JP2018110289A - 画像処理装置とその処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理装置におけるファイルの誤送信を抑止する仕組みを提供すること。【解決するための手段】メールに添付されたファイルを保存し、前記メールに設定されたメールアドレスに従って、前記ファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスを特定する。特定されたメールアドレスに対して、前記メールの宛先に対応するユーザからのダウンロードを許可させることが可能なリンク情報を含むリンクメールを送信する。前記リンク情報に基づくアクセスにより、保存したファイルのダウンロードの許可設定をする。前記メールの宛先に対応するユーザからのダウンロード要求があった場合に、許可設定に従って前記ファイルの送信を制御する。【選択図】図7

Description

本発明は、ファイルのダウンロードを制御する画像処理装置とその処理方法及びプログラムに関する。
従来より複合機でスキャンされたスキャンデータをメールで送信したり、クライアント端末やファイルサーバ等の共有フォルダに格納して、スキャンデータをユーザが得る仕組みがある。
また、スキャンデータを複合機に保存し、このスキャンデータを取得するためのURLを発行し、URL付のメール(リンクメール)を、ユーザのメールアドレスに対して送信する仕組みが開示されている(特許文献1)。
これらの機能をスキャンtoメール(スキャンファイル添付、URL付)と称している。
特開2012−065303号公報
このようなスキャンtoメール(スキャンファイル添付、URL付)を実行する際に、複合機で送信先となる宛先を誤って指定してしまうと、誤送信が起きてしまう。
スキャンtoメールではFromとToにユーザのメールアドレスを設定するため、
誤送信を防止するためには、まず、複合機にログインしたユーザ(スキャンを操作したユーザ)に設定されているメールアドレスを対してメールを送信し、宛先に問題ない、ファイルに間違いがないことが確認できた場合に、追加した他のユーザのメールアドレスに送信することで誤送信を防止することができる。
しかしながら、複合機にログインしたユーザにメールアドレスが設定されていない場合には対応ができないという課題があった。
スキャンtoメールにおいて、ログインしたユーザのユーザ情報にメールアドレスが設定されていない場合、複合機に設定されているメールアドレス(device001@local.com)がメールのFromに設定され、ユーザが指定したメールアドレスに対して添付またはURL付のメールが送信されるため、確認ができず誤送信の防止ができないケースがあった。
そこで、本発明の目的は、画像処理装置におけるファイルの誤送信を抑止する仕組みを提供することである。
ファイルを添付したメールを出力することが可能な画像処理装置であって、前記メールに添付されたファイルを保存するファイル保存手段と、前記メールに設定されたメールアドレスに従って、前記ファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスを特定する特定手段と、前記特定手段により特定されたメールアドレスに対して、前記メールの宛先に対応するユーザからのダウンロードを許可させることが可能なリンク情報を含むリンクメールを送信する送信手段と、前記リンク情報に基づくアクセスにより、前記ファイル保存手段で保存したファイルのダウンロードの許可設定をする許可設定手段と、前記メールの宛先に対応するユーザからのダウンロード要求があった場合に、前記許可設定手段による許可設定に従って前記ファイルの送信を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像処理装置におけるファイルの誤送信を抑止することができる。
本実施形態における、画像処理システムの構成の一例を示すシステム構成の一例を示す図である。 本実施形態における、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態における、複合機のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態における、スキャン時の処理概要を示す図である。 本実施形態における、ファイルダウンロード時の処理概要を示す図である。 本実施形態における、複合機の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態における、スキャン処理時のフローチャートの一例を示す図である。 本実施形態における、リンクメール送信時のフローチャートの一例を示す図である。 本実施形態における、アクセス許可の処理のフローチャートの一例を示す図である。 本実施形態における、各種情報の情報テーブルの一例を示す図である。 本実施形態における、複合機に表示するダイアログの一例を示す図である。 本実施形態における、リンクメールの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明のクライアント端末104、106および認証サーバ200および複合機300(画像処理装置)およびメールサーバ100を適用可能な画像処理システムの構成の一例を示すシステム構成図である。なお、画像処理システムはメールシステムと言い換えることも可能である。また、後述するように、複合機300は、ファイルを添付したメールを出力することが可能な画像処理装置と言い換えることも可能である。
