JP2021162986A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
(A)患者と、病棟区分及び/又は病棟、患者に対して行われた診療行為、及び、診療行為の日付とを対応づけたレセプト関連情報と、患者と、病棟区分及び/又は病棟、重症度、医療・看護必要度の各評価項目についての評価結果、及び、評価結果の日付とを対応づけた看護必要度関連情報とを患者毎及び日付毎に対比して、
(A1)前記レセプト関連情報に含まれている診療行為であって、対応する重症度、医療・看護必要度の評価項目についての対応すべき評価結果が前記看護必要度関連情報に含まれていない過剰請求診療行為の有無又は数、及び/又は、
(A2)前記看護必要度関連情報にその評価結果が含まれている重症度、医療・看護必要度の評価項目であって、その評価項目についての前記評価結果に対応すべき診療行為が前記レセプト関連情報に含まれていない未請求評価項目の有無又は数、
を判定又はカウントする手段、及び
(B)任意の期間、及び/又は、任意の病棟区分及び/又は病棟について、前記未請求評価項目及び/又は過剰請求診療行為の有無又は数を、患者毎及び/又は日付毎に表示する対比結果一覧画面を出力する手段、
を備えていることを特徴とする情報処理装置を提供することにより上記課題を解決するものである。
(C)前記過剰請求診療行為の有無又は数及び/又は前記未請求評価項目の有無又は数を、期間毎、及び/又は、病棟区分及び/又は病棟毎に表示する対比結果一覧画面を出力する手段、
を備えていることを特徴とする情報処理装置を提供することにより上記課題を解決するものである。
(D)個々の診療行為について予め定められている所定の診療報酬金額に関する情報に基づいて、任意の期間、及び/又は、任意の病棟区分及び/又は病棟における前記過剰請求診療行為の全てについての診療報酬金額の合計を出力する手段、
を備えていることを特徴とする情報処理装置を提供することにより上記課題を解決するものである。
(E)任意の患者、任意の病棟区分及び/又は病棟、及び/又は、任意の期間について、
(E1)前記未請求評価項目とそれについての評価結果、又は、
(E2)前記過剰請求診療行為とそれに対応する重症度、医療・看護必要度の評価項目とその評価結果、又は、
(E3)前記E1及びE2の双方を、
その日付と対応づけて表示する不一致情報一覧画面を出力する手段、
を備えていることを特徴とする情報処理装置を提供することにより上記課題を解決するものである。
(F)前記未請求評価項目と対応づけて、個々の前記未請求評価項目とその評価結果に対応する診療行為の一覧を、当該一覧に含まれる診療行為の中から一又は複数の診療行為を選択可能な形式で、前記不一致情報一覧画面に出力する手段、及び、
(G)診療行為の前記一覧の中から選択された診療行為を選択された未請求診療行為として、前記不一致情報一覧画面に出力する手段、
を備えていることを特徴とする情報処理装置を提供することにより上記課題を解決するものである。
(H)個々の診療行為について予め定められている所定の診療報酬金額に関する情報に基づいて、選択された前記未請求診療行為のそれぞれについての診療報酬金額、及び/又は選択された前記未請求診療行為の全てについての診療報酬金額の合計を前記不一致情報一覧画面に出力する手段、
を備えていることを特徴とする情報処理装置を提供することにより上記課題を解決するものである。
(I)前記不一致情報一覧画面を介して、少なくとも患者及び日付を指定した、重症度、医療・看護必要度についての編集要求を受け付ける手段、
(J)前記編集要求があったとき、患者と、その患者について必要とされる重症度、医療・看護必要度に係る評価項目、前記評価項目についての評価結果、及び、その日付とを対応づけて記憶する記憶部から、前記指定された日付における、前記指定された患者について必要とされる評価項目、及び、その評価項目について既に前記記憶部に記憶されている評価結果を取得し、当該評価項目と評価結果とを対応づけて、重症度、医療・看護必要度の編集画面として出力する手段、及び、
(K)前記編集画面を介して、変更及び/又は入力された評価結果を、評価項目と対応づけて、前記指定された患者の前記指定された日付の重症度、医療・看護必要度として、前記記憶部に出力する手段、
を備えていることを特徴とする情報処理装置を提供することにより上記課題を解決するものである。
図1は、本発明の情報処理装置の一例である情報処理装置10を含んで構成される情報処理システムの全体構成を示す概念図である。図1に示すとおり、情報処理システム1は、情報処理装置10、レセプト情報管理装置20、及び、看護必要度情報管理装置30を備えており、これらの装置が適宜のネットワークNを介して接続されている。
