JP2018112947A - 表示システム、表示方法、及び表示プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】管理対象に関する管理状態の時間的変動を把握することが可能になる、表示システム、表示方法、及び表示プログラムを提供すること。【解決手段】管理対象に関する情報を表示する表示システム1であって、管理対象の管理状態を時間単位毎に特定する管理状態情報を生成するための生成用情報を所定方法で取得する取得部51aと、取得部51aにて取得された生成用情報に基づいて、管理状態情報を複数生成する生成部51bと、生成部51bにて生成された複数の管理状態情報を、時間単位毎に相互に対比可能となるようにディスプレイ30によって表示させる表示制御部51cと、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、表示システム、表示方法、及び表示プログラムに関する。
従来、看護の管理に関する情報を分析して表示するシステムとして、看護管理システムのデータに格納されている病床稼働率を示す情報の中から各病棟に対応する病床稼働率を示す情報を分類又は抽出し、当該分類又は抽出した病床稼働率を示す情報を病棟毎に表示するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−153246号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、上述したように、上記分類又は抽出した病床稼働率を示す情報を病棟毎に表示するものに過ぎなかったので、上記分類又は抽出した病床稼働率の時間的変動を把握することが難しいため、看護の如き管理対象に関する管理状態の時間的変動を把握する観点から、改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、管理対象に関する管理状態の時間的変動を把握することが可能になる、表示システム、表示方法、及び表示プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の表示システムは、管理対象に関する情報を表示する表示システムであって、前記管理対象の管理状態を時間単位毎に特定する管理状態情報を生成するための生成用情報を所定方法で取得する取得手段と、前記取得手段にて取得された前記生成用情報に基づいて、前記管理状態情報を複数生成する生成手段と、前記生成手段にて生成された前記複数の管理状態情報を、時間単位毎に相互に対比可能となるように表示手段によって表示させる表示制御手段と、を備えた。
請求項2に記載の表示システムは、請求項1に記載の表示システムにおいて、前記生成用情報は、前記管理対象を利用した利用者における時間単位毎の利用内容を示す利用内容情報を含み、前記生成手段は、前記取得手段によって取得された前記利用内容情報に基づいて、日時毎の管理対象の稼働率を複数算出し、当該算出した前記複数の稼働率をフーリエ変換することで得られる周波数スペクトルを示す稼働率スペクトル情報を前記管理状態情報として複数生成し、前記表示制御手段は、前記日時に基づいて所定方法により算出される周期又は前記周波数スペクトルの一方を縦軸にすると共に、前記周期又は前記周波数スペクトルの他方を横軸にするグラフに、前記生成手段にて生成された前記複数の稼働率スペクトル情報の各々を対応する前記周期と関連付けて表示させる。
請求項3に記載の表示システムは、請求項2に記載の表示システムにおいて、前記管理対象は、医療施設であり、前記利用内容情報は、前記利用者が罹っている疾患を示す疾患情報、又は前記利用者が診療を受けた診療科を示す診療科情報の少なくともいずれか一方を含み、前記表示制御手段は、前記表示手段に表示された前記複数の稼働率スペクトル情報のいずれか1つが所定方法で選択された場合に、前記取得手段によって取得された前記利用内容情報の中から、当該選択された前記稼働率スペクトル情報に対応する前記疾患情報又は前記診療科情報を抽出し、当該抽出された前記疾患情報又は前記診療科情報を当該選択された前記稼働率スペクトル情報と関連付けて表示させる。
請求項4に記載の表示システムは、請求項1に記載の表示システムにおいて、前記管理対象は、医療施設であり、前記生成用情報は、医療機関から発行される前記利用者の医科レセプトを示す医科レセプト情報であって、診療行為毎に予め決められた診療報酬算出用の点数である診療行為点数を示す診療行為点数情報と、前記診療行為が行われた日付である診療日付を示す診療日付情報と、前記医科レセプトが提出された日付であるレセプト提出日付を示すレセプト提出日付情報とを相互に関連付けて構成された医科レセプト情報を含み、前記生成手段は、前記取得手段によって取得された複数の前記医科レセプト情報に含まれる前記診療行為点数情報及び前記診療日付情報に基づいて、当該診療行為点数情報を前記診療日付毎に分類し、前記取得手段によって取得された複数の前記医科レセプト情報に含まれるレセプト提出日付情報に基づいて、前記診療日付毎に分類された前記診療行為点数情報を所定方法で設定された前記レセプト提出日付に関する分類期間毎に分類し、前記分類期間毎に分類された前記診療行為点数情報の診療行為点数の総計を算出し、当該算出された診療行為点数の総計を示す診療行為点数総計情報を前記管理状態情報として複数生成し、前記表示制御手段は、前記診療行為点数又は前記診療日付の一方を縦軸にすると共に、前記診療行為点数又は前記診療日付の他方を横軸にするグラフに、前記生成手段にて生成された前記複数の診療行為点数総計情報の各々を対応する前記診療日付と関連付けて前記分類期間毎に識別可能に表示させる。
請求項5に記載の表示システムは、請求項1に記載の表示システムにおいて、前記管理対象は、医療施設であり、前記生成用情報は、医療機関から発行される前記利用者のDPCレセプトを示すDPCレセプト情報であって、DPCコードを分類した番号を示す診断群分類番号を示す診断群分類番号情報と、入院日付を示す入院日付情報と、退院日付を示す退院日付情報とを相互に関連付けて構成されたDPCレセプト情報を含み、前記診断群分類番号情報と、入院期間の範囲を示す入院期間範囲情報と、前記入院期間を区分するための入院期間区分を示す入院期間区分情報とを相互に関連付けて格納する入院期間区分情報格納手段を備え、前記生成手段は、前記取得手段によって取得された複数の前記DPCレセプト情報の各々に含まれる前記入院日付情報及び前記退院日付情報に基づいて、前記入院期間を算出し、前記取得手段によって取得された複数の前記DPCレセプト情報の各々に含まれる前記診断群分類番号情報及び前記算出された入院期間に基づいて、前記入院期間区分情報格納手段に格納されている前記入院期間区分情報の中から、当該算出された入院期間を範囲に含む前記入院期間範囲情報に対応する前記入院期間区分情報を特定し、前記特定された前記入院期間区分情報の件数を前記診断群分類番号毎に算出し、当該算出した件数を示す件数情報を前記管理状態情報として複数生成し、前記表示制御手段は、前記入院期間区分又は前記件数の一方を縦軸にすると共に、前記入院期間区分又は前記件数の他方を横軸にするグラフに、前記生成手段にて生成された前記複数の件数情報の各々を対応する前記入院期間区分と関連付けて前記診断群分類番号毎に識別可能に表示させる。
請求項6に記載の表示システムは、請求項1に記載の表示システムにおいて、前記管理対象は、医療施設であり、前記生成用情報は、前記医療施設に入院している複数の利用者における日時毎の病床移動に関する移動時系列履歴を示す移動時系列履歴情報と、医療機関から発行される前記利用者のDPCレセプトを示すDPCレセプト情報であって、DPCコードを分類した番号を示す診断群分類番号を示す診断群分類番号情報で構成されたDPCレセプト情報と、を含み、前記診断群分類番号情報と、入院期間の範囲を示す入院期間範囲情報と、前記入院期間を区分するための入院期間区分を示す入院期間区分情報とを相互に関連付けて格納する入院期間区分情報格納手段を備え、前記生成手段は、前記取得手段によって取得された前記移動時系列履歴情報の中から、前記利用者毎の前記移動時系列履歴を抽出し、当該抽出された移動時系列履歴を示す利用者別移動時系列履歴情報を前記管理状態情報として複数生成し、前記入院期間区分情報格納手段に格納されている前記入院期間範囲情報の中から、前記取得手段によって取得された複数の前記DPCレセプト情報の各々に含まれる前記診断群分類番号情報に対応する前記入院期間範囲情報を前記入院期間区分毎に特定し、前記表示制御手段は、前記日時又は前記利用者の一方を縦軸にすると共に、前記日時又は前記利用者の他方を横軸にするグラフに、前記生成手段にて生成された前記複数の利用者別移動時系列履歴情報の各々と、前記生成手段にて特定された前記入院期間区分毎の前記入院期間範囲情報であって前記入院期間区分毎に識別可能に表示される前記入院期間範囲情報とを対応する前記利用者と関連付けて重畳表示させる。
請求項7に記載の表示方法は、管理対象に関する情報を表示する表示システムにおいて行われる表示方法であって、取得手段は、前記管理対象の管理状態を時間単位毎に特定する管理状態情報を生成するための生成用情報を所定方法で取得する取得ステップと、生成手段は、前記取得ステップにおいて取得された前記生成用情報に基づいて、前記管理状態情報を複数生成する生成ステップと、表示制御手段は、前記生成ステップにおいて生成された前記複数の管理状態情報を、時間単位毎に相互に対比可能となるように表示手段によって表示させる表示制御ステップと、を含む。
請求項8に記載の表示プログラムは、管理対象に関する情報を表示する表示システムに実行させるための表示プログラムであって、コンピュータを、前記管理対象の管理状態を時間単位毎に特定する管理状態情報を生成するための生成用情報を所定方法で取得する取得手段と、前記取得手段にて取得された前記生成用情報に基づいて、前記管理状態情報を複数生成する生成手段と、前記生成手段にて生成された前記複数の管理状態情報を、時間単位毎に相互に対比可能となるように表示手段によって表示させる表示制御手段と、として機能させる。
