JP2003065780A - 移動体情報提供サービスシステム及び該移動体情報提供サービスシステムの移動体通信端末及び使用料金決済方法 - Google Patents

移動体情報提供サービスシステム及び該移動体情報提供サービスシステムの移動体通信端末及び使用料金決済方法

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JP2003065780A
JP2003065780A JP2001256109A JP2001256109A JP2003065780A JP 2003065780 A JP2003065780 A JP 2003065780A JP 2001256109 A JP2001256109 A JP 2001256109A JP 2001256109 A JP2001256109 A JP 2001256109A JP 2003065780 A JP2003065780 A JP 2003065780A
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Katsuhiko Takasu
捷彦 高須
Yasuichiro Ogawa
靖一郎 小川
Takashi Harashima
崇 原嶋
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Hitachi Information Technology Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体の3次元高精度位置情報や、検索時の
状況に関する情報を検索依頼者に安価に提供する移動体
情報提供サービスシステムを提供する。 【解決手段】 検索対象者である移動体が所持し、GP
S衛星により計測されたGPS位置情報データを送信す
る機能を有する移動体通信端末30と、前記移動体の所
在する地域におけるGPS位置情報の誤差を補正する誤
差補正情報を提供する基準局情報センタ40と、前記移
動体通信端末30より送信されたGPS位置情報と,前
記移動体通信端末30との通信を行う中継局51により
測定された移動体通信端末30の位置情報と,前記基準
局情報センタ40より提供された誤差補正情報と,に基
づいて算出された移動体情報を検索依頼者に複数同時か
つリアルタイムに提供する検索センタ10と、から構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、徘徊癖のある老
人,迷子,工場内にいる作業員あるいは宅配業者やタク
シー会社の車両等、広域を不規則に移動する移動体の位
置情報や移動時の状況に関する情報等を検索依頼者に連
絡する移動体情報提供サービスシステムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、徘徊癖のある老人,迷子,工場内
にいる作業員あるいは宅配業者やタクシー会社の車両
等、広範囲な区域を不規則に移動する移動体の位置情報
等を取得するには、例えばPHS(Personal Handy Sys
tem)や携帯電話等の携帯通信端末が用いられており、
これら携帯通信端末の基地局により得られる端末位置情
報や、これらの通信機能を用いて得られるGPS(Glob
al Positioning System)の位置情報等が利用されてい
る。
【0003】上記のようにして得られた位置情報は、誤
差の大きい2次元的情報の提供が多く、検索依頼者は、
まず得られた位置情報で検索対象者たる移動体の所在地
を絞り込み、使用目的に応じて移動体の正確な位置を推
測したり、現地にて検索依頼者自身が目視により移動体
の位置を確認したりするのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の移動
体情報提供サービスシステムによれば、PHSや携帯電
話の基地局地点の位置情報から移動体の位置情報を推定
して把握する場合、得られる位置情報には100m程度
以上の誤差が生じていた。ここで、FM放送受信機やT
V放送受信機等の使用によってこの誤差情報を取得し
て、補正を試みても、5〜10mの誤差が生じていた。
また、GPSの位置情報から移動体の位置情報を取得す
る場合には、GPSの電波の届かぬ地下街では使用不能
であり、また電波が届いても電離層等の気象条件により
10m以上の誤差が生じるという不具合があった。更
に、PHS,携帯電話の電波やGPSにより得られる位
置情報は周りの環境の山やビル等の影響を受けやすいた
め、位置情報の精度を上げるのが難しいという不具合が
あった。
【0005】また、位置情報等を取得するシステムの利
用可能地域の制限があり、地下街,ビル街,山間部,海
上等では利用できないため、移動体が移動中に利用可能
地域から前記利用不可能地域に移動した場合、この移動
体の位置情報が得られなくなり、検索依頼者が移動体の
位置を推定できなくなるといった不具合があった。
【0006】更に、高精度GPSシステムを利用する場
合、移動体通信端末は、通常のGPS信号受信機能の他
に自ら補正情報を取得するための通信機能(FM放送受
信機能やTV放送受信機能等)を併せて具備する必要が
あると共に、これらの情報を融合演算する機能を有する
一体のシステムが必要であるため、端末設備は大型で複
雑な構成となり、通信端末が高価で且つ持ち運びが不便
になるといった不具合があった。
【0007】これより本発明の目的は、気象条件や自然
環境の影響を把握し、検索対象者たる移動体の3次元高
精度位置情報や、その移動体の検索時の状況に関する情
報を、精度良く且つ安価に検索依頼者に提供することが
