JP2018112962A - リニア電源 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力の低減と起動時間の短縮を両立する。【解決手段】リニア電源1は、入力電圧VINの入力端と出力電圧VOUTの出力端との間に接続された出力トランジスタ10と、出力電圧VOUT(またはこれに応じた帰還電圧VFB)が所定の基準電圧VREFと一致するように出力トランジスタ10を駆動するドライバ30と、出力電圧VOUTの立ち上がりと共に減少するドレイン電流Idを生成して起動時に増強すべき電流(例えばドライバ30の駆動電流Idrv)に足し合わせるデプレッション型NMOSFET40と、を有する。なお、デプレッション型NMOSFET40は、例えば、ドレインがドライバ30の出力段(具体的には駆動電流Idrvを生成する電流源32の出力端)に接続されており、ソースが出力電圧VOUTの出力端に接続されており、ゲートが定電圧の印加端(例えば接地端)に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、リニア電源に関する。
従来より、様々なデバイスの電源手段として、リニア電源(=LDO[low drop out]レギュレータなどのシリーズレギュレータ)が用いられている。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
特開2014−38541号公報
特に、近年では、デバイスの低消費電力化に伴い、これに搭載されるリニア電源についても、その消費電力の低減が進められている。
しかしながら、従来のリニア電源では、その消費電力を低減するために、出力段の駆動電流が常に小さく絞られていたので、起動時間(=出力電圧の立ち上げ開始から目標値到達までの所要時間)が長くなってしまっていた。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者により見出された上記課題に鑑み、消費電力の低減と起動時間の短縮を両立することのできるリニア電源を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されているリニア電源は、入力電圧の入力端と出力電圧の出力端との間に接続された出力トランジスタと、前記出力電圧またはこれに応じた帰還電圧が所定の基準電圧と一致するように前記出力トランジスタを駆動するドライバと、前記出力電圧の立ち上がりと共に減少するドレイン電流を生成して起動時に増強すべき電流に足し合わせるデプレッション型NMOSFETと、を有する構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成るリニア電源において、前記デプレッション型NMOSFETは、前記ドレイン電流を前記ドライバの駆動電流に足し合わせる構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成るリニア電源において、前記デプレッション型NMOSFETは、ドレインが前記ドライバの出力段に接続されており、ソースが前記出力電圧の出力端に接続されており、ゲートが定電圧の印加端に接続されている構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第3の構成から成るリニア電源において、前記定電圧は、前記出力電圧の立ち上げ開始時点において、前記デプレッション型NMOSFETのゲート・ソース間電圧がオンスレッショルド電圧以上となる電圧値に設定されている構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第4の構成から成るリニア電源において、前記定電圧は、接地電圧である構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第4の構成から成るリニア電源において、前記定電圧は、正電圧である構成(第6の構成)にしてもよい。
また、上記第6の構成から成るリニア電源において、前記正電圧は、前記出力電圧を分圧して生成される分圧電圧である構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第7いずれかの構成から成るリニア電源において、前記ドレイン電流は、遅くとも前記出力電圧が目標値に到達するまでにゼロ値となる構成(第8の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第7いずれかの構成から成るリニア電源において、前記ドレイン電流は、前記出力電圧が目標値に到達した後も流れ続ける構成(第9の構成)にしてもよい。
