JP2003303013A - 作業履歴管理装置 - Google Patents

作業履歴管理装置

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JP2003303013A
JP2003303013A JP2002106596A JP2002106596A JP2003303013A JP 2003303013 A JP2003303013 A JP 2003303013A JP 2002106596 A JP2002106596 A JP 2002106596A JP 2002106596 A JP2002106596 A JP 2002106596A JP 2003303013 A JP2003303013 A JP 2003303013A
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JP2002106596A
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Hideyuki Uchida
英行 内田
Hiroshi Makino
浩 牧野
Tomoaki Hino
知明 日野
Tadashi Goshima
匡 五嶋
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保全作業者の手間を要することなく保全作業
の実績を把握するとともにその履歴を管理することので
きる作業履歴管理装置の提供。 【解決手段】 顧客の建物情報を記憶する顧客情報記憶
部3F、保全作業実績を記憶する作業履歴記憶部3I、
経度緯度で特定した建物住所を記憶する緯度経度情報記
憶部3E、保全作業計画を記憶する作業計画記憶部3
H、衛星電波受信ステータスが受信不能となった前後の
緯度経度情報、受信不能時間を記憶する受信不能位置記
憶部、例えば巡回経路記憶部3Gを備え、CPU3Aに
より巡回経路記憶部3Gに記憶される緯度経度情報を緯
度経度情報記憶部3Eに記憶される建物住所に照合し保
全作業対象建物を特定するとともに受信不能時間を作業
時間として特定し、これを保全作業計画と照合して作業
実績として取り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物に設置された
設備機器に施される保全作業の実績の把握および履歴の
管理に好適な作業履歴管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとして特開平9−1
06499号公報には、自動車等の移動体に設置したG
SP受信機と、このGSP受信機で取得した位置情報を
記憶媒体に記憶したり、通信手段を介して管理場所に送
信して、移動体の運行経路の記録と管理を行うものが記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のものでは、移動体である自動車等が何時どのような
経路を走行したのかという二次元的な情報を把握し管理
することには適しているが、何処にどれほどの時間立ち
寄って何を行ったか等の多次元的な情報を把握管理する
こと難しく、特に、建物を巡回して建物に設置される設
備機器の保全作業を行う保全作業者が、到着した現場で
どのような作業を行ったかを把握して管理する保全作業
の実績把握と履歴管理を行うことはできなかった。
【0004】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、保全作業
者の手間を要することなく保全作業の実績を把握すると
ともにその履歴を管理することのできる作業履歴管理装
置を提供することにある。
【0005】また、第2の目的は、保全作業の実績を容
易に追加訂正することのできる作業履歴管理装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この第1の目的を達成す
るために本発明の請求項1記載に係る発明は、複数の建
物に設置される設備機器の保全作業を行う保全作業者が
前記建物を巡回する際に携帯し、緯度経度情報、時刻情
報および衛星電波受信ステータスを含む位置情報を通信
衛星から取得可能なGPS付通信端末と、このGPS付
通信端末から通信手段を介して送信された前記位置情報
を記憶する巡回経路記憶部を備え、前記位置情報に基づ
き前記保全作業者の巡回経路を特定可能なセンタ手段と
を有する作業履歴管理装置において、前記センタ手段
に、前記設備機器の保全契約が締結された顧客の顧客名
