JP2018105560A - ダクト部材及びそれを備えた冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッタ式の冷蔵庫及びダンパ式の冷蔵庫に共通して用いることのできるダクト部材を提供する。
【解決手段】冷却された空気を供給風路を経由して貯蔵室に供給する冷蔵庫11に用いられるダクト部材42であって、貯蔵室の第1の収納室13につながる第1の供給風路24と、貯蔵室の第2の収納室14につながる第2の供給風路25と、を形成するものであり、第1の供給風路24と第2の供給風路25を区画する仕切部材91を取り付け可能な仕切取付部54、58を有し、仕切取付部54、58は、仕切部材91の代わりに、第1の供給風路24及び第2の供給風路25の流路面積を調整可能なダンパ装置121の駆動ユニット122を取り付け可能である。これにより、シャッタ式及びダンパ式の冷蔵庫で共通のダクト部材42を用いることができ、冷蔵庫の生産性を高めることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、強制循環式の冷蔵庫に用いられるダクト部材及びそのダクト部材を備えた冷蔵庫に関する。
従来、冷却室内の冷却器で冷却された空気を、供給風路を経由して貯蔵室に供給する構成の冷蔵庫において、貯蔵室に供給される空気の量をダンパまたはシャッタで調整することにより、貯蔵室の温度を調節するものが知られている。
例えば、特許文献1には、風路内に冷蔵室用ダンパ、切替室用ダンパ、野菜室用ダンパ及び製氷室用ダンパを設け、各ダンパによって各貯蔵室の温度を調節する冷蔵庫が開示されている。同文献の冷蔵庫では、各ダンパを開閉制御することにより、風路からの冷気の流入量を調整することができる。なお、以下、本願の説明では、ダンパによって冷気の流量を調整するこの種の冷蔵庫を「ダンパ式の冷蔵庫」と言う。
また、例えば、特許文献2には、貯蔵室連通口にシャッタを設け、該シャッタによって貯蔵室の温度を調節する冷蔵庫が開示されている。同文献のシャッタは、貯蔵室連通口の一部を上または下から覆うことにより、貯蔵室連通口の開口面積を調整して、冷蔵室に流入する空気の流入量を調節する。なお、以下、本願の説明では、シャッタによって冷気の流量を調整するこの種の冷蔵庫を「シャッタ式の冷蔵庫」と言う。
特開2013−061126号公報 特開2014−142079号公報
しかしながら、上記した従来技術では、ダンパ式の冷蔵庫及びシャッタ式の冷蔵庫について、それぞれ専用の供給風路を設計する必要があり、共通のダクト部材を用いることができないという問題点があった。
例えば仮に、ダンパ式の冷蔵庫で供給風路を形成するために用いられるダクト部材を、シャッタ式の冷蔵庫のダクト部材としてそのまま用いたとすると、貯蔵室の温度を所望の範囲内で好適に調整できない恐れがあった。これとは逆に、シャッタ式の冷蔵庫に用いられるダクト部材をそのままダンパ式の冷蔵庫に用いたとしても、同様の不具合が生ずる恐れがある。
具体的には、供給風路が適切でないと、シャッタまたはダンパの僅かな操作量で貯蔵室に供給される空気の量が大きく変化してしまうことがある。また、供給風路の流動損失が大きすぎると、シャッタまたはダクトを全開にしても空気の流量が不足し、貯蔵室を所望の温度に冷却することができない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シャッタ式の冷蔵庫及びダンパ式の冷蔵庫に共通して用いることのできるダクト部材を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ダンパ式の冷蔵庫で用いられるダクト部材と共通のダクト部材を備え、且つ、貯蔵室に供給される空気の量を好適に調整することができるシャッタ式の冷蔵庫を提供することにある。
本発明のダクト部材は、冷却室内の冷却器で冷却された空気を供給風路を経由して貯蔵室に供給する強制循環式の冷蔵庫に用いられるダクト部材であって、前記供給風路の一部分として、前記貯蔵室の第1の収納室につながる第1の供給風路と、前記貯蔵室の第2の収納室につながる第2の供給風路と、を形成するものであり、前記第1の供給風路と前記第2の供給風路を区画する仕切部材を取り付け可能な仕切取付部を有し、前記仕切取付部は、前記仕切部材の代わりに、前記第1の供給風路及び前記第2の供給風路の少なくとも一方の流路面積を調整可能なダンパ装置の駆動ユニットを取り付け可能であることを特徴とする。
また、本発明のダクト部材は、前記第2の供給風路の内部には、前記第2の供給風路の流路面積を縮小させる風量調整部材を取り付け可能な調整部材取付部が形成されていることを特徴とする。
また、本発明のダクト部材は、前記第2の供給風路には、前記第2の収納室につながる吹出口を開閉するシャッタ部材が取り付け可能であることを特徴とする。
