JP2018114095A - 車両用シートの調整装置 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
このように、回動部材と対向部材との間に形成される隙間に粘性又は弾性を有する充填材が充填されるため、このような隙間を埋めることができ、回動部材と対向部材との間に外部から異物が浸入することを防ぐことができる。例えば、組み立てた調整装置を塗装する(例えば、電着塗装する)際に、上記隙間に塗料が入り込むことを防ぐことができる。したがって、このような隙間において塗料が固まること等に起因してこれら部材間の相対回動が阻害されるようなことがなく、調整装置の動作不良を抑制することができる。
そのうえで、回動部材と対向部材との間に充填される充填材が粘性又は弾性を有するため、このような充填材よりも硬い部材を介在させる場合に比べて、充填される部材との間で大きな摺動抵抗が生じることを抑制し、円滑な動作が阻害されることを防ぐことができる。
このように、回動軸と対向部材との間に形成される隙間に粘性又は弾性を有する充填材が充填されるため、このような隙間を埋めることができ、回動軸と対向部材との間に外部から異物が浸入することを防ぐことができる。そのため、回動軸と対向部材との相対回動動作が阻害されるようなことがなく、調整装置の動作不良をより一層抑制することができる。
このような構成によって、請求項1と同様の効果を奏する製造方法を実現できる。
図1に示すリクライニング装置20は、本発明の「調整装置」の一例に相当し、車両用シート10の状態を調整するように機能する。また、図1に示すように、本発明のリクライニング装置20を備えた車両用シート10は、着座者の座部を受けるシートクッション11と、このシートクッション11に対して傾動可能であって着座者の背部を受けるシートバック12とを備えている。また、シートクッション11にはシートブラケット(第1のブラケット)11aが、シートバック12にはシートバックブラケット(第2のブラケット)12aがそれぞれ固定されている。シートブラケット11aおよびシートバックブラケット12aは、リクライニング装置20の相対回動する部位にそれぞれ固定されることで、互いに相対回動可能に連結されている。これにより、シートクッション11に対するシートバック12の傾動角度の調整が可能となる。
このように、ギヤプレート40とカバーブラケット50との間に形成される隙間に粘性を有する充填材100が充填されるため、このような隙間を埋めることができ、ギヤプレート40とカバーブラケット50との間に外部から異物が浸入することを防ぐことができる。例えば、組み立てたリクライニング装置20を塗装する(例えば、電着塗装する)際に、上記隙間に塗料が入り込むことを防ぐことができる。したがって、このような隙間において塗料が固まること等に起因してこれら部材間の相対回動が阻害されるようなことがなく、リクライニング装置20の動作不良を抑制することができる。
そのうえで、ギヤプレート40とカバーブラケット50との間に充填される充填材100が粘性を有するため、このような充填材100よりも硬い部材を介在させる場合に比べて、充填される部材との間で大きな摺動抵抗が生じることを抑制し、円滑な動作が阻害されることを防ぐことができる。
このように、センターシャフト22とカバーブラケット50との間に形成される隙間に粘性を有する充填材100が充填されるため、このような隙間を埋めることができ、センターシャフト22とカバーブラケット50との間に外部から異物が浸入することを防ぐことができる。そのため、センターシャフト22とカバーブラケット50との相対回動動作が阻害されるようなことがなく、リクライニング装置20の動作不良をより一層抑制することができる。
このようにギヤプレート40とカバーブラケット50とによって充填材100を挟み込む工程を用いることにより、ギヤプレート40とカバーブラケット50との間が複雑な形状の隙間である構成であっても、充填材100が当該隙間に馴染んで広がるため、隙間の隅々まで容易に充填させることができる。
(1)上記第1実施形態において、ギヤプレート40の外周面43と、第2筒状部52の内周面52aと、が対向することで構成される隙間(通路110)などに、グリスとして構成される充填材100を充填する構成を例示した。しかしながら、充填材100は、グリスのような粘性を有する部材以外にも、ゴムや柔らかい樹脂のように弾性を有する部材であってもよい。このように充填材100が弾性を有する部材であっても、形状が大きく変形することなく隙間を十分に詰めることが可能であるとともに、相対回動する各部材との摺動時には摺動する部分の僅かな変形により摺動抵抗を低減することも可能である。また、複雑な形状の隙間であっても、弾性を有する部材であれば成型が簡単であり、製造工程も簡略化できる。また、充填材100は、粘性および弾性の両方を有する部材であってもよい。
(2)上記第1実施形態において、本発明の調整装置がリクライニング装置として構成される例を示したが、車両用シート10の状態を調整するその他の調整装置として構成されてもよい。例えば、車両用シート10の位置などを電動で調整するために用いるギヤボックス(減速機)に適用する構成であってもよい。すなわち、ギヤボックスを構成する回動部材(例えばギヤ)と、当該回動部材と隙間を介して対向し、当該回動部材に対して相対回動する対向部材(例えばカバー)と、の隙間に粘性又は弾性を有する充填材が充填される構成であってもよい。