請求項1に記載の表示システム、請求項7に記載の表示方法、又は請求項8に記載の表示プログラムによれば、取得手段にて取得された生成用情報に基づいて、管理状態情報を複数生成する生成手段と、生成手段にて生成された複数の管理状態情報を、時間単位毎に相互に対比可能となるように表示手段によって表示させる表示制御手段とを備えているので、複数の管理状態情報を時間単位毎に相互に対比可能に提示でき、従来技術に比べて、ユーザが管理対象の管理状態の時間的変動を容易に把握することが可能となる。
請求項2に記載の表示システムによれば、表示制御手段は、日時に基づいて所定方法により算出される周期又は周波数スペクトルの一方を縦軸にすると共に、周期又は周波数スペクトルの他方を横軸にするグラフに、生成手段にて生成された複数の稼働率スペクトル情報の各々を対応する周期と関連付けて表示させるので、複数の稼働率スペクトル情報の各々を対応する周期と関連付けて提示することができる。よって、生成手段にて生成された稼働率を時系列で表示する場合に比べて、ユーザが管理対象の稼働率におけるピークのタイミングを把握しやすくなることから、ユーザが当該ピークのタイミングに応じた適切な措置を講じることが可能となる。
請求項3に記載の表示システムによれば、表示制御手段は、表示手段に表示された複数の稼働率スペクトル情報のいずれか1つが所定方法で選択された場合に、取得手段によって取得された利用内容情報の中から、当該選択された稼働率スペクトル情報に対応する疾患情報又は診療科情報を抽出し、当該抽出された疾患情報又は診療科情報を当該選択された稼働率スペクトル情報と関連付けて表示させるので、当該選択された稼働率スペクトル情報に対応する疾患情報又は診療科情報を提示でき、ユーザが稼働率スペクトル情報に関連する詳細な情報を把握することが可能となる。
請求項4に記載の表示システムによれば、生成手段は、取得手段によって取得された複数の医科レセプト情報に含まれる診療行為点数情報及び診療日付情報に基づいて、当該診療行為点数情報を診療日付毎に分類し、取得手段によって取得された複数の医科レセプト情報に含まれるレセプト提出日付情報に基づいて、診療日付毎に分類された診療行為点数情報を所定方法で設定されたレセプト提出日付に関する分類期間毎に分類し、分類期間毎に分類された診療行為点数情報の診療行為点数の総計を算出し、当該算出された診療行為点数の総計を示す診療行為点数総計情報を管理状態情報として複数生成し、表示制御手段は、診療行為点数又は診療日付の一方を縦軸にすると共に、診療行為点数又は診療日付の他方を横軸にするグラフに、生成手段にて生成された複数の診療行為点数総計情報の各々を対応する診療日付と関連付けて分類期間毎に識別可能に表示させるので、複数の診療行為点数総計情報の各々を対応する診療日付と関連付けて分類期間毎に識別可能に提示できる。よって、医科レセプトの提出状況を詳細に把握することができ、管理対象の業務状況を判断するための指標にすることが可能となる。
請求項5に記載の表示システムによれば、生成手段は、取得手段によって取得された複数のDPCレセプト情報の各々に含まれる入院日付情報及び退院日付情報に基づいて、入院期間を算出し、取得手段によって取得された複数のDPCレセプト情報の各々に含まれる診断群分類番号情報及び算出された入院期間に基づいて、入院期間区分情報格納手段に格納されている入院期間区分情報の中から、当該算出された入院期間を範囲に含む入院期間範囲情報に対応する入院期間区分情報を特定し、特定された入院期間区分情報の件数を診断群分類番号毎に算出し、当該算出した件数を示す件数情報を管理状態情報として複数生成し、表示制御手段は、入院期間区分又は件数の一方を縦軸にすると共に、入院期間区分又は件数の他方を横軸にするグラフに、生成手段にて生成された複数の件数情報の各々を対応する入院期間区分と関連付けて診断群分類番号毎に識別可能に表示させるので、複数の件数情報の各々を対応する入院期間区分と関連付けて診断群分類番号毎に識別可能に提示できる。よって、診断群分類番号に対応する利用者の入院状況を詳細に把握することができ、管理対象の業務状況を判断するための指標にすることが可能となる。
請求項6に記載の表示システムによれば、生成手段は、取得手段によって取得された移動時系列履歴情報の中から、利用者毎の移動時系列履歴を抽出し、当該抽出された移動時系列履歴を示す利用者別移動時系列履歴情報を管理状態情報として複数生成し、入院期間区分情報格納手段に格納されている入院期間範囲情報の中から、取得手段によって取得された複数のDPCレセプト情報の各々に含まれる診断群分類番号情報に対応する入院期間範囲情報を入院期間区分毎に特定し、表示制御手段は、日時又は利用者の一方を縦軸にすると共に、日時又は利用者の他方を横軸にするグラフに、生成手段にて生成された複数の利用者別移動時系列履歴情報の各々と、生成手段にて特定された入院期間区分毎の入院期間範囲情報であって入院期間区分毎に識別可能に表示される入院期間範囲情報とを対応する利用者と関連付けて重畳表示させるので、生成手段にて生成された複数の利用者別移動時系列履歴情報の各々と、生成手段にて特定された入院期間区分毎の入院期間範囲情報とを対応する利用者と関連付けて提示できる。よって、各利用者の入院状況を詳細に把握することができ、管理対象の業務状況を判断するための指標にすることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る表示システムを概念的に示す図である。 入院期間区分テーブルに格納された情報を例示する図である。 稼働率スペクトル表示処理のフローチャートである。 稼働率スペクトル情報の表示例を示す図である。 診療行為点数表示処理のフローチャートである。 診療行為点数総計情報の表示例を示す図である。 レセプト件数表示処理のフローチャートである。 件数情報の表示例を示す図である。 利用者別移動時系列履歴表示処理のフローチャートである。 利用者別移動時系列履歴情報及び入院期間範囲情報の表示例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る表示システム、表示方法、及び表示プログラムの実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。
本発明に係る表示システムは、概略的には、管理対象に関する情報を表示するシステムである。ここで、「管理対象」とは、ユーザによって管理される対象を意味し、例えば、医療施設(一例として、病院)、宿泊施設(一例として、ホテル)、観光施設(一例として、遊園地)等を含む概念である。また、「管理対象に関する情報」とは、管理対象の状態に関する情報であり、例えば、管理対象の管理状態を時間単位毎に特定する管理状態情報を含む概念であり、例えば、後述する稼働率スペクトル情報、後述する診療行為点数総計情報、後述する件数情報、後述する利用者別移動時系列履歴情報等を含む概念である。また、「時間単位」とは、時間を示す単位を意味し、例えば、年、月、週、日、時、分、秒に加えて、所定方法で定められた期間(又は周期)や期間区分等を含む概念である。以下、実施の形態では、管理対象が医療施設である場合において、後述する生成用情報に応じた管理状態情報を表示する場合について説明する。
また、実施の形態では、医療施設に設けられた据え置き型の公知のパーソナルコンピュータである後述する表示システム本体に表示プログラムをインストールすることにより、後述する表示システム本体が表示システムとして機能する場合について説明する。ただし、これに限られず、例えば、スマートフォンや携帯端末等の任意の装置によって表示システムを構成してもよい。
〔II〕実施の形態の具体的内容
続いて、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、実施の形態に係る表示システムの構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る表示システムを概念的に示す図である。図1に示すように、表示システム1は、操作部10、通信部20、ディスプレイ30、スピーカ40、及び表示システム本体50を備えている。
(構成−操作部)
操作部10は、各種の情報に関する操作入力を受け付けるための操作手段である。この操作部10は、例えば、タッチパッド、リモートコントローラの如き遠隔操作手段、あるいはハードスイッチ等、公知の操作手段を用いて構成されている。
(構成−通信部)
通信部20は、図示しない外部装置(例えば、管理施設に設けられたサーバ等)との間で通信を行うための通信手段である。
(構成−ディスプレイ)
ディスプレイ30は、表示システム本体50の後述する制御部51の制御に基づいて各種の画像を表示する表示手段である。このディスプレイ30の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。
(構成−スピーカ)
スピーカ40は、表示システム本体50の後述する制御部51の制御に基づいて各種の音声を出力する出力手段である。このスピーカ40より出力される音声の具体的な態様は任意であり、必要に応じて生成された合成音声や、予め録音された音声を出力することができる。
(構成−表示システム本体)
表示システム本体50は、管理対象に関する情報を表示するための装置であり、図1に示すように、制御部51、及びデータ記録部52を備えている。なお、この表示システム本体50は、上述したように、医療施設に設けられた据え置き型の公知のパーソナルコンピュータ等によって構成することができるので、その詳細な説明は省略する。
(構成−表示システム本体−制御部)
制御部51は、表示システム1の各部を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る表示プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して表示システム本体50にインストールされることで、制御部51の各部を実質的に構成する。