また、本発明のダクト部材は、一体的に成形されて前記第1の供給風路及び前記第2の供給風路の前記冷蔵庫に取り付けられた際に前方側となる隔壁を形成する前部材と、一体的に成形されて前記第1の供給風路及び前記第2の供給風路の前記冷蔵庫に取り付けられた際に後方側となる隔壁を形成する後部材と、を有し、前記仕切部材及び前記駆動ユニットは、前記前部材及び前記後部材によって挟持されることを特徴とする。
本発明の冷蔵庫は、少なくとも第1の収納室と第2の収納室に区画された貯蔵室と、前記貯蔵室に供給される空気を冷却する冷却器が配設された冷却室と、前記冷却室と前記第1の収納室をつなぎ前記冷却器で冷却された空気が流れる第1の供給風路と、前記冷却室と前記第2の収納室をつなぎ前記冷却器で冷却された空気が流れる第2の供給風路と、前記第1の供給風路及び前記第2の供給風路を形成するダクト部材と、前記ダクト部材に取り付けられ前記第1の供給風路と前記第2の供給風路を区画する仕切部材と、前記第2の供給風路に設けられて前記第2の供給風路の流路面積を縮小させる風量調整部材と、前記第2の供給風路と前記第2の収納室をつなぐ吹出口を開閉するシャッタ部材と、を備え、前記ダクト部材の前記仕切部材が取り付けられている仕切取付部は、前記仕切部材の代わりに、前記第1の供給風路及び前記第2の供給風路の少なくとも一方の流路面積を調整可能なダンパ装置の駆動ユニットを取り付け可能に形成されていることを特徴とする。
本発明のダクト部材によれば、冷却室内の冷却器で冷却された空気を供給風路を経由して貯蔵室に供給する強制循環式の冷蔵庫に用いられるダクト部材であって、供給風路の一部分として、貯蔵室の第1の収納室につながる第1の供給風路と、貯蔵室の第2の収納室につながる第2の供給風路と、を形成するものであり、第1の供給風路と第2の供給風路を区画する仕切部材を取り付け可能な仕切取付部を有する。このような構成により、本発明のダクト部材は、仕切取付部に仕切部材が取り付けられた状態では、第1の供給風路または第2の供給風路内に空気の流量を調節するダンパ装置を設けない形式の冷蔵庫に用いられる。例えば、シャッタ式の冷蔵庫に本発明のダクト部材を用いることができる。
また、仕切取付部は、仕切部材の代わりに、第1の供給風路及び第2の供給風路の少なくとも一方の流路面積を調整可能なダンパ装置の駆動ユニットを取り付け可能である。このような構成により、仕切取付部にダンパ装置の駆動ユニットを取り付けて、本発明のダクト部材をダンパ式の冷蔵庫に用いることができる。
上記のように、本発明のダクト部材は、仕切部材を取り付けることによりシャッタ式の冷蔵庫に用いることができ、ダンパ装置を取り付けることによりダンパ式の冷蔵庫に用いることができる。即ち、シャッタ式の冷蔵庫とダンパ式の冷蔵庫で同一形状のダクト部材を用いることができる。よって、それぞれの冷蔵庫の形式に合わせた専用のダクト部材を設計する必要がなくなり、異なる機種間で部品の共通化を図ることができる。これにより、冷蔵庫の生産性を高めることができる。
また、本発明のダクト部材によれば、第2の供給風路の内部には、第2の供給風路の流路面積を縮小させる風量調整部材を取り付け可能な調整部材取付部が形成されている。調整部材取付部に風量調整部材を取り付けることにより、第2の供給風路の流路面積を好適に設定することができる。よって、異なる機種の冷蔵庫に共通のダクト部材を用いて、風量調整部材を好適に選定することにより、それぞれの機種に好適な供給風路を形成することができる。
例えば、調整部材取付部に風量調整部材を取り付けることにより、第2の供給風路の流路面積をシャッタ式の冷蔵庫に好適な大きさにすることができる。また、風量調整部材を取り付けないことにより、第2の供給風路の流路面積をダンパ式の冷蔵庫に対して好適な大きさにすることができる。
また、本発明のダクト部材によれば、第2の供給風路には、第2の収納室につながる吹出口を開閉するシャッタ部材が取り付け可能である。これにより、第2の供給風路から第2の収納室に供給される空気の量を調節し、第2の収納室の温度を好適に調整することができる。
また、本発明のダクト部材によれば、一体的に成形されて第1の供給風路及び第2の供給風路の冷蔵庫に取り付けられた際に前方側となる隔壁を形成する前部材と、一体的に成形されて第1の供給風路及び第2の供給風路の冷蔵庫に取り付けられた際に後方側となる隔壁を形成する後部材と、を有し、仕切部材及び駆動ユニットは、前部材及び後部材によって挟持される。これにより、供給風路を容易に組み立てることができると共に、仕切部材または駆動ユニットを所定の位置に好適に保持することができる。
