JP2018112380A - 空調管理装置およびその表示制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
多くの空調機を管理するため、従来の空調管理システムでは、複数の空気調和機の運転状態や運転データを、部屋毎やフロア毎等の空調機グループ毎に表示して確認できるようにしている。
しかし、特定の運転情報の表示や機能表示を行うのに、複数回のボタン操作が必要となる。さらに、運転情報の表示種別や機能表示の多様化により操作回数が増大する傾向にある。したがって、先行技術による表示では、使い勝手が悪かった。
また、ユーザによって頻繁に表示する運転情報や機能表示が異なり、ボタン操作の操作回数が異なるため、操作感にばらつきが生じる問題がある。
図1は、本実施形態の空調管理装置2が適用される空調管理システム1の構成を示す図である。
リモコンスイッチ5から室内ユニット4に運転指示要求があった場合、室内ユニット4から空調管理装置2に、制御配線6を経由して、リモコンスイッチ5の運転指示要求を送信する。また、室内ユニット4と空調管理装置2は一定時間間隔で通信を行い、空調管理装置2は、室内ユニット4から受信した情報を保存する。
これにより、空調機の運転情報を表示・確認することができる。
また、空調管理装置2は、部屋やフロアの異なるグループA1とグループA2をまとめたものをブロックAとして扱う。
室内ユニット4は、空調管理装置2、室外ユニット3およびリモコンスイッチ5と通信をするための通信部41と、制御部42を備えている。
室外ユニット3は、室内ユニット4、空調管理装置2と通信するための通信部31と制御部32を備えている。
リモコンスイッチ5は、室内ユニット4と通信するための通信部51、制御部52、入力部53、表示部54、記憶部55を備えている。
空調管理装置2の制御部22は、入力部23からの運転指示要求(運転モード、設定温度の変更等)を通信部21から制御配線6を介して室内ユニット4に送信する。さらに、制御部22は、後述する表示部24の表示内容を制御する。
室内ユニット4の通信部41は、その運転指示要求を受信し、制御部42で運転指示要求を実行する。その実行後、室内ユニットの制御部42は、通信部41および制御配線6を介して空調管理装置2に室温等の運転状況のデータを送信する。
図3は、空調管理装置2が表示部24に通常表示するホーム画面の表示例である。ホーム画面は、空調管理装置2の運転情報表示や機能表示の操作の基本となる通常表示画面である。
まず、ホーム画面のウィンドウ構成について説明する。
詳細は後述するが、モニタ画面は、常に表示されているランチャー領域243の“ホーム”ボタンをタップ(クリック)すると、ワンタッチで、任意の画面からモニタ画面に表示を切り替えることができる。
モニタ画面のツールバー領域242には、表示形式を変更する“パネル”“リスト”“レイアウト”ボタンが配置され、表示形式を変更できるようにしている。また、パネルまたはリスト形式の表示対象を、全体、ブロックA、グループA1、グループA2、表示単位を、ユニット単位、グループ単位、ブロック単位にするかを設定として記憶できる。
上記のツールバー領域242は、図5のリスト形式のモニタ画面や、図6のレイアウト形式のモニタ画面でも、同様に表示する。
その他、空調管理システムが監視対象としている“運転/停止”“運転モード”“設定温度”“吸込温度”“周囲温度”“風量”“風向”“リモコン操作許可/禁止”“アラームコード”“フィルターサイン”“サーモON情報”“点検サイン”の運転情報を選択して表示できるようにしてもよい。
これにより、運転異常の室内機やシステム全体の運用状況の視覚的な把握を容易に行える。
この“機能メニュー”ボタンをタップすると、図7により説明する空調管理装置2の機能の選択画面に遷移する。
ランチャー領域243の“スケジュール”ボタンをタップすると、空調機の運転・停止や設定温度を切り替えるスケジュールを設定する画面に遷移する。
ランチャー領域243の“料金按分”ボタンをタップすると、空調機毎の電力使用量の按分を表示する画面に遷移する。
実施形態の空調管理装置2は、ランチャー領域243により所定の監視画面をワンタッチで表示することができる。
なお、ランチャー領域243をスクロール可能な画面領域とすることで、多くのショートカットボタンを配置することができる。
具体的には、室内機毎に、室内機の運転・停止状態を示す“運転/停止”、暖房・冷房・ドライ・送風等の“運転モード”、“風量”、“風向”、“設定温度”、“設置場所”から成る運転情報のリスト247を表示する。
これにより、ユーザの用途に応じて運転情報を表示する監視画面を設定でき、そして、瞬時にホーム画面に遷移できるので、使い勝手が向上する。
