JP2011124665A - リモートコントロール装置及び設備機器システム - Google Patents

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Makoto Katsukura
真 勝倉
Shigenori Nakada
成憲 中田
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Abstract

【課題】制御ルールの構築が容易となるリモートコントロール装置を提供する。
【解決手段】リモートコントロール装置の演算処理部109は、イベント作成部122、実施条件作成部123、動作作成部124、イベント関連付部121及び動作実行部125を備える。イベント作成部122は、ユーザ操作に基づいてイベントを作成する。実施条件作成部123は、ユーザ操作に基づいて実施条件を作成する。動作作成部124は、ユーザ操作に基づいて動作内容を作成する。イベント関連付部121は、ユーザ操作に基づいて、作成したイベントと、作成した実施条件と、作成した動作内容と、を関連付けて、イベント表に登録する。動作実行部125は、イベント表の各エントリを順次チェックしてイベントの発生有無及び実施条件の成立有無を判定し、イベントが発生し且つ実施条件が成立している場合に、当該エントリの動作内容を実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、リモートコントロール装置及び該リモートコントロール装置を備えた設備機器システムに関する。
近年、液晶パネル等の普及により、ユーザインタフェースとして、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)が広く利用されている。また、GUIを備えた設備機器用のリモートコントロール装置に関しての提案も多い(例えば、特許文献1)。このようにリモートコントロール装置にGUIを用いると、高機能化に伴うスイッチ等の増加を抑制することができ、しかも、ユーザが直感的に操作しやすくなる等、利便性が向上する。
このようなGUIの利点に着目し、ソフトウェアによる仮想的なスイッチを用いて、自由にスイッチのレイアウトを変更可能とし、また、外付けのセンサやアクチュエータ等を容易に追加して制御可能なリモートコントロール装置が、開発され、主として、FA(ファクトリーオートメーション)の分野で利用されている。
特開2005−315512号公報
しかしながら、従来では、上記のようなリモートコントロール装置の制御ルールを構築するためには、ラダー言語等の専門的なプログラミング言語を習得する必要があり、誰もが自由に制御ルールを変えることができなかった。また、制御ルールの変更は、リモートコントロール装置にパーソナルコンピュータ等を接続して行う必要があり、利便性が悪いという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、制御ルールの構築が容易となるリモートコントロール装置及びこのリモートコントロール装置を備えた設備機器システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るリモートコントロール装置は、
設備機器ネットワークを介して接続する設備機器を制御するリモートコントロール装置であって、
前記設備機器とデータ通信を行う通信手段と、
ユーザからの入力操作を受け付ける入力手段と、
イベント、実施条件及び動作内容からなる複数のエントリを有するイベント表と、
ユーザからの入力操作に基づいて、前記イベントを作成するイベント作成手段と、
ユーザからの入力操作に基づいて、前記実施条件を作成する実施条件作成手段と、
ユーザからの入力操作に基づいて、前記動作内容を作成する動作作成手段と、
ユーザからの入力操作に基づいて、前記作成したイベントと、前記作成した実施条件と、前記作成した動作内容と、を関連付けて、前記イベント表に登録するイベント関連付手段と、
前記イベント表の各エントリを順次チェックして前記イベントの発生有無及び前記実施条件の成立有無を判定し、前記イベントが発生し且つ前記実施条件が成立している場合に、当該エントリの前記動作内容を実行する動作実行手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、設備機器を制御するリモートコントロール装置の制御ルールの構築が容易となる。
本発明の一実施形態に係るリモートコントロール装置の構成を示すブロック図である。 演算処理部の機能的な構成を示すブロック図である。 図1のリモートコントロール装置の外観(前面側)を示す図である。 図1のリモートコントロール装置を設置するための基台を示す図である。 プロパティ表の一例を示す図である。 イベント表の一例を示す図である。 イベント関連付画面の一例を示す図である。 関連付確認画面の一例を示す図である。 実施条件選択画面の一例を示す図である。 イベント名称設定画面の一例を示す図である。 イベント作成画面の一例を示す図である。 動作名称設定画面の一例を示す図である。 動作作成画面の一例を示す図である。 実施条件名称設定画面の一例を示す図である。 実施条件作成画面の一例を示す図である。 選択肢提示画面の一例を示す図である。 動作実行部がイベント表の内容に基づいて、各動作の実行を行う手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る設備機器システムの全体構成を概略的に示す図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態のリモートコントロール装置100の構成を示すブロック図である。このリモートコントロール装置100は、リレー制御部101と、アナログ計測部102と、デジタル計測部103と、表示部104と、入力部105と、タイマ部106と、一時記憶部107と、不揮発記憶部108と、演算処理部109と、通信部110と、を備える。これらの各部は、システムバス111により相互に接続されている。システムバス111は、命令やデータを転送するための伝送経路である。
