JP2018106033A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を維持しつつ、中間転写体の表面を1次転写に最適な電位とすることが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】制御部から入力される制御信号の大きさを変化させ、電流供給部材20からベルト10を介して電圧調整部材Q1に流れる電流の大きさを変化させることで、転写電位の大きさを変化させることが可能な電圧調整部15を備え、非画像形成時に、制御部が、出力する制御信号の大きさを変化させ、かつ、電流供給部材20が、画像形成時に用いる所定の目標電流に、制御信号の大きさを応じて変化する接触部材13からアースに流れる電流を加えた量の電流をベルト10に供給したときに、電流供給部材20がベルト10に供給した電流のうちベルト10から接触部材13を介して電圧調整部材Q1に流れる電流がなくなるときの制御信号の大きさを取得する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式を利用した画像形成装置に関する。
従来から、複写機やレーザービームプリンタなどの画像形成装置において、中間転写体としての無端状のベルトを用いた構成の画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、1次転写工程として、像担持体としての感光ドラム表面に形成されたトナー像を、感光ドラム対向部に配置された1次転写部材に電圧電源より電圧を印加することで、ベルト上に転写する。その後、この1次転写工程を、複数色のトナー像に関して繰り返し実行することにより、ベルト表面に複数色のトナー像を形成する。続けて、2次転写工程として、ベルト表面に形成された複数色のトナー像を、2次転写部材へ電圧を印加することで、紙などの記録材表面に一括して転写する。一括転写されたトナー像は、その後、定着手段により、記録材に永久定着されることにより、カラー画像が形成される。
特許文献1には、1次転写用の電源を個別に持たないことで画像形成装置の小型化、低コスト化を可能とし、且つベルト表面の電位を変更できる構成が開示されている。本構成では、ベルトとアースの間に、設定電圧の異なる複数のツェナーダイオードを備える回路が設けられており、使用環境に応じて動作させるツェナーダイオードの数を切り替えることによりベルト表面の電位を変更し1次転写効率を安定化している。
特開2013−213990号公報
一般的に1次転写部は、感光ドラム、中間転写体(ベルト)、1次転写部材と複数の部材が介在する構成であり、周囲の環境によって最適な1次転写電圧は変化する。高温高湿環境では一般的に転写電流は流れやすく、低温低湿環境では転写電流は流れにくくなるためである。特許文献1の構成では、周囲の環境を検知し、電圧維持手段として機能させるツェナーダイオードの数を切り替えるとともに感光ドラムの表面電位を微調整して最適な1次転写性を確保している。しかしながら、最適な1次転写電圧は、中間転写体、1次転写部材、感光ドラム等各部材の耐久履歴によっても変化するため、周囲の環境検知だけでは最適な1次転写電圧を決定することは難しかった。例えば、耐久によって中間転写体の抵抗が上昇すると1次転写部のインピーダンスが上昇し、1次転写電界が弱まる方向になるので最適な1次転写電圧は上昇する。一方、耐久によって感光ドラムの膜厚が摩耗し小さくなると、1次転写電界は強まる方向になるので最適な1次転写電圧は減少する。
本発明の目的は、小型化を維持しつつ、中間転写体の表面を1次転写に最適な電位とすることが可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
現像剤像を担持する像担持体と、
前記像担持体と接触しつつ回転する無端状のベルトと、
前記ベルトの回転方向において前記像担持体とは異なる位置であって前記ベルトに接触し、前記ベルトに電流を供給する電流供給部材と、
大きさが可変の制御信号を出力する制御部と、
前記ベルトに接触する接触部材と、
前記接触部材に接続される電圧調整部材を備える電圧調整部であって、前記制御部から入力される前記制御信号の大きさを変化させ、前記像担持体が担持する現像剤像を前記ベルトへ転写させるための前記ベルトの前記像担持体との接触部における表面電位である転写電位の大きさを変化させることが可能な電圧調整部と
を備え、
記録材に画像を形成する画像形成を行っていない非画像形成時に、前記制御部が、出力する前記制御信号の大きさを変化させ、かつ、前記電流供給部材が、前記画像形成時に用いる所定の目標電流に、前記制御信号の大きさに応じて変化する前記接触部材からアースに流れる電流を加えた量の電流を前記ベルトに供給したときに、前記電流供給部材が前記ベルトに供給した電流のうち前記ベルトから前記接触部材を介して前記電圧調整部材に流れる電流がなくなるときの前記制御信号の大きさを取得し、
取得した大きさの前記制御信号を用いて前記画像形成を行うことを特徴とする。
本発明によれば、小型化を維持しつつ、中間転写体の表面を1次転写に最適な電位とすることができる。