本発明の情報処理装置10は、取得したレセプト関連情報及び看護必要度関連情報を分析するための装置であり、図1に示すとおり、機能概念的に、入力部11、制御部12、表示部13、通信部14、記憶部15を備えている。
レセプト情報管理装置20は、医療機関が審査支払機関に提出する診療報酬明細書及び/又は調剤報酬明細書に関する情報を記録・管理するための装置である。レセプト情報管理装置20は、患者と、病棟区分及び/又は病棟、患者に対して行われた診療行為、及び、診療行為の日付とを対応づけたレセプト関連情報を含む、いわゆるレセプト情報を記憶部21に記憶している。或いは、レセプト情報管理装置20は、レセプト情報を記憶している図示しない記憶装置に随時アクセスしてレセプト情報を適宜取得可能な装置であっても良い。なお、このようなレセプト情報又はレセプト関連情報を含むファイルには、医療機関において医事会計課等が管理する、いわゆるEF統合ファイルが含まれる。後述するように、情報処理装置10は、例えば、医事会計課に設置されているレセプト情報管理装置20が出力したEF統合ファイルを取り込むことによりレセプト関連情報を取得することができる。
看護必要度情報管理装置30は、医療機関における個々の患者についての重症度、医療・看護必要度に関する情報を記録・管理するための装置である。看護必要度情報管理装置30は、患者と、病棟区分及び/又は病棟、重症度、医療・看護必要度についての評価結果、及び、評価結果の日付とを対応づけた看護必要度関連情報、又はこれを含む看護必要度情報を記憶部31に記憶している。或いは、看護必要度情報管理装置30は、看護必要度関連情報又はこれを含む看護必要度情報を記憶している図示しない記憶装置に随時アクセスして、看護必要度関連情報又はこれを含む看護必要度情報を適宜取得可能な装置であっても良い。いずれにせよ、看護必要度情報管理装置30は看護必要度関連情報又はこれを含むファイルを出力することができる。このような看護必要度関連情報を含むファイルには、いわゆるHファイルが含まれる。後述するように、本発明の情報処理装置10は、例えば、医療機関の担当部署が出力したHファイルを取り込むことにより看護必要度関連情報を取得することができる。
以下、本発明の情報処理装置10の基本動作について説明する。
操作者Aが情報処理装置10を起動すると、例えば、図2に示すようなファイル取り込み画面が情報処理装置10の表示部13に表示される。図2に見られるとおり、ファイル取り込み画面101には、「Hファイル」及び「EF統合ファイル」のそれぞれに対応する「参照」ボタンが表示されている。分析対象とする看護必要度関連情報を含んでいるHファイルを選択するには、「Hファイル」に対応する「参照」ボタンをクリックすれば良い。「参照」ボタンがクリックされると、取り込み対象とするファイルを選択するための図示しないダイアログが表示されるので、そのダイアログから、必要とする看護必要度関連情報を含む任意のファイルを選択すれば良い。一方、分析対象とするレセプト関連情報を含んでいるEF統合ファイルを選択するには、ファイル取り込み画面101において、「EF統合ファイル」に対応する「参照」ボタンをクリックして、同様の手順に従えば良い。以上のようにして、任意のHファイルとEF統合ファイルを選択した後に、ファイル取り込み画面101の下部に表示されている「取り込み」ボタンをクリックすると、情報処理装置10の制御部12は、当該Hファイル及びEF統合ファイルの取り込みを開始する。Hファイル及びEF統合ファイルは、それぞれ看護必要度関連情報及びレセプト関連情報を含んでいるので、情報処理装置10の制御部12は、取り込まれたHファイル及びEF統合ファイルから必要な看護必要度関連情報及びレセプト関連情報を取り出すことができる。
情報処理装置10の判定部12aは、情報処理装置10が取得したレセプト関連情報と看護必要度関連情報とを患者及び日付毎に対比することによって、未請求評価項目の有無又は数、及び/又は、過剰請求診療行為の有無又は数を判定又はカウントする手段を備えている。以下、この手段について説明する。
情報処理装置10の判定部12aは、看護必要度関連情報にその評価結果が含まれている重症度、医療・看護必要度の評価項目であって、その評価項目についての前記評価結果に対応すべき診療行為がレセプト関連情報に含まれていない評価項目を未請求評価項目と判定する手段を備えている。以下、説明する。