リレー制御部101は、モータやアクチュエータ、照明機器、送風機等の設備機器と接続し、演算処理部109からの指示に従って、これらの設備機器の電気的な開閉を制御する。
アナログ計測部102は、1又は複数のセンサと接続し、各センサの計測結果を取得する。ここでのセンサとして、温度センサ、湿度センサ、照度センサ、加速度センサ、距離センサ、磁気センサ、赤外線センサ等が挙げられる。アナログ計測部102は、各センサの計測結果を演算処理部109が扱うことのできる数値に変換し、アナログ計測値として、一時記憶部107に格納する。
デジタル計測部103は、スイッチ等の電気的に開閉される1又は複数の装置と接続し、各装置の開閉状態を取得する。ここでの装置として、トグルスイッチ、プッシュスイッチ、ドアスイッチ、窓スイッチ等が挙げられる。デジタル計測部103は、各スイッチ等の開閉状態を0または1に変換し、デジタル計測値として、一時記憶部107に格納する。デジタル計測部103は、一定時間ごとまたは演算処理部109からの指示を受けた際、各スイッチ等についてのデジタル計測値を更新する。
表示部104は、例えば、液晶モニタ等の表示デバイスにより構成される。表示部104は、演算処理部109が生成し、一時記憶部107に格納した画面データに基づく画面を表示して、ユーザに提示する。
入力部105は、ユーザが押下することによって電気的な開閉が変化するプッシュスイッチやタッチパネル等によって構成される。タッチパネルは、表示部104の液晶モニタ上に、当該液晶モニタ上の座標と、当該タッチパネル上の座標が一致するように配置される。
タイマ部106は、一定間隔で演算処理部109に対して割り込みを発生させ、所定時間の経過を演算処理部109に通知する。
一時記憶部107は、例えば、SDRAMやSRAM等の揮発性の半導体メモリにより構成され、演算処理部109の処理結果に係るデータ等を保存する。一時記憶部107は、リモートコントロール装置100の電源がONの間、記憶内容を保持することができる。
不揮発記憶部108は、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリやハードディスクドライブ等により構成される。不揮発記憶部108は、演算処理部109が実行する各種プログラムや、これらのプログラムの実行時に使用されるデータ等を記憶する。不揮発記憶部108は、リモートコントロール装置100の電源がOFFになっても記憶内容を保持することができる。
演算処理部109は、CPU等によって構成され、不揮発記憶部108に記憶されているプログラムを読み出して実行することで各構成部や空調機等の各設備機器を制御する。
通信部110は、ネットワークカード等の通信用ハードウェアを備え、演算処理部109の制御の下、空調機等と所定のLAN(Local Area Network)規格に準拠した空調設備ネットワークを介してデータ通信を行う。
演算処理部109は、機能的には、図2に示すように、イベント関連付部121と、イベント作成部122と、実施条件作成部123と、動作作成部124と、動作実行部125と、を備える。これらは、演算処理部109がプログラムを実行することで実現する機能である。
イベント作成部122は、アナログ計測部102、デジタル計測部103、入力部105、通信部110等によって計測や取得等される外界の変化等を定義する。例えば、イベント「窓が開く」と定義する場合、デジタル計測部103に接続された窓スイッチの状態がOFFからONに変化したときに真であり、それ以外は偽である、ことを示す論理式の定義を行う。また、このためのユーザインタフェースをユーザに対して提示する。
実施条件作成部123は、アナログ計測部102、デジタル計測部103、入力部105、通信部110等によって計測や取得等される外界の状態によって構成される論理式を定義する。例えば、実施条件「冷房中」では、通信部110と空調設備ネットワークを介して接続する所定の空調機の空調モードが冷房であるときに真となり、そうでないときに偽となる論理式である、といった定義を行う。また、このためのユーザインタフェースをユーザに対して提示する。
動作作成部124は、リレー制御部101、表示部104、通信部110等の動作内容を定義する。例えば、動作「空調の電源を切る」では、通信部110と空調設備ネットワークを介して接続する所定の空調機に対して、電源をOFFにする命令を送信する、といった手続きの定義を行う。また、このためのユーザインタフェースをユーザに対して提示する。
イベント関連付部121は、イベント作成部122、実施条件作成部123、動作作成部124がそれぞれ作成した、イベント、実施条件、動作の3つを組とするエントリを作成し、イベント表に登録する。また、このためのユーザインタフェースをユーザに対して提示する。
動作実行部125は、イベント表の各エントリを順次チェックしてイベントの発生有無及び実施条件の成立有無を判定し、イベントが発生し且つ実施条件が成立している場合に、当該エントリの動作内容を実行する。
図3は、本実施形態に係るリモートコントロール装置100の外観(前面側)を示す図である。図3に示すように、リモートコントロール装置100の前面パネルには、表示部104として、液晶画面201が設けられており、入力部105として、側面ボタン202及び203、タッチパネル204、底面ボタン211〜214並びに電源ボタン215が設けられている。
