JP2001082977A - 情報処理装置及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置及び情報処理システム

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JP2001082977A
JP2001082977A JP25599699A JP25599699A JP2001082977A JP 2001082977 A JP2001082977 A JP 2001082977A JP 25599699 A JP25599699 A JP 25599699A JP 25599699 A JP25599699 A JP 25599699A JP 2001082977 A JP2001082977 A JP 2001082977A
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JP25599699A
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Masayoshi Sakakibara
正義 榊原
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、サービス拠点の検索をする際には高さ
方向の移動が考慮されていないという問題点があった
が、本発明では、高さ方向の移動を考慮できる情報処理
装置及び情報処理システムを提供する。 【解決手段】 端末装置1が位置情報出力部18により
得た自己の3次元位置をサービスの検索要求とともにネ
ットワーク4を介して情報処理装置2に出力し、情報処
理装置2が当該検索の指示を受信して、記憶しているサ
ービス拠点の3次元位置との相対距離を高さ方向により
大きい重みを付けつつ演算し、相対距離の短い順でサー
ビス拠点を提示する情報処理装置及び情報処理システム
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のサービス拠
点から近接したサービス拠点を検索する情報処理装置に
係り、特に高度を考慮した検索に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建造物が高層になり、例えばオフ
ィスで利用されるネットワークプリンタが各フロアごと
に多数配備されることが多くなっている。また、デパー
トでは、フロアごとに店舗の配置が異なることが多く、
何らかのサービスの場所(例えばトイレの場所)等がわ
かりずらいこともある。
【0003】そこで従来から移動体通信技術を利用し
て、サービスの位置とユーザの現在位置とに基づいて、
最も近いサービスの位置を検索する情報処理装置が開発
されている。例えば、特開平9−128683号公報、
「通信システム及び固定端末装置」では、移動端末装置
が携帯電話を利用して、サービスの位置を管理するホス
トコンピュータにアクセスし、自らの位置を報知して近
接するサービスの位置としての固定端末装置を特定す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の情報処理装置では、高さ方向の移動は一般に水平方向
の移動に比べて移動距離が長くなるということが配慮さ
れておらず、例えば同じフロア内で同等のサービスが受
けられるにも関わらず、フロアを隔ててすぐ頭上に探し
ているサービスがあると、現実には階段が遠いためにそ
こまでの移動距離が長くても、当該頭上にあるサービス
が最も近いと検索されてしまうという問題点があった。
【0005】そこで、デパート等で、フロアごとに微弱
電波によるラジオ放送を行い、フロアごとの案内を行う
システムが、特開平9−182135号公報、「情報伝
達システム及び端末装置」に開示されている。
【0006】しかし、この情報伝達システムでは、フロ
アごとに異なる放送が行われるため、例えば他のフロア
では得られる情報が得られない。また、ラジオ放送によ
る一方向通信であることから、ユーザが主体的に所定の
サービスを検索することができない。
【0007】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、ユーザが主体的にサービスを検索することができ、
高さ方向に移動する際の移動距離を考慮してサービスの
場所(サービス拠点)を検索する情報処理装置及び情報
処理システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、情報処理装置にお
いて、サービスを提供するサービス拠点の3次元位置を
管理する位置管理手段と、サービス要求元の3次元位置
と前記サービス拠点との相対距離を、少なくとも1つの
座標方向に対して重み付けしつつ演算する演算手段と、
演算された相対距離に基づいて、所定処理を実行する手
