JP2018113159A - 発電システム - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料が供給されて発電を行う発電システムにおいて、発電効率を向上させること。【解決手段】発電システム1は、燃料が供給されて発電をし、熱を排出する第一発電部20と、第一発電部20から排出された熱である排熱を蓄える蓄熱部14と、蓄熱部14の温度と冷媒の温度との温度差から発電を行う第二発電部15と、を備えている。【選択図】 図1
Description
本発明は、発電システムに関する。
発電システムの一形式として、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1の発電システム(燃料電池システム)は、燃料ガスと酸化剤ガスとにより発電する燃料電池スタック、酸化剤ガスを燃料電池スタックに供給する酸化剤ガス通路、燃料電池スタックから外部に燃焼排ガスを排出する燃焼ガス通路、および、燃焼ガス通路に配置されて燃焼排ガスの温度と酸化剤ガスの温度との温度差により熱電変換を行う熱電変換部を備えている。
しかしながら、上述した特許文献1の発電システムにおいて、燃焼排ガスは、燃料電池スタックから外部に直接排出されている。また、現在の技術水準における熱電変換素子の単位時間当たりの熱電変換効率は、比較的低い。よって、燃焼排ガスに含まれている熱が、熱電変換されずに比較的多く外部に排出される。一方、発電システムにおいては、発電効率を向上させたいとの要請がある。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、燃料が供給されて発電を行う発電システムにおいて、発電効率を向上させることを目的とする。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、燃料が供給されて発電を行う発電システムにおいて、発電効率を向上させることを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発電システムは、燃料が供給されて発電をし、熱を排出する第一発電部と、第一発電部から排出された熱である排熱を蓄える蓄熱部と、蓄熱部の温度と冷媒の温度との温度差から発電を行う第二発電部と、を備えている。
これによれば、第一発電部から排出された排熱が、蓄熱部に蓄えられる。第二発電部は、蓄熱部の温度と冷媒の温度との温度差から発電を行う。すなわち、第二発電部は、蓄熱部に蓄えられた排熱を利用して発電を行う。よって、第二発電部は、従来技術のように熱が外部に直接排出される場合に比べて、多くの排熱を発電に利用することができる。したがって、燃料が供給されて発電を行う発電システムにおいて、発電効率を向上させることができる。
<第一実施形態>
以下、本発明による発電システムの第一実施形態について説明する。本第一実施形態の発電システム1は、燃料電池システムである。発電システム1は、図1に示すように、筐体1a、第一発電部11(20)、循環系12、水タンク13、蓄熱部14、第二発電部15、電力変換装置16および制御装置17を備えている。
以下、本発明による発電システムの第一実施形態について説明する。本第一実施形態の発電システム1は、燃料電池システムである。発電システム1は、図1に示すように、筐体1a、第一発電部11(20)、循環系12、水タンク13、蓄熱部14、第二発電部15、電力変換装置16および制御装置17を備えている。
第一発電部20は、燃料が供給されて発電をし、熱を排出するものである。第一発電部20は、本第一実施形態において、燃料電池モジュールである。第一発電部20は、ケーシング21、蒸発部22、改質部23および燃料電池24を備えている。ケーシング21は、断熱性材料で箱状に形成されている。
第一発電部20は、蒸発部22に、一端が供給源Gsに接続されて改質用原料を供給する改質用原料供給管11aの他端が接続されている。供給源Gsは、例えば都市ガスのガス供給管、LPガスのガスボンベである。改質用原料供給管11aは、原料ポンプ11a1が設けられている。原料ポンプ11a1は、改質用原料を送るポンプである。
また、蒸発部22には、一端(下端)が水タンク13に接続されて改質水が供給される水供給管11bの他端が接続されている。水供給管11bは、改質水を送る改質水ポンプ11b1が設けられている。
また、第一発電部20は、一端がカソードエアブロワ11c1に接続されてケーシング21内に酸化剤ガスであるカソードエアが供給されるカソードエア供給管11cの他端が接続されている。カソードエアブロワ11c1は、カソードエアを送るポンプである。
蒸発部22は、改質水から水蒸気を生成するものである。蒸発部22は、具体的には、後述する燃焼ガスにより加熱されて、水タンク13から供給された改質水を蒸発させて水蒸気を生成する。また、蒸発部22は、供給源Gsから供給された改質用原料を予熱する。