側面ボタン202は、側面ボタン203よりも上方に配置され、上向きの矢印が刻印されている。側面ボタン202は、主として、ユーザから数値の増加操作を受け付ける。側面ボタン203は、下向きの矢印が刻印されており、主として、ユーザから数値の減少操作を受け付ける。
底面ボタン211〜214には、それぞれ、予め決められた動作内容が対応付けられている。
通常の使用時において、液晶画面201には、空調状態を示す情報のほか、メッセージ221、側面ボタンガイド222,223、底面ボタンガイド231〜234等が表示される。
メッセージ221は、入力部105を介して、ユーザ(例えば、空調機の管理者)が任意に作成し、入力したメッセージである。メッセージ221は、例えば、「空調ONした人が責任を持って消してください」等の使用ルール、当該リモートコントロール装置100に対応する空調機のIDや冷暖房の使用可能期間等をユーザに提示するために使用される。
側面ボタンガイド222,223は、それぞれ対応する側面ボタン202,203のボタンガイドを示し、底面ボタンガイド231〜234は、それぞれ対応する底面ボタン211〜214のボタンガイドを示す。
図4は、リモートコントロール装置100を設置するための基台290の外観を示す図である。基台290は、壁面等に固定され、取付爪294により、リモートコントロール装置100を脱着可能に支持することができる。コネクタ291は、通信端子282に電気的に接続する。通信端子282は、空調設備ネットワークの伝送線と接続すると共に、リモートコントロール装置100の設置時において、通信部110と電気的に接続する。なお、コネクタ291は、給電線も兼ねており、リモートコントロール装置100に外部電源を供給する役割も担う。
コネクタ293は、リレー292、アナログ計測端子284、デジタル計測端子285と電気的に接続する。リレー292は、リレー端子283と電気的に接続し、リレー端子283は、外部のアクチュエータ等からの伝送線と電気的に接続する。リレー292を制御するための端子は、リモートコントロール装置100の設置時において、リレー制御部101と電気的に接続する。
アナログ計測端子284は、センサからのリード線と電気的に接続する。アナログ計測端子284は、リモートコントロール装置100の設置時において、アナログ計測部102と電気的に接続する。デジタル計測端子285は、電気的に開閉されるスイッチ等からのリード線と電気的に接続する。デジタル計測端子285は、リモートコントロール装置100の設置時において、デジタル計測部103と電気的に接続する。
図5は、一時記憶部107に保存されているプロパティ表の一例を概念的に示す図である。プロパティ表には、現在の空調制御状態、各種センサの計測結果や各種スイッチの開閉状態等が記録されている。プロパティ表のアップデートは、演算処理部109により所定のタイミングで行われる。
図6は、一時記憶部107に保存されているイベント表の一例を概念的に示す図である。図6に示すように、イベント表の各レコードは、「イベント」項目、「実施条件」項目、「動作」項目で構成される。「イベント」項目には、そのイベントの発生を示す論理式が設定される。「実施条件」項目には、そのイベントが発生した際、対応する動作を実施するか否かを判定するための条件式(論理式)が設定される。「動作」項目は、「イベント」及び「実施条件」項目の論理式が真である場合に、動作実行部125が実行する処理についての情報が設定される。具体的には、特定のルーチン(例えば、関数)を指定する情報や、パラメータ等が設定される。
例えば、「窓が開く」というイベントが発生したとき、「冷房中」且つ「外気温が室温より高い」場合に「空調の電源を切る」という動作が、動作実行部125により実施される。ここで、「窓が開く」というイベントは、例えば、上述したプロパティ表において、窓スイッチのプロパティが、閉を示す数値(0)から開を示す数値(1)に変化した場合に真となる論理式である。また、「冷房中」という条件は、プロパティ表において、空調モードのプロパティが、「冷房」を示すID値と同値である場合に真となる論理式である。さらに、「外気温が室温より高い」という条件は、プロパティ表において、外気温のプロパティが、室温のプロパティよりも高いと論理的に真となる論理式である。
図7は、イベント関連付部121がユーザに提示するイベント関連付画面の一例を示す図である。このイベント関連付画面へは、通常時の画面(図3参照)において、ユーザが所定のボタン操作を行うことで遷移する。図7において、イベント関連付部121は、画面左側縦方向にイベントの候補(イベント501)を表示する。このとき、各イベント501は、丸や四角等のアイコン状にして表示され、イベントの内容(名称)が、アイコン内(あるいは、その周囲)に表示される。
また、イベント関連付部121は、画面右側縦方向に、候補となる動作(動作502)を表示する。このとき、各動作502は、丸や四角等のアイコン状にして表示され、動作の内容(名称)が、アイコン内(あるいは、その周囲)に表示される
ユーザは、このイベント関連付画面を介して、イベントと動作の関連付けを設定することができる。具体的には、液晶画面201(即ち、タッチパネル204)上のイベント501の表示位置を指等でタッチすることで、所望のイベントに対応するイベント501を1つ選択することができる。他のイベント501をタッチすると、選択されていたイベント501が解除され、新たにタッチしたイベント501が選択される。ユーザは、イベント501をタッチした状態で、画面上の上下方向に指等を動かすことで(即ち、ドラッグ)、タッチしたイベント501の表示位置を上下方向に移動させることができる。これにより、当該イベント501の前後のイベント501を画面上に表示させることができる。このようにして、ユーザは、所望のイベントに対応するイベント501を選択することができる。