1又は複数のクライアント端末104、106と認証サーバ200とメールサーバ100と1又は複数の複合機300はLAN600(ネットワーク)を介して通信可能に接続されている。
複合機300は、紙原稿をスキャンし電子化する機能(スキャン機能)とユーザによって指定された宛先を指定して電子データを電子メール(以下、メール)に添付して、メール送信する機能(メール送信機能)とメールを受信する機能(SMTP受信)を有する。
認証サーバ200は、図10のユーザーテーブル1000に示すユーザ情報(シリアルID、ユーザ名、メールアドレス、その他パスワードなどの属性情報)を保持している。このユーザーテーブル1000は、複合機300のログイン時の認証に用いられ、ICカードを用いる場合には、カードIDなどを記憶している。
なお、ユーザーテーブル1000は複合機300に保持する構成であってもよい。
メールサーバ100は一般的なSMTPの機能を有し、複合機300から送信されるメールを受信し、指定のメールアドレスのクライアント端末104、106に転送する。
クライアント端末104、106には、メールクライアントがインストールされており、このメールクライアントは、メールサーバから転送されるメールを受信することができる。
以下、図2を用いて、図1に示した認証サーバ200、メールサーバ100、クライアント端末104、106に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
図2は、図1に示した認証サーバ200、メールサーバ100、クライアント端末104、106に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。なお、図2では、CRT210と記載しているが、表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN600)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
次に、図3を用いて、図1に示した複合機300のハードウェア構成について説明する。
図3は、図1に示した複合機300のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ部314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、LAN(例えば、図1に示したLAN600)や公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。302はRAMで、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。304はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(キーボード)308とのインタフェース部である。また、操作部I/F307は、操作部308から入力したキー情報(例えば、スタートボタンの押下)をCPU301に伝える役割をする。
305はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク(LAN)600に接続し、データの入出力を行う。306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394,プリンタポート,RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においては認証で必要となる携帯端末のICカード(記憶媒体)の読み取り用のカードリーダ319が外部I/F部318に接続されている。そして、CPU301は、この外部I/F318を介してカードリーダ319による携帯端末のICカードからの情報読み取りを制御し、該携帯端末のICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
320はイメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部312とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ部314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
317は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
スキャナ部314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ部314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。スキャナ部314で読取動作をして得られた画像データをHDD304に保存したり、メールに画像データを添付して、ネットワークインタフェース305を介してメールサーバ100へ送信する。
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。なお、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
操作部308は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
尚、表示部は複合機によって表示性能が異なり、タッチパネルを介して操作をできる複合機、単に液晶画面を備え文字列を表示(印刷状態や印刷している文書名の表示)させるだけのプリンタによって本発明は構成されている。
ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部308のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
カードリーダ319は、CPU301からの制御により、携帯端末内に備えられたICカードに記憶されている情報(カードIDなど)を読み取り、該読み取った情報を外部I/F318を介してCPU301へ通知する。
以上のような構成によって、複合機300は、スキャナ部314から読み込んだ画像データ(スキャンデータともいう)をLAN600上に送信したり、LAN600から受信した印刷データをプリンタ部312により印刷出力することができる。
また、スキャナ部314から読み込んだ画像データをモデム306により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部312により出力することできる。
次に、図4と図5を参照しながら、本実施形態に係る複合機300のモジュール構成図を用いて、画像処理システムの処理概要について説明する。なお、モジュールやプラットフォームの各機能はCPU301が実行する。
まず、図4を用いて、スキャン時の処理概要を説明する。図4は、スキャン時の処理概要図である。
(1)クライアント端末104を利用しているユーザが、複合機300にログインしてスキャン処理を行う。スキャン処理は宛先や品質等のスキャン設定を設定した上でスキャン機能が実行する。そしてスキャン機能がスキャン処理を行い、画像データの生成を行う。
なお、複合機にユーザがログインした際に、ログインユーザのメールアドレス情報などを認証サーバ200あるいは、複合機自身に保持しているユーザーテーブルから取得する。
(2)メール送信機能が、生成された画像データを取得し、画像データを添付したメールを生成する。このメールのFromには、ログインユーザのメールアドレス、ログインユーザのメールアドレスがない場合には、複合機300のメールアドレスが設定される。また、Toにはスキャン時に設定された宛先が設定される。
このメールはSMTPプロトコルに従った形式で宛先や送信元を設定したデータ一式(添付メール)であり、メール送信モジュール401に送信する。
(3)メール送信モジュール401はメールを受信し、宛先(To)や送信元(From)、重要度などの各種パラメータの解析を実行してから、画像データを分離する。
(4)メール送信モジュール401は画像データをHDD304に保存し、保存パスを不揮発な内部領域に格納する。
(5)メール送信モジュール401は、分離した宛先や送信元情報を基に、SMTPプロトコルに従って、リンクメールを生成し、メールサーバ100へメールを送信する。
メールにはHDD304のファイルにアクセス可能なURLを記載する。
(6)クライアント端末104(スキャンを実行したユーザの端末)は、メールをメールサーバ100から受信し、ファイルにアクセス可能なURLを取得する。
次に、図5を用いて、ファイルダウンロード時の処理概要を説明する。図5は、ファイルダウンロード時の処理概要図である。
(1)クライアント端末104(スキャンを実行したユーザの端末4)は受信したメールに記載された添付ファイルダウンロード用のURLに従って、複合機300(添付ファイル取得モジュール501)にアクセスする。
(2)添付ファイル取得モジュール501は、URLによるリクエストの内容を解析してアクセス元のユーザが当該ファイルにアクセス可能であるか判定する。リクエスト元のユーザが画像データへアクセス可能な場合はダウンロード画面を返す。
(3)クライアント端末104からダウンロード指示があると、HDD304から添付データ(スキャンファイル)を取得する。
(4)添付ファイル取得モジュール501は、取得した添付データ(画像データ)を、クライアント端末104へ送信する。クライアント端末104は画像データをダウンロードして任意の格納先に保存する。
以上が、スキャンを実行し、ファイルダウンロードまでの処理概要の説明である。
次に、複合機300の機能構成図について、図6を用いて説明する。尚、図6の機能構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
図4と図5で各装置の機能概略は説明しているため、図6では、メール送信モジュール401と添付ファイル取得モジュール501における機能構成を中心に説明する。
まず、メール送信モジュール401の機能について説明する。
メール受信機能411は複合機300のプラットフォーム機能(メール送信機能)が送信するメールを受信する機能である。
メール送信機能412は、複合機300のプラットフォーム機能(スキャン機能)で生成したメールを元に生成したメール(URL付)を外部のメールサーバ100へ送信する機能である。
メール判定機能413は、複合機300のプラットフォーム機能(メール送信機能)から受信したメールについて、リンクメールまたは添付メールを作成するかを判定する機能である。外部のメールアドレスに対しては、複合機300にアクセスはできないため、添付メールを作成すると判定する。外部か否かはドメイン等を解析することで判断する。
メール生成機能414は複合機300のプラットフォーム機能(メール送信機能)から受信したメールを元に、メールサーバ100へ送信可能なヘッダ、データ部を持ったメールを生成する機能である。
