JP7152886B2 - 検査装置および検査方法 - Google Patents
検査装置および検査方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7152886B2 JP7152886B2 JP2018120851A JP2018120851A JP7152886B2 JP 7152886 B2 JP7152886 B2 JP 7152886B2 JP 2018120851 A JP2018120851 A JP 2018120851A JP 2018120851 A JP2018120851 A JP 2018120851A JP 7152886 B2 JP7152886 B2 JP 7152886B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inspection
- label
- stamp
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
しかし、検査装置によって全数検査を行ったとしても印字内容のうちどの部分が不具合であるのかユーザにとって一見してわからない場合がある。そのような場合、ユーザは今後の対策のために、印字内容において不具合となった箇所を目視で見つけなければならず面倒である。
以下、本発明の一態様に係る検査システム1について、図1~3を参照して説明する。図1は、実施形態に係る検査システム1のシステム構成図である。図2は、実施形態に係る検査システム1で使用される連続紙CPの例を示す図である。図3A~3Dの各々は、NGラベルの一例を示す図である。
プリンタ3および撮像装置4は、レール100aを備えた台100に載置される。撮像装置4は、レール100a上を前後に移動可能であり、適切な位置に固定配置することができる。
ラベルPL(印字媒体の一例)は、例えば医薬品の包装に貼付され、その印字内容は、厳しい精度が要求される。そのため、検査システム1では、ラベルPLの印字内容が適切か否かについての検査(後述する検査モードでの検査)を行う直前に、検査を行なう検査装置が正常に機能しているか否かの検査(後述する準備モードでの検査)が行なわれる。
すなわち、検査システム1では、印字されたラベルの検査を撮像装置4および検査処理装置5によって行なう。本実施形態では、撮像装置4および検査処理装置5が検査装置の一例を構成する。
検査処理装置5は、検査結果を管理装置2に通知する。巻き取り機6は、撮像装置4を通過した連続紙CPをロール状に巻き取るように構成されている。
具体的には、図3Aは、品名の誤り(欠陥d1で示す箇所;正しくは「薬剤 A#03」)を原因とするNGラベルの一例である。図3Bは、使用期限の誤り(欠陥d2で示す箇所;正しくは「2018/8/15」)を原因とするNGラベルの一例である。図3Cは、バーコードの一部が欠けた状態であること(欠陥d3で示す箇所)を原因とするNGラベルの一例である。図3Dは、バーコードの一部に異常な記号若しくはマーク等が付加されていること(欠陥d4で示す箇所)を原因とするNGラベルの一例である。
本実施形態の検査システム1では、図3A~3Dの各NGラベルは、撮像装置4および検査処理装置5において検査されて「検査NG」(後述する)と判定される。
次に、図4および図5を参照して、撮像装置4の構成について説明する。図4は、実施形態に係る検査システム1において使用される例示的な撮像装置4の開放状態の斜視図である。図5は、図4の撮像装置4の概略断面図である。
連続紙CPの搬送経路において、駆動ローラ401F,401Rが撮像ユニット405の前後に配置されているため、連続紙CPが安定した状態で搬送され、安定した画像の取得が可能である。
本実施形態では、スタンプ451は、検査処理装置5による検査が不合格であることを示すためのゴム製の印章であり、着脱可能である(以下の説明では、「NGスタンプ」ともいう)。スタンプ451は、スタンプ駆動部452により水平方向(ラベルPLの印字面と平行な方向)および垂直方向(印字面と直交する方向)に移動させることが可能となるように構成されている。
次に、図6を参照して、検査システム1に含まれる各部の電気的構成について説明する。
図6に示すように、管理装置2は、制御部21、記憶部22、操作入力部23、表示部24、および、通信インタフェース(通信I/F)25を備える。通信インタフェース25は、プリンタ3および検査処理装置5の各々との間で通信を行う。
管理装置2は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ等の装置である。
(a-2) ユーザ操作に応じて、ラベルに印字すべき印字内容を決定すること
(a-3) 印字内容とラベルレイアウトを特定した印字用情報を生成すること
(a-4) 各ラベルに印字すべき印字用情報をプリンタ3へ送信すること
(a-5) 検査処理装置5から検査結果を受信すること
(a-6) 当該検査結果を表示部24に表示すること