実施例1の画像形成装置の説明図 実施例1の画像形成に係わるコントローラを説明するブロック図 実施例1における1次転写部の回路の説明図 実施例1における中間転写ベルト電位と転写効率の関係図 実施例1における転写効率の変動を表す図 実施例1における設定電圧と実際の1次転写電圧の関係図 実施例1において中間転写ベルト抵抗の耐久変化と1次転写電圧の関係図 実施例1における回路の別の構成例を示す図 実施例1における回路の別の構成例を示す図 実施例1における別の構成例を示す図 実施例1における別の構成例を示す図 実施例2における1次転写部の回路の説明図 実施例2における設定電圧とトランジスタ下の電位との関係図 実施例3における1次転写部の回路の説明図 実施例3における設定電圧と2次転写電圧の関係図 実施例4における設定電圧と1次転写電圧の関係図 実施例4における1次転写電圧と1次転写電流の関係図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置の概略図であり、図1を用いての本実施例の画像形成装置の構成及び動作を説明する。本発明が適用可能な画像形成装置としては、電子写真方式を利用した複写機、プリンタなどが挙げられ、ここではカラーレーザプリンタに適用した場合について説明する。尚、本実施例の画像形成装置は、a〜dの複数の
画像形成ステーションを有するいわゆるタンデムタイプのプリンタである。第1の画像形成ステーションaはイエロー(Y)、第2の画像形成ステーションbはマゼンタ(M)、第3の画像形成ステーションcはシアン(C)、第4の画像形成ステーションdはブラック(Bk)の各色の画像を形成する。各画像形成ステーションの構成は、収容するトナーの色以外では同じであり、以下、第1の画像形成ステーションaを用いて説明する。
第1の画像形成ステーションaは、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体(以下、感光ドラムという)1aと、帯電部材である帯電ローラ2aと、現像器4aと、クリーニング装置5aと、を備える。感光ドラム1aは、矢印の方向に所定の周速度(150mm/sec)で回転駆動しトナー像(現像剤像)を担持する像担持体である。さらに、現像器4aは、現像剤としてイエローのトナーを収容し、感光ドラム1aに形成された静電潜像をイエロートナーを用いて現像するための装置である。クリーニング装置5aは、感光ドラム1aに付着したトナーを回収するための部材である。クリーニング装置5aは、本実施例では、感光ドラム1aに当接するクリーニング部材であるクリーニングブレードと、クリーニングブレードが回収したトナーを収容する廃トナーボックスを備える。
画像信号によって、画像形成動作を開始すると感光ドラム1aは回転駆動される。感光ドラム1aは回転過程で、帯電ローラ2aにより所定の極性(本実施例では負極性)で所定の電位(−500V)に一様に帯電処理され、露光手段3aにより画像信号に応じた露光を受ける。これにより、目的のカラー画像のイエロー色成分像に対応した静電潜像が形成される。次いで、その静電潜像は現像位置において現像器(イエロー現像器)4aにより現像され、イエロートナー像として可視化される。ここで、現像器に収容されたトナーの正規の帯電極性は、負極性である。
中間転写ベルト10は、無端状のベルト体であり、支持部材としての張架部材11、12、13とで張架され、感光ドラム1aと当接した対向部において感光ドラム1aと同方向に移動する向きに、感光ドラム1aと接触しつつ略同一の周速度で回転駆動される。感光ドラム1a上に形成されたイエロートナー像は、感光ドラム1aと中間転写ベルト10との接触部(以下、1次転写ニップと称す)を通過する過程で、中間転写ベルト10の上に転写される(1次転写)。本実施例の特徴である1次転写の方法については後述する。感光ドラム1a表面に残留した1次転写残トナーは、クリーニング装置5aにより清掃、除去された後、帯電以下の画像形成プロセスに供せられる。以下、同様にして、第2、3、4の画像形成ステーションb、c、dによって第2色のマゼンタトナー像、第3色のシアントナー像、第4色のブラックトナー像が形成され、中間転写ベルト10上に順次重ねて転写される。これにより、目的のカラー画像に対応した合成カラー画像が得られる。
中間転写ベルト10上の4色のトナー像は、中間転写ベルト10と2次転写ローラ20が形成する2次転写ニップを通過する過程で、給紙手段50により給紙された記録材Pの表面に一括転写される(2次転写)。2次転写部材としての2次転写ローラ20は外径8mmのニッケルメッキ鋼棒に、体積抵抗10Ω・cm、厚み5mmに調整したNBRとエピクロルヒドリンゴムを主成分とする発泡スポンジ体で覆った外径18mmのものを用いている。また、2次転写ローラ20は、中間転写ベルト10に対して、50Nの加圧力で当接し、2次転写部(以下、2次転写ニップ)を形成している。2次転写ローラ20は中間転写ベルト10に対して従動回転し、中間転写ベルト10上のトナーを紙等の記録材Pに一定電流制御で2次転写する。その後、4色のトナー像を担持した記録材Pは定着器30に導入され、そこで加熱および加圧されることにより4色のトナーが溶融混色して記録材Pに固定される。2次転写後に中間転写ベルト10上に残ったトナーは、クリーニング装置16により清掃、除去される。以上の動作により、フルカラーのプリント画像が形成される。
図2を参照して、本実施例の画像形成装置本体の制御を行うコントローラ100の構成について説明する。コントローラ100は、図2に示すように、制御部としてのCPU回路部150を有する。CPU回路部150は、ROM151、およびRAM152を内蔵する。CPU回路部150は、ROM151に格納されている制御プログラムに応じて、露光制御部101、帯電制御部102、現像制御部103、1次転写制御部104、2次転写制御部105を統括的に制御する。また、環境テーブルや転写制御の各種テーブルは、ROM151に格納されており、装置設置環境における温度及び湿度を検知する検知手段としての環境センサ106の情報を元に、CPUが呼び出して反映される。RAM152は、制御データを一時的に保持し、また、制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。2次転写制御部105は、2次転写電源21を制御し、不図示の電流検出回路が検出する電流値に基づいて2次転写電源21から出力する電圧を可変に制御している。また、1次転写制御部は、電圧調整回路15へ信号を送ることにより、1次転写部の電位を一定に制御している。これらコントローラ100と2次転写電源21、電圧調整回路15、環境センサ106により、本実施例に係る画像形成装置のプリンタエンジン99が構成される。コントローラ100は、ホストコンピュータ97から画像情報と印字命令を送信すると、ビデオコントローラ98が変換した各画像信号を受信する。その後、コントローラ100は、各制御部(露光制御部101、帯電制御部102、現像制御部103)を制御して印字動作に必要な画像形成動作を実行する。