同様の操作により、ユーザは、所望の動作に対応する動作502を選択することができる。ユーザにより選択されたイベント501と、動作502は、ユーザが視認しやすいように、例えば、アイコン色が反転する等して、強調表示される。
図8は、ユーザによりイベント関連付画面を介して、イベント501と、動作502とが選択された後に表示される関連付確認画面の一例を示す図である。この関連付確認画面へは、例えば、イベント関連付画面にて、イベント501及び動作502の両者が選択された時点で、自動的に遷移してもよいし、あるいは、イベント501及び動作502の選択後、ユーザが所定のボタン(GUIボタンも含む)を押下することで遷移するようにしてもよい。
この関連付確認画面では、ユーザが選択したイベント501に対応するイベントの名称と、ユーザが選択した動作502に対応する動作の名称とから構成される確認メッセージ601が表示される。また、ユーザが選択したイベント501及び動作502にそれぞれに対応するイベント及び動作を実際に関連付けるかどうかをユーザに問い合わせるためのボタン602及び603を表示する。ここで、ボタン602は、当該関連付けを了承する場合に押下されるボタンであり、ボタン603は、当該関連付けをキャンセルする場合に押下されるボタンである。
ユーザが、関連付確認画面にて、ボタン602を押下(タッチ)すると、イベント関連付部121は、実施条件の候補を表示する。図9は、イベント関連付部121がユーザに提示する実施条件選択画面の一例を示す図である。図9において、イベント関連付部121は、実施条件の候補701〜候補704を丸や四角等のアイコン状にして表示する。候補701〜候補704の名称は、アイコン内(あるいは、その周囲)に表示する。ユーザは、候補701〜候補704を画面上でタッチすることにより、所望する実施条件の候補を選択することができる。この際、実施条件の候補は、複数選択することができる。
ここで、各実施条件は、上述したように、実際には論理式で示され、複数選択された場合は、それぞれの論理式を論理積で結合した1つの論理式にする。
イベント関連付部121は、以上の一連の処理により選択されたイベント、実施条件、動作を関連付けて、イベント表に追加する。
このように、イベント関連付部121を備えることにより、ユーザは、リモートコントロール100装置上で、所望するイベント、実施条件、動作を関連付けて設定することができる。これにより、パーソナルコンピュータ等に接続する必要がなく、リモートコントロール装置100単体で制御ルールを構築することができる。また、イベント関連付部121は、GUIにより、イベント、実施条件、動作の候補を選択できる操作環境をユーザに提供するため、ユーザは容易にこれらの関連付けを行うことができ、利便性に優れる。
次にイベントの作成手順について説明する。図10は、イベント作成部122がユーザに提示するイベント名称設定画面の一例を示す図である。このイベント名称設定画面へは、通常時の画面(図3参照)において、ユーザが所定のボタン操作を行うことで遷移する。図10において、イベント作成部122は、イベント名称入力部801と、入力キー表示部802と、を表示する。ユーザは、入力キー表示部802に表示されるソフトウェアキーボードをタッチすることにより、イベント名称入力部801に所望のイベント名称を入力することができる。
ユーザによりイベント名称が入力され、ボタン804が押下されると、イベント作成部122は、処理モードをイベント入力モードに移行する。このとき、プロパティ表のコピーを一時記憶部107上に作成する。イベント入力モード中は、通常時の操作画面(図3参照)と同様の画面が表示される。ユーザが、かかる操作画面にてボタン操作を行うと、プロパティ表の値が切り替わる。
ユーザは、登録したいイベントに対応するボタン操作を行った後、イベント入力モードの解除操作を行う。イベント入力モードの解除操作は、画面を二度連続してタッチすることで行う。イベント入力モードが解除されると、イベント作成部122は、現在のプロパティ表と、プロパティ表のコピー(即ち、イベント入力モードに移行する前のプロパティ表)とを比較して、その差分を抽出する。すなわち、変化のあったプロパティの名称と、その変化前の値X、変化後の値Yを抽出する。そして、下記の論理式を生成する。
(プロパティの変化前の値 == X) AND (プロパティの変化後の値 == Y)
ここで、X,Yは定数値であり、「変化前の値」、「変化後の値」は、上記論理式を評価する場合に挿入する変数である。なお、複数のプロパティが変化していた場合は、上記の論理式を変化があった全てのプロパティについて作成し、これを論理積によって結合し、1つの論理式とする。
イベント作成部122は、先に作成したイベント名称と、上記の論理式を組とし、イベントの候補として一時記憶部107に保存する。イベントの候補は、イベント関連付画面にて、イベントの選択の候補としてユーザに提示される。
このように、ユーザは、リモートコントロール装置100を操作するだけで、その結果をイベントの論理式に変換することができる。これにより、ユーザは容易にイベントを作成することができる。
図10のイベント名称設定画面において、ユーザにより、ボタン803が押下されると、図11に示すように、イベント作成部122は、イベント作成画面を表示する。イベント作成画面は、イベント名称901、プロパティ名902、変化前状態903、変化後状態904と、から構成される。ユーザが、プロパティ名902、変化前状態903、変化後状態904の何れかをタッチすると、イベント作成部122は、それぞれのフィールドの入力可能な選択肢をユーザに提示する。ユーザは、かかる選択肢から所望のプロパティ名、変化前状態又は変化後状態を選択することができる。選択された内容は、プロパティ名902、変化前状態903又は変化後状態904に表示される。