また、この制御部51は、図1に示すように、機能概念的に、取得部51a、生成部51b、及び表示制御部51cを備えている。
取得部51aは、生成用情報を所定方法で取得する取得手段である。ここで、「生成用情報」とは、管理状態情報を生成するための情報であり、実施の形態では、移動時系列履歴情報(利用内容情報)、医科レセプト情報、DPCレセプト情報等を含む概念である。このうち、「移動時系列履歴情報」とは、管理対象を利用した利用者における時間単位毎の利用内容を示す情報であって、医療施設に入院している患者における日時毎の病床移動に関する移動時系列履歴を示す情報である。また、「医科レセプト情報」とは、医療機関(例えば、病院または診療所等)から発行されるレセプト(診療報酬の中の保険負担分を保険者に請求するために、診療内容を記載した書類(診療報酬明細書)。以下、「医科レセプト」と称する)を示す情報である。また、「DPCレセプト情報」とは、医療機関(例えば、DPC対象病院(診断群分類別包括評価を導入している病院))から発行されるレセプト(以下、「DPCレセプト」と称する)を示す情報である。
生成部51bは、取得部51aにて取得された生成用情報に基づいて、管理状態情報を複数生成する生成手段である。
表示制御部51cは、生成部51bにて生成された複数の管理状態情報を、時間単位毎に相互に対比可能となるように表示手段によって表示させる表示制御手段である。なお、この制御部51によって実行される処理の詳細については後述する。
(構成−表示システム本体−データ記録部)
データ記録部52は、表示システム1の動作に必要なプログラム及び各種のデータ(例えば、病棟毎の病床数等)を記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、DVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体、又はFlash Rom、USBメモリ、SDカードの如き電気的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。
また、このデータ記録部52は、入院期間区分テーブル52aを備えている。入院期間区分テーブル52aは、診断群分類番号情報と、入院期間範囲情報と、入院期間区分情報とを相互に関連付けて格納する入院期間区分情報格納手段である。ここで、「診断群分類番号情報」とは、医療行為を一意に識別するための統一コード(いわゆるDPCコード)を分類した番号(14桁で構成される番号。以下、「診断群分類番号」と称する。)を示す情報である。また、「入院期間範囲情報」とは、入院期間の範囲を示す情報である。また、「入院期間区分情報」とは、入院期間を区分するための入院期間区分を示す情報である。図2は、入院期間区分テーブル52aに格納された情報を例示する図である。図2に示すように、入院期間区分テーブル52aは、項目「診断群分類番号」、項目「MDC疾患分類名」、項目「入院期間範囲」、及び項目「入院期間区分」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて格納する。ここで、項目「診断群分類番号」に対応する情報は、診断群分類番号情報である。また、項目「MDC疾患分類名」に対応する情報は、診断群分類番号の上位2桁の番号を示すコード(いわゆるMDCコード)に対応する疾患の分類名を示す情報である。また、項目「入院期間範囲」に対応する情報は、入院期間範囲情報である。また、項目「入院期間区分」に対応する情報は、入院期間区分情報である。
(表示処理)
次に、このように構成された表示システム1によって実行される表示処理について説明する。表示処理は、管理対象に関する情報を表示する処理である。また、この表示処理は、稼働率スペクトル表示処理と、診療行為点数表示処理と、レセプト件数表示処理と、利用者別移動時系列履歴表示処理とに大別される。以下、これら稼働率スペクトル表示処理、診療行為点数表示処理、レセプト件数表示処理、及び利用者別移動時系列履歴表示処理の各々について詳細に説明する。
(表示処理−稼働率スペクトル表示処理)
最初に、稼働率スペクトル表示処理について説明する。図3は、稼働率スペクトル表示処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。図4は、後述する稼働率スペクトル情報の表示例を示す図である。稼働率スペクトル表示処理は、後述する稼働率スペクトル情報を表示するための処理である。この稼働率スペクトル表示処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態においては、表示システム1に電源が投入された後に起動されるものとして説明する。
稼働率スペクトル表示処理が起動されると、図3に示すように、まず、SA1において取得部51aは、外部装置(例えば、管理施設に設けられたサーバ等)から通信部20を介して管理対象に関する移動時系列履歴情報(生成用情報。例えば、後述するイベント日時情報が所定期間分(一例としてN日分等)となる移動時系列履歴情報等)が取得されたか否かを判定する。ここで、「移動時系列履歴情報」とは、実施の形態では、患者(利用者)の名称を示す利用者名情報と、病棟名を示す病棟名情報、患者(利用者)に関連するイベント(例えば、入院、退院、病棟移動、診療科変更、外出等)を示すイベント情報と、イベントが発生した日時を示すイベント日時情報とを相互に関連付けて構成された情報が該当する(なお、利用者別移動時系列履歴表示処理の移動時系列履歴情報についても同様とする)。また、この移動時系列履歴情報の取得方法については任意であるが、例えば、ユーザによって操作部10を介して所定操作が受け付けられると、外部装置から通信部20を介して管理対象に関する移動時系列履歴情報を取得する(なお、後述するSB1、SC1、SD1の処理についても同様とする)。そして、取得部51aは、上記移動時系列履歴情報が取得されるまで待機し(SA1、No)、上記移動時系列履歴情報が取得された場合(SA1、Yes)にはSA2に移行する。
SA2において生成部51bは、SA1にて取得された移動時系列履歴情報に基づいて、病棟毎及び日毎のベッド占有数(24時時点のベッド占有数)、入院数、及び退院数を特定する。ここで、「日」とは、所定期間分の初日を1日目とし、2日目、3日目、・・・、N日目(所定期間分の最終日)まで順次増加させた日を意味する。また、ベッド占有数の特定方法については任意であるが、例えば、各患者(利用者)のイベント情報及びイベント日時情報に基づいて医療施設に入院中の患者(利用者)の数を日毎に算出し、当該算出した入院中の患者(利用者)の数をベッド占有数として特定する。また、入院数の特定方法については、例えば、各患者(利用者)のイベント情報及びイベント日時情報に基づいて医療施設に入院した患者(利用者)の数を日毎に算出し、当該算出した入院した患者(利用者)の数を入院数として特定する。また、退院数の特定方法については、例えば、各患者(利用者)のイベント情報及びイベント日時情報に基づいて医療施設から退院した患者(利用者)の数を日毎に算出し、当該算出した退院した患者(利用者)の数を退院数として特定する。
SA3において生成部51bは、SA2にて特定されたベッド占有数、入院数、及び退院数に基づいて、病棟毎及び日毎の稼働率を算出する。この稼働率の算出方法については、具体的には、ベッド占有数に退院数を加算した値をデータ記録部52にあらかじめ記録された対応する病棟の病床数で除算し、当該除外した値に100を乗じることにより算出する。
SA4において生成部51bは、稼働率スペクトル情報(管理状態情報)を複数生成する。ここで、「稼働率スペクトル情報」とは、SA3にて算出された複数の稼働率をフーリエ変換することで得られる周波数スペクトルを示す情報である。また、この稼働率スペクトル情報の生成方法については任意であるが、実施の形態では、以下に示す方法で生成する。すなわち、まず、SA3にて算出された病棟毎及び日毎の稼働率を離散フーリエ変換することにより、病棟毎及び日毎の実数部及び虚数部を算出する。次に、上記算出された実数部を2乗した値と上記算出された虚数部を2乗した値とを加算し、当該加算した値の平方根を算出することにより、病棟毎及び日毎の周波数スペクトルを特定する。そして、この特定された周波数スペクトルを示す情報を、稼働率スペクトル情報として生成する。
SA5において表示制御部51cは、ディスプレイ30の画面上にグラフ(以下、「稼働率スペクトルグラフ」と称する)を生成し、当該生成された稼働率スペクトルグラフに、SA4にて生成された複数の稼働率スペクトル情報を表示させる。ここで、「稼働率スペクトルグラフ」とは、実施の形態では、図4に示すように、周波数スペクトルを縦軸にすると共に、周期を横軸にするグラフとして説明するが、これに限られず、例えば、周期を縦軸にすると共に、周波数スペクトルを横軸にするグラフであってもよい。また、「周期」とは、稼働率スペクトル情報に対応する日に基づいて所定方法により算出されたものであり、実施の形態では、所定期間分(N日分)を上記対応する日で除算した値を「周期」として設定する。
また、この稼働率スペクトル情報の表示方法については任意であるが、実施の形態では、SA4にて生成された複数の稼働率スペクトル情報を周期毎(時間単位毎)に相互に対比可能となるように図形形式で表示し、具体的には、図4に示すように、稼働率スペクトルグラフに、複数の稼働率スペクトル情報の各々を対応する周期と関連付けて表示させる(図4では、折れ線グラフ形式で表示させる)。また、病棟毎の稼働率スペクトル情報を識別可能となるように、稼働率スペクトル情報を病棟毎に異なる線種(又は色種)で表示させる。