できる移動体情報提供サービスシステムを提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の移動体情報提供サービスシステムは、検索
対象者である移動体が所持し、GPS衛星により計測さ
れたGPS位置情報データを送信する機能を有する移動
体通信端末と、前記移動体の所在する地域におけるGP
S位置情報の誤差を補正する誤差補正情報を提供する基
準局情報センタと、前記移動体通信端末より送信された
GPS位置情報と,前記移動体通信端末との通信を行う
中継局により測定された移動体通信端末の位置情報と,
前記基準局情報センタより提供された誤差補正情報と,
に基づいて算出された移動体情報を、検索依頼者側端末
に送信する検索センタと、から構成される。
【0009】更に本発明の移動体情報提供サービスシス
テムにおいて、検索センタは、通信を行う通信部と,各
種情報を格納する記憶部と,各部の制御や演算処理動作
を行う制御部と,検索依頼者の個人情報を格納する顧客
データベースと,前記移動体通信端末の情報データを格
納する移動体データベースと,前記中継局の位置情報デ
ータを格納する中継局データベースと,地図情報データ
を格納する地図情報データベースと,山や高層ビルディ
ング等の高層物の情報データを格納する高層物データベ
ースと,を有し、前記検索センタの制御部は、前記移動
体通信端末との通信を行う中継局の中継局IDに基づ
き、中継局DBから該当する中継局の位置情報データを
検索する機能と、前記地図情報データベースに格納され
る地図データの中から、該当する中継局の位置情報デー
タにより絞り込まれた周辺地域に該当地図情報データを
検索する機能と、前記移動体通信端末から受信した移動
体通信端末のGPS位置情報データを、前記基準局情報
センタから受信した誤差補正情報データを用いて補正す
る機能と、この補正により得られた補正位置データを用
いて、前記該当地図情報データの地図上に、前記移動体
通信端末の所在位置をプロットし、検索依頼者に提供す
る提供位置情報データを作成する機能と、を備えてい
る。
【0010】また本発明の移動体情報提供サービスシス
テムにおいて、前記検索センタの制御部は、前記高層物
データベースから、該当する高層物の影響により生じる
位置情報の誤差を補正するための補正データを検索する
機能と、検索された補正データを用いて、前記移動体通
信端末から受信した移動体通信端末のGPS位置情報デ
ータを補正する機能と、この補正により得られた補正位
置データを用いて、前記該当地図情報データの地図上
に、前記移動体通信端末の所在位置をプロットし、検索
依頼者に提供する提供位置情報データを作成する機能
と、を備え、更にまた前記検索センタの制御部は、前記
高層物データベースから該当する高層物の高さデータを
検索する機能と、検索された高さデータと,前記移動体
通信端末から受信した移動体通信端末のGPS位置情報
データを補正して得られた補正位置データと,を用い
て、前記移動体通信端末の所在位置の高さ情報を作成
し、この高さ情報を前記提供位置情報データに付与する
機能と、を備えている。
【0011】また本発明の移動体情報提供サービスシス
テムにおいて、前記検索センタの制御部は、所定時間お
きに移動体通信端末の移動情報を記憶部に順次格納する
機能と、移動体通信端末を所持する移動体が、通信不可
能領域に移動前の最後の移動情報を取得した時点から検
索時までに経過した時間を、前記記憶部に格納された移
動情報に基づいて算出する機能と、算出された経過時間
と,記憶部に格納された最後の移動情報の内の移動速度
情報とに基づいて、その最後の移動情報の内の所在位置
情報からの推定移動距離を算出する機能と、検索対象者
の最後の所在位置を中心とし、且つ前記推定移動距離を
半径とする円を、前記該当地図情報データの地図上に移
動体所在領域として表示し、検索依頼者に提供する提供
位置情報データを作成する機能と、を更に備えている。
【0012】また本発明の移動体情報提供サービスシス
テムにおいて、前記検索センタの制御部は、移動体通信
端末から送信された、非常事態である旨のメッセージデ
ータと,送信時における検索対象者の移動情報と,を同
時に検索依頼者側端末に送信する機能を備え、更にこの
移動体情報提供サービスシステムにて用いる移動体通信
端末は、通信を行う通信部と,各部の制御や演算処理動
作を行う制御部と,車輌に固設することによって車輌の
衝突時の衝撃力を検知することが可能な衝撃力センサ
と,を有し、この移動体通信端末の制御部は、予め登録
された、衝突事故の判断基準となる衝撃力しきい値と,
前記衝撃力センサにて検知した衝撃力と,を比較する機
能と、検知した衝撃力が前記衝撃力しきい値以上である
場合に、非常事態である旨のメッセージデータを検索セ
ンタに送信する機能と、を備えられている。
【0013】また本発明の移動体情報提供サービスシス
テムは、前記検索センタ,前記基準局情報センタ及び検
索依頼者側端末が、インターネット網及び無線IP網で
構成され、検索対象者の位置情報を複数同時に且つリア
ルタイムに、及び連続的に検索、提供できるように構成
する。
【0014】また本発明の移動体情報提供サービスシス
テムの使用料金決済方法は、本サービスシステムの前記
検索センタの制御部にて、各検索依頼者の情報検索回数
をカウントし且つ顧客DBに検索回数を格納する工程
と、その検索回数に基づき各検索依頼者の本システム使
用料金を算出する工程と、が実行されることで、各検索
依頼者の使用料金が決済される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