また、本発明の冷蔵庫によれば、少なくとも第1の収納室と第2の収納室に区画された貯蔵室と、前記貯蔵室に供給される空気を冷却する冷却器が配設された冷却室と、前記冷却室と前記第1の収納室をつなぎ前記冷却器で冷却された空気が流れる第1の供給風路と、前記冷却室と前記第2の収納室をつなぎ前記冷却器で冷却された空気が流れる第2の供給風路と、前記第1の供給風路及び前記第2の供給風路を形成するダクト部材と、前記ダクト部材に取り付けられ前記第1の供給風路と前記第2の供給風路を区画する仕切部材と、前記第2の供給風路に設けられて前記第2の供給風路の流路面積を縮小させる風量調整部材と、前記第2の供給風路と前記第2の収納室をつなぐ吹出口を開閉するシャッタ部材と、を備え、前記ダクト部材の前記仕切部材が取り付けられている仕切取付部は、前記仕切部材の代わりに、前記第1の供給風路及び前記第2の供給風路の少なくとも一方の流路面積を調整可能なダンパ装置の駆動ユニットを取り付け可能に形成されている。これにより、ダンパ式の冷蔵庫で用いられるダクト部材と共通のダクト部材を用いてシャッタ式の冷蔵庫を形成することができ、第2の収納室の温度を好適に調節することができる。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫の斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の概略構成を示す側面断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の概略構成を示す側面断面図である。 本発明の実施形態に係るダクト部材の(A)左側面図、(B)正面図、である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の供給風路の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るダクト部材の(A)前部材の背面図、(B)後部材の正面図、である。 本発明の実施形態に係るダクト部材の前部材の透視図である。 本発明の実施形態に係るダクト部材の後部材の透視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の吹出口カバーの(A)正面図、(B)背面図、である。 本発明の実施形態に係る風量調整部材の(A)正面図、(B)A−A線断面図、である。 本発明の他の実施形態に係る冷蔵庫の供給風路の分解斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る冷蔵庫のダンパ装置の斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る冷蔵庫のダクト部材の(A)前部材の背面図、(B)後部材の正面図、である。
以下、本発明の実施形態に係るダクト部材及びそれを備えた冷蔵庫を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る冷蔵庫11の斜視図である。図1に示すように、冷蔵庫11は、本体としての断熱箱体12を備える。断熱箱体12の内部には、食品等を貯蔵する貯蔵室が形成されている。貯蔵室の内部は、保存温度や用途に応じて複数の収納室に区分されている。最上段の収納室が第1の収納室としての冷蔵室13であり、その下段が第2の収納室としての変温室14であり、最下段の収納室が冷凍室15である。
断熱箱体12の前面は開口しており、各収納室に対応した前記開口には、各々断熱扉16〜18が開閉自在に設けられている。具体的には、断熱扉16は、冷蔵室13の前面を塞ぐものであり、断熱扉17は、変温室14の前面を塞ぐものであり、断熱扉18は、冷凍室15の前面を塞ぐものである。断熱扉16〜18は、それぞれ右上下部が断熱箱体12に対して回動自在に支持されている。
図2及び図3は、冷蔵庫11の概略構造を示す側面断面図である。図2は、冷蔵室供給風路24の概略を示しており、図3は、変温室供給風路25の概略を示している。なお、図2及び図3において、庫内を循環する空気の流れを実線矢印で示している。
図2に示すように、冷蔵庫11の本体である断熱箱体12は、前面が開口する鋼板製の外箱19と、外箱19内に間隙を持たせて配設され各々の収納室を形成する合成樹脂製の内箱20と、を有する。外箱19と内箱20との間隙には、発泡ポリウレタン製の断熱材21が充填されている。なお、各断熱扉16〜18も、断熱箱体12と同様の断熱構造を採用している。
内箱20は、収納室毎に分割された別部品で構成されている。具体的には、冷蔵室13は、外箱19内の上部に設けられた内箱20aによって形成されている。変温室14は、外箱19内の内箱20aの下方に設けられた内箱20bによって形成されている。また、冷凍室15は、外箱19内の内箱20bの下方に設けられた内箱20cによって形成されている。なお、このような構成に代えて、各収納室を形成する内箱20a、内箱20b及び20cは、一体的に成形されていても良い。また、冷蔵室13、変温室14及び冷凍室15内には、収納容器や収納棚等が設けられている。
冷蔵室13を形成する内箱20aの背面には、後方に設けられるダクト部材41が接続されている。また、ダクト部材41の下部にはダクト部材42が接続されている。このように、ダクト部材41及びダクト部材42が接続されることにより、冷蔵室13に冷気を供給する第1の供給風路としての冷蔵室供給風路24が形成されている。冷蔵室供給風路24には、冷蔵室13に開口する吹出口30が形成されており、冷蔵室供給風路24内の冷気は、吹出口30から冷蔵室13に供給される。