ユーザにより選択された内容が、それぞれ、プロパティ名902、変化前状態903及び変化後状態904に表示され、決定ボタン905が押下されると、イベント作成部122は、現在のプロパティ名902、変化前状態903、変化後状態904の表示内容から、下記の論理式を生成する。ここでは、変化前状態903の値をX、変化後状態904の値をYとする。
(プロパティの変化前の値 == X) AND (プロパティの変化後の値 == Y)
イベント作成部122は、先に作成したイベント名称と、上記の論理式を組とし、イベントの候補として一時記憶部107に保存する。イベントの候補は、イベント関連付画面にてイベントの選択の候補としてユーザに提示される。
次に動作の作成手順について説明する。図12は、動作作成部124が、ユーザに提示する動作名称設定画面の一例を示す図である。この動作名称設定画面へは、通常時の画面(図3参照)において、ユーザが所定のボタン操作を行うことで遷移する。図12に示すように、動作名称設定画面は、動作名称入力部1001と、入力キー表示部1002と、から構成される。ユーザは、入力キー表示部1002に表示されるソフトウェアキーボードをタッチすることにより、動作名称入力部1001に動作名称を入力することができる。
ユーザにより動作名称が入力され、ボタン1004が押下されると、動作作成部124は、処理モードを動作入力モードに移行する。動作入力モード中は、通常時の操作画面(図3参照)と同様の画面が表示される。動作作成部124は、動作入力モード中、全てのユーザ操作の履歴を一時記録部107に保存する。ユーザは、上記操作画面で、登録したい動作に対応する操作を行い、その終了後、動作入力モードの解除操作を行う。動作入力モードの解除操作は、画面を二度連続してタッチすることで行う。
動作入力モードが解除されると、動作作成部124は、一時記録部107に保存した操作履歴に基づいて、動作手順を作成する。動作手順とは、演算処理部109(動作実行部125)が、実行可能なプログラムである。動作作成部124は、先に作成したイベント名称と、上記の動作手順を組とし、動作の候補として一時記憶部107に保存する。動作の候補は、イベント関連付画面にて、動作の選択の候補としてユーザに提示される。
このように、ユーザは、リモートコントロール装置100を操作するだけで、その結果を実行可能なプログラムに変換することができる。これにより、ユーザは容易に動作を作成し、追加することができる。
図12の動作名称設定画面において、ユーザにより、ボタン1003が押下されると、図13に示すように、動作作成部124は、動作作成画面を表示する。動作作成画面は、動作名称1101、プロパティ名1102、設定状態1103と、から構成される。ユーザが、プロパティ名1102、設定状態1103の何れかをタッチすると、動作作成部124は、それぞれのフィールドの入力可能な選択肢をユーザに提示する。ユーザは、かかる選択肢から所望のプロパティ名又は設定状態を選択することができる。選択された内容は、プロパティ名1102又は設定状態1103に表示される。
ユーザにより選択された内容が、それぞれ、プロパティ名1102及び設定状態1103に表示され、決定ボタン1104が押下されると、動作作成部124は、プロパティ名1102の表示内容に対応するプロパティ表の値を、設定状態1103の表示内容に対応する値等に変更する動作手順を作成する。動作手順とは、上述したように、演算処理部109(動作実行部125)が、実行可能なプログラムである。動作作成部124は、先に作成したイベント名称と、上記の動作手順を組とし、動作の候補として一時記憶部107に保存する。動作の候補は、イベント関連付画面にて、動作の選択の候補としてユーザに提示される。
次に実施条件の作成手順について説明する。図14は、実施条件作成部123がユーザに提示する実施条件名称設定画面の一例を示す図である。この実施条件名称設定画面へは、通常時の画面(図3参照)において、ユーザが所定のボタン操作を行うことで遷移する。図14において、実施条件名称設定画面は、実施条件名称入力部1201と、入力キー表示部1202と、から構成される。ユーザは、入力キー表示部1202に表示されるソフトウェアキーボードをタッチすることにより、実施条件名称入力部1201に実施条件名称を入力することができる。
ユーザにより実施条件名称が入力され、ボタン1204が押下されると、実施条件作成部123は、処理モードを実施条件入力モードに移行する。実施条件入力モードでは、実施条件作成部123は、、プロパティ表中のプロパティ名称の一覧を液晶画面201に表示して、ユーザに提示する。ユーザは表示されたプロパティ名称の一覧から、実施条件とするプロパティを選択する。ユーザの選択が終了すると、実施条件作成部123は、選択されたプロパティのみを抽出し、下記の論理式を生成する。ここで、選択したプロパティの現在値をXとする。
(プロパティの値 == X)
ここで、Xは定数値であり、「プロパティの値」は上記論理式を評価する場合に挿入する変数である。なお、複数のプロパティが選択された場合には、上記の論理式を全てのプロパティについて作成し、これを論理積によって結合して1つの論理式とする。実施条件生成部123は、先に作成した実施条件名称と、生成した論理式を組とし、実施条件の候補として一時記憶部107に保存する。実施条件の候補は、実施条件選択画面にて実施条件の選択の候補としてユーザに提示される。
このように、ユーザは、リモートコントロール装置100の操作により、所望の実施条件を選択し、所望のプロパティを指定するだけで、現在値に一致した場合に真となる論理式を作成することができる。これにより、ユーザは容易に実施条件を作成することができる。