送信元取得機能415は複合機300のプラットフォーム機能(メール送信機能)によってメールを送信した、スキャン実行ユーザ(ログインしたユーザ)のメールアドレス情報やユーザ名などを取得する機能である。
次に、添付ファイル取得モジュール501の機能について説明する。
Webアクセス受信機能511は、クライアント端末104(スキャンを実行したユーザの端末)やクライアント端末106(宛先に設定されたユーザの端末)が受信したリンクメールに記載されたURLにアクセスした際のエンドポイントとなる機能である。
Webアクセス許可判定機能512は、エンドポイントにアクセスされた際に、当該ユーザが当該ファイルに対してアクセス可能か判定し、可能であればダウンロードページに遷移させ、不可能であればエラーページに遷移させる機能である。
添付データ取得機能513は、複合機300のHDD304に格納した画像データ(スキャンデータ)を取得する機能である。
Webアクセス許可変更機能514は、エンドポイントにアクセスされた際に、他のユーザのアクセスの権限設定が可能であるか判定し、可能であればアクセス許可の変更を実行、不可能であればエラーページに遷移させる機能である。
次に、本実施形態における詳細な処理について、図7、図8、図9を用いて説明する。
まず、図7では、スキャン処理時の処理について説明する。図7は、スキャン処理時のフローチャートの一例を示す図である。なお、各ステップは、各装置のCPUが実行するものとする。
ステップS701では、スキャン実行ユーザによるユーザ情報の入力(ユーザIDとパスワード、或いはカード読取)により、ユーザ認証を実行し、複合機300へログインを行う。ログイン処理は、認証サーバ200や複合機300に記憶しているユーザーテーブルを参照して一致する場合にログインする。複合機300は、認証時に認証サーバ200からスキャン実行ユーザー(ログインユーザー)の各種ログイン情報(ログインIDやメールアドレス等)を取得する。取得したログイン情報はRAMに記憶される。
なお、メール送信モジュール401は、ログイン情報を取得して、ログイン時のユーザ情報を管理している。このユーザ情報は、ステップS710の判定で用いられる。
ステップS702では、図10のメール管理テーブル1010とメール情報テーブル1020を参照し、ログインしたユーザにおいて未送信のリンクメールが保存領域に存在するか否かを判定する。具体的には、ログインしたユーザーが、「一般 四朗」の場合、メール管理テーブル1010を参照すると、ユニークIDとして「796449F19C64」「5A8015BC2D84」が取得できる。そして、メール情報テーブル1020を参照すると「5A8015BC2D84」に対するアクセス許可設定変更可能ユーザー情報1021が、NULL(ログインユーザにメールアドレスが設定されていない、且つ、他のユーザーに権限移譲もされていない)であるため、リンクメールが送信されず保存領域に保存されていると判定する。なお、メール情報テーブル1020については、ステップS707以降で情報がセットされる。すなわち、ログインユーザーに対応するリンクメールであって、誰もアクセス許可設定変更ができない状態のリンクメールが存在するかを判定する。リンクメールが保存されている場合には、アクセス許可設定変更できるユーザ(権限移譲するユーザ)を設定するため、ステップS703へ処理を移す。リンクメールが保存されていない場合には、ステップS704へ処理を移す。
なお、本実施形態では、ログインした場合に、リンクメールが保存されているか否かを判定したが、ログイン後にスキャン機能を選択した場合に判定するようにしてもよい。すなわち、リンクメールが保存されているか否かを判定するタイミングは本実施形態に限定されるものではない。
ステップS703では、ログインしたユーザの保存されているリンクメールをどのユーザに対してアクセス許可変更の権限を移譲するかを指定させるため、図11のログイン時権限移譲ダイアログ1110を表示する。すなわち、保存されたリンクメールがある場合に、前記画像処理装置にログイン後に、前記ファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスを選択させるべく通知する通知手段の一例を示すものである。
図11のログイン時権限移譲ダイアログ1110には、権限移譲可能なユーザをユーザ一覧1111に表示する。なお、権限移譲可能なユーザーは、メールアドレスが設定されているユーザで、ユーザーテーブル1000から取得して表示するものとする。権限移譲可能なユーザーは、すべてではなく、ユーザ情報としてグループ情報を有している場合に、そのグループに属するユーザーの一覧でもよい。また、権限情報を有している場合には、ログインしたユーザより権限の高いユーザの一覧でもよい。
そして、ログイン時権限移譲ダイアログ1110で設定されたユーザのメールアドレスを、メール情報テーブル1020のアクセス許可設定変更可能ユーザー情報1021にセットする。また、合わせて、アクセス許可済みメールアドレス1022にメールアドレスをセットする。アクセス許可済みメールアドレス1022にメールアドレスをセットすると、そのメールアドレスのユーザがスキャンファイルをダウンロードすることができるようになる。権限移譲されたユーザが、スキャンファイルをダウンロードすることができ、ファイルの内容を確認したうえで、宛先に設定されたユーザにダウンロードを許可するかを判定させることができる。