一実施形態による移動体情報提供サービスシステムを詳
細に説明する。
【0016】<本実施形態の移動体情報提供サービスシ
ステムの構成>まず、本移動体情報提供サービスシステ
ムの構成について、図1を用いて説明する。図1に示す
ように、本実施形態の移動体情報提供サービスシステム
は、検索依頼者により指定された移動体の位置情報やそ
の移動体に関する他の情報(以下、移動体情報という)
を前記検索依頼者に提供する検索センタ10と、検索対
象者である移動体が所持する移動体通信端末30と、例
えば日本全土等の広域に実際に設置される基準局及びV
RS(仮想基準局:複数の基準局から演算で求める基準
局)を使用して補正データをより広域化、高精度化し各
地区における電離層や気象条件等の影響によって生じる
GPS位置情報の誤差補正情報をインターネット上のA
SP(アプリケーションサービスプロバイダ)から提供
する基準局情報センタ40と、を有している。
【0017】前記検索センタ10は、通信機能,表示機
能,入力機能,及び各機能を制御する制御機能を備えた
検索依頼者側端末20と通信により接続可能に構成して
いる。具体的には、前記検索センタ10は、例えば電話
網やインターネット網等の通信回線網50に情報通信部
12にて通信可能に接続しており、例えば電話,FA
X,携帯電話,インターネット等の検索依頼者側端末2
0から検索センタ10に、公衆回線網(音声、モデムプ
ロトコル)やインターネット網(パケット通信網)等の
通信回線網50を介して通信可能に構成されている。ま
た移動体通信端末30は、無線通信中継局51(以下、
中継局という)及び通信回線網50を介して検索センタ
10と通信可能となるように構成されており、更に前記
基準局情報センタ40についても、通信回線網50を介
して検索センタ10と通信可能に構成されている。
【0018】<検索センタの構成>次に、本移動体情報
提供サービスシステムの各部の構成を以下に説明する。
まず、本実施形態における移動体情報提供サービスシス
テムの検索センタ10には、本センタにおける各部の制
御や各種演算処理動作を行う制御部11と、上述の如く
通信回線網50を介して各種情報データを通信する情報
通信部12と、各種情報データを格納する記憶部13
と、位置情報を音声データとして生成する音声データ生
成部14と、が備えられている。
【0019】また前記検索センタ10には、各検索依頼
者の個人情報を格納する顧客データベース15a(以
下、顧客DBという)と、各検索対象者が有する移動体
通信端末に関する情報を格納する移動体データベース1
5b(以下、移動体DBという)と、各中継局の位置情
報データを格納する中継局データベース15c(以下、
中継局DBという)と、地図情報データを格納する地図
情報データベース15d(以下、地図情報DBという)
と、山,高層ビルディング等の高層物の位置や高さ等の
情報を格納する高層物データベース15e(以下、高層
物DBという)と、が設けられている。
【0020】<移動体通信端末の構成>前記移動体通信
端末30は、図2に示すように、この移動体通信端末3
0の各部の制御や各種演算処理動作を行う制御部30a
と、3個以上のGPS衛星60からの信号を受信するG
PS受信部30bと、中継局51や通信衛星61との通
信を行う通信部30cと、検索対象者が情報を入力する
ための入力部30dと、この移動体通信端末30の電源
部30eと、を具備している。
【0021】<基準局情報センタの構成>前記基準局情
報センタ40は図3に示すように構成される。基準局情
報センタ40は、基準局情報センタ40各部の制御や各
種演算処理動作を行う制御部40aと、補正情報を検索
センタ10に送信する等の通信を行う通信部40bと、
実際に設置される基準局及びVRS(仮想基準局:複数
の基準局から演算で求める基準局)を使用して得られた
各地区におけるGPS位置情報の誤差補正情報が随時更
新され且つその更新データが格納される誤差補正情報デ
ータベース40c(以下、誤差補正情報DBという)
と、を有している。
【0022】<各DBに格納される各種データベースの
構成>ここで、上記の如く構成される移動体情報提供サ
ービスシステムの各DB15a〜15e,40cに格納
される各種情報DBの構成について以下説明する。
【0023】検索センタ10に備わる顧客DB15a
は、予め検索センタ10に登録されている検索依頼者の
氏名,住所,電話番号,検索者IDの各項目データから
成り、移動体DB15bは、移動体通信端末を所持する
検索対象者の氏名,住所,電話番号,対象者IDと、移
動体通信端末の端末IDとから成る。また中継局DB1
5cには、各地区に設置された中継局の中継局IDと位
置情報データとが蓄積されており、地図情報DB15d
には膨大な地図情報データが蓄積されている。また高層
物DB15eには、高層物の位置情報,山やビル等とい
った高層物の種類,高層物の名称,高層物の高さに関す
る各データと共に、高層物の影響により生じる位置情報
の誤差を補正するための補正データが蓄積されている。
また基準局情報センタ40に備わる誤差補正情報DB4
0cには、上記の如く広域化、高精度化された各地区に
おけるGPS位置情報の誤差補正情報が随時更新され、
且つ蓄積されている。
【0024】<本実施形態の移動体情報提供サービスシ
ステムの処理工程>以上のように構成された本実施形態
の移動体情報提供サービスシステムにおける通常時の各
種処理工程を、図4から図6を参照して以下説明する。
ここで本サービスシステムを利用するにあたり、検索依
頼者は検索センタ10に検索依頼者本人の氏名,住所,
電話番号を登録することで予め依頼者毎に検索者IDが