称および顧客住所、保全契約設備機器が設置される建物
の名称および住所を少なくとも記憶する顧客情報記憶部
と、前記保全作業の作業時間および作業項目を保全作業
者毎に少なくとも記憶する作業履歴記憶部と、緯度経度
で特定された少なくとも前記建物の住所からなる住所情
報を記憶する緯度経度情報記憶部と、あらかじめ設定さ
れた保全作業計画を前記建物毎に記憶する作業計画記憶
部と、前記GPS付通信端末の衛星電波受信ステータス
が受信不能となった前後の前記緯度経度情報および受信
不能時間を記憶する受信不能位置記憶部と、この受信不
能位置記憶部に記憶される前記緯度経度情報を前記緯度
経度情報記憶部に記憶される前記建物住所に照合し保全
作業対象建物を特定するとともに前記受信不能時間を作
業時間として特定する作業現場特定部と、この作業現場
特定部で特定した前記保全作業対象建物を前記作業計画
記憶部に記憶される保全作業計画と照合し、合致した前
記建物に対応する前記保全作業計画の前記作業項目およ
び前記作業時間を作業実績として取り込む作業実績取り
込み部とを設けた構成にしてある。
【0007】前記のように構成した本発明の請求項1に
係る発明によれば、保全作業者が保全作業のために建物
の中に入ると、保全作業者により携帯されるGPS付通
信端末は通信衛星から送信される衛星電波受信ステータ
スが受信不能となるとともに、保全作業者が建物から出
ると再び衛星電波ステータスが受信可能となる。本発明
はこの原理を利用して保全作業者の実績を把握するもの
で、まずGPS付通信端末は緯度経度情報、時刻情報お
よび衛星電波受信ステータスを含む位置情報を通信衛星
から取得するとともに、随時、位置情報をセンタ手段に
通信手段を介して送信する。一方、センタ手段では、衛
星電波受信ステータスが受信不能となった前後の緯度経
度情報および受信不能時間を受信不能位置記憶部に記憶
するとともに、作業現場特定部は、受信不能位置記憶部
に記憶された緯度経度情報を緯度経度情報記憶部に記憶
される建物の住所に照合し保全作業対象建物を特定する
とともに受信不能時間を作業時間として特定する。この
後、作業実績取り込み部は特定した保全作業対象建物を
作業計画記憶部に記憶された保全作業計画と照合し、合
致した建物に対応する保全作業計画の作業項目および作
業時間を作業実績として取り込み、履歴として管理す
る。これによって、保全作業者の手間を要することな
く、すなわち保全作業者がGPS付通信端末を携帯する
だけで保全作業の実績を把握するとともにその履歴を管
理することができる。
【0008】また、本発明の請求項2記載に係る発明
は、前記衛星電波受信ステータスが受信不能となった受
信不能時間が所定時間を超えたとき、および前記衛星電
波受信ステータスが受信不能となっている間に前記保全
作業者の移動した距離が所定距離を越えたときの少なく
とも一方で前記作業現場特定部は保全作業対象建物およ
び作業時間を特定する構成としてある。
【0009】このように構成した本発明の請求項2に係
る発明にあっては、GPS付通信端末により取得される
緯度経度情報、時刻情報および衛星電波受信ステータス
を含む位置情報に基づき、衛星電波受信ステータスが受
信不能となった受信不能時間が所定時間を超えたとき、
および衛星電波受信ステータスが受信不能となっている
間に保全作業者の移動した距離が所定距離を越えたとき
との少なくとも一方で作業現場特定部を動作させ、保全
作業対象建物の特定処理および作業時間の特定処理を実
施する。これにより保全作業で衛星電波受信ステータス
が受信不能となったのか、一時的に衛星電波受信ステー
タスが受信不能となったのかを判断し、作業現場特定手
段を必要時、すなわち保全作業者による保全作業に応じ
て動作させ、保全作業対象建物の特定および作業時間の
特定を行うことができる。
【0010】さらに、第2の目的を達成するために本発
明の請求項3に係る発明は、前記作業現場特定部で特定
された前記保全作業対象建物に対応した、少なくとも前
記作業項目および前記作業時間を追記および削除可能な
訂正部を設けた構成にしてある。
【0011】このように構成した本発明の請求項3に係
る発明は、作業計画記憶部にあらかじめ記憶された保全
作業計画の作業項目および作業時間と、実際行った作業
とが比較され、必要に応じて訂正部により作業項目およ
び作業時間が訂正され作業履歴として記憶される。これ
によって、正確な作業履歴に基づき管理を行うことがで
きる。
【0012】また、本発明の請求項4に係る発明は、前
記訂正部は、前記センタ手段と少なくとも前記GSP付
