JP2016012526A - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016012526A
JP2016012526A JP2014134693A JP2014134693A JP2016012526A JP 2016012526 A JP2016012526 A JP 2016012526A JP 2014134693 A JP2014134693 A JP 2014134693A JP 2014134693 A JP2014134693 A JP 2014134693A JP 2016012526 A JP2016012526 A JP 2016012526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
air
housing
module
outside
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014134693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6405749B2 (ja
Inventor
裕記 大河原
Hiroki Ogawara
裕記 大河原
遠藤 聡
Satoshi Endo
聡 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2014134693A priority Critical patent/JP6405749B2/ja
Publication of JP2016012526A publication Critical patent/JP2016012526A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6405749B2 publication Critical patent/JP6405749B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】燃料電池システムから外部に燃料が流出することを確実に抑制する。【解決手段】燃料と酸化剤ガスとにより発電する燃料電池34を少なくとも具備する燃料電池モジュール11と、燃料電池モジュール11を全体的に覆うように形成され、内部の空気が送風装置42によって外部に送出されることにより内部が負圧化される空気層10a3と、を備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
燃料電池システムの1形式として、特許文献1に示されているものが知られている。
これは燃料電池システムの排気通路の接続構造についてのものであり、特許文献1の図2に示されているように、燃料電池ユニット11の排気出口11Aとボイラー12の排気出口12Aとに接続し、燃料電池ユニット11の排気ガスとボイラー12の排気ガスとを合流させる排気通路13を備えている。
そして、燃料電池ユニット11の排気出口11Aが、ボイラー12の排気出口12Aよりも上方に配置されていることが記載されている。排気通路の外壁を排気通路に沿って、外壁との間で換気通路を確保してさらに換気通路の外壁で覆う2重管ダクト構造が形成されている。これにより、排気通路13内の排気ガス凝縮によって生じる水滴が、燃料電池ユニット11へ混入することを抑制できるとする。
また、燃焼空気をポンプ36で吸引するとともに、カソードエアをポンプ37で吸引することで、吸気ダクトの吸気入口11Bよりエアを吸い、燃焼排気、カソードオフガスを排気ダクトの排気出口11Aより燃料電池ユニット11の筐体外に放出する構成が記載されている。
特開2009−76286号公報
しかし、特許文献1に係る燃料電池システムは、燃料電池ユニット11の筐体自体の劣化、自然災害等で燃料電池ユニット11の筐体が破損した場合、燃料電池ユニット11内の燃料が燃料電池ユニット11の外部に流出するおそれがある。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、燃料電池システムから外部に燃料が流出することを抑制する燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、燃料と酸化剤ガスとにより発電する燃料電池を少なくとも具備する燃料電池モジュールと、前記燃料電池モジュールを全体的に覆うように形成され、内部の空気が送風装置によって外部に送出されることにより前記内部が負圧化される空気層と、を備えている。
これによれば、燃料電池モジュールから燃料がリーク(流出)しても、空気層は負圧に保たれているので、空気層から外部にリーク(流出)するのを抑制することができる。よって、燃料電池システムから外部に燃料が流出することを確実に抑制することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の燃料電池システムにおいて、前記燃料電池モジュールを気密的に収容する筐体と、前記筐体を全体的に覆う外側筐体と、をさらに備え、前記空気層は、前記筐体と前記外側筐体との間に形成されている。
これによれば、前記燃料電池モジュールから筐体内に燃料がリーク(流出)し、さらに筐体から空気層へリークしても、空気層は負圧に保たれているので、空気層から外部にリーク(流出)するのを抑制することができる。このように、燃料電池モジュールからの燃料の流出抑制を2重構造とすることができる。よって、燃料電池システムから外部に燃料が流出することをより確実に抑制することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載の燃料電池システムにおいて、前記燃料電池モジュール内に設けられ、前記燃料電池からのアノードオフガスを燃焼させる燃焼部と、前記燃料電池モジュールを収容する筐体と、前記筐体内に区画形成され前記燃料電池モジュールを気密的に収納するモジュール室と、前記筐体に設けられ前記筐体の外部の空気を前記モジュール室内に導入する換気用吸気部と、一端が前記モジュール室に連結されるとともに他端が前記燃料電池モジュール内の前記燃料電池に連結され、前記モジュール室内の空気を前記燃料電池に供給するカソードエア供給管と、前記燃焼部と前記筐体の外部とを連通し、前記燃焼部で生成された燃焼排ガスを前記筐体の外部に導出する排気管と、をさらに備え、前記カソードエア供給管は、前記一端と前記他端との間の途中部分に形成されて、前記モジュール室外に配設され内部を流れる気体を冷却する放熱部を備えている。