蒸発部22は、このように生成された水蒸気と予熱された改質用原料とを混合して改質部23に供給する。改質用原料としては天然ガス、LPガスなどの改質用気体燃料、灯油、ガソリン、メタノールなどの改質用液体燃料があり、本第一実施形態においては天然ガスにて説明する。
改質部23は、供給源Gsからの改質用原料と蒸発部22からの水蒸気とから改質ガス(本発明の燃料に相当)を生成し、改質ガスを燃料電池24に供給するものである。改質部23は、具体的には、後述する燃焼ガスにより加熱されて水蒸気改質反応に必要な熱が供給されることで、蒸発部22から供給された混合ガス(改質用原料、水蒸気)から改質ガスを生成する。
改質部23内には、触媒(例えば、RuまたはNi系の触媒)が充填されており、混合ガスが触媒によって反応し改質されて水素ガスと一酸化炭素などを含んだ改質ガスが生成されている(いわゆる水蒸気改質反応)。改質ガスは、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気、未改質の天然ガス(メタンガス)、改質に使用されなかった改質水(水蒸気)を含んでいる。なお、水蒸気改質反応は吸熱反応である。
燃料電池24は、燃料(改質ガス)と酸化剤ガスにより発電するものである。燃料電池24は、燃料極、空気極(酸化剤極)、および両極の間に介装された電解質からなる複数のセル24aが積層されて構成されている。本第一実施形態の燃料電池24は、固体酸化物形燃料電池であり、電解質として固体酸化物の一種である酸化ジルコニウムを使用している。
燃料電池24の燃料極には、燃料として改質ガス(水素、一酸化炭素、メタンガスなど)が供給される。セル24aの燃料極側には、燃料(改質ガス)が流通する燃料流路24bが形成されている。セル24aの空気極側には、酸化剤ガスである空気(カソードエア)が流通する空気流路24cが形成されている。燃料電池24は、比較的高温の動作温度(およそ750℃〜1000℃)にて発電が行われる。
燃料電池24は、マニホールド25上に設けられている。マニホールド25には、改質部23からの改質ガスが改質ガス供給管28を介して供給される。燃料流路24bは、その下端(一端)がマニホールド25の燃料導出口(図示なし)に接続されており、その燃料導出口から導出される改質ガスが下端から導入され上端から導出されるようになっている。
カソードエアブロワ11c1によって送出されたカソードエアはカソードエア供給管11cを介して供給され、空気流路24cの下端から導入され上端から導出されるようになっている。
また、燃料電池24と蒸発部22および改質部23との間には、燃焼部26が設けられている。燃焼部26は、燃料電池24からのアノードオフガス(燃料オフガス)と燃料電池24からのカソードオフガス(酸化剤オフガス)とが燃焼されて燃焼ガス(火炎27)が発生している。その燃焼ガスが蒸発部22および改質部23を加熱する。
また、燃焼部26は、第一発電部20内の温度を燃料電池24の動作温度にする。燃焼部26には、アノードオフガスを着火させるための一対の着火ヒータ26a1,26a2が設けられている。
また、燃焼部26では、アノードオフガスが燃焼されて、比較的高温の燃焼排ガスが発生している。さらに、第一発電部20は、発電によって生じた熱および燃焼部26にて生じた熱を、燃焼排ガスによって排熱として排出する。燃焼排ガスは、排気管11dを介して、循環系12に導出される。
循環系12は、第一発電部20からの排熱を回収する熱媒体が循環するものである。熱媒体は、本第一実施形態において水である。循環系12は、循環路12a、循環ポンプ12bおよび熱交換部12cを備えている。
循環路12aは、熱媒体が循環する(図にて矢印の方向に循環する)ものである。
循環ポンプ12bは、循環路12aに設けられ、熱媒体を循環させるものである。
循環路12aは、熱媒体が循環する(図にて矢印の方向に循環する)ものである。
循環ポンプ12bは、循環路12aに設けられ、熱媒体を循環させるものである。
熱交換部12cは、循環路12aに設けられ、第一発電部20からの排熱と熱媒体とが熱交換する熱交換器である。熱交換部12cは、第一発電部20からの排気管11dが接続(貫設)されている。熱交換部12cには、凝縮水供給管12c1の一端が接続されている。
熱交換部12cは、排気管11dを通って、第一発電部20からの排熱を含む燃焼排ガスが導入される。熱交換部12cにおいて、燃焼排ガスと熱媒体とが熱交換する。これにより、排熱が熱媒体に回収され、かつ、燃焼排ガスが冷却される。燃焼排ガスが冷却されるときに、燃焼排ガス中の水蒸気が凝縮されることにより、凝縮水が生成される。冷却後の燃焼排ガスは排気管11dを通って外部に排出される。
一方、熱交換部12cにて生成された凝縮水は、凝縮水供給管12c1を通って水タンク13に供給される。水タンク13は、凝縮水を、イオン交換樹脂によって純水化し、かつ、改質水として貯留する。