また、ログイン時権限移譲ダイアログ1110で設定されたユーザのメールアドレスをHDD304に保存しているメールであって、図12の1200のメールのToに設定する。図12の1200は、他のユーザにダウンロードをさせるかを決定するためのメールであり、権限移譲がされたユーザに送信されるメールである。他の宛先には、図12の1210のメールが送信される。このメールに付与されているURLを用いて、スキャンファイルのダウンロードを制御する。
ファイルダウンロード用のURLには、メールのユニークIDとメールアドレス(ユーザが認識できないように加工した値となる)が含まれるものとする。
アクセス許可変更用のURLには、ユニークIDと許可するユーザのメールアドレス(ユーザが認識できないように加工した値となる)が含まれるものとする。
ステップS704では、スキャンを実行するためのスキャン画面を表示する。ここでは、スキャンの設定や送信先の宛先(メールアドレス)を設定することができる。この時、ログインユーザのユーザ情報(メールアドレス等)を取得する。この時送信先の宛先には、ログインユーザのメールアドレスが含まれるものとするが、ログインユーザにメールアドレスが設定されていない場合には、ログインユーザのメールアドレスが含まれない。
ステップS705では、スキャン画面にて宛先や画質などの設定を行った上で、スキャン対象の用紙のスキャン処理を実行する。
ステップS706では、指定された送信先の宛先をToとし、ログインユーザのメールアドレスをFromとし、またスキャン処理により生成されたスキャンファイル(画像データ)を添付ファイルとしてメールを生成する。メールの件名、本文には予め複合機300で記憶している定型文を挿入するものとする。なお、ログインユーザにメールアドレスが設定されていない場合には、複合機300が保持しているメールアドレス例えば、「device001@local.com」がFromに設定される
ステップS707では、複合機300の本体機能が、メール送信モジュール401に対してメールを送信する。
ステップS708では、メール送信モジュール401がメールを受信する。そして受信したメールを解析して、宛先情報(To)や送信元情報(From)、スキャンファイルとしての添付ファイルを取得する。
ステップS709では、メール送信モジュール401がスキャンファイルをHDD304へ保存する。すなわち、メールに添付されたファイルを保存するファイル保存手段の一例を示すものである。
そして、当該スキャンファイルを取得可能(ダウンロード)なURLを生成する。このURLは、宛先ごとに生成され、どの宛先のユーザからダウンロード要求がされたかを認識可能なURLとする。このURLを含む本文を生成して、各宛先に送信するテキスト形式のリンクメールを生成する。生成したメールのID(ユニークID)をメール管理テーブル1010に保存する。
ステップS710では、送信元情報(From)を取得し、スキャン実行ユーザ(ログインユーザ)のメールアドレスが設定されているか判定する。
この判定は、ログインユーザのユーザ情報にメールアドレスが設定されているかを判定するものであるため、メールの宛先にログインユーザのメールアドレスを含む構成の場合には、宛先情報(To)を取得して判定してもよい。また、ログインユーザのユーザ情報にメールアドレスが設定されている場合であって、送信元情報(From)と宛先情報(To)にログインユーザのメールアドレスがセットされる構成の場合には、送信元情報(From)と宛先情報(To)でメールアドレスが一致により、ログインユーザのユーザ情報にメールアドレスが設定されていると判定してもよい。すなわち、メールに設定されたメールアドレスが、画像処理装置にログインしたユーザのメールアドレスか否かを判定する判定手段の一例を示すものである。
ログインユーザのメールアドレスが設定されている場合、ステップS711へ処理を移す。ログインユーザのメールアドレスが設定されていない場合、ステップS712へ処理を移す。
ステップS711では、メール情報テーブル1020に、メールのユニークIDを設定し、当該メールに対するアクセス管理の情報を記憶する。具体的には、アクセス許可設定変更可能ユーザー情報1021とアクセス許可済みメールアドレス1022には、ログインユーザのメールアドレスが設定される。アクセス未許可メールアドレス1023には、ログインユーザのメールアドレス以外の宛先情報が設定される。すなわち、メールに設定されたメールアドレスに従って、前記ファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスを特定する特定手段の一例を示すものである。また、ログインしたユーザのメールアドレスであると判定された場合に、メールアドレスをファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスとするものである。
リンクメールを送信する時点では、ログインユーザのメールアドレス以外の宛先情報のユーザはダウンロードが許可されていない状態となる。添付ファイルアクセス用ファイルパス1024には、ステップS709で保存したHDD304へのパス(格納先)を設定する。ダウンロード時にこのパスに従ってスキャンファイルを取得する。
ステップS712では、図11のスキャン時権限移譲ダイアログ1100を表示する。図11のログイン時権限移譲ダイアログ1110と同様に、権限移譲可能なユーザをユーザ一覧に表示する。このユーザ一覧で選択されたユーザを権限移譲ユーザとする。スキャン時権限移譲ダイアログ1100で権限移譲ユーザが選択され、OKボタン1101が押下された場合には、選択されたユーザのメールアドレスが、アクセス許可設定変更可能ユーザー情報1021に設定される。すなわち、ログインしたユーザのメールアドレスでないと判定された場合に、前記ファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスを選択する選択手段の一例を示すものである。
