JP7271227B2 - 電源回路 - Google Patents

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Description

本明細書中に開示されている発明は、電源回路に関する。
入力電圧から所望の出力電圧を生成することのできる電源回路は、様々なアプリケーション(車載機器、産業機器、事務機器、デジタル家電、ないし、ポータブル機器など)に搭載されている。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
特開2015-201170号公報
ところで、電源回路のリップルリジェクション特性(=電源回路の動作に起因して出力電圧に重畳する微小ノイズ(nV~μVオーダー)の除去特性)を高める従来手法としては、電源回路の駆動電流を増やして電源回路自体の特性を引き上げるか、若しくは、RCフィルタを用いて出力電圧を平滑化することが一般的である。
しかしながら、例えば、低消費電流化が求められるアプリケーションでは、前者の従来手法を採用することが難しい。一方、後者の従来手法では、出力電圧の立ち上がりが遅くなるので、システムの起動シーケンスに影響を与えるおそれがある。特に、RCフィルタに高抵抗を使用すると、低周波数帯域からリップルリジェクション特性を改善し得るが、電源回路の起動遅延が顕著となってしまう。また、電源回路の次段には、ハイインピーダンスノード(=トランジスタのゲートなど)しか接続できず、電流能力が制約される。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者により見出された上記課題に鑑み、起動遅延を招かずにリップルリジェクション特性を高めることのできる電源回路を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されている電源回路は、出力トランジスタを用いて入力電圧から安定化電圧を生成する出力回路と、抵抗及びキャパシタを用いて前記安定化電圧を平滑化することにより出力電圧を生成するフィルタ回路と、前記抵抗を介さず前記キャパシタに充電電流を流し込む充電回路と、を有する構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る電源回路において、前記充電回路は、前記安定化電圧と前記出力電圧とを比較して充電制御信号を生成する充電コンパレータと、前記充電制御信号に応じて前記充電電流をオン/オフする充電スイッチと、を含む構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第1または第2の構成から成る電源回路において、前記充電回路は、ソースが前記安定化電圧の印加端に接続されてドレインが前記出力電圧の印加端に接続されてゲートが前記出力トランジスタのゲートに接続されたPMOSFET[P-channel type metal-oxide-semiconductor field effect transistor]を含む構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第1~第3いずれかの構成から成る電源回路において、前記充電回路は、ドレインが前記安定化電圧の印加端に接続されてソースが前記出力電圧の印加端に接続されてゲートが所定のバイアス電圧の印加端に接続されたデプレッション型のNMOSFET[N-channel type MOSFET]を含む構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第1~第4いずれかの構成から成る電源回路において、前記充電回路は、アノードが前記安定化電圧の印加端に接続されてカソードが前記出力電圧の印加端に接続されたダイオードを含む構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第1~第5いずれかの構成から成る電源回路は、前記出力電圧が過充電検出閾値よりも高いときに前記抵抗を介さず前記キャパシタから放電電流を引き抜く放電回路をさらに有する構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記第6の構成から成る電源回路において、前記放電回路は、前記安定化電圧と前記出力電圧とを比較して前記放電電流を生成するカレントミラー型コンパレータを含む構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第6の構成から成る電源回路において、前記放電回路は、前記安定化電圧と前記出力電圧とを比較して放電制御信号を生成する放電コンパレータと、前記放電制御信号に応じて前記放電電流をオン/オフする放電スイッチと、を含む構成(第8の構成)にしてもよい。
また、本明細書中に開示されている電源装置は、内部基準電圧または内部電源電圧を生成する内部電源回路として、上記第1~第8いずれかの構成から成る電源回路を有する構成(第9の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されている車両は、上記第9の構成から成る電源装置と、前記電源装置から電力供給を受ける負荷と、を有する構成(第10の構成)とされている。