以下、本実施例の特徴である1次転写部の構成について説明する。本実施例は、中間転写ベルト10の周方向に電流を流すことで1次転写する構成、すなわち、中間転写ベルト10の周方向(回転方向)において感光ドラム1a、1b、1c、1dとの一次転写ニップとは異なる位置で1次転写電流が流される構成である。中間転写ベルト10と感光ドラム1a〜1dは、張架ローラ11、13による中間転写ベルト10の張架によって接触部(一次転写ニップ)を形成し、張架ローラ13に接続された電圧調整部材としてのトランジスタを含む電圧調整回路15に接続されている。各画像形成ステーションa〜dと対向する位置には、中間転写体として中間転写ベルト10が配置されている。中間転写ベルト10は、樹脂材料に導電剤を添加して導電性を付与した無端状ベルトであり、駆動ローラ11、テンションローラ12、2次転写対向ローラ13の3軸で張架され、テンションローラ12により総圧60Nの張力で張架されている。中間転写ベルト10は、感光ドラム1a〜1dと当接した対向部で同方向に移動する向きに、感光ドラム1a〜1dと略同一の周速度で回転駆動される。
また、接触部材としての2次転写対向ローラ13は、電圧調整手段(電圧調整部)として、トランジスタを含む電圧調整回路15と接続されている。本実施例で使用した中間転写ベルト10は、周長700mm、厚さ90μmで、導電剤としてイオン系の導電剤を混合して成型された無端状のポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を用いている。電気的特性としては、イオン導電性の特性を示し、高分子鎖間をイオンが伝播することによって電気伝導性が得られるため、雰囲気中の温湿度に対して抵抗値変動はするものの、抵抗値の周方向のムラ等が良いのが特徴である。本実施例では、中間転写ベルトの移動方向に電流を流し転写するため、中間転写ベルト10の抵抗が高いと電圧降下が大きくなる。その結果、1次転写性が損なわれる恐れがあるため、低抵抗層を持つのが望ましい。本実施例では、中間転写ベルト10における電圧降下を抑制するために、基層の抵抗としては、体積抵抗率で1×10Ω・cm以下のものを使用した。体積抵抗率の測定は、三菱化学株式会社のHiresta−UP(MCP−HT450)にリングプローブのタイプUR(型式MCP−HTP12)を使用して測定する。測定時の室内温度は23℃、室内湿度は50%に設定し、印加電圧100V、測定時間10secの条件で行った。また、本実施例では中間転写ベルト10は、2層構成であり、表面に高抵抗層を配置することで、非画像部への電流を抑制して転写性を更に高めている。但し、この構成に限定されるものではなく、単層構成にすることも可能で、更には3層以上の構成でも可能である。
また、本実施例では、中間転写ベルト10の材料としてポリエチレンテレフタレート樹脂を使用したが、これに限定されるものではない。他の材料としては、例えば、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアリレート、アクリロ二トリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等が挙げられる。さらに他には、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等も挙げられる。これらの材料及びこれらの混合樹脂をベルト10の材料として使用しても良い。
本実施例では、2次転写対向ローラ13とアース間に、電圧調整部として、トランジスタを有する電圧調整回路15が接続されている。電圧調整回路15は、2次転写電源21から2次転写ローラ20を介して中間転写ベルト10に印加される電圧を調整して、各感光ドラム1a〜1d上のトナーを中間転写ベルト10上へ移動させる一次転写を行うための1次転写電圧を生成する。電圧調整回路15によって所望の大きさに調整された1次転写電圧の印加により、中間転写ベルト10の表面電位は所望の1次転写電位となり、各感光ドラム1a〜1dの表面電位との電位差(転写コントラスト)によって、1次転写が行われる。電圧調整回路15による電圧調整の詳細について図3を参照して説明する。
図3は、本発明の実施例1における1次転写部の回路構成を説明する図である。2次転写電源21により2次転写電圧Vt2が出力されることにより、2次転写電源21から2次転写ローラ20、中間転写ベルト10、2次転写対向ローラ13を介して電圧調整回路15へ電流が流れる。電圧調整回路15は、2次転写対向ローラ13を介して中間転写ベルト10に電気的に接続されるとともに、制御部としてのコントローラ100から制御信号としてPWM信号が入力される。電圧調整回路15は、コントローラ100から入力されるPWM信号の大きさ、すなわち、オンデューティ比の大きさに応じて、1次転写電圧Vt1(図3のA点とアースの間の電位差)が制御される。