これによると、高温発熱体である燃料電池モジュールからの発熱で高温となったモジュール室内の空気を、カソードエア供給管内に吸引してカソードエア供給管の途中部分に形成された放熱部で放熱して温度を下げるので、燃料電池モジュールの放熱を図るとともに、カソードエア供給管およびその付帯設備が加熱するのを抑制することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3記載の燃料電池システムにおいて、改質用原料と改質水とから燃料を生成して前記燃料電池に供給する改質部をさらに備え、前記カソードエア供給管の放熱部を、前記改質部で利用する前記改質水で冷却するように構成した。
これによると、改質部で利用する改質水を使ってカソードエア供給管の放熱部を冷却するので、空気中で放熱する場合よりも、さらに高効率で冷却することができる。また、既存の改質部で利用する改質水の設備を使うことで、省スペース化を図るとともに、コストアップを抑制することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4の何れか一項記載の燃料電池システムにおいて、前記燃料電池からの直流電圧を所定の交流電圧に変換するインバータ装置と、前記筐体の外に配設され前記インバータ装置を収容するインバータ装置室と、をさらに備えている。
これによると、温度が燃料電池モジュールによって上昇し易い筐体内と比べて比較的温度が安定している屋内の空気により、インバータ装置を安定的に冷却することができる。
請求項6に係る発明は、請求項2記載の燃料電池システムにおいて、前記空気層に設けられ前記筐体の外部の空気を前記空気層に導入する空気導入部と、前記空気層に設けられ前記空気層内の空気を前記筐体内に導出する空気導出部と、前記筐体から前記筐体内の空気を外部に導出する換気用排気部と、前記換気用排気部に設けられ、前記換気用排気部から導出される気体の可燃ガス濃度を検出する可燃ガス濃度検出装置と、をさらに備えている。
これによると、筐体内の空気を集めて外部に導出する換気用排気部に可燃ガス濃度検出装置が設けられている。そのため、万一筐体内に可燃ガスが流出した場合でも、可燃ガスの流出を確実に検出することができる。
請求項7に係る発明は、請求項3記載の燃料電池システムにおいて、前記モジュール室内の前記カソードエア供給管の導入部または前記カソードエア供給管自体の導入部に設けられ、前記カソードエア供給管に導入される気体の可燃ガス濃度を検出する可燃ガス濃度検出装置をさらに備えている。
これによると、モジュール室内全体の空気を集めて吸引するモジュール室内のカソードエア供給管の導入部またはカソードエア供給管自体の導入部に可燃ガス濃度検出装置が設けられている。そのため、万一モジュール室内に可燃ガスが流出した場合でも、モジュール室内の可燃ガスの流出を確実に検出することができる。
本発明に係る第1実施形態の燃料電池システムを示す概要図である。 第2実施形態の燃料電池システムを示す概要図である。 第2実施形態の燃料電池システムの他の実施例を示す概要図である。 第3実施形態の燃料電池システムを示す概要図である。 第4実施形態の燃料電池システムを示す概要図である。 第5実施形態の燃料電池システムを示す概要図である。
(第1実施形態)
以下、本発明による燃料電池システムの第1実施形態について説明する。図1に示すように、燃料電池システム100は、発電ユニット10、および貯湯槽21を備えている。発電ユニット10は、筐体10a1、外側筐体10a2、燃料電池モジュール11、熱交換器12、インバータ装置13、水タンク14、および制御装置15を備えている。
燃料電池モジュール11は、図1に示すように、燃料電池34を少なくとも含んで構成されるものである。燃料電池モジュール11は、改質用原料、改質水およびカソードエアが供給されている。具体的には、燃料電池モジュール11は、一端が供給源Gsに接続されて改質用原料が供給される改質用原料供給管11aの他端が接続されている。改質用原料供給管11aは、原料ポンプ11a1が設けられている。さらに、燃料電池モジュール11は、一端が水タンク14に接続されて改質水が供給される水供給管11bの他端が接続されている。水供給管11bは、改質水ポンプ11b1が設けられている。さらに、燃料電池モジュール11は、一端がカソードエアブロワ11c1に接続されてカソードエアが供給されるカソードエア供給管11cの他端が接続されている。
熱交換器12は、燃料電池モジュール11から排気される燃焼排ガスが供給されるとともに貯湯槽21からの貯湯水が供給され、燃焼排ガスと貯湯水とが熱交換する熱交換器である。具体的には、貯湯槽21は、貯湯水を貯湯するものであり、貯湯水が循環する(図1にて矢印の方向に循環する)貯湯水循環ライン22が接続されている。貯湯水循環ライン22上には、貯湯槽21の下端から上端に向かって順番に貯湯水循環ポンプ22aおよび熱交換器12が配設されている。熱交換器12は、燃料電池モジュール11からの排気管11dが接続(貫設)されている。熱交換器12は、水タンク14に接続されている凝縮水供給管12aが接続されている。
熱交換器12において、燃料電池モジュール11からの燃焼排ガスは、排気管11dを通って熱交換器12内に導入され、貯湯水との間で熱交換が行われ凝縮されるとともに冷却される。凝縮後の燃焼排ガスは排気管11dを通り燃焼排ガス用排気口10eを通って外部に排出される。また、凝縮された凝縮水は、凝縮水供給管12aを通って水タンク14に供給される。なお、水タンク14は、凝縮水をイオン交換樹脂によって純水化するようになっている。
上述した熱交換器12、貯湯槽21および貯湯水循環ライン22から、排熱回収システム20が構成されている。排熱回収システム20は、燃料電池モジュール11の排熱を貯湯水に回収して蓄える。
さらに、インバータ装置13は、燃料電池34から出力される直流電圧を入力し所定の交流電圧に変換して、交流の系統電源16aおよび外部電力負荷16c(例えば電化製品)に接続されている電源ライン16bに出力する。また、インバータ装置13は、系統電源16aからの交流電圧を電源ライン16bを介して入力し所定の直流電圧に変換して補機や後述する制御装置15に出力する。補機は、燃料電池モジュール11に改質用原料、水、空気を供給するためのモータ駆動の改質水ポンプ11b1,原料ポンプ11a1、換気ファン42よびカソードエアブロワ11c1などから構成されている。この補機は直流電圧にて駆動されるものである。
