JP2018106337A - 情報処理端末、情報処理システム、および印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エラー履歴に含まれるエラー発生時刻情報をより有効な値に補正する印刷装置を提供する。【解決手段】印刷装置100は、第1の電源によって駆動され、第1の電源によって駆動される期間を計数するカウンター90と、第2の電源によって駆動され、時刻を計時する時計91と、エラーが検知された時点における、エラーステータス、カウンター90の計数値、時計91の計時時刻を含むエラー履歴を取得し、フラッシュメモリー82に記憶させる制御部70と、を備え、制御部70は、新たに取得した計時時刻である取得時刻の補正が必要と判定した場合に、取得時刻を補正してフラッシュメモリー82に記憶させる。【選択図】図2
Description
本発明は、情報処理端末、該情報処理端末が含まれる情報処理システム、および該情報処理端末としての印刷装置に関する。
従来、例えば、特許文献1に記載されているように、記録された文字を読み取る読み取り部(スキャナー)や記録媒体に記録(印刷)する記録部(プリンター)、記録された記録媒体を切断するカッターなどを備えた複合処理装置が知られている。このような複合処理装置は、例えば、銀行用端末やPOS端末(point-of-sale terminal)として使用される。
また、特許文献2には、このような情報処理端末として活用できる画像形成装置において、稼動中に発生する障害の障害解析に必要なログを、そのログの生成時点情報と共に記憶手段に格納するログ格納手段を有する画像形成装置が記載されている。
また、特許文献2には、このような情報処理端末として活用できる画像形成装置において、稼動中に発生する障害の障害解析に必要なログを、そのログの生成時点情報と共に記憶手段に格納するログ格納手段を有する画像形成装置が記載されている。
しかしながら、特許文献2に記載の画像形成装置では、画像形成装置に障害が発生した時点で、画像形成装置が備えるRTC(ログの生成時点情報(時刻)を取得するためのリアルタイムクロック)が正常に機能していない場合、あるいは画像形成装置に障害が発生した時点までの期間においてRTCが正常に機能していなかった場合に、障害解析に有用な時刻情報が得られないという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
[適用例1] 本適用例にかかる情報処理端末は、第1の電源によって駆動され、前記第1の電源によって駆動される期間を計数するカウンターと、第2の電源によって駆動され、時刻を計時する時計と、エラーが検知された時点における、エラーステータス情報、前記カウンターの計数値、前記時計の計時時刻を、含むログ情報を取得し、記憶部に記憶させる制御部と、を備え、前記制御部は、新たに取得した前記計時時刻である取得時刻の補正が必要と判定した場合に、前記記憶部に記憶されている前記計数値である記憶計数値と、前記記憶部に記憶されている前記計時時刻である記憶時刻と、新たに取得した前記計数値である取得計数値と、に基づき、前記取得時刻を補正して前記記憶部に記憶させることを特徴とする。
本適用例によれば、制御部は、新たに取得した計時時刻である取得時刻の補正が必要と判定した場合に、記憶部に記憶されている計数値である記憶計数値と、記憶部に記憶されている計時時刻である記憶時刻と、新たに取得した計数値である取得計数値と、に基づき、取得時刻を補正して記憶部に記憶させる。
制御部によって、前回、記憶部にログ情報が記憶された際の計数値(記憶計数値)と計時時刻(記憶時刻)が正常な値であり、また、カウンターが、前回、制御部が記憶部にログ情報を記憶させたときから正常に動作していると仮定した場合において、新たに計時時刻を取得した時点の正常な計時時刻は、記憶計数値と記憶時刻と新たに取得した計数値(取得計数値)とに基づいて導出することができる。
制御部によって、前回、記憶部にログ情報が記憶された際の計数値(記憶計数値)と計時時刻(記憶時刻)が正常な値であり、また、カウンターが、前回、制御部が記憶部にログ情報を記憶させたときから正常に動作していると仮定した場合において、新たに計時時刻を取得した時点の正常な計時時刻は、記憶計数値と記憶時刻と新たに取得した計数値(取得計数値)とに基づいて導出することができる。
従って、本適用例によれば、上記仮定を前提とした場合において、新たなエラーが検知され、新たにログ情報を記憶部に記憶させる際に、新たに取得した計時時刻(取得時刻)の補正が必要と判定された場合に、取得時刻を正常な値に補正することができる。その結果、取得時刻の補正が必要と判定された場合(例えば、新たに取得した計時時刻が正常な値として取得できなかったと判定された場合)においても、新たなエラーに対応するログ情報を、正常な計時時刻と共に記憶させることができる。
また、新たに取得した計時時刻(取得時刻)の補正が必要と判定される事態は、例えば、第2の電源によって駆動される時計が正常に動作していない場合が想定される。これに対し、カウンターは、第1の電源によって駆動されるため、異なる電源系の回路が同時期に機能不全に陥る事態は稀であると考えた場合に、カウンターが、前回、制御部が記憶部にログ情報を記憶させたときから正常に動作している度合いは高い。
従って、例えば、前回ログ情報を記憶させた時点から、今回新たに時計の計時時刻を取得した時点までの間に、第2の電源からの電力の供給が滞ったことにより、時計の機能が停止し、あるいは異常となり、その結果、正常な計時時刻を取得できなかった場合においては、本適用例によって、正常な計時時刻の情報を得ることができる。
[適用例2] 上記適用例にかかる情報処理端末において、前記制御部は、補正された前記取得時刻に基づいて、前記時計が計時する時刻を修正することを特徴とする。
本適用例によれば、上記仮定を前提とした場合において、新たに取得した計時時刻(取得時刻)の補正が必要と判定された時計が計時する時刻を正常な値に修正することができる。その結果、修正以降の新たなエラーに対応するログ情報を、正常な計時時刻と共に記憶させることができる。
[適用例3] 本適用例にかかる情報処理端末は、第1の電源によって駆動され、前記第1の電源によって駆動される期間を計数するカウンターと、第2の電源によって駆動され、時刻を計時する時計と、エラーが検知された時点における、エラーステータス情報、前記カウンターの計数値、前記時計の計時時刻を、含むログ情報を取得し、記憶部に記憶させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記記憶部に記憶されている前記計時時刻である記憶時刻の補正が必要と判定した場合に、前記記憶部に記憶されている前記計数値である記憶計数値と、新たに取得した前記計数値である取得計数値と、新たに取得した前記計時時刻である取得時刻と、に基づき、前記記憶時刻を補正して前記記憶部に記憶させることを特徴とする。
本適用例によれば、制御部は、記憶部に記憶されている計時時刻である記憶時刻の補正が必要と判定した場合に、記憶部に記憶されている計数値である記憶計数値と、新たに取得した計数値である取得計数値と、新たに取得した計時時刻である取得時刻と、に基づき、記憶時刻を補正して記憶部に記憶させる。
制御部によって、前回、記憶部にログ情報が記憶された際の計数値(記憶計数値)が正常な値であり、また、カウンターが、前回、制御部が記憶部にログ情報を記憶させたときから正常に動作しており、時計が、正常な時刻を計時していると仮定した場合において、記憶部に記憶されているべき正常な計時時刻は、記憶計数値と、新たに取得した計数値(取得計数値)と、新たに取得した計時時刻(取得時刻)と、に基づいて導出することができる。
制御部によって、前回、記憶部にログ情報が記憶された際の計数値(記憶計数値)が正常な値であり、また、カウンターが、前回、制御部が記憶部にログ情報を記憶させたときから正常に動作しており、時計が、正常な時刻を計時していると仮定した場合において、記憶部に記憶されているべき正常な計時時刻は、記憶計数値と、新たに取得した計数値(取得計数値)と、新たに取得した計時時刻(取得時刻)と、に基づいて導出することができる。
従って、本適用例によれば、上記仮定を前提とした場合において、記憶部に記憶されている計時時刻(記憶時刻)の補正が必要と判定された場合に、その計時時刻(記憶時刻)を正常な値に補正することができる。
その結果、過去に起こったエラーに対応するログ情報において、記憶時刻の補正が必要と判定された場合(例えば、記憶時刻の情報が欠如していた場合など)においても、正常な計時時刻に補正して(あるいは、正常な計時時刻として新たに)記憶させることができる。
その結果、過去に起こったエラーに対応するログ情報において、記憶時刻の補正が必要と判定された場合(例えば、記憶時刻の情報が欠如していた場合など)においても、正常な計時時刻に補正して(あるいは、正常な計時時刻として新たに)記憶させることができる。