図3におけるA点とアースとの間の電位差である1次転写電圧Vt1は、電圧調整回路15が接続された2次転写対向ローラ13(の表面)とアースとの間の電位差であり、電圧調整回路15におけるトランジスタQ1のコレクタエミッタ間電圧に相当する。そして、2次転写対向ローラ13の表面に巻き付けられた中間転写ベルト10の表面電位は、2次転写対向ローラ13の表面電位と略同電位となる。トランジスタQ1のコレクタエミッタ間電圧は、トランジスタQ1のコレクタ電流が制御されることで制御される。つまり、コレクタ電流の制御によって、1次転写電圧Vt1、すなわち、中間転写ベルト10の表面電位が制御されることになる。2次転写電圧Vt2の印加によって生成される電流は、トランジスタQ1のベース端子に電圧が印加されることで、コレクタ電流としてトランジスタQ1内を流れる。
コレクタ電流を制御すべくトランジスタQ1のベース端子に入力される電圧は、オペアンプIC1の出力電圧である。コントローラ100から出力されたPWM信号は、抵抗R7、コンデンサC1により平滑化される。この平滑化されたコントロール電圧V−は、オペアンプIC1の反転入力端子(−端子)に入力される。オペアンプIC1の出力電圧は、抵抗R9、R10により分圧されトランジスタQ1のベース端子に入力される。上述したように、トランジスタQ1のベース端子に電圧がかかることで2次転写電圧Vt2による電流がコレクタ電流としてトランジスタQ1に流れ、コレクタエミッタ間で電圧が生成され、1次転写電圧Vt1となる。ここで生成された1次転写電圧Vt1は抵抗R5、R6で分圧され、その結果得られる電圧が、モニター電圧V+として、オペアンプIC1の入力端(+端子)に入力される。したがって、1次転写電圧Vt1の大きさは、オペアンプIC1のバーチャルショート(V+=V−)により、コントロール電圧V−の大きさに応じて決定されることになる。コントロール電圧V−は、PWM信号のオンデューティにより制御される。すなわち、PWM信号のオンデューティを上げると、コントロール電圧
V−は大きくなり、1次転写電圧Vt1も大きくなる。逆に、PWM信号のオンデューティを下げるとコントロール電圧V−は小さくなり、1次転写電圧Vt1は小さくなる。
以上のように、本実施例では、コントローラ100からのPWM信号により、トランジスタQ1の電圧を制御して1次転写電圧Vt1が決定される構成を採用している。尚、図3中の抵抗R8、コンデンサC2は、トランジスタQ1の応答性を決定する素子として設けられている。また、本実施例では、コントローラ100が、電圧調整回路15において、モニター電圧V+と同電位である抵抗R5と抵抗R6の間のB点と信号線を介して接続されており、モニター電圧V+をモニターすることが可能に構成されている。本実施例では、B点と接続されたコントローラ100が、本発明における制御部に対応するとともに、接触部材の電位を検知する検知部を兼ねた構成となっている。コントローラ100は、モニターしたモニター電圧V+に基づいて、実際の1次転写電圧Vt1の値を、次の式により求める(取得する)ことができる。

R5は1次転写部の総インピーダンスに対して数倍大きな値を持っている。本実施例では200MΩのものを使用した。従ってR5を通ってアースに流れる電流Ioは1次転写部に流れる電流It1よりも数倍小さい(Io<<It1)。R6の値はR5よりも小さく、本実施例では800kΩを使用した。
ここで重要なのは、トランジスタQ1に電流が流れないと所望の1次転写電圧Vt1が保持できないという点である。図3に示すように、2次転写部より供給される電流をIt2、1次転写部に流れる電流をIt1、トランジスタQ1に流れる電流をIq、モニター電圧V+を形成し、抵抗R5を通ってアースに流れる電流をIoとする。このとき、It2=It1+Iq+Ioであり、It2がIt1とIoで全て消費されるとIq=0となり、この条件下では設定電圧Vsを変化させようとしても実際の1次転写電圧Vt1は変化しなくなる。つまり、2次転写部から1次転写部に供給される電流や電圧が不足しトランジスタQ1に電流が流れない状態になると、トランジスタQ1で電位を保持できなくなる。したがって、V−を変化させても設定電圧Vsと実際の1次転写電圧Vt1が等しくならない。そういうことが起こらないよう、1次転写中は2次転写部から十分な電流を供給する必要がある。設定電圧Vsを高く設定するほど1次転写部に流れる電流が大きくなるので2次転写部から供給する電流値も大きくしなくてはならない。当然2次転写電圧は1次転写電圧よりも大きい。
本実施例では、コントロール電圧V−を制御するために、コントローラからのPWM信号を用いたが、これに限ることはなく、例えばコントローラのD/Aポートを用いた構成としても、同様の効果が得られる。
図4は、本実施例の構成による1次転写部における転写効率の測定結果を示している。縦軸の転写効率の値は、一次転写残濃度をマクベス濃度計(メーカー:グレタグマクベス社)で測定した結果を示しており、値が大きいほど1次転写残濃度が高くなるため、転写効率が悪化することとなる。図4で測定した条件は、感光ドラム1、中間転写ベルト10は新品状態で、環境は23℃、50%RHの所謂N/N環境(常温常湿環境)での結果である。上述の条件下では、1次転写性としては、1次転写電位が250Vの場合に最適であった。
図5(a)、図5(b)に示すように、本実施例の構成では、中間転写ベルト10の抵抗値の環境変動や耐久変動によって転写効率が変化する。
図5(a)は、中間転写ベルト10の抵抗値の環境変動の影響による転写効率を示した図である。高温高湿環境(H/H:30℃、80%RH)で低く、低温低湿環境(L/L:15℃、10%RH)では高い電圧で最適な転写効率が得られる。
図5(b)は、中間転写ベルト10の抵抗値の耐久変動の影響による転写効率を示した図である。プリント枚数進むにつれ、すなわち、画像形成を行った回数が増えるにつれ、本実施例の中間転写ベルト10では、抵抗が上昇し最適な転写効率を得る電圧が大きくなることが分かる。