蓄熱部14は、第一発電部20からの排熱を蓄えるものである。蓄熱部14は、熱媒体から受熱して排熱を蓄える。蓄熱部14は、本第一実施形態において、循環路12aに設けられ、熱媒体を貯留する貯留タンクである。蓄熱部14は、熱媒体を貯留することにより熱媒体から受熱し、第一発電部20からの排熱を蓄える。
第二発電部15は、蓄熱部14の外側面に配置されている。第二発電部15は、具体的には、蓄熱部14の上側面に配置されている。第二発電部15は、蓄熱部14の温度と冷媒の温度との温度差から発電を行うものである。冷媒は、筐体1a内の空気である。
第二発電部15は、具体的には、図2に示すように、複数の熱電変換素子15aを電気的に直列に接続するように設けられた熱電変換モジュールである。熱電変換素子15aは、例えばビスマスーテルル系(Bi−Te系)の熱電変換素子である。第二発電部15は、複数の熱電変換素子15aを収容するハウジング15bを備えている。
熱電変換素子15aは、第一端面(下端面)の温度と第一端面と異なる第二端面(上端面)の温度との温度差から第一端面と第二端面との間に電位差が生じるように発電するものである。各熱電変換素子15aの第一端面は、蓄熱部14の上側面と熱的に接続するように配置されている。各熱電変換素子15aの第一端面は、具体的には、蓄熱部14の上側面と直接接触するように配置され、蓄熱部14から受熱する。
また、各熱電変換素子15aの第二端面は、筐体1a内の空気と熱的に接続するように配置されている。各熱電変換素子15aの第二端面は、具体的には、ハウジング15bの孔部15b1を介して筐体1a内の空気と直接接触するように配置され、筐体1a内の空気によって冷却される。第二発電部15によって発電される電力は、第一発電部20によって発電される電力より小さい。
図1に戻って説明を続ける。
電力変換装置16は、第一発電部20および第二発電部15から出力される直流電圧を入力する。第二発電部15から出力される直流電圧は、昇圧器16aによって昇圧されて電力変換装置16に入力される。第二発電部15から出力される直流電圧は、第一発電部20から出力される直流電圧の大きさと同じ大きさまで昇圧器16aによって昇圧される。
電力変換装置16は、第一発電部20および第二発電部15から出力される直流電圧を入力する。第二発電部15から出力される直流電圧は、昇圧器16aによって昇圧されて電力変換装置16に入力される。第二発電部15から出力される直流電圧は、第一発電部20から出力される直流電圧の大きさと同じ大きさまで昇圧器16aによって昇圧される。
電力変換装置16は、第一発電部20および第二発電部15から出力された直流電圧を所定の交流電圧に変換し、その交流電圧を交流の系統電源18aおよび負荷装置18c(例えば電化製品)に接続されている電源ライン18bに出力する。また、電力変換装置16は、系統電源18aからの交流電圧を電源ライン18bを介して入力し、所定の直流電圧に変換して各補機(各ポンプやブロワなど)および制御装置17(内部負荷)に出力する。
制御装置17は、補機を駆動して発電システム1の運転を制御するものである。
制御装置17は、補機を駆動して発電システム1の運転を制御するものである。
次に、上述した発電システム1の動作について説明する。発電システム1が電源オンされている場合、制御装置17は、起動スイッチ(図示なし)が押されて運転が開始されるとき、または計画運転にしたがって運転が開始されるときに第一発電部20の起動運転を開始する。
第一発電部20の起動運転が開始されるときは、制御装置17は、補機を作動させる。具体的には、制御装置17は、ポンプ11a1,11b1を作動させ、蒸発部22に改質用原料および改質水(凝縮水)の供給を開始する。
そして、燃焼部26において、燃料電池24から導出された改質用原料および改質ガスが着火ヒータ26a1,26a2によって着火される。燃料電池24がおよそ動作温度となれば、第一発電部20の起動運転が終了し、発電運転が開始される。
発電運転中では、制御装置17は、第一発電部20の発電電力を負荷装置18cの消費電力となるように、補機を制御して改質ガスおよびカソードエアを燃料電池24に供給する(負荷追従運転)。
循環系12においては、循環ポンプ12bが駆動され、第一発電部20から排出される燃焼排ガスと熱媒体とが熱交換することにより、第一発電部20からの排熱が熱媒体に回収される。そして、蓄熱部14に貯留された熱媒体の温度が下端から上端に向かうにしたがって高くなるように、熱媒体が蓄熱部14に貯留される。よって、蓄熱部14の外側面の温度のうち、蓄熱部14の上側面の温度が最も高い。すなわち、第二発電部15は、蓄熱部14の温度と筐体1a内の温度との温度差が最も大きくなる部位に配置されている。