また、記憶されている計時時刻(記憶時刻)の補正が必要と判定される事態は、例えば、第2の電源によって駆動される時計が正常に動作していなかった場合が想定される。これに対し、カウンターは、第1の電源によって駆動されるため、異なる電源系の回路が同時期に機能不全に陥る事態は稀であると考えた場合に、カウンターが、前回、制御部が記憶部にログ情報を記憶させたときから正常に動作している度合いは高い。
従って、例えば、前回ログ情報を記憶させた時点までの間で、第2の電源からの電力の供給が滞ったことにより、時計の機能が停止し、あるいは異常となり、その結果、正常な計時時刻(記憶時刻)が記憶されなかった場合においては、本適用例によって、正常な計時時刻の情報に補正することができる。
[適用例4] 上記適用例にかかる情報処理端末において、前記制御部は、前記制御部に接続されるホストコンピューターから取得される時刻情報に基づいて、前記時計が計時する時刻を修正することを特徴とする。
本適用例によれば、制御部は、制御部に接続されるホストコンピューターから取得される時刻情報に基づいて、時計が計時する時刻を修正する。その結果、情報処理端末のエラーに対応するログ情報を、ホストコンピューターの時間軸に合わせた計時時刻と共に記憶させることができる。
[適用例5] 上記適用例にかかる情報処理端末において、前記制御部は、前記ホストコンピューターから取得される時刻情報に基づいて、前記時計が計時する時刻を修正する際に、前記カウンターの計数値を取得し、前記補正された前記計時時刻と共に前記記憶部に記憶させることを特徴とする。
本適用例によれば、制御部は、制御部に接続されるホストコンピューターから取得される時刻情報に基づいて、時計が計時する時刻を修正する際に、カウンターの計数値を取得し、補正された計時時刻と共に記憶部に記憶させる。つまり、エラーが検知された際に記憶されるログ情報とは別に、その時点におけるカウンターの計数値に対応する正常な時計の計時時刻を記憶させることができる。その結果、例えば、以降に検知されるエラーに対応して記憶させるログ情報において、必要に応じ、上述した補正を行う際には、より時間精度の高い補正を行うことができる。
[適用例6] 本適用例にかかる情報処理システムは、上記適用例にかかる情報処理端末と、前記情報処理端末とネットワークを介して接続されるホストコンピューターと、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、情報処理端末において発生する個々のエラーに対応するログ情報を、ネットワークを介して接続されるホストコンピューターに集約することができる。
また、ログ情報には、エラーが検知された時点における、エラーステータス情報、カウンターの計数値、時計の計時時刻などが含まれるため、時間軸に沿ったエラー解析を行うことができる。
また、記憶部に記憶されている計時時刻(記憶時刻)が、必要に応じ(補正が必要と判定された場合に)、正常な情報として補正されるため、より有効な時刻情報に基づき、より有効なエラー解析を行うことができる。
また、ログ情報には、エラーが検知された時点における、エラーステータス情報、カウンターの計数値、時計の計時時刻などが含まれるため、時間軸に沿ったエラー解析を行うことができる。
また、記憶部に記憶されている計時時刻(記憶時刻)が、必要に応じ(補正が必要と判定された場合に)、正常な情報として補正されるため、より有効な時刻情報に基づき、より有効なエラー解析を行うことができる。
[適用例7] 本適用例にかかる印刷装置は、上記適用例にかかる情報処理端末および印刷媒体に印刷する印刷部を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、印刷装置は、上記適用例にかかる情報処理端末および印刷媒体に印刷する印刷部を備える。すなわち、印刷機能を持った情報処理端末として活用することができる。
また、印刷部に係るエラーについても、ログ情報として記憶部に記憶させることができ、また、印刷部に係るエラーについて、時間軸に沿ったエラー解析を行うことができる。
また、記憶部に記憶されている計時時刻(記憶時刻)が、必要に応じ(補正が必要と判定された場合に)、正常な情報として補正されるため、より有効な時刻情報に基づきエラー解析を行うことができる。
また、印刷部に係るエラーについても、ログ情報として記憶部に記憶させることができ、また、印刷部に係るエラーについて、時間軸に沿ったエラー解析を行うことができる。
また、記憶部に記憶されている計時時刻(記憶時刻)が、必要に応じ(補正が必要と判定された場合に)、正常な情報として補正されるため、より有効な時刻情報に基づきエラー解析を行うことができる。
以下に本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。以下は、本発明の一実施形態であって、本発明を限定するものではない。なお、以下の各図においては、説明を分かりやすくするため、実際とは異なる尺度で記載している場合がある。また、図面に付記する座標においては、Z軸方向が上下方向、+Z方向が上方向、Y軸方向が前後方向、+Y方向が手前方向、X軸方向が左右方向、+X方向が左方向、X−Y平面が水平面とする。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る印刷装置100の外観斜視図、図2は、印刷装置100とホストコンピューター110とをネットワーク120を介して接続して構成される情報処理システム1の機能的構成を示すブロック図である。
印刷装置100は、情報処理端末としての機能および印刷機能を備える。
情報処理端末としては、シート状の小切手4や帳票類(以下これらを読取対象物とも言う)に記録された磁気インク文字の読み取り、読取対象物表裏両面の画像の光学的読み取り、クレジットカード等のカード型の媒体に記録された磁気情報の読み取り、ネットワーク120を介して接続されたホストコンピューター110への読み取った情報の送信、などの機能を有する。また、ホストコンピューター110からの制御情報(印刷装置100を制御するための情報)の受信機能を有する。
印刷機能としては、読取対象物に対する文字などの印刷や、印刷媒体としての感熱ロール紙5に対する画像の印刷などの機能を有する。また、印刷が完了した感熱ロール紙5を切断することにより、画像が印刷(記録)された所定の紙片を発行する機能を備える。
図1は、実施形態1に係る印刷装置100の外観斜視図、図2は、印刷装置100とホストコンピューター110とをネットワーク120を介して接続して構成される情報処理システム1の機能的構成を示すブロック図である。
印刷装置100は、情報処理端末としての機能および印刷機能を備える。
情報処理端末としては、シート状の小切手4や帳票類(以下これらを読取対象物とも言う)に記録された磁気インク文字の読み取り、読取対象物表裏両面の画像の光学的読み取り、クレジットカード等のカード型の媒体に記録された磁気情報の読み取り、ネットワーク120を介して接続されたホストコンピューター110への読み取った情報の送信、などの機能を有する。また、ホストコンピューター110からの制御情報(印刷装置100を制御するための情報)の受信機能を有する。
印刷機能としては、読取対象物に対する文字などの印刷や、印刷媒体としての感熱ロール紙5に対する画像の印刷などの機能を有する。また、印刷が完了した感熱ロール紙5を切断することにより、画像が印刷(記録)された所定の紙片を発行する機能を備える。
本実施形態では、読取対象物として小切手4を処理する場合を例に挙げて説明する。小切手4は、所定の模様や装飾が施されたシート(用紙)に金額、振出人、通し番号、サインなどが印字または記載された帳票である。これら金額、振出人、通し番号、サインなどは、磁気インク文字列と共に小切手4の一方の面に記録され、他方の面には裏書き欄が設けられている。この裏書き欄には、インクジェットプリンターユニット44(後述)によって、裏書きに係る所定の文字または画像が記録(印刷)される。一方の面に記録される磁気インク文字列は、磁気インクで印刷された複数の磁気インク文字(MICR文字)が並んだものであり、磁気的または光学的に読み取られる。
なお、読取対象物としての小切手4は、インクジェットプリンターユニット44によって裏書き印刷される印刷媒体である。
なお、読取対象物としての小切手4は、インクジェットプリンターユニット44によって裏書き印刷される印刷媒体である。
印刷装置100は、図2に示すように、小切手4の一方の面に接して磁気インク文字列を磁気的に読み取るMICR(Magnetic Ink Character Recognition)ヘッド35、小切手4の表裏両面の画像を光学的に読み取るCIS(Contact Image Sensor)ユニット48、磁気カードリーダーユニット20、小切手4の裏書き欄に印刷するインクジェットプリンターユニット44、感熱ロール紙5に印刷するサーマルプリンターユニット60などを備える。