図3に示すように、変温室14を形成する内箱20bの背面には、後方に設けられるダクト部材42が接続されている。このように、内箱20bにダクト部材42が接続されることにより、変温室14に冷気を供給する第2の供給風路としての変温室供給風路25が形成される。変温室供給風路25には、変温室14に開口する吹出口31が形成されており、変温室供給風路25を流れてきた冷気は、吹出口31から変温室14に供給される。
冷凍室15の背面には、合成樹脂製の仕切部材43で区画され、冷凍室15に冷気を供給する供給風路としての冷凍室供給風路26が形成されている。更に、冷凍室供給風路26の後方には、合成樹脂製の仕切部材44で区画され、冷却室22が形成されている。冷却室22の内部には、庫内を循環する空気を冷却するための冷却器37が配置されている。
冷却室22と冷凍室供給風路26を区画する仕切部材44には、冷却室22と冷凍室供給風路26をつなぐ開口である送風口45が形成されている。送風口45には、冷却された空気を送り出す送風機23が配設されている。送風機23は、例えば、回転式のプロペラファン等であり、モータ等によって駆動されて回転し、冷却室22で冷却された空気を冷蔵室13、変温室14及び冷凍室15に供給する。
貯蔵室の後方には、冷蔵室13と冷却室22の下部をつなぐ帰還風路27が形成されている。冷蔵室13に供給された空気は、帰還風路27を経由して冷却室22に戻される。また、貯蔵室の後方には、変温室14と冷却室22の下部をつなぎ、変温室14内の空気を冷却室22に戻すための図示しない帰還風路が形成されている。また、冷凍室15の下部後方には、冷凍室15と冷却室22の下部をつなぐ帰還風路28が形成されている。冷凍室15に供給された空気は、帰還風路28を経由して冷却室22に流れる。
冷却器37は、図示しない圧縮機、放熱器及びキャピラリーチューブに冷媒配管を介して接続されており、冷媒圧縮式の冷凍サイクル回路を構成するものである。なお、本実施形態に係る冷蔵庫11では、前記冷凍サイクルの冷媒として、イソブタン、即ちR600aを用いている。
冷却器37の下方には、冷却器37に付着した霜を融かして除去する除霜手段として、除霜ヒータ38が設けられている。除霜ヒータ38は、電気抵抗加熱式のヒータ等である。なお、除霜手段として、例えば、電気ヒータを利用しないオフサイクルデフロストや、ホットガスデフロスト等のその他の除霜方式を採用することも可能である。
図4(A)は、ダクト部材42の左側面図である。図4(B)は、ダクト部材42の正面図である。図4(A)及び(B)に示すように、ダクト部材42は、上下方向に延在して図2に示す冷蔵室供給風路24を形成する冷蔵室用風路部51と、上下方向に延在して図3に示す変温室供給風路25を形成する変温室用風路部52と、を有する。冷蔵室用風路部51及び変温室用風路部52は、ダクト部材42の下部において、つながっている。
図4(A)に示すように、変温室用風路部52の上部は、前方に向かって略直角に曲がっており、内箱20bの背面に接続されている。また、変温室用風路部52の内箱20bに接続される部分には、内箱20bの庫内側から吹出口カバー71が取り付けられている。冷蔵室用風路部51は、変温室用風路部52よりも上方まで延在しており、冷蔵室用風路部51の上部は、冷蔵室13の後方に設けられるダクト部材41に接続されている。
また、冷蔵室用風路部51及び変温室用風路部52は、それぞれの上部が下部よりも後方になるように曲がっている。これにより、冷蔵室用風路部51及び変温室用風路部52が略直線状に略鉛直に形成される場合よりも、内箱20bを大きくすることができる。即ち、変温室14の収納容積を大きく確保することができる。
次に、図5ないし図10を参照して、ダクト部材42によって形成される供給風路について詳細に説明する。なお、図5ないし図10は、冷蔵庫11がシャッタ部材72によって空気の流量を調節するシャッタ式の冷蔵庫である例を示している。
図5は、図2に示す内箱20bの後方に形成される供給風路の概略構成を示す分解斜視図である。図5に示すように、ダクト部材42は、冷蔵庫11に取り付けられた際に前方側になる前部材42aと、後方側になる後部材42bと、を有する。
前部材42a及び後部材42bには、図4に示す冷蔵室用風路部51及び変温室用風路部52に対応する冷蔵室用風路部51a、51b及び変温室用風路部52a、52bがそれぞれ形成されている。冷蔵室用風路部51a、51b及び変温室用風路部52a、52bは、それぞれ横断面略コ字状に形成されている。これにより、前部材42aと後部材42bが組み合わされて冷蔵室供給風路24及び変温室供給風路25が形成される。
前部材42aの変温室用風路部52aの上部には、前方に向かって開口する開口部53が形成されている。開口部53には、前方側から吹出口カバー71が取り付けられる。また、開口部53と吹出口カバー71の間には、変温室14に供給される空気の量を調節するシャッタ部材72が設けられる。