燃料電池モジュール11(30)は、ケーシング31、蒸発部32、改質部33、燃料電池34および燃焼部36を備えている。ケーシング31は、断熱性材料で箱状に形成されている。
蒸発部32は、後述する燃焼ガスにより加熱されて、供給された改質水を蒸発させて水蒸気を生成するとともに、供給された改質用原料を予熱するものである。蒸発部32は、このように生成された水蒸気と予熱された改質用原料を混合して改質部33に供給するものである。改質用原料としては天然ガス、LPガスなどの改質用気体燃料、灯油、ガソリン、メタノールなどの改質用液体燃料があり、本実施形態においては天然ガスにて説明する。
蒸発部32には、一端(下端)が水タンク14に接続された水供給管11bの他端が接続されている。また、蒸発部32には、一端が供給源Gsに接続された改質用原料供給管11aが接続されている。供給源Gsは、例えば都市ガスのガス供給管、LPガスのガスボンベである。
改質部33は、上述した燃焼ガスにより加熱されて水蒸気改質反応に必要な熱が供給されることで、蒸発部32から供給された混合ガス(改質用原料、水蒸気)から改質ガスを生成して導出するものである。改質部33内には、触媒(例えば、RuまたはNi系の触媒)が充填されており、混合ガスが触媒によって反応し改質されて水素ガスと一酸化炭素などを含んだガスが生成されている(いわゆる水蒸気改質反応)。改質ガスは、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気、未改質の天然ガス(メタンガス)、改質に使用されなかった改質水(水蒸気)を含んでいる。このように、改質部33は改質用原料(原燃料)と改質水とから改質ガス(燃料)を生成して燃料電池34に供給する。なお、水蒸気改質反応は吸熱反応である。
燃料電池34は、燃料極、空気極(酸化剤極)、および両極の間に介装された電解質からなる複数のセル34aが積層されて構成されている。本実施形態の燃料電池は、固体酸化物形燃料電池であり、電解質として固体酸化物の一種である酸化ジルコニウムを使用している。燃料電池34の燃料極には、燃料として水素、一酸化炭素、メタンガスなどが供給される。動作温度は400〜1000℃程度である。水素だけではなく天然ガスや石炭ガスなども直接燃料として用いることが可能である。この場合、改質部33は省略することができる。
セル34aの燃料極側には、燃料である改質ガスが流通する燃料流路34bが形成されている。セル34aの空気極側には、酸化剤ガスである空気(カソードエア)が流通する空気流路34cが形成されている。
燃料電池34は、燃料電池34の温度を検出する温度センサ34dを備えている。温度センサ34dは、その検出結果を制御装置15に送信するようになっている。
燃料電池34は、マニホールド35上に設けられている。マニホールド35には、改質部33からの改質ガスが改質ガス供給管38を介して供給される。燃料流路34bは、その下端(一端)がマニホールド35の燃料導出口に接続されており、その燃料導出口から導出される改質ガスが下端から導入され上端から導出されるようになっている。カソードエアブロワ11c1によって送出されたカソードエアはカソードエア供給管11cを介して供給され、空気流路34cの下端から導入され上端から導出されるようになっている。
燃焼部36は、燃料電池34と蒸発部32および改質部33との間に設けられている。燃焼部36は、燃料電池34からのアノードオフガス(燃料オフガス)と燃料電池34からのカソードオフガス(酸化剤オフガス)とが燃焼されて改質部33を加熱する。
燃焼部36では、アノードオフガスが燃焼されて火炎37が発生している。燃焼部36には、アノードオフガスを着火させるための一対の着火ヒータ36a1,36a2が設けられている。また、燃焼部36には、燃焼部36の温度を検出するための一対の温度センサ36b1,36b2が設けられている。温度センサ36b1,36b2の検出結果(出力信号)は制御装置15に送信されている。
筐体10a1は、直方体状で気密的に形成されている。筐体10a1内には、燃料電池モジュール11、熱交換器12、インバータ装置13、水タンク14、および制御装置15が収容されている。
筐体10a1は、全体的に外側筐体10a2で気密的に覆われている。筐体10a1と外側筐体10a2の間には、空気層10a3が形成されている。筐体10a1は、空気層10a3に全体的に覆われている。筐体10a1の一側壁10b側の空気層10a3内には、換気排気用ダクト51および燃焼排気用ダクト52が配置されている。
換気排気用ダクト51および燃焼排気用ダクト52は、空気層10a3の上部において煙突部53の内管53aに連通している。煙突部53は、内管53aと外管53bとからなる2重管構造で構成されている。内管53aと外管53bとの間に、空気導入部としての吸気用流路FP1が形成されている。吸気用流路FP1は、外部と空気層10a3とを連通している。外気は、吸気用流路FP1を通って空気層10a3内に流入(吸気)される。
筐体10a1の一側壁10bには、空気導出部としての吸気口10c、換気用排気部としての換気用排気口10dおよび燃焼排ガス用排気口10eが形成されている。吸気口10cは、筐体10a1内に外気を吸い込む。換気用排気口10dは、筐体10a1内の空気を外部に排出する。燃焼排ガス用排気口10eは、熱交換器12からの燃焼排ガスを外部に排出する。
換気用排気口10dには、換気排気逆止弁41が設けられている。換気排気逆止弁41は、筐体10a1から換気排気用ダクト51への空気の流れは許容するが、逆方向の流れを規制するものである。
吸気口10cには、空気層10a3内部の空気を外部に送出する送風装置としての換気ファン42が設けられている。換気ファン42は、外部と空気層10a3と連通する煙突部53の吸気用流路FP1からの外部の空気を、空気層10a3内に導入する。さらに空気層10a3の空気を筐体10a1内に導入するものである。すなわち、換気ファン42は、空気層10a3内の空気を外部である筐体10a1内に送出するものである。換気ファン42は、空気層10a3内の空気を筐体10a1内に送出することで、空気層10a3を外部の空気(大気)より低圧(負圧)に維持する。換気用排気口10dには、換気排気用ダクト51が接続されている。換気排気用ダクト51の他端は、煙突部53の内管53aに接続されている。換気ファン42が駆動されると、筐体10a1内の空気(換気排気)は、換気用排気口10d、換気排気用ダクト51および煙突部53の内管53aを通って外部に排出される(破線の矢印で示す)。