通信インタフェース25は、プリンタ3および検査処理装置5のうち少なくともいずれかと通信を行なう。
図3に示すように、プリンタ3は、制御部31、搬送部32、印字部33、記憶部34、および、通信インタフェース(通信I/F)35を備える。通信インタフェース35は、管理装置2および撮像装置4との間で通信を行う。プリンタ3には、連続紙CPが巻回されたロール紙が収容されている。
プリンタ3は、据置き型プリンタであってもよいし、携帯型プリンタであってもよい。
印字部33は、図示しないサーマルヘッドおよびヘッド駆動回路を含む。サーマルヘッドは上記プラテンローラとの間で連続紙を挟む。ヘッド駆動回路は、制御部31によって順次送出されるラインデータに基づき、サーマルヘッドの各発熱素子に対して選択的に電流を流すことで、印字を行う。
図6に示すように、撮像装置4(画像取得部の一例)は、制御部41、記憶部42、光学機構43、イメージセンサ44、押印部45、モータ47、および、通信インタフェース(通信I/F)48を備える。
制御部41は、マイクロプロセッサを主体として構成され、上記各機能を実現するために撮像装置4の全体を制御する。
例えば、制御部41は、各ラベルPLの画像を取得するに際し、隣接するラベルPLの隙間部分の位置とイメージセンサ44の位置とを一致させてから画像の取得を開始するように制御する。制御部41は、イメージセンサ44から各ラベルPLの画像データを取得すると、順次、通信インタフェース48を介して検査処理装置5に送信する。
制御部41は、検査処理装置5から押印指示を受信すると、ラベルPL上において押印する位置の情報(「押印位置情報」という。)を含む押印指示をスタンプ駆動部452に与える。
制御部41は、検査処理装置5からラベル発行指示を受信すると、プリンタ3に対してラベル発行指示を送信する。
イメージセンサ44は、例えばCCD(Charge Coupled Device)方式のラインセンサあるいはエリアセンサである。高解像度の画像が得られる点で、イメージセンサ44はラインセンサであることが好ましい。また、イメージセンサの視野角の範囲から外れた位置にスタンプ451(後述する)を配置しなければいけないところ、ラインセンサは視野角が比較的狭いため、スタンプ451の配置自由度を高くすることができるという利点もある。また、ラベルサイズ(長手方向・幅方向)による視野角・解像度の調整も、ラインセンサであれば、特に長手方向(ラベルPLの搬送方向)の視野角・解像度の調整が不要となり、制限がないという利点もある。
イメージセンサ44は、反射光を光の強弱を表す電気信号に変換する。
スタンプ駆動部452は、押印位置情報に基づいてスタンプ451を水平方向(すなわち、ラベルPLの印字面と平行な方向)に移動させるとともに、スタンプ451を垂直方向(印字面と直交する方向)に移動させる。
スタンプ駆動部452の駆動方式は、スタンプ451を水平方向の任意の位置に移動させ、かつスタンプ451を垂直方向に移動させることが可能である限り、如何なる方式でもよい。押印位置情報は、所定の位置を原点とした極座標により定義されてもよい。例えば、スタンプ駆動部452は、スタンプ451を水平方向の所望の位置に位置決めするための制御装置およびサーボモータを備えてもよい。
通信インタフェース48は、プリンタ3、および、検査処理装置5のうち少なくともいずれかと通信を行なう。
図6に示すように、検査処理装置5は、制御部51、記憶部52、操作入力部53、表示部54、および、通信インタフェース(通信I/F)55を備える。記憶部52は、不揮発性のメモリであり、例えばフラッシュメモリ等のSSDである。通信インタフェース55は、管理装置2、および、撮像装置4の少なくともいずれかとの間で通信を行う。
検査処理装置5は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ等の装置である。
表示部54は、例えばタッチ入力機能を備えた液晶表示パネルを含み、上記検査プログラムの実行結果を表示する。この場合、表示部54のタッチ入力機能は、操作入力部53の一部を構成する。
検査プログラムを実行することで行なわれる処理については、例えば、以下の処理(b-1)~(b-4)を含む。
(b-2) 各ラベルの検査結果を管理装置2に送信すること
(b-3) ラベルの検査結果が「検査NG」である場合に、当該ラベルにNGスタンプを押印するための押印指示を撮像装置4に送信すること
(b-4) 新たなラベルを発行するためのラベル発行指示を、撮像装置4を介してプリンタ3に送信すること
制御部51は、各ラベルの画像データから文字情報を1文字単位で抽出し(切り出し)、文字認識処理を行う。その際、文字が欠けている、あるいは文字に線が重なっている等によって文字認識ができない場合には、検査不合格と判定される。また、制御部51は、印字された罫線や枠線等の認識を行い、かすれや線切れなどがある場合に、検査不合格と判定しても良い。制御部51はさらに、当該画像データからバーコードを切り出し、切り出したバーコードからデータを抽出する処理を行う。