なお、印刷媒体としての小切手4に印刷を行うインクジェットプリンターユニット44、および、感熱ロール紙5に印刷を行うサーマルプリンターユニット60は、本実施形態において印刷部に相当する。
なお、印刷媒体としての小切手4に印刷を行うインクジェットプリンターユニット44、および、感熱ロール紙5に印刷を行うサーマルプリンターユニット60は、本実施形態において印刷部に相当する。
印刷装置100の前面(図1において+Y側の面)右側(−X側)には、小切手4を挿入する挿入口14が開口する。
また、印刷装置100には、上面視で略U字形状に、小切手4の搬送路Wとなるスリット18が形成され、スリット18は、挿入口14から、印刷装置100の前面の挿入口14と反対の側(+X側)に設けられたポケット19に達する。
挿入口14に貯留された小切手4は、挿入口14の奥側(−Y側)に設けられたホッパーやピックアップローラー(図示省略)によって1枚ずつ印刷装置100の内部(スリット18、つまりは搬送路W)に取り込まれる。ホッパーは、ホッパー駆動モーター26(図2)により、ピックアップローラーは、ASF(Automatically Sheet Feeder)モーター27(図2)により駆動される。
また、印刷装置100には、上面視で略U字形状に、小切手4の搬送路Wとなるスリット18が形成され、スリット18は、挿入口14から、印刷装置100の前面の挿入口14と反対の側(+X側)に設けられたポケット19に達する。
挿入口14に貯留された小切手4は、挿入口14の奥側(−Y側)に設けられたホッパーやピックアップローラー(図示省略)によって1枚ずつ印刷装置100の内部(スリット18、つまりは搬送路W)に取り込まれる。ホッパーは、ホッパー駆動モーター26(図2)により、ピックアップローラーは、ASF(Automatically Sheet Feeder)モーター27(図2)により駆動される。
挿入口14からポケット19までの搬送路Wの所定の各所には、搬送路Wを挟んで対向する一対の搬送ローラー(図示省略)が設けられる。搬送ローラーは、搬送モーター42(図2)によって回転駆動される。また、搬送路Wの所定の各所やその他の要所には検出器30(図2)が設けられる。搬送路Wに設けられる検出器30は、例えば透過型光センサーで構成され、搬送される小切手4の有無を検出する。また、検出器30としては、各モーターの制御に利用されるロータリー式エンコーダーや印刷装置100内部の温度を監視する温度センサーなどがある。
1枚ずつ印刷装置100の内部に取り込まれた小切手4は、搬送路Wを通る間に所定の処理がされてポケット19に排出される。ポケット19には複数の小切手4を溜めることができる。
1枚ずつ印刷装置100の内部に取り込まれた小切手4は、搬送路Wを通る間に所定の処理がされてポケット19に排出される。ポケット19には複数の小切手4を溜めることができる。
搬送路Wの上流側に、小切手4に記録された磁気インク文字列を磁気的に読み取るMICRヘッド35(図2)が配置される。また、搬送路WのMICRヘッド35の下流側に、インクジェットプリンターユニット44(図2)が設けられる。インクジェットプリンターユニット44は、インクジェットヘッド10(図2)を備える。インクジェットヘッド10は、印刷装置100の内部に収容されているインクカートリッジ(図示省略)からインクの供給を受けて、小切手4にインクを吐出するインクジェット方式の記録ヘッドである。インクジェットヘッド10は小切手4の他方の面に、いわゆる裏書きと呼ばれる文字や画像を記録(印刷)する。
インクジェットプリンターユニット44の下流に、小切手4を光学的に読み取るCISユニット48(図2)が配置される。このCISユニット48は、小切手4の一方の面および他方の面の画像それぞれを光学的に読み取り可能に構成される。
CISユニット48は、読み取り時に読取対象物である小切手4に光を照射する光源(図示略)と、その反射光を検出するイメージセンサー(図示略)と、イメージセンサーの検出値を読取画像データとして出力する制御回路(図示略)とを備える。
CISユニット48は、読み取り時に読取対象物である小切手4に光を照射する光源(図示略)と、その反射光を検出するイメージセンサー(図示略)と、イメージセンサーの検出値を読取画像データとして出力する制御回路(図示略)とを備える。
また、図1に示すように、挿入口14の側方(−X側)に、磁気カードリーダーユニット20が設けられる。磁気カードリーダーユニット20は、カード類が通されるカードスリット21と、このカードスリット21に対応して設けられたMCRヘッド22(図2)とを備え、カードスリット21を通るカード類に磁気的に記録された情報をMCRヘッド22によって読み取る。
また、印刷装置100の中央部に、画像が記録(印刷)された紙片を発行するサーマルプリンターユニット60が設けられる。
サーマルプリンターユニット60は、ユニット本体の内部(開閉可能に設けられたプリンターカバー61の内部)に設けられ感熱ロール紙5を収容可能なロール紙収容部(図示省略)と、ロール紙収容部に収容した感熱ロール紙5を繰り出して搬送路上を搬送させるローラー状のプラテン(図示省略)と、プラテンに対向配置されたサーマルヘッド65(図2)と、搬送方向に対し直交する方向に感熱ロール紙5を切断するカッターユニット66(図2)などを備える。プリンターカバー61には、排紙口63が形成されており、ロール紙収容部に収容された感熱ロール紙5は、排紙口63を介して、排出される。
サーマルプリンターユニット60は、プラテンを駆動して感熱ロール紙5を搬送方向に搬送しつつ、サーマルヘッド65により感熱ロール紙5に画像を記録(印刷)し、カッターユニット66によって所定の位置で感熱ロール紙5を切断することにより、紙片を発行する。
サーマルプリンターユニット60は、ユニット本体の内部(開閉可能に設けられたプリンターカバー61の内部)に設けられ感熱ロール紙5を収容可能なロール紙収容部(図示省略)と、ロール紙収容部に収容した感熱ロール紙5を繰り出して搬送路上を搬送させるローラー状のプラテン(図示省略)と、プラテンに対向配置されたサーマルヘッド65(図2)と、搬送方向に対し直交する方向に感熱ロール紙5を切断するカッターユニット66(図2)などを備える。プリンターカバー61には、排紙口63が形成されており、ロール紙収容部に収容された感熱ロール紙5は、排紙口63を介して、排出される。
サーマルプリンターユニット60は、プラテンを駆動して感熱ロール紙5を搬送方向に搬送しつつ、サーマルヘッド65により感熱ロール紙5に画像を記録(印刷)し、カッターユニット66によって所定の位置で感熱ロール紙5を切断することにより、紙片を発行する。
印刷装置100は、図2に示すように、印刷装置100全体を制御するCPU80、RAM81、フラッシュメモリー82などにより構成される制御部70と、ヘッド駆動回路72を介してインクジェットプリンターユニット44およびサーマルプリンターユニット60を制御するプリンター制御部71と、モータードライバー73と、読取制御回路74と、センサー駆動回路75と、インターフェイス部76と、カウンター90と、時計91と、を有し、これらの各部は相互に通信可能に接続される。
制御部70は、フラッシュメモリー82に記憶されている制御プログラムをCPU80により読み出して実行することにより、印刷装置100の各部を制御する。
プリンター制御部71は、制御部70の制御の下、ヘッド駆動回路72を介してインクジェットヘッド10を駆動制御し、小切手4への記録(印刷)を行う。また、プリンター制御部71は、制御部70の制御の下、ヘッド駆動回路72を介してサーマルヘッド65を駆動制御し、感熱ロール紙5への記録(印刷)を行う。
モータードライバー73は、制御部70の制御に従って、ホッパー駆動モーター26、ASFモーター27、搬送モーター42を駆動し、搬送路W上で小切手4を搬送する。また、モータードライバー73は、制御部70の制御に従って、カッターユニット66が備えるモーター(図示省略)の駆動を行う。
プリンター制御部71は、制御部70の制御の下、ヘッド駆動回路72を介してインクジェットヘッド10を駆動制御し、小切手4への記録(印刷)を行う。また、プリンター制御部71は、制御部70の制御の下、ヘッド駆動回路72を介してサーマルヘッド65を駆動制御し、感熱ロール紙5への記録(印刷)を行う。
モータードライバー73は、制御部70の制御に従って、ホッパー駆動モーター26、ASFモーター27、搬送モーター42を駆動し、搬送路W上で小切手4を搬送する。また、モータードライバー73は、制御部70の制御に従って、カッターユニット66が備えるモーター(図示省略)の駆動を行う。
読取制御回路74は、制御部70の制御に従って、磁気カードリーダーユニット20(MCRヘッド22)、MICRヘッド35、CISユニット48を駆動制御する。
読取制御回路74は、カードスリット21(図1)にカード類が通される際にMCRヘッド22によって磁気情報を読み取らせ、MCRヘッド22が出力する読取信号をデジタル化して制御部70に出力する。