また、スキャン時権限移譲ダイアログ1100は、ログインしたユーザのメールアドレスでないと判定された場合に、前記ファイルのダウンロードの許可を設定する権限を付与するため、設定画面の一例を示すものである。
キャンセルボタン1102が押下された場合には、スキャン時権限移譲ダイアログ1100が閉じられ、権限移譲するユーザが選択されないこととなり、アクセス許可設定変更可能ユーザー情報1021はNULLの状態となる。
ステップS713では、アクセス許可設定変更可能ユーザー情報1021が設定されているか否かを判定する。すなわち、アクセス許可設定変更可能ユーザー情報1021に設定されたユーザにダウンロード許可を判断させるためのメールを送信できるか否かを判定するものである。アクセス許可設定変更可能ユーザー情報1021にメールアドレスが設定されている場合には、ステップS714へ処理を移す。アクセス許可設定変更可能ユーザー情報1021にメールアドレスが設定されていない場合には、ステップS715へ処理を移す。
ステップS714では、メールを送信できるため、ステップS709で生成されたメールをメールサーバ100に送信する。すなわち、特定されたメールアドレスに対して、メールの宛先に対応するユーザからのダウンロードを許可させることが可能なリンク情報を含むリンクメールを送信する送信手段の一例を示すものである。
ステップS715では、メールを送信できないため、ステップS709で生成されたメールをHDD304へ保存する。これは、アクセス許可設定をするユーザに送信できないため、宛先ごとのメールすべてを保存する。この保存されたメールを送信するのは、上述したステップS703によって送信される。すなわち、ダイアログでの選択によりファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスを選択しない場合に、送信するリンク情報を含むリンクメールを保存するメール保存手段の一例を示すものである。
次に、図8で、リンク付のメール(リンクメール)送信後の処理について説明する。図8は、リンクメール送信時のフローチャートの一例を示す図である。なお、各ステップは、各装置のCPUが実行するものとする。
ステップS800は、図で説明した通りである。
ステップS801では、メールサーバからリンクメールを受信する。
ステップS802では、受信したユーザの操作に応じて、リンクメールに記載のURLに対してアクセスする。URLの先は、複合機300の添付ファイル取得モジュール501となる。例えば、図12の1201、1211のURLである。
ステップS803では、添付ファイル取得モジュール501は、アクセスされたURLの情報を解析し、ユニークIDとメールアドレスを取得する。
ステップS804では、取得したユニークIDに基づいて、メール情報テーブル1020のレコードを特定する。特定されたレコードのアクセス許可済みメールアドレス1022に、取得したメールアドレスが含まれるかを判定する。
メールアドレスが含まれる場合には、スキャンファイルに対してアクセス許可されたメールアドレスと判定して、添付ファイルアクセス用ファイルパス1024に基づきHDD304からスキャンファイルを取得する。このスキャンファイルをクライアント端末104に送信する。
メールアドレスが含まれない場合には、スキャンファイルに対してアクセス許可されていないメールアドレスと判定して、権限不足エラー画面(不図示)をクライアント端末106に送信する。すなわち、メールの宛先に対応するユーザからのダウンロード要求があった場合に、許可設定に従って前記ファイルの送信を制御する制御手段の一例を示すものである。
ステップS805では、複合機300からスキャンファイルを受信する。受信したファイルは所定の格納先に保存される。
ステップS806では、メールサーバからリンクメールを受信する。
ステップS807では、受信したユーザの操作に応じて、リンクメールに記載のURLに対してアクセスする。URLの先は、複合機300の添付ファイル取得モジュール501となる。例えば、図12の1211のURLである。
ステップS808では、権限不足エラー画面(不図示)を受信して、表示する。この権限不足エラー画面(不図示)には、「アクセスが許可されていないためダウンロードできません。アクセス許可を付与するユーザからの許可がされてからダウンロードできます。」といった内容の画面である。なお、後述の図9のフローチャートにて、アクセス許可がされると、クライアント端末106のユーザからもダウンロードできるようになる。
次に、図9で、アクセス許可の処理について説明する。図9は、アクセス許可の処理のフローチャートの一例を示す図である。なお、各ステップは、各装置のCPUが実行するものとする。
まず、図12の1200のメールをクライアント端末104で受信している。
ステップS901では、ユーザの操作により、リンクメールに記載されたアクセス許可変更用のURLにアクセスする。例えば、図12の1202のリンクである。
ステップS902では、添付ファイル取得モジュール501は、アクセスされたURLの情報を解析し、ユニークIDと許可するメールアドレスを取得する。