制御部51は、画像データから文字認識された文字と、バーコードから抽出されたバーコードとが正規のデータであるか否かを判断する(つまり、印字結果の合否を判定する)。制御部51は判定部の一例である。この判定に当たって制御部51は、予め管理装置2から検証用データ(正規の文字データ、および、バーコードから抽出されるべき正規のデータ)を、通信インタフェース55を介して予め受信して記憶部52に記録する。制御部51は、上記判断を行うときに記憶部52から検証用データを読み出し、読み出した検証用データと、画像データから文字認識された文字、およびバーコードから抽出されたバーコードとの照合を行なう。
制御部51は、通信インタフェース55を介して、「検査OK」、「検査NG」、「ラベルなし」、「印字なし」のうちいずれかの検査結果を、管理装置2へ送信する。
ラベルの検査結果が「検査NG」である場合、制御部51は、当該ラベルにおいて検査不合格の原因となった位置を、撮像装置4においてNGスタンプを押印するときに参照される押印位置情報として特定する。制御部51は位置特定部および特定部の一例である。押印位置情報は、ラベルの基準位置(例えば、四隅のいずれかの位置)を基に特定される。
押印位置情報は、例えば、検証用データと、画像データから文字認識された文字、およびバーコードから抽出されたバーコードとの照合を行なった結果、一致しないと判断したラベル上の位置の情報である。バーコードの場合には、コードが異常である場合(例えば、バーコードの高さや左右のマージン量等が基準を満たさない場合)は、その異常な位置が押印位置情報として特定される。
制御部51は、押印位置情報を含む押印指示を、通信インタフェース55を介して撮像装置4に送信する。
好ましくは、制御部51は、N番目のラベルの検査結果が「検査OK」である場合に限り、撮像装置4を介して、N+M番目のラベルに対するラベル発行指示をプリンタ3に送信する。換言すれば、制御部51は、N番目のラベルの検査結果が「検査NG」である場合には、N+M番目のラベルに対するラベル発行指示がプリンタ3に送信されないようにする。それにより、プリンタ3による連続紙CPの搬送が停止するため、ユーザは、検査不合格であるラベルを目視で確認し、あるいは検査不合格であるラベルを直ちに除去する等の作業を行うことができる。つまり、検査システムの画面やパトランプでエラー(不合格)の発生を認識できても、検査スピードや搬送速度によっては、どのラベルが検査NGラベルか把握しにくいが、NGスタンプが押印されていれば、どのラベルが検査NGラベルか容易に把握することができる。
次に、検査システム1において、管理装置2の検査プログラムが実行されたときに表示部24に表示される画面の例を、図7~10を参照して説明する。
図7は、ユーザが管理装置2を起動して検査プログラムを実行し、ユーザがログインを行なった後に表示される画面G1を示している。画面G1は、ログインユーザ表示領域101、検査対象ラベル検索領域102、および、ラベル検索結果表示領域103を含む。ログインユーザ表示領域101は、ログインユーザ(以下、単に「ユーザ」という。)を表示する領域(図示の例では、ログインユーザ:T.SATO)である。
ここで、連番開始値とは、複数枚のラベルを印字する場合に当該複数枚のラベルに印字される、連続する番号(連番)である。連番開始値を印字することは必須ではないが、ユニークIDが各ラベルに付されることになるため、偽造防止になる。
検査OK枚数は、印字されたラベルのうち検査処理装置5の検査に合格したラベルの数を意味する。
印字対象ラベル表示領域104および/またはユーザ入力領域105に含まれるデータは、検査処理装置5による検査結果の基礎となる上記検証用データに対応する。
ボタンb11(「1枚検査」)は、撮像装置4および検査処理装置5が正常に機能しているか否かを検査することを指示するためのボタンである。ボタンb11(「1枚検査」)は、準備モードの処理の実行を開始する操作入力を受け付けるための操作対象の例である。
ボタンb12(「準備完了」)は、撮像装置4および検査処理装置5が正常に機能しているか否かの検査を完了させ、後述する検査モードに移行するためのボタンである。ボタンb12(「準備完了」)は、準備モードの処理を終了させる操作入力を受け付けるための操作対象の例である。
ボタンb16(「検査終了」)は、検査自体を終了してログイン画面(図示せず)に戻るためのボタンである。
図9Aの画面G4は、検査モードにおいて最初に表示される画面である。検査モードの場合には、ボタン群b11~b16のうち、ボタンb13(「連続検査」)、ボタンb14(「一時停止」)、およびボタンb16(「検査終了」)が有効となっており、その他のボタンは無効となっている。
ボタンb13(「連続検査」)は、検査に合格したラベルの数が、画面G2(図8A参照)においてユーザが入力した検査OK枚数に達するまで、連続的にラベルに対する印字を行うように指示するためのボタンである。
ボタンb14(「一時停止」)は、検査モードにおいて連続的にラベルに印字を行っている途中で印字および搬送を一時的に停止することを指示するためのボタンである。