同様に、読取制御回路74は、MICRヘッド35によって磁気情報を読み取らせ、MICRヘッド35が出力する読取信号をデジタル化して制御部70に出力する。
また、読取制御回路74は、CISユニット48に、小切手4の表裏両面の読み取りを実行させ、CISユニット48から出力される信号をデジタルデータ化し、制御部70に出力する。
読取制御回路74は、カードスリット21(図1)にカード類が通される際にMCRヘッド22によって磁気情報を読み取らせ、MCRヘッド22が出力する読取信号をデジタル化して制御部70に出力する。
同様に、読取制御回路74は、MICRヘッド35によって磁気情報を読み取らせ、MICRヘッド35が出力する読取信号をデジタル化して制御部70に出力する。
また、読取制御回路74は、CISユニット48に、小切手4の表裏両面の読み取りを実行させ、CISユニット48から出力される信号をデジタルデータ化し、制御部70に出力する。
センサー駆動回路75は、搬送路Wの所定の各所に設けられた検出器30を駆動し、各検出器30から取得した出力値をデジタルデータに変換して制御部70に出力する。
インターフェイス部76は、ホストコンピューター110に対して有線または無線で接続され、制御部70の制御に従って、ホストコンピューター110との間で制御データを含む各種データを送受信する。
インターフェイス部76は、ホストコンピューター110に対して有線または無線で接続され、制御部70の制御に従って、ホストコンピューター110との間で制御データを含む各種データを送受信する。
カウンター90は、印刷装置100の稼動時間カウンターであり、印刷装置100の電源(後述する第1の電源)が投入されている期間、時間軸データとして継続してその計数をカウントする。カウンター90が計数する計数値は、制御部70によって取得される。
時計91は、いわゆるRTC(real-time clock)であり、時刻を計時する。時計91の計時時刻は、ホストコンピューター110から取得される時刻情報に基づいて補正される。具体的には、制御部70が、ホストコンピューター110から取得される時刻情報に時計91の計時時刻を合わせ込む処理を行う。この処理は、例えば、印刷装置100において所定のプログラムが起動される都度行う。所定のプログラムとは、例えば、印刷装置100が印刷を実行するに伴い起動されるプリンタードライバープログラムや、ホストコンピューター110からの制御部70へのアクセスに伴い起動されるプログラムなどである。時計91が計時する計時時刻は、制御部70によって取得される。
時計91は、いわゆるRTC(real-time clock)であり、時刻を計時する。時計91の計時時刻は、ホストコンピューター110から取得される時刻情報に基づいて補正される。具体的には、制御部70が、ホストコンピューター110から取得される時刻情報に時計91の計時時刻を合わせ込む処理を行う。この処理は、例えば、印刷装置100において所定のプログラムが起動される都度行う。所定のプログラムとは、例えば、印刷装置100が印刷を実行するに伴い起動されるプリンタードライバープログラムや、ホストコンピューター110からの制御部70へのアクセスに伴い起動されるプログラムなどである。時計91が計時する計時時刻は、制御部70によって取得される。
図3は、カウンター90および時計91を駆動する電源回路を示すブロック図である。
印刷装置100は、電源回路として電力供給部210および電池装着部220を備えており、カウンター90、時計91は、それぞれ異なる電源系統によって駆動される。
印刷装置100は、電源回路として電力供給部210および電池装着部220を備えており、カウンター90、時計91は、それぞれ異なる電源系統によって駆動される。
電力供給部210は、外部の交流電源から供給される電力を直流電力に変換し、印刷装置100の各所に必要な所定の定電圧で供給する回路部であり、4つのダイオードで構成されるブリッジ整流回路211と、ブリッジ整流回路211の出力を所定の定電圧に変換する定電圧回路212などから構成される。定電圧回路212からは、制御部70やカウンター90を駆動するロジック電圧VDDや、インクジェットプリンターユニット44、サーマルプリンターユニット60、その他各所のモーターの駆動に必要な所定の電圧が出力される。ここで、ロジック電圧VDDが出力される電力供給部210が本願発明における「第1の電源」に相当する。すなわち、カウンター90は、第1の電源によって駆動される。
電池装着部220は、時計91を駆動するための「第2の電源」としての電池を装着する電池フォルダーである。電池としては、1次電池や2次電池を使用することができる。例えば2次電池を使用する場合には、制御部70によって制御されるスイッチやダイオードなどで構成される充電回路221を介して、電力供給部210によって充電することができる。
電池装着部220は、時計91を駆動するための「第2の電源」としての電池を装着する電池フォルダーである。電池としては、1次電池や2次電池を使用することができる。例えば2次電池を使用する場合には、制御部70によって制御されるスイッチやダイオードなどで構成される充電回路221を介して、電力供給部210によって充電することができる。
以上説明したように、印刷装置100は、MICRヘッド35、CISユニット48、磁気カードリーダーユニット20などの情報読取装置を備え、ネットワーク120を介して接続されるホストコンピューター110との間で情報の授受を行う情報処理端末として、また印刷媒体(小切手4および感熱ロール紙5)に印刷する印刷部(インクジェットプリンターユニット44およびサーマルプリンターユニット60)を備える印刷装置として稼動する。
また、印刷装置100は、情報処理端末、印刷装置として稼動する間に発生する障害(以下エラーと言う)の履歴を記録する。ホストコンピューター110は、ネットワーク120を介して接続される複数の印刷装置100に記録された障害の履歴(以下エラー履歴と言う)を収集し、情報処理システム1としてのエラー履歴の解析を行うことができる。
また、印刷装置100は、情報処理端末、印刷装置として稼動する間に発生する障害(以下エラーと言う)の履歴を記録する。ホストコンピューター110は、ネットワーク120を介して接続される複数の印刷装置100に記録された障害の履歴(以下エラー履歴と言う)を収集し、情報処理システム1としてのエラー履歴の解析を行うことができる。
図4は、印刷装置100が記録するエラー履歴の内容例を示す一覧表である。
印刷装置100は、エラー履歴として、エラーの内容を示すエラーステータス情報を、そのエラーが検知された時刻、およびそのエラーが検知された時点におけるカウンター90の計数値を記録する。
具体的には、制御部70が、各所に設けられた検出器30の検出値に基づきエラーの発生およびエラーステータス情報(以下個々のタイミングn毎の情報としてエラーステータスEnと言う)を検知し、エラーを検知した時点におけるカウンター90の計数値としての発生時間Cnおよび時計91の計時時刻としての発生時刻Tnを取得する。そして、制御部70は、これらの取得結果をフラッシュメモリー82(図2)に記憶させる。
ここで、フラッシュメモリー82は、本願発明における「記憶部」である。フラッシュメモリー82に記憶させることを、フラッシュメモリー82に記録するとも言う。
制御部70が取得し記録を行うエラーステータスEn、発生時間Cn、発生時刻Tnを含む情報は、本願発明における「ログ情報」である。
印刷装置100は、エラー履歴として、エラーの内容を示すエラーステータス情報を、そのエラーが検知された時刻、およびそのエラーが検知された時点におけるカウンター90の計数値を記録する。
具体的には、制御部70が、各所に設けられた検出器30の検出値に基づきエラーの発生およびエラーステータス情報(以下個々のタイミングn毎の情報としてエラーステータスEnと言う)を検知し、エラーを検知した時点におけるカウンター90の計数値としての発生時間Cnおよび時計91の計時時刻としての発生時刻Tnを取得する。そして、制御部70は、これらの取得結果をフラッシュメモリー82(図2)に記憶させる。
ここで、フラッシュメモリー82は、本願発明における「記憶部」である。フラッシュメモリー82に記憶させることを、フラッシュメモリー82に記録するとも言う。
制御部70が取得し記録を行うエラーステータスEn、発生時間Cn、発生時刻Tnを含む情報は、本願発明における「ログ情報」である。
エラーステータスEnは、8バイトの情報で構成され、1〜8の各バイト位置には、図4の表に示すエラーがそれぞれ対応する。例えば、第1バイト位置には、温度異常のエラーが記録され、温度の異常値が1バイトの情報として記録される。また、例えば第4バイト位置には搬送系のエラーが記録され、例えば、搬送路Wにおいて小切手4の搬送エラーが発生した位置情報が1バイト情報として記録される。
発生時間Cnおよび発生時刻Tnは、それぞれ4バイトの情報として記録される。
発生時間Cnおよび発生時刻Tnは、それぞれ4バイトの情報として記録される。