図6(A)は、風量調整部材81及び仕切部材91が取り付けられている状態の前部材42aの背面図である。図6(B)は、風量調整部材81及び仕切部材91が取り付けられている状態の後部材42bの正面図である。
図5及び図6に示すように、前部材42aの変温室用風路部52aと後部材42bの変温室用風路部52bに挟まれて形成された調整部材取付部61には、風量調整部材81が取り付けられている。調整部材取付部61は、変温室用風路部52a、52bの上部に形成され、開口部53の後方に位置する。即ち、開口部53には、後方から風量調整部材81が取り付けられている。風量調整部材81は、調整部材取付部61の形状に対応する外形状であり、風量調整部材81の内部には、変温室14に供給される空気が流れる風路82が形成されている。
そして、図5に示すように、風量調整部材81は、前部材42a及び後部材42bによって前後方向から挟まれることにより変温室供給風路25内の上部に固定されている。このような構成により、風量調整部材81を容易に取り付けることができる。なお、風量調整部材81とダクト部材42の間には、シール材等が設けられても良い。これにより、風量調整部材81を好適に保持することができる。
また、前述のように、シャッタ部材72は、吹出口カバー71と開口部53の間であって、開口部53の前方に設けられている。即ち、シャッタ部材72は、開口部53に取り付けられた風量調整部材81の風路82の出口を塞ぐように設けられている。
このような構成により、シャッタ部材72をスライドさせて、風路82出口近傍の流路面積を調節することができる。これにより、変温室14に供給される空気の量を調整して、変温室14の温度を好適に調整することができる。なお、変温室14の温度は、例えば、約−10℃から0℃の間の所望の範囲内に調整される。
後部材42bの下部の冷蔵室用風路部51bと変温室用風路部52bがつながっている部分の前方側には、仕切取付部58が形成されている。図6(A)に示すように、前部材42aの下部の冷蔵室用風路部51aと変温室用風路部52aがつながっている部分の後方側には、仕切取付部54が形成されている。図6(A)及び(B)に示すように、仕切取付部54、58には、ダクト部材42の内部を冷蔵室供給風路24と変温室供給風路25に区画する仕切部材91が取り付けられる。
図5に示すように、仕切部材91は、例えば、断熱材となる発泡ポリスチレン等によって、略直方体状に形成されている。仕切部材91が発泡ポリスチレンから形成されることにより、仕切部材91を介する熱移動を抑制して、仕切部材91表面の結露を防止することができる。
上記のように、仕切部材91が仕切取付部54、58に取り付けられることにより、ダクト部材42の内部は、仕切部材91によって変温室供給風路25と冷蔵室供給風路24に区画される。そのため、ダクト部材42を冷蔵室供給風路24及び変温室供給風路25内にダンパ装置等が設けられない形式の冷蔵庫11等に用いることができる。
仕切部材91の前面の下部には、前方に向かって突出する凸部92が形成されている。仕切部材91は、前部材42aと後部材42bによって前後方向から挟持されることにより固定される。そのため、供給風路の組み立て及び仕切部材91の取り付けは、容易である。
なお、仕切部材91とダクト部材42の間には、シール材等が設けられても良い。そうすることにより、仕切部材91を好適に保持することができる。また、冷蔵室供給風路24と変温室供給風路25との間のシール性が高められるので、それぞれの内部を流れる空気の流量を好適に調整することができる。
図7は、前部材42aの下部を後方から見た透視図である。図7に示すように、冷蔵室用風路部51aと変温室用風路部52aの分岐部の下方、即ち冷蔵室用風路部51aと変温室用風路部52aがつながっている部分の略中央には、前述のとおり、仕切部材91(図5参照)が取り付けられる仕切取付部54が形成されている。仕切取付部54は、前方に突出するよう形成されており、仕切部材91の後面に当接する。
仕切取付部54の下部には、仕切取付部54から下方に向かって延設された一対の係止片55が形成されている。一対の係止片55は、略板状に形成され略平行に設けられている。一対の係止片55に挟まれた空間は、仕切部材91の凸部92(図5参照)が挿入されて保持される嵌合部62となる。
そして、嵌合部62には、仕切部材91の凸部92が挿入されている。即ち、凸部92は、嵌合部62に嵌合して、一対の係止片55によって挟持される。これにより、仕切部材91は、前部材42aに固定されて、左右方向の移動が規制される。また、このような構成により、仕切部材91の位置決めが容易になる。
また、前部材42aの内側の角部には、係止片56が形成されている。係止片56は、略板状に形成されており、略水平に設けられている。なお、係止片56は、冷蔵室用風路部51a側の角部だけでなく、変温室用風路部52a側の角部にも形成されている。また、係止片56の下方には、前部材42aの背面から後方に向かって突出する爪部57が形成されている。