また、本明細書中に開示されているリニア電源は、入力電圧の入力端と出力電圧の出力端との間に接続された出力トランジスタと、前記出力電圧またはこれに応じた帰還電圧が所定の基準電圧と一致するように前記出力トランジスタを駆動するドライバと、前記出力電圧の立ち上がりと共に減少するドレイン電流を生成して前記出力電圧の出力端に流し込むデプレッション型NMOSFETと、を有する構成(第10の構成)とされている。
本明細書中に開示されている発明によれば、消費電力の低減と起動時間の短縮を両立することのできるリニア電源を提供することが可能となる。
リニア電源の第1実施形態を示す図 デプレッション型NMOSFETのId−Vgs特性図 第1実施形態における出力電圧の立ち上げ挙動を示すタイムチャート リニア電源の第2実施形態を示す図 第2実施形態における出力電圧の立ち上げ挙動を示すタイムチャート リニア電源の第3実施形態を示す図 リニア電源の第4実施形態を示す図 車両の外観図
<第1実施形態>
図1は、リニア電源の第1実施形態を示す図である。本実施形態のリニア電源1は、出力トランジスタ10と、出力分圧部20と、ドライバ30と、デプレッション型NMOSFET[N-channel type metal oxide semiconductor field effect transistor]40とを有し、入力電圧VINを降圧して所望の出力電圧VOUTを生成する。出力電圧VOUTは、後段の負荷2(=二次電源やマイコンなど)に供給されている。なお、出力電圧VOUTの出力端と接地端(=接地電圧0Vの印加端)との間には、出力電圧VOUTを平滑するための出力キャパシタ3を並列接続しておくとよい。リニア電源1は、例えば、IC内蔵の基準電圧源として用いることができる。
出力トランジスタ10は、入力電圧VINの入力端と出力電圧VOUTの出力端との間に接続されており、ドライバ30からのゲート信号G10に応じて導通度(裏を返せばオン抵抗値)が制御される。なお、本図の例では、出力トランジスタ10として、PMOSFET[P-channel type MOSFET]が用いられている。従って、ゲート信号G10が低いほど、出力トランジスタ10の導通度が高くなり、出力電圧VOUTが上昇する。逆に、ゲート信号G10が高いほど、出力トランジスタ10の導通度が低くなり、出力電圧VOUTが低下する。
出力分圧部20は、出力電圧VOUTの出力端と接地端との間に直列接続された抵抗21及び22(抵抗値:R1及びR2)を含み、両抵抗相互間の接続ノードから出力電圧VOUTに応じた帰還電圧VFB(=VOUT×{R2/(R1+R2)})を出力する。ただし、出力電圧VOUTがドライバ30の入力ダイナミックレンジに収まっていれば、出力分圧部20を割愛して出力電圧VOUTをドライバ30に直接入力しても構わない。
ドライバ30は、非反転入力端(+)に入力される帰還電圧VFBが反転入力端(−)に入力される所定の基準電圧VREFと一致するようにゲート信号G10を生成して出力トランジスタ10を駆動する。なお、ドライバ30は、その出力段を構成する回路要素として、PMOSFET31と電流源32を含む。
PMOSFET31は、入力電圧VINの入力端と出力トランジスタ10のゲートとの間に接続されており、帰還電圧VFBと基準電圧VREFとの差分値ΔV(=VFB−VREF)に応じて導通度が制御される。具体的には、差分値ΔVが高いほど、PMOSFET31の導通度が高くなり、ゲート信号G10が上昇する。逆に、差分値ΔVが低いほど、PMOSFET31の導通度が低くなり、ゲート信号G10が低下する。
電流源32は、出力トランジスタ10のゲートと接地端との間に接続されており、ドライバ30の駆動電流Idrvを生成する。なお、リニア電源1の消費電力を低減するためには、定常的に流れるドライバ30の駆動電流Idrvをできるだけ小さく絞っておくことが望ましい。
デプレッション型NMOSFET40は、出力電圧VOUTの立ち上がりと共に減少するドレイン電流Idを生成し、これを起動時に増強すべき電流(本図ではドライバ30の駆動電流Idrv)に足し合わせる電流ブースターとして機能する。その接続関係について述べると、デプレッション型NMOSFET40は、ドレインがドライバ30の出力段(具体的には駆動電流Idrvを生成する電流源32の出力端)に接続されており、ソースが出力電圧VOUTの出力端に接続されており、ゲートが定電圧V1(本図では接地電圧0V)の印加端に接続されている。