図5は、フラッシュメモリー82に記録されたエラー履歴を示す概念図である。
発生時刻T1から発生時刻Tnまでの間に検知されたn回のエラーが、エラーステータスE1〜En、発生時間C1〜Cnの情報と共に、すなわち発生時刻Tm、エラーステータスEm、発生時間Cmのそれぞれが対応付けられて記録される。
発生時刻T1から発生時刻Tnまでの間に検知されたn回のエラーが、エラーステータスE1〜En、発生時間C1〜Cnの情報と共に、すなわち発生時刻Tm、エラーステータスEm、発生時間Cmのそれぞれが対応付けられて記録される。
このように、エラー履歴の情報として、エラーステータスEnの情報が、その発生時刻Tnの情報と共にフラッシュメモリー82に記録されるため、例えば、ホストコンピューター110が、接続される印刷装置100のエラー履歴情報を収集し、エラーの発生傾向や原因などを解析する際において、より有益な情報として提供できるようになる。
ここで、フラッシュメモリー82に記録された発生時刻Tnに、実際の発生時刻と乖離した情報が含まれる場合においては、適切なエラー解析に支障をきたすことが想定される。フラッシュメモリー82に記録された発生時刻Tnが、実際の発生時刻と乖離してしまう場合とは、例えば、エラーが発生した時点で制御部70が時計91から取得した発生時刻Tnが、その時点の時刻と乖離している場合や、取得した発生時刻Tnを正常にフラッシュメモリー82に記録できなかった場合、フラッシュメモリー82に記録された発生時刻Tnが、何らかの要因により書き換わってしまった場合などが考えられる。
ここで、フラッシュメモリー82に記録された発生時刻Tnに、実際の発生時刻と乖離した情報が含まれる場合においては、適切なエラー解析に支障をきたすことが想定される。フラッシュメモリー82に記録された発生時刻Tnが、実際の発生時刻と乖離してしまう場合とは、例えば、エラーが発生した時点で制御部70が時計91から取得した発生時刻Tnが、その時点の時刻と乖離している場合や、取得した発生時刻Tnを正常にフラッシュメモリー82に記録できなかった場合、フラッシュメモリー82に記録された発生時刻Tnが、何らかの要因により書き換わってしまった場合などが考えられる。
これに対し、制御部70は、時計91から新たに取得した計時時刻である「取得時刻」の補正が必要と判定した場合に、フラッシュメモリー82に記憶されている計数値である「記憶計数値」と、フラッシュメモリー82に記憶されている計時時刻である「記憶時刻」と、新たに取得した計数値である「取得計数値」と、に基づき、取得時刻を補正してフラッシュメモリー82に記憶させる。
また、制御部70は、フラッシュメモリー82に記憶されている計時時刻である「記憶時刻」の補正が必要と判定した場合に、フラッシュメモリー82に記憶されている計数値である「記憶計数値」と、新たに取得した計数値である「取得計数値」と、新たに取得した計時時刻である「取得時刻」と、に基づき、記憶時刻を補正してフラッシュメモリー82に記憶させる。
以下に具体的に説明する。
なお、ここで、フラッシュメモリー82に記憶されている計数値である発生時間Cnは、本願発明における「記憶計数値」であり、新たに取得した計数値である発生時間Cnは、本願発明における「取得計数値」である。また、フラッシュメモリー82に記憶されている計時時刻である発生時刻Tnは、本願発明における「記憶時刻」であり、新たに取得した計時時刻である発生時刻Tnは、本願発明における「取得時刻」である。
また、制御部70は、フラッシュメモリー82に記憶されている計時時刻である「記憶時刻」の補正が必要と判定した場合に、フラッシュメモリー82に記憶されている計数値である「記憶計数値」と、新たに取得した計数値である「取得計数値」と、新たに取得した計時時刻である「取得時刻」と、に基づき、記憶時刻を補正してフラッシュメモリー82に記憶させる。
以下に具体的に説明する。
なお、ここで、フラッシュメモリー82に記憶されている計数値である発生時間Cnは、本願発明における「記憶計数値」であり、新たに取得した計数値である発生時間Cnは、本願発明における「取得計数値」である。また、フラッシュメモリー82に記憶されている計時時刻である発生時刻Tnは、本願発明における「記憶時刻」であり、新たに取得した計時時刻である発生時刻Tnは、本願発明における「取得時刻」である。
まず、エラーが発生した時点で取得した取得時刻の補正が必要と判定された場合の補正について説明する。
取得した取得時刻の補正が必要と判定される場合とは、例えば、印刷装置100がホストコンピューター110とオフラインの状態において、制御部70が時計91の異常を検知した場合などがある。時計91が異常であると検知される場合の例としては、例えば、時計91に供給する電池(第2の電源)からの電力が不充分な場合(電池が放電してしまった場合)や、何らかの要因で、制御部70が、時計91の計時時刻を取得できなかった場合がある。
取得した取得時刻の補正が必要と判定される場合とは、例えば、印刷装置100がホストコンピューター110とオフラインの状態において、制御部70が時計91の異常を検知した場合などがある。時計91が異常であると検知される場合の例としては、例えば、時計91に供給する電池(第2の電源)からの電力が不充分な場合(電池が放電してしまった場合)や、何らかの要因で、制御部70が、時計91の計時時刻を取得できなかった場合がある。
図6は、フラッシュメモリー82に記憶したエラー履歴と、新たに記録するエラー履歴とを示す概念図である。具体的には、フラッシュメモリー82に、発生時刻T1から発生時刻T4までの間に検知された4回のエラーに対して、エラーステータスE1〜E4、発生時間C1〜C4の情報と共に、発生時刻T1〜T4が記録されており、新たに検知された5回目のエラーのエラー履歴を記録しようとしている状態を概念的に示す。
新たに記録するエラー履歴(エラーステータスE5、発生時間C5、発生時刻T5)において、発生時刻T5の補正が必要と判定される場合、すなわち発生時刻T5が正常な値として得られていない場合(不定な場合)に、制御部70は、エラーステータスE5、発生時間C5と共に、正常な値の発生時刻T5を求めて発生時刻T5として記録する。
新たに記録するエラー履歴(エラーステータスE5、発生時間C5、発生時刻T5)において、発生時刻T5の補正が必要と判定される場合、すなわち発生時刻T5が正常な値として得られていない場合(不定な場合)に、制御部70は、エラーステータスE5、発生時間C5と共に、正常な値の発生時刻T5を求めて発生時刻T5として記録する。
発生時刻T5の正常な値は、前回(すなわちn=4において)、フラッシュメモリー82にエラー履歴(ログ情報)が記憶された際の計数値(記憶計数値=C4)と計時時刻(記憶時刻=T4)が正常な値であり、また、カウンター90が、前回、制御部70がフラッシュメモリー82にログ情報を記憶させたときから正常に動作していると仮定した場合において、以下により求めることができる。
T5=T4+(C5−C4)
T5=T4+(C5−C4)
また、上記のように、取得した取得時刻の補正が必要と判定され、正常な値を求めることができた場合には、補正された時刻情報に基づいて時計91が計時する時刻を修正する。なお、時計91に供給する電池(第2の電源)からの電力が不充分な場合(電池が放電してしまった場合)には、補正が困難であることが想定されるため、制御部70はアラートを発するなどして、印刷装置100のオペレーターに必要な処置を取らせることが望ましい。
次に、フラッシュメモリー82に記憶されている計時時刻である記憶時刻の補正が必要と判定された場合の補正について説明する。
記憶されている計時時刻である記憶時刻の補正が必要な場合とは、例えば、前回エラー履歴(ログ情報)を記憶させた時点までの間で、電池(第2の電源)からの電力の供給が滞ったことにより、時計91の機能が停止し、あるいは異常となり、その結果、正常な計時時刻(記憶時刻)が記憶されなかった場合や、何らかの要因で、フラッシュメモリー82に記憶されていた記憶時刻が揮発してしまった場合、書き換わってしまった場合がある。
記憶されている計時時刻である記憶時刻の補正が必要な場合とは、例えば、前回エラー履歴(ログ情報)を記憶させた時点までの間で、電池(第2の電源)からの電力の供給が滞ったことにより、時計91の機能が停止し、あるいは異常となり、その結果、正常な計時時刻(記憶時刻)が記憶されなかった場合や、何らかの要因で、フラッシュメモリー82に記憶されていた記憶時刻が揮発してしまった場合、書き換わってしまった場合がある。
図7は、図6と同様に、フラッシュメモリー82に記憶したエラー履歴と、新たに記録するエラー履歴とを示す概念図である。
新たに記録するエラー履歴(エラーステータスE5、発生時間C5、発生時刻T5)に対して、フラッシュメモリー82に記憶されている発生時刻T4の補正が必要と判定される場合、すなわち発生時刻T4が正常な値として記憶されていない場合(不定な場合)に、制御部70は、新たなエラー履歴(エラーステータスE5、発生時間C5、発生時刻T5)と共に、正常な発生時刻T4の値を求めて発生時刻T4として記録する。