画面G5に示すように、検査に合格したラベルの数が検査OK枚数に達すると、ボタンb15(「白紙送り」)およびボタンb16(「検査終了」)のみが有効となり、他のボタンは無効となる。ボタンb15(「白紙送り」)はフィードボタンである。ボタンb15(「白紙送り」)は、印字済みであるが未検査のラベルをフィードするために設けられている。
次に、図10~12を参照して、本実施形態の検査システム1の動作について説明する。
図10は、実施形態に係る検査システム1のシーケンスチャートであり、検査OKの場合の処理を示している。図11は、実施形態に係る検査システム1のシーケンスチャートであり、検査NGの場合の処理を示している。図12A~12Dの各々は、NGラベルに対してNGスタンプが押印された状態を例示する図であり、それぞれ図3A~3Dに対応している。なお、図10の例では、N枚目以降のラベルに対する処理を示している。
図10のステップS2以降の処理は、例えば、画面G4(図9A参照)のボタンb13(「連続検査」)が操作されたことをトリガとして行われる。
所定枚数のラベル(つまり、所定の検査OK枚数のラベル)を発行しようとする場合、管理装置2は先ず、当該所定枚数のラベルの印字用情報をプリンタ3に送信する(ステップS2)。プリンタ3は、管理装置2から所定枚数ラベルの印字用情報を受信すると、印字用情報を記憶部34に格納する(ステップS4)。
次いで、管理装置2から検査処理装置5に対して検査開始要求が送信され(ステップS6)、当該要求に応じて検査処理装置5が管理装置2に対してACK信号を返す(ステップS8)ことで、ラベルの発行の準備が整う。
発行されたN番目のラベルは撮像装置4に搬送される。撮像装置4は、搬送されたラベルの印字面の画像データを取得し、検査処理装置5に送信する(ステップS16)。
管理装置2は、検査結果を受信すると、当該検査結果に対する集計処理を行う(ステップS22)。集計処理とは、「検査OK」、「検査NG」、「ラベルなし」、「印字なし」の検査結果ごとの数を積算する処理である。なお、集計処理の最終的な結果は、検査処理装置5の画面上の検査結果表示領域108(図9B参照)に表示される。
以後、管理装置2において集計される「検査OK」のラベルの枚数が、所定の検査OK枚数に達するまでステップS10~S23の処理が繰り返し行われる。このとき、本実施形態の検査システム1においては、検査処理装置5は、N番目のラベルに対する検査結果が得られた場合に、N+M番目のラベルに対するラベル発行指示をプリンタ3に行うように構成したため、各ラベルの発行が迅速に行われる。
なお、Mは、1以上の整数であり、プリンタ3と撮像装置4の間を通過中のラベルのラベルピッチ等に基づく数である。具体的には、図1に示すプリンタ3と撮像装置4との搬送路上に複数枚のラベルが存在する場合があるため、N番目を基準に搬送路上に存在する1以上の印刷媒体の数をMとし、N+M番目のラベルに対する印字をプリンタ3に実行させる。
図11において、ステップS2~S18の処理は、図10のステップS2~S18と同じであるため、重複説明を省略する。
ステップS18において、検査処理装置5は、ステップS16で受信した画像データに基づいて、ラベルの検査を実行し(ステップS18)、検査結果を管理装置2に送信する(ステップS20a)。ここでは、検査結果が「検査NG」である場合を想定している。管理装置2は、当該検査結果を受信すると、検査結果が「検査NG」の数を1つ加算するようにして集計処理を行う。
なお、図11に示す例では、押印処理を行った後にはラベル発行指示がプリンタ3に送信されずラベルの搬送が停止する場合を想定しているが、その限りではない。管理装置2によって1枚検査を実行することによって、NGラベルに続くラベルの検査を行いながらNGラベルを搬送させて取り出すように構成してもよい。
以下、上述した実施形態において、スタンプの押印についての変形例について、図13~15を参照して説明する。
図13は、本実施形態の変形例に係るスタンプの構成について説明する図である。図14A,14Bおよび図15A,15Bはそれぞれ、本実施形態の変形例に係るスタンプの印影を示す図である。
上述した実施形態では、撮像装置4の押印部45において、単一のスタンプ451が設けられている場合について説明したが、その限りではなく、2以上のスタンプが設けられていてもよい。
図13に示す変形例1では、押印部45が2つのスタンプ4511,4512を有する場合の例である。図13は、撮像装置4の押印部45において、押印されるべきラベルPLの印字面に対して直交する方向から見たときの2つのスタンプ4511,4512の配置例を示している。