図14の実施条件名称設定画面において、ユーザにより、ボタン1203が押下されると、図15に示すように、実施条件作成部123は、実施条件作成画面を表示する。実施条件作成画面は、実施条件名称1301と、プロパティ名1302と、設定状態1303と、から構成される。ユーザが、プロパティ名1302又は設定状態1303の何れかをタッチすると、実施条件作成部123は、それぞれのフィールドの入力可能な選択肢をユーザに提示する。ユーザは、かかる選択肢から所望のプロパティ名又は設定状態を選択することができる。選択された内容は、プロパティ名1302又は設定状態1303に表示される。
ユーザにより選択された内容が、それぞれ、プロパティ名1302及び設定状態1303に表示され、決定ボタン1304が押下されると、実施条件作成部123は、選択されたプロパティ名及び設定状態に基づいて、下記の論理式を生成する。ここでは、選択された設定状態に対応する値(プロパティの値)をXとする。
(プロパティの値 == X)
ここで、Xは定数値であり、「プロパティの値」は上記論理式を評価する場合に挿入する変数である。実施条件作成部123は、先に作成した実施条件名称と、上記の論理式を組とし、実施条件の候補として一時記憶部107に保存する。実施条件の候補は、実施条件選択画面にて実施条件の選択の候補としてユーザに提示される。
次に、リモートコントロール装置100が、上述した選択肢をユーザに提示する方法について説明する。なお選択肢の提示は、イベント作成部122、動作作成部124、実施条件作成部123で行われるが、ユーザに対するインタフェースはすべて共通であるので、個別の説明は省略する。
図16は、選択肢提示画面1401の一例を示す図である。選択肢提示画面1401は、読み出し元の画面(イベント作成画面、動作作成画面、実施条件作成画面など)上にポップアップ表示される。選択肢提示画面1401では、各選択肢は縦方向にリスト状で表示される。また、選択肢提示画面1401では、リスト中央の選択肢が選択されたことになり、現在選択中の選択肢1402として、他の候補よりも1.1倍から最大3倍まで拡大して表示される。拡大率は文字数などによって画面外にはみ出さないように計算して決められる。
全ての選択肢が画面内に収まらない場合、ユーザは、選択肢提示画面1401上を指でタッチし、上方または下方に画面をスライドさせることにより、リスト内の各選択肢を上下方向に移動させることができる。これにより、画面外に表示されていた選択肢を画面内に移動させることができる。
次に、動作実行部125が、イベント表をチェックする動作について説明する。動作実行部125は、定期的にイベント表(図6参照)をチェックする。より詳細には、動作実行部125は、タイマ部106が送出するタイミング信号をトリガとして、このチェックを開始する。動作実行部125は、イベント表の全てのエントリ(レコード)に対し、記述されたイベントが論理的に真になっているか否かを判定する。イベントが論理的に真になっているエントリが存在する場合、当該エントリを実行エントリとする。そして、動作実行部125は、かかる実行エントリ中の実施条件が論理的に真になっているか否かを判定する。実施条件が論理的に真になっている場合、動作実行部125は、当該エントリが示す動作を実行する。
図17は、動作実行部125がイベント表の内容に基づいて、各動作の実行を行う手順を示すフローチャートである。
動作実行部125は、一時記憶部107に保存されているイベント表から先頭のエントリを読み込む(ステップS1501)。動作実行部125は、読み込んだエントリのイベント条件の論理式を評価し、イベント条件が論理的に真か偽かを判定する(ステップS1502)。論理的に真である場合(ステップS1502;YES)、動作実行部125は、読み込んだエントリの実施条件の論理式を評価し、実施条件が論理的に真か偽かを判定する(ステップS1503)。一方、イベント条件が論理的に偽である場合(ステップS1502;NO)、動作実行部125は、イベント表の次のエントリを読み込み(ステップS1506)、ステップS1502の処理に戻る。
ステップS1503で、実施条件が論理的に真である場合(ステップS1503;YES)、動作実行部125は、当該エントリが示す動作を実行する(ステップS1504)。
一方、実施条件が論理的に偽である場合(ステップS1503;NO)、動作実行部125は、イベント表の次のエントリを読み込み(ステップS1506)、ステップS1502の処理に戻る。
当該エントリの動作を実行すると、動作実行部125は、当該エントリ(即ち、読み込んだエントリ)の次のエントリが、イベント表に存在するか否かを判定する(ステップS1505)。読み込んだエントリの次のエントリが存在しない場合、即ち、イベント表の末端まで到達した場合(ステップS1505;YES)、動作実行部125は本処理を終了する。一方、次のエントリが存在する場合(ステップS1505;NO)、動作実行部125は、イベント表の次のエントリを読み込み(ステップS1506)、ステップS1502の処理に戻る。
以上の手順により、動作実行部125は、イベント表の全エントリを順次チェックし、イベント及び実施条件が真のエントリのみを実行する。
以上説明したように、本実施形態のリモートコントロール装置100によれば、イベント表として、イベント、実施条件、動作を動的に管理することにより、実際の運用中に、リモートコントロール装置100の制御ルールを変更することができる。
例えば、ラダー言語等の専門的なプログラミング言語により、これらの制御ルールを記述した場合、制御ルールは、プログラムの作成時点で固定されたままとなる。しかしながら、本実施形態のリモートコントロール装置100では、上述した動的な管理により、ユーザは、現場などにおいて、適宜、制御ルールを調整することができる。
また、イベントと実施条件を論理式で構築しているため、動作実行部125は、これらの真偽を容易に評価することができる。