筐体10a1内の空気を外部に導出する換気用排気部Aは、換気用排気口10dから燃焼排ガスとの合流部10f、さらに内管53までの間で構成される。合流部10fは、燃焼排気用ダクト52の上部であって、燃焼排気用ダクト52が煙突部53の内管53aに開口する位置にある。換気用排気部Aの合流部10fまたは、内管53a内には、気体の可燃ガス濃度を検出する可燃ガス濃度検出装置としての可燃ガス濃度センサ11gが設けられている。可燃ガス濃度センサ11gが検出した可燃ガス濃度の値は、信号として制御装置15に出力される。
燃焼排ガス用排気口10eには、燃焼排気逆止弁43が設けられている。燃焼排ガス用排気口10eには、燃焼排気用ダクト52の一端が接続されている。燃焼排気用ダクト52の他端は、換気排気用ダクト51に合流されている。燃焼排気逆止弁43は、排気管11dから燃焼排気用ダクト52への空気の流れは許容するが、逆方向の流れを規制するものである。燃料電池システムの発電中において、燃料電池モジュール11から排出される燃焼排ガスは、燃焼排ガス用排気口10e、および燃焼排気用ダクト52を通って換気排気用ダクト51に導出され(一点鎖線の矢印で示す)、換気排気と合流されて、換気排気用ダクト51および煙突部53の内管53aを通って外部に排出される。
また、前記制御装置15には、上述した温度センサ34d,36b1,36b2、可燃ガス濃度センサ11g、改質水ポンプ11b1、原料ポンプ11a1、カソードエアブロワ11c1、換気ファン42および着火ヒータ36a1,36a2が接続されている。制御装置15はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続された入出力インターフェース、CPU、RAMおよびROM(いずれも図示省略)を備えている。CPUは、燃料電池システムの運転を実施している。RAMは同プログラムの実行に必要な変数を一時的に記憶するものであり、ROMは前記プログラムを記憶するものである。
次に、上述した燃料電池システムの基本的動作の一例について説明する。制御装置15は、スタートスイッチ(図示なし)が押されて運転が開始される場合、または計画運転にしたがって運転が開始される場合には、起動運転(暖気運転)を開始する。
起動運転が開始されるときは、制御装置15は、補機を作動させる。具体的には、制御装置15は、原料ポンプ11a1,改質水ポンプ11b1を作動させ、蒸発部32に改質用原料および凝縮水(改質水)の供給を開始する。また、カソードエアブロワ11c1を作動させ、燃料電池34にカソードエアの供給を開始する。そして、燃焼部36において、燃料電池34から導出されたアノードオフガスが着火ヒータ36a1,36a2によって着火される。改質部33が所定温度以上となれば、起動運転が終了し、発電運転を開始する。発電運転中では、制御装置15は、燃料電池34の発電する電力が、外部電力負荷16cの消費電力となるように補機を制御して、改質ガスおよびカソードエアを燃料電池34に供給する。
このような発電運転中に、ストップスイッチ(図示なし)が押されて発電運転が停止される場合、または運転計画にしたがって運転が停止される場合には、制御装置15は、燃料電池システムの停止運転(停止処理)を実施する。制御装置15は、改質用原料および凝縮水の蒸発部32への供給を停止し、改質ガスおよびカソードエアの燃料電池34への供給を停止する。
このような停止運転が終了すると、燃料電池システムは待機状態(待機時)となる。待機時は、燃料電池システムの発電停止状態(すなわち、起動運転、発電運転、停止運転のいずれの運転中でない状態である。)のことであり、発電指示(スタートスイッチのオンなど)を待っている状態のことである。
第1実施形態の燃料電池システム100において、筐体10a1は、外側筐体10a2により全体的に覆われている。そして、筐体10a1と外側筐体10a2との間に空気層10a3が形成され、空気層10a3は換気ファン42の駆動によって外側筐体10a2の外部より気圧が低い負圧化されている。
そのため、燃料電池システム100の発電運転中に、燃料電池モジュール11から可燃ガスである燃料が、万一筐体10a1内に流出したとしても、まず、気密的に形成された筐体10a1によりで外部への燃料流出を抑制する。そして、筐体10a1内に流出した燃料は、換気用排気口10dから換気排気用ダクト51を経て、煙突部53から外部へ排気される。
筐体10a1から空気層10a3に燃料が万一流出したとしても、空気層10a3は負圧化されているので、外側筐体10a2から外部へ燃料が流出することが抑制される。空気層10a3に流出した燃料は、換気ファン42によって筐体10a1に再び導入され、換気用排気口10dおよび換気排気用ダクト51を経て、煙突部53から外部へ排気される。
また、第1実施形態において、換気用排気部Aの合流部10fまたは、内管53a内に可燃ガス濃度センサ11gが設けられている。この合流部10fAは、筐体10a1内から排気される空気および空気層10a3から筐体10a1を介して排気される空気が必ず通過する場所である。そのため、筐体10a1内および空気層10a3内に流出した可燃ガスが存在すれば確実に検出することができる。
なお、第1実施形態において、合流部10fに可燃ガス濃度センサ11gが設けられるものとしたが、これに限定されず、例えば換気用排気口10dに設けられるものでもよい。
上述した説明から明らかなように、第1実施形態の燃料電池システムにおいては、燃料と酸化剤ガスとにより発電する燃料電池34を少なくとも具備する燃料電池モジュール11と、燃料電池モジュール11を全体的に覆うように形成され、内部の空気が換気ファン42によって外部に送出されることにより内部が負圧化される空気層10a3と、を備えている。
これによれば、燃料電池モジュール11から燃料が万一リーク(流出)しても、空気層10a3は負圧に保たれているので、空気層10a3から外部にリーク(流出)するのを抑制することができる。