ステップS903では、ユニークIDに基づき、メール情報テーブル1020のレコードを特定する。特定されたレコードのアクセス未許可メールアドレス1023に取得したメールアドレスが含まれるか否かを判定する。アクセス未許可メールアドレス1023にメールアドレスが含まれる場合には、スキャンファイルへのアクセスを許可するため、ステップS904へ処理を移す。また、アクセス未許可メールアドレス1023にメールアドレスが含まれていない場合には、既にアクセス許可をしているため、アクセス許可済み画面をクライアント端末104に送信し、ステップS910へ処理を移す。
なお、アクセス未許可メールアドレス1023にメールアドレスが含まれていない場合には、アクセス許可済みメールアドレス1022に取得したメールアドレスが含まれているかを判定してもよい。
ステップS910では、アクセス許可済み画面を受信して、表示する。
ステップS904では、アクセス許可設定画面をクライアント端末104に送信する。
ステップS905では、アクセス許可設定画面を受信して表示する。この画面でユーザの操作により、許可不許可を設定させる。この設定情報を複合機300に送信する。なお、本実施形態では、許可するケースにおいて、説明する。許可しない場合には、アクセス未許可メールアドレス1023は変更されないものとする。
ステップS906では、アクセス未許可メールアドレス1023から、取得したメールアドレスを削除し、アクセス許可済みメールアドレス1022に設定する。これによりスキャンファイルのダウンロードが可能な状態となる。例えば、図10の1025の「PowerUser@local.com」が削除され、「PowerUser@local.com」が、アクセス許可済みメールアドレス1022に設定される。すなわち、リンク情報に基づくアクセスにより、前記ファイル保存手段で保存したファイルのダウンロードの許可設定をする許可設定手段の一例を示すものである。
次に、アクセス許可済みメールアドレス1022に設定されたユーザからのダウンロード要求があった場合について、続けて説明する。
ステップS907では、図12の1210のメールの1211のURLへのアクセスを実行する。
ステップS908では、添付ファイル取得モジュール501は、アクセスされたURLの情報を解析し、ユニークIDとメールアドレスを取得する。取得したユニークIDとメールアドレスに基づき、アクセスが許可されていると判定し、添付ファイルアクセス用ファイルパス1024に従って、スキャンファイルを取得して送信する。すなわち、メールの宛先に対応するユーザからのダウンロード要求があった場合に、許可設定に従って前記ファイルの送信を制御する制御手段の一例を示すものである。
ステップS909では、スキャンファイルを受信(ダウンロード)する。
本実施形態では、URLにメールアドレスを含むように構成したが、ユーザを特定できる情報であればユーザIDであってもよい。またユニークIDは添付ファイルのファイルIDであってもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、画像処理装置におけるスキャンデータの誤送信を抑止することができる。すなわち、許可されないとスキャンデータがダウンロードされないため、情報漏えいを防ぐことができる。
特に、ログインしたユーザのユーザ情報としてメールアドレスを設定していない場合、権限を委譲してスキャンデータのダウンロードの許可不許可をメールを用いて制御することができるので、利便性の高い誤送信抑止の仕組みが実現できる。
本実施形態は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本実施形態は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本実施形態の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本実施形態のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本実施形態のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本実施形態のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、スキャンファイルの保存先をクラウド環境のサーバとして、このクラウド環境で保存したファイルへのアクセス情報を複合機が管理し、クライアント端末からのダウンロード要求に従って、アクセス許可がされていれば、サーバからスキャンファイルを複合機がダウンロードし、クライアント端末に送信する構成であってもよい。
また、アクセス許可されていれば、サーバへのアクセス情報をクライアント端末に送信し、このアクセス情報を用いて、クライアント端末がサーバにアクセスして、ファイルをダウンロードする構成であってもよい。
さらに、本実施形態では、スキャンファイルを用いて構成としたが、複合機に保存している任意のファイルをメールに添付して送信する構成であってもよい。
100メールサーバ
104 クライアント端末
106 クライアント端末
200 認証サーバ
300 複合機

Claims (7)

  1. ファイルを添付したメールを出力することが可能な画像処理装置であって、
    前記メールに添付されたファイルを保存するファイル保存手段と、
    前記メールに設定されたメールアドレスに従って、前記ファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定されたメールアドレスに対して、前記メールの宛先に対応するユーザからのダウンロードを許可させることが可能なリンク情報を含むリンクメールを送信する送信手段と、