以下では、デプレッション型NMOSFET40の導入意義について詳細に説明する。
図2は、デプレッション型NMOSFET40のId−Vgs特性図である。図示のように、デプレッション型NMOSFET40は、負のオンスレッショルド電圧(=−Vth)を持っており、そのゲート・ソース間電圧Vgs(=V1−VOUT)が0Vであっても正のドレイン電流Id(いわゆるドレイン飽和電流Idss)を流すことができる。
上記の特性に鑑み、デプレッション型NMOSFET40を電流ブースターとして機能させるためには、出力電圧VOUTの立ち上げ開始時点(VOUT=0V)において、デプレッション型NMOSFET40のゲート・ソース間電圧Vgsがオンスレッショルド電圧(=−Vth)以上となるように、定電圧V1を適切な電圧値(例えばV1=0V)に設定しておけばよいことが分かる。
図3は、第1実施形態(V1=0V)における出力電圧VOUTの立ち上げ挙動を示すタイムチャートである。なお、本図中の実線は電流ブースターありの挙動を示しており、小破線は電流ブースターなしの挙動(従来挙動)を示している。
時刻t1において、リニア電源1が起動すると、出力電圧VOUTが0V付近から立ち上がり始める。ここで、VOUT=0Vであるときには、デプレッション型NMOSFET40のゲート・ソース間電圧Vgs(=−VOUT)も0Vとなる。
ただし、先にも述べたように、デプレッション型NMOSFET40は、負のオンスレッショルド電圧(=−Vth)を持っており、そのゲート・ソース間電圧Vgsが0Vであっても、正のドレイン電流Idを流すことができる。
従って、リニア電源1の起動時には、ドライバ30の出力段に流れる駆動電流を(Idrv+Id)まで増強することができるので、ゲート信号G10を素早く引き下げることが可能となり、延いては、出力電圧VOUTの立ち上げを高速化することが可能となる。
特に、出力トランジスタ10のゲート・ソース間に大きい寄生容量Cgsが付随している場合には、デプレッション型NMOSFET40の導入が有効となる。
その後、出力電圧VOUTが上昇し、時刻t2において、デプレッション型NMOSFET40のゲート・ソース間電圧Vgs(=−VOUT)がオンスレッショルド電圧(=−Vth)よりも低くなると、デプレッション型NMOSFET40がオフするので、ドレイン電流Idがゼロ値となる。その結果、時刻t2以降、ドライバ30の出力段には、電流源32で生成される駆動電流Idrvのみが流れる状態となり、出力電圧VOUTの上昇速度(=実線の傾き)が従来挙動のそれ(=小破線の傾き)と等しくなる。
なお、本図の例では、時刻t1〜t2に亘る電流ブースト動作により、リニア電源1の起動時間(=出力電圧VOUTが立ち上げ開始当初の初期値0Vから目標値Vtargetに到達するまでの所要時間)が、従来の「T1(=t4−t1)」から「T2(=t3−t1)」まで短縮されている。
このように、デプレッション型NMOSFET40を用いて、リニア電源1の起動時にのみ電流ブースト動作を行う構成であれば、リニア電源1の定常動作時における消費電流を不必要に増大させることなく、リニア電源1の起動時間を短縮することが可能となる。
また、本実施形態のリニア電源1であれば、実績のある既存回路にデプレッション型NMOSFET40を一つ追加するだけで、上記の電流ブースト動作を実現することができる、という点も大きなメリットであると言える。
<第2実施形態>
図4は、リニア電源の第2実施形態を示す図である。本実施形態のリニア電源1は、先出の第1実施形態(図1)をベースとしつつ、デプレッション型NMOSFET40のゲートに正の定電圧V1(>0V)を印加した構成とされている。
図5は、第2実施形態における出力電圧VOUTの立ち上げ挙動を示すタイムチャートである。なお、本図中の実線は第2実施形態(V1>0V)の挙動を示しており、大破線は第1実施形態(V1=0V)の挙動を示しており、小破線は電流ブースターなしの挙動(従来挙動)を示している。
本実施形態のリニア電源1であれば、VOUT>Vth+V1となるまで、デプレッション型NMOSFET40がオフしなくなる。すなわち、定電圧V1の電圧値に応じて、デプレッション型NMOSFET40のオフタイミングを任意に調整することができる。
また、本実施形態のリニア電源1であれば、起動時におけるデプレッション型NMOSFET40のゲート・ソース間電圧Vgsが正電圧(>0V)となるので、電流ブースト動作時のドレイン電流Idが第1実施形態のそれよりも大きくなる(図2を参照)。従って、出力電圧VOUTを第1実施形態よりも迅速に立ち上げることも可能となる。