図8は、後部材42bの下部を前方から見た透視図である。図8に示すように、後部材42bの下部の冷蔵室用風路部51bと変温室用風路部52bがつながっている部分の略中央は、仕切部材91(図5参照)の後面が当接するように取り付けられる仕切取付部58となる。
後部材42bの冷蔵室用風路部51bと変温室用風路部52bの分岐部には、下方に向かって突出する一対の係止片59が形成されている。一対の係止片59は、略板状に形成されおり、略平行に設けられている。これにより、一対の係止片59の間に仕切部材91が嵌合する嵌合部63が形成される。
そして、嵌合部63には、仕切取付部58に取り付けられる仕切部材91の後方上角部近傍が挿入され嵌合し、仕切部材91の前記角部近傍は、一対の係止片59によって挟持される。これにより、仕切部材91は、後部材42bの所定に位置に固定される。このような構成により、仕切部材91をダクト部材42の正確な位置に容易に取り付けることができ、冷蔵室供給風路24及び変温室供給風路25を容易に形成することができる。
また、後部材42bの内側左右の角部には、係止片60が設けられている。係止片60は、略板状に形成されており、略水平に設けられている。係止片60の機能については、後述する。
図9(A)は、シャッタ部材72が取り付けられている状態の吹出口カバー71の正面図である。図9(B)は、吹出口カバー71の背面図である。図9(A)及び(B)に示すように、シャッタ部材72は、略矩形板状の形態を成し、吹出口カバー71の背面側に左右方向にスライド可能に支持されている。シャッタ部材72は、長辺が略水平になり、吹出口31を塞ぐように、空気が流れる方向に対して主面が略垂直になるよう設けられている。
シャッタ部材72には、上方に突出する操作部73が一体的に形成されている。操作部73は、吹出口カバー71の前面側に露出するように設けられている。即ち、吹出口カバー71及びシャッタ部材72が冷蔵庫11に取り付けられた際に、操作部73は、変温室14の内部に突出する。これにより、操作部73を操作して、シャッタ部材72を左右方向にスライドさせることができる。
なお、シャッタ部材72をスライドさせる機構は上記に限定されるものではなく、例えば、シャッタ部材72にラックを形成し、該ラックに噛合するピニオンにダイヤル等を設け、該ダイヤルを操作することにより、シャッタ部材72を移動させる構成でも良い。
図10(A)は、風量調整部材81の正面図である。図10(B)は、図10(A)に示すA−A線断面図である。風量調整部材81は、断熱材となる発泡ポリスチレンから形成され、図10(A)及び(B)に示すように、その内部には、下方から流れてきた空気を前方に向かって流す風路82が形成されている。なお、風量調整部材81が発泡ポリスチレンから形成されることにより、風量調整部材81表面の結露を抑制する効果が得られる。
内部に風路82が形成された風量調整部材81は、図5及び図6を参照して説明したとおり、変温室用風路部52a、52b上部の調整部材取付部61に取り付けられる。これにより、変温室供給風路25の流路面積は、風量調整部材81が取り付けられていない場合と比べて小さくなる。
よって、風路82の流路面積が好適に設定された風量調整部材81が設けられることにより、変温室供給風路25の流動損失を好適に調整することができる。即ち、異なる機種の冷蔵庫11に共通のダクト部材42を用いて、風量調整部材81を好適に選定することにより、それぞれの機種に好適な変温室供給風路25を形成することができる。
具体的には、調整部材取付部61に風量調整部材81を取り付けることにより、変温室供給風路25の流路面積を、図9に示すシャッタ部材72を備えたシャッタ式の冷蔵庫11に適した大きさにすることができる。これにより、シャッタ部材72によって変温室14に供給される空気の量を好適に調整することができるようになり、変温室14の温度を所望の範囲内に維持することができる。
図10(A)に示すように、風量調整部材81の前面に開口する風路82の出口は、正面視において左右方向に長い略矩形状に形成されている。これにより、図9に示す左右方向に長く左右方向にスライドする略矩形板状のシャッタ部材72との組み合わせにより、変温室14に供給される空気の量を好適に調整することができる。
図10(B)に示すように、風路82の後部及び下部は、出口側となる前部よりも広く形成されている。これにより、図5に示すように、風量調整部材81がダクト部材42に取り付けられた際に、変温室供給風路25内を流れる空気の滞留が抑制され、変温室14に供給される空気を効率良く流すことができる。
風量調整部材81の外形状は、側面視略直角に曲げられた形態であり、前述のとおり、図5に示す調整部材取付部61の形状に対応している。そして、図5に示すように、風量調整部材81は、変温室用風路部52a、52b上部の曲がり部に形成された調整部材取付部61に取り付けられ、前部材42aと後部材42bによって挟持されている。