付与されており、また検索対象者は検索センタ10に検
索対象者本人の氏名,住所,電話番号を登録して、端末
所持者の対象者ID及び端末IDが予め付与されている
ものとする。また、初めて本サービスシステムを利用す
る場合には、検索処理が実行される前に、上記の新規登
録処理が行われるものとする。
【0025】<検索依頼工程>以下、本サービスシステ
ムによる検索依頼処理の工程について図4を参照して説
明する。まず検索依頼者は、自らに付与された検索者I
Dと,検索を希望する検索対象者の氏名及び対象者ID
とを検索依頼者側端末20に入力し(ステップ10
1)、無線通信により、もしくは通信回線網50を介し
て検索センタ10に送信する(ステップ102)。
【0026】検索センタ10の制御部11は、送信され
た検索者ID,検索対象者の氏名及び対象者IDのデー
タを受信し(ステップ103)、各受信データに基づい
て顧客DB15aと移動体DB15bとを検索する(ス
テップ104)。検索の結果、該当する検索者ID,検
索対象者の氏名及び対象者IDの何れか一つでも存在し
ない場合は、どの入力データが存在しないかを示すメッ
セージデータを検索依頼者側端末20に送信する(ステ
ップ105)。検索依頼者はこのメッセージデータを受
けて(ステップ107)、入力データの修正を行うか、
もしくは修正を行わずに本サービスシステムの検索処理
動作を終了する(ステップ108,109)。入力デー
タの修正を行う場合には、ステップ109の修正データ
を入力後、ステップ102の入力データ送信以降が繰り
返し行われる。また、該当する検索者ID,検索対象者
の氏名及び対象者IDの全データが各DB15a,15
bの何れかに存在する場合には、前記制御部11は、検
索対象者の移動体通信端末30に対し、通信回線網5
0,前記移動体通信端末30付近に設置される中継局5
1を介して呼び出し信号もしくはコールバック信号を送
信する(ステップ106)。
【0027】<移動体通信端末の位置情報データ取得工
程>検索センタ10からの前記信号を受信した移動体通
信端末30は、図5に示すように、自動的にGPS衛星
60のGPS信号をGPS受信部30bにて受信し(ス
テップ201,202)、制御部30aにて演算処理し
た後に、GPSによる前記移動体通信端末30の位置情
報データを、通信部30cより中継局51及び通信回線
網50を介して検索センタ10に送信する(ステップ2
03)。
【0028】<GPS位置情報の補正情報データ取得工
程>またこの時、基準局情報センタ40では、誤差補正
情報DB40cを検索し、制御部40aにて随時更新さ
れる各地区におけるGPS位置情報の誤差補正情報デー
タの内の最新のデータを、通信部40bより検索センタ
10に送信する。
【0029】<地図情報データを用いた位置情報の提供
工程>続いて、図6のように、検索センタ10では情報
通信部12にて前記移動体通信端末30のGPS位置情
報データと、前記基準局情報センタ40からの誤差補正
情報データとが受信され、記憶部13に格納される(ス
テップ301)。更に、前記移動体通信端末30との通
信を行っている中継局51の中継局IDに基づき、中継
局DB15cから位置情報データが検索される(ステッ
プ302)。この検索により得られた中継局51の位置
情報データによって、どの中継局51を介してGPS位
置情報データが送信されたかが制御部11により把握さ
れるため、中継局位置情報データに基づいて移動体の位
置周辺地域を大まかに絞り込むことが可能となる。
【0030】そこで制御部11は、地図情報DB15d
に格納される膨大な地図データの中から、中継局51の
位置情報データにより絞り込まれた周辺地域に該当する
地図情報データを検索し(ステップ303)、更に前記
誤差補正情報データによりGPS位置情報データを補
正,演算して得られた補正位置データを用いて、制御部
11が、該当地図上に移動体通信端末30の所在位置を
表示する(ステップ304)。ここで、検索対象者が高
層物付近に所在する場合には、高層物DB15eに格納
される補正データを用いて更に補正し、制御部11が、
該当地図上に移動体通信端末30の所在位置を表示する
(ステップ305,306)。このようにして、検索依
頼者に提供する高精度の提供位置情報データが作成され
る(ステップ307)。
【0031】検索対象者の所在位置が表示された地図デ
ータである提供位置情報データは、通信回線網50を介
して検索依頼者側端末20に送信され(ステップ30
8)、その結果、検索依頼者に所望の移動体通信端末3
0の高精度位置情報を提供することができる。
【0032】また、検索対象者が地下街等のGPS通信
が不可能な地域にいる場合には、以下のように情報の提
供処理が行われる。まず、前記移動体通信端末30との
通信を行っている中継局51の中継局IDに基づいて中
継局DB15cから検索された該当中継局の位置情報デ
ータを用いて、制御部11が、地図情報DB15dに格
納される膨大な地図データの中から、中継局51の位置
情報データにより絞り込まれた周辺地域に該当する地図
情報データを検索する。続いて、制御部11が該当中継
局51の通信可能範囲を地図上に示し、検索依頼者に提
供する提供位置情報データを作成する。こうして通信可
能範囲が表示された地図データである提供位置情報デー
タが、通信回線網50を介して検索依頼者側端末20に
送信される。この結果、検索依頼者は、検索対象者がど
の領域にいるのか、移動体通信端末30の大まかな位置
情報を把握することができる。
【0033】ここで、演算処理後の提供位置情報データ
を前記制御部11によって文字データとして作成し、文