通信端末間で情報を送受信して前記作業項目および前記
作業時間の追記および削除処理を行う構成にしてある。
【0013】前記のように構成した本発明の請求項4に
係る発明によれば、センタ手段で作業計画記憶部にあら
かじめ記憶された保全作業計画に基づき特定された作業
履歴は一旦少なくともGPS付通信端末に送信され、保
全作業者は送信された作業履歴と実際行った作業とを比
較し、必要に応じて作業項目および作業時間を訂正して
センタ手段に送信し、センタ手段は訂正された作業履歴
を記憶する。このように保全作業者により作業履歴が確
認されることにより、正確な作業履歴を得ることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の作業履歴管理装置
の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明の作業履歴管理装置の一実施
形態を示すブロック図、図2は作業履歴取得処理手順を
示すフローチャート、図3は作業現場特定処理手順を示
すフローチャート、図4は作業履歴情報の追加訂正処理
手順を示すフローチャートである。
【0016】本実施形態の設備監視装置は図1に示すよ
うに、複数の建物、例えば顧客ビル5、駅ビル6に設置
される設備機器の保全作業を行う保全作業者Aが建物を
巡回する際に携帯し、緯度経度情報、時刻情報および衛
星電波受信ステータスを含む位置情報を複数台の通信衛
星2から取得可能なGPS付通信端末1を備えている。
このGPS付通信端末1は、通信衛星2からあらかじめ
設定された時間間隔である、例えば1分間隔で電波を受
信して位置情報を取得し、この位置情報をネットワーク
4を介してセンタ手段3に送信するものである。なお、
保全作業者Aが保全作業を行う顧客ビル5および駅ビル
6へ入るとGPS付通信端末1と通信衛星2との通信が
不能となる圏外が発生するので、GPS付通信端末1か
らセンタ手段3への位置情報の送信は、圏外から通信可
能となった際に行っても良いし、位置情報を一旦GPS
付通信端末1に記憶させ、後にセンタ手段3にまとめて
行っても良い。
【0017】また、センタ手段3は、総括的な演算処理
を行うCPU3Aと、ネットワーク4を介してGPS付
通信端末1と情報の送受信を行う送受信部3Bと、CP
U3Aによる演算処理のプログラムを記憶するROM3
Cと、CPU3Aによる演算処理のデータを一時的に記
憶するRAM3Dと、緯度経度で特定された保全契約設
備機器が設置される建物の住所からなる住所情報を記憶
する緯度経度情報記憶部3Eと、設備機器の保全契約が
締結された顧客の顧客名称および顧客住所、保全契約設
備機器が設置される建物の建物名称および建物住所を記
憶する顧客情報記憶部3Fと、GPS付通信端末1から
送信される緯度経度情報、時刻情報および衛星電波受信
ステータスを含む位置情報を記憶する巡回経路記憶部3
Gと、あらかじめ設定された保全作業計画を建物毎に記
憶する作業計画記憶部3Hと、保全作業の作業時間およ
び作業項目を保全作業者毎に記憶する作業履歴記憶部3
Iとが設けられ、これらはそれぞれ接続線3Jで接続さ
れている。
【0018】なお、GPS付通信端末1の衛星電波受信
ステータスが受信不能となった前後の緯度経度情報およ
び受信不能時間を記憶する受信不能位置記憶部は前述し
た巡回経路記憶部3Gから成るとともに、受信不能位置
記憶部に記憶された緯度経度情報を緯度経度情報記憶部
3Eに記憶される建物住所に照合し保全作業対象建物を
特定するとともに受信不能時間を作業時間として特定す
る作業現場特定部、および、作業現場特定部で特定した
保全作業対象建物を作業計画記憶部3Hに記憶された保
全作業計画と照合し、合致した建物に対応する保全作業
計画の作業項目および作業時間を作業実績として取り込
む作業実績取り込み部は前述したCPU3Aから成って
いる。また、作業現場特定部で特定された保全作業対象
建物に対応した、少なくとも作業項目および作業時間を
追記および削除可能な訂正部は前述したGPS付通信端
末1、ネットワーク4およびCPU3Aから成ってい
る。さらに、巡回経路記憶部3GはGPS付通信端末1
毎、すなわち保全作業者別に緯度経度情報、時刻情報お
よび衛星電波受信ステータスを記憶するとともに、通信
衛星2との通信毎に、変数Tに時刻および衛星電波受信
ステータス、変数IDに緯度、変数KDに経度が格納さ
れるようになっている。
【0019】ここで保全作業者Aが出入口5aから顧客
ビル5に入って設備機器の保全作業を行い、30分後に
出入口5aから出てきた場合の説明を図2に基づき行