段と、を含むことを特徴としており、これにより高さ方
向の距離を考慮した処理を行うことができる。
【0009】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、情報処理装置において、サービスを
提供するサービス拠点の3次元位置を管理する位置管理
手段と、サービス要求元の3次元位置と前記サービス拠
点との相対距離を、少なくとも1つの座標方向に対して
重み付けしつつ演算する演算手段と、演算された相対距
離に基づいて、前記サービス拠点を検索する検索手段
と、を含むことを特徴としており、これにより高さ方向
の距離を考慮した検索を行うことができる。
【0010】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、請求項2に記載の情報処理装置にお
いて、前記位置管理手段は、さらに各サービス拠点が提
供するサービスの種別を管理し、前記検索手段は、さら
に検索の対象としてのサービスの種別の入力を受けて、
当該種別と演算された相対位置とに基づいて、前記サー
ビス拠点を検索することを特徴としており、ユーザが主
体的に目的のサービスを検索することができ、その検索
の際に高さ方向の距離を考慮させることができる。
【0011】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の
情報処理装置において、各座標の方向に対しての重みの
組を複数管理する手段と、前記複数の重みの組から1つ
の組を選択的に出力する手段と、を具備し、前記演算手
段は、選択的に出力された重みを用いて前記相対距離を
演算することを特徴としており、より適切な重みづけを
選択して、高さ方向の距離を考慮した検索の精度を高め
ることができる。
【0012】上記従来例の問題点を解決するための請求
項5記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の
情報処理装置において、前記重みは、高さを表す座標方
向への重みが水平方向の重みに対して大きくなるように
設定されていることを特徴としている。
【0013】これにより水平方向の距離よりも高さ方向
の距離をより大きく重みづけして、現実の移動の状況に
合わせた検索とすることができ、高さ方向の距離を考慮
した検索の精度を高めることができる。
【0014】尚、サービス要求元の3次元位置は、GP
Sにより取得することが、容易に高度を含む情報を取得
できるため、好適である。
【0015】また、サービス要求元の3次元位置を、フ
ロアの情報とフロア内の区画の情報とに基づいて識別す
る手段を有することとすれば、GPSを用いることなく
簡易な構成で高度を含む情報を取得できるため、好適で
ある。
【0016】上記従来例の問題点を解決するための請求
項8記載の発明は、情報処理装置において、サービスを
提供するサービス拠点の3次元位置を管理する位置管理
手段と、サービス要求元の3次元位置と前記サービス拠
点の3次元位置とに基づいて、前記サービス拠点を検索
する検索手段と、を含むことを特徴としており、高さ方
向の距離を考慮してサービス拠点を検索できる。
【0017】上記従来例の問題点を解決するための請求
項9記載の発明は、情報処理システムにおいて、サービ
スを提供するサービス拠点に配置され、指示により当該
サービス拠点の3次元位置を報知する位置サーバと、前
記位置サーバに対して3次元位置を報知する指示を送信
する手段と、前記位置サーバの3次元位置を受信し、サ
ービス要求元の3次元位置との相対距離を少なくとも1
つの座標方向に対して重みづけして演算する演算手段
と、前記相対距離に基づいて、サービス拠点を検索する
検索手段と、を含むことを特徴としており、高さ方向の
距離を考慮してサービス拠点を検索できる。
【0018】上記従来例の問題点を解決するための請求
項10記載の発明は、情報処理システムにおいて、複数
の画像処理装置と、画像処理を要求する要求元と、を含
み、前記複数の画像処理装置の各々の3次元位置を管理
する手段と、前記要求元の3次元位置を管理する手段
と、前記画像処理装置の各々の3次元位置と、前記要求
元の3次元位置とに基づいて、前記画像処理装置の少な
くとも1つを検索する手段と、を含むことを特徴として
おり、高さ方向の距離を考慮してサービス拠点を検索で
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。
【0020】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理
システムは、図1に示すように、端末装置1と、情報処
理装置2と、複数の画像処理装置3a,3b,…3nと
から基本的に構成され、相互にネットワーク4で接続さ
れている。また、端末装置1は、図1に示すようにCP
U11と、ROM12と、RAM13と、ハードディス
