシートシート57が巻回される。補強用のシートは、先端から159mmの範囲まで巻回するようにしており、強化繊維が軸長方向に対して+45°方向に指向する第1斜向シートと強化繊維が軸長方向に対して−45°方向に指向する第2斜向シートとを重ね合わせた構成とし、先端側で2.11プライ巻回するように裁断されている。
この補強用のプリプレグシート57は、シャフトの先端側が細径化するように形成されているため、ヘッドが装着される部分については、シャフトの外面とヘッドのホーゼル部分の嵌合孔の内面とをストレート状に固定し、かつ、固着領域及びその近傍の強度が低下させない効果を有する。なお、補強用のプリプレグシートについては、強化繊維を軸長方向に配向したシートを用いても良いが、ヘッド領域でのしなり性が低下(曲げ剛性が高くなる)して打球感が硬くなってしまうことから、クロスシートを用いることが好ましい。
また、上記したようなプリプレグシートを巻回するに際しては、成形されるシャフトに関し、先端から200mmの位置からグリップ部分までの比重が、先端から200mmの位置までの比重よりも高いことが好ましい。
このように、中間領域からグリップ側の比重を高くすることで、振り心地を良くすることが可能となる。なお、上記したように、中間部分に、強化繊維を3軸方向(軸長方向、周方向、傾斜方向)に配向させた補強用のプリプレグシート56を巻回することで、先端側よりもグリップ側の比重を高くことが可能となる。
また、成形されるシャフトの肉厚については、あまり薄すぎると、打球時の振動がグリップ部分まで伝わりやすくなることか、ある程度の肉厚を有することが好ましい。具体的には、全長に亘って肉厚を4mm以上にすることで、従来のパターに用いられているFRPシャフトと比較して厚肉化され、打球感を柔らかくすることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々、変形することが可能である。本発明は、シャフトが、全長に亘ってねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)の変位幅が0.5以下となるように形成されており、かつ、中間領域でのねじれ剛性特性が高くなるように形成されていれば良く、本体シート51〜54、補強シート55〜57の構成については、そのような条件が満たされれば適宜変形することが可能である。例えば、上記した各シートのプライ数については一例を示したに過ぎないのであり、図5に示したパターン図において、更に別の本体シートを巻回しても良いし、調整用のプリプレグシートを巻回しても良い。また、基端側となるグリップ領域にも補強シートを巻回しても良い。
また、ねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)の数値についても適宜変形することが可能である。図3に示したグラフでは、等方性の性質を有するスチールシャフトは、その比率が全長に亘って0.85付近となるが、本発明では、スチールシャフトの感覚に近づけることから、全長に亘って0.5〜1.2の範囲となるように形成することが好ましい。
1 パタークラブ
10 FRP製のシャフト
20 パターヘッド
21a フェース面
30 グリップ
50 芯金
51〜54 本体プリプレグシート
55〜57 補強用のプリプレグシート

Claims (5)

  1. ヘッドに繊維強化樹脂製のシャフトを装着したパタークラブにおいて、
    前記シャフトは、ねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)が、前記シャフト先端からグリップ側の200mmの位置までの中間領域で低下し、その中間領域からグリップ領域まで略均一であり、前記シャフト先端から全長に亘って前記ねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)の変位幅が0.5以下となるように形成されていることを特徴とするパタークラブ。
  2. ヘッドに繊維強化樹脂製のシャフトを装着したパタークラブにおいて、
    前記シャフトは、ねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)が、ヘッド装着位置からグリップ側の中間領域まで低下し、その中間領域からグリップ領域まで略均一であり、全長に亘って前記ねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)の変位幅が0.5以下となるように形成され、
    前記シャフトは、先端から200mmの位置からグリップ部分までの比重が、先端から200mmの位置までの比重よりも高くなるように形成されていることを特徴とするパタークラブ。
  3. ヘッドに繊維強化樹脂製のシャフトを装着したパタークラブにおいて、
    前記シャフトは、ねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)が、ヘッド装着位置からグリップ側の中間領域まで低下し、その中間領域からグリップ領域まで略均一であり、全長に亘って前記ねじり剛性と曲げ剛性の比率(GIp/EI)の変位幅が0.5以下となるように形成され、
    前記シャフトは、全長に亘って肉厚が4mm以上に形成されていることを特徴とするパタークラブ。
  4. 前記シャフトは、外層側に強化繊維を軸長方向に配向させたプリプレグシートが巻回され、内層側に強化繊維を軸長方向に対して傾斜するようにクロスして配向させたプリプレグシートが、全長に亘って巻回されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のパタークラブ。
  5. 前記シャフトは、中間部分に強化繊維を3軸方向に配向させたプリプレグシートが巻回されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のパタークラブ。
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