一方、情報処理装置10の判定部12aは、取得したレセプト関連情報に含まれている診療行為であって、対応する重症度、医療・看護必要度の評価項目についての対応すべき評価結果が看護必要度関連情報に含まれていない診療行為を過剰請求診療行為であると判定する。すなわち、取得したレセプト関連情報に、例えば図12の一覧表の最右欄「診療行為名称」の欄に列挙されている診療行為のいずれか1つ又は複数が含まれている場合には、看護必要度関連情報には、同じ患者、同じ日付に対応づけられて、評価項目「創傷処置((1)創傷の処置(褥瘡の処置を除く))」についての評価結果「あり」が含まれているべきであるところ、そうでない場合には、当該診療行為は過剰請求診療行為であると判定される。そして、判定部12aが過剰請求診療行為であると判定した診療行為が一つでもあったとき、情報処理装置10は、当該患者の当該日付の診療行為について、過剰請求診療行為「有」と判定する。併せて、情報処理装置10は、過剰請求診療行為であると判定された診療行為の数を、患者毎、日付毎にカウントする。判定部12aが過剰請求診療行為であると判定した診療行為が一つもないとき、情報処理装置10は、当該患者の当該日付の診療行為について、過剰請求診療行為「無」と判定する。このとき、過剰請求診療行為であると判定された診療行為の数を、情報処理装置10が「0」とカウントすることはいうまでもない。
次に、情報処理装置10の出力制御部12bが出力する看護必要度関連情報及びレセプト関連情報の対比結果一覧画面、及び、その閲覧方法について説明する。
対比結果一覧画面を閲覧するためには、ファイル取り込み画面101において、看護必要度関連情報及びレセプト関連情報の取り込み操作を行った後、例えば、同じくファイル取り込み画面101の上部に表示されたメニューリストの中から「対比結果一覧」をクリックすれば良い。「対比結果一覧」がクリックされると、例えば、図3に示すような対比結果一覧画面102が表示される。図3に示す対比結果一覧画面102において、操作者Aは、まず、画面上部左側に「▼」として表示されているプルダウンメニューを用いて、対比結果を閲覧したい任意の期間、病棟、及び、病棟区分の選択を行う。期間、病棟、病棟区分のいずれかが選択された状態で、さらに「表示」ボタンがクリックされると、情報処理装置10の表示部13には、選択された期間、病棟、及び/又は、病棟区分についての対比結果を表示する対比結果一覧画面が表示される。なお、本例において、操作者Aは期間「2020年2月」、病棟「一階病棟」を選択し、病棟区分は選択しなかったものとする。このように、期間(年月)、病棟、病棟区分は、少なくともそのいずれか一つが選択されれば良く、必ずしもその全てが選択されることは必須ではない。
以上のようにして表示される対比結果一覧画面、及び、そこに表示される情報の一例を図4に示す。図4に示すとおり、対比結果一覧画面103には、病棟「一階病棟」が割り当てられている全ての患者に関して、期間「2020年2月」についての対比結果が、患者毎、日付毎に表示されている。対比結果一覧画面103の一覧表中、「患者番号」(例えば「00001」等)の右隣に記載されている「病棟区分」に対応する行には、各患者の各日付における病棟区分が表示されている。なお、本例において、特定の病棟区分の選択は行われていないので、対比結果一覧画面103には、病棟区分「一般病棟」が割り当てられている患者番号「00001」及び「00002」の患者、並びに、病棟区分「地域包括」が割り当てられている患者番号「00003」の患者についての対比結果が、病棟区分を問わず、共に表示されている。なお、患者番号は、個々の患者に対して固有に割り振られる識別番号である。
情報処理装置10は、好適な一例において、患者毎及び/又は日付毎の未請求評価項目の数、及び/又は過剰請求診療行為の数をカウントする手段を備えている。情報処理装置10が当該カウント手段を備えている場合には、任意の期間、任意の病棟区分及び/又は病棟について、その病棟区分及び/又は病棟が割り当てられている全ての患者の、その期間内の全ての日付についての未請求評価項目の数の合計、及び/又は過剰請求診療行為の数の合計をカウントし、適宜の形式で出力することができる。
また、本例の情報処理装置10は、任意の患者、任意の病棟区分及び/又は病棟、及び/又は、任意の期間について、前記未請求評価項目とそれについての評価結果、及び、前記過剰請求診療行為とそれに対応する重症度、医療・看護必要度の評価項目とその評価結果を、その日付と対応づけて表示する不一致情報一覧画面を出力する手段を備えている。なお、前記不一致情報一覧画面は、前記過剰請求診療行為とそれに対応する重症度、医療・看護必要度の評価項目とその評価結果は含めずに、前記未請求評価項目とそれについての評価結果を、その日付と対応づけて表示する画面であっても良く、また、前記未請求評価項目とそれについての評価結果は含めずに、前記過剰請求診療行為とそれに対応する重症度、医療・看護必要度の評価項目とその評価結果を、その日付と対応づけて表示する画面であっても良い。以下、情報処理装置10の出力制御部12bが出力する不一致情報一覧画面、及び、その閲覧方法について説明する。
患者番号「00001」で特定される患者P1、期間「2020年2月」について、未請求評価項目とそれについての評価結果、及び、前記過剰請求診療行為とそれに対応する重症度、医療・看護必要度の評価項目とその評価結果を、その日付と対応づけて表示する不一致情報一覧画面を閲覧したい場合には、対比結果一覧画面103において、患者番号00001の患者P1を、例えばダブルクリックして選択すれば良い。このようなダブルクリックがあると、対比結果一覧画面103と同じ期間「2020年2月」、及び、選択された患者P1を対象とする、不一致情報一覧画面が情報処理装置10の表示部13に表示される。
以上のようにして表示される不一致情報一覧画面と、そこに表示される情報の一例を図5に示す。図5に示すとおり、不一致情報一覧画面104の中段の表には、患者P1の期間「2020年2月」における個々の未請求評価項目とそれについての評価結果、及び過剰請求診療行為とそれに対応する重症度、医療・看護必要度の評価項目とその評価項目についての評価結果が、それらの日付と対応づけられて、それぞれ「看護必要度の評価項目」及び「評価結果」、「レセプト請求内容」、及び「日付」の欄に表示されている。
また、不一致情報一覧画面104においては、各未請求評価項目と対応づけて、その未請求評価項目とその評価結果に対応する診療行為の一覧が、当該診療行為の中から一又は複数の診療行為を選択可能な形式で表示されるようになっている。このような診療行為の一覧は、例えば、患者番号「00001」で特定される患者P1について、未請求評価項目とされている、日付「2/2」(2月2日)の重症度、医療・看護必要度の評価項目「A項目:創傷処置((2)褥瘡の処置を除く)」に対応する「レセプト選択」の欄に表示されている「▼」ボタンをクリックすることによって表示させることができる。当該「▼」ボタンをクリックすると、重症度、医療・看護必要度の評価項目「A項目:創傷処置((2)褥瘡の処置を除く)」についての評価結果「あり」に対応する診療行為の一覧がプルダウンメニューで表示される。前述したとおり、各評価項目とその評価結果に対応する診療行為は予め定められており、評価項目「A項目:創傷処置((2)褥瘡の処置を除く)」の評価結果「あり」に対応すべき診療行為の一覧は、例えば図12の一覧表の最右欄「診療行為名称」の欄に列挙されているとおりである。つまり、情報処理装置10は、例えば記憶部15などの記憶部を参照して、不一致情報一覧画面104において、特定の未請求評価項目について「レセプト選択」欄の「▼」ボタンがクリックされると、当該未請求評価項目とその評価結果に対応する診療行為の一覧をプルダウンメニューとして不一致情報一覧画面104に出力し、表示させる手段を備えている。
前述したとおり、個々の診療行為についての診療報酬金額は予め定められている。本例において、その情報は情報処理装置10の記憶部15に記憶されているので、情報処理装置10は、不一致情報一覧画面において選択されたそれぞれの未請求診療行為についての診療報酬金額、及び、選択された未請求診療行為の全てについての診療報酬金額の合計を求めて、これらを不一致情報一覧画面に出力する手段を備えている。
レセプト関連情報と看護必要度関連情報の対比結果と、電子カルテ又は看護記録とを比較検討した結果、看護必要度関連情報に変更が必要な場合がある。このような場合にも、本例の情報処理装置10は、医療機関における患者についての看護必要度に関する情報を管理する看護必要度情報管理装置30が備えている記憶部31に随時アクセスし、そこに記憶されている情報を変更及び/又は新規に入力する手段を備えているので、対応することができる。以下、本例の情報処理装置10を用いて、記憶部31に記憶されている看護必要度に関する情報を変更する手順について説明する。
本例においては、看護師等の医療スタッフが電子カルテ及び看護記録を確認した結果、患者P1の日付「2/2」(2月2日)における重症度、医療・看護必要度の評価項目「呼吸ケア」に対応する評価結果は「あり」ではなく、「なし」であるべきであったことが確認されたものとする。このような場合、操作者Aは、重症度、医療・看護必要度の評価対象である患者を患者P1、日付を「2020年2月2日」と指定して、重症度、医療・看護必要度についての編集要求を、例えば、次のようにして行うことができる。
図7は、このようにして情報処理装置10の表示部13に出力される看護必要度の編集画面、及び、そこに表示される情報の一例を示す図である。図7に示すとおり、看護必要度の編集画面106には、患者P1について必要とされる評価項目とともに、当該患者P1について必要とされる各評価項目について既に記憶部31に記憶されている評価結果が表示されている。図示の例では、「創傷の処置」に対応する評価結果は「あり」、「呼吸ケア」に対応する評価結果は「あり」、「点滴ライン同時3本以上の管理」に対応する評価結果は「なし」、及び「心電図モニターの管理」に対応する評価結果は「なし」と表示されている。なお、これらの評価結果は、図6に示した不一致情報一覧画面105において、患者番号「00001」の患者P1について、日付「2/2」における、重症度、医療・看護必要度の評価項目「創傷処置」及び「呼吸ケア」に対応する評価結果が「あり」となっていたことと一致している。
また、本例の情報処理装置10は、任意の病棟区分及び期間について、日付毎の患者の数及びその合計と、日付毎の重症度、医療・看護必要度Iの基準を満たす患者の数及びその合計と、日付毎の重症度、医療・看護必要度IIの基準を満たす患者の数及びその合計を表示する看護必要度判定結果一覧画面を出力する手段を備えている。以下、情報処理装置10の出力制御部12bが出力する看護必要度判定結果一覧画面、及び、その閲覧方法について説明する。
本例において、看護必要度判定結果一覧画面を閲覧するためには、例えば、不一致情報一覧画面105の画面上部に表示されているメニューリストの中から「看護必要度判定」の項目をクリックすれば良い。「看護必要度判定」がクリックされると、例えば、図9に示すような看護必要度判定結果一覧画面108が表示される。図9に示す看護必要度判定結果一覧画面108において、操作者Aは、まず、画面上部左側に「▼」として表示されているプルダウンメニューを用いて、看護必要度の判定結果を閲覧したい任意の期間、病棟、及び、病棟区分の選択を行う。少なくとも期間及び病棟区分が選択された状態で、さらに「表示」ボタンがクリックされると、情報処理装置10の表示部13には、選択された期間、病棟区分についての看護必要度の判定結果を表示する看護必要度判定結果一覧画面が表示される。なお、本例において、操作者Aは期間「2020年2月」、病棟区分「一般病棟」を選択し、病棟は選択しなかったものとする。このように、看護必要度の判定結果を閲覧するためには、期間(年月)及び病棟区分が選択されていれば良く、病棟の選択は必ずしも必須ではない。ちなみに、期間、病棟区分に加えて、さらに病棟の選択があった場合には、選択された期間、病棟区分、及び病棟についての看護必要度の判定結果を表示する看護必要度判定結果一覧画面が表示されることは言うまでもない。
以上のようにして表示される看護必要度判定結果一覧画面、及び、そこに表示される情報の一例を図10に示す。図10に示すとおり、看護必要度判定結果一覧画面109の略中央に表示されている一覧表には、選択された期間「2020年2月」について、病棟区分「一般病棟」が割り当てられている患者の数と、病棟区分「一般病棟」が割り当てられている患者であって重症度、医療・看護必要度Iの基準を満たす患者の数、及び、病棟区分「一般病棟」が割り当てられている患者であって重症度、医療・看護必要度IIの基準を満たす患者の数が、日付毎に表示されている。看護必要度判定結果一覧画面109に表示されている当該一覧表中、「患者数」に対応する行には、各日付における病棟区分「一般病棟」が割り当てられている患者の数が表示されている。例えば、「患者数」に対応する行の日付「1(土)」(2020年2月1日)に対応する欄には、「38」と表示されている。これは2020年2月1日おいて、病棟区分「一般病棟」が割り当てられている患者が38人存在することを意味している。
10 情報処理装置
11 入力部
12 制御部
12a 判定部
12b 出力制御部
13 表示部
14 通信部
15 記憶部
20 レセプト情報管理装置
21 記憶部
30 看護必要度情報管理装置
31 記憶部
101 ファイル取り込み画面
102、103 対比結果一覧画面
104、105 不一致情報一覧画面
106、107 看護必要度の編集画面
108、109 看護必要度判定結果一覧画面
N ネットワーク
Claims (8)
- (A)患者と、病棟区分及び/又は病棟、患者に対して行われた診療行為、及び、診療行為の日付とを対応づけたレセプト関連情報と、患者と、病棟区分及び/又は病棟、重症度、医療・看護必要度の各評価項目についての評価結果、及び、評価結果の日付とを対応づけた看護必要度関連情報とを患者毎及び日付毎に対比して、
(A1)前記レセプト関連情報に含まれている診療行為であって、対応する重症度、医療・看護必要度の評価項目についての対応すべき評価結果が前記看護必要度関連情報に含まれていない過剰請求診療行為の有無又は数、及び/又は、
(A2)前記看護必要度関連情報にその評価結果が含まれている重症度、医療・看護必要度の評価項目であって、その評価項目についての前記評価結果に対応すべき診療行為が前記レセプト関連情報に含まれていない未請求評価項目の有無又は数、
を判定又はカウントする手段、及び
(B)任意の期間、及び/又は、任意の病棟区分及び/又は病棟について、前記未請求評価項目及び/又は過剰請求診療行為の有無又は数を、患者毎及び/又は日付毎に表示する対比結果一覧画面を出力する手段
を備えていることを特徴とする情報処理装置。 - さらに、
(C)前記過剰請求診療行為の有無又は数及び/又は前記未請求評価項目の有無又は数を、期間毎、及び/又は、病棟区分及び/又は病棟毎に表示する対比結果一覧画面を出力する手段
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - さらに、
(D)個々の診療行為について予め定められている所定の診療報酬金額に関する情報に基づいて、任意の期間、及び/又は、任意の病棟区分及び/又は病棟における前記過剰請求診療行為の全てについての診療報酬金額の合計を出力する手段
を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - さらに、
(E)任意の患者、任意の病棟区分及び/又は病棟、及び/又は、任意の期間について、
(E1)前記未請求評価項目とそれについての評価結果、又は、
(E2)前記過剰請求診療行為とそれに対応する重症度、医療・看護必要度の評価項目とその評価結果、又は、
(E3)前記E1及びE2の双方を、
その日付と対応づけて表示する不一致情報一覧画面を出力する手段
を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - さらに、
(F)前記未請求評価項目と対応づけて、個々の前記未請求評価項目とその評価結果に対応する診療行為の一覧を、当該一覧に含まれる診療行為の中から一又は複数の診療行為を選択可能な形式で、前記不一致情報一覧画面に出力する手段、及び、
(G)診療行為の前記一覧の中から選択された診療行為を選択された未請求診療行為として、前記不一致情報一覧画面に出力する手段、
を備えていることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - さらに、
(H)個々の診療行為について予め定められている所定の診療報酬金額に関する情報に基づいて、選択された前記未請求診療行為のそれぞれについての診療報酬金額、及び/又は選択された前記未請求診療行為の全てについての診療報酬金額の合計を前記不一致情報一覧画面に出力する手段
を備えていることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。 - さらに、
(I)前記不一致情報一覧画面を介して、少なくとも患者及び日付を指定した、重症度、医療・看護必要度についての編集要求を受け付ける手段、
(J)前記編集要求があったとき、患者と、その患者について必要とされる重症度、医療・看護必要度に係る評価項目、前記評価項目についての評価結果、及び、その日付とを対応づけて記憶する記憶部から、前記指定された日付における、前記指定された患者について必要とされる評価項目、及び、その評価項目について既に前記記憶部に記憶されている評価結果を取得し、当該評価項目と評価結果とを対応づけて、重症度、医療・看護必要度の編集画面として出力する手段、及び、
(K)前記編集画面を介して、変更及び/又は入力された評価結果を、評価項目と対応付けて、前記指定された患者の前記指定された日付の重症度、医療・看護必要度として、前記記憶部に出力する手段、
を備えていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 1又は複数のコンピュータを、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
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JP2018112947A (ja) * | 2017-01-12 | 2018-07-19 | 株式会社サイバー・ラボ | 表示システム、表示方法、及び表示プログラム |
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