新たに記録するエラー履歴(エラーステータスE5、発生時間C5、発生時刻T5)に対して、フラッシュメモリー82に記憶されている発生時刻T4の補正が必要と判定される場合、すなわち発生時刻T4が正常な値として記憶されていない場合(不定な場合)に、制御部70は、新たなエラー履歴(エラーステータスE5、発生時間C5、発生時刻T5)と共に、正常な発生時刻T4の値を求めて発生時刻T4として記録する。
発生時刻T4の正常な値は、前回(すなわちn=4において)、フラッシュメモリー82にエラー履歴(ログ情報)が記憶された際の計数値(記憶計数値=C4)が正常な値であり、また、カウンター90が、前回、制御部70がフラッシュメモリー82にログ情報を記憶させたときから正常に動作しており、時計91が、正常な時刻を計時していると仮定した場合において、以下により求めることができる。
T4=T5−(C5−C4)
T4=T5−(C5−C4)
図8は、上述した時刻情報の補正のフローを示すフローチャートである。
印刷装置100の稼動中に制御部70がエラーを検知すると(ステップS1)、制御部は、エラーを検知した検出器30の検出値に基づきエラーステータスEnを取得する(ステップS2)。具体的には、予め検出器30およびその検出値に対応するエラーステータスEnを対応付けたエラーステータステーブルを用意し、フラッシュメモリー82に格納しておき、制御部70は、そのエラーステータステーブルからエラーステータスEnを特定する。
印刷装置100の稼動中に制御部70がエラーを検知すると(ステップS1)、制御部は、エラーを検知した検出器30の検出値に基づきエラーステータスEnを取得する(ステップS2)。具体的には、予め検出器30およびその検出値に対応するエラーステータスEnを対応付けたエラーステータステーブルを用意し、フラッシュメモリー82に格納しておき、制御部70は、そのエラーステータステーブルからエラーステータスEnを特定する。
次に、制御部70は、カウンター90の計数値としての発生時間Cnを取得し(ステップS3)、時計91の計時時刻としての発生時刻Tnを取得する(ステップS4)。
制御部70は、取得した発生時刻Tnの補正が必要か判定し(ステップS5)、取得した発生時刻Tnの補正が必要と判定した場合に、発生時刻Tnの補正に必要な前回のエラー履歴(記憶時刻の情報)の有無を確認する(ステップS6)。
補正に必要な前回のエラー履歴(記憶時刻の情報)の記録が確認されなかった場合、制御部70は、発生時刻Tnを不定とし(ステップS8)、エラー履歴(ログ情報)として、取得したエラーステータスEn、発生時間Cnと共にフラッシュメモリー82に記憶させ(ステップS13)、処理を終了する。
制御部70は、取得した発生時刻Tnの補正が必要か判定し(ステップS5)、取得した発生時刻Tnの補正が必要と判定した場合に、発生時刻Tnの補正に必要な前回のエラー履歴(記憶時刻の情報)の有無を確認する(ステップS6)。
補正に必要な前回のエラー履歴(記憶時刻の情報)の記録が確認されなかった場合、制御部70は、発生時刻Tnを不定とし(ステップS8)、エラー履歴(ログ情報)として、取得したエラーステータスEn、発生時間Cnと共にフラッシュメモリー82に記憶させ(ステップS13)、処理を終了する。
ステップS6で、補正に必要な前回のエラー履歴(記憶時刻の情報)の記録が確認された場合、制御部70は、フラッシュメモリー82に記憶されている計数値である記憶計数値と、フラッシュメモリー82に記憶されている計時時刻である記憶時刻と、新たに取得した計数値である取得計数値(ステップS3で取得した発生時間Cn)と、に基づき、取得した発生時刻Tn(取得時刻)を補正し(ステップS7)、エラー履歴(ログ情報)として、フラッシュメモリー82に、取得したエラーステータスEnを発生時間Cn、発生時刻Tnと共に記憶させ(ステップS13)、処理を終了する。
制御部70は、ステップS5において、取得した発生時刻Tnの補正が不要と判定した場合に、前回のエラー履歴(ログ情報)の有無を確認する(ステップS9)。
前回のエラー履歴(ログ情報)が無かった場合には、制御部70は、エラー履歴(ログ情報)として、フラッシュメモリー82に、取得したエラーステータスEnを発生時間Cn、発生時刻Tnと共に記憶させ(ステップS13)、処理を終了する。
前回のエラー履歴(ログ情報)が記録されていた場合には、制御部70は、記憶されている計時時刻である記憶時刻の補正が必要か判定する(ステップS10)。
ここで、補正が不要と判定された場合には、制御部70は、エラー履歴(ログ情報)として、フラッシュメモリー82に、取得したエラーステータスEnを発生時間Cn、発生時刻Tnと共に記憶させ(ステップS13)、処理を終了する。
前回のエラー履歴(ログ情報)が無かった場合には、制御部70は、エラー履歴(ログ情報)として、フラッシュメモリー82に、取得したエラーステータスEnを発生時間Cn、発生時刻Tnと共に記憶させ(ステップS13)、処理を終了する。
前回のエラー履歴(ログ情報)が記録されていた場合には、制御部70は、記憶されている計時時刻である記憶時刻の補正が必要か判定する(ステップS10)。
ここで、補正が不要と判定された場合には、制御部70は、エラー履歴(ログ情報)として、フラッシュメモリー82に、取得したエラーステータスEnを発生時間Cn、発生時刻Tnと共に記憶させ(ステップS13)、処理を終了する。
ステップS10で、記憶されている計時時刻である記憶時刻の補正が必要と判定された場合には、制御部70は、フラッシュメモリー82に記憶されている計数値である記憶計数値と、新たに取得した計数値である取得計数値(ステップS3で取得した発生時間Cn)と、新たに取得した計時時刻である取得時刻(ステップS4で取得した発生時刻Tn)と、に基づき、記憶時刻を補正し(ステップS11)、フラッシュメモリー82に記録する(ステップS12)。
次に、制御部70は、エラー履歴(ログ情報)として、フラッシュメモリー82に、取得したエラーステータスEnを発生時間Cn、発生時刻Tnと共に記憶させ(ステップS13)、処理を終了する。
次に、制御部70は、エラー履歴(ログ情報)として、フラッシュメモリー82に、取得したエラーステータスEnを発生時間Cn、発生時刻Tnと共に記憶させ(ステップS13)、処理を終了する。
以上述べたように、本実施形態による印刷装置(情報処理端末)、情報処理システムによれば、以下の効果を得ることができる。
制御部70は、新たに取得した計時時刻である取得時刻の補正が必要と判定した場合に、フラッシュメモリー82に記憶されている計数値である記憶計数値と、フラッシュメモリー82に記憶されている計時時刻である記憶時刻と、新たに取得した計数値である取得計数値と、に基づき、取得時刻を補正してフラッシュメモリー82に記憶させる。
制御部70によって、前回、フラッシュメモリー82にエラー履歴(ログ情報)が記憶された際の計数値(記憶計数値)と計時時刻(記憶時刻)が正常な値であり、また、カウンター90が、前回、制御部70がフラッシュメモリー82にエラー履歴(ログ情報)を記憶させたときから正常に動作していると仮定した場合において、新たに計時時刻を取得した時点の正常な計時時刻は、記憶計数値と記憶時刻と新たに取得した計数値(取得計数値)とに基づいて導出される。
制御部70は、新たに取得した計時時刻である取得時刻の補正が必要と判定した場合に、フラッシュメモリー82に記憶されている計数値である記憶計数値と、フラッシュメモリー82に記憶されている計時時刻である記憶時刻と、新たに取得した計数値である取得計数値と、に基づき、取得時刻を補正してフラッシュメモリー82に記憶させる。
制御部70によって、前回、フラッシュメモリー82にエラー履歴(ログ情報)が記憶された際の計数値(記憶計数値)と計時時刻(記憶時刻)が正常な値であり、また、カウンター90が、前回、制御部70がフラッシュメモリー82にエラー履歴(ログ情報)を記憶させたときから正常に動作していると仮定した場合において、新たに計時時刻を取得した時点の正常な計時時刻は、記憶計数値と記憶時刻と新たに取得した計数値(取得計数値)とに基づいて導出される。
従って、本実施形態によれば、上記仮定を前提とした場合において、新たなエラーが検知され、新たにエラー履歴(ログ情報)をフラッシュメモリー82に記憶させる際に、新たに取得した計時時刻(取得時刻)の補正が必要と判定された場合に、取得時刻を正常な値に補正することができる。その結果、取得時刻の補正が必要と判定された場合(例えば、新たに取得した計時時刻が正常な値として取得できなかったと判定された場合)においても、新たなエラーに対応するエラー履歴(ログ情報)を、正常な計時時刻と共に記憶させることができる。