ク14と、表示部15と、入力部16と、ネットワーク
インタフェース(I/F)17と、位置情報出力部18
とから主に構成されており、これらの各部は相互にバス
で接続されている。情報処理装置2は、図2に示すよう
に、ネットワークI/F21と、距離算出部22と、距
離比較部23と、記憶部24と、制御部25とから基本
的に構成されている。
【0021】この本発明の第1の実施の形態に係る情報
処理システムは、例えばネットワークに接続された多数
のコンピュータのいずれかを使い分けるユーザや、外出
先の建物でコンピュータをネットワークに接続して利用
しようとするユーザによって用いられる。
【0022】以下、各部を具体的に説明する。端末装置
1のCPU11は、ROM12やハードディスク14に
格納されている処理プログラムを実行し、各部の制御を
行う。このCPU11の動作については後述する。RO
M12は、CPU11が実行するプログラムを格納して
いる。RAM13は、CPU11のワークメモリとして
動作し、また、ネットワークI/F17によりネットワ
ーク4を介して送受される情報を一時的に格納するバッ
ファメモリとしても動作する。ハードディスク14は、
CPU11によって処理されるプログラムと、各種のパ
ラメータとを格納している。表示部15は、ディスプレ
イ等であり、CPU11の指示により情報の表示出力を
行う。入力部16は、マウス、キーボード等であり、ユ
ーザの操作により入力された情報をCPU11に伝達す
る。ネットワークI/F17は、ネットワーク4に接続
され、ネットワーク4を介して情報を送受する。位置情
報出力部18は、例えばGPS(Global Positioning S
ystem)であり、GPS衛星から受信した信号に基づい
て自己の3次元位置を緯度、経度、高度の座標で出力す
る。
【0023】情報処理装置2のネットワークI/F21
は、ネットワーク4に接続され、ネットワーク4を介し
て情報を送受する。距離算出部22は、制御部25から
入力される指示により2つの3次元位置の相対距離を演
算する。距離比較部23は、距離算出部22で演算され
た複数の相対距離を比較し、順序に並べ替える。記憶部
24には、サービス拠点としての各画像処理装置3の3
次元位置が格納されている。またこの記憶部24には、
相対距離の演算で用いられる、各座標ごとの重みの情報
の組が格納されている。さらに、この記憶部24は、距
離算出部22が算出した複数の画像処理装置3の各々と
端末装置1との間の相対距離を格納する。制御部25
は、これらの各部を制御する。尚、距離算出部22にお
ける相対距離の具体的演算方法については後述する。
【0024】複数の画像処理装置3a,3b,…3n
は、いずれもネットワークに接続されており、それぞれ
特有の機能(サービスの種別)を持つ。例えば、第1の
画像処理装置3aは、カラーのプリントができ、第2の
画像処理装置3bは、白黒のプリントができ、第3の画
像処理装置3cは、白黒のプリント及びFAXができる
というようになっている。
【0025】ここで、具体的に情報処理装置2の記憶部
24に格納されている、各画像処理装置3の3次元位置
の情報について図3を参照しつつ説明する。各画像処理
装置3の3次元位置の情報は図3に示すように、装置の
識別子(ID)ごとに、そのサービスの種別としての画
像処理装置3(プリンタ)の機能と、経度、緯度、高度
の各情報を対応づけたものである。尚、この経度、緯
度、高度の情報は、例えば当該プリンタによって印刷さ
れた結果がソータのような装置によって振り分けられ、
別所に出力される場合には、当該印刷物を受け取ること
ができる場所としておくことが好ましい。すなわち、サ
ービス自体が行われる場所とそのサービスを受けるため
の窓口が異なる場合には、窓口側の3次元位置を登録す
ることが好ましい。また、画像処理装置3の機能は、ネ
ットワーク上で、各画像処理装置3の機能を管理するデ
ィレクトリサービスから取得しても構わない。この場合
には図3に示す機能の種別は不要になり、CPU11
は、図3に示した情報の代わりに当該ディレクトリサー
ビスにアクセスして画像処理装置3の機能の情報を取得
することになる。
【0026】ここで、端末装置1のCPU11の処理に
ついて説明する。端末装置1のCPU11は、入力部1
6を介してユーザから要求するサービスの種別の入力を
受けて処理を開始し、位置情報出力部18から端末装置
1の現在位置の緯度、経度、高度の情報を取得する。そ
して、CPU11は、これらの情報を組として図4に示
すような要求データを生成してネットワークI/F17
に出力し、それによりこの要求データを情報処理装置2
に送信する。そして、CPU11は、情報処理装置2か
ら画像処理装置3の検索の結果を受信するまで待機し、
受信した検索の結果を表示部15に出力する。そして、
端末装置1の表示部15に検索を要求したサービス拠点