本明細書中に開示されている発明によれば、起動遅延を招かずにリップルリジェクション特性を高めることのできる電源回路を提供することが可能となる。
電源回路の比較例を示す図 電源回路の第1実施形態を示す図 電源回路の起動時における出力電圧の立ち上がり挙動を示す図 電源回路の第2実施形態を示す図 電源回路の第3実施形態を示す図 電源回路の第4実施形態を示す図 電源回路の第5実施形態を示す図 電源回路の第6実施形態を示す図 電源回路の第7実施形態を示す図 電源装置の一構成例を示す図 車両の外観を示す図
<電源回路(比較例)>
まず、電源回路の新規な実施形態を説明する前に、これと対比される比較例について、簡単に説明しておく。
図1は、電源回路の比較例を示す図である。本比較例の電源回路30は、入力電圧Vinを降圧した出力電圧Voutを生成するリニア電源であり、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタP31(=出力トランジスタ)と、オペアンプA31と、抵抗R31~R33と、キャパシタC31と、を有する。
トランジスタP31のソース及びバックゲートは、入力電圧Vinの入力端に接続されている。トランジスタP31のドレインと抵抗R32及びR33それぞれの第1端は、安定化電圧REGOの印加端に接続されている。抵抗R32の第2端は、抵抗R31の第1端に接続されている。抵抗R31の第2端は、接地端に接続されている。オペアンプA31の非反転入力端(+)は、抵抗R31及びR32相互間の接続ノード(=帰還電圧Vfbの印加端)に接続されている。オペアンプA31の反転入力端(-)は、参照電圧Vrefの印加端に接続されている。オペアンプA31の出力端は、トランジスタP31のゲートに接続されている。抵抗R33の第2端とキャパシタC31の第1端は、出力電圧Voutの出力端に接続されている。キャパシタC31の第2端は、接地端に接続されている。なお、抵抗R31及びR32を割愛し、帰還電圧Vfbとして出力電圧VoutをそのままオペアンプA31に帰還入力してもよい。
オペアンプA31は、安定化電圧REGOに応じた帰還電圧Vfb(=REGO×{R31/(R31+R32)})が所定の参照電圧Vrefと一致するようにトランジスタP31のゲート信号G31をリニア制御する。すなわち、トランジスタP31は、安定化電圧REGOがその目標値(=Vref×{(R31+R32)/R31})と一致するように、オン抵抗値が連続的に制御される。
このように、トランジスタP31、オペアンプA31、並びに、抵抗R31及びR32は、出力トランジスタ(=トランジスタP31)を用いて入力電圧Vinから安定化電圧REGOを生成する出力回路OUTとして機能する。
また、抵抗R33及びキャパシタC31は、安定化電圧REGOを平滑化することにより出力電圧Voを生成するフィルタ回路FLT(=RCローパスフィルタ)として機能する。このように、出力回路OUTの後段にフィルタ回路FLTを設けることにより、電源回路30の駆動電流を増やさずに、リップルリジェクション特性を高めることができる。
しかしながら、本比較例の電源回路30では、フィルタ回路FLTの導入により、出力電圧Voutの立ち上がりが遅くなるので、システムの起動シーケンスに影響を与えるおそれがある。特に、抵抗R33として高抵抗(例えば数MΩ程度)を使用すると、低周波数帯域(例えば10MHz程度)からリップルリジェクション特性を改善し得る反面、電源回路30の起動遅延が顕著となってしまう。
以下では、上記の課題を解消することのできる新規な実施形態について提案する。
<電源回路(第1実施形態)>
図2は、電源回路の第1実施形態を示す図である。第1実施形態の電源回路31では、先出の比較例(図1)をベースとしつつ、充電回路CHGが追加されている。充電回路CHGは、電源回路31の起動時に抵抗R33を介さずキャパシタC31に充電電流Icを流し込むための回路部であり、コンパレータCMP31と、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタP32を含む。
コンパレータCMP31は、安定化電圧REGOと出力電圧Voutとを比較して充電制御信号S31を生成する充電コンパレータであり、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタP33及びP34と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタN31及びN32と、電流源CS31と、を含む。
トランジスタP32~P34それぞれのソースは、入力電圧Vinの入力端に接続されている。トランジスタP33及びP34それぞれのゲートは、トランジスタP34のドレインに接続されている。トランジスタP33及びN31それぞれのドレインは、コンパレータCMP31の出力端(=充電制御信号S31の出力端)としてトランジスタP32のゲートに接続されている。トランジスタN32のドレインは、トランジスタP34のドレインに接続されている。トランジスタN31及びN32それぞれのソースは、電流源CS31の第1端に接続されている。電流源CS31の第2端は、接地端に接続されている。トランジスタN31のゲートは、コンパレータCMP31の反転入力端(-)として、安定化電圧REGOの印加端に接続されている。トランジスタN32のゲートは、コンパレータCMP31の非反転入力端(+)として、トランジスタP32のドレインとともに、出力電圧Voutの出力端(=キャパシタC31の第1端)に接続されている。
なお、コンパレータCMP31は、非反転入力端(+)に正のオフセット電圧V31が付与されるように、トランジスタN31及びN32それぞれのサイズ比が1:m(ただしm>1)に設計されている。従って、充電制御信号S31は、Vout+V31>REGOであるときにハイレベルとなり、Vout+V31<REGOであるときにローレベルとなる。なお、オフセット電圧V31は、電源回路31の回路特性に合わせて適切な電圧値(例えば数十mV)に設定すればよい。
トランジスタP32は、充電制御信号S31に応じて充電電流Icをオン/オフする充電スイッチであり、S31=LであるときにオンしてS31=Hであるときにオフする。
以下、電源回路31の起動時におけるキャパシタC31の充電動作について、より具体的に述べる。キャパシタC31が十分に充電されておらず、Vout+V31<REGOであるときには、S31=Lとなるので、トランジスタP32がオンする。従って、抵抗R33よりもインピーダンスの低いトランジスタP32を介して、キャパシタC31に充電電流Icが流し込まれる。
なお、トランジスタP32に流れる充電電流Icは、抵抗R33に流れる充電電流よりもはるかに大きい。従って、充電回路CHGが導入されていない場合と比べて、キャパシタC31を急速に充電し、出力電圧Voutを素早く立ち上げることが可能となる。
その後、キャパシタC31の充電が進み、Vout+V31>REGOになると、S31=Hとなるので、トランジスタP32がオフする。すなわち、充電回路CHGは、出力電圧Voutが目標値(=Vref×{(R31+R32)/R31})に達する前に、その役目を終えてキャパシタC31の充電動作を完了する。その結果、フィルタ回路FLTが有効に機能するようになるので、電源回路31の通常動作には何ら影響がない。
このように、電源回路31であれば、起動遅延を招くことなく、回路特性の限界を超えて、低周波数帯域からリップルリジェクション特性を高めることが可能となる。また、入力変動に対する耐性も向上する。
また、電源回路31の起動時以外でも、何らかの要因で出力電圧Voutが目標値から外れて低下したときには、充電回路CHGがキャパシタC31の急速充電を再開する。従って、出力電圧Voutの変動を最小限に抑えることが可能となる。
なお、本図では、充電回路CHGを形成するトランジスタP32~P34それぞれのソースを入力電圧Vinの入力端に接続したが、その接続先はこれに限定されるものではなく、例えば、トランジスタP32~P34それぞれのソースを安定化電圧REGOの印加端に接続してもよい。このような構成とすることにより、Vout>REGOになると、充電回路CHGが自動的に停止するので、特段の制御を要することなく、キャパシタC31の過充電を防止することができる。
図3は、電源回路31の起動時における出力電圧Voutの立ち上がり挙動を示す図であり、上から順に、入力電圧Vinと出力電圧Voutが描写されている。なお、出力電圧Voutについて、実線は充電回路CHGが導入されている場合の挙動を示しており、破線は充電回路CHGが導入されていない場合の挙動を示している。
本図で示したように、充電回路CHGの導入時における出力電圧Voutの起動時間T1は、充電回路CHGの未導入時における起動時間T2と比べて、大幅に短縮される。特に、低周波数帯域(例えば10MHz程度)からリップルリジェクション特性を向上するように、フィルタ回路FLTの回路定数を設計した場合、充電回路CHGを導入しなければ、起動時間T2が数百秒となってしまうので現実的ではないが、充電回路CHGを導入すれば、起動時間T1は僅か数十μs程度で済む。
図4は、電源回路の第2実施形態を示す図である。第4実施形態の電源回路32では、先出の第1実施形態(図2)をベースとしつつ、トランジスタP31とオペアンプA31に代えて、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタN33~N35が用いられている。なお、トランジスタN33及びN34はエンハンスメント型であり、トランジスタN35はデプレッション型である。
接続関係の変更点について述べる。トランジスタN33及びN35それぞれのドレインは、入力電圧Vinの入力端に接続されている。トランジスタN33のソース及びバックゲートは、安定化電圧REGOの印加端に接続されている。トランジスタN34のドレインとトランジスタN35のソース、ゲート及びバックゲートは、トランジスタN33のゲートに接続されている。トランジスタN34のソース及びバックゲートは、接地端に接続されている。トランジスタN34のゲートは、抵抗R31及びR32相互間の接続ノード(=帰還電圧Vfbの印加端)に接続されている。
トランジスタN34及びN35は、安定化電圧REGOに応じた帰還電圧VfbがトランジスタN34のゲート・ソース間電圧Vgsと一致するように、トランジスタN33のゲート制御を行う。すなわち、トランジスタN33は、安定化電圧REGOがその目標値(=Vgs×{(R31+R32)/R31})と一致するように、オン抵抗値が連続的に制御される。
このように、出力回路OUTとしては、エンハンスメント型のトランジスタN34とデプレッション型のトランジスタN35を組み合わせた基準電圧源を用いてもよい。
<電源回路(第3実施形態)>
図5は、電源回路の第3実施形態を示す図である。第3実施形態の電源回路33では、先出の第1実施形態(図2)をベースとしつつ、充電回路CHGの構成要素として、抵抗R33と並列に、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタP35が追加されている。
接続関係について具体的に述べる。トランジスタP35のソースは、安定化電圧REGOの印加端に接続されている。トランジスタP35のドレインは、出力電圧Voutの印加端に接続されている。トランジスタP35のゲートは、トランジスタP31のゲートに接続されている。
例えば、安定化電圧REGOの目標値が3Vであり、入力電圧Vinがこれよりも低い2Vである場合を考える。この場合、オペアンプA31は、トランジスタP31をフルオンしようとするので、ゲート信号G31が0Vまで引き下げられる。その結果、トランジスタP35のゲート・ソース間電圧が2Vとなるので、トランジスタP35がオンする。
次に、例えば、安定化電圧REGOの目標値が3Vであり、入力電圧Vinがこれよりも高い4Vである場合を考える。この場合、オペアンプA31の出力帰還制御により、トランジスタP31のゲート・ソース間電圧が1V程度に維持されるので、ゲート信号G31は3V程度となる。その結果、トランジスタP35のゲート・ソース間電圧は、ほぼ0Vとなるので、トランジスタP35はオンしない。
このように、電源回路33では、入力電圧Vinが安定化電圧REGOの目標値よりも低いときにトランジスタP35がオンする。従って、入力電圧Vinの投入直後には、高インピーダンスの抵抗R33をバイパスすることができるので、キャパシタC31を急速に充電することが可能となる。
なお、本図では、先出の第1実施形態(図2)をベースとしたが、例えば、充電回路CHGの構成要素として、コンパレータCMP31とトランジスタP32を割愛し、トランジスタP35を単独で用いることも可能である。
また、改めて図示はしないが、先出の第2実施形態(図4)をベースとしつつ、トランジスタP35を追加することも可能である。
<電源回路(第4実施形態)>
図6は、電源回路の第4実施形態を示す図である。第4実施形態の電源回路34では、先出の第1実施形態(図2)をベースとしつつ、充電回路CHGの構成要素として、抵抗R33と並列に、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタN36が追加されている。なお、トランジスタN36は、デプレッション型であり、そのオンスレッショルド電圧Vthは負値(Vth<0V)である。
接続関係について具体的に述べる。トランジスタN36のドレインは、安定化電圧REGOの印加端に接続されている。トランジスタN36のソースは、出力電圧Voutの印加端に接続されている。トランジスタN36のゲートは、バイアス電圧VBの印加端に接続されている。
トランジスタN36は、Vout<VB-Vthであるときにオンし、Vout>VB-Vthであるときにオフする。例えば、VB=2.7V、Vth=-0.3Vとした場合、出力電圧Voutが3Vよりも低いときにトランジスタN36がオンする。従って、キャパシタC31が十分に充電されていない電源回路34の起動時には、高インピーダンスの抵抗R33をバイパスすることができるので、キャパシタC31を急速に充電することが可能となる。
なお、本図では、先出の第1実施形態(図2)をベースとしたが、例えば、充電回路CHGの構成要素として、コンパレータCMP31とトランジスタP32を割愛し、トランジスタN36を単独で用いることも可能である。
また、改めて図示はしないが、先出の第2実施形態(図4)又は第3実施形態(図5)をベースとしつつ、トランジスタN36を追加することも可能である。
<電源回路(第5実施形態)>
図7は、電源回路の第5実施形態を示す図である。第5実施形態の電源回路35では、先出の第1実施形態(図2)をベースとしつつ、充電回路CHGの構成要素として、抵抗R33と並列に、ダイオードD31(順方向降下電圧:Vf)が追加されている。
接続関係について具体的に述べる。ダイオードD31のアノードは、安定化電圧REGOの印加端に接続されている。ダイオードD31のカソードは、出力電圧Voutの印加端に接続されている。ダイオードD31としては、例えば、順方向降下電圧Vfの低いショットキーバリアダイオードが好適である。
ダイオードD31は、Vout<REGO-Vfであるときに順バイアスとなり、Vout>REGO-Vfであるときに逆バイアスとなる。従って、キャパシタC31が十分に充電されていない電源回路35の起動時には、高インピーダンスの抵抗R33をバイパスすることができるので、キャパシタC31を急速に充電することが可能となる。
なお、本図では、先出の第1実施形態(図2)をベースとしたが、例えば、充電回路CHGの構成要素として、コンパレータCMP31とトランジスタP32を割愛し、ダイオードD31を単独で用いることも可能である。
また、改めて図示はしないが、先出の第2実施形態(図4)、第3実施形態(図5)、若しくは、第4実施形態(図6)をベースとしつつ、ダイオードD31を追加することも可能である。
<電源回路(第6実施形態)>
図8は、電源回路の第6実施形態を示す図である。第6実施形態の電源回路36では、先出の第1実施形態(図2)をベースとしつつ、放電回路DCHGが追加されている。放電回路DCHGは、出力電圧Voutが所定の過充電検出閾値よりも高いときに抵抗R33を介さずキャパシタC31から放電電流Idを引き抜くための回路部であり、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ36及び37と、電流源CS32とを含む。
トランジスタP36のソース及びバックゲートは、安定化電圧REGOの印加端に接続されている。トランジスタP36及びP37それぞれのゲートは、トランジスタP36のドレインに接続されている。トランジスタP36のドレインは、電流源CS32の第1端に接続されている。トランジスタP37のドレインと電流源CS32の第2端は、接地端に接続されている。トランジスタP37のソース及びバックゲートは、出力電圧Voutの出力端(=キャパシタC31の第1端)に接続されている。
このように接続されたトランジスタP36及びP37と電流源CS32は、安定化電圧REGOと出力電圧Voutとを比較して放電電流Idを生成するカレントミラー型コンパレータとして機能する。
特に、放電回路DCHGでは、安定化電圧REGO側に正のオフセット電圧V32が付与されるように、トランジスタP36及びP37それぞれのサイズ比がn:1(ただしn>1)に設計されている。従って、放電電流Idは、Vout>REGO+V32であるときにオンし、Vout<REGO+V32であるときにオフする。なお、オフセット電圧V31は、電源回路31の回路特性に合わせて適切な電圧値(例えば数十mV)に設定すればよい。
以下、放電回路DCHGの導入意義について具体的に説明する。例えば、安定化電圧REGOの目標値(延いては出力Voutの目標値)が3Vであり、充電回路CHG及び放電回路DCHGそれぞれに設定されたオフセット電圧V31及びV32が0.02Vである場合を考える。
この場合、理想的には、出力電圧Voutが2.98Vに達した時点(すなわち、出力電圧Voutが目標値に達する直前)で、充電回路CHGによるキャパシタC31の充電動作が完了するはずである。しかしながら、コンパレータCMP31の周波数特性によっては、出力電圧Voutが2.98Vに達した後も、充電回路CHGによるキャパシタC31の充電動作が完了せず、キャパシタC31が過充電状態となり、出力電圧Voutのオーバーシュート(=本来の目標値を逸脱して異常上昇した状態)を招くおそれがある。
特に、無負荷状態でキャパシタC31の過充電が生じた場合、放電回路DCHGが設けられていなければ、高インピーダンスの抵抗R33を介してキャパシタC31を放電するしかなく、出力電圧Voutのオーバーシュートを解消するまでに長時間を要する。
これに対して、放電回路DCHGを導入した電源回路36であれば、出力電圧Voutが3.02Vに達した時点で、放電回路DCHGによるキャパシタC31の放電動作が開始される。従って、高インピーダンスの抵抗R33を介さずにキャパシタC31を急速に放電することができるので、出力電圧Voutのオーバーシュート解消時間を短縮することが可能となる。
以上をまとめると、Vout<REGO-V31であるときには、充電回路CHGによるキャパシタC31の急速充電動作が行われる一方、Vout>REG+V32であるときには、放電回路DCHGによるキャパシタC32の急速放電動作が行われる。従って、起動遅延の解消とオーバーシュートの抑制を両立することが可能となる。
また、REGO-V31<Vout<REGO+V32であるときには、充電回路CHG及び放電回路DCHGの双方が無効となる。従って、出力電圧Voutが目標値近傍であるときには、フィルタ回路FLTが有効に機能するようになるので、電源回路36の通常動作には何ら影響がない。
なお、トランジスタP37には、ゲート抵抗を挿入してもよい。また、トランジスタP36及びP37のサイズ比により所望のオフセット電圧V32を設定することが難しい場合には、例えば、トランジスタP36及びP37の素子構造や不純物濃度等を相異ならしめ、それぞれのオンスレッショルド電圧に差を持たせることにより、所望のオフセット電圧V32を設定してもよい。例えば、低耐圧素子(LVMOS)と高耐圧素子(HVMOS)は、素子構造の違いからそれぞれのオンスレッショルド電圧に1V程度の差がある。従って、トランジスタP36を低耐圧素子で形成し、トランジスタP37を高耐圧素子で形成すれば、容易に1V程度のオフセット電圧V32を設定することが可能となる。
また、電源回路36の起動時以外でも、何らかの要因で出力電圧Voutが目標値から外れて上昇したときには、放電回路DCHGがキャパシタC31の急速放電を再開する。従って、出力電圧Voutの変動を最小限に抑えることが可能となる。
また、改めて図示はしないが、先出の第2実施形態(図4)、第3実施形態(図5)、第4実施形態(図6)、若しくは、第5実施形態(図7)をベースとしつつ、本実施形態の放電回路DCHGを追加することも可能である。
<電源回路(第7実施形態)>
図9は、電源回路の第7実施形態を示す図である。第7実施形態の電源回路37では、先出の第6実施形態(図8)をベースとしつつ、放電回路DCHGの構成要素として、先出のトランジスタP36及びP37と電流源CS32に代えて、コンパレータCMP32と、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタP38と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタN37及びN38と、を含む。
コンパレータCMP32は、安定化電圧REGOと出力電圧Voutとを比較して放電制御信号S32を生成する放電コンパレータであり、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタP39及びP3Aと、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタN39及びN3Aと、電流源CS33と、を含む。
トランジスタP38~P3Aそれぞれのソースは、入力電圧Vinの入力端に接続されている。トランジスタP39及びP3Aそれぞれのゲートは、トランジスタP39のドレインに接続されている。トランジスタP3A及びN3Aそれぞれのドレインは、コンパレータCMP32の出力端(=放電制御信号S32の出力端)としてトランジスタP38のゲートに接続されている。トランジスタN39のドレインは、トランジスタP39のドレインに接続されている。トランジスタN39及びN3Aそれぞれのソースは、電流源CS33の第1端に接続されている。電流源CS33の第2端は、接地端に接続されている。トランジスタN39のゲートは、コンパレータCMP32の非反転入力端(+)として、安定化電圧REGOの印加端に接続されている。トランジスタN3Aのゲートは、コンパレータCMP32の反転入力端(-)として、トランジスタN38のドレインとともに、出力電圧Voutの出力端(=キャパシタC31の第1端)に接続されている。トランジスタP38のドレインは、トランジスタN37のドレインに接続されている。トランジスタN37及びN38それぞれのゲートは、トランジスタN37のドレインに接続されている。トランジスタN37及びN38それぞれのソースは、接地端に接続されている。
なお、コンパレータCMP32は、非反転入力端(+)に正のオフセット電圧V32が付与されるように、トランジスタN39及びN3Aそれぞれのサイズ比がn:1(ただしn>1)に設計されている。従って、放電制御信号S32は、REGO+V32>Voutであるときにハイレベルとなり、REGO+V32<Voutであるときにローレベルとなる。なお、オフセット電圧V32は、電源回路37の回路特性に合わせて適切な電圧値(例えば数十mV)に設定すればよい。
トランジスタP38は、放電制御信号S32に応じて放電電流Idをオン/オフする放電スイッチであり、S32=LであるときにオンしてS32=Hであるときにオフする。
トランジスタN37及びN38は、トランジスタP38のドレイン電流をミラーして放電電流Idを生成するカレントミラー回路を形成している。なお、放電電流Idの生成手段としては、カレントミラー回路に代えて、例えば、ソース接地回路、または、エミッタ接地回路を用いてもよい。
以下、放電回路DCHGによるキャパシタC31の放電動作について、より具体的に述べる。例えば、充電回路CHGの過渡応答に起因してキャパシタC31が過充電に陥り、Vout>REGO+V32になると、S32=Lとなるので、トランジスタP38がオンする。従って、抵抗R33よりもインピーダンスの低いトランジスタN38を介して、キャパシタC31から放電電流Idが引き抜かれる。
なお、トランジスタN38に流れる放電電流Idは、抵抗R33に流れる放電電流よりもはるかに大きい。従って、放電回路DCHGが導入されていない場合と比べて、キャパシタC31を急速に放電し、出力電圧Voutを素早く目標値に戻すことが可能となる。
その後、キャパシタC31の放電が進み、Vout<REGO+V32になると、S32=Hとなるので、トランジスタP38がオフする。すなわち、放電回路DCHGは、その役目を終えてキャパシタC31の放電動作を完了する。その結果、フィルタ回路FLTが有効に機能するようになるので、電源回路37の通常動作には何ら影響がない。
このように、電源回路37であれば、先出の第6実施形態(図8)と同様の作用・効果を享受することができる。
また、改めて図示はしないが、先出の第2実施形態(図4)、第3実施形態(図5)、第4実施形態(図6)、若しくは、第5実施形態(図7)をベースとしつつ、本実施形態の放電回路DCHGを追加することも可能である。
<電源装置>
図10は、電源装置の一構成例を示す図である。本構成例の電源装置100は、入力電圧VIN(例えば3~45V)を降圧して所望の出力電圧VOUT(例えば3.3Vまたは5V)を生成する高耐圧LDOレギュレータであり、第1電源回路110と、第2電源回路120を有する。
第1電源回路110は、入力電圧VINを降圧して内部電源電圧VREG(例えば4~5V)を生成する内部電源回路である。なお、第1電源回路110としては、これまでに説明してきた電源回路31~37を好適に用いることができる。その場合、VIN=Vin、VREG=Voutとして理解すればよい。
第2電源回路120は、入力電圧VINを降圧して出力電圧VOUTを生成するリニア電源であり、出力トランジスタ121(=エンハンスメント型PMOSFET)と、オペアンプ122と、抵抗123及び124(抵抗値R1及びR2)と、を含む。
出力トランジスタ121のソース及びバックゲートは、入力電圧VINの入力端に接続されている。出力トランジスタ121のドレインと抵抗124の第1端は、出力電圧VOUTの出力端に接続されている。抵抗124の第2端は、抵抗123の第1端に接続されている。抵抗123の第2端は、接地端に接続されている。オペアンプ122の非反転入力端(+)は、抵抗123及び124相互間の接続ノード(=帰還電圧VFBの印加端)に接続されている。オペアンプ122の反転入力端(-)は、参照電圧VREF(例えば1V)の印加端に接続されている。オペアンプ122の出力端は、出力トランジスタ121のゲートに接続されている。なお、抵抗123及び124を割愛し、帰還電圧VFBとして出力電圧VOUTをそのままオペアンプ122に帰還入力することも可能である。
上記したオペアンプ122は、出力電圧VOUTに応じた帰還電圧VFB(=VOUT×{R1/(R1+R2)})が所定の参照電圧VREFと一致するように、出力トランジスタ121のゲート制御を行う。すなわち、出力トランジスタ121は、出力電圧VOUTがその目標値(=VREF×{(R1+R2)/R1})と一致するように、オン抵抗値が連続的に制御される。
ここで、オペアンプ122などの制御系回路には、入力電圧VINではなく、これを降圧した内部電源電圧VREGが供給されている。このような構成とすることにより、制御系回路は、入力電圧VINが印加される出力トランジスタ121よりも耐圧の低い素子で形成することができるので、その回路面積を縮小することが可能となる。
なお、これまでに説明してきた電源回路31~37は、入力電圧VIN(または内部電源電圧VREG)から参照電圧VREF(=内部基準電圧)を生成する手段として適用することもできる。その場合、VIN(またはVREG)=Vin、VREF=Voutとして理解すればよい。
また、改めて図示はしないが、第2電源回路120としては、リニア電源に代えてスイッチング電源を用いてもよい。
<車両への適用>
図11は、車両の外観を示す図である。本構成例の車両Xは、不図示のバッテリーから電力供給を受けて動作する種々の電子機器X11~X18を搭載している。なお、本図における電子機器X11~X18の搭載位置は、図示の便宜上、実際と異なる場合がある。
電子機器X11は、エンジンに関連する制御(インジェクション制御、電子スロットル制御、アイドリング制御、酸素センサヒータ制御、及び、オートクルーズ制御など)を行うエンジンコントロールユニットである。
電子機器X12は、HID[high intensity discharged lamp]やDRL[daytime running lamp]などの点消灯制御を行うランプコントロールユニットである。
電子機器X13は、トランスミッションに関連する制御を行うトランスミッションコントロールユニットである。
電子機器X14は、車両Xの運動に関連する制御(ABS[anti-lock brake system]制御、EPS[electric power steering]制御、電子サスペンション制御など)を行う制動ユニットである。
電子機器X15は、ドアロックや防犯アラームなどの駆動制御を行うセキュリティコントロールユニットである。
電子機器X16は、ワイパー、電動ドアミラー、パワーウィンドウ、ダンパー(ショックアブソーバー)、電動サンルーフ、及び、電動シートなど、標準装備品やメーカーオプション品として、工場出荷段階で車両Xに組み込まれている電子機器である。
電子機器X17は、車載A/V[audio/visual]機器、カーナビゲーションシステム、及び、ETC[electronic toll collection system]など、ユーザオプション品として任意で車両Xに装着される電子機器である。
電子機器X18は、車載ブロア、オイルポンプ、ウォーターポンプ、バッテリ冷却ファンなど、高耐圧系モータを備えた電子機器である。
先に説明した電源装置100は、電子機器X11~X18のいずれにも組み込むことが可能である。
<その他の変形例>
なお、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。例えば、バイポーラトランジスタとMOS電界効果トランジスタとの相互置換や、各種信号の論理レベル反転は任意である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本明細書中に開示されている発明は、様々なアプリケーション(車載機器、産業機器、事務機器、デジタル家電、ないし、ポータブル機器など)に搭載される電源回路に利用することが可能である。
30~37 電源回路
100 電源装置(高耐圧LDOレギュレータ)
110 第1電源回路
120 第2電源回路
121 出力トランジスタ(エンハンスメント型PMOSFET)
122 オペアンプ
123、124 抵抗
A31 オペアンプ
C31 キャパシタ
CHG 充電回路
CMP31、CMP32 コンパレータ
CS31~CS33 電流源
D31 ダイオード
DCHG 放電回路
FLT フィルタ回路
G31 ゲート信号
N31~N3A Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
OUT 出力回路
P31~P3A Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ
R31~R33 抵抗
X 車両
X11~X18 電子機器

Claims (10)

  1. 出力トランジスタを用いて入力電圧から安定化電圧を生成する出力回路と、
    抵抗及びキャパシタを用いて前記安定化電圧を平滑化することにより出力電圧を生成するフィルタ回路と、
    前記抵抗を介さず前記キャパシタに充電電流を流し込む充電回路と、
    を有し、
    前記充電回路は、ソースが前記安定化電圧の印加端に接続されてドレインが前記出力電圧の印加端に接続されてゲートが前記出力トランジスタのゲートに接続されたPMOSFETを含む、電源回路。
  2. 前記充電回路は、前記安定化電圧と前記出力電圧とを比較して充電制御信号を生成する充電コンパレータと、前記充電制御信号に応じて前記充電電流をオン/オフする充電スイッチと、を含む請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記充電回路は、ドレインが前記安定化電圧の印加端に接続されてソースが前記出力電圧の印加端に接続されてゲートが所定のバイアス電圧の印加端に接続されたデプレッション型のNMOSFETを含む、請求項1又は請求項2に記載の電源回路。
  4. 出力トランジスタを用いて入力電圧から安定化電圧を生成する出力回路と、
    抵抗及びキャパシタを用いて前記安定化電圧を平滑化することにより出力電圧を生成するフィルタ回路と、
    前記抵抗を介さず前記キャパシタに充電電流を流し込む充電回路と、
    を有し、
    前記充電回路は、ドレインが前記安定化電圧の印加端に接続されてソースが前記出力電圧の印加端に接続されてゲートが所定のバイアス電圧の印加端に接続されたデプレッション型のNMOSFETを含む電源回路。
  5. 前記充電回路は、アノードが前記安定化電圧の印加端に接続されてカソードが前記出力電圧の印加端に接続されたダイオードを含む請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の電源回路。
  6. 前記出力電圧が過充電検出閾値よりも高いときに前記抵抗を介さず前記キャパシタから放電電流を引き抜く放電回路をさらに有する請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の電源回路。
  7. 出力トランジスタを用いて入力電圧から安定化電圧を生成する出力回路と、
    抵抗及びキャパシタを用いて前記安定化電圧を平滑化することにより出力電圧を生成するフィルタ回路と、
    前記抵抗を介さず前記キャパシタに充電電流を流し込む充電回路と、
    前記出力電圧が過充電検出閾値よりも高いときに前記抵抗を介さず前記キャパシタから放電電流を引き抜く放電回路と、
    を有し、
    前記放電回路は、前記安定化電圧と前記出力電圧とを比較して前記放電電流を生成するカレントミラー型コンパレータを含む電源回路。
  8. 前記放電回路は、前記安定化電圧と前記出力電圧とを比較して放電制御信号を生成する放電コンパレータと、前記放電制御信号に応じて前記放電電流をオン/オフする放電スイッチと、を含む、請求項6又は請求項7に記載の電源回路。
  9. 内部基準電圧または内部電源電圧を生成する内部電源回路として、請求項1~請求項8のいずれか一項に記載の電源回路を有する電源装置。
  10. 請求項9に記載の電源装置と、
    前記電源装置から電力供給を受ける負荷と、
    を有する、車両。
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