また、インピーダンスが変化するその他の要因としては、感光ドラム1の摩耗が挙げられる。感光ドラム1は、耐久によって、すなわち、画像形成に用いられる回数が増えるにつれて摩耗し、ドラムの膜厚が減少していく。感光ドラムの膜厚が減少するとその分感光ドラムの静電容量が大きくなるため、1次転写部のインピーダンスは小さくなる傾向がある。したがって、感光ドラム1の使用回数が増えることによっても、1次転写部インピーダンスの変化及び最適な転写電圧の変化が発生する。
画像出力時に使用する1次転写電圧、つまり最適な1次転写電圧は、1次転写部のインピーダンスを測定して決定することができる。インピーダンスは、具体的には、ベタ白画像(感光ドラム上全域で露光部無しで一様に−500Vの表面電位を形成)を転写するときに所望の1次転写電流が流れるときの1次転写電圧Vt1を測定することによって求めることができる。このとき流す1次転写電流を「目標電流It」と呼ぶ。画像印字率によって電流の流れやすさは異なるので、インピーダンスを測定するときは常にベタ白画像(感光ドラム表面全域をトナーを付着させない非露光部電位として1次転写動作を実施)としている。
1次転写専用の電源を持っている画像形成装置では、1次転写用電源より目標電流Itを1次転写部に流してそのときの電圧を読み取れば1次転写設定電圧Vsを決定できる。しかしながら、本実施例の画像形成装置のような1次転写専用の電源を持たない構成では、2次転写部から供給される電流を利用して1次転写部の電位を変えることはできても、1次転写部に流れる電流を直接測定することができない。そこで、本実施例では以下の方法で目標電流に対する1次転写電圧を決定する。
画像形成前に中間転写ベルト10及び感光ドラム1a〜1dを回転させ、目標電流It(例えば31μA)に加えてIoに相当する電流、Io=Vt/(R5+R6)≒Vt/R5(R5≫R6のためR6は無視してよい)を2次転写部から流す。そのときトランジスタQ1の設定電圧Vsを0Vから600Vまで変化させつつ実際の1次転写電位Vt1をモニターする(コントローラ100がモニター可能なモニター電圧V+から算出(取得)する)。設定電圧Vsが低いときは、1次転写電圧Vt1によって流れる1次転写電流が目標電流よりも小さいためトランジスタQ1に余剰な電流(Iq)を流すことができ、1次転写電位Vt1はトランジスタの設定電圧Vsと同様の値を示す。しかしながら、設定電圧Vsをさらに上げて行くと目標電流It相当の電流が1次転写部に流れ、トランジスタQ1に余剰な電流が流れず(Iq=0)、設定電圧Vsを上げても実際の1次転写電位Vt1が上昇してこない状況が発生する。表1に設定電圧Vsを変化させたときの各電流の値を示す。
[表1:本実施例における設定電圧Vsと各電流値の関係]
図6に設定電圧Vsと1次転写電圧Vt1の関係を示す。設定電圧400Vのところに明確な変化点が見られ、この変化点は目標電流Itがちょうど1次転写部に全て供給されるときの1次転写電圧に相当する(つまり、目標電流Itと1次転写電圧との関係性から1次転写部のインピーダンスを取得することができる)。すなわち、この変化点の設定電圧(Vs=400V)が印字中に使用する1次転写電圧と決定することができる(つまり、該1次転写電圧を形成するための制御信号(PWM信号)の大きさを決定することができる)。変化点の具体的な求め方としては、コントローラ100がモニターするモニター電圧V+が変化しなくなるとき、または変化の割合が所定の大きさ以下となるとき、を変化点と定義できる。例えば、設定電圧Vsを10Vずつ増加させていったときのVt1の増加分が2V以下となるときを変化点と定義して求める方法がある。なお、目標電流Itの具体的な設定値(本実施例では31μA)は、多少の環境変動や耐久変動等が生じた場合でも所望の転写効率を維持できる値として、予め実験等によって求めておくことができる。
図7に新品中間転写ベルトのときと寿命時中間転写ベルトのときの設定電圧Vsと1次転写電圧Vt1の関係を示す。変化点をみると新品中間転写ベルトは250V、寿命時中間転写ベルトは400Vとなっているので、これらの値を印字中の1次転写電圧とすればよいことが分かる。この電圧値は図5(b)に示した最適な転写効率を得る電圧値とほぼ合致する。環境変動やドラム膜厚変化によるインピーダンス変化に対しても同様にインピーダンスを測定し、最適1次転写電圧を決定することができる。
以上説明した通り、本実施例によれば、2次転写の電源を利用して1次転写を行う装置構成において、目標電流Itを流すための1次転写電圧を求めることが可能となる。これにより、周囲環境及び中間転写ベルトの使用状況による1次転写部インピーダンス変化に合わせて、最適な1次転写電圧を決定することができ、良好な1次転写性を確保することができる。
本実施例ではトランジスタQ1の設定電圧を0Vから600Vへと上げて変化をモニターしたが、600Vから0Vへと下げて行って1次転写電圧を決定しても良い。
本実施例では、1次転写部の電圧を調整するため、電圧調整部材としてトランジスタを用いたものの、同様の効果を得られる素子であれば、これに限らず、デジタルボリューム(デジタル式の可変抵抗)等を用いても良い。
また、図8に示すように、電圧安定化素子(電圧維持素子)としてのツェナー素子(ツェナーダイオード)ZD1をトランジスタQ1と直列に接続した構成としても良い。ツェナー素子が200Vの電圧を維持するものであれば、200V〜800Vに1次転写電圧を変化させることが可能となる。このようにして1次転写部インピーダンスが変動する範囲に合わせて1次転写電圧の可変範囲を変えることができる。
また、図9に示すように、ツェナー素子ZD1をラダー状に直列に繋いで1次転写部からの接点を変えることで1次転写電圧を変えるような構成にしてもよい。この場合は2次転写部から供給される電流は1次転写部かツェナー素子ZD1にしか流れないので(Ioに相当する電流がない)目標電流Itを一定電流で流して最適電圧を決めればよい。
また、本実施例では、電流供給部材として、2次転写ローラに印加された電圧によるも
のを利用したが、この構成に限られるものではない。
図10に示すように、中間転写ベルト上のトナーを帯電する、クリーニングローラ17への電圧印加による電流を利用したものでも良い。また、電流供給部材としては、上述の2次転写ローラ20及びクリーニングローラ17の双方から得られる電流を重畳して利用しても、同等の効果が得られる。
また、本実施例では1次転写部材が無い構成の装置で説明を行ってきたが、1次転写部材を備えた構成の装置に対しても本発明は適用可能である。
すなわち、図11に示すように、2次転写対向ローラ13と1次転写部材14a、14b、14c、14dが電気的に接続されていて、2次転写部から1次転写部へと電流を供給するような構成でも本発明は適用でき、同様の効果が得られる。1次転写部材は例えばローラ状、シート状、ブラシ状の導電性の部材が使用可能である。
また、本実施例では、非画像形成時としての画像形成前に1次転写電圧を決定するシーケンスを導入しているが、画像形成前に毎回これを行う必要もなく、例えば20枚印字毎に1回といった頻度で行ってもよい。また、非画像形成時としての画像形成後に次の画像形成時に備えてこの決定シーケンスを行ってもよい。また、非画像形成時として、感光ドラム1や中間転写ベルト10を交換したタイミングや、本体電源投入直後に行い、後は100枚印字に毎に1回行うというように決めてもよい。
以上、図8〜図11を参照して説明してきた構成例や方法は、以下の実施例2〜4にも適用し得るものである。
(実施例2)
本発明の実施例2に係る画像形成装置について説明する。実施例2の構成において実施例1と同様のものには、同一符号を付し、説明を省略する。
図12は、実施例2における1次転写部の回路構成を説明する図である。実施例1では、オペアンプIC1の入力端に入力されるモニター電圧V+の値を、コントローラ100で読み込んで実際の1次転写電位Vt1をモニターする構成としていた。これに代えて、実施例2では、図12に示すように、トランジスタQ1とアースの間に抵抗R11を配置し、抵抗R11とトランジスタQ1の間のC点における電圧(電位)VRを読むことによってトランジスタQ1からアースに流れている電流の有無を検知する。VRの抵抗値は例えば100kΩなど、Vt1にほとんど影響を与えない程度に小さい値のものを使用する。本実施例では、C点と接続されたコントローラ100が、本発明における制御部に対応するとともに、電圧調整部材からアースへ流れる電流の有無を検知する検知部を兼ねた構成となっている。
実施例1と同様に、画像形成前に中間転写体及び感光ドラムを回転させ、目標電流Itと、モニター電圧V+を形成するための電流Ioと、の合計電流(It+Vt/(R5+R6))を2次転写部から流す。ただし、本実施例ではVt1をモニターすることはできないので、実際の1次転写電圧Vtの代わり設定電圧Vsを参照して(It+Vs/(R5+R6))とする。そのときトランジスタQ1の設定電圧を0Vから600Vまで変化させつつC点における電圧VRをモニターすることによってトランジスタQ1から接地へ流れる電流の有無を判断する。
設定電圧が低いときは、1次転写電圧によって流れる1次転写電流が目標電流よりも小さいためトランジスタQ1に余剰な電流を流すことができ、1次転写電位Vt1はトランジスタの設定電圧と同様の値を示す。一方、設定電圧を上げて行くと目標電流が全て1次転写部に流れ、トランジスタQ1に余剰な電流が流れず、設定電圧を上げても実際の1次
転写電位Vt1が上昇してこない状況が発生する。このとき、トランジスタQ1からグラウンドに流れる電流も無くなるので、VRもゼロになる。
図13に設定電圧とVRの関係を示す。設定電圧400VのところでVRがゼロになるので、設定電圧400Vが目標電流がちょうど1次転写部に全て供給されるときの1次転写電圧に相当する。すなわち、400Vが印字中に使用する1次転写電圧と決定できる。
(実施例3)
本発明の実施例3に係る画像形成装置について説明する。実施例3の構成において上記実施例と同様のものには、同一符号を付し、説明を省略する。
図14に、本発明の実施例3における1次転写部の回路構成を示す。本実施例では、図14に示すように、V+の値をコントローラ100で読み込んで実際の1次転写電位Vtをモニターする信号線が無く、電圧調整回路15とコントローラ100を繋ぐのはPWM信号を入力する線のみである。画像形成前に中間転写ベルト10と感光ドラム1a〜1dを回転させ、実施例2と同様に設定電圧Vsを参照しつつ、目標電流It(31μA)とモニター電圧V+を形成するための電流Ioの合計電流(It+Vs/(R5+R6))を2次転写部から流す。そのときトランジスタQ1の設定電圧を0Vから600Vまで変化させつつ2次転写電源21の電圧Vt2(2次転写ローラ20の電位)をモニターする。2次転写電圧Vt2(2次転写ローラ20の電位)は、2次転写電源21に備えられている電圧・電流検知回路を用いてコントローラ100がモニターする。本実施例では、2次転写電圧Vt2の検知にかかわる2次転写電源21に備えられた電圧・電流検知回路やこれらと接続されたコントローラ100が、本発明における制御部に対応するとともに、電流供給部材の電位を検知する検知部を兼ねた構成となっている。