の候補が近い順に表示され、ユーザは、当該候補を参照
して、適切なサービス拠点に向かうことができる。
【0027】次に、情報処理装置2の制御部25の動作
について説明する。この制御部25は、端末装置1から
ネットワークI/F21がネットワーク4を介して受信
した要求データを参照し、要求データに示された端末装
置1の現在位置の緯度、経度、高度からなる3次元位置
情報と、要求されているサービスの種別とを抽出する。
そして、制御部25は、記憶部24からサービス拠点と
しての各画像処理装置3の3次元位置の情報を読み出し
て、各プリンタの機能を参照し、要求されているサービ
スの種別に合致する画像処理装置3を選択し、当該選択
された画像処理装置3の情報を記憶部24に選択情報と
して格納する。そして、制御部25は、抽出した端末装
置1の現在位置を表す3次元位置の情報を距離算出部2
2に出力して端末装置1と、選択された画像処理装置3
の各々との相対距離を算出させる。さらにこの制御部2
5は、距離算出部22で算出された端末装置1と各画像
処理装置3との相対距離の情報を距離比較部23に出力
して、相対距離の短い順に並べ替えさせ、当該並べ替え
られた順序で対応する画像処理装置3の情報をネットワ
ークI/F21に出力して、ネットワーク4を介して端
末装置1に送信する。
【0028】ここで本実施の形態の情報処理装置2の距
離算出部22における相対距離の具体的な演算方法につ
いて説明する。尚、以下の説明で、距離算出部22は水
平方向の距離に対する重みwと、高さ方向に対する重
みwとを用いて相対距離を算出する場合を例として説
明する。距離算出部22は、図5に示すように、制御部
25からの指示に応じて、入力された端末装置1の3次
元位置を変数uに格納する(S1)とともに、記憶部2
4から重みの組W、Wを読み出す(S2)。また、
記憶部24から選択された画像処理装置3から順次一つ
の画像処理装置3の3次元位置を取り出して変数sに格
納する(S3)。そして、uの緯度u と、経度u
loと、sの緯度slaと、経度sloとから、その差
la=s la−ula及び、dlo=slo−ulo
を算出し(S4)、これらを高度u 、sと同じ単位
(例えばメートル)に換算し、さらに、一般的な三平方
の定理を用いた次の[数1]により水平方向の相対距離
を算出する(S5)。
【0029】
【数1】 また、uの高度uと、sの高度sとからその差d
を算出して(S6)、処理S2で読み出した重みの組W
、Wを用いて、三平方の定理を応用した次の[数
2]で相対距離dを算出する(S7)。
【0030】
【数2】 すなわち、この処理はある点からの水平距離と、水平面
での角度と、高さとを座標とした円筒座標系において、
角度を無視して水平距離及び高さにそれぞれの座標方向
の重みW、Wを付けつつ相対距離を演算したことに
対応する。
【0031】そして、距離算出部22は、記憶部24に
選択された画像処理装置3のすべてについて、端末装置
1までの距離を算出が完了したか否かを調べ(S8)、
完了しているならば(Yesならば)処理を終了し、完
了していなければ(Noならば)、次の画像処理装置3
について、処理S3からの処理を繰り返す。
【0032】このように距離算出部22が三平方の定理
を応用した計算により各画像処理装置3と端末装置1と
の距離を演算しているので、簡便な計算で相対距離を演
算できる。
【0033】尚、処理S5における単位の換算は、緯度
及び経度に基づいた公知の方法で行うことができるが、
日本付近であれば、緯度の1秒の差を30メートル、緯
度の1秒の差を25メートルとして換算すれば、さらに
演算を簡便にするから好ましい。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態に係る情
報処理システムについて図面を参照しつつ説明する。第
2の実施の形態に係る情報処理システムは、端末装置が
各フロアを区画で区分した区画情報に基づいて3次元位
置を報知し、情報処理装置にて概略の相対距離を演算す
る。すなわち、本第2の実施の形態に係る情報処理シス
テムでは、各サービス拠点を含む建物の、フロアとフロ
アごとの区画を例えば図6に示すように、仮想的に定め
ておく。図6では、1〜m階までの各フロアを、横方向
に1〜nまでと、縦方向にA〜Zまでの記号で分割し、
各区画としている。尚、以下の説明で、図6の斜線で示
した区画は、「フロアm階、区画B3」のように表すこ
ととする。
【0035】具体的に本発明の第2の実施の形態に係る
情報処理システムは、図1に示した第1の実施の形態に
係る画像処理システムと同様の構成をとるが、端末装置
1の位置情報出力部18と、情報処理装置2の距離算出
部22の動作が主として異なるので、以下、これらの各
部を中心に説明する。
【0036】端末装置1の位置情報出力部18には、端
末装置1の現在位置としての区画の情報がユーザにより