う。
【0020】保全作業者Aが携帯するGPS付通信端末
1は通信衛星2から1分間隔で緯度経度情報、時刻情報
および衛星電波受信ステータスを含む位置情報を受信す
るとともに、保全作業者Aが顧客ビル5に入り通信不能
となったときの経度緯度情報および時刻情報、保全作業
者Aが顧客ビル5から出て通信可能となったときの経度
緯度情報および時刻情報を記憶するとともに、ネットワ
ーク4を介してセンタ手段3へ位置情報に保全作業者A
を特定するコードを含む保全業者情報を添付して送信す
る。
【0021】センタ手段3がGPS付通信端末1から位
置情報および保全者情報を受信すると、CPU3Aは手
順S1として保全者情報に基づいて作業計画記憶部3H
を参照して当日の保全作業者Aに対してあらかじめ計画
される顧客名称とその作業内容等の作業予定をRAM3
Dに格納する。次いで、手順S2として位置情報に含ま
れる経度緯度情報および時刻情報に基づいて保全作業を
実施したか否かを判定する。なお、この手順S2に示さ
れる保全作業実施判定処理の詳細は後述する。
【0022】次に、手順S3として経度緯度情報記憶部
3Eを参照してRAM3Dに格納された緯度経度情報に
対応する住所を検索するとともに、顧客ビル5の経度緯
度情報を住所に変換してRAM3Dに格納し、かつ、手
順S4として顧客情報記憶部3Fを参照してRAM3D
に格納した住所に基づいてこの住所に対応した顧客ビル
名称を検索してRAM3Dに格納する。ここで、同じ住
所の顧客が複数存在したり、GPS付通信端末1で顧客
ビル5と、住所が異なる隣接する他のビルとの区別がつ
かないことがあるので、顧客ビル5に隣接する番地の複
数のビル名称を格納しておくことでエラーを低減するこ
とができる。
【0023】次いで、手順S5としてRAM3Dに格納
した顧客ビル5の名称に基づき、作業計画記憶部3Hを
参照してあらかじめ顧客ビル5に対して計画される保全
作業計画と照合し、手順S6としてRAM3Dに格納さ
れた顧客ビル名称が本日の保全作業の予定となっている
か否かを特定する。ここで本日の作業予定となっている
ことが特定されると、手順S7として作業計画記憶部3
Hに記憶される作業内容を読み出し、RAM3Dに格納
した作業時間と共に作業実績として作業履歴記憶部3I
に記憶する。一方、前記の手順S6でRAM3Dに格納
された顧客ビル5の名称が本日の作業予定となっていな
いことが特定されると、手順S8として特定不能データ
修正処理を行った後、手順S7に示す作業時間および作
業内容からなる作業実績の記憶処理を行う。
【0024】次に、前述した手順S2に示した保全作業
を実施したか否かの判定処理を図3に基づき詳細に説明
する。
【0025】まず、手順SA1として保全作業者Aが携
帯するGPS付通信端末1の起動に応じセンタ手段3と
ネットワーク4を介して通信が行われ、センタ手段3の
RAM3Dは、GPS付通信端末1の衛星電波受信ステ
ータスを表すFlagを受信可能な状態を示すtrue
に、作業前の時刻を表す変数T0および作業後の時刻を
表す変数Tを0に、作業前の緯度を表す変数ID0およ
び作業後の緯度を表す変数IDを0に、作業前の経度を
表す変数KD0および作業後の経度を表す変数KDを0
に設定する。
【0026】次に、GPS付通信端末1は、所定間隔で
ある1分間隔で通信衛星2との通信を行い緯度経度情
報、時刻情報および衛星電波受信ステータスを含む位置
情報を随時取得するとともに一旦記憶し、この位置情報
を所定時間間隔、例えば2時間間隔でネットワーク4を
介してセンタ手段3に送信する。一方、センタ手段3の
CPU3は手順SA2としてGPS付通信端末1から受
信した位置情報に基づき時刻毎の衛星電波受信ステータ
ス、変数T、変数ID、変数KDを、巡回経路記憶部3
Gの保全作業者Aに対応するエリアに記憶するととも
に、手順SA3としてRAM3Dに格納する。
【0027】次いで、CPU3Aは巡回経路記憶部3G
の保全作業者Aに関する位置情報を取り込み、手順SA
4として当該位置情報に関する衛星電波受信ステータス
の受信状態を判断し、受信可能な場合は手順SA5とし
てFlagを判断し、継続して受信可能なときも含め受
信可能な状態にあるときは手順SA6としてFlagを
trueに設定する。この後、次に処理する位置情報が
受信不能状態にあるものであり、この受信不能前の時
刻、緯度および経度を格納可能とするため手順SA7と
してT0=T、ID0=ID、KD0=KDとするとと
もに、手順SA8として巡回経路記憶部3Gの保全作業