字データによる位置情報データを検索依頼者側端末20
に送信するようにしてもよい。
【0034】尚、検索依頼者側端末20が画像表示機能
を有する場合には、上述の如く、提供位置情報データを
地図データとして送信可能であるが、検索依頼者側端末
20が電話等の場合は、演算処理後の提供位置情報デー
タを音声データ生成部14により音声データ化し、しか
る後に上記と同様に検索依頼者側端末20に送信するこ
とで、検索依頼者が、所望の移動体通信端末の位置情報
を音声により把握することが可能となる。
【0035】また、本サービスシステムではGPSを採
用しているため、検索センタ10の制御部11における
演算処理により、移動体通信端末30の位置情報のみな
らず、高度情報,移動方向情報や移動速度情報も作成可
能である。そこで本実施形態では、検索センタ10の制
御部11が、作成された位置情報データに基づいて移動
体通信端末30の高層物DB15dに格納される高層物
の高さデータを検索することにより、例えば「検索対象
者はAビルディングの32階にいる」というように、高
層物における移動体の所在位置の高さ情報をも提供する
ことができる。また、作成された位置情報,移動方向情
報及び移動速度情報を連続して検索依頼者側端末に送信
することにより、検索依頼者は検索対象者の移動過程を
把握することができる。
【0036】更に、本サービスシステムにおいて、通信
回線網50を常時接続のインターネット及び無線IP網
とすることにより、検索対象者の位置情報を複数同時に
且つリアルタイムに検索し、位置情報の提供を行うこと
が可能となる。
【0037】上記のように複数同時に且つリアルタイム
に検索対象者の位置情報を提供できるサービスシステム
は、例えばタクシー会社,運送会社,鉄道会社等のよう
な任意の地域に複数の管理対象物を有する管理者(即
ち、検索依頼者)が利用する場合に有効である。このよ
うなサービスシステムによれば、従来のように、複数同
時に且つリアルタイムに検索対象者の位置情報を検索す
るために高価な設備を開発,製造する必要がなく、管理
者(検索依頼者)は、パーソナルコンピュータ等の検索
依頼者側端末を本サービスシステムに接続するだけでよ
いので、管理者にとって、非常に安価に高精度な位置情
報を複数同時に且つリアルタイムに管理することが可能
となる。
【0038】また本サービスシステムによれば、移動体
が移動体通信端末30を所持して外出している場合、移
動体自らが前記移動体通信端末30の入力部30dより
呼び出しを行うだけで、タクシー会社に移動体自らの正
確な位置情報を知らせることができる。これにより、タ
クシー会社では、移動体の所在位置に最も近いタクシー
を簡単に配車することができる。かつ、タクシーに搭載
した移動体通信端末に、実車、空車の認識符号を付加す
ることで、ASPの演算処理により自動的に配車指示を
行うことができる。
【0039】<第二実施形態>以上のように、本サービ
スシステムによって、通常時には検索対象者の所在位置
情報,移動方向情報,移動速度情報及び移動過程情報
(以下、移動情報という)をリアルタイムで検索依頼者
に提供できるが、例えば検索対象者が上記のような通信
可能な領域から通信不可能な領域に移動してしまった場
合、通信不可能領域に移動後の検索対象者の移動情報は
提供できなくなる。そこで、このような場合に対応する
本サービスシステムの第二実施形態を以下に説明する。
【0040】<第二実施形態の移動体情報提供サービス
システムの構成>第二実施形態による本サービスシステ
ムの全体構成は図1に記載の構成と同様であるが、検索
センタ10の制御部11には、所定時間おきに移動体通
信端末30の移動情報を記憶部13に順次格納する機能
が付与されている。
【0041】このように、検索センタ10の制御部11
に上記機能を付与することにより、通信可能領域を移動
中の検索対象者の移動情報が、所定時間おきに記憶部1
3に順次格納されるため、移動過程中に検索対象者が通
信不可能領域に移動しても、検索対象者が通信不可能領
域に移動する直前に取得,格納した移動情報に基づき、
検索対象者の所在領域を大まかに推測し提供することが
できる。
【0042】<第二実施形態のサービスシステムにおけ
る処理工程>ここで、本実施形態において行われる処理
動作を図7を参照して以下説明する。まず制御部11
が、通信不可能領域に移動前の最後の移動情報を取得し
た時点から経過した時間を算出する(ステップ40
1)。次に、算出した経過時間と,記憶部13に格納さ
れる最後の移動情報(特に移動速度情報)とに基づい
て、制御部11が最後の移動情報の内の所在位置情報か
らの推定移動距離を算出する(ステップ402)。続い
て、制御部11が、検索対象者の最後の所在位置を中
心,前記推定移動距離を半径とする円を、移動体の所在
領域として地図上に示し(ステップ403)、検索依頼
者に提供する提供位置情報データを作成する(ステップ
404)。こうして所在領域が表示された地図データで
ある提供位置情報データは、通信回線網50を介して検
索依頼者側端末20に送信される(ステップ405)。
以上のような処理が行われた結果、検索対象者が通信可
能領域から通信不可能領域に移動しても、その移動後に
検索対象者がどの辺りにいるのか、もしくはどの辺りを
移動中なのか、検索依頼者は大まかな位置情報を把握す
ることができる。
【0043】尚、検索対象者が通信不可能領域を移動し
ている間も、GPS衛星による通信を継続して行うこと
により、検索対象者が通信不可能領域から再度通信可能
領域に移動した時点で、改めて上記第一実施形態の各処
理工程が行われ、検索対象者の高精度移動情報が再度検