熱媒体が蓄熱部14に貯留されることにより、第一発電部20からの排熱が蓄熱部14に蓄えられる。第二発電部15は、蓄熱部14に貯留された熱媒体を介して、第一発電部20からの排熱を受熱する。これにより、第二発電部15は、発電運転中に、蓄熱部14の温度と筐体1a内の空気の温度との温度差から発電を行う。そして、第一発電部20および第二発電部15によって発電された電力は、電力変換装置16ひいては負荷装置18cに出力される。
本第一実施形態によれば、発電システム1は、燃料が供給されて発電をし、熱を排出する第一発電部20と、第一発電部20から排出された熱である排熱を蓄える蓄熱部14と、蓄熱部14の温度と冷媒の温度との温度差から発電を行う第二発電部15と、を備えている。
これによれば、第一発電部20から排出された排熱が、蓄熱部14に蓄えられる。第二発電部15は、蓄熱部14の温度と冷媒の温度との温度差から発電を行う。すなわち、第二発電部15は、蓄熱部14に蓄えられた排熱を利用して発電を行う。よって、第二発電部15は、従来技術のように熱が外部に直接排出される場合に比べて、多くの排熱を発電に利用することができる。したがって、燃料が供給されて発電を行う発電システム1において、発電効率を向上させることができる。
また、第二発電部15は、蓄熱部14に蓄えられた熱を利用して発電を行うため、第一発電部20にて発電が行われていない場合においても、蓄熱部14に排熱が蓄えられているときに発電を行うことができる。
また、発電システム1は、排熱を回収する熱媒体が循環する循環系12をさらに備えている。蓄熱部14は、熱媒体から受熱して排熱を蓄える。
これによれば、熱媒体が第一発電部20からの排熱を回収して循環系12を循環する。また、蓄熱部14は、熱媒体から受熱することにより、排熱を蓄える。よって、第一発電部20の排熱の外部への排出を抑制することができるため、第一発電部20の排熱を蓄熱部14に効率良く蓄えることができる。したがって、発電システム1の発電効率を確実に向上させることができる。
循環系12は、熱媒体が循環する循環路12aと、循環路12aに設けられ、熱媒体を循環させる循環ポンプ12bと、循環路12aに設けられ、排熱と熱媒体とが熱交換する熱交換部12cと、を備えている。蓄熱部14は、循環路12aに設けられ、熱媒体を貯留する貯留タンクである。
これによれば、第一発電部20からの排熱を蓄熱部14である貯留タンクに確実に蓄えることができる。よって、第二発電部15によって利用される排熱を確実に多くすることができるため、発電システム1の発電効率をさらに確実に向上させることができる。
また、熱媒体は、水である。
これによれば、水が比較的低コストであるため、発電システム1の低コスト化を図ることができる。
これによれば、水が比較的低コストであるため、発電システム1の低コスト化を図ることができる。
また、第一発電部20は、燃料(改質ガス)と酸化剤ガスとにより発電する燃料電池24と、改質水から水蒸気を生成する蒸発部22と、供給源Gsからの改質用原料と蒸発部22からの水蒸気とから燃料を生成し、燃料を燃料電池24に供給する改質部23と、を備えた燃料電池モジュールである。
これによれば、第一発電部20が燃料電池モジュールである場合においても、発電システム1の発電効率を向上させることができる。
<第二実施形態>
次に、本発明による発電システムの第二実施形態について、主として上述した第一実施形態と異なる部分について図3を用いて説明する。本第二実施形態の発電システム1は、上述した第一実施形態の発電システム1に加えて、給湯部119、給水管120および冷却部121をさらに備えている。
次に、本発明による発電システムの第二実施形態について、主として上述した第一実施形態と異なる部分について図3を用いて説明する。本第二実施形態の発電システム1は、上述した第一実施形態の発電システム1に加えて、給湯部119、給水管120および冷却部121をさらに備えている。
給湯部119は、蓄熱部114に溜められた熱媒体を、湯利用機器140に給湯するものである。湯利用機器140は、湯水を利用する機器である。湯利用機器140は、例えば、浴槽、シャワ、キッチン(キッチンの蛇口)である。給湯部119は、給湯管119aおよび給湯暖房機119bを備えている。
給湯管119aは、蓄熱部114に貯留された熱媒体を湯水として湯利用機器140に導出するものである。給湯管119aは、蓄熱部114の上部から熱媒体を導出するように設けられている。給湯暖房機119bは、給湯管119aに配置され、熱媒体を加熱するものである。
給水管120は、蓄熱部114に給水するものである。給水管120は、水源W(例えば上水道)からの水(上水)を蓄熱部114の下部に供給する。蓄熱部114から給湯管119aを介して熱媒体が導出された場合、蓄熱部114には、下部から水源Wからの水が給水管120を介して補給される。