このように、風量調整部材81が曲がり形状を呈し、対応する曲がり形状の調整部材取付部61に取り付けられることにより、風量調整部材81の組み立て容易性を確保しつつ、風量調整部材81の位置ずれ等を抑制することができる。よって、風量調整部材81を正確な位置に適切に保持することができる。
次に、図11ないし図13を参照して、ダンパ装置121を用いて変温室14に供給される空気の量を調整するダンパ式の冷蔵庫111の供給風路について詳細に説明する。冷蔵庫111は、図1ないし図4に示す冷蔵庫11と同様に、複数の収納室として冷蔵室13、変温室14及び冷凍室15を有し、供給風路として冷蔵室供給風路24及び変温室供給風路25を有する冷蔵庫である。
図11は、ダンパ装置121が取り付けられた供給風路の分解斜視図である。図11に示すように、本実施形態では、ダクト部材42の内部には、図5に示す仕切部材91の代わりに、ダンパ装置121が設けられている。
ダンパ装置121は、ダクト部材42の下部に取り付けられ、前部材42a及び後部材42bによって前後方向から挟持される。これにより、ダンパ装置121を備えた供給風路を容易に組み立てることができる。
なお、ダンパ式の冷蔵庫111では、変温室供給風路25上部の調整部材取付部61に、図5及び図10に示す風量調整部材81が設けられていない。そのため、変温室供給風路25の流路面積は、風量調整部材81によって縮小されることなく、シャッタ式の冷蔵庫11の変温室供給風路25と比べて広く形成される。
このように、調整部材取付部61に風量調整部材81が取り付けられないことにより、変温室供給風路25の流路面積をダンパ式の冷蔵庫111に対して好適な大きさにすることができる。これにより、ダンパ装置121によって変温室14の温度が所望の範囲内になるよう適切に制御することができる。
図12は、ダンパ装置121の斜視図である。図12に示すように、ダンパ装置121は、一対のダンパ125と、一対のダンパ125の間に設けられた駆動ユニット122と、を有する。
駆動ユニット122は、そのハウジング形状が図5に示す仕切部材91の形状と略同等であり、略直方体状に形成されている。駆動ユニット122の内部には、ダンパ125を開閉するための図示しない電動モータやギア等が設けられている。
駆動ユニット122の左右には、略角筒状の形態を成す一対の枠体123が設けられている。枠体123の内部は、空気が流通する風路126となり、枠体123は、風路126が上下方向に開口するよう配置されている。
ダンパ125は、枠体123の風路126を開閉するように設けられている。具体的には、駆動ユニット122の左右には、駆動ユニット122の側面から突出する一対の回転軸124が設けられており、ダンパ125は、回転軸124に連結されている。
回転軸124は、駆動ユニット122の前記電動モータ等に接続され、該電動モータ等の動力によってそれぞれ独立して回転する。これにより、ダンパ125がそれぞれ回転軸124の回転によって回動し、風路126の流路面積を変化させることができる。
図13(A)は、ダンパ装置121が取り付けられた状態の前部材42aの背面図である。図13(B)は、ダンパ装置121が取り付けられた状態の後部材42bの正面図である。
図13(A)及び(B)に示すように、ダンパ装置121は、駆動ユニット122が、図5及び図6に示す仕切部材91の代わりに、ダクト部材42下部の仕切取付部54、58に取り付けられている。そして、一方のダンパ125は、冷蔵室供給風路24内に配置され、他方のダンパ125は、変温室供給風路25内に配置されている。
駆動ユニット122は、前述のとおり、仕切部材91と略同等の外形状を有し、仕切部材91と同じようにして、ダクト部材42の仕切取付部54、58に取り付けられている。即ち、駆動ユニット122の前面が前部材42aの仕切取付部54に当接し、駆動ユニット122の後面が後部材42bの仕切取付部58に当接し、駆動ユニット122は、前部材42a及び後部材42bによって挟持されている。このように取り付けられる駆動ユニット122は、仕切部材91と同様に、変温室供給風路25と冷蔵室供給風路24を区画する隔壁として機能する。
図13(A)に示すように、ダンパ装置121の枠体123の左右方向の端部近傍の上部は、前部材42a形成された係止片56に当接している。また、枠体123の下部は、爪部57の上部に当接している。即ち、ダンパ装置121は、係止片56及び爪部57によって上下方向に挟まれている。これにより、ダンパ装置121は、ダクト部材42内の所定の位置に保持される。
また、図13(B)に示すように、ダンパ装置121の枠体123の左右方向の端部近傍の上部は、後部材42b形成された係止片60に当接している。これにより、ダンパ装置121の位置決めを容易に行うことができる。