また、燃料電池モジュール11を気密的に収容する筐体10a1と、筐体10a1を全体的に覆う外側筐体10a2と、をさらに備え、空気層10a3は、筐体10a1と外側筐体10a2との間に形成されている。
これによれば、燃料電池モジュール11から筐体10a1内に燃料がリーク(流出)し、さらに筐体10a1から空気層10a3へリークしても、空気層10a3は負圧に保たれているので、空気層10a3から外部にリーク(流出)するのを抑制することができる。このように、燃料電池モジュールからの燃料の流出抑制を2重構造とすることができる。
また、空気層10a3に設けられ筐体10a1の外部の空気を空気層10a3に導入する吸気用流路FP1と、空気層10a3に設けられ空気層10a3内の空気を筐体10a1内に導出する吸気口10cと、筐体10a1から筐体10a1内の空気を外部に導出する換気用排気部Aの合流部10fに設けられ、換気用排気部Aから導出される気体の可燃ガス濃度を検出する可燃ガス濃度センサ11gと、をさらに備えている。
これによると、筐体10a1内の空気を集めて外部に導出する換気用排気部Aの合流部10fまたは、内管53a内に可燃ガス濃度センサ11gが設けられている。そのため、万一筐体10a1内に可燃ガスが流出した場合でも、可燃ガスの流出を確実に検出することができ、燃料電池システムの安全性をさらに向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明による燃料電池システムの第2実施形態について図2に基づいて以下に説明する。
本第2実施形態の燃料電池システム200では、筐体10a1内が横隔壁10gによって、燃料電池モジュール11および熱交換器12を気密的に収容するモジュール室R1と換気エアが流通する冷却室R2とが区画形成されている。モジュール室R1には換気用排気口が設けられておらず、吸気口10cより導入された空気は、カソードエア供給管11cに導入されて、すべて排気管11dより燃焼排ガスとして外部に排気される。
すなわち、カソードエア供給管11cは、カソードエアを導入する導入部11c3である一端がモジュール室R1に連結されるとともに、他端が燃料電池モジュール11内の燃料電池34に連結されている。そして、カソードエア供給管11cの一端と他端との間の途中部分には、モジュール室R1外としての冷却室R2に配設され内部を流れるカソードエアを冷却する放熱部11c4が設けられている。
冷却室R2の一側壁10bには、空気層10a3と冷却室R2とを連通させる吸気口10hが設けられ、吸気口10hには吸気ファン44が設けられている。冷却室R2の一側壁10bとは反対側の壁には冷却室R2内の空気を空気層10a3に排出する排気口10iが設けられている。可燃ガス濃度センサ11gが、カソードエア供給管11cの導入部11c3の開口部前に設けられている。これらの点において第1実施例と相違し、その他の構成は同様であるので、同じ符号を付与して説明を省略する。吸気口10cは、外部の空気をモジュール室R1内に導入する換気用吸気部に相当する。
なお、吸気部10cに換気ファン42を設けるものとしたが、設けなくてもよい。その場合、カソードエアブロワ11c1が、送風装置に相当し、空気層10a3を負圧化する。
第2実施形態の燃料電池システム200では、筐体10a1を区画して燃料電池モジュール11を収容したモジュール室R1と冷却室R2とを設け、燃料電池34にカソードエアを供給するカソードエア供給管11cの放熱部11c4を冷却室R2に配設している。
そのため、高温発熱体である燃料電池モジュール11からの発熱で高温となったモジュール室R1内の空気を、カソードエア供給管11c内に吸引してカソードエア供給管11cの途中部分に形成された放熱部で放熱して温度を下げる。
これによって、燃料電池モジュール11自体の放熱を図るとともに、カソードエア供給管11cおよびカソードエアブロワ11c1が加熱するのを抑制することができる。
また、可燃ガス濃度センサ11gが、モジュール室R1内全体の空気を集めて吸引するモジュール室R1内のカソードエア供給管11cの導入部R1aに配置されているので、万一燃料電池モジュール11からモジュール室R1内に可燃ガスが流出した場合でも、モジュール室R1内への可燃ガスの流出を確実に検出することができる。その他の作用効果は、第1実施形態と同様である。
上述した説明から明らかなように、第2実施形態の燃料電池システム200は、燃料電池モジュール11内に設けられ、燃料電池34からのアノードオフガスを燃焼させる燃焼部36と、燃料電池モジュール11を収容する筐体10a1と、筐体10a1内に区画形成され燃料電池モジュール11を気密的に収納するモジュール室R1と、筐体10a1に設けられ筐体10a1の外部の空気をモジュール室R1内に導入する吸気口10cと、一端がモジュール室R1に連結されるとともに他端が燃料電池モジュール11内の燃料電池34に連結され、モジュール室R1内の空気を燃料電池34に供給するカソードエア供給管11cと、燃焼部36と筐体10a1の外部とを連通し、燃焼部36で生成された燃焼排ガスを筐体10a1の外部に導出する排気管11dと、をさらに備え、カソードエア供給管11cは、一端と他端との間の途中部分に形成されて、モジュール室R1外に配設され内部を流れる気体を冷却する放熱部11c4を備えている。
これによると、高温発熱体である燃料電池モジュール11からの発熱で高温となったモジュール室R1内の空気を、カソードエア供給管11c内に吸引してカソードエア供給管11cの途中部分に形成された放熱部11c4で放熱して温度を下げるので、燃料電池モジュール11の放熱を図るとともに、カソードエア供給管11cおよびカソードエアブロワ11c1が加熱することを抑制することができる。
また、モジュール室R1内のカソードエア供給管11cの導入部11c3に設けられ、カソードエア供給管11cに導入される気体の可燃ガス濃度を検出する可燃ガス濃度センサ11gをさらに備えている。
これによると、モジュール室R1内全体の空気を集めて吸引するモジュール室R1内のカソードエア供給管11cの導入部11c3に可燃ガス濃度センサ11gが設けられている。そのため、万一モジュール室R1内に可燃ガスが流出した場合でも、モジュール室R1内の可燃ガスの流出を確実に検出することができる。これにより燃料電池システムの安全性をさらに向上させることができる。