図13に示す例では、ラベルPLの概ね左半分の領域A1の中の不具合についてスタンプ4511が割り当てられ、ラベルPLの概ね右半分の領域の不具合についてスタンプ4512が割り当てられている。すなわち、検査処理装置5から送信される押印指示に含まれる押印位置情報が領域A1内の位置に対応する場合、撮像装置4の制御部41は、スタンプ4511を水平方向移動させて押印するようにスタンプ駆動部452を制御する。他方、検査処理装置5から送信される押印指示に含まれる押印位置情報が領域A2内の位置に対応する場合、撮像装置4の制御部41は、スタンプ4512を水平方向移動させて押印するようにスタンプ駆動部452を制御する。それによって、単一のスタンプを備える場合よりも短時間で押印処理を完了させることができる。
例えば、図7の検査対象ラベル検索領域102で示した検索キー(品目コード、品目名称等)が表示される領域ごとに複数のスタンプを割り当ててもよい。その場合、ラベル上の品目コードや品目名称等のそれぞれに異なるスタンプが割り当てられて、品目コードの内容に不具合がある場合、品目コードに割り当てられたスタンプによって押印される。
図7の検査対象ラベル検索領域102で示したそれぞれの検索キーの組合せの数や検索キーの内容に応じて複数のスタンプの各々を割り当ててもよい。あるいは「罫線のかすれ」、「印字位置のずれ」等の検査内容、若しくは検査対象項目に応じて2以上のスタンプを割り当ててもよい。
すなわち、本変形例では、不合格に関連する情報によって割り当てられた2以上のスタンプを有し、当該2以上のスタンプのうち、不合格に関連する情報によって割り当てられたスタンプを用いて押印してもよい。ここで、「不合格に関連する情報」は、例えば、不具合の項目(上記品目コード等)や検査内容等の情報である。
なお、押印部45が備えるスタンプの数は2個に限られず、3個以上の任意の数であってもよい。
図12A~12Dの各図に示したNGラベルの例は、不具合箇所(不合格である箇所)が1つである場合について示したが、1つのラベルに不具合箇所が2以上存在する場合もある。そのような場合には、検査処理装置5から送信される押印指示には、2以上の押印位置情報が含まれる。
2以上の押印位置情報が含まれる押印指示を受信した場合、撮像装置4は、図14Aに例示するように、当該2以上の押印位置情報が対応する押印位置に2以上のNGスタンプを押印してもよい。この場合、2以上の異なるスタンプを設けてそれぞれ異なる押印位置に押印するように構成してもよいし、単一のスタンプによって2以上の押印位置に押印する(同一スタンプを使用して2回以上押印する)ように構成してもよい。
あるいは、撮像装置4は、図14Bに示すように、ラベルPLの余白領域(印字面のうち印字されていない部分)にNGスタンプを押印してもよい。余白領域にNGスタンプを押印することで、2以上のNGスタンプによる煩雑な印影を回避することができる。また、予め余白領域に不具合の数に応じてNGスタンプを押印することもできる。1箇所の不具合の場合であっても、不具合箇所(不合格である箇所)に代えて、余白領域に押印してもよい。
なお、押印指示に所定数以上の押印位置情報が含まれる場合に、余白領域にスタンプを押印するようにすることが好ましい。ここで、所定数の値は適宜設定してよいが、複数のNGスタンプによる印影が煩雑であるか否かの観点から設定することができる。
本変形例では変形例1と同様に、撮像装置4の押印部45において、2以上のスタンプが設けられる。2以上のスタンプのうち第1スタンプは、スタンプ451と同様に、検査処理装置5から送信される押印指示に含まれる押印位置情報に基づいて押印される。
本変形例において、上記2以上のスタンプのうち第2スタンプは、ラベルPLの余白領域に押印される。第2スタンプの内容(つまり、印影)は、例えば、不具合あるいは検査と関連付けられた情報である。一例として、図15A及び図15Bに示すように、ユーザ(例えば検査員)を特定する情報とすることができる。図15Aの例では第2スタンプの印影はユーザの名称(「佐藤」)であり、図15Bの例ではスタンプの印影はユーザの名称の最初のアルファベット(「S」)である。それによって、NGラベルとユーザを紐付けることができる。
本実施形態では、ラベル上の不具合箇所に押印するスタンプの印が「NG」である場合について例示したが、その限りではない。スタンプの印影は適宜設定することができ、例えば、上述したようにユーザ(例えば検査員)を特定する情報としてもよい。
Claims (4)
- 印字媒体の印字結果を検査する検査装置であって、
前記印字媒体の印字面の画像を取得する画像取得部と、
前記画像取得部により取得した画像に基づいて、前記印字媒体の印字結果の合否を判定する判定部と、
前記判定部により前記印字結果が不合格であると判定された場合、前記印字結果のうち不合格である部分の前記印字面上の位置を特定する位置特定部と、
前記印字面と対向して配置され、前記印字面と水平方向に移動可能なスタンプを有し、前記スタンプを前記位置特定部によって特定された位置に押印する押印部と、
を備えた検査装置。 - 前記押印部は、
前記印字媒体の印字面に含まれる複数の領域の各々に割り当てられた2以上のスタンプを有し、前記2以上の前記スタンプのうち、前記位置特定部によって特定された位置が含まれる領域に割り当てられたスタンプを用いて押印する、
請求項1に記載された検査装置。 - 前記押印部は、