図7は、空調管理装置2が処理する複数のプログラム(機能)の起動選択を行う機能メニュー画面である。図7の機能メニュー画面は、ランチャー領域243の“機能メニュー”ボタンをタップすると起動する。この“機能メニュー”ボタンも、“ホーム”ボタンと同様に、ランチャー領域243に固定配置されている。
基本設定画面には、図8に示すように、“日付・時刻設定”ボタンと、“タッチパネル補正”ボタンと、“管理対象名称登録”ボタンと、“ロケール設定”ボタンと、“表示・音設定”ボタンと、“画面の明るさ調整”ボタンと、“連絡先表示”ボタンと、“ホーム設定”ボタンと、“ショートカット設定”ボタンと、が配置され、ボタンのタップによりそれぞれの設定画面に遷移する。
“ショートカット設定”ボタンは、ランチャー領域243(図3)に配置するショートカットボタンの登録・削除・修正を行う画面に遷移するショートカットボタンである。
他のショートカットボタンの説明は省略する。
実施形態の空調管理装置2では、室内ユニットの運転状態を一覧表示したモニタ画面をホーム画面として表示する。図9では、ホーム画面として表示する際のモニタ画面の表示形式、表示対象、表示単位を、スピナー風のコンポーネントにより設定するようにしている。
ホーム画面をモニタ画面以外の他の運転情報を表示する監視画面に設定してもよい。
ランチャー領域243の“ホーム”と“機能メニュー”のショートカットボタンは、固定配置され、ランチャー領域243の“リスト”“スケジュール”“料金按分”のショートカットボタンは、図10Aと図10Bのショートカットボタンの設定を行う画面により設定される。
つまり、実施形態の空調管理装置2では、初期状態では、“ホーム”と“機能メニュー”のショートカットボタンのみが配置されている。
ところで、図9のスピナー風のコンポーネントで“−”を選択するとショートカットボタンは表示されない。
ツールバー領域242には、ショートカットボタンに割り当てる機能を登録する“決定”ボタンが設定されている。この“決定”ボタンがタップされると、ランチャー領域243にショートカットボタンが配置される。
ところで、ショートカットボタンの表示名は、割り当てた機能名にするが、他の表示名に修正してもよい。例えば、ショートカット1には、“モニタ”を割り当てたが、リスト表示形式のモニタ画面を行うショートカットボタンとするので、表示名を“リスト”とする。
“スケジュール”機能を割り当てたショートカット2も、同様にして、“通常期−曜日”を選択する。
“料金按分”機能を割り当てたショートカット3では、“−”を選択したので詳細表示は表示されない。
ツールバー領域242の“決定”ボタンがタップされると、上記の設定に応じて、ランチャー領域243に“リスト”“スケジュール”“料金按分”のショートカットボタンを作成し配置する。
図11は、ホーム画面表示の状態111から、室内ユニットの運転状態の一覧をリスト形式で表示するモニタ画面表示の状態114に遷移する場合を示している。
ユーザはホーム画面表示の状態111でランチャー領域243(図1)の“機能メニュー”ボタンをタップして、機能メニュー画面(図7)を開き、機能メニュー画面の状態112に遷移する。
つぎに、ユーザは機能メニュー画面の“モニタ”ボタンをタップして、モニタ画面(図3)を開き、モニタ画面表示(パネル表示)の状態113に遷移する。
この時、モニタ画面はパネル表示形式で一覧表示しているので、モニタ画面のツールバー領域242の“リスト”ボタンをタップして、リスト表示形式の一覧表示に切り替えて、モニタ画面表示(リスト表示)の状態114に遷移する。
また、ホーム画面で、“ホーム”ボタンをタップすれば、室内ユニットの運転状態の一覧表示を更新することができる。
これらの設定データは、図9の“ホーム設定”、図10A、図10Bの“シートカット設定”により説明した設定画面で設定される。
ボタン名称121は、ショートカットボタンの識別名である。ランチャー領域243に固定配置される“ホーム”“機能メニュー”ボタン(以下、固定配置ショートカットと称する)と、図10Aと図10Bにより説明したユーザ設定されるショートカットボタン(ユーザ設定ショートカットと称する)とが識別できるようにする。
表示名122は、ショートカットボタンに表示される名称である。
プログラムlink情報124は、運転状態の一覧表示等に関するプログラム(機能)のプログラム呼び出し名である。
引数列125は、図10Bで説明したプログラム(機能)の設定情報である。
“ショートカット設定”プログラムが起動すると、制御部22は、図12で説明したプログラムランチャの設定データを参照して、ユーザ設定ショートカットの設定データを取得する(S130)。
この処理により、図10Aの「ショートカット設定」の画面が表示される。
ユーザ操作がない時には、制御部22は、ステップS131に進み、ユーザ操作を待機する。
そして、制御部22は、ステップS135で、変更あるいは登録したプログラムについて、詳細設定の要否を判定する。