また、この稼働率スペクトルグラフの表示内容については任意であるが、例えば、上述した稼働率スペクトル情報の表示に加えて、以下に示す情報の表示を行ってもよい。すなわち、移動時系列履歴情報が利用者名情報、病棟名情報、イベント情報、及びイベント日時情報に加えて、患者(利用者)が罹っている疾患を示す疾患情報又は患者(利用者)が診療を受けた診療科を示す診療科情報を含む場合には、稼働率スペクトルグラフに表示された複数の稼働率スペクトル情報のいずれか1つが所定方法で選択された場合(例えば、ユーザによって操作部10を介して選択された場合)に、SA1にて取得された移動時系列履歴情報の中から、当該選択された稼働率スペクトル情報に対応する疾患情報又は診療科情報を抽出し、当該抽出された疾患情報又は診療科情報を当該選択された稼働率スペクトル情報と関連付けて表示させてもよい(例えば、稼働率スペクトルグラフ上における選択された稼働率スペクトル情報(具体的には、折れ線グラフの複数の頂点のいずれか1つ)と隣接して表示させる等)。この場合において、上記選択された稼働率スペクトル情報に対応する疾患情報又は診療科情報が多数存在する場合には、例えば、当該対応する疾患情報又は診療科情報の一部のみを表示させてもよく、一例として、数が多い上位3つの疾患情報又は診療科情報のみを表示させてもよい。このような表示により、上記選択された稼働率スペクトル情報に対応する疾患情報又は診療科情報を提示できるので、ユーザが稼働率スペクトル情報に関連する詳細な情報を把握することが可能となる。その後、ユーザによって操作部10を介して所定操作が行われると、制御部51は稼働率スペクトル表示処理を終了する。
このような稼働率スペクトル表示処理により、複数の稼働率スペクトル情報(管理状態情報)を周期毎(時間単位毎)に相互に対比可能に提示できるので、ユーザが管理対象の管理状態の時間的変動を容易に把握することが可能となる。特に、稼働率スペクトルグラフにおいて、複数の稼働率スペクトル情報の各々を対応する周期と関連付けて提示することができるので、SA3にて算出された稼働率を時系列で表示する場合に比べて、ユーザが管理対象の稼働率におけるピークのタイミングを把握しやすくなることから、ユーザが当該ピークのタイミングに応じた適切な措置(例えば、当該ピークのタイミングで医師や看護師等の人数を増員する等)を講じることが可能となる。
(表示処理−診療行為点数表示処理)
次に、診療行為点数表示処理について説明する。図5は、診療行為点数表示処理のフローチャートである。図6は、後述する診療行為点数総計情報の表示例を示す図である。診療行為点数表示処理は、後述する診療行為点数総計情報を表示するための処理である。この診療行為点数表示処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態においては、表示システム1に電源が投入された後に起動され、稼働率スペクトル表示処理と並行して実行されるものとして説明する。
診療行為点数表示処理が起動されると、図5に示すように、まず、SB1において取得部51aは、外部装置(例えば、管理施設に設けられたサーバ等)から通信部20を介して管理対象に関する医科レセプト情報(生成用情報。例えば、後述する診療日付情報が所定期間分(一例として1か月分等)となる医科レセプト情報等)が複数取得されたか否かを判定する。ここで、「医科レセプト情報」とは、実施の形態では、診療行為毎に予め決められた診療報酬算出用の点数(以下、「診療行為点数」と称する)を示す診療行為点数情報と、診療行為が行われた日付(以下、「診療日付」と称する)を示す診療日付情報と、医科レセプトが提出された日付(以下、「レセプト提出日付」と称する)を示すレセプト提出日付情報とを相互に関連付けて構成された情報が該当する。そして、取得部51aは、上記医科レセプト情報が取得されるまで待機し(SB1、No)、上記医科レセプト情報が取得された場合(SB1、Yes)にはSB2に移行する。
SB2において生成部51bは、SB1にて取得された複数の医科レセプト情報に含まれる診療行為点数情報及び診療日付情報に基づいて、当該診療行為点数情報を診療日付毎に分類する。
SB3において生成部51bは、SB1にて取得された複数の医科レセプト情報に含まれるレセプト提出日付情報に基づいて、SB2にて診療日付毎に分類された診療行為点数情報を分類期間毎にさらに分類する。ここで、「分類期間」とは、所定方法で設定されたレセプト提出日付に関する期間であり、実施の形態では、SB1にて取得されたレセプト提出日付情報のレセプト提出日付の範囲に対応する月の期間を「分類期間」として設定する(例えば、上記レセプト提出日付の範囲=2015年5月10日から2015年9月25日である場合には、2015年5月、2015年6月、2015年7月、2015年8月、及び2015年9月を「分類期間」として設定する)。
SB4において生成部51bは、診療行為点数総計情報(管理状態情報)を複数生成する。ここで、「診療行為点数総計情報」とは、所定の診療行為点数情報の診療行為点数の総計を示す情報を意味する。また、この診療行為点数総計情報の生成方法については任意であるが、実施の形態では、SB3にて分類期間毎に分類された診療行為点数情報の診療行為点数の総計を算出し、当該算出された診療行為点数の総計を示す情報を診療行為点数総計情報として生成する。
SB5において表示制御部51cは、ディスプレイ30の画面上にグラフ(以下、「診療行為点数グラフ」と称する)を生成し、当該生成された診療行為点数グラフに、SB4にて生成された複数の診療行為点数総計情報を表示させる。ここで、「診療行為点数グラフ」とは、実施の形態では、図6に示すように、診療行為点数を縦軸にすると共に、診療日付を横軸にするグラフとして説明するが、これに限られず、例えば、診療日付を縦軸にすると共に、診療行為点数を横軸にするグラフであってもよい。
また、診療行為点数総計情報の表示方法については任意であるが、実施の形態では、SB4にて生成された複数の診療行為点数総計情報を診療日付毎(時間単位毎)及び分類期間毎(時間単位毎)に相互に対比可能となるように図形形式で表示する。具体的には、図6に示すように、診療行為点数グラフに、SB4にて生成された複数の診療行為点数総計情報の各々を対応する診療日付と関連付けて分類期間毎に識別可能に表示させる(図6では、上記複数の診療行為点数総計情報の各々を棒グラフ形式で表示させると共に、分類期間毎に異なる棒種又は色種で表示させる)。また、同一の診療日付において分類期間が異なる複数の診療行為点数総計情報がある場合には、図6に示すように、これら複数の診療行為点数総計情報を縦軸に沿って積み上げて表示させてもよいが、これに限られず、例えば、これら複数の診療行為点数総計情報を横軸に沿って並列に表示させてもよい。その後、ユーザによって操作部10を介して所定操作が行われると、制御部51は診療行為点数表示処理を終了する。
このような診療行為点数表示処理により、複数の診療行為点数総計情報(管理状態情報)を診療日付毎(時間単位毎)及び分類期間毎(時間単位毎)に相互に対比可能に提示できるので、ユーザが管理対象の管理状態の時間的変動を容易に把握することが可能となる。特に、診療行為点数グラフにおいて、複数の診療行為点数総計情報の各々を対応する診療日付と関連付けて分類期間毎に識別可能に提示できるので、医科レセプトの提出状況を詳細に把握することができ、管理対象の業務状況を判断するための指標にすることが可能となる。例えば、図6に示すように、診療日付=2015年4月5日に対応する複数の診療行為点数総計情報のうち、分類期間=2015年5月(診療日付の翌月)に対応する診療行為点数総計情報と全ての診療行為点数総計情報との割合が50%程度である場合には、医科レセプトの提出が比較的遅れていることから、管理対象の業務状況が比較的不安定であると判断できる。また、図6に示すように、診療日付=2015年4月10日に対応する複数の診療行為点数総計情報のうち、分類期間=2015年5月(診療日付の翌月)に対応する診療行為点数総計情報と全ての分類期間に対応する診療行為点数総計情報との割合が80%程度である場合には、医科レセプトの提出が比較的速やかに行われていることから、管理対象の業務状況が比較的安定していると判断できる。
(表示処理−レセプト件数表示処理)
次に、レセプト件数表示処理について説明する。図7は、レセプト件数表示処理のフローチャートである。図8は、後述する件数情報の表示例を示す図である。レセプト件数表示処理は、後述する件数情報を表示するための処理である。このレセプト件数表示処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態においては、表示システム1に電源が投入された後に起動され、稼働率スペクトル表示処理又は診療行為点数表示処理の少なくともいずれか1つと並行して実行されるものとして説明する。
レセプト件数表示処理が起動されると、図7に示すように、まず、SC1において取得部51aは、外部装置(例えば、管理施設に設けられたサーバ等)から通信部20を介して管理対象に関するDPCレセプト情報(生成用情報。例えば、後述する入院日付情報が所定期間分(一例として1か月分等)となるDPCレセプト情報等)が複数取得されたか否かを判定する。ここで、「DPCレセプト情報」とは、実施の形態では、診断群分類番号情報と、入院日付を示す入院日付情報と、退院日付を示す退院日付情報とを相互に関連付けて構成された情報が該当する。そして、取得部51aは、上記DPCレセプト情報が取得されるまで待機し(SC1、No)、上記DPCレセプト情報が取得された場合(SC1、Yes)にはSC2に移行する。
SC2において生成部51bは、SC1にて取得された複数のDPCレセプト情報の各々に含まれる入院日付情報及び退院日付情報に基づいて、入院期間を算出する。この入院期間の算出方法については、具体的には、SC1にて取得された入院日付情報と退院日付情報との差分により算出する。
SC3において生成部51bは、SC1にて取得された複数のDPCレセプト情報の各々に含まれる診断群分類番号情報及びSC2にて算出された入院期間に基づいて、入院期間区分テーブル52aに格納されている入院期間区分情報の中から、当該算出された入院期間を範囲に含む入院期間範囲情報に対応する入院期間区分情報を特定する。例えば、SC1にて取得された診断群分類番号情報=060340XX99X00X、SC2にて算出された入院期間=3日である場合には、図2に示す入院期間区分テーブル52aの入院期間区分情報の中から、入院期間範囲情報=0日〜5日に対応する入院期間区分情報=Iが特定される。