者Aに関する情報が最終情報であるかどうかを判断し、
最終情報でないことが判断されると手順SA3に戻る。
【0028】また、前述した手順SA4にあって取り込
んだ衛星受信ステータスが継続して受信不能なときも含
め受信不能な状態にある場合、CPU3Aは手順SA9
としてFlagをfalseに設定するとともに、手順
SA8として巡回経路記憶部3Gの保全作業者Aに関す
る情報が最終情報であるかどうかを判断し、最終情報で
ないことが判断されると手順SA3に戻る。
【0029】一方、受信不能であったGPS付通信端末
1の衛星受信ステータスが受信可能へと変化すると、C
PU3Aは手順SA4で衛星受信ステータスが受信可能
となったことを判断するとともに、手順SA5で受信不
能であった前回の衛星受信ステータスに基づきFlag
がfalseに設定されていることを判断する。この
後、手順SA10として受信不能の継続時間を計測し、
この受信不能時間が所定時間、例えば保全作業時間の最
短実績値である25分よりやや短い20分以上かどうか
を判断する。ここで例えば保全作業者Aが北口6aから
駅ビル6に入り受信不能となり南口6bから5分後に出
た場合、受信不能時間が20分以内であることから保全
作業者Aが移動中であるとして手順SA6に移行する。
一方、受信不能時間が20分を超える場合、手順SA1
1として緯度経度情報に基づき衛星電波受信ステータス
が受信不能となっている間に保全作業者Aの移動した距
離が所定距離、例えば300mを越えたか否かを判断す
る。例えば保全作業者Aが地下鉄を利用して移動する
と、受信不能時間が20分を超え、かつ移動距離が30
0mを超えることから、保全作業者Aが移動中であった
として手順SA6に移行する。一方、例えば保全作業者
Aが顧客ビル5に入り実際に保全作業を実施すると、受
信不能時間は20分を超えるが、移動距離が300m以
内となることから、保全作業者Aが保全作業を実施した
と判断し、手順SA12としてRAM3Dに作業時間お
よび作業地点の緯度経度を示す変数T0、変数T、変数
ID0、変数ID、変数KD0、変数KDを格納する。
次いで、前述したように次に処理する位置情報のために
手順SA7としてT0=T、ID0=ID、KD0=K
Dとするとともに、手順SA8として巡回経路記憶部3
Gの保全作業者Aに関する情報が最終情報であるかどう
かを判断し、RAM3Dに格納したGPS付通信端末1
に関するデータが無くなるまで前記の手順でデータを処
理し、作業実績を作業履歴記憶部3Iに記憶する。
【0030】次に、顧客ビル5の設備機器に関する故障
復旧作業等の予定外の作業を行った場合、駅ビル6の設
備機器の保全作業日となっているが、作業終了後、駅ビ
ル6内のレストランで食事や休憩を取り予定作業時間を
大幅に越えて駅ビル6にいた場合、予定した作業項目を
全て完了することができず、次回に繰り越す必要が生じ
た場合、建物に入ってから作業を行い出るまでに20分
を要さなかった場合等、作業場所、作業時間および作業
項目を訂正する必要があり、この訂正処理を図4に基づ
き説明する。
【0031】まず、CPU3Aは手順SB1として緯度
経度記憶部3E、顧客情報記憶部3F、巡回経路記憶部
3G、作業計画記憶部3Hおよび作業履歴記憶部3Iを
参照し、保全作業者別に作業履歴記憶部3Iに記憶され
ている作業開始時間、終了時間、顧客名称、作業内容に
加えて、作業履歴記憶部3Iに記憶されていないが巡回
経路記憶部3Gに記憶されている受信不能になった時刻
および受信可能になった時刻、緯度経度情報に対応した
住所、この住所に対応した顧客名称、この顧客名称に対
応した設備機器、および今後行うべき作業内容をリスト
アップし、これらを時刻順に仕分けした修正情報を保全
作業者毎に作成するとともに、手順SB2として送受信
部3Bを起動しネットワーク4を介して保全作業者Aの
GPS付通信端末1に修正情報を送信する。
【0032】一方、修正情報を受信したGPS付通信端
末1は図示しない記憶部に修正情報を記憶する。この記
憶した修正情報を所定の操作で図示しない表示部に表示
した保全作業者Aは、手順SB3として、例えば予定外
に行った故障復旧作業に関する作業顧客名称、作業設備
機器および作業項目の追加の追加訂正入力を行い、この
追加訂正した修正情報をネットワーク4を介してセンタ
手段3へ送信する。この後、センタ手段3のCPU3A
は受信した修正情報を作業実績として作業履歴記憶部3
Iに反映する。
【0033】このように構成した実施形態では、保全作
業者Aの手間を要することなく、すなわち保全作業者A