なお、第2実施形態において、可燃ガス濃度センサ11gを、カソードエア供給管11cの開口部前、すなわちモジュール室R1内のカソードエア供給管11cの導入部R1aに設けるものとしたが、これに限定されず、例えば、カソードエア供給管11c自体の導入部11c3に設けてもよい。
また、冷却室R2の吸気口10hを冷却室R2と空気層10a3とを連通させるものとしたが、これに限定されず、例えば、図3に示すように、外側筐体10a2まで開口部を貫通させて冷却室R2と外側筐体10a2の外部とを連通させてもよい。
また、排気口10iを冷却室R2と空気層10a3とを連通させるものとしたが、これに限定されず、例えば、図3に示すように、外側筐体10a2まで開口部を貫通させて冷却室R2と外側筐体10a2の外部とを連通させてもよい。また、吸気ファン44を、換気排気用ダクト51および燃焼排気用ダクト52が設けられた一側壁10b側に設けるものとしたが、これに限定されず、例えば、図3に示すように、一側壁10bの反対側の側壁に設けてもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明による燃料電池システムの第3実施形態について図4に基づいて以下に説明する。
本第3実施形態では、カソードエア供給管11cとの間で熱交換を行う熱交換装置17が冷却室R2に設けられている点において、第2実施形態と相違するその他の構成は第2実施形態と同様であるので、同じ符号を付与して説明を省略する。
本第3実施形態の燃料電池システム300は、水供給管11bと、カソードエア供給管11cとの間で熱交換を行う熱交換装置17が冷却室R2に設けられているので、カソードエア供給管11cが冷却室R2内で放熱(空冷)によりカソードエアを冷却するよりも効率的に冷却することができる。その他の作用効果は、第2実施形態と同様である。
上述した説明から明らかなように、本第3実施形態の燃料電池システムにおいては、改質用原料と改質水とから燃料を生成して燃料電池34に供給する改質部33と、改質部33に供給する改質水を貯水する水タンク14と、をさらに備え、カソードエア供給管11cの放熱部11c4を、改質部33で利用する改質水で冷却するように構成した。
これによると、改質部33で利用する改質水を使ってカソードエア供給管11cの放熱部11c4を冷却するので、空気中で放熱する場合よりも、さらに高効率で冷却することができる。また、既存の改質部33で利用する改質水の設備を使うことで、大きな設備を追加することのなく省コストの設備とすることができる。
なお、第3実施形態において、冷却室R2に熱交換装置17が設けられ、空気中への放熱と改質水による熱交換との両方を行うものとしたが、これに限定されず、例えば、冷却室R2のない筐体10a1内に熱交換装置17が設けられ、改質水との熱交換だけを行うものでもよい。
(第4実施形態)
次に、本発明による燃料電池システムの第4実施形態について図5に基づいて以下に説明する。
本第4実施形態の燃料電池システム400においては、外側筐体10a2が設けられておらず、筐体10a1と外側筐体との間に形成される空気層10a3が存在しない。モジュール室R1の吸気口10cに換気ファンが設けられていない。冷却室R2の吸気口10hおよび排気口10iが冷却室R2と外部とを連通するものである。これらの点において第2実施形態と相違する。その他の構成は第2実施形態の燃料電池システムと同様であるので、同じ符号を付与して説明を省略する。
本第4実施形態における燃料電池システム400によると、燃料電池34を気密的に収容する燃料電池モジュール11のケーシング31と、燃料電池モジュール11を気密的に収納する筐体10a1との間に空気層10a4が形成され、燃料電池モジュール11を全体的に覆うようになっている。そして、送風装置としてのカソードエアブロワ11c1がモジュール室R1内の空気をカソードエア供給管11cにより吸引して排気管11dにより外部に送出することで、モジュール室R1内が負圧化される。その他の作用効果は、第2実施形態と同様である。
上述した説明から明らかなように、第4実施形態の燃料電池システムにおいては、燃料と酸化剤ガスとにより発電する燃料電池34を少なくとも具備する燃料電池モジュール11と、燃料電池モジュール11を全体的に覆うように形成され、内部の空気がカソードエアブロワ11c1によって外部に送出されることにより内部が負圧化される空気層10a4と、を備えている。
これによれば、燃料電池モジュール11から燃料が万一リーク(流出)しても、空気層10a4は負圧に保たれているので、空気層10a4から外部にリーク(流出)するのを抑制することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明による燃料電池システムの第5実施形態について図6に基づいて以下に説明する。
本第5実施形態の燃料電池システム500においては、インバータ装置13および制御装置15が、筐体10a1の外に配設されインバータ装置13を収容するインバータ装置室R3に収容されている。インバータ装置室R3には冷却ファン45が設けられ外気によってインバータ装置13および制御装置15を冷却している。これらの点において第1実施形態と相違する。その他の構成は第1実施形態と同様であるので、同じ符号を付与して説明を省略する。
本第5実施形態の燃料電池システム500によると、インバータ装置13、制御装置15などの電気機器は、安定して冷却することが望ましい。そのため、高温の発熱体である燃料電池モジュール11が収容されている筐体10a1よりも、筐体10a1の外に配置されたインバータ装置室R3内に収容して冷却ファン45で冷却することで、効率的で安定した冷却を行うことができる。その他の作用効果は第1実施形態と同様である。
上述した説明から明らかなように、第5実施形態の燃料電池システムにおいては、燃料電池34からの直流電圧を所定の交流電圧に変換するインバータ装置13と、筐体10a1の外に配設されインバータ装置13を収容するインバータ装置室R3と、をさらに備えている。
これによると、温度が燃料電池モジュール11によって上昇し易い筐体10a1内と比べて比較的温度が安定している屋内の空気により、少なくともインバータ装置13を安定的に冷却することができる。
なお、本第5実施形態において、インバータ装置13とともに制御装置15を筐体10a1の外に配設されたインバータ装置室R3に収容したが、これに限定されず、例えば、制御装置15を筐体10a1内に収容し、インバータ装置13のみをインバータ装置室R3に収容するものでもよい。