(3)上記第1実施形態における製造方法において、図6(A)に示すように、ギヤプレート40の外周面43、およびベースプレート30の環状突出部33の端面33aに、充填材100を塗布する工程を例示した。しかしながら、ギヤプレート40とカバーブラケット50との間の隙間に充填材100を塗布する工程では、カバーブラケット50に充填材100を塗布する工程を採用してもよい。すなわち、図6(A)に示す工程の代わりに、カバーブラケット50の第2筒状部52の内周面52aなどに充填材100を塗布する工程を採用してもよい。
(4)上記第1実施形態において、ギヤプレート40の外周面43と、第2筒状部52の内周面52aと、が対向することで構成される隙間(通路110)などに、充填材100を充填する構成を例示した。しかしながら、その他の相対回動する部材間の隙間に充填材100を充填する構成であってもよい。例えば、センターシャフト22の外周面22aとカム70の貫通孔71との間の隙間、センターシャフト22の外周面22aとレバー板90の貫通孔91との間の隙間、センターシャフト22の外周面22aとベースプレート30の貫通孔37との間の隙間などに粘性又は弾性を有する充填材100を充填する構成であってもよい。
20…リクライニング装置(調整装置)
22…センターシャフト(回動軸)
40…ギヤプレート(回動部材)
50…カバーブラケット(対向部材)
100…充填材
Claims (3)
- 車両用シートの状態を調整する調整装置であって、
調整時にトルクが入力される回動軸と、
前記回動軸に組み付けられて当該回動軸の回動に基づいて回動する回動部材と、
前記回動部材と隙間を介して対向した状態で当該回動部材に対して相対回動する対向部材と、を備え、
前記隙間には、粘性又は弾性を有する充填材が充填されることを特徴とする調整装置。 - 前記回動軸と前記対向部材とが対向することで形成される隙間にも前記充填材が充填されることを特徴とする請求項1に記載の調整装置。
- 車両用シートの状態を調整する調整装置の製造方法であって、
調整時にトルクが入力される回動軸に組み付けられて当該回動軸の回動に基づいて回動する回動部材と、前記回動部材と隙間を介して対向した状態で当該回動部材に対して相対回動する対向部材とを用意する工程と、
前記回動部材および前記対向部材の少なくとも一方のうち他方に対して対向する部分に粘性又は弾性を有する充填材を配置する工程と、
前記回動部材と前記対向部材とによって前記充填材を挟み込むことで当該充填材を前記隙間に充填する工程と、
を備えることを特徴とする調整装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017006370A JP2018114095A (ja) | 2017-01-18 | 2017-01-18 | 車両用シートの調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017006370A JP2018114095A (ja) | 2017-01-18 | 2017-01-18 | 車両用シートの調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018114095A true JP2018114095A (ja) | 2018-07-26 |
Family
ID=62983498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017006370A Pending JP2018114095A (ja) | 2017-01-18 | 2017-01-18 | 車両用シートの調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018114095A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110089735A1 (en) * | 2008-05-16 | 2011-04-21 | Oliver Steffen | Fitting |
JP2011522644A (ja) * | 2008-06-13 | 2011-08-04 | ブローゼ ファールツォイクタイレ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニ コマンディートゲゼルシャフト コブルグ | 可調整取付け具 |
JP2015081614A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | シロキ工業株式会社 | グリス塗布装置及びこれに用いるグリス塗布用アタッチメント、グリス塗布方法、並びにラウンドリクライニング装置の製造方法 |
-
2017
- 2017-01-18 JP JP2017006370A patent/JP2018114095A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2011522644A (ja) * | 2008-06-13 | 2011-08-04 | ブローゼ ファールツォイクタイレ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニ コマンディートゲゼルシャフト コブルグ | 可調整取付け具 |
JP2015081614A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | シロキ工業株式会社 | グリス塗布装置及びこれに用いるグリス塗布用アタッチメント、グリス塗布方法、並びにラウンドリクライニング装置の製造方法 |
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