なお、本図の例では、Vth+V1=Vtargetとなるように、定電圧V1の電圧値が設定されている。このような設定を行うことにより、出力電圧VOUTがその目標値Vtargetに到達するまで、ドレイン電流Idを流し続けることができる。従って、第1実施形態(大破線)と異なり、出力電圧VOUTの上昇途中で電流ブースト動作が終了しないので、電流ブースト動作の効果を最大限に享受することが可能となる。
特に、本図の例では、定電圧V1の最適化(V1=Vtarget−Vth)により、リニア電源1の起動時間が、第1実施形態の「T2(=t3−t1)」から「T3(=t2−t1)」までさらに短縮されている。
<第3実施形態>
図6は、リニア電源の第3実施形態を示す図である。本実施形態のリニア電源1は、先の第2実施形態(図4)をベースとしつつ、出力分圧部20に抵抗23(抵抗値:R3)を追加することにより、出力電圧VOUTを分圧して生成される分圧電圧(=VOUT×{(R1+R2)/(R1+R2+R3)})を正の定電圧V1として、デプレッション型NMOSFET40のゲートに印加した構成とされている。
本構成を採用することにより、別途新たに電源を用意することなく、抵抗23を一つ追加するだけで、デプレッション型NMOSFET40のゲートに正の定電圧V1を印加することが可能となる。
なお、本実施形態のリニア電源1では、Vgs=−α×VOUT(ただし、分圧比α={R3/(R1+R2+R3)})として表すことができる。
従って、α≦Vth/Vtargetを満たすように分圧比αを設定すると、ドレイン電流Idは、遅くとも出力電圧VOUTが目標値Vtargetに到達するまでにゼロ値となる。従って、リニア電源1の定常動作時における消費電流を不要に増大せずに済む。
逆に、α>Vth/Vtargetを満たすように分圧比αを設定すると、ドレイン電流Idは、出力電圧VOUTが目標値Vtargetに到達した後も、ゼロ値とならずに流れ続ける。このように、リニア電源1の定常動作中にデプレッション型NMOSFET40をフルオフさせる必要はなく、小さく絞られたドレイン電流Idを駆動電流Idrvに代えて(または駆動電流Idrvと共に)ドライバ30の出力段に流し続けても構わない。本構成を採用すれば、必要に応じて電流源32を割愛することができるので、リニア電源1の回路規模を縮小することが可能となる。
<第4実施形態>
図7は、リニア電源の第4実施形態を示す図である。本実施形態のリニア電源1は、先出の第1〜第3実施形態(図1、図4、図6)をベースとしつつ、ドライバ30の電流ブースターとして機能するデプレッション型NMOSFET40に代えて、出力トランジスタ10と並列にデプレッション型NMOSFET50を有する構成とされている。
デプレッション型NMOSFET50は、出力電圧VOUTの立ち上がりと共に減少するドレイン電流Idを生成し、これを出力電圧VOUTの出力端に流し込むことにより、出力電圧VOUTを直接的に持ち上げる出力ブースターとして機能する。その接続関係について述べると、デプレッション型NMOSFET50は、ドレインが入力電圧VINの入力端に接続されており、ソースが出力電圧VOUTの出力端に接続されており、ゲートが定電圧V1(本図では接地電圧0V)の印加端に接続されている。
例えば、負荷2が軽い場合(=負荷2が高インピーダンスであって負荷2に流れる電流が小さい場合)には、本実施形態で示したように、デプレッション型NMOSFET50を用いて出力電圧VOUTを直接的に持ち上げることも可能である。
なお、本実施形態では、第1〜第3実施形態のデプレッション型NMOSFET40に代えてデプレッション型NMOSFET50を設けた構成を例に挙げたが、デプレッション型NMOSFET40及び50の双方を設けても構わない。
<車両への適用>
図8は、車両Xの外観図である。本構成例の車両Xは、不図示のバッテリから電源電圧の供給を受けて動作する種々の電子機器X11〜X18を搭載している。なお、本図における電子機器X11〜X18の搭載位置は、図示の便宜上、実際とは異なる場合がある。
電子機器X11は、エンジンに関連する制御(インジェクション制御、電子スロットル制御、アイドリング制御、酸素センサヒータ制御、及び、オートクルーズ制御など)を行うエンジンコントロールユニットである。