斯様に、上記した実施の形態で述べた具体的構成は、本発明の一例を示したものにすぎず、本発明はそのような具体的構成に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の態様を採り得るものである。
10a1…筐体、10a2…外側筐体、10a3…空気層、10a4…空気層、10c…吸気口(空気導出部、換気吸気部)、10d…換気用排気口(換気用排気部)、10f…合流部(換気用排気部)、11…燃料電池モジュール、11c…カソードエア供給管、11c1…カソードエアブロワ(送風装置)、11c4…放熱部、11c3…導入部、11d…排気管、11g…可燃ガス濃度センサ(可燃ガス濃度検出装置)、13…インバータ装置、33…改質部、34…燃料電池、36…燃焼部、42…換気ファン、100,200,300,400,500…燃料電池システム、FP1…吸気用流路(空気導入部)、A…換気用排気部、R1…モジュール室、R1a…導入部、R3…インバータ装置室。

Claims (7)

  1. 燃料と酸化剤ガスとにより発電する燃料電池を少なくとも具備する燃料電池モジュールと、
    前記燃料電池モジュールを全体的に覆うように形成され、内部の空気が送風装置によって外部に送出されることにより前記内部が負圧化される空気層と、
    を備えている燃料電池システム。
  2. 前記燃料電池モジュールを気密的に収容する筐体と、
    前記筐体を全体的に覆う外側筐体と、
    をさらに備え、
    前記空気層は、前記筐体と前記外側筐体との間に形成されている請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 前記燃料電池モジュール内に設けられ、前記燃料電池からのアノードオフガスを燃焼させる燃焼部と、
    前記燃料電池モジュールを収容する筐体と、
    前記筐体内に区画形成され前記燃料電池モジュールを気密的に収納するモジュール室と、
    前記筐体に設けられ前記筐体の外部の空気を前記モジュール室内に導入する換気用吸気部と、
    一端が前記モジュール室に連結されるとともに他端が前記燃料電池モジュール内の前記燃料電池に連結され、前記モジュール室内の空気を前記燃料電池に供給するカソードエア供給管と、
    前記燃焼部と前記筐体の外部とを連通し、前記燃焼部で生成された燃焼排ガスを前記筐体の外部に導出する排気管と、をさらに備え、
    前記カソードエア供給管は、前記一端と前記他端との間の途中部分に形成されて、前記モジュール室外に配設され内部を流れる気体を冷却する放熱部を備えている請求項1または請求項2記載の燃料電池システム。
  4. 改質用原料と改質水とから燃料を生成して前記燃料電池に供給する改質部をさらに備え、
    前記カソードエア供給管の放熱部を、前記改質部で利用する前記改質水で冷却するように構成した請求項3記載の燃料電池システム。
  5. 前記燃料電池からの直流電圧を所定の交流電圧に変換するインバータ装置と、
    前記筐体の外に配設され前記インバータ装置を収容するインバータ装置室と、
    をさらに備えている請求項1乃至請求項4の何れか一項記載の燃料電池システム。
  6. 前記空気層に設けられ前記筐体の外部の空気を前記空気層に導入する空気導入部と、
    前記空気層に設けられ前記空気層内の空気を前記筐体内に導出する空気導出部と、
    前記筐体から前記筐体内の空気を外部に導出する換気用排気部と、
    前記換気用排気部に設けられ、前記換気用排気部から導出される気体の可燃ガス濃度を検出する可燃ガス濃度検出装置と、
    をさらに備えている請求項2記載の燃料電池システム。
  7. 前記モジュール室内の前記カソードエア供給管の導入部または前記カソードエア供給管自体の導入部に設けられ、前記カソードエア供給管に導入される気体の可燃ガス濃度を検出する可燃ガス濃度検出装置をさらに備えている請求項3記載の燃料電池システム。
JP2014134693A 2014-06-30 2014-06-30 燃料電池システム Active JP6405749B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014134693A JP6405749B2 (ja) 2014-06-30 2014-06-30 燃料電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014134693A JP6405749B2 (ja) 2014-06-30 2014-06-30 燃料電池システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016012526A true JP2016012526A (ja) 2016-01-21
JP6405749B2 JP6405749B2 (ja) 2018-10-17

Family

ID=55229103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014134693A Active JP6405749B2 (ja) 2014-06-30 2014-06-30 燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6405749B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101784929B1 (ko) * 2016-01-25 2017-10-12 삼성중공업 주식회사 전원공급장치
JP6229808B1 (ja) * 2017-04-19 2017-11-15 富士電機株式会社 燃料電池システム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006196265A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp パッケージ型発電装置とその換気制御方法
JP2008192347A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Kyocera Corp 燃料電池装置
JP2008300227A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Toshiba Corp 燃料電池装置およびこれを備えた電子機器システム
JP2009043526A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Panasonic Corp 燃料電池コージェネレーションシステム
JP2010269954A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Aisin Seiki Co Ltd 改質システムおよび燃料電池システム
WO2013122124A1 (ja) * 2012-02-17 2013-08-22 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 燃料電池システム
US20130252119A1 (en) * 2012-02-17 2013-09-26 Bloom Energy Corporation Solid Oxide Fuel Cell Stack Heat Treatment Methods and Apparatus

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006196265A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp パッケージ型発電装置とその換気制御方法
JP2008192347A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Kyocera Corp 燃料電池装置
JP2008300227A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Toshiba Corp 燃料電池装置およびこれを備えた電子機器システム
JP2009043526A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Panasonic Corp 燃料電池コージェネレーションシステム
JP2010269954A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Aisin Seiki Co Ltd 改質システムおよび燃料電池システム
WO2013122124A1 (ja) * 2012-02-17 2013-08-22 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 燃料電池システム
US20130252119A1 (en) * 2012-02-17 2013-09-26 Bloom Energy Corporation Solid Oxide Fuel Cell Stack Heat Treatment Methods and Apparatus

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101784929B1 (ko) * 2016-01-25 2017-10-12 삼성중공업 주식회사 전원공급장치
JP6229808B1 (ja) * 2017-04-19 2017-11-15 富士電機株式会社 燃料電池システム
WO2018193716A1 (ja) * 2017-04-19 2018-10-25 富士電機株式会社 燃料電池システム
JP2018181713A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 富士電機株式会社 燃料電池システム
KR20190042683A (ko) * 2017-04-19 2019-04-24 후지 덴키 가부시키가이샤 연료 전지 시스템
KR102187720B1 (ko) * 2017-04-19 2020-12-07 후지 덴키 가부시키가이샤 연료 전지 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP6405749B2 (ja) 2018-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6389658B2 (ja) 燃料電池システム
JP6318917B2 (ja) 燃料電池システム
JP5914862B2 (ja) 燃料電池システム
JP5847617B2 (ja) 燃料電池システム
JP6447014B2 (ja) 燃料電池システム
WO2017098787A1 (ja) 固体酸化物型燃料電池システム、及び固体酸化物型燃料電池システムの換気方法
EP2978058B1 (en) Fuel cell system
JP2017016916A (ja) 燃料電池システム
JP6405749B2 (ja) 燃料電池システム
JP5000867B2 (ja) 燃料電池発電システム
JP6350036B2 (ja) 燃料電池システム
JP5301437B2 (ja) 発電システム
JP6728759B2 (ja) コジェネレーションシステム
JP6313139B2 (ja) 燃料電池システム
JP2016011806A (ja) 燃焼排ガス排出装置
JP6701804B2 (ja) 燃料電池システム
JP6492485B2 (ja) 燃料電池システム
JP2012142112A (ja) 燃料電池装置
JP2002208427A (ja) 燃料電池用改質装置
JP2016046221A (ja) 燃料電池発電装置
JP6699232B2 (ja) 燃料電池システム
JP6424494B2 (ja) 燃料電池システム
JP2016011727A (ja) 配管接続装置
JP6750246B2 (ja) 燃料電池モジュール
JP6241362B2 (ja) 燃料電池システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180903

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6405749

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151