前記判定部により判定される不合格に関連する情報によって割り当てられた2以上のスタンプを有し、
前記2以上の前記スタンプのうち、前記判定部により判定される不合格に関連する情報によって割り当てられたスタンプを用いて押印する、
請求項1に記載された検査装置。 - 印字媒体の印字結果を検査する検査方法であって、
前記印字媒体の印字面の画像を取得し、
前記取得した画像に基づいて、前記印字媒体の印字結果の合否を判定し、
前記印字媒体の前記印字結果が不合格であると判定された場合、前記印字結果のうち不合格である部分の前記印字面上の位置を特定し、
前記印字面と対向して配置され、前記印字面と水平方向に移動可能なスタンプを、前記特定された位置に押印する、
検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018120851A JP7152886B2 (ja) | 2018-06-26 | 2018-06-26 | 検査装置および検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018120851A JP7152886B2 (ja) | 2018-06-26 | 2018-06-26 | 検査装置および検査方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020001208A JP2020001208A (ja) | 2020-01-09 |
JP7152886B2 true JP7152886B2 (ja) | 2022-10-13 |
Family
ID=69098118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018120851A Active JP7152886B2 (ja) | 2018-06-26 | 2018-06-26 | 検査装置および検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7152886B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009286555A (ja) | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Ricoh Co Ltd | スタンプ装置、用紙処理装置、画像形成装置、及びスタンプ方法 |
JP2012061634A (ja) | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Sato Knowledge & Intellectual Property Institute | マーキング装置、検証装置 |
JP2013111816A (ja) | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Toppan Printing Co Ltd | マーキング信号制御方法 |
US20150022845A1 (en) | 2013-07-22 | 2015-01-22 | Xerox Corporation | Automatically identifying locations of printing defects within printed rolls |
JP2017164949A (ja) | 2016-03-15 | 2017-09-21 | 富士フイルム株式会社 | 印刷装置及びその制御方法並びにプログラム |
-
2018
- 2018-06-26 JP JP2018120851A patent/JP7152886B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009286555A (ja) | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Ricoh Co Ltd | スタンプ装置、用紙処理装置、画像形成装置、及びスタンプ方法 |
JP2012061634A (ja) | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Sato Knowledge & Intellectual Property Institute | マーキング装置、検証装置 |
JP2013111816A (ja) | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Toppan Printing Co Ltd | マーキング信号制御方法 |
US20150022845A1 (en) | 2013-07-22 | 2015-01-22 | Xerox Corporation | Automatically identifying locations of printing defects within printed rolls |