以上により、本実施形態に係るリモートコントロール装置100は、ユーザに対して、イベント、動作、実施条件を容易に設定可能な操作環境を提供し、設定したこれらの情報を容易に関連付けることができる操作環境を提供する。
続いて、上述したリモートコントロール装置100を備えた設備機器システムについて、説明する。
図18は、リモートコントロール装置100を備えた設備機器システムの全体構成を概略的に示す図である。この設備機器システムは、主としてビル等における空調を制御する、いわゆるセントラル空調システムであり、リモートコントロール装置100、室内機1602、空気ダクト1603、電動蓋1606、照度センサ1607、窓スイッチ1608等から構成される。
室内機1602は、各部屋ではなく、ビル等の建物内の所定の場所に配置される。室内機1602が生成する温風または冷風は、ダクト1603を通って、吹出口1604,1605に送られる。吹出口1604および吹出口1605は、物理的に離れた場所に設置されているが、同じダクト1603で接続されている。室内機1602は、リモートコントロール装置100と伝送線1609を介して接続する。
吹出口1604には、アクチュエータを備える電動蓋1606が設置されている。電動蓋1606は、伝送線1612を介して、リモートコントロール装置100のリレー制御部101に接続する。窓スイッチ1608は、部屋内の窓の所定位置に取り付けられている。窓スイッチ1608は、窓の開閉に従って、スイッチのON/OFFが切り替わるスイッチである。窓スイッチ1608は、リード線1610を介して、リモートコントロール装置100のデジタル計測部103に接続する。照度センサ1607は、部屋内の天井の所定位置に取り付けられ、部屋の明るさに応じた電圧値を出力する。照度センサ1607は、リード線1611を介して、リモートコントロール装置100のアナログ計測部102に接続する。
次に、このように構成された設備機器システムの動作例について説明する。以下の説明では、室内機1602は、冷房モードで運転中であり、室内機1602が計測する室温は外気温よりも低いものとする。また、夜間であり、外からの光が入らない状況とする。さらに、イベント表には、少なくとも図6で示すようなエントリが含まれているものとする。
(動作例1)
この例では、ユーザが窓を開けた場合の動作について説明する。ユーザが窓を開けると、窓スイッチ1608の状態は、ON(1)からOFF(0)に変化する。デジタル計測部103は、かかる窓スイッチ1608の状態を一時記憶部107に保存し、演算処理部109により、かかる変化(ONからOFF)がプロパティ表に書き込まれる。即ち、プロパティ表中の窓スイッチの状態は「閉」から「開」に変わる。
次に、上述した、所定のタイミングで動作実行部125が実行するイベント表のチェック処理により、イベント表の1番目のエントリのイベントが論理的に評価される。このとき、スイッチの状態が「閉」から「開」に変わっているため、イベントは論理的に真となり、実施条件の判定が行われる。実施条件は、「冷房中」であることと、外気温が室温よりも高いことである。本例では、どちらも共に真であるので、実施条件は論理的に真と判定される。
以上により、イベントが論理的に真であり、実施条件も論理的に真であるので、動作実行部125は、当該エントリが示す動作を実行する。当該エントリの動作内容は、「空調の電源を切る」ことであるので、動作実行部125は、通信部110に対して、室内機1602の電源を切るための通信コードを室内機1602に送るように命令する。
(動作例2)
この例では、ユーザが照明を消して、退室した場合について説明する。ユーザが照明を消すと、照度センサ1607の出力電圧は低くなる。ここでは、照明を消す前の電圧が5V、照明を消した後の電圧を1Vとする。アナログ計測部102は、照度センサ1607の出力電圧値(ここでは、1V)を一時記憶部107に保存する。演算処理部109は、かかる照度センサ1607の出力電圧値に基づいて、プロパティ表中の照度センサの状態を更新する。
例えば、演算処理部109は、照度センサ1607の出力電圧値と、所定の閾値とを比較することで、当該出力電力値を所定の状態量に変換する。ここでは、演算処理部109は、プロパティ表中の照度センサの状態を「明」から「暗」に変更する。
次に、上述した、所定のタイミングで動作実行部125が実行するイベント表のチェック処理により、イベント表の2番目のエントリのイベントが論理的に評価される。このとき、照度センサ1607の状態が「明」から「暗」に変わっているため、イベントは論理的に真となり、実施条件の判定が行われる。実施条件は、「冷房中」であるので、本例では真となり、実施条件は論理的に真と判定される。
以上より、イベントが論理的に真であり、実施条件も論理的に真であるので、動作実行部125は、当該エントリが示す動作を実行する。当該エントリの動作内容は、「設定温度を28℃にする」ことであるので、動作実行部125は、通信部110に対して、室内機1602の設定温度を28℃にするための通信コードを室内機1602に送るように命令する。
(動作例3)
この例では、ユーザが入室して、照明を着けた場合について説明する。ユーザが照明を着けると、照度センサ1607の出力電圧は高くなる。ここでは、照明を着ける前の電圧が1V、照明を着けた後の電圧を5Vとする。アナログ計測部102は、照度センサ1607の出力電圧値(ここでは、5V)を一時記憶部107に保存する。演算処理部109は、かかる照度センサ1607の出力電圧値に基づいて、プロパティ表中の照度センサの状態を更新(「暗」から「明」)する。
次に、上述した、所定のタイミングで動作実行部125が実行するイベント表のチェック処理により、イベント表の3番目のエントリのイベントが論理的に評価される。このとき、照度センサ1607の状態が「暗」から「明」に変わっているため、イベントは論理的に真となり、実施条件の判定が行われる。実施条件は、「空調機の電源がON」であるので、本例では真となり、実施条件は論理的に真と判定される。