索依頼者に提供されるようになる。
【0044】尚、前記制御部11は、演算処理後の提供
位置情報データを文字データとして作成し、例えば「A
地点から半径20m以内にいます」というような文字デ
ータとして、提供位置情報データを検索依頼者側端末2
0に送信するようにしてもよい。また、演算処理後の提
供位置情報データを音声データ生成部14により音声デ
ータ化し、しかる後に上記と同様に検索依頼者側端末2
0に送信してもよい。
【0045】尚、上記第一及び第二実施形態のシステム
における検索センタ10の制御部11に、各検索依頼者
の情報検索回数をカウントし且つ顧客DBに検索回数を
格納する機能と、その検索回数に基づき各検索依頼者の
本システム使用料金を算出する機能と、を備えることに
より、各検索依頼者の本システム使用料金を決済するこ
とができる。尚、この料金決済方法においては、検索依
頼者の検索回数のみを使用料金算出の基準とするとは限
らない。また、検索依頼者及び検索対象者の本システム
使用料金を月額固定と設定してもよいことは言うまでも
ない。
【0046】<第三実施形態>ここで、これまで説明し
たように、上記第一及び第二実施形態によるサービスシ
ステムは、検索対象者の移動情報を検索依頼者に提供す
るものであったが、例えば検索対象者が事故に遭う等の
非常事態に遭遇した場合、検索センタを介して、検索対
象者が非常事態である旨の情報を検索依頼者に知らせる
ように本サービスシステムを構成することも可能であ
る。そのようなサービスシステムの構成及び処理動作に
ついて、以下説明する。
【0047】<第三実施形態の移動体情報提供サービス
システムの構成>第三実施形態による本サービスシステ
ムの全体構成は、図1に記載の構成と同様であるが、検
索センタ10の制御部11には、後述の移動体通信端末
30’から送信された、検索対象者が非常事態である旨
のメッセージデータと、その時点での検索対象者の移動
情報と、を検索依頼者に送信する機能が付与されてい
る。
【0048】また、本実施形態における移動体通信端末
30’の一例の構成を図8に示す。移動体通信端末3
0’は、図2に記載の構成に、車輌の衝突時の衝撃力を
検知する衝撃力センサ30fを更に設けたものとしてい
る。ここで、このような構成の移動体通信端末30’を
車輌に設置する際に、衝撃力センサ30fを車輌の所定
の場所に固設することで、この移動体通信端末30’を
具備する車輌が他の車輌と衝突した場合、衝撃力を衝撃
力センサ30fにて検知することが可能となる。
【0049】また、移動体通信端末30’の制御部30
aには、衝突事故であると判断するための基準値となる
衝撃力しきい値が予め設定,登録されており、更に制御
部30aには、衝撃力センサ30fにて検知された衝撃
力が前記衝撃力しきい値以上である場合に、非常事態で
ある旨のメッセージデータを検索センタ10に送信する
機能が付与されている。
【0050】以上のように、検索センタ10及び移動体
通信端末30’を上記構成にすることにより、検索対象
者の非常時に、非常事態である旨のメッセージデータ
と、その時点での検索対象者の移動情報とが、自動的に
検索依頼者側端末20に送信されるため、検索依頼者
は、移動体の位置情報等の移動情報のみならず、移動体
が非常事態になったこともリアルタイムで把握すること
ができる。
【0051】<第三実施形態のサービスシステムにおけ
る処理工程>ここで、本実施形態において行われる処理
動作を図9を参照して以下説明する。まず移動体通信端
末30’が備えられた車輌が衝突すると、衝撃力センサ
30fにてその時の衝撃力が検知される(ステップ50
1)。検知された衝撃力は、制御部30aにて、予め設
定された衝撃力しきい値と比較される(ステップ50
2)。この結果、衝撃力しきい値以上であると判断され
た場合は、制御部30aにより、非常事態である旨のメ
ッセージデータを通信部30cから検索センタ10に向
けて送信する(ステップ503)。
【0052】検索センタ10にて前記メッセージデータ
が受信されると(ステップ504)、検索センタ10で
は、上記第一もしくは第二実施形態の如く非常事態発生
時における検索対象者の移動情報データが作成されるた
め、制御部11が、その非常事態発生時の検索対象者の
移動情報データと,移動体通信端末30’から受信した
前記メッセージデータとを併せて情報通信部12より検
索依頼者側端末20に送信する(ステップ505)。
【0053】以上のような処理が行われた結果、検索依
頼者は、検索対象者がどこで非常事態になったのかをリ
アルタイムで認識することができるため、その事態に対
して素早く対応することができ、かつ蓄積データより非
常事態にいたるまでの経過をトレースすることができ
る。
【0054】尚、前記制御部11は、演算処理後の提供
情報データを文字データとして、提供位置情報データを
検索依頼者側端末20に送信するようにしてもよく、ま
た、演算処理後の提供情報データを音声データ生成部1
4により音声データ化し、しかる後に、上記と同様に検
索依頼者側端末20に送信してもよい。
【0055】また、本実施形態では、移動体通信端末に
衝撃力センサを設けることにより、衝撃力を検知し、衝
突事故の発生をリアルタイムで把握できるようにしてい
るが、リアルタイムで検索依頼者が把握したいものに応
じて、他のセンサを移動体通信端末に設けることも可能
である。
【0056】尚、上述の各実施形態では、移動体通信端
末から検索センタへの通信が、中継局及び通信回線網を
介して行われているが、通信衛星61を介して検索セン
タ10との通信を行うように構成してもよい。このよう
に通信衛星61を用いた構成は、移動体通信端末を有す