JP2017164949A (ja) | 2016-03-15 | 2017-09-21 | 富士フイルム株式会社 | 印刷装置及びその制御方法並びにプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020001208A (ja) | 2020-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4272561B2 (ja) | 印刷機のための像検査システム | |
EP2782324B1 (en) | Image inspection system and image inspection apparatus | |
US9053413B2 (en) | Automatically identifying locations of printing defects within printed rolls | |
WO2017169703A1 (ja) | 印刷システム及び画像検査装置並びに印刷物検品方法 | |
JP2000289259A (ja) | 両面プリント方法及びシステム | |
JPH09240120A (ja) | プリンタ装置および印刷物処理装置 | |
JP4411023B2 (ja) | 包装用印刷検査システム | |
JP7152886B2 (ja) | 検査装置および検査方法 | |
JP7085418B2 (ja) | 検査システムおよび検査方法 | |
JPH11254793A (ja) | プリンタシステムおよびプリンタ装置 | |
EP3118010B1 (en) | Printer apparatus | |
JPH09207416A (ja) | 印刷システムおよび印刷結果管理装置 | |
JP5854598B2 (ja) | 検証装置、検証システム | |
JP5714448B2 (ja) | 検査装置 | |
JP5619564B2 (ja) | 検証装置 | |
US9522544B2 (en) | Thermal printer head with print control devices | |
US10789801B2 (en) | Election voting system using printed vote records | |
US20120038728A1 (en) | Printing device with marking function | |
JP2018106337A (ja) | 情報処理端末、情報処理システム、および印刷装置 | |
WO2023085252A1 (ja) | 検査システム、検査方法 | |
JPH11254795A (ja) | 印刷物検査装置、印刷用データが記録された機械読取可能な記録媒体および印刷物 | |
JPH0257505B2 (ja) | ||
WO2016072099A1 (ja) | 収容材検査装置、収容材検査方法、及び基材印刷システム | |
JP2001205890A (ja) | プリントシステム | |
JP2017065824A (ja) | カード用プリンタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210308 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220126 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220324 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220405 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220705 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20220705 |
|
C11 | Written invitation by the commissioner to file amendments |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C11 Effective date: 20220809 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20220816 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20220823 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220913 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220930 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7152886 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |