JP2018112938A - 機器点検支援方法、機器点検支援装置及び機器点検支援システム - Google Patents

機器点検支援方法、機器点検支援装置及び機器点検支援システム Download PDF

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    • G05B23/02Electric testing or monitoring

Abstract

【課題】作業者による点検作業を適切に支援する。【解決手段】機器点検支援装置50は、点検対象の機器の点検作業の情報を取得する点検作業情報取得部52と、点検作業が行われる前の所定期間に機器の近傍のセンサにより取得されたセンサデータと、センサの位置情報と、を検出値DB60から読み出し、読み出したセンサデータの傾向に関する情報と、センサの位置情報とを、点検作業の情報と関連付けて点検作業支援DB62に記憶する学習部56と、位置検出装置40が検出した作業者の位置情報に基づいて、近傍で取得されたセンサデータと、前記センサの位置情報と、を検出値DBから抽出し、点検作業情報取得部52を参照して、抽出したセンサデータの傾向に関する情報とセンサの位置情報とに対応する点検作業の情報を特定し、出力する情報提供部58と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、機器点検支援方法、機器点検支援装置及び機器点検支援システムに関する。
設備の点検作業は、予め作成されたマニュアルに基づいて作業者が実行するのが一般的である。近年においては、作業者の保全作業の実績を管理する技術や、最短の点検ルートを提示する技術が提案されている(例えば、特許文献1、2等参照)。
特開2003−303013号公報 特開2008−171086号公報
しかしながら、点検時にマニュアルから該当事例を探し出す作業は非効率的である。また、マニュアルにおいてすべての事例が網羅できていない場合には、作業者の経験や勘が必要となるため、作業者の熟練度によって作業の質が異なるおそれがある。
1つの側面では、本発明は、作業者による点検作業を適切に支援することが可能な機器点検支援方法、機器点検支援装置及び機器点検支援システムを提供することを目的とする。
一つの態様では、機器点検支援方法は、センサにより検出されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときの前記センサの位置情報と、を取得して第1記憶部に記憶し、点検対象の機器の点検作業の情報を取得し、前記点検作業の情報を取得すると、該点検作業が行われる前の所定期間に前記点検対象の機器の近傍のセンサにより取得されたセンサデータと、該センサの位置情報と、を前記第1記憶部から読み出し、読み出した前記センサデータの傾向に関する情報と、該センサの位置情報とを、前記点検作業の情報と関連付けて第2記憶部に記憶し、位置検出装置が検出した作業者の位置情報に基づいて、該位置情報が検出される前の所定期間に前記作業者の近傍で取得されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときの前記センサの位置情報と、を前記第1記憶部から抽出し、前記第2記憶部を参照して、抽出した前記センサデータの傾向に関する情報と前記センサの位置情報とに対応する点検作業の情報を特定し、出力する、処理をコンピュータが実行する機器点検支援方法である。
作業者による点検作業を適切に支援することができる。
第1の実施形態に係る機器点検支援システムの構成を概略的に示す図である。 サーバのハードウェア構成を示す図である。 サーバの機能ブロック図である。 図4(a)は、工場内の機器の配置の一例を示すとともに、センサの位置情報(位置座標)を示す図であり、図4(b)は、検出値DBのデータ構造の一例を示す図である。 点検作業支援DBのデータ構造の一例を示す図である。 図6(a)、図6(b)は、パターン分析について説明するための図である。 図7(a)、図7(b)は、相関分析について説明するための図である。 第1の実施形態に係る学習フェーズの処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る運用フェーズの処理を示すフローチャートである。 図10(a)は、第2の実施形態に係る運用フェーズの処理を示すフローチャートであり、図10(b)は、タブレット端末に表示されるセンサデータの例を示す図である。 第3の実施形態に係る点検ルートの設定処理を示すフローチャートである。 図12(a)〜図12(d)は、点検ルートの設定処理を説明するための表及びグラフである。 第3の実施形態に係る点検ルートの提供処理を示すフローチャートである。
以下、機器点検支援システムの第1の実施形態について、図1〜図9に基づいて詳細に説明する。
図1には、第1の実施形態に係る機器点検支援システム100の構成が概略的に示されている。本実施形態の機器点検支援システム100は、例えば、作業者が工場内の機器を点検するときに、作業者の点検作業を支援するための情報を提供するシステムである。
図1に示すように、機器点検支援システム100は、作業者が保持するセンサユニット10と、データ収集機20と、情報処理装置としてのタブレット端末30と、工場内に設置される位置検出装置40と、工場内センサ45と、各装置とネットワーク80を介して接続された機器点検支援装置としてのサーバ50と、を備える。
センサユニット10は、各種センサ(マイクや振動センサなど)を有し、作業者の操作に応じて又は自動で、音や振動などを検出する処理を実行する。なお、センサユニット10は、GPS(Global Positioning System)等の位置検出装置を有しているものとする。
データ収集機20は、センサユニット10と接続され、センサユニット10で検出された検出値(センサデータ)を収集し、ネットワーク80を介してサーバ50に送信する機能を有する。また、データ収集機20は、センサユニット10が有する位置検出装置から位置情報を取得し、センサデータが収集された位置の情報として、センサデータに関連付けた状態でサーバ50に送信する機能も有する。
タブレット端末30は、作業者が点検作業を行う際に携帯する端末である。タブレット端末30は、作業者が入力した点検作業の結果の情報を受け付け、サーバ50に送信する。また、タブレット端末30は、サーバ50から送信されてくる点検作業を支援する情報を受信し、出力する。なお、タブレット端末30が、内蔵する各種センサで検出した検出値(センサデータ)や位置情報をサーバ50に送信してもよい。
位置検出装置40は、工場内に設置されるビーコンやカメラ等であり、作業者の位置を検出する機能を有する。位置検出装置40による検出結果は、サーバ50に送信される。なお、位置検出装置40は、センサユニット10やタブレット端末30が有する位置検出装置が検出した位置情報を取得し、取得した位置情報を作業者の位置情報として扱うこととしてもよい。なお、位置検出装置40は、GPS(Global Positioning System)センサなどを含む、作業者が保持する装置であってもよい。
工場内センサ45は、工場内に設置される各種センサであり、工場内の音や振動、その他の情報を検出する機能を有する。工場内センサ45は、工場内の複数箇所に設けられているものとし、各工場内センサ45の位置は予めわかっているものとする。
サーバ50は、センサユニット10や工場内センサ45、タブレット端末30などにより検出された検出値(センサデータ)を取得し、管理する。また、サーバ50は、タブレット端末30から送信されてきた、点検作業の結果の情報を取得し、管理する。更に、サーバ50は、管理している情報に基づいて、作業者の点検作業を支援するための情報を特定し、適切なタイミングで、タブレット端末30に対して出力する。
図2には、サーバ50のハードウェア構成の一例が示されている。図2に示すように、サーバ50は、CPU(Central Processing Unit)90、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)94、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))96、ネットワークインタフェース97、及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えている。これらサーバ50の構成各部は、バス98に接続されている。サーバ50では、ROM92あるいはHDD96に格納されているプログラム、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラムをCPU90が実行することにより、図3に示す機能が実現される。なお、図3には、サーバ50のHDD96等に格納されている第1記憶部としての検出値DB(database)60、第2記憶部としての点検作業支援DB62も図示されている。
図3には、サーバ50の機能ブロック図が示されている。図3に示すように、サーバ50は、プログラムを実行することにより、点検作業情報取得部52、センサデータ取得部54、学習部56、情報提供部58、として機能する。
点検作業情報取得部52は、タブレット端末30から作業者が入力した点検作業の結果の情報(例えば、「配管に故障あり」などの点検結果や、「バルブの交換」などの作業結果の情報)が送信されてくると、送信されてきた情報を取得し、学習部56に入力する。
センサデータ取得部54は、各種センサの検出値(センサデータ)や、センサデータを検出したときのセンサの位置情報をセンサユニット10やタブレット端末30、工場内センサ45等から取得し、検出値DB60に格納したり、情報提供部58に入力したりする。図4(a)は、工場内の機器の配置の一例を示すとともに、センサの位置情報(位置座標)を示す図である。また、図4(b)は、検出値DB60のデータ構造の一例を示す図である。図4(b)に示すように、検出値DB60には、「センサ」、「位置情報」、「センサデータ(時刻、値)」の各フィールドを有する。「センサ」のフィールドには、センサデータを検出したセンサの識別情報が格納される。「位置情報」のフィールドには、センサがセンサデータを検出したときの位置の情報が格納される。例えば、図4(a)の位置でセンサデータが検出された場合には、位置情報として座標(X,Y)が「センサ」のフィールドに格納される。「センサデータ(時刻、値)」のフィールドには、センサデータが検出された時刻と、センサデータ(実測値)とが格納される。
学習部56は、点検作業情報取得部52から点検作業の結果の情報を取得した場合に、取得した情報と、検出値DB60に格納されているデータと、を関連付け、点検作業支援DB62に格納する。この格納の際に、学習部56は、センサデータの傾向を分析し、分析結果についても点検作業支援DB62に格納する。なお、学習部56が実行する分析は、例えば、パターン分析や、相関分析などである。ここで、学習部56が取得する点検作業の結果の情報は、点検対象の機器の情報と、点検結果や作業結果の情報と、を含んでいる。したがって、学習部56は、点検対象の機器の情報に基づいて、当該機器の位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて、当該機器の近傍で、点検が行われた時点の前の所定時間に得られたセンサデータを特定する。そして、学習部56は、特定したセンサデータと、点検作業の結果の情報とを関連付けて、図5に示す点検作業支援DB62に格納する。図5に示すように、点検作業支援DB62は、「センサ」、「位置情報」、「センサデータ(時刻、値)」、「時系列パターン」、「相関係数」、「点検作業の結果の情報」の各フィールドを有する。「センサ」のフィールドには、センサの識別情報が格納され、「位置情報」のフィールドには、センサデータを検出したセンサの位置情報が格納される。また、「センサデータ(時刻、値)」のフィールドには、センサデータが検出された時刻と、センサデータ(実測値)とが格納される。更に、「時系列パターン」のフィールドには、パターン分析の結果が格納され、「相関係数」のフィールドには、相関分析の結果が格納され、「点検作業の結果の情報」のフィールドには、点検作業の結果の情報(点検の結果や作業の結果の情報)が格納される。
本実施形態において、学習部56が実行するパターン分析は、例えば、点検作業が行われた時点の前の所定時間において図6(a)に示すようなセンサデータ(時系列データ)が得られた場合に、当該時系列データ上を破線で示すような窓を動かして、図6(b)に示すような1又は複数の代表的なパターンデータを抽出する処理である。学習部56は、各パターンを近似関数で表現し、点検作業支援DB62の「時系列パターン」のフィールドに格納する。
また、学習部56が実行する相関分析は、例えば、点検作業が行われた時点の前の所定時間において図7(a)、図7(b)に示すような時系列データがセンサa,bで得られた場合に、点検作業を行う直前における両時系列データの相関係数を求める処理である。例えば、図7(a)、図7(b)のようにセンサa,bの直前1日分の時系列データが相関のある変化を示しており、相関係数が例えば0.95であった場合には、2つのセンサa,bの相関係数として、図5の点検作業支援DB62の「相関係数」のフィールドに「0.95」が格納される。
なお、点検作業支援DB62は、点検作業の結果の情報が得られる毎に作成されるようになっている。
図3に戻り、情報提供部58は、作業者の位置情報に基づいて、作業者の位置近傍で直前の所定期間内に取得されたセンサデータを抽出し、点検作業支援DB62を参照して、抽出されたセンサデータに対応する(同一又は類似する)データの存在を確認する。具体的には、情報提供部58は、抽出したセンサデータを取得したセンサの識別子と位置情報とに基づいて、点検作業支援DB62から、同一のセンサにより同一又は類似する位置で取得され、抽出したセンサデータと同一又は類似するデータを特定し、特定したデータに関連付けられている点検作業の結果の情報を抽出する。そして、情報提供部58は、抽出した情報をタブレット端末30に対して出力する。
次に、図8、図9のフローチャートに沿って、サーバ50の処理について詳細に説明する。図8は、学習フェーズにおけるサーバ50の処理を示すフローチャートであり、図9は、運用フェーズにおけるサーバ50の処理を示すフローチャートである。なお、学習フェーズは、点検作業支援DB62を作成、更新する処理であり、運用フェーズは、学習フェーズで作成、更新された点検作業支援DB62を用いて作業者による点検作業を支援する処理である。
(学習フェーズについて)
図8の処理では、ステップS10において、センサデータ取得部54は、データ収集機20や、タブレット端末30、工場内センサ45等から、センサデータとセンサの位置情報が送信されてくるまで待機する。
センサデータとセンサの位置情報が送信されてくると、ステップS12に移行し、センサデータ取得部54は、センサデータとセンサの位置情報を取得し、検出値DB60に格納する。
次いで、ステップS14では、学習部56は、タブレット端末30から点検作業情報取得部52に対して、点検作業の結果の情報が送信されてきたか否かを判断する。すなわち、作業者が点検作業を実行し、タブレット端末30に点検作業の結果の情報を入力したか否かを判断する。このステップS14の判断が否定された場合には、ステップS10に戻る。なお、ステップS14の判断が否定されている間は、センサデータ及びセンサの位置情報の取得、検出値DB60への格納の処理が繰り返し実行される(ステップS10、S12)。一方、ステップS14の判断が肯定された場合には、ステップS16に移行する。ステップS16に移行する場合、学習部56は、点検作業情報取得部52を介して、点検作業の結果の情報を取得する。
ステップS16に移行すると、学習部56は、センサデータと点検作業の結果の情報を関連付け、センサの位置情報とともに点検作業支援DB62に格納する。この場合、学習部56は、点検作業を行った機器の情報に基づいて、機器の位置情報を取得する。なお、機器の位置情報は、不図示のテーブルにて管理されているものとする。そして、学習部56は、取得した位置情報の近傍で、点検が行われた時期に得られたセンサデータを特定する。そして、学習部56は、特定したセンサデータと、点検作業の結果の情報とを関連付けて、図5に示す点検作業支援DB62に格納する。
次いで、ステップS18では、学習部56は、点検作業支援DB62に格納したセンサデータのパターン分析及び相関分析を実行する。学習部56は、パターン分析により得られた時系列パターンと、相関分析により得られた相関係数は、点検作業支援DB62に格納する。
ステップS18の処理が行われた後は、ステップS10に戻る。
以上のような処理を繰り返し実行することで、作業者が点検作業を実行し、タブレット端末30に点検作業の結果の情報を入力するたびに、点検作業支援DB62のデータが増えていくことになる。
(運用フェーズについて)
次に、運用フェーズについて、説明する。運用フェーズは、前述した学習フェーズと並行して行われてもよいし、学習フェーズで点検作業支援DB62のデータを収集した後に、学習フェーズを停止して、運用フェーズを実行するようにしてもよい。
図9の処理では、まず、ステップS30において、情報提供部58は、作業者の位置情報を計測する。この場合、情報提供部58は、位置検出装置40(カメラやビーコンなど)により検出される作業者の位置情報を取得してもよいし、タブレット端末30やセンサユニット10により計測される位置情報を作業者の位置情報として取得してもよい。
次いで、ステップS32では、情報提供部58は、作業者の位置情報に基づいて、当該位置の近傍に設置されているセンサのセンサデータや、当該位置の近傍で過去(直前の所定期間)に検出を行ったセンサのセンサデータを検出値DB60から取得する。
次いで、ステップS34では、情報提供部58は、取得したセンサデータを点検作業支援DB62と照合する。この場合、情報提供部58は、取得したセンサデータをパターン分析及び相関分析する。そして、情報提供部58は、パターン分析により得られた時系列パターンと一致又は類似する時系列パターンと、相関分析により得られた相関係数と一致又は類似する相関係数を有するデータを点検作業支援DB62において特定する。
次いで、ステップS36では、情報提供部58は、取得したセンサデータの時系列パターンと特定したデータの時系列パターンとの一致度、及び取得したセンサデータの相関係数と特定したデータの相関係数との一致度が閾値以上のデータがあるか否かを判断する。このステップS36の判断が否定された場合には、タブレット端末30には何も送信せずに、ステップS30に戻る。一方、ステップS36の判断が肯定された場合には、ステップS38に移行し、情報提供部58は、一致度が閾値以上のデータに関連付けられている点検作業の結果の情報をタブレット端末30に送信する。
タブレット端末30には、例えば、図5に示すような「配管に故障あり、バルブの交換」の情報が送信される。このため、タブレット端末30の表示画面には、「配管に故障あり、バルブの交換」と表示されることになる。このような表示がされたタブレット端末30を見た作業者は、過去において近傍に存在する機器が現在と同じような状態になった場合に、表示されている点検や作業が行われたことを知ることができるため、点検作業を容易に行うことが可能となっている。
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態によると、センサデータ取得部54は、センサにより検出されたセンサデータと、センサデータが検出されたときのセンサの位置情報と、を取得すると、取得したセンサデータ及び位置情報を検出値DB60に格納する(S12)。また、点検作業情報取得部52が点検対象の機器の点検作業の結果の情報を取得すると(S14:肯定)、学習部56は、点検作業が行われる前の所定期間に点検対象の機器の近傍のセンサにより取得されたセンサデータと、センサの位置情報と、を検出値DB60から読み出し、読み出したセンサデータの分析結果と、センサの位置情報とを、点検作業の結果の情報と関連付けて点検作業支援DB62に格納する(S16、S18)。そして、情報提供部58は、位置検出装置40が検出した作業者の位置情報に基づいて、該位置情報が検出される前の所定期間に作業者の近傍で取得されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときのセンサの位置情報と、を検出値DB60から抽出し、点検作業支援DB62を参照して、抽出したセンサデータの分析結果とセンサの位置情報とに対応する点検作業の結果の情報を特定し、タブレット端末30に出力する(図9)。このように、本第1の実施形態では、作業者の位置に基づいて、作業者の近傍で過去に検出されたセンサデータと傾向が類似するセンサデータが得られた場合に、過去のセンサデータに関連付けられている点検作業の結果の情報をタブレット端末30に送信する。したがって、作業者は、点検対象の機器に近づいたときに、タブレット端末30に送信されてきた情報を見ることで、機器の状態を容易に認識することができる。
≪第2の実施形態≫
次に、第2の実施形態について、図10に基づいて説明する。
本第2の実施形態は、第1の実施形態と同様、検出値DB60にセンサデータが格納されていることを前提として、情報提供部58が図10(a)に示す処理(運用フェーズ)を実行する。
図10(a)の処理では、まず、ステップS40において、情報提供部58が、作業者の位置情報を検出する。この場合、第1の実施形態と同様、情報提供部58は、位置検出装置40(カメラやビーコンなど)により検出される作業者の位置情報を取得してもよいし、タブレット端末30やセンサユニット10により検出される位置情報を作業者の位置情報として取得してもよい。
次いで、ステップS42では、情報提供部58は、位置情報が所定以上変化したか否かを判断する。すなわち、作業者が移動したか否かを判断する。このステップS42の判断が否定された場合には、ステップS40に戻るが、肯定された場合には、ステップS44に移行する。
ステップS44に移行すると、情報提供部58は、作業者の位置情報に基づいて、検出値DB60から、作業者の近傍で過去に取得されたセンサデータを抽出する。
次いで、ステップS46では、情報提供部58は、抽出したセンサデータをタブレット端末30に送信する。これにより、タブレット端末30では、作業者が存在する位置で過去に取得されたセンサデータ、又は当該位置の近傍でセンサにより取得されたセンサデータを表示等することができる。この場合、例えば、図10(b)に示すように、抽出したセンサデータをタブレット端末30に表示することで、作業者は、センサデータの長期的又は短期的な変化を知ることができる。これにより、最近のデータと過去のデータとの乖離や、変化の傾向などから、機器の変化(異常等)に気づきやすくなる。また、例えば、抽出したデータが音のデータである場合には、タブレット端末30が、長期にわたって得られた音のデータを短時間で高速再生するなどする。これにより、作業者は、音の変化から機器の変化(異常等)に気づきやすくなる。なお、タブレット端末30にセンサデータを表示する場合、生データに限らず、周波数解析後のスペクトルや、複数のセンサデータの相関係数を提示してもよい。この場合、五感や生データからは判別できないような気づきを作業者に与えることが可能となる。
なお、本第2の実施形態は、前述した第1の実施形態と組み合わせて、同時並行的に実施することが可能である。
≪第3の実施形態≫
次に、第3の実施形態について、図11〜図13に基づいて詳細に説明する。
本第3の実施形態は、作業者に対して適切な点検ルートを提示するものであり、第1の実施形態や第2の実施形態と合わせて実施することが可能である。
図11は、点検ルートの設定処理を示すフローチャートである。以下、図11に基づいて、点検ルートの設定処理について説明する。
図11の処理では、まず、ステップS100において、情報提供部58は、点検ルートの設定タイミングになるまで待機する。この場合の点検ルートの設定タイミングとは、作業者が点検を行う前の所定時刻(例えば、毎日の始業前)であるものとする。
ステップS100の判断が肯定されてステップS102に移行すると、学習部56は、作業者の位置情報の推移に基づいて、作業者の機器ごとの点検時間を算出する。この場合、作業者が機器の近傍に存在し続けている時間を集計し、機器ごとの平均時間を算出する。図12(a)には、各作業者の各機器の点検時間をまとめた表が示されている。例えば、作業者αは、機器Aの点検に0.2時間、機器Bの点検に0.5時間、機器Cの点検に0.3時間を要しているため、設備Aの点検を得意とし、設備Bの点検が不得意であるということがわかる。また、例えば、作業者βは、機器Aの点検に0.5時間、機器Bの点検に0.1時間、機器Cの点検に0.3時間を要しているため、設備Aの点検を不得意とし、設備Bの点検が得意であるということがわかる。
次いで、ステップS104では、学習部56は、センサデータの変動に基づいて、点検頻度を判定する。例えば、図12(d)に示すように、センサデータ(近似関数)が初期の値から下降し続けていたが、ある時期にセンサデータが初期の値に戻り、そこから再度下降を始めたとする。この場合、初期の値を示していたときから再度初期の値を示すまでの時間がメンテナンス周期(異常周期)であると推測できる。したがって、学習部56は、図12(b)の表に示すように、推測した異常周期よりも短い周期を点検頻度とする。例えば、図12(b)では、機器Aは、異常周期が3か月であるため、学習部56は、当該異常周期よりも短い間隔(例えば10日に1回)を点検頻度として設定する。また、機器Bは、異常周期が1か月であるため、学習部56は、当該異常周期よりも短い間隔(例えば7日に2回)を点検頻度として設定する。更に、機器Cは、異常周期が1週間であるため、学習部56は、当該異常周期よりも短い間隔(例えば1日に1回)を点検頻度として設定する。
次いで、ステップS106では、学習部56は、各作業者による各機器の点検時間と、各機器の点検頻度とに基づいて、各作業者の点検ルートを決定する。具体的には、学習部56は、図12(b)を参照して、その日に点検を行うべき機器を特定し、点検すべき機器を図12(a)に基づいて、各作業者に割り振る。そして、各機器の位置関係(地図情報)に基づいて、各作業者に割り振った機器を巡る最短ルートを決定する。図12(c)には、各作業者の点検ルート(最短ルート)の一例が示されている。
次いで、ステップS108では、学習部56は、点検ルートをデータベースに保存する。具体的には、図12(c)に示す表をデータベースに格納する。以上のようにして、ステップS108までの処理が終了すると、ステップS100に戻る。ステップS100に戻ると、学習部56は、点検ルートの設定タイミングになるまで待機し、当該設定タイミングになった段階で、上述と同様にステップS102〜S108の処理を実行する。
次に、作業者に対する点検ルートの提供処理について、図13に基づいて詳細に説明する。図13の処理では、まず、ステップS120において、情報提供部58は、作業者から問い合わせがあるまで待機する。すなわち、作業者がタブレット端末30において点検ルートを要求する旨の入力をし、情報提供部58が入力を受け付けた段階で、ステップS122に移行する。
ステップS122に移行すると、情報提供部58は、点検開始のタイミングか否かを判断する。すなわち、1日の始業時間から所定時間の範囲内か否かを判断する。このステップS122の判断が否定された場合には、ステップS126に移行するが、肯定された場合には、ステップS124に移行する。
ステップS124に移行すると、情報提供部58は、データベースに保存されている点検ルート((図12(c)参照)を作業者が携帯するタブレット端末30に送信する。これにより、作業者は、その日の点検ルートをタブレット端末30において知ることができる。
一方、ステップS122の判断が否定され、ステップS126に移行すると、情報提供部58は、作業者の位置情報を位置検出装置40から取得する。次いで、ステップS128では、情報提供部58は、位置情報に基づいて、点検ルートを調整して、タブレット端末30に送信する。具体的には、情報提供部58は、作業者の現在の位置情報から、作業者がどの機器の近傍にいるのかを特定し、図12(c)の点検ルートを、作業者の近傍の機器を開始位置とする点検ルートに変更して、タブレット端末30に送信する。これにより、作業者は、これから巡る必要のある点検ルートをタブレット端末30において知ることができる。
以上のように、ステップS124又はS128の処理が行われた後は、ステップS120に戻り、上述した処理が繰り返し実行される。
これまでの説明からわかるように、本実施形態の情報提供部58により、作業者が各機器の点検に要する時間を算出する算出部、各機器の点検頻度を特定する特定部、算出部と特定部の処理結果に基づいて、作業者の点検ルートを設定し、出力する情報提供部としての機能が実現されている。
以上、詳細に説明したように、本第3の実施形態によると、情報提供部58が、位置検出装置40が検出した作業者の位置情報の変化と、点検対象の機器の位置情報とに基づいて、作業者が各機器の点検時間を算出し(S102)、センサにより検出されたセンサデータの変化に基づいて、各機器の点検頻度を判定し(S104)、各機器の点検時間と各機器の点検頻度とに基づいて、作業者の点検ルートを決定し、出力する。これにより、本第3の実施形態によれば、自動的に算出された各作業者による各機器の点検時間や各機器の点検頻度に基づいて、点検ルートを決定するので、不要不急な点検を減らし、必要な点検を適切な作業者(得意な作業者)に割当てることができる。したがって、各作業者に対して点検の効率を向上することが可能な適切な点検ルートを提供することで、各作業者による点検作業を適切に支援することができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の第1〜第3の実施形態の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1) センサにより検出されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときの前記センサの位置情報と、を取得して第1記憶部に記憶し、
点検対象の機器の点検作業の情報を取得し
前記点検作業の情報を取得すると、該点検作業が行われる前の所定期間に前記点検対象の機器の近傍のセンサにより取得されたセンサデータと、該センサの位置情報と、を前記第1記憶部から読み出し、読み出した前記センサデータの傾向に関する情報と、該センサの位置情報とを、前記点検作業の情報と関連付けて第2記憶部に記憶し、
位置検出装置が検出した作業者の位置情報に基づいて、該位置情報が検出される前の所定期間に前記作業者の近傍で取得されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときの前記センサの位置情報と、を前記第1記憶部から抽出し、前記第2記憶部を参照して、抽出した前記センサデータの傾向に関する情報と前記センサの位置情報とに対応する点検作業の情報を特定し、出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする機器点検支援方法。
(付記2) 前記センサデータの傾向に関する情報は、前記センサデータのパターン分析結果と、相関分析結果との少なくとも一方であることを特徴とする付記1に記載の機器点検支援方法。
(付記3) 前記位置検出装置が検出した作業者の位置情報に基づいて、前記作業者の近傍で過去に取得されたセンサデータを出力する、処理をコンピュータが更に実行することを特徴とする付記1又は2に記載の機器点検支援方法。
(付記4) 位置検出装置が検出した作業者の位置情報の変化と、点検対象の機器の位置情報とに基づいて、作業者が各機器の点検に要する時間を算出し、
センサにより検出されたセンサデータの変化に基づいて、前記各機器の点検頻度を特定し、
前記各機器の点検に要する時間と前記各機器の点検頻度とに基づいて、前記作業者の点検ルートを設定し、出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする機器点検支援方法。
(付記5) 前記設定し、出力する処理では、前記点検ルートの出力が要求された時刻及び作業者の位置情報の少なくとも一方に基づいて、前記点検ルートを設定し、出力することを特徴とする付記4に記載の機器点検支援方法。
(付記6) センサにより検出されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときの前記センサの位置情報と、を取得して第1記憶部に記憶するセンサデータ取得部と、
点検対象の機器の点検作業の情報を取得する点検作業情報取得部と、
前記点検作業の情報を取得すると、該点検作業が行われる前の所定期間に前記点検対象の機器の近傍のセンサにより取得されたセンサデータと、該センサの位置情報と、を前記第1記憶部から読み出し、読み出した前記センサデータの傾向に関する情報と、該センサの位置情報とを、前記点検作業の情報と関連付けて第2記憶部に記憶する学習部と、
位置検出装置が検出した作業者の位置情報に基づいて、該位置情報が検出される前の所定期間に前記作業者の近傍で取得されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときの前記センサの位置情報と、を前記第1記憶部から抽出し、前記第2記憶部を参照して、抽出した前記センサデータの傾向に関する情報と前記センサの位置情報とに対応する点検作業の情報を特定し、出力する情報提供部と、
を備える機器点検支援装置。
(付記7) 前記センサデータの傾向に関する情報は、前記センサデータのパターン分析結果と、相関分析結果との少なくとも一方であることを特徴とする付記6に記載の機器点検支援装置。
(付記8) 前記情報提供部は、前記位置検出装置が検出した作業者の位置情報に基づいて、前記作業者の近傍で過去に取得されたセンサデータを出力することを特徴とする付記6又は7に記載の機器点検支援装置。
(付記9) 位置検出装置が検出した作業者の位置情報の変化と、点検対象の機器の位置情報とに基づいて、作業者が各機器の点検に要する時間を算出する算出部と、
センサにより検出されたセンサデータの変化に基づいて、前記各機器の点検頻度を特定する特定部と、
前記各機器の点検に要する時間と前記各機器の点検頻度とに基づいて、前記作業者の点検ルートを設定し、出力する情報提供部と、
を備える機器点検支援装置。
(付記10) 前記情報提供部は、前記点検ルートの出力が要求された時刻及び作業者の位置情報の少なくとも一方に基づいて、前記点検ルートを設定し、出力することを特徴とする付記9に記載の機器点検支援装置。
(付記11) センサと、点検対象の機器に対する点検作業の情報の入力を受け付ける情報処理装置と、作業者の位置情報を検出する位置検出装置と、前記センサ、前記情報処理装置及び前記位置検出装置から取得した情報に基づいて前記点検作業を支援する機器点検支援装置と、を備える機器点検支援システムであって、
前記機器点検支援装置は、
前記センサにより検出されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときの前記センサの位置情報と、を取得して第1記憶部に記憶するセンサデータ取得部と、
前記点検対象の機器の点検作業の情報を取得する点検作業情報取得部と、
前記点検作業の情報を取得すると、該点検作業が行われる前の所定期間に前記点検対象の機器の近傍のセンサにより取得されたセンサデータと、該センサの位置情報と、を前記第1記憶部から読み出し、読み出した前記センサデータの傾向に関する情報と、該センサの位置情報とを、前記点検作業の情報と関連付けて第2記憶部に記憶する学習部と、
前記位置検出装置が検出した作業者の位置情報に基づいて、該位置情報が検出される前の所定期間に前記作業者の近傍で取得されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときの前記センサの位置情報と、を前記第1記憶部から抽出し、前記第2記憶部を参照して、抽出した前記センサデータの傾向に関する情報と前記センサの位置情報とに対応する点検作業の情報を特定し、出力する情報提供部と、
を有することを特徴とする機器点検支援システム。
(付記12) センサと、作業者の位置情報を検出する位置検出装置と、前記センサ及び前記位置検出装置から取得した情報に基づいて機器の点検作業を支援する機器点検支援装置と、を備える機器点検支援システムであって、
前記機器点検支援装置は、
前記位置検出装置が検出した作業者の位置情報の変化と、点検対象の機器の位置情報とに基づいて、作業者が各機器の点検に要する時間を算出する算出部と、
前記センサにより検出されたセンサデータの変化に基づいて、前記各機器の点検頻度を特定する特定部と、
前記各機器の点検に要する時間と前記各機器の点検頻度とに基づいて、前記作業者の点検ルートを設定し、出力する情報提供部と、
を有することを特徴とする機器点検支援システム。
10 センサユニット(センサ)
30 タブレット端末(情報処理装置)
40 位置検出装置
45 工場内センサ(センサ)
50 サーバ(機器点検支援装置)
52 点検作業情報取得部
54 センサデータ取得部
56 学習部
58 情報提供部(算出部、特定部、情報提供部)
60 検出値DB(第1記憶部)
100 機器点検支援システム
62 点検作業支援DB(第2記憶部)

Claims (8)

  1. センサにより検出されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときの前記センサの位置情報と、を取得して第1記憶部に記憶し、
    点検対象の機器の点検作業の情報を取得し、
    前記点検作業の情報を取得すると、該点検作業が行われる前の所定期間に前記点検対象の機器の近傍のセンサにより取得されたセンサデータと、該センサの位置情報と、を前記第1記憶部から読み出し、読み出した前記センサデータの傾向に関する情報と、該センサの位置情報とを、前記点検作業の情報と関連付けて第2記憶部に記憶し、
    位置検出装置が検出した作業者の位置情報に基づいて、該位置情報が検出される前の所定期間に前記作業者の近傍で取得されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときの前記センサの位置情報と、を前記第1記憶部から抽出し、前記第2記憶部を参照して、抽出した前記センサデータの傾向に関する情報と前記センサの位置情報とに対応する点検作業の情報を特定し、出力する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする機器点検支援方法。
  2. 前記センサデータの傾向に関する情報は、前記センサデータのパターン分析結果と、相関分析結果との少なくとも一方であることを特徴とする請求項1に記載の機器点検支援方法。
  3. 前記位置検出装置が検出した作業者の位置情報に基づいて、前記作業者の近傍で過去に取得されたセンサデータを出力する、処理をコンピュータが更に実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の機器点検支援方法。
  4. 位置検出装置が検出した作業者の位置情報の変化と、点検対象の機器の位置情報とに基づいて、作業者が各機器の点検に要する時間を算出し、
    センサにより検出されたセンサデータの変化に基づいて、前記各機器の点検頻度を特定し、
    前記各機器の点検に要する時間と前記各機器の点検頻度とに基づいて、前記作業者の点検ルートを設定し、出力する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする機器点検支援方法。
  5. センサにより検出されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときの前記センサの位置情報と、を取得して第1記憶部に記憶するセンサデータ取得部と、
    点検対象の機器の点検作業の情報を取得する点検作業情報取得部と、
    前記点検作業の情報を取得すると、該点検作業が行われる前の所定期間に前記点検対象の機器の近傍のセンサにより取得されたセンサデータと、該センサの位置情報と、を前記第1記憶部から読み出し、読み出した前記センサデータの傾向に関する情報と、該センサの位置情報とを、前記点検作業の情報と関連付けて第2記憶部に記憶する学習部と、
    位置検出装置が検出した作業者の位置情報に基づいて、該位置情報が検出される前の所定期間に前記作業者の近傍で取得されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときの前記センサの位置情報と、を前記第1記憶部から抽出し、前記第2記憶部を参照して、抽出した前記センサデータの傾向に関する情報と前記センサの位置情報とに対応する点検作業の情報を特定し、出力する情報提供部と、
    を備える機器点検支援装置。
  6. 位置検出装置が検出した作業者の位置情報の変化と、点検対象の機器の位置情報とに基づいて、作業者が各機器の点検に要する時間を算出する算出部と、
    センサにより検出されたセンサデータの変化に基づいて、前記各機器の点検頻度を特定する特定部と、
    前記各機器の点検に要する時間と前記各機器の点検頻度とに基づいて、前記作業者の点検ルートを設定し、出力する情報提供部と、
    を備える機器点検支援装置。
  7. センサと、点検対象の機器に対する点検作業の情報の入力を受け付ける情報処理装置と、作業者の位置情報を検出する位置検出装置と、前記センサ、前記情報処理装置及び前記位置検出装置から取得した情報に基づいて前記点検作業を支援する機器点検支援装置と、を備える機器点検支援システムであって、
    前記機器点検支援装置は、
    前記センサにより検出されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときの前記センサの位置情報と、を取得して第1記憶部に記憶するセンサデータ取得部と、
    前記点検対象の機器の点検作業の情報を取得する点検作業情報取得部と、
    前記点検作業の情報を取得すると、該点検作業が行われる前の所定期間に前記点検対象の機器の近傍のセンサにより取得されたセンサデータと、該センサの位置情報と、を前記第1記憶部から読み出し、読み出した前記センサデータの傾向に関する情報と、該センサの位置情報とを、前記点検作業の情報と関連付けて第2記憶部に記憶する学習部と、
    前記位置検出装置が検出した作業者の位置情報に基づいて、該位置情報が検出される前の所定期間に前記作業者の近傍で取得されたセンサデータと、該センサデータが検出されたときの前記センサの位置情報と、を前記第1記憶部から抽出し、前記第2記憶部を参照して、抽出した前記センサデータの傾向に関する情報と前記センサの位置情報とに対応する点検作業の情報を特定し、出力する情報提供部と、
    を有することを特徴とする機器点検支援システム。
  8. センサと、作業者の位置情報を検出する位置検出装置と、前記センサ及び前記位置検出装置から取得した情報に基づいて機器の点検作業を支援する機器点検支援装置と、を備える機器点検支援システムであって、
    前記機器点検支援装置は、
    前記位置検出装置が検出した作業者の位置情報の変化と、点検対象の機器の位置情報とに基づいて、作業者が各機器の点検に要する時間を算出する算出部と、
    前記センサにより検出されたセンサデータの変化に基づいて、前記各機器の点検頻度を特定する特定部と、
    前記各機器の点検に要する時間と前記各機器の点検頻度とに基づいて、前記作業者の点検ルートを設定し、出力する情報提供部と、
    を有することを特徴とする機器点検支援システム。
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