また、新たに取得した計時時刻(取得時刻)の補正が必要と判定される事態は、例えば、第2の電源(電池)によって駆動される時計91が正常に動作していない場合が想定される。これに対し、カウンター90は、第1の電源によって駆動されるため、異なる電源系の回路が同時期に機能不全に陥る事態は稀であると考えた場合に、カウンター90が、前回、制御部70がフラッシュメモリー82にエラー履歴(ログ情報)を記憶させたときから正常に動作している度合いは高い。
従って、例えば、前回エラー履歴(ログ情報)を記憶させた時点から、今回新たに時計91の計時時刻を取得した時点までの間に、第2の電源(電池)からの電力の供給が滞ったことにより、時計91の機能が停止し、あるいは異常となり、その結果、正常な計時時刻を取得できなかった場合においては、本実施形態によって、正常な計時時刻の情報を得ることができる。
また、上記仮定を前提とした場合において、新たに取得した計時時刻(取得時刻)の補正が必要と判定された時計91が計時する時刻を正常な値に修正することができる。その結果、修正以降の新たなエラーに対応するエラー履歴(ログ情報)を、正常な計時時刻と共に記憶させることができる。
また、制御部70は、フラッシュメモリー82に記憶されている計時時刻である記憶時刻の補正が必要と判定した場合に、フラッシュメモリー82に記憶されている計数値である記憶計数値と、新たに取得した計数値である取得計数値と、新たに取得した計時時刻である取得時刻と、に基づき、記憶時刻を補正してフラッシュメモリー82に記憶させる。
制御部70によって、前回、フラッシュメモリー82にエラー履歴(ログ情報)が記憶された際の計数値(記憶計数値)が正常な値であり、また、カウンター90が、前回、制御部70がフラッシュメモリー82にエラー履歴(ログ情報)を記憶させたときから正常に動作しており、時計91が、正常な時刻を計時していると仮定した場合において、フラッシュメモリー82に記憶されているべき正常な計時時刻は、記憶計数値と、新たに取得した計数値(取得計数値)と、新たに取得した計時時刻(取得時刻)と、に基づいて導出される。
制御部70によって、前回、フラッシュメモリー82にエラー履歴(ログ情報)が記憶された際の計数値(記憶計数値)が正常な値であり、また、カウンター90が、前回、制御部70がフラッシュメモリー82にエラー履歴(ログ情報)を記憶させたときから正常に動作しており、時計91が、正常な時刻を計時していると仮定した場合において、フラッシュメモリー82に記憶されているべき正常な計時時刻は、記憶計数値と、新たに取得した計数値(取得計数値)と、新たに取得した計時時刻(取得時刻)と、に基づいて導出される。
従って、本実施形態によれば、上記仮定を前提とした場合において、フラッシュメモリー82に記憶されている計時時刻(記憶時刻)の補正が必要と判定された場合に、その計時時刻(記憶時刻)を正常な値に補正することができる。
その結果、過去に起こったエラーに対応するエラー履歴(ログ情報)において、記憶時刻の補正が必要と判定された場合(例えば、記憶時刻の情報が欠如していた場合など)においても、正常な計時時刻に補正して(あるいは、正常な計時時刻として新たに)記憶させることができる。
その結果、過去に起こったエラーに対応するエラー履歴(ログ情報)において、記憶時刻の補正が必要と判定された場合(例えば、記憶時刻の情報が欠如していた場合など)においても、正常な計時時刻に補正して(あるいは、正常な計時時刻として新たに)記憶させることができる。
また、記憶されている計時時刻(記憶時刻)の補正が必要と判定される事態は、例えば、計時時刻を記憶した時点において、第2の電源(電池)によって駆動される時計91が正常に動作していなかった場合が想定される。これに対し、カウンター90は、第1の電源によって駆動されるため、異なる電源系の回路が同時期に機能不全に陥る事態は稀であると考えた場合に、カウンター90が、前回、制御部70がフラッシュメモリー82にエラー履歴(ログ情報)を記憶させたときから正常に動作している度合いは高い。
従って、例えば、前回エラー履歴(ログ情報)を記憶させた時点までの間で、第2の電源(電池)からの電力の供給が滞ったことにより、時計91の機能が停止し、あるいは異常となり、その結果、正常な計時時刻(記憶時刻)が記憶されなかった場合においては、本実施形態によって、正常な計時時刻の情報に補正することができる。
また、制御部70は、制御部70に接続されるホストコンピューター110から取得される時刻情報に基づいて、時計91の計時時刻を補正する。その結果、印刷装置100(情報処理端末)のエラーに対応するエラー履歴(ログ情報)を、ホストコンピューター110の時間軸に合わせた計時時刻と共に記憶させることができる。
また、印刷装置100(情報処理端末)において発生する個々のエラーに対応するエラー履歴(ログ情報)を、ネットワーク120を介して接続されるホストコンピューター110に集約することができる。
また、エラー履歴(ログ情報)には、エラーが検知された時点における、エラーステータス情報、カウンター90の計数値、時計91の計時時刻などが含まれるため、時間軸に沿ったエラー解析を行うことができる。
また、フラッシュメモリー82に記憶されている計時時刻(記憶時刻)が、必要に応じ(補正が必要と判定された場合に)、正常な情報として補正されるため、より有効な時刻情報に基づきエラー解析を行うことができる。
また、エラー履歴(ログ情報)には、エラーが検知された時点における、エラーステータス情報、カウンター90の計数値、時計91の計時時刻などが含まれるため、時間軸に沿ったエラー解析を行うことができる。
また、フラッシュメモリー82に記憶されている計時時刻(記憶時刻)が、必要に応じ(補正が必要と判定された場合に)、正常な情報として補正されるため、より有効な時刻情報に基づきエラー解析を行うことができる。
また、印刷装置100は、情報処理端末の機能に加え印刷媒体に印刷する印刷部を備える。すなわち、印刷機能を持った情報処理端末として活用することができる。
また、印刷部に係るエラーについても、エラー履歴(ログ情報)としてフラッシュメモリー82に記憶させることができ、また、印刷部に係るエラーについて、時間軸に沿ったエラー解析を行うことができる。
また、印刷部に係るエラーについても、エラー履歴(ログ情報)としてフラッシュメモリー82に記憶させることができ、また、印刷部に係るエラーについて、時間軸に沿ったエラー解析を行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。ここで、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
(変形例1)
実施形態1では、ログ情報として、エラーステータスEn、発生時間Cn、発生時刻Tnを含むエラー履歴を例に説明したが、エラー発生時刻の情報をより有効なものとし、エラーの発生傾向や原因などの解析をよりレベルアップして行えるようにするため、エラーステータスEnが含まれないログ情報、すなわち、エラーが検出されたタイミングとは無関係のカウンター90の計数値と時計91の計時時刻のセットの情報をログ情報としてフラッシュメモリー82に記憶する構成でも良い。
具体的には、制御部70は、ホストコンピューター110から取得される時刻情報に基づいて、時計91の計時時刻を補正する際に、カウンター90の計数値を取得し、補正された計時時刻と共にフラッシュメモリー82に記憶させる。
実施形態1では、ログ情報として、エラーステータスEn、発生時間Cn、発生時刻Tnを含むエラー履歴を例に説明したが、エラー発生時刻の情報をより有効なものとし、エラーの発生傾向や原因などの解析をよりレベルアップして行えるようにするため、エラーステータスEnが含まれないログ情報、すなわち、エラーが検出されたタイミングとは無関係のカウンター90の計数値と時計91の計時時刻のセットの情報をログ情報としてフラッシュメモリー82に記憶する構成でも良い。
具体的には、制御部70は、ホストコンピューター110から取得される時刻情報に基づいて、時計91の計時時刻を補正する際に、カウンター90の計数値を取得し、補正された計時時刻と共にフラッシュメモリー82に記憶させる。
図9は、変形例1に係る印刷装置100において、フラッシュメモリー82に記憶したログ情報を示す概念図である。
フラッシュメモリー82には、3回のエラー履歴がログ情報として記憶されている。制御部70は、その後、エラーの検知が無い場合において、ホストコンピューター110から取得される時刻情報に基づいて、時計91の計時時刻を補正し、その際にカウンター90の計数値を取得し、補正された計時時刻と共にフラッシュメモリー82に記憶させる。図9には、補正した計時時刻T3aと、その際に取得した計数値C3aが記憶されている。エラーステータスEnのデータエリアには、該当するタイミングでエラーが検知されていないので、データが格納されていない。
その後、制御部70が、4回目のエラーを検知し、エラー履歴をフラッシュメモリー82に記憶させる際に、取得した発生時刻T4の補正が必要と判定した場合に、実施形態1と同様に、発生時刻T4は、以下により補正を行うことができる。
T4=T3a+(C4−C3a)