図15に、トランジスタQ1の設定電圧Vsと2次転写電圧Vt2の関係を示す。1次転写電圧Vt1と2次転写対向ローラ13は同電位であり、2次転写電流量は、2次転写対向ローラ13の電位と2次転写電圧Vt2との差で決まる。したがって、1次転写設定電圧が低いときは、設定電圧が上昇するに従って実際の1次転写電圧Vt1及び2次転写対向ローラ13の電位も上昇し、2次転写電圧Vt2も上昇する。1次転写電流が目標電流に達して、設定電圧Vsを上げても実際の1次転写電圧Vt1及び2次転写対向ローラ13の電位が上がらなくなると、2次転写電圧Vt2の上昇が止まる。その後わずかに2次転写電圧Vt2が上昇していくのは、次の理由による。すなわち、本実施例ではVsを参照して2次転写部からの供給電流を(It+Vs/(R5+R6))としていて、設定電圧Vs>400のときに実際の1次転写電圧Vt1は一定になるものの、供給電流量がわずかに増加するためである。
以上のことから、図15に示すような変化点が発生し、この変化点の設定電圧Vsが目標電流Itを1次転写部に流すための電圧値と決定することができる。変化点の検出方法としては、検知される2次転写電圧Vt2の変化の割合が所定の割合以下に変化するときを変化点として検出することができ、例えば、Vsに対するVt1の傾きをとって傾きが1/2以下に変化したところを検出する等の方法がある。
本実施例では実施例1,2に比べ電圧調整回路15の信号線を少なくできるというメリットがある一方、1次転写電圧Vt1の変化の測定方法としては間接的になるので、誤差(例えば2次転写周方向の抵抗ムラによるもの)が生じ易いという点もある。検出誤差についてはデータのサンプリング数、1点あたりにかける時間等を最適化すれば問題無いレベルに抑えることができる。
また、実施例1で説明したように、1次転写部への電流供給部材として図10のような中間転写ベルト10上のトナーを帯電するクリーニングローラ17を利用したものでも良
い。この場合は画像形成時以外のときにクリーニングローラ17より目標電流を流し、設定電圧Vsを変化させ、クリーニングローラ17にかかる電圧をモニターすることによって設定電圧を同様に決定することができる。
(実施例4)
本発明の実施例4に係る画像形成装置について説明する。実施例4の構成において上記実施例と同様のものには、同一符号を付し、説明を省略する。
本実施例は、電圧調整回路15の構成は実施例1と同様であるが(図3)、画像形成前における実際の1次転写電位Vt1のモニターのやり方が異なっている。具体的には、画像形成前に目標電流の半分の電流(15.5μA)とモニター電圧V+を形成するための電流Ioの合計電流(0.5It+Vt/(R5+R6))を2次転写部から1次転写部へと供給する。そして、トランジスタQ1の設定電圧Vsを0Vから600Vまで変化させつつ実際の1次転写電位Vt1をモニターする。
図16に示すように、設定電圧225Vのところで明確な変化点が見られ、1次転写部に15.5μA流すための電圧が225Vであることが分かる。
図17に本実施例の画像形成装置における1次転写電圧Vt1と1次転写電流It1の関係を示す。転写電圧50Vから電流が流れ始め、それ以上の電圧では線形に電流値が上昇するような挙動を示しており、中間転写ベルト10の抵抗が変わるとその傾きが変化している。このことから、目標電流の半分の電流値のときの1次転写電圧が分かれば、計算により目標電流時の1次転写電圧を求めることができる。この場合は、(225―50)×2+50=400Vと求めることができ、画像印字中の1次転写電圧は400Vと決定することができる。すなわち、目標電流を所定の数で除した電流を用いて1次転写電圧の変化点(対応する制御信号の大きさ)を取得し、取得した変化点に基づいて、目標電流を所定の数で徐さないで取得した場合の変化点を計算により取得する。
本実施例では、目標電流を除する所定の数を2とした場合、すなわち、目標電流の半分の電流を2次転写部から流して1次転写部インピーダンスを測定したが、目標電流を除するための数は特に限定されない。当然1/3や1/4の電流値で同様のことを行い、計算により最適1次転写電圧を求めてもよい。ただし、あまりに目標電流値よりも低い値を用いて測定を行うと、測定誤差を増幅してしまい、本来の値からずれる危険性が高まるので注意が必要である。
本実施例では、実施例1と比較して測定時間の短縮というメリットがある。また、実施例2,3に対して同様のことを行うことも可能である。
1…感光ドラム、10…中間転写ベルト、13…2次転写対向ローラ、15…電圧調整回路、20…2次転写ローラ、21…2次転写電源、100…コントローラ、Q1…トランジスタ、IC1…オペアンプ、ZD1…ツェナーダイオード

Claims (15)

  1. 現像剤像を担持する像担持体と、
    前記像担持体と接触しつつ回転する無端状のベルトと、
    前記ベルトの回転方向において前記像担持体とは異なる位置であって前記ベルトに接触し、前記ベルトに電流を供給する電流供給部材と、
    大きさが可変の制御信号を出力する制御部と、
    前記ベルトに接触する接触部材と、
    前記接触部材に接続される電圧調整部材を備える電圧調整部であって、前記制御部から入力される前記制御信号の大きさを変化させ、前記像担持体が担持する現像剤像を前記ベルトへ転写させるための前記ベルトの前記像担持体との接触部における表面電位である転写電位の大きさを変化させることが可能な電圧調整部と
    を備え、
    記録材に画像を形成する画像形成を行っていない非画像形成時に、前記制御部が、出力する前記制御信号の大きさを変化させ、かつ、前記電流供給部材が、前記画像形成時に用いる所定の目標電流に、前記制御信号の大きさに応じて変化する前記接触部材からアースに流れる電流を加えた量の電流を前記ベルトに供給したときに、前記電流供給部材が前記ベルトに供給した電流のうち前記ベルトから前記接触部材を介して前記電圧調整部材に流れる電流がなくなるときの前記制御信号の大きさを取得し、
    取得した大きさの前記制御信号を用いて前記画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記接触部材の電位を検知する検知部を備え、