電子機器X12は、HID[high intensity discharged lamp]やDRL[daytime running lamp]などの点消灯制御を行うランプコントロールユニットである。
電子機器X13は、トランスミッションに関連する制御を行うトランスミッションコントロールユニットである。
電子機器X14は、車両Xの運動に関連する制御(ABS[anti-lock brake system]制御、EPS[electric power steering]制御、電子サスペンション制御など)を行う制動ユニットである。
電子機器X15は、ドアロックや防犯アラームなどの駆動制御を行うセキュリティコントロールユニットである。
電子機器X16は、ワイパー、電動ドアミラー、パワーウィンドウ、ダンパー(ショックアブソーバー)、電動サンルーフ、及び、電動シートなど、標準装備品やメーカーオプション品として、工場出荷段階で車両Xに組み込まれている電子機器である。
電子機器X17は、車載A/V[audio/visual]機器、カーナビゲーションシステム、及び、ETC[electronic toll collection system]など、ユーザオプション品として任意で車両Xに装着される電子機器である。
電子機器X18は、車載ブロア、オイルポンプ、ウォーターポンプ、バッテリ冷却ファンなど、高耐圧系モータを備えた電子機器である。
なお、先に説明したリニア電源1は、電子機器X11〜X18のいずれにも組み込むことが可能である。
<その他の変形例>
なお、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本明細書中に開示されている発明は、車両関連機器、船舶関連機器、事務機器、ポータブル機器、ないしは、スマートフォンなどに利用することが可能である。
1 リニア電源
2 負荷
3 出力キャパシタ
10 出力トランジスタ(PMOSFET)
20 出力分圧部
21、22、23 抵抗
30 ドライバ
31 PMOSFET
32 電流源
40、50 デプレッション型NMOSFET
X 車両
X11〜X18 電子機器

Claims (10)

  1. 入力電圧の入力端と出力電圧の出力端との間に接続された出力トランジスタと、
    前記出力電圧またはこれに応じた帰還電圧が所定の基準電圧と一致するように前記出力トランジスタを駆動するドライバと、
    前記出力電圧の立ち上がりと共に減少するドレイン電流を生成して起動時に増強すべき電流に足し合わせるデプレッション型NMOSFETと、
    を有することを特徴とするリニア電源。
  2. 前記デプレッション型NMOSFETは、前記ドレイン電流を前記ドライバの駆動電流に足し合わせることを特徴とする請求項1に記載のリニア電源。
  3. 前記デプレッション型NMOSFETは、ドレインが前記ドライバの出力段に接続されており、ソースが前記出力電圧の出力端に接続されており、ゲートが定電圧の印加端に接続されていることを特徴とする請求項2に記載のリニア電源。
  4. 前記定電圧は、前記出力電圧の立ち上げ開始時点において、前記デプレッション型NMOSFETのゲート・ソース間電圧がオンスレッショルド電圧以上となる電圧値に設定されていることを特徴とする請求項3に記載のリニア電源。
  5. 前記定電圧は、接地電圧であることを特徴とする請求項4に記載のリニア電源。
  6. 前記定電圧は、正電圧であることを特徴とする請求項4に記載のリニア電源。
  7. 前記正電圧は、前記出力電圧を分圧して生成される分圧電圧であることを特徴とする請求項6に記載のリニア電源。
  8. 前記ドレイン電流は、遅くとも前記出力電圧が目標値に到達するまでにゼロ値となることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のリニア電源。
  9. 前記ドレイン電流は、前記出力電圧が目標値に到達した後も流れ続けることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のリニア電源。
  10. 入力電圧の入力端と出力電圧の出力端との間に接続された出力トランジスタと、
    前記出力電圧またはこれに応じた帰還電圧が所定の基準電圧と一致するように前記出力トランジスタを駆動するドライバと、
    前記出力電圧の立ち上がりと共に減少するドレイン電流を生成して前記出力電圧の出力端に流し込むデプレッション型NMOSFETと、
    を有することを特徴とするリニア電源。
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