る移動体が、特に山間部や海上等、無線通信の中継局が
存在しない地域に所在する場合に有効である。また、上
記実施形態では検索センタと基準局情報センタとを別体
としているが、一体として構成してもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明の移動体情報提供サービスシステ
ムによれば、二次元的な移動情報ではなく、三次元的な
移動情報を作成可能なため、より高精度な検索対象者の
移動情報を検索依頼者にリアルタイムで提供することが
可能となる。また、検索対象者の移動情報のみならず、
検索対象者が非常事態である場合、その時点の移動情報
のみならず、非常事態である旨のメッセージも合わせて
検索依頼者にリアルタイムで提供することができるた
め、検索依頼者は、検索対象者の非常事態をいち早く認
識し、その事態に対して素早く対応することができる。
更に、各センタにて情報処理が行われるため、移動体通
信端末の小型化が実現でき、安価で高精度な移動体情報
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による移動体情報提供サー
ビスシステムの全体構成図である。
【図2】本実施形態の移動体情報提供サービスシステム
にて用いられる移動体通信端末の構成図である。
【図3】本実施形態の移動体情報提供サービスシステム
における基準局情報センタの構成図である。
【図4】本実施形態の移動体情報提供サービスシステム
における検索依頼処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】本実施形態の移動体情報提供サービスシステム
における移動体通信端末の位置情報データ取得処理手順
を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態の移動体情報提供サービスシステム
における位置情報の提供処理手順を示すフローチャート
である。
【図7】第二実施形態の移動体情報提供サービスシステ
ムにおける位置情報の提供処理手順を示すフローチャー
トである。
【図8】第三実施形態の移動体情報提供サービスシステ
ムにおける移動体通信端末の構成図である。
【図9】第三実施形態の移動体情報提供サービスシステ
ムにおける移動体情報の提供処理手順を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10…検索センタ、11…制御部,12…情報通信部,
13…記憶部,14…音声データ生成部,15a…顧客
DB,15b…移動体DB,15c…中継局DB,15
d…地図情報DB,15e…高層物DB,20…検索依
頼者側端末、30…移動体通信端末、40…基準局情報
センタ,50…通信回線網,51…中継局,60…GP
S衛星,61…通信衛星。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 310 G06F 17/60 302C 5K067 17/60 302 332 332 502 502 G08G 1/13 G08G 1/13 G09B 29/00 A G09B 29/00 29/10 A 29/10 H04B 7/26 106A H04Q 7/20 H04Q 7/04 Z 7/34 G01P 15/00 D (72)発明者 高須 捷彦 神奈川県足柄上郡中井町境456番地 株式 会社日立インフォメーションテクノロジー 内 (72)発明者 小川 靖一郎 千葉県市川市南大野1−29−33 (72)発明者 原嶋 崇 東京都稲城市矢野口1617番地 Fターム(参考) 2C032 HB05 HB22 HB25 HC08 HC11 HC13 HD03 HD13 2F029 AA02 AA07 AC03 AC08 AC09 AC13 AC16 AD01 5B075 ND02 ND06 PQ27 UU13 5H180 AA14 AA15 AA22 BB05 FF05 FF07 FF13 FF22 FF33 FF37 FF38 5J062 AA08 BB05 CC07 EE02 FF01 HH05 5K067 AA21 BB04 DD20 DD52 EE02 EE10 EE16 FF02 FF03 FF23 HH23 JJ52 JJ56 KK15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検索対象者である移動体が所持し、GP
    S衛星により計測されたGPS位置情報データを送信す
    る機能を有する移動体通信端末と、 前記移動体の所在する地域におけるGPS位置情報の誤
    差を補正する誤差補正情報を提供する基準局情報センタ
    と、 前記移動体通信端末より送信されたGPS位置情報と,
    前記移動体通信端末との通信を行う中継局により測定さ
    れた移動体通信端末の位置情報と,前記基準局情報セン
    タより提供された誤差補正情報と,に基づいて算出され
    た移動体情報を、検索依頼者側端末に送信する検索セン
    タと、 から構成されることを特徴とする移動体情報提供サービ
    スシステム。
  2. 【請求項2】 前記検索センタは、通信を行う通信部
    と,各種情報を格納する記憶部と,各部の制御や演算処
    理動作を行う制御部と,検索依頼者の個人情報を格納す
    る顧客データベースと,前記移動体通信端末の情報デー
    タを格納する移動体データベースと,前記中継局の位置
    情報データを格納する中継局データベースと,地図情報
    データを格納する地図情報データベースと,山や高層ビ