予め設定されていてもよいし、公知のRFID(Radio
Frequency Identifier)によって端末装置1がどの区画
にいるかを検知して設定してもよい。また、情報処理装
置2の記憶部24には、各画像処理装置3の3次元位置
を表す情報として、図3の代わりに図7に示すような情
報が格納されている。すなわち、本実施形態では、緯
度、経度の代わりに区画の情報が格納され、高度の情報
の代わりにフロア(階)の情報が格納されている。尚、
図3の場合と同様に、画像処理装置3の機能は、ネット
ワーク上で各画像処理装置3の機能を管理するディレク
トリサービスから取得しても構わない。この場合には図
7に示した各画像処理装置3の機能の情報は不要であ
る。
【0037】さらに、情報処理装置2の距離算出部22
は、端末装置1の現在位置としての区画の情報と各サー
ビス拠点としての画像処理装置3の位置を表す区画の情
報とから、区画が横方向及び縦方向にそれぞれどれだけ
離れているかを表す値を算出する。例えば、「フロア2
階、J9」の区画と「フロア3階、B3」の区画とであ
れば、横方向(dla)には9−3=6区画だけ離れて
おり、縦方向(dlo)にはJとBとの間の8区画だけ
離れているから、三平方の定理により[数3]を用い
て、水平方向の距離d=10と演算する。そして、距
離算出部22は、記憶部24から重み(ここではW
1、W=40としている)を読み出して、フロアの差
=3−2=1とし、第1の実施形態におけるのと同
様に、それぞれを重みづけつつ三平方の定理を応用した
[数4]により相対距離dを演算する。
【0038】
【数3】
【数4】 すなわち、本実施の形態の情報処理システムでは、まず
ユーザが「白黒の画像をプリントできる」サービスを検
索する要求を行うと、端末装置1のCPU11が、当該
要求を表す情報と、位置情報出力部18から入力され
た、現在位置を表す区画の情報とを対応づけて、ネット
ワーク4を介して情報処理装置2に図8に示す要求デー
タとして送信する。すると情報処理装置2の制御部25
が既に説明した第1の実施の形態におけるのと同様にし
て、当該「白黒画像をプリントできる」との検索の条件
に合致した画像処理装置3を記憶部24に格納されてい
るものから選択し、受信した端末装置1の現在位置を表
す区画の情報とともに距離算出部22に出力する。そし
て、距離算出部22が上記の方法で選択された画像処理
装置3の各々の設置場所である区画の情報と端末装置1
の区画の情報とからそれぞれの相対距離を演算し、さら
に距離比較部23で演算された相対距離が小さい順に並
べ替えて、その並べ替えた順序で、各相対距離に対応す
る画像処理装置3の情報を検索の結果としてネットワー
ク4を介して端末装置1に送信し、端末装置1が当該検
索の結果を表示部15に表示出力する。そして、端末装
置1の表示部15に検索を要求したサービス拠点の候補
が近い順に表示され、ユーザは、当該候補を参照して、
適切なサービス拠点に向かうことができる。
【0039】このような本実施の形態の情報処理システ
ムによれば、相対距離の演算がより容易になり、またG
PSも必要としないので、簡易な構成で実現できる。
【0040】さらに、上記の第1、第2の実施の形態の
情報処理装置2では、記憶部24に格納されている重み
の情報は水平方向の距離に対する重みと高さの方向に対
する重みの2通りであるが、フロア間の移動(高さ方向
の移動)では、階段のある場所までいき、階段を上り下
りしたりする等移動距離が一般に長くなることを考慮し
て高さ方向の重みを水平方向の重みに比べて大きいもの
としておくのが好ましい。
【0041】また、ここでの重みは、状況によって設定
を変えることが好ましい。例えば階段が多い建物や壁の
多い建物など、水平方向の移動と高さ方向の移動とで、
移動距離に大きい差のない場合には高さ方向の重みを水
平方向の重みに近づけてもよい。さらにこの場合には、
予め記憶部24に複数の重みの組を設定しておき、ユー
ザの指示に応じて重みの組を選択し、選択された重みを
演算に用いることが、操作を容易にする上で好ましい。
【0042】尚、第1、第2の実施の形態における情報
処理装置2は、三平方の定理を応用した数式により簡易
に相対距離の情報を得ていたが、ネットワーク4を介し
て受信した端末装置1の現在位置と、各画像処理装置3
の設置位置とから端末装置1から画像処理装置3までの
移動経路を公知の方法で探索し、当該経路の移動距離を
相対距離として扱っても構わない。この場合に、当該探
索された経路上に階段やエスカレータ、エレベータ等高
さ方向に移動する部分がある場合には、その経路の部分
に重みをつけて距離が大きいものとすることで、高さ方
向の移動が水平方向の移動に比べて時間がかかることを
反映させることができる。
【0043】さらに、第1、第2の実施の形態における
端末装置1は、ネットワーク4に直接接続されており、