ここで、補正された計時時刻T3aとその際に取得された計数値C3aとの関係は、補正される前の計時時刻T3とその際に取得された計数値C3との関係よりも、より実際に近い関係にある。
すなわち、以下の式から得られる発生時刻T4よりも、実際に則した補正値を得ることができる。
T4=T3+(C4−C3)
フラッシュメモリー82には、3回のエラー履歴がログ情報として記憶されている。制御部70は、その後、エラーの検知が無い場合において、ホストコンピューター110から取得される時刻情報に基づいて、時計91の計時時刻を補正し、その際にカウンター90の計数値を取得し、補正された計時時刻と共にフラッシュメモリー82に記憶させる。図9には、補正した計時時刻T3aと、その際に取得した計数値C3aが記憶されている。エラーステータスEnのデータエリアには、該当するタイミングでエラーが検知されていないので、データが格納されていない。
その後、制御部70が、4回目のエラーを検知し、エラー履歴をフラッシュメモリー82に記憶させる際に、取得した発生時刻T4の補正が必要と判定した場合に、実施形態1と同様に、発生時刻T4は、以下により補正を行うことができる。
T4=T3a+(C4−C3a)
ここで、補正された計時時刻T3aとその際に取得された計数値C3aとの関係は、補正される前の計時時刻T3とその際に取得された計数値C3との関係よりも、より実際に近い関係にある。
すなわち、以下の式から得られる発生時刻T4よりも、実際に則した補正値を得ることができる。
T4=T3+(C4−C3)
本変形例によれば、制御部70は、制御部70に接続されるホストコンピューター110から取得される時刻情報に基づいて、時計91の計時時刻を補正する際に、カウンター90の計数値を取得し、補正された計時時刻と共にフラッシュメモリー82に記憶させる。つまり、エラーが検知された際に記憶されるエラー履歴(ログ情報)とは別に、その時点におけるカウンター90の計数値に対応する正常な時計91の計時時刻を記憶させる。その結果、例えば、以降に検知されるエラーに対応して記憶させるエラー履歴(ログ情報)において、必要に応じ、上述した補正を行う際には、より時間精度の高い補正を行うことができる。
1…情報処理システム、4…小切手、5…感熱ロール紙、10…インクジェットヘッド、14…挿入口、18…スリット、19…ポケット、20…磁気カードリーダーユニット、21…カードスリット、22…MCRヘッド、26…ホッパー駆動モーター、27…ASFモーター、30…検出器、35…MICRヘッド、42…搬送モーター、44…インクジェットプリンターユニット、48…CISユニット、60…サーマルプリンターユニット、61…プリンターカバー、63…排紙口、65…サーマルヘッド、66…カッターユニット、70…制御部、71…プリンター制御部、72…ヘッド駆動回路、73…モータードライバー、74…読取制御回路、75…センサー駆動回路、76…インターフェイス部、80…CPU、81…RAM、82…フラッシュメモリー、90…カウンター、91…時計、100…印刷装置、110…ホストコンピューター、120…ネットワーク、210…電力供給部、211…ブリッジ整流回路、212…定電圧回路、220…電池装着部、221…充電回路。
Claims (7)
- 第1の電源によって駆動され、前記第1の電源によって駆動される期間を計数するカウンターと、
第2の電源によって駆動され、時刻を計時する時計と、
エラーが検知された時点における、エラーステータス情報、前記カウンターの計数値、前記時計の計時時刻、を含むログ情報を取得し、記憶部に記憶させる制御部と、を備え、
前記制御部は、新たに取得した前記計時時刻である取得時刻の補正が必要と判定した場合に、
前記記憶部に記憶されている前記計数値である記憶計数値と、
前記記憶部に記憶されている前記計時時刻である記憶時刻と、
新たに取得した前記計数値である取得計数値と、に基づき、前記取得時刻を補正して前記記憶部に記憶させることを特徴とする情報処理端末。 - 前記制御部は、補正された前記取得時刻に基づいて、前記時計が計時する時刻を修正することを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
- 第1の電源によって駆動され、前記第1の電源によって駆動される期間を計数するカウンターと、
第2の電源によって駆動され、時刻を計時する時計と、
エラーが検知された時点における、エラーステータス情報、前記カウンターの計数値、前記時計の計時時刻を、含むログ情報を取得し、記憶部に記憶させる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記記憶部に記憶されている前記計時時刻である記憶時刻の補正が必要と判定した場合に、
前記記憶部に記憶されている前記計数値である記憶計数値と、
新たに取得した前記計数値である取得計数値と、
新たに取得した前記計時時刻である取得時刻と、に基づき、前記記憶時刻を補正して前記記憶部に記憶させることを特徴とする情報処理端末。 - 前記制御部は、前記制御部に接続されるホストコンピューターから取得される時刻情報に基づいて、前記時計が計時する時刻を修正することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理端末。
- 前記制御部は、前記ホストコンピューターから取得される時刻情報に基づいて、前記時計が計時する時刻を修正する際に、前記カウンターの計数値を取得し、前記補正された前記計時時刻と共に前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項4に記載の情報処理端末。
- 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理端末と、
前記情報処理端末とネットワークを介して接続されるホストコンピューターと、を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理端末および印刷媒体に印刷する印刷部を備えることを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016250622A JP2018106337A (ja) | 2016-12-26 | 2016-12-26 | 情報処理端末、情報処理システム、および印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016250622A JP2018106337A (ja) | 2016-12-26 | 2016-12-26 | 情報処理端末、情報処理システム、および印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018106337A true JP2018106337A (ja) | 2018-07-05 |
Family
ID=62787223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016250622A Pending JP2018106337A (ja) | 2016-12-26 | 2016-12-26 | 情報処理端末、情報処理システム、および印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018106337A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020135800A (ja) * | 2019-02-26 | 2020-08-31 | セイコーエプソン株式会社 | リアルタイムクロックモジュール、電子機器及び移動体 |
-
2016
- 2016-12-26 JP JP2016250622A patent/JP2018106337A/ja active Pending
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CN111614322A (zh) * | 2019-02-26 | 2020-09-01 | 精工爱普生株式会社 | 实时时钟模块、电子设备以及移动体 |
US11543451B2 (en) | 2019-02-26 | 2023-01-03 | Seiko Epson Corporation | Real-time clock module, electronic device and vehicle |
JP7238464B2 (ja) | 2019-02-26 | 2023-03-14 | セイコーエプソン株式会社 | リアルタイムクロックモジュール、電子機器及び移動体 |
CN111614322B (zh) * | 2019-02-26 | 2023-10-10 | 精工爱普生株式会社 | 实时时钟模块、电子设备以及移动体 |
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