図7に戻り、SC4において生成部51bは、件数情報(管理状態情報)を複数生成する。この件数情報の生成方法については任意であるが、実施の形態では、SC3にて特定された入院期間区分情報の件数をSC1にて取得された診断群分類番号毎及びSC2にて算出された入院期間に算出し、当該算出した件数を示す情報を件数情報として生成する。
SC5において表示制御部51cは、ディスプレイ30の画面上にグラフ(以下、「レセプト件数グラフ」と称する)を生成し、当該生成されたレセプト件数グラフに、SC4にて生成された複数の件数情報を表示させる。ここで、「レセプト件数グラフ」とは、実施の形態では、図8に示すように、件数を縦軸にすると共に、入院期間区分を横軸にするグラフとして説明するが、これに限られず、例えば、入院期間区分を縦軸にすると共に、件数を横軸にするグラフであってもよい。
また、件数情報の表示方法については任意であるが、実施の形態では、SC4にて生成された複数の件数情報を入院期間区分毎(時間単位毎)に相互に対比可能となるように図形形式で表示する。具体的には、図8に示すように、レセプト件数グラフに、SC4にて生成された複数の件数情報の各々を対応する入院期間区分と関連付けて診断群分類番号に対応するMDC疾患分類名毎に識別可能に表示させる(図8では、上記複数の件数情報の各々を棒グラフ形式で表示させると共に、MDC疾患分類名毎に異なる棒種(又は色種)で表示させる)。また、同一の入院期間区分において診断群分類番号が異なる複数の件数情報がある場合には、図8に示すように、これら複数の件数情報を縦軸に沿って積み上げて表示させてもよいが、これに限られず、例えば、これら複数の件数情報を横軸に沿って並列に表示させてもよい。その後、ユーザによって操作部10を介して所定操作が行われると、制御部51はレセプト件数表示処理を終了する。
このようなレセプト件数表示処理により、複数の件数情報(管理状態情報)を入院期間区分毎(時間単位毎)に相互に対比可能に提示できるので、ユーザが管理対象の管理状態の時間的変動を容易に把握することが可能となる。特に、レセプト件数グラフにおいて、複数の件数情報の各々を対応する入院期間区分と関連付けて診断群分類番号(又はMDC疾患分類名)毎に識別可能に提示できるので、診断群分類番号(又はMDC疾患分類名)に対応する患者(利用者)の入院状況を詳細に把握することができ、管理対象の業務状況を判断するための指標にすることが可能となる。例えば、報酬単価が比較的高い入院期間区分情報=Iに対応する件数情報が、他の入院期間区分情報に対応する件数情報よりも多い場合には、管理対象の業務状況が良好と判断できるので、ユーザが当該業務状況を維持する措置を講じることが可能となる。また、図8に示すように、報酬単価が比較的低い入院期間区分情報=II(又はIII)に対応する件数情報が、他の入院期間区分情報に対応する件数情報よりも多い場合には、管理対象の業務状況が良好ではないと判断できるので、ユーザが当該業務状況を改善する措置を講じることが可能となる。
(表示処理−利用者別移動時系列履歴表示処理)
次に、利用者別移動時系列履歴表示処理について説明する。図9は、利用者別移動時系列履歴表示処理のフローチャートである。図10は、後述する利用者別移動時系列履歴情報及び後述する入院期間範囲情報の表示例を示す図である。利用者別移動時系列履歴表示処理は、後述する利用者別移動時系列履歴情報を表示するための処理である。この利用者別移動時系列履歴表示処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態においては、表示システム1に電源が投入された後に起動され、稼働率スペクトル表示処理、診療行為点数表示処理、又はレセプト件数表示処理の少なくともいずれか1つと並行して実行されるものとして説明する。
利用者別移動時系列履歴表示処理されると、図9に示すように、まず、SD1において取得部51aは、外部装置(例えば、管理施設に設けられたサーバ等)から通信部20を介して管理対象に関する移動時系列履歴情報(生成用情報。例えば、イベント日時情報が所定期間分(一例として1か月分等)の移動時系列履歴情報等)及び複数のDPCレセプト情報(生成用情報)が取得されたか否かを判定する。ここで、「DPCレセプト情報」とは、実施の形態では、診断群分類番号情報で構成された情報が該当する。そして、取得部51aは、上記移動時系列履歴情報及び上記DPCレセプト情報が取得されるまで待機し(SD1、No)、上記移動時系列履歴情報及び上記DPCレセプト情報が取得された場合(SD1、Yes)にはSD2に移行する。
SD2において生成部51bは、利用者別移動時系列履歴情報(管理状態情報)を複数生成する。ここで、「利用者別移動時系列履歴情報」とは、利用者毎の移動時系列履歴を示す情報である。また、この利用者別移動時系列履歴情報の生成方法については、実施の形態では、SD1にて取得された移動時系列履歴情報の中から、利用者毎の移動時系列履歴を抽出し、当該抽出された移動時系列履歴を示す情報を利用者別移動時系列履歴情報として生成する。
SD3において生成部51bは、入院期間区分テーブル52aに格納されている入院期間範囲情報の中から、SD1にて取得された複数のDPCレセプト情報の各々に含まれる診断群分類番号情報に対応する入院期間範囲情報を入院期間区分毎に特定する(なお、実施の形態においては、入院期間区分情報=I〜IIIに対応する入院期間範囲情報のみを特定する)。例えば、SD1にて取得された診断群分類番号情報=060340XX99X00Xである場合には、図2に示す入院期間区分テーブル52aの入院期間区分情報の中から、入院期間区分情報=Iに対応する入院期間範囲情報=0日〜5日、入院期間区分情報=IIに対応する入院期間範囲情報=6日〜9日、及び入院期間区分情報=IIIに対応する入院期間範囲情報=10日〜19日が特定される。
図9に戻り、SD4において表示制御部51cは、ディスプレイ30の画面上にグラフ(以下、「利用者別移動時系列履歴グラフ」と称する)を生成し、当該生成された利用者別移動時系列履歴グラフに、SD2にて生成された複数の利用者別移動時系列履歴情報及びSD3にて特定された入院期間区分毎の入院期間範囲情報を表示させる。ここで、「利用者別移動時系列履歴グラフ」とは、実施の形態では、図10に示すように、日時を縦軸にすると共に、患者(利用者)を横軸にするグラフとして説明するが、これに限られず、例えば、患者(利用者)を縦軸にすると共に、日時を横軸にするグラフであってもよい。
また、この利用者別移動時系列履歴情報の表示方法については任意であるが、実施の形態では、SD2にて生成された複数の利用者別移動時系列履歴情報を入院期間範囲情報の入院期間範囲(時間単位毎)に相互に対比可能となるように図形形式で表示する。具体的には、図10に示すように、利用者別移動時系列履歴グラフに、SD2にて生成された複数の利用者別移動時系列履歴情報の各々と、SD3にて特定された入院期間区分毎の入院期間範囲情報であって入院期間区分毎に識別可能に表示される入院期間範囲情報とを対応する患者(利用者)と関連付けて重畳表示させる(図10では、上記複数の利用者別移動時系列履歴情報に含まれるイベント日時情報の各々を棒グラフ形式(図10の太幅の棒グラフ)で表示させると共に、上記入院期間範囲情報を入院期間区分毎に異なる棒種(又は色種)の棒グラフ形式(図10の細幅の棒グラフ)で表示させる)。また、上記入院期間範囲情報に含まれるイベント情報において病棟移動又は診療科変更に関する情報が含まれている場合には、例えば、図10に示すように、上記イベント日時情報(図10では、患者(利用者)=○○○、◇◇◇に対応するイベント日時情報)を病棟移動又は診療科変更のタイミングの前後で異なる棒種(又は色種)で表示させてもよい。ただし、これに限られず、例えば、上記入院期間範囲情報に含まれるイベント情報において病棟移動又は診療科変更が含まれている場合でも、上記イベント日時情報を同一の棒種(又は色種)で表示させてもよい。その後、ユーザによって操作部10を介して所定操作が行われると、制御部51は利用者別移動時系列履歴表示処理を終了する。
このような利用者別移動時系列履歴表示処理により、複数の利用者別移動時系列履歴情報(管理状態情報。具体的には、イベント日時情報)を入院期間範囲情報の入院期間範囲(時間単位毎)に相互に対比可能に提示できるので、ユーザが管理対象の管理状態の時間的変動を容易に把握することが可能となる。特に、利用者別移動時系列履歴グラフにおいて、SD2にて生成された複数の利用者別移動時系列履歴情報の各々と、SD3にて特定された入院期間区分毎の入院期間範囲情報であって入院期間区分毎に識別可能に表示される入院期間範囲情報とを対応する患者(利用者)と関連付けて提示できるので、各患者(利用者)の入院状況を詳細に把握することができ、管理対象の業務状況を判断するための指標にすることが可能となる。例えば、図10に示すように、患者(利用者)=○○○に対応するイベント日時情報の最終日(すなわち退院日。図10では、2014年12月23日)が入院期間区分情報=IIIと重なる場合には、患者(利用者)=○○○の診療を効率的に行えなかったと判断できる。また、患者(利用者)=△△△に対応するイベント日時情報の最終日(すなわち退院日。図10では、2014年12月20日)が入院期間区分情報=Iと重なる場合には、患者(利用者)=△△△の診療を効率的に行えたと判断できる。
(実施の形態の効果)
このように実施の形態によれば、取得部51aにて取得された生成用情報に基づいて、管理状態情報を複数生成する生成部51bと、生成部51bにて生成された複数の管理状態情報を、時間単位毎に相互に対比可能となるようにディスプレイ30によって表示させる表示制御部51cとを備えているので、複数の管理状態情報を時間単位毎に相互に対比可能に提示でき、従来技術に比べて、ユーザが管理対象の管理状態の時間的変動を容易に把握することが可能となる。
また、表示制御部51cは、日時に基づいて所定方法により算出される周波数スペクトルを縦軸にすると共に、周期を横軸にする稼働率スペクトルグラフに、生成部51bにて生成された複数の稼働率スペクトル情報の各々を対応する周期と関連付けて表示させるので、複数の稼働率スペクトル情報の各々を対応する周期と関連付けて提示することができる。よって、生成部51bにて生成された稼働率を時系列で表示する場合に比べて、ユーザが管理対象の稼働率におけるピークのタイミングを把握しやすくなることから、ユーザが当該ピークのタイミングに応じた適切な措置を講じることが可能となる。
また、表示制御部51cは、ディスプレイ30に表示された複数の稼働率スペクトル情報のいずれか1つが所定方法で選択された場合に、取得部51aによって取得された利用内容情報の中から、当該選択された稼働率スペクトル情報に対応する疾患情報又は診療科情報を抽出し、当該抽出された疾患情報又は診療科情報を当該選択された稼働率スペクトル情報と関連付けて表示させるので、当該選択された稼働率スペクトル情報に対応する疾患情報又は診療科情報を提示でき、ユーザが稼働率スペクトル情報に関連する詳細な情報を把握することが可能となる。
また、生成部51bは、取得部51aによって取得された複数の医科レセプト情報に含まれる診療行為点数情報及び診療日付情報に基づいて、当該診療行為点数情報を診療日付毎に分類し、取得部51aによって取得された複数の医科レセプト情報に含まれるレセプト提出日付情報に基づいて、診療日付毎に分類された診療行為点数情報を所定方法で設定されたレセプト提出日付に関する分類期間毎に分類し、分類期間毎に分類された診療行為点数情報の診療行為点数の総計を算出し、当該算出された診療行為点数の総計を示す診療行為点数総計情報を管理状態情報として複数生成し、表示制御部51cは、診療行為点数を縦軸にすると共に、診療日付を横軸にする診療行為点数グラフに、生成部51bにて生成された複数の診療行為点数総計情報の各々を対応する診療日付と関連付けて分類期間毎に識別可能に表示させるので、複数の診療行為点数総計情報の各々を対応する診療日付と関連付けて分類期間毎に識別可能に提示できる。よって、医科レセプトの提出状況を詳細に把握することができ、管理対象の業務状況を判断するための指標にすることが可能となる。
また、生成部51bは、取得部51aによって取得された複数のDPCレセプト情報の各々に含まれる入院日付情報及び退院日付情報に基づいて、入院期間を算出し、取得部51aによって取得された複数のDPCレセプト情報の各々に含まれる診断群分類番号情報及び算出された入院期間に基づいて、入院期間区分テーブル52aに格納されている入院期間区分情報の中から、当該算出された入院期間を範囲に含む入院期間範囲情報に対応する入院期間区分情報を特定し、特定された入院期間区分情報の件数を診断群分類番号毎に算出し、当該算出した件数を示す件数情報を管理状態情報として複数生成し、表示制御部51cは、件数を縦軸にすると共に、入院期間区分を横軸にするレセプト件数グラフに、生成部51bにて生成された複数の件数情報の各々を対応する入院期間区分と関連付けて診断群分類番号毎に識別可能に表示させるので、複数の件数情報の各々を対応する入院期間区分と関連付けて診断群分類番号毎に識別可能に提示できる。よって、診断群分類番号に対応する利用者の入院状況を詳細に把握することができ、管理対象の業務状況を判断するための指標にすることが可能となる。
また、生成部51bは、取得部51aによって取得された移動時系列履歴情報の中から、利用者毎の移動時系列履歴を抽出し、当該抽出された移動時系列履歴を示す利用者別移動時系列履歴情報を管理状態情報として複数生成し、入院期間区分テーブル52aに格納されている入院期間範囲情報の中から、取得部51aによって取得された複数のDPCレセプト情報の各々に含まれる診断群分類番号情報に対応する入院期間範囲情報を入院期間区分毎に特定し、表示制御部51cは、利用者を縦軸にすると共に、日時を横軸にする利用者別移動時系列履歴グラフに、生成部51bにて生成された複数の利用者別移動時系列履歴情報の各々と、生成部51bにて特定された入院期間区分毎の入院期間範囲情報であって入院期間区分毎に識別可能に表示される入院期間範囲情報とを対応する利用者と関連付けて重畳表示させるので、生成部51bにて生成された複数の利用者別移動時系列履歴情報の各々と、生成部51bにて特定された入院期間範囲情報とを対応する利用者と関連付けて提示できる。よって、各利用者の入院状況を詳細に把握することができ、管理対象の業務状況を判断するための指標にすることが可能となる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。
(分散や統合について)
上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、表示システム本体50を、相互に通信可能に構成された複数の装置に分散して構成し、これら複数の装置の一部に制御部51を設けると共に、これら複数の装置の他の一部にデータ記録部52を設けてもよい。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(表示処理について)
上記実施の形態では、表示処理では、稼働率スペクトル表示処理、診療行為点数表示処理、レセプト件数表示処理、及び利用者別移動時系列履歴表示処理が実行されると説明したが、これに限られず、例えば、稼働率スペクトル表示処理、診療行為点数表示処理、レセプト件数表示処理、及び利用者別移動時系列履歴表示処理の一部を省略してもよい。この場合において、稼働率スペクトル表示処理、レセプト件数表示処理、及び利用者別移動時系列履歴表示処理を省略する場合には、入院期間区分テーブル52aを省略してもよい。
(稼働率スペクトル表示処理について)
上記実施の形態では、稼働率スペクトルグラフに、複数の稼働率スペクトル情報を表示させると説明したが、これに限られない。例えば、複数の稼働率スペクトル情報に代えてベッド占有数に関するスペクトル情報を複数生成し、当該生成した複数のスペクトル情報を表示させてもよい。
また、上記実施の形態では、稼働率スペクトルグラフに、病棟毎の稼働率スペクトル情報を表示させると説明したが、これに限られない。例えば、移動時系列履歴情報が疾患情報、診療科情報、又は管理対象の施設を特定する施設情報を含む場合には、疾患毎、診療科毎、又は施設毎の稼働率スペクトル情報を表示させてもよい。
(レセプト件数表示処理について)
上記実施の形態では、入院期間区分情報が5つ(具体的には、入院期間区分情報=I〜V)であると説明したが、これに限られず、例えば、入院期間区分情報が3つ(具体的には、入院期間区分情報=I〜III)であってもよい。
また、上記実施の形態では、レセプト件数グラフに、複数の件数情報の各々をMDC疾患分類名毎(又は診断群分類番号)に異なる棒種(又は色種)で表示させると説明したが、これに限られない。例えば、DPCレセプト情報が、診療科情報、患者(利用者)の性別を示す性別情報、又は患者(利用者)の年齢を示す年齢情報を含む場合には、診療科毎、性別毎、又は年齢毎の件数情報を表示させてもよい。
また、上記実施の形態では、レセプト件数グラフに、複数の件数情報を表示すると説明したが、これに限られない。例えば、DPCレセプト情報が診療行為点数情報を含む場合には、複数の件数情報に代えて、診療行為点数情報に基づいて診療行為点数総計情報を複数生成し、当該生成した複数の診療行為点数総計情報を表示させてもよい。
(利用者別移動時系列履歴表示処理について)
上記実施の形態では、利用者別移動時系列履歴情報と入院期間範囲情報とを対応する利用者と関連付けて重畳表示させると説明したが、これに限られず、例えば、利用者別移動時系列履歴情報と入院期間範囲情報とを、重畳させることなく縦軸方向に沿って並列表示させてもよい。
(付記)
付記1の表示システムは、管理対象に関する情報を表示する表示システムであって、前記管理対象の管理状態を時間単位毎に特定する管理状態情報を生成するための生成用情報を所定方法で取得する取得手段と、前記取得手段にて取得された前記生成用情報に基づいて、前記管理状態情報を複数生成する生成手段と、前記生成手段にて生成された前記複数の管理状態情報を、時間単位毎に相互に対比可能となるように表示手段によって表示させる表示制御手段と、を備えた。
付記2の表示システムは、付記1に記載の表示システムにおいて、前記生成用情報は、前記管理対象を利用した利用者における時間単位毎の利用内容を示す利用内容情報を含み、前記生成手段は、前記取得手段によって取得された前記利用内容情報に基づいて、日時毎の管理対象の稼働率を複数算出し、当該算出した前記複数の稼働率をフーリエ変換することで得られる周波数スペクトルを示す稼働率スペクトル情報を前記管理状態情報として複数生成し、前記表示制御手段は、前記日時に基づいて所定方法により算出される周期又は前記周波数スペクトルの一方を縦軸にすると共に、前記周期又は前記周波数スペクトルの他方を横軸にするグラフに、前記生成手段にて生成された前記複数の稼働率スペクトル情報の各々を対応する前記周期と関連付けて表示させる。
付記3の表示システムは、付記2に記載の表示システムにおいて、前記管理対象は、医療施設であり、前記利用内容情報は、前記利用者が罹っている疾患を示す疾患情報、又は前記利用者が診療を受けた診療科を示す診療科情報の少なくともいずれか一方を含み、前記表示制御手段は、前記表示手段に表示された前記複数の稼働率スペクトル情報のいずれか1つが所定方法で選択された場合に、前記取得手段によって取得された前記利用内容情報の中から、当該選択された前記稼働率スペクトル情報に対応する前記疾患情報又は前記診療科情報を抽出し、当該抽出された前記疾患情報又は前記診療科情報を当該選択された前記稼働率スペクトル情報と関連付けて表示させる。
付記4の表示システムは、付記1に記載の表示システムにおいて、前記管理対象は、医療施設であり、前記生成用情報は、医療機関から発行される前記利用者の医科レセプトを示す医科レセプト情報であって、診療行為毎に予め決められた診療報酬算出用の点数である診療行為点数を示す診療行為点数情報と、前記診療行為が行われた日付である診療日付を示す診療日付情報と、前記医科レセプトが提出された日付であるレセプト提出日付を示すレセプト提出日付情報とを相互に関連付けて構成された医科レセプト情報を含み、前記生成手段は、前記取得手段によって取得された複数の前記医科レセプト情報に含まれる前記診療行為点数情報及び前記診療日付情報に基づいて、当該診療行為点数情報を前記診療日付毎に分類し、前記取得手段によって取得された複数の前記医科レセプト情報に含まれるレセプト提出日付情報に基づいて、前記診療日付毎に分類された前記診療行為点数情報を所定方法で設定された前記レセプト提出日付に関する分類期間毎に分類し、前記分類期間毎に分類された前記診療行為点数情報の診療行為点数の総計を算出し、当該算出された診療行為点数の総計を示す診療行為点数総計情報を前記管理状態情報として複数生成し、前記表示制御手段は、前記診療行為点数又は前記診療日付の一方を縦軸にすると共に、前記診療行為点数又は前記診療日付の他方を横軸にするグラフに、前記生成手段にて生成された前記複数の診療行為点数総計情報の各々を対応する前記診療日付と関連付けて前記分類期間毎に識別可能に表示させる。
付記5の表示システムは、付記1に記載の表示システムにおいて、前記管理対象は、医療施設であり、前記生成用情報は、医療機関から発行される前記利用者のDPCレセプトを示すDPCレセプト情報であって、DPCコードを分類した番号を示す診断群分類番号を示す診断群分類番号情報と、入院日付を示す入院日付情報と、退院日付を示す退院日付情報とを相互に関連付けて構成されたDPCレセプト情報を含み、前記診断群分類番号情報と、入院期間の範囲を示す入院期間範囲情報と、前記入院期間を区分するための入院期間区分を示す入院期間区分情報とを相互に関連付けて格納する入院期間区分情報格納手段を備え、前記生成手段は、前記取得手段によって取得された複数の前記DPCレセプト情報の各々に含まれる前記入院日付情報及び前記退院日付情報に基づいて、前記入院期間を算出し、前記取得手段によって取得された複数の前記DPCレセプト情報の各々に含まれる前記診断群分類番号情報及び前記算出された入院期間に基づいて、前記入院期間区分情報格納手段に格納されている前記入院期間区分情報の中から、当該算出された入院期間を範囲に含む前記入院期間範囲情報に対応する前記入院期間区分情報を特定し、前記特定された前記入院期間区分情報の件数を前記診断群分類番号毎に算出し、当該算出した件数を示す件数情報を前記管理状態情報として複数生成し、前記表示制御手段は、前記入院期間区分又は前記件数の一方を縦軸にすると共に、前記入院期間区分又は前記件数の他方を横軸にするグラフに、前記生成手段にて生成された前記複数の件数情報の各々を対応する前記入院期間区分と関連付けて前記診断群分類番号毎に識別可能に表示させる。
付記6の表示システムは、付記1に記載の表示システムにおいて、前記管理対象は、医療施設であり、前記生成用情報は、前記医療施設に入院している複数の利用者における日時毎の病床移動に関する移動時系列履歴を示す移動時系列履歴情報と、医療機関から発行される前記利用者のDPCレセプトを示すDPCレセプト情報であって、DPCコードを分類した番号を示す診断群分類番号を示す診断群分類番号情報で構成されたDPCレセプト情報と、を含み、前記診断群分類番号情報と、入院期間の範囲を示す入院期間範囲情報と、前記入院期間を区分するための入院期間区分を示す入院期間区分情報とを相互に関連付けて格納する入院期間区分情報格納手段を備え、前記生成手段は、前記取得手段によって取得された前記移動時系列履歴情報の中から、前記利用者毎の前記移動時系列履歴を抽出し、当該抽出された移動時系列履歴を示す利用者別移動時系列履歴情報を前記管理状態情報として複数生成し、前記入院期間区分情報格納手段に格納されている前記入院期間範囲情報の中から、前記取得手段によって取得された複数の前記DPCレセプト情報の各々に含まれる前記診断群分類番号情報に対応する前記入院期間範囲情報を前記入院期間区分毎に特定し、前記表示制御手段は、前記日時又は前記利用者の一方を縦軸にすると共に、前記日時又は前記利用者の他方を横軸にするグラフに、前記生成手段にて生成された前記複数の利用者別移動時系列履歴情報の各々と、前記生成手段にて特定された前記入院期間区分毎の前記入院期間範囲情報であって前記入院期間区分毎に識別可能に表示される前記入院期間範囲情報とを対応する前記利用者と関連付けて重畳表示させる。
付記7の表示方法は、管理対象に関する情報を表示する表示システムにおいて行われる表示方法であって、取得手段は、前記管理対象の管理状態を時間単位毎に特定する管理状態情報を生成するための生成用情報を所定方法で取得する取得ステップと、生成手段は、前記取得ステップにおいて取得された前記生成用情報に基づいて、前記管理状態情報を複数生成する生成ステップと、表示制御手段は、前記生成ステップにおいて生成された前記複数の管理状態情報を、時間単位毎に相互に対比可能となるように表示手段によって表示させる表示制御ステップと、を含む。
付記8の表示プログラムは、管理対象に関する情報を表示する表示システムに実行させるための表示プログラムであって、コンピュータを、前記管理対象の管理状態を時間単位毎に特定する管理状態情報を生成するための生成用情報を所定方法で取得する取得手段と、前記取得手段にて取得された前記生成用情報に基づいて、前記管理状態情報を複数生成する生成手段と、前記生成手段にて生成された前記複数の管理状態情報を、時間単位毎に相互に対比可能となるように表示手段によって表示させる表示制御手段と、として機能させる。
(付記の効果)
付記1に記載の表示システム、付記7に記載の表示方法、又は付記8に記載の表示プログラムによれば、取得手段にて取得された生成用情報に基づいて、管理状態情報を複数生成する生成手段と、生成手段にて生成された複数の管理状態情報を、時間単位毎に相互に対比可能となるように表示手段によって表示させる表示制御手段とを備えているので、複数の管理状態情報を時間単位毎に相互に対比可能に提示でき、従来技術に比べて、ユーザが管理対象の管理状態の時間的変動を容易に把握することが可能となる。
付記2に記載の表示システムによれば、表示制御手段は、日時に基づいて所定方法により算出される周期又は周波数スペクトルの一方を縦軸にすると共に、周期又は周波数スペクトルの他方を横軸にするグラフに、生成手段にて生成された複数の稼働率スペクトル情報の各々を対応する周期と関連付けて表示させるので、複数の稼働率スペクトル情報の各々を対応する周期と関連付けて提示することができる。よって、生成手段にて生成された稼働率を時系列で表示する場合に比べて、ユーザが管理対象の稼働率におけるピークのタイミングを把握しやすくなることから、ユーザが当該ピークのタイミングに応じた適切な措置を講じることが可能となる。
付記3に記載の表示システムによれば、表示制御手段は、表示手段に表示された複数の稼働率スペクトル情報のいずれか1つが所定方法で選択された場合に、取得手段によって取得された利用内容情報の中から、当該選択された稼働率スペクトル情報に対応する疾患情報又は診療科情報を抽出し、当該抽出された疾患情報又は診療科情報を当該選択された稼働率スペクトル情報と関連付けて表示させるので、当該選択された稼働率スペクトル情報に対応する疾患情報又は診療科情報を提示でき、ユーザが稼働率スペクトル情報に関連する詳細な情報を把握することが可能となる。
付記4に記載の表示システムによれば、生成手段は、取得手段によって取得された複数の医科レセプト情報に含まれる診療行為点数情報及び診療日付情報に基づいて、当該診療行為点数情報を診療日付毎に分類し、取得手段によって取得された複数の医科レセプト情報に含まれるレセプト提出日付情報に基づいて、診療日付毎に分類された診療行為点数情報を所定方法で設定されたレセプト提出日付に関する分類期間毎に分類し、分類期間毎に分類された診療行為点数情報の診療行為点数の総計を算出し、当該算出された診療行為点数の総計を示す診療行為点数総計情報を管理状態情報として複数生成し、表示制御手段は、診療行為点数又は診療日付の一方を縦軸にすると共に、診療行為点数又は診療日付の他方を横軸にするグラフに、生成手段にて生成された複数の診療行為点数総計情報の各々を対応する診療日付と関連付けて分類期間毎に識別可能に表示させるので、複数の診療行為点数総計情報の各々を対応する診療日付と関連付けて分類期間毎に識別可能に提示できる。よって、医科レセプトの提出状況を詳細に把握することができ、管理対象の業務状況を判断するための指標にすることが可能となる。
付記5に記載の表示システムによれば、生成手段は、取得手段によって取得された複数のDPCレセプト情報の各々に含まれる入院日付情報及び退院日付情報に基づいて、入院期間を算出し、取得手段によって取得された複数のDPCレセプト情報の各々に含まれる診断群分類番号情報及び算出された入院期間に基づいて、入院期間区分情報格納手段に格納されている入院期間区分情報の中から、当該算出された入院期間を範囲に含む入院期間範囲情報に対応する入院期間区分情報を特定し、特定された入院期間区分情報の件数を診断群分類番号毎に算出し、当該算出した件数を示す件数情報を管理状態情報として複数生成し、表示制御手段は、入院期間区分又は件数の一方を縦軸にすると共に、入院期間区分又は件数の他方を横軸にするグラフに、生成手段にて生成された複数の件数情報の各々を対応する入院期間区分と関連付けて診断群分類番号毎に識別可能に表示させるので、複数の件数情報の各々を対応する入院期間区分と関連付けて診断群分類番号毎に識別可能に提示できる。よって、診断群分類番号に対応する利用者の入院状況を詳細に把握することができ、管理対象の業務状況を判断するための指標にすることが可能となる。