    ルディング等の高層物の情報データを格納する高層物デ
    ータベースと,を有し、 前記検索センタの制御部は、 前記移動体通信端末との通信を行う中継局の中継局ID
    に基づき、中継局DBから該当する中継局の位置情報デ
    ータを検索する機能と、 前記地図情報データベースに格納される地図データの中
    から、該当する中継局の位置情報データにより絞り込ま
    れた周辺地域に該当地図情報データを検索する機能と、 前記移動体通信端末から受信した移動体通信端末のGP
    S位置情報データを、前記基準局情報センタから受信し
    た誤差補正情報データを用いて補正する機能と、 この補正により得られた補正位置データを用いて、前記
    該当地図情報データの地図上に前記移動体通信端末の所
    在位置を表示し、検索依頼者に提供する提供位置情報デ
    ータを作成する機能と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の移動体情報
    提供サービスシステム。
  3. 【請求項3】 前記検索センタの制御部は、 前記高層物データベースから、該当する高層物の影響に
    より生じる位置情報の誤差を補正するための補正データ
    を検索する機能と、 検索された補正データを用いて、前記移動体通信端末か
    ら受信した移動体通信端末のGPS位置情報データを補
    正する機能と、 この補正により得られた補正位置データを用いて、前記
    該当地図情報データの地図上に前記移動体通信端末の所
    在位置を表示し、検索依頼者に提供する提供位置情報デ
    ータを作成する機能と、 を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    移動体情報提供サービスシステム。
  4. 【請求項4】 前記検索センタの制御部は、 前記高層物データベースから該当する高層物の高さデー
    タを検索する機能と、 検索された高さデータと,前記移動体通信端末から受信
    した移動体通信端末のGPS位置情報データを補正して
    得られた補正位置データと,を用いて、前記移動体通信
    端末の所在位置の高さ情報を作成し、この高さ情報を前
    記提供位置情報データに付与する機能と、 を更に備えることを特徴とする請求項1から3の何れか
    一つに記載の移動体情報提供サービスシステム。
  5. 【請求項5】 前記検索センタの制御部は、 所定時間おきに移動体通信端末の移動情報を記憶部に順
    次格納する機能と、 移動体通信端末を所持する移動体が、通信不可能領域に
    移動前の最後の移動情報を取得した時点から検索時まで
    に経過した時間を、前記記憶部に格納された移動情報に
    基づいて算出する機能と、 算出された経過時間と,記憶部に格納された最後の移動
    情報の内の移動速度情報とに基づいて、その最後の移動
    情報の内の所在位置情報からの推定移動距離を算出する
    機能と、 検索対象者の最後の所在位置を中心とし、且つ前記推定
    移動距離を半径とする円を、前記該当地図情報データの
    地図上に移動体所在領域として表示し、検索依頼者に提
    供する提供位置情報データを作成する機能と、 を更に備えることを特徴とする請求項1から4の何れか
    一つに記載の移動体情報提供サービスシステム。
  6. 【請求項6】 前記検索センタの制御部は、移動体通信
    端末から送信された、非常事態である旨のメッセージデ
    ータと,送信時における検索対象者の移動情報と,を同
    時に検索依頼者側端末に送信する機能を備えることを特
    徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の移動体情
    報提供サービスシステム。
  7. 【請求項7】 通信を行う通信部と,各部の制御や演算
    処理動作を行う制御部と,車輌に固設することによって
    車輌の衝突時の衝撃力を検知することが可能な衝撃力セ
    ンサと,を有し、 前記制御部は、 予め登録された、衝突事故の判断基準となる衝撃力しき
    い値と,前記衝撃力センサにて検知した衝撃力と,を比
    較する機能と、 検知した衝撃力が前記衝撃力しきい値以上である場合
    に、非常事態である旨のメッセージデータを検索センタ
    に送信する機能と、 を備えることを特徴とする請求項6に記載の移動体情報
    提供サービスシステムにて用いる移動体通信端末。
  8. 【請求項8】 前記検索センタ,前記基準局情報センタ
    及び検索依頼者側端末は、インターネット網及び無線I
    P網で構成され、検索対象者の位置情報を複数同時に且
    つリアルタイムに、及び連続的に検索、提供できること
    を特徴とする請求項1から6の何れか一つに記載の移動
    体情報提供サービスシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1から6及び請求項8の何れか一
    つに記載の移動体情報提供サービスシステムの前記検索
    センタの制御部にて、各検索依頼者の情報検索回数をカ
    ウントし且つ顧客DBに検索回数を格納する工程と、そ
    の検索回数に基づき各検索依頼者の本システム使用料金
    を算出する工程と、が実行されることで、各検索依頼者
    の使用料金を決済する移動体情報提供サービスシステム
    の使用料金決済方法。
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