    前記非画像形成時に、前記制御部が出力する前記制御信号の大きさを変化させ、かつ、前記電流供給部材が、前記画像形成時に用いる所定の目標電流に、前記制御信号の大きさに応じて変化する前記接触部材からアースに流れる電流を加えた量の電流を前記ベルトに供給したときに、前記検知部が検知する前記接触部材の電位の大きさが、変化しなくなるとき、または変化の割合が所定の大きさ以下となるとき、の前記制御信号の大きさを、前記電圧調整部材に流れる電流がなくなるときの前記制御信号の大きさとして、取得することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電圧調整部材からアースへ流れる電流の有無を検知する検知部を備え、
    前記非画像形成時に、前記制御部が出力する前記制御信号の大きさを変化させ、かつ、前記電流供給部材が、前記画像形成時に用いる所定の目標電流に、前記制御信号の大きさに応じて変化する前記接触部材からアースに流れる電流を加えた量の電流を前記ベルトに供給したときに、前記検知部が前記電圧調整部材からアースへ流れる電流がなくなったことを検知したときの前記制御信号の大きさを、前記電圧調整部材に流れる電流がなくなるときの前記制御信号の大きさとして、取得することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記電流供給部材に電圧を印加する電源であって、前記電流供給部材から前記ベルトに供給される電流の量を変化せしめるべく、印加する電圧の大きさを可変な電源と、
    前記電流供給部材の電位を検知する検知部と、
    を備え、
    前記非画像形成時に、前記制御部が出力する前記制御信号の大きさを変化させ、かつ、前記電流供給部材が、前記画像形成時に用いる所定の目標電流に、前記制御信号の大きさに応じて変化する前記接触部材からアースに流れる電流を加えた量の電流を前記ベルトに供給したときに、前記検知部が検知する前記電流供給部材の電位の変化の割合が所定の割合以下に変化するときの前記制御信号の大きさを、前記電圧調整部材に流れる電流がなくなるときの前記制御信号の大きさとして、取得することを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  5. 前記制御部が、出力する前記制御信号の大きさを変化させ、かつ、前記電流供給部材が、前記目標電流を所定の数で除した電流に、前記制御信号の大きさに応じて変化する前記接触部材からアースに流れる電流を加えた量の電流を前記ベルトに供給したときに、前記電流供給部材が前記ベルトに供給した電流のうち前記ベルトから前記接触部材を介して前記電圧調整部材に流れる電流がなくなるときの前記制御信号の大きさを取得し、
    取得した前記制御信号の大きさから、前記目標電流を所定の数で除さないで取得した場合における前記制御信号の大きさを取得することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御信号は、PWM信号であり、
    前記電圧調整部は、前記制御部から入力される前記PWM信号のデューティ比の大きさに応じて、前記電流供給部材から前記ベルトに供給される電流の大きさを変化させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記電圧調整部は、前記電圧調整部材としてのトランジスタを有する調整回路であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記電圧調整部は、前記接触部材としての前記ベルトを支持する支持部材を介して前記ベルトに接続されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記支持部材と前記電圧調整部との間に接続される電圧維持素子をさらに備え、
    前記像担持体が担持する現像剤像を前記ベルトへ転写させる転写電位の大きさは、前記電圧維持素子によって維持される所定の電位と、前記電圧調整部によって可変に調整される電位と、を重畳した大きさとなることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記電圧維持素子は、ツェナーダイオードであることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記電流供給部材は、前記ベルトとの接触部に流す電流により現像剤像を前記ベルトから記録材に2次転写させる2次転写部材であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記像担持体及び前記電流供給部材とは異なる位置で前記ベルトに接触する第2の電流供給部材をさらに備え、
    前記電流供給部材が前記ベルトに流す電流と、前記第2の電流供給部材が前記ベルトに流す電流とを重畳した電流が、前記ベルトの前記像担持体との接触部に流れることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記第2の電流供給部材は、前記ベルトに担持されたトナーを帯電するための帯電部材であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記電流供給部材は、前記ベルトに担持されたトナーを帯電するための帯電部材であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記ベルトは、イオン系の導電剤を混合して成型された無端状のベルト体であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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