がGPS付通信端末1を携帯するだけで保全作業の実績
を把握するとともにその履歴を管理することができ、し
たがって、比較的複雑な保全作業の実績の把握および管
理を正確かつ効率的に行うことができる。また、衛星電
波受信ステータスが受信不能となった受信不能時間が所
定時間を超えたとき、および衛星電波受信ステータスが
受信不能となっている間に保全作業者Aの移動した距離
が所定距離を越えたときに、保全作業対象建物の特定処
理および作業時間の特定処理を実施することにより、保
全作業で衛星電波受信ステータスが受信不能となったの
か、一時的に衛星電波受信ステータスが受信不能となっ
たのかを判断し、必要時、すなわち保全作業者Aによる
保全作業に応じて保全作業対象建物の特定および作業時
間の特定を行うことができる。さらに、保全作業計画に
基づきあらかじめ特定された作業履歴は一旦GPS付通
信端末1に送信され、送信された作業履歴と実際行った
作業とが保全作業者Aにより比較されて必要であれば訂
正されることにより、正確な作業履歴を得ることができ
る。
【0034】なお、本実施形態では保全作業計画に基づ
きあらかじめ特定された作業履歴を一旦GPS付通信端
末1に送信して訂正処理を行うようにしたが、本発明は
これに限らず、センタ手段3に接続可能な保全作業者A
が所有するパーソナルコンピュータを用いて訂正処理を
行うようにしても良く、このパーソナルコンピュータで
行う追加訂正入力は同様の手順であるので説明は省略す
る。また、センタ手段3は、CPU3A、送受信部3
B、ROM3C、RAM3D、緯度経度情報記憶部3
E、顧客情報記憶部3F、巡回経路記憶部3G、作業計
画記憶部3Hおよび作業履歴記憶部3Iで構成したもの
として説明したが、同様の機能をもつネットワーク4に
接続可能なコンピュータとしても良い。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る発明によれば、
保全作業者の手間を要することなく、すなわち保全作業
者がGPS付通信端末を携帯するだけで保全作業の実績
を把握するとともにその履歴を管理することができ、し
たがって、比較的複雑な保全作業の実績の把握および管
理を正確かつ効率的に行うことができる。
【0036】また、本発明の請求項2に係る発明によれ
ば、衛星電波受信ステータスが受信不能となった受信不
能時間が所定時間を超えたとき、および衛星電波受信ス
テータスが受信不能となっている間に保全作業者の移動
した距離が所定距離を越えたときの少なくとも一方で、
保全作業対象建物の特定処理および作業時間の特定処理
を実施することにより、保全作業で衛星電波受信ステー
タスが受信不能となったのか、一時的に衛星電波受信ス
テータスが受信不能となったのかを判断し、必要時、す
なわち保全作業者による保全作業に応じて保全作業対象
建物の特定および作業時間の特定を行うことができる。
【0037】さらに、本発明の請求項3に係る発明によ
れば、作業計画記憶部にあらかじめ記憶された保全作業
計画の作業項目および作業時間と、実際行った作業とが
比較され、必要に応じて作業項目および作業時間が訂正
され作業履歴として記憶されることにより、正確な作業
履歴に基づき管理を行うことができる。
【0038】さらにまた、本発明の請求項4に係る発明
によれば、保全作業計画に基づきあらかじめ特定された
作業履歴は一旦GPS付通信端末に送信され、送信され
た作業履歴と実際行った作業とが保全作業者により比較
されて必要に応じて訂正されることにより、正確な作業
履歴を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業履歴管理装置の一実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】作業履歴取得処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図3】作業現場特定処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図4】作業履歴情報の追加訂正処理手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 GPS付通信端末 2 通信衛星 3 センタ手段 3A CPU 3B 送受信部 3C ROM 3D RAM 3E 緯度経度情報記憶部 3F 顧客情報記憶部 3G 巡回経路記憶部 3H 作業計画記憶部 3I 作業履歴記憶部 4 ネットワーク 5 顧客ビル 6 