付記6に記載の表示システムによれば、生成手段は、取得手段によって取得された移動時系列履歴情報の中から、利用者毎の移動時系列履歴を抽出し、当該抽出された移動時系列履歴を示す利用者別移動時系列履歴情報を管理状態情報として複数生成し、入院期間区分情報格納手段に格納されている入院期間範囲情報の中から、取得手段によって取得された複数のDPCレセプト情報の各々に含まれる診断群分類番号情報に対応する入院期間範囲情報を入院期間区分毎に特定し、表示制御手段は、日時又は利用者の一方を縦軸にすると共に、日時又は利用者の他方を横軸にするグラフに、生成手段にて生成された複数の利用者別移動時系列履歴情報の各々と、生成手段にて特定された入院期間区分毎の入院期間範囲情報であって入院期間区分毎に識別可能に表示される入院期間範囲情報とを対応する利用者と関連付けて重畳表示させるので、生成手段にて生成された複数の利用者別移動時系列履歴情報の各々と、生成手段にて特定された入院期間区分毎の入院期間範囲情報とを対応する利用者と関連付けて提示できる。よって、各利用者の入院状況を詳細に把握することができ、管理対象の業務状況を判断するための指標にすることが可能となる。
1 表示システム
10 操作部
20 通信部
30 ディスプレイ
40 スピーカ
50 表示システム本体
51 制御部
51a 取得部
51b 生成部
51c 表示制御部
52 データ記録部
52a 入院期間区分テーブル

Claims (8)

  1. 管理対象に関する情報を表示する表示システムであって、
    前記管理対象の管理状態を時間単位毎に特定する管理状態情報を生成するための生成用情報を所定方法で取得する取得手段と、
    前記取得手段にて取得された前記生成用情報に基づいて、前記管理状態情報を複数生成する生成手段と、
    前記生成手段にて生成された前記複数の管理状態情報を、時間単位毎に相互に対比可能となるように表示手段によって表示させる表示制御手段と、
    を備えた表示システム。
  2. 前記生成用情報は、前記管理対象を利用した利用者における時間単位毎の利用内容を示す利用内容情報を含み、
    前記生成手段は、
    前記取得手段によって取得された前記利用内容情報に基づいて、日時毎の管理対象の稼働率を複数算出し、当該算出した前記複数の稼働率をフーリエ変換することで得られる周波数スペクトルを示す稼働率スペクトル情報を前記管理状態情報として複数生成し、
    前記表示制御手段は、
    前記日時に基づいて所定方法により算出される周期又は前記周波数スペクトルの一方を縦軸にすると共に、前記周期又は前記周波数スペクトルの他方を横軸にするグラフに、前記生成手段にて生成された前記複数の稼働率スペクトル情報の各々を対応する前記周期と関連付けて表示させる、
    請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記管理対象は、医療施設であり、
    前記利用内容情報は、前記利用者が罹っている疾患を示す疾患情報、又は前記利用者が診療を受けた診療科を示す診療科情報の少なくともいずれか一方を含み、
    前記表示制御手段は、
    前記表示手段に表示された前記複数の稼働率スペクトル情報のいずれか1つが所定方法で選択された場合に、前記取得手段によって取得された前記利用内容情報の中から、当該選択された前記稼働率スペクトル情報に対応する前記疾患情報又は前記診療科情報を抽出し、当該抽出された前記疾患情報又は前記診療科情報を当該選択された前記稼働率スペクトル情報と関連付けて表示させる、
    請求項2に記載の表示システム。
  4. 前記管理対象は、医療施設であり、
    前記生成用情報は、医療機関から発行される前記利用者の医科レセプトを示す医科レセプト情報であって、診療行為毎に予め決められた診療報酬算出用の点数である診療行為点数を示す診療行為点数情報と、前記診療行為が行われた日付である診療日付を示す診療日付情報と、前記医科レセプトが提出された日付であるレセプト提出日付を示すレセプト提出日付情報とを相互に関連付けて構成された医科レセプト情報を含み、
    前記生成手段は、
    前記取得手段によって取得された複数の前記医科レセプト情報に含まれる前記診療行為点数情報及び前記診療日付情報に基づいて、当該診療行為点数情報を前記診療日付毎に分類し、
    前記取得手段によって取得された複数の前記医科レセプト情報に含まれるレセプト提出日付情報に基づいて、前記診療日付毎に分類された前記診療行為点数情報を所定方法で設定された前記レセプト提出日付に関する分類期間毎に分類し、
    前記分類期間毎に分類された前記診療行為点数情報の診療行為点数の総計を算出し、当該算出された診療行為点数の総計を示す診療行為点数総計情報を前記管理状態情報として複数生成し、
    前記表示制御手段は、
    前記診療行為点数又は前記診療日付の一方を縦軸にすると共に、前記診療行為点数又は前記診療日付の他方を横軸にするグラフに、前記生成手段にて生成された前記複数の診療行為点数総計情報の各々を対応する前記診療日付と関連付けて前記分類期間毎に識別可能に表示させる、
    請求項1に記載の表示システム。
  5. 前記管理対象は、医療施設であり、
    前記生成用情報は、医療機関から発行される前記利用者のDPCレセプトを示すDPCレセプト情報であって、DPCコードを分類した番号を示す診断群分類番号を示す診断群分類番号情報と、入院日付を示す入院日付情報と、退院日付を示す退院日付情報とを相互に関連付けて構成されたDPCレセプト情報を含み、
    前記診断群分類番号情報と、入院期間の範囲を示す入院期間範囲情報と、前記入院期間を区分するための入院期間区分を示す入院期間区分情報とを相互に関連付けて格納する入院期間区分情報格納手段を備え、
    前記生成手段は、
    前記取得手段によって取得された複数の前記DPCレセプト情報の各々に含まれる前記入院日付情報及び前記退院日付情報に基づいて、前記入院期間を算出し、
    前記取得手段によって取得された複数の前記DPCレセプト情報の各々に含まれる前記診断群分類番号情報及び前記算出された入院期間に基づいて、前記入院期間区分情報格納手段に格納されている前記入院期間区分情報の中から、当該算出された入院期間を範囲に含む前記入院期間範囲情報に対応する前記入院期間区分情報を特定し、
    前記特定された前記入院期間区分情報の件数を前記診断群分類番号毎に算出し、当該算出した件数を示す件数情報を前記管理状態情報として複数生成し、
    前記表示制御手段は、
    前記入院期間区分又は前記件数の一方を縦軸にすると共に、前記入院期間区分又は前記件数の他方を横軸にするグラフに、前記生成手段にて生成された前記複数の件数情報の各々を対応する前記入院期間区分と関連付けて前記診断群分類番号毎に識別可能に表示させる、
    請求項1に記載の表示システム。
  6. 前記管理対象は、医療施設であり、
    前記生成用情報は、
    前記医療施設に入院している複数の利用者における日時毎の病床移動に関する移動時系列履歴を示す移動時系列履歴情報と、
    医療機関から発行される前記利用者のDPCレセプトを示すDPCレセプト情報であって、DPCコードを分類した番号を示す診断群分類番号を示す診断群分類番号情報で構成されたDPCレセプト情報と、を含み、
    前記診断群分類番号情報と、入院期間の範囲を示す入院期間範囲情報と、前記入院期間を区分するための入院期間区分を示す入院期間区分情報とを相互に関連付けて格納する入院期間区分情報格納手段を備え、
    前記生成手段は、
    前記取得手段によって取得された前記移動時系列履歴情報の中から、前記利用者毎の前記移動時系列履歴を抽出し、当該抽出された移動時系列履歴を示す利用者別移動時系列履歴情報を前記管理状態情報として複数生成し、
    前記入院期間区分情報格納手段に格納されている前記入院期間範囲情報の中から、前記取得手段によって取得された複数の前記DPCレセプト情報の各々に含まれる前記診断群分類番号情報に対応する前記入院期間範囲情報を前記入院期間区分毎に特定し、
    前記表示制御手段は、
    前記日時又は前記利用者の一方を縦軸にすると共に、前記日時又は前記利用者の他方を横軸にするグラフに、前記生成手段にて生成された前記複数の利用者別移動時系列履歴情報の各々と、前記生成手段にて特定された前記入院期間区分毎の前記入院期間範囲情報であって前記入院期間区分毎に識別可能に表示される前記入院期間範囲情報とを対応する前記利用者と関連付けて重畳表示させる、
    請求項1に記載の表示システム。
  7. 管理対象に関する情報を表示する表示システムにおいて行われる表示方法であって、
    取得手段は、前記管理対象の管理状態を時間単位毎に特定する管理状態情報を生成するための生成用情報を所定方法で取得する取得ステップと、
    生成手段は、前記取得ステップにおいて取得された前記生成用情報に基づいて、前記管理状態情報を複数生成する生成ステップと、
    表示制御手段は、前記生成ステップにおいて生成された前記複数の管理状態情報を、時間単位毎に相互に対比可能となるように表示手段によって表示させる表示制御ステップと、
    を含む表示方法。
  8. 管理対象に関する情報を表示する表示システムに実行させるための表示プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記管理対象の管理状態を時間単位毎に特定する管理状態情報を生成するための生成用情報を所定方法で取得する取得手段と、
    前記取得手段にて取得された前記生成用情報に基づいて、前記管理状態情報を複数生成する生成手段と、
    前記生成手段にて生成された前記複数の管理状態情報を、時間単位毎に相互に対比可能となるように表示手段によって表示させる表示制御手段と、
    として機能させるための表示プログラム。
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