ユーザがこのようなネットワーク4に接続された端末装
置1のいずれかを利用する場合を想定していたが、端末
装置1が携帯できる場合には、図9に示すように、ネッ
トワークI/F17の代わりにPHS部19を設け、電
話回線に接続された基地局6のいずれかと通信を行うこ
ととしてもよい。この場合には、例えば端末装置1が電
話回線との間で送受する情報をゲートウエイ装置7によ
ってネットワーク4に中継することで、端末装置1と情
報処理装置2との間の情報の伝達を行うこととすればよ
い。
【0044】さらに、ここで基地局6は、自己のカバー
する範囲内にある端末装置1と通信を行い、さらに基地
局6は、図示しない制御局によって制御され、端末装置
1が複数の基地局6のカバー範囲間を移動するときに
は、公知のハンドオフ制御を行うので、これを利用して
端末装置1が現在どの基地局6との間で通信をしている
かによって端末装置1の現在位置を検出しても構わな
い。
【0045】さらに、第1、第2の実施の形態では、情
報処理装置2の記憶部24には、ネットワーク4に接続
された画像処理装置3の情報をサービス拠点の位置を表
す情報として格納している場合について説明したが、他
のサービス拠点、例えば公衆電話やトイレ等であっても
構わない。この場合には、図3、図7に示したサービス
の種別をそれぞれ「公衆電話」や「トイレ」等としてお
く。
【0046】
【発明の効果】本発明の情報処理システムによれば、サ
ービス拠点とサービス要求元との3次元位置に基づく相
対距離を少なくとも1つの座標方向に対して重みづけし
つつ演算し、当該相対距離に基づいて所定処理を実行す
る手段を含んでいるので、水平方向だけでなく、高さ方
向に移動する際の移動距離を考慮して所定処理、例えば
サービス拠点の検索を行うことができる。
【0047】また、本発明の情報処理システムによれ
ば、適切な重みづけを選択でき、また高さ方向への重み
が水平方向の重みに対して大きくなるように設定されて
いるので、高さ方向へ移動する際の移動距離を考慮した
検索の精度を高めることができる。
【0048】また、本発明の情報処理システムによれ
ば、サービス要求元の3次元位置をフロアの情報とフロ
ア内の区画の情報とに基づいて識別する手段を有するの
で、簡易な構成で高度を含む情報を取得し、処理を簡便
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シ
ステムの構成ブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の情報処理装置2
の構成ブロック図である。
【図3】 情報処理装置2の記憶部24に格納されてい
る画像処理装置3の3次元位置の情報を表す説明図であ
る。
【図4】 CPU11が生成する要求データの一例を表
す説明図である。
【図5】 距離算出部22の処理を表すフローチャート
図である。
【図6】 フロアとフロアの区画との設定の方法を表す
説明図である。
【図7】 情報処理装置2の記憶部24に格納されてい
る画像処理装置3の3次元位置の情報を表す説明図であ
る。
【図8】 CPU11が生成する要求データの一例を表
す説明図である。
【図9】 端末装置1が携帯可能である場合の情報処理
システムの一例を表す構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 端末装置、2 情報処理装置、3 画像処理装置、
4 ネットワーク、6基地局、7 ゲートウエイ装置、
11 CPU、12 ROM、13 RAM、14 ハ
ードディスク、15 表示部、16 入力部、17,2
1 ネットワークI/F、18 位置情報出力部、19
PHS部、22 距離算出部、23距離比較部、24
記憶部、25 制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/005 G06F 15/403 310Z 9A001 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AR01 HK23 HQ12 2F029 AA07 AB07 AB13 AC03 AC08 AC09 AC14 5B021 AA01 AA02 EE03 5B075 ND20 PP02 PP03 PQ02 PQ73 5H180 AA21 BB05 FF05 FF13 FF27 FF32 9A001 BB02 BB06 CC03 FF03 GG04 HH34 JJ72 JJ78 KK57 KK61

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスを提供するサービス拠点の3次
    元位置を管理する位置管理手段と、 サービス要求元の3次元位置と前記サービス拠点との相
    対距離を、少なくとも1つの座標方向に対して重み付け
    しつつ演算する演算手段と、 演算された相対距離に基づいて、所定処理を実行する手