上記のように取り付けられたダンパ装置121の冷蔵室供給風路24内に配設されるダンパ125は、冷蔵室13に供給される空気の流量を調整する。他方、変温室供給風路25内に配設されるダンパ125は、変温室14に供給される空気の流量を調整する。これにより、ダンパ装置121は、冷蔵室13及び変温室14の温度をそれぞれ所望の範囲内に調整することができる。具体的には、冷蔵室13の温度を、冷蔵温度域の所望の範囲内に、変温室14の温度を、例えば、約−20℃から10℃の間の所望の範囲内に、それぞれ調整することができる。
なお、上記の例では、駆動ユニット122の左右両側にダンパ125が取り付けられる構成を示したが、ダンパ装置121の構成はこれに限定されない。例えば、ダンパ125が一つのみ設けられるダンパ装置を採用し、冷蔵室供給風路24及び変温室供給風路25の何れか一方にのみダンパ125が配設される構成を採用することもできる。
以上説明したように、本発明のダクト部材42は、シャッタ部材72によって空気の流量を調節するシャッタ式の冷蔵庫11と、ダンパ装置121によって空気の流量を調節するダンパ式の冷蔵庫111と、に共通して用いられる。そのため、シャッタ式の冷蔵庫11とダンパ式の冷蔵庫111に対してそれぞれ専用のダクト部材を設計する必要がなくなり、冷蔵庫11、111の生産性を高めることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
11、111 冷蔵庫
12 断熱箱体
13 冷蔵室
14 変温室
15 冷凍室
20、20a、20b、20c 内箱
22 冷却室
23 送風機
24 冷蔵室供給風路
25 変温室供給風路
26 冷凍室供給風路
30、31 吹出口
41、42 ダクト部材
42a 前部材
42b 後部材
51、51a、51b 冷蔵室用風路部
52、52a、52b 変温室用風路部
53 開口部
54、58 仕切取付部
71 吹出口カバー
72 シャッタ部材
73 操作部
81 風量調整部材
82 風路
91 仕切部材
92 凸部
121 ダンパ装置
122 駆動ユニット
123 枠体
124 回転軸
125 ダンパ
126 風路

Claims (5)

  1. 冷却室内の冷却器で冷却された空気を供給風路を経由して貯蔵室に供給する強制循環式の冷蔵庫に用いられるダクト部材であって、
    前記供給風路の一部分として、前記貯蔵室の第1の収納室につながる第1の供給風路と、前記貯蔵室の第2の収納室につながる第2の供給風路と、を形成するものであり、
    前記第1の供給風路と前記第2の供給風路を区画する仕切部材を取り付け可能な仕切取付部を有し、
    前記仕切取付部は、前記仕切部材の代わりに、前記第1の供給風路及び前記第2の供給風路の少なくとも一方の流路面積を調整可能なダンパ装置の駆動ユニットを取り付け可能であることを特徴とするダクト部材。
  2. 前記第2の供給風路の内部には、前記第2の供給風路の流路面積を縮小させる風量調整部材を取り付け可能な調整部材取付部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のダクト部材。
  3. 前記第2の供給風路には、前記第2の収納室につながる吹出口を開閉するシャッタ部材が取り付け可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のダクト部材。
  4. 一体的に成形されて前記第1の供給風路及び前記第2の供給風路の前記冷蔵庫に取り付けられた際に前方側となる隔壁を形成する前部材と、
    一体的に成形されて前記第1の供給風路及び前記第2の供給風路の前記冷蔵庫に取り付けられた際に後方側となる隔壁を形成する後部材と、を有し、
    前記仕切部材及び前記駆動ユニットは、前記前部材及び前記後部材によって挟持されることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のダクト部材。
  5. 少なくとも第1の収納室と第2の収納室に区画された貯蔵室と、
    前記貯蔵室に供給される空気を冷却する冷却器が配設された冷却室と、
    前記冷却室と前記第1の収納室をつなぎ前記冷却器で冷却された空気が流れる第1の供給風路と、
    前記冷却室と前記第2の収納室をつなぎ前記冷却器で冷却された空気が流れる第2の供給風路と、
    前記第1の供給風路及び前記第2の供給風路を形成するダクト部材と、
    前記ダクト部材に取り付けられ前記第1の供給風路と前記第2の供給風路を区画する仕切部材と、
    前記第2の供給風路に設けられて前記第2の供給風路の流路面積を縮小させる風量調整部材と、
    前記第2の供給風路と前記第2の収納室をつなぐ吹出口を開閉するシャッタ部材と、を備え、
    前記ダクト部材の前記仕切部材が取り付けられている仕切取付部は、前記仕切部材の代わりに、前記第1の供給風路及び前記第2の供給風路の少なくとも一方の流路面積を調整可能なダンパ装置の駆動ユニットを取り付け可能に形成されていることを特徴とする冷蔵庫。
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