    前記リンク情報に基づくアクセスにより、前記ファイル保存手段で保存したファイルのダウンロードの許可設定をする許可設定手段と、
    前記メールの宛先に対応するユーザからのダウンロード要求があった場合に、前記許可設定手段による許可設定に従って前記ファイルの送信を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記メールに設定されたメールアドレスが、前記画像処理装置にログインしたユーザのメールアドレスか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によりログインしたユーザのメールアドレスでないと判定された場合に、前記ファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスを選択する選択手段と
    を更に備え、
    前記特定手段は、前記判定手段によりログインしたユーザのメールアドレスであると判定された場合に、当該メールアドレスを前記ファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスとし、前記判定手段によりログインしたユーザのメールアドレスでないと判定された場合に、前記選択手段で選択されたメールアドレスを前記ファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスとして特定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記選択手段により前記ファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスを選択しない場合に、前記送信手段で送信するリンク情報を含むリンクメールを保存するメール保存手段と、
    前記メール保存手段により保存されたリンクメールがある場合に、前記画像処理装置にログイン後に、前記ファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスを選択させるべく通知する通知手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記送信手段は、前記メールの宛先に対して、前記ファイル保存手段で保存したファイルをダウンロードさせるリンク情報を含むリンクメールを送信し、前記特定手段により特定されたメールアドレスに対して、前記メールの宛先に対応するユーザからのダウンロードを許可させることが可能なリンク情報と、前記ファイル保存手段で保存したファイルをダウンロードさせるリンク情報とを含むリンクメールを送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記判定手段によりログインしたユーザのメールアドレスでないと判定された場合に、前記ファイルのダウンロードの許可を設定する権限を付与するため、設定画面を表示する表示手段を更に備え、
    前記選択手段は、前記表示手段により表示された設定画面で前記ファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスを選択することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. ファイルを添付したメールを出力することが可能な画像処理装置の処理方法であって、
    前記メールに添付されたファイルを保存するファイル保存ステップと、
    前記メールに設定されたメールアドレスに従って、前記ファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスを特定する特定ステップと、
    前記特定ステップにより特定されたメールアドレスに対して、前記メールの宛先に対応するユーザからのダウンロードを許可させることが可能なリンク情報を含むリンクメールを送信する送信ステップと、
    前記リンク情報に基づくアクセスにより、前記ファイル保存ステップで保存したファイルのダウンロードの許可設定をする許可設定ステップと、
    前記メールの宛先に対応するユーザからのダウンロード要求があった場合に、前記許可設定ステップによる許可設定に従って前記ファイルの送信を制御する制御ステップと
    を含むことを特徴とする処理方法。
  7. ファイルを添付したメールを出力することが可能な画像処理装置のプログラムであって、
    前記画像処理装置を、
    前記メールに添付されたファイルを保存するファイル保存手段と、
    前記メールに設定されたメールアドレスに従って、前記ファイルのダウンロードの許可を設定するメールアドレスを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定されたメールアドレスに対して、前記メールの宛先に対応するユーザからのダウンロードを許可させることが可能なリンク情報を含むリンクメールを送信する送信手段と、
    前記リンク情報に基づくアクセスにより、前記ファイル保存手段で保存したファイルのダウンロードの許可設定をする許可設定手段と、
    前記メールの宛先に対応するユーザからのダウンロード要求があった場合に、前記許可設定手段による許可設定に従って前記ファイルの送信を制御する制御手段
    として機能させるためのプログラム。

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