以上より、イベントが論理的に真であり、実施条件も論理的に真であるので、動作実行部125は、当該エントリが示す動作を実行する。当該エントリの動作内容は、「メッセージを流す」ことであるので、動作実行部125は、表示部104に対して、予めユーザが指定したメッセージを液晶画面201に表示するように命令する。
(動作例4)
この例では、ユーザが、リモートコントロール装置100のスイッチXXXを押下した場合について説明する。ユーザがスイッチXXXを押下すると、入力部105は、スイッチXXXが押下されたことを検出し、かかるスイッチXXXの状態を一時記憶部107に保存する。演算処理部109は、かかるスイッチXXXの状態変化(「通常」から「押下」)をプロパティ表に書き込む。
次に、上述した、所定のタイミングで動作実行部125が実行するイベント表のチェック処理により、イベント表の4番目のエントリのイベントが論理的に評価される。このとき、スイッチXXXの状態が「通常」から「押下」に変わっているため、イベントは論理的に真となり、実施条件の判定が行われる。実施条件は、「空調機の電源がON」であるので、本例では真となり、実施条件は論理的に真と判定される。
以上より、イベントが論理的に真であり、実施条件も論理的に真であるので、動作実行部125は、当該エントリが示す動作を実行する。当該エントリの動作内容は、「電動蓋を閉じる」ことであるので、動作実行部125は、リレー制御部101に対して、電動蓋1606に通電するため、リレー回路を一定時間閉じるように命令する。
以上説明したように、本実施形態の設備機器システムによれば、制御ルールをユーザが容易に設定できるリモートコントロール装置100を備えることで、実際の運用環境等に応じた、より細やかな設備制御が可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
100 リモートコントロール装置
101 リレー制御部
102 アナログ計測部
103 デジタル計測部
104 表示部
105 入力部
106 タイマ部
107 一時記憶部
108 不揮発記憶部
109 演算処理部
110 通信部
111 システムバス
121 イベント関連付部
122 イベント作成部
123 実施条件作成部
124 動作作成部
125 動作実行部

Claims (8)

  1. 設備機器ネットワークを介して接続する設備機器を制御するリモートコントロール装置であって、
    前記設備機器とデータ通信を行う通信手段と、
    ユーザからの入力操作を受け付ける入力手段と、
    イベント、実施条件及び動作内容からなる複数のエントリを有するイベント表と、
    ユーザからの入力操作に基づいて、前記イベントを作成するイベント作成手段と、
    ユーザからの入力操作に基づいて、前記実施条件を作成する実施条件作成手段と、
    ユーザからの入力操作に基づいて、前記動作内容を作成する動作作成手段と、
    ユーザからの入力操作に基づいて、前記作成したイベントと、前記作成した実施条件と、前記作成した動作内容と、を関連付けて、前記イベント表に登録するイベント関連付手段と、
    前記イベント表の各エントリを順次チェックして前記イベントの発生有無及び前記実施条件の成立有無を判定し、前記イベントが発生し且つ前記実施条件が成立している場合に、当該エントリの前記動作内容を実行する動作実行手段と、を備える、
    ことを特徴とするリモートコントロール装置。
  2. アナログ計測器の計測結果を取得するアナログ計測手段をさらに備え、
    前記動作実行手段は、前記アナログ計測器の計測結果に基づいて、前記イベントの発生有無又は前記実施条件の成立有無を判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリモートコントロール装置。
  3. 前記アナログ計測器には、温度センサ、湿度センサ、照度センサ、加速度センサ、距離センサ、磁気センサ及び赤外線センサの内の少なくとも1つが含まれる、
    ことを特徴とする請求項2に記載のリモートコントロール装置。
  4. デジタル計測器の計測結果を取得するデジタル計測手段をさらに備え、
    前記動作実行手段は、前記デジタル計測器の計測結果に基づいて、前記イベントの発生有無又は前記実施条件の成立有無を判定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のリモートコントロール装置。
  5. 前記デジタル計測器には、トグルスイッチ、プッシュスイッチ、ドアスイッチ及び窓スイッチの内の少なくとも1つが含まれる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のリモートコントロール装置。
  6. 前記動作実行手段は、ユーザからの入力操作に基づいて、前記イベントの発生有無又は前記実施条件の成立有無を判定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のリモートコントロール装置。
  7. 前記イベント及び前記実施条件は、論理式で表現される、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のリモートコントロール装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のリモートコントロール装置と、
    1又は複数の設備機器と、を備える、
    ことを特徴とする設備機器システム。
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