ショートカットに割り当てるプログラムが詳細設定の必要なプログラムの場合には(S135の要)、制御部22は、プログラムランチャの設定データを参照して、ユーザ設定ショートカットのそれぞれについて、リンク設定されているプログラム(機能)の設定情報をスピナー風のコンポーネントにより表示する(S136)。
この処理により、図10Bの「ショートカット詳細設定」の画面が表示される。
ユーザがスピナーコンポーネントを操作してショートカットに割り当てるプログラム設定情報を変更あるいは登録すると、制御部22は、ステップS138で判定し(S138のYes)て、ステップS139に進む。
ユーザ操作がない時(S138のNo)には、制御部22は、ステップS131に進み、ユーザ操作を待機する。
そして、制御部22は、ステップS131に進み、ユーザ操作を待機する。
ランチャー領域243のショートカットボタンは、このプログラムランチャの設定データの登録・削除に応じて、表示が更新される。
2 空調管理装置
3 室外ユニット
4 室内ユニット
5 リモコンスイッチ
6 制御配線
21、31、41、51 通信部
22、32,42,52 制御部
23、53 入力部
24、54 表示部
25、55 記憶部
241 タイトルバー領域
242 ツールバー領域
243 ランチャー領域
244 監視情報表示領域
245 ステータスバー領域
246 室内機アイコン
Claims (9)
- 複数の空調機を監視する空調管理装置であって、
前記空調機に関する監視動作の指示情報を複数表示すると共に、前記指示情報に対応した前記空調機の運転情報を表示する監視情報表示領域と、所定の運転情報の表示をそれぞれ指示するショートカットボタンが配置されたランチャー領域と、が設けられた表示部と、
前記指示情報に基づいて監視動作のショートカットボタンを前記ランチャー領域に配置する制御部と、
を備えたことを特徴とする空調管理装置。 - 請求項1に記載の空調管理装置において、
前記ショートカットボタンは、固定配置ショートカットボタンとユーザ設定ショートカットボタンを含み、
前記制御部は、少なくとも前記固定配置ショートカットボタンを前記ランチャー領域に配置する
ことを特徴とする空調管理装置。 - 請求項2に記載の空調管理装置において、
前記固定配置ショートカットボタンは、通常表示画面に遷移するホームボタンと、前記空調機に関する監視動作の指示情報を複数表示する画面に遷移する機能メニューボタンである
ことを特徴とする空調管理装置。 - 請求項3に記載の空調管理装置において、
前記ホームボタンは、前記空調機の運転情報を表示する表示画面に遷移するショートカットボタンである
ことを特徴とする空調管理装置。 - 請求項4に記載の空調管理装置において、
前記ホームボタンは、空調機の運転情報を一覧表示する表示画面であるモニタ画面に遷移するショートカットボタンであり、
前記モニタ画面は、「パネル」「リスト」「レイアウト」のいずれかの表示形式、かつ、「全体」「ブロック」「グループ」のいずれかの表示対象、かつ、「ブロック」「グループ」「ユニット」のいずれかの表示単位に設定されて一覧表示される
ことを特徴とする空調管理装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の空調管理装置において、
前記制御部は、オプション機能プログラムのインストール時に、前記オプション機能プログラムの初期設定プログラムのショートカットボタンを前記ランチャー領域に配置する
ことを特徴とする空調管理装置。 - 複数の空調機を監視する空調管理装置の表示制御方法であって、
表示画面の一部に固定割当てされているランチャー領域に所定の運転情報の表示をそれぞれ指示するショートカットボタンを配置するステップと、
ショートカットボタンのタップにより所定の運転情報を表示するステップと、
を含むことを特徴とする空調管理装置の表示制御方法。 - 請求項7に記載の空調管理装置の表示制御方法において、
前記ランチャー領域の前記空調機に関する監視動作の指示情報を複数表示する画面に遷移する機能メニューボタンのタップにより遷移した一覧表示画面において、ショートカット設定ボタンをタップした時に、ショートカットボタンを配置する画面に遷移する
ことを特徴とする空調管理装置の表示制御方法。 - 請求項7または請求項8に記載の空調管理装置の表示制御方法において、
前記ショートカットボタンを配置するステップは、
機能メニューボタンのタップにより遷移した一覧表示画面に表示される前記空調機の所定の運転情報の表示を行う複数のプログラムのひとつをショートカットボタンに割り当てるステップと、
前記ショートカットボタンに割り当てられたプログラムの設定情報を求めるステップと、を含むことを特徴とする空調管理装置の表示制御方法。
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