    段と、 を含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 サービスを提供するサービス拠点の3次
    元位置を管理する位置管理手段と、 サービス要求元の3次元位置と前記サービス拠点との相
    対距離を、少なくとも1つの座標方向に対して重み付け
    しつつ演算する演算手段と、 演算された相対距離に基づいて、前記サービス拠点を検
    索する検索手段と、 を含むことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の情報処理装置におい
    て、 前記位置管理手段は、さらに各サービス拠点が提供する
    サービスの種別を管理し、 前記検索手段は、さらに検索の対象としてのサービスの
    種別の入力を受けて、 当該種別と演算された相対位置とに基づいて、前記サー
    ビス拠点を検索することを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の情報
    処理装置において、 各座標の方向に対しての重みの組を複数管理する手段
    と、 前記複数の重みの組から1つの組を選択的に出力する手
    段と、を具備し、 前記演算手段は、選択的に出力された重みを用いて前記
    相対距離を演算することを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の情報
    処理装置において、 前記重みは、高さを表す座標方向への重みが水平方向の
    重みに対して大きくなるように設定されていることを特
    徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の情報
    処理装置において、 サービス要求元の3次元位置は、GPSにより取得する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から5のいずれかに記載の情報
    処理装置において、さらに、 サービス要求元の3次元位置を、フロアの情報とフロア
    内の区画の情報とに基づいて識別する手段を有すること
    を特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】 サービスを提供するサービス拠点の3次
    元位置を管理する位置管理手段と、 サービス要求元の3次元位置と、前記サービス拠点の3
    次元位置とに基づいて、前記サービス拠点を検索する検
    索手段と、 を含むことを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 サービスを提供するサービス拠点に配置
    され、指示により当該サービス拠点の3次元位置を報知
    する位置サーバと、 前記位置サーバに対して3次元位置を報知する指示を送
    信する手段と、 前記位置サーバの3次元位置を受信し、サービス要求元
    の3次元位置との相対距離を少なくとも1つの座標方向
    に対して重みづけして演算する演算手段と、 前記相対距離に基づいて、サービス拠点を検索する検索
    手段と、を含むことを特徴とする情報処理システム。
  10. 【請求項10】 複数の画像処理装置と、画像処理を要
    求する要求元と、を含み、 前記複数の画像処理装置の各々の3次元位置を管理する
    手段と、 前記要求元の3次元位置を管理する手段と、 前記画像処理装置の各々の3次元位置と、前記要求元の
    3次元位置とに基づいて、前記画像処理装置の少なくと
    も1つを検索する手段と、 を含むことを特徴とする情報処理システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007249941A (ja) * 2006-02-20 2007-09-27 Ricoh Co Ltd 出力依頼装置、位置管理サーバ装置および出力依頼プログラム
JP2011086066A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Hitachi Automotive Systems Ltd 振り分け処理装置、計算機システム及びリクエスト振り分け方法
JP2015158847A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 株式会社リコー 画像処理システム
JP2016071703A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システム、画像形成装置、情報端末、及び管理サーバー

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