冷却部121は、各熱電変換素子115aの第二端面を冷却するものである。冷却部121は、給水管120における各熱電変換素子115aの第二端面と熱的に接続する部位である。給水管120は、冷却部121にて蛇行するように設けられている。
また、給水管120は、冷却部121にて各熱電変換素子115aの第二端面に直接接触するように設けられている。これにより、給水管120を流れる水によって各熱電変換素子115aの第二端面が冷却される。すなわち、本第二実施形態において、冷媒は、水源Wからの水である。
次に、本第二実施形態の発電システム1における発電運転中の動作について説明する。蓄熱部114に貯留された水(湯水)が導出された場合、水源Wからの水が蓄熱部114に補給される。このとき、冷却部121に水源Wからの水が通ることにより、水源Wからの水によって各熱電変換素子115aの第二端面が冷却される。水源Wからの水の温度が筐体1a内の空気の温度より低いため、蓄熱部114の温度と冷媒の温度との温度差、ひいては第二発電部115の発電電力の大きさが、上述した第一実施形態と比べて大きくなる。
水源Wからの水が蓄熱部114に補給されずに比較的長時間経過した場合、冷却部121の水の温度と筐体1a内の空気の温度とがおよそ同じ温度となる。この場合、本第二実施形態の第二発電部115の発電電力の大きさは、上述した第一実施形態の第二発電部115の発電電力の大きさとおよそ同じとなる。
<第三実施形態>
次に、本発明による発電システム1の第三実施形態について、主として上述した第一実施形態と異なる部分について図4を用いて説明する。本第三実施形態においては、上述した第一実施形態の循環系12に代えて熱交換部222を備えている。
次に、本発明による発電システム1の第三実施形態について、主として上述した第一実施形態と異なる部分について図4を用いて説明する。本第三実施形態においては、上述した第一実施形態の循環系12に代えて熱交換部222を備えている。
熱交換部222は、排気管11dが接続(貫設)され、かつ、筐体1a内の空気を内部に導入する送風ファン222aが設けられている。熱交換部222は、第一発電部20からの燃焼排ガスと筐体1a内の空気とが熱交換を行う。
本第三実施形態の蓄熱部214は、熱交換部222の外側面と熱的に接続するように配置されている。蓄熱部214は、具体的には、熱交換部222の外側面と直接接触するように配置されている。蓄熱部214は、蓄熱材によって設けられている。蓄熱材は、例えばエスリルトールや酢酸ナトリウムを主成分としたものである。蓄熱部214は、燃焼排ガスを介して第一発電部20からの排熱を、熱交換部222から受熱して蓄える。
本第三実施形態の第二発電部215は、蓄熱部214の外側面に、各熱電変換素子215aの第一端面が蓄熱部214の外側面と熱的に接続するように配置されている。各熱電変換素子215aの第一端面と蓄熱部214の外側面とが直接接触するように、各熱電変換素子215aが配置されている。
<第四実施形態>
次に、本発明による発電システム1の第四実施形態について、主として上述した第一実施形態と異なる部分について図5を用いて説明する。
次に、本発明による発電システム1の第四実施形態について、主として上述した第一実施形態と異なる部分について図5を用いて説明する。
上述した第一実施形態の第一発電部20は燃料電池モジュールであるが、本第四実施形態の第一発電部320は、内燃機関を用いて発電を行うものである。第一発電部320は、ガスエンジン329および発電機330を備えている。
ガスエンジン329は、燃料を用いて駆動する内燃機関である。本第四実施形態の燃料は、例えば天然ガスである。燃料は、燃料供給管311eを通ってガスエンジン329に供給される。また、ガスエンジン329から排出される排ガスは、排気管311dを通って筐体31aの外部に排出される。発電機330は、ガスエンジン329によって駆動されることにより発電する発電機である。
また、本第四実施形態の循環系312は、循環路312a、循環ポンプ312bおよび熱交換部312cを備えている。循環路312aを循環する熱媒体は、本第四実施形態において、不凍液等の冷却水である。熱交換部312cは、ガスエンジン329と熱的に接触するように配置されている。熱交換部312cは、ガスエンジン329の排熱を冷却水に回収させる。
蓄熱部314は、循環路312aと熱的に接続するように、循環路312aに直接接触して配置されている。蓄熱部314は、上述した第三実施形態と同様に蓄熱材によって設けられている。第二発電部315は、蓄熱部314の外側面に配置されている。第二発電部315は、蓄熱部314の温度と筐体31a内の空気の温度との温度差から発電を行う。
<変形例>
なお、上述した実施形態において、発電システムの一例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の構成を採用することもできる。例えば、上述した第一実施形態の熱媒体は水であるが、これに代えて、沸点が100℃より高い液体とするようにしても良い。この場合、第一発電部20の排熱を、第一実施形態に比べて多く回収することができる。