駅ビル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08C 15/00 G08C 15/00 G // G01S 5/14 G01S 5/14 (72)発明者 日野 知明 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 五嶋 匡 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 Fターム(参考) 2F073 AA33 AB02 AB03 AB12 BB00 CC01 CC14 CC20 GG01 GG08 3E038 AA11 BA01 BB05 CA03 CA07 CB02 CC01 DA01 GA02 HA05 5H223 DD03 DD07 DD09 EE30 5J062 AA03 AA08 BB05 CC07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の建物に設置される設備機器の保全
    作業を行う保全作業者が前記建物を巡回する際に携帯
    し、緯度経度情報、時刻情報および衛星電波受信ステー
    タスを含む位置情報を通信衛星から取得可能なGPS付
    通信端末と、このGPS付通信端末から通信手段を介し
    て送信された前記位置情報を記憶する巡回経路記憶部を
    備え、前記位置情報に基づき前記保全作業者の巡回経路
    を特定可能なセンタ手段とを有する作業履歴管理装置に
    おいて、 前記センタ手段に、前記設備機器の保全契約が締結され
    た顧客の顧客名称および顧客住所、保全契約設備機器が
    設置される建物の名称および住所を少なくとも記憶する
    顧客情報記憶部と、前記保全作業の作業時間および作業
    項目を保全作業者毎に少なくとも記憶する作業履歴記憶
    部と、緯度経度で特定された少なくとも前記建物の住所
    からなる住所情報を記憶する緯度経度情報記憶部と、あ
    らかじめ設定された保全作業計画を前記建物毎に記憶す
    る作業計画記憶部と、前記GPS付通信端末の衛星電波
    受信ステータスが受信不能となった前後の前記緯度経度
    情報および受信不能時間を記憶する受信不能位置記憶部
    と、この受信不能位置記憶部に記憶される前記緯度経度
    情報を前記緯度経度情報記憶部に記憶される前記建物住
    所に照合し保全作業対象建物を特定するとともに前記受
    信不能時間を作業時間として特定する作業現場特定部
    と、この作業現場特定部で特定した前記保全作業対象建
    物を前記作業計画記憶部に記憶される保全作業計画と照
    合し、合致した前記建物に対応する前記保全作業計画の
    前記作業項目および前記作業時間を作業実績として取り
    込む作業実績取り込み部とを設けたことを特徴とする作
    業履歴管理装置。
  2. 【請求項2】 前記衛星電波受信ステータスが受信不能
    となった受信不能時間が所定時間を超えたとき、および
    前記衛星電波受信ステータスが受信不能となっている間
    に前記保全作業者の移動した距離が所定距離を越えたと
    きの少なくとも一方で前記作業現場特定部は保全作業対
    象建物および作業時間を特定することを特徴とする請求
    項1記載の作業履歴管理装置。
  3. 【請求項3】 前記作業現場特定部で特定された前記保
    全作業対象建物に対応した、少なくとも前記作業項目お
    よび前記作業時間を追記および削除可能な訂正部を設け
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の作業履歴管理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記訂正部は、前記センタ手段と少なく
    とも前記GSP付通信端末間で情報を送受信して前記作
    業項目および前記作業時間の追記および削除処理を行う
    ことを特徴とする請求項3記載の作業履歴管理装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018131496A1 (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 富士通株式会社 機器点検支援方法、機器点検支援装置及び機器点検支援システム

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