なお、上述した実施形態において、発電システムの一例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の構成を採用することもできる。例えば、上述した第一実施形態の熱媒体は水であるが、これに代えて、沸点が100℃より高い液体とするようにしても良い。この場合、第一発電部20の排熱を、第一実施形態に比べて多く回収することができる。
また、上述した各実施形態において、第二発電部15,115,215,315の各熱電変換素子15a,115a,215a,315aの第一端面が蓄熱部14,114,214,314の外側面と直接接触しているが、これに代えて、各熱電変換素子15a,115a,215a,315aの第一端面と蓄熱部14,114,214,314の外側面とがハウジング15bの側壁を挟んで間接的に接触するようにしても良い。
また、上述した第三実施形態において、蓄熱部214は、熱交換部222に配置されているが、これに代えて、第一発電部20のケーシング21の外側面に配置するようにしても良い。
また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、蓄熱部14,114,214,314の位置、第二発電部15,115,215,315の位置、各熱電変換素子15a,115a,215a,315aの種類や配置、熱媒体の種類、および、蓄熱材の種類を変更するようにしても良い。
1…発電システム、1a…筐体、11(20)…第一発電部、12…循環系、12a…循環路、12b…循環ポンプ、12c…熱交換部、14…蓄熱部、15…第二発電部、15a…熱電変換素子、16…電力変換装置、17…制御装置、20…第一発電部、22…蒸発部、23…改質部、24…燃料電池。
Claims (5)
- 燃料が供給されて発電をし、熱を排出する第一発電部と、
前記第一発電部から排出された熱である排熱を蓄える蓄熱部と、
前記蓄熱部の温度と冷媒の温度との温度差から発電を行う第二発電部と、を備えた発電システム。 - 前記排熱を回収する熱媒体が循環する循環系をさらに備え、
前記蓄熱部は、前記熱媒体から受熱して前記排熱を蓄える請求項1に記載の発電システム。 - 前記循環系は、
前記熱媒体が循環する循環路と、
前記循環路に設けられ、前記熱媒体を循環させる循環ポンプと、
前記循環路に設けられ、前記排熱と前記熱媒体とが熱交換する熱交換部と、を備え、
前記蓄熱部は、
前記循環路に設けられ、前記熱媒体を貯留する貯留タンクである請求項2に記載の発電システム。 - 前記熱媒体は、水である請求項2または請求項3に記載の発電システム。
- 前記第一発電部は、
燃料と酸化剤ガスとにより発電する燃料電池と、
改質水から水蒸気を生成する蒸発部と、
供給源からの改質用原料と前記蒸発部からの前記水蒸気とから前記燃料を生成し、前記燃料を前記燃料電池に供給する改質部と、を備えた燃料電池モジュールである請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の発電システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017002677A JP2018113159A (ja) | 2017-01-11 | 2017-01-11 | 発電システム |
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JP2017002677A JP2018113159A (ja) | 2017-01-11 | 2017-01-11 | 発電システム |
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JP2018113159A true JP2018113159A (ja) | 2018-07-19 |
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ID=62912452
Family Applications (1)
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JP2017002677A Pending JP2018113159A (ja) | 2017-01-11 | 2017-01-11 | 発電システム |
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2017
- 2017-01-11 JP JP2017002677A patent/JP2018113159A/ja active Pending
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