JP2018104141A - 媒体搬送装置、後処理装置、記録装置 - Google Patents

媒体搬送装置、後処理装置、記録装置 Download PDF

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    • B65H2301/33312Involving forward reverse transporting means forward reverse rollers pairs

Abstract

【課題】ジャム処理の際の操作性に優れるとともに、用紙先端の引っ掛かりを好適に抑制できるガイドを備えた媒体搬送装置、並びこれを備えた後処理装置及び記録装置を提供する。【解決手段】媒体搬送装置は、閉じることにより媒体を搬送する搬送経路を形成し、開くことにより搬送経路を開放する回動可能な上流ガイドと、上流ガイドの下流に設けられ、閉じることにより搬送経路を形成し、開くことにより搬送経路を開放する回動可能な下流ガイドとを備え、上流ガイド及び下流ガイドの回動中心は、それぞれ回動自由端に対し上流側に位置するとともに、上流ガイド及び下流ガイドが閉じた状態で上流ガイドと下流ガイドとが連なって搬送経路を形成し、下流ガイドの上流側端部と上流ガイドの下流側端部とが媒体搬送方向でオーバーラップし、下流ガイドの上流側端部が上流ガイドの下流側端部より搬送経路の外側に位置する。【選択図】図12

Description

本発明は、媒体を搬送する媒体搬送装置に関する。また本発明は、当該媒体搬送装置を備えた後処理装置、及び記録装置に関する。
プリンターや複写機等のOA機器において媒体の一例としての用紙を搬送する用紙搬送装置では、装置内部で紙詰まりが生じた場合に詰まった用紙を除去できる様に、用紙搬送経路を開放できる様に構成されている。
例えば特許文献1には、2つのガイド部(第1可動ガイド部と第2可動ガイド部)が、双方の回動自由端が向き合った状態で配置され、開く際に互いの回動自由端が離れていく様に開いて用紙搬送路が開放され、ジャム用紙を取り除くことができる様に構成されている。
特開2014−194474号公報
しかしながら、用紙に記録を行う記録装置のうち、媒体に対してインクを吐出して記録を行うインクジェット式の記録装置では、用紙がインクを吸収することに伴って生じるカールが極めて顕著になる場合があり、特にインクを用いない所謂ページプリンターなどと比べると、そのカールの差は極めて顕著である。この様なカールが生じた用紙は、その先端が2つの用紙ガイドの繋ぎ目(上記特許文献1において対向する回動自由端の部分)に引っ掛かり易く、2つの用紙ガイドの繋ぎ目を適切に構成することがジャム防止の為に極めて重要となる。
用紙の先端が2つの用紙ガイドの繋ぎ目に引っ掛からない様に、例えば2つの用紙ガイドの繋ぎ目を櫛歯状に形成し、互いに噛み合う様にして繋ぎ目に用紙先端が入り込む隙間を作らない様に構成することも考えられるが、この場合用紙ガイドの加工コストが上昇してしまう。
加えて、用紙ガイドの開放に際しては、より一層の操作性の向上が求められる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑み成されたものであり、その目的は、ジャム処理の際の操作性に優れるとともに、用紙先端の引っ掛かりを好適に抑制できるガイドを備えた媒体搬送装置、並びこれを備えた後処理装置及び記録装置を提供することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る媒体搬送装置は、閉じることにより媒体を搬送する搬送経路を形成し、開くことにより前記搬送経路を開放する、回動可能な上流ガイドと、前記搬送経路において前記上流ガイドの下流に設けられ、閉じることにより前記搬送経路を形成し、開くことにより前記搬送経路を開放する、回動可能な下流ガイドと、を備え、前記上流ガイドの回動中心及び前記下流ガイドの回動中心は、それぞれ回動自由端に対し上流側に位置するとともに、前記上流ガイド及び前記下流ガイドが閉じた状態で前記上流ガイドと前記下流ガイドとが連なって前記搬送経路を形成し、前記下流ガイドの上流側端部と、前記上流ガイドの下流側端部とが媒体搬送方向でオーバーラップしているとともに、前記下流ガイドの上流側端部が、前記上流ガイドの下流側端部より前記搬送経路の外側に位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記下流ガイドの上流側端部と、前記上流ガイドの下流側端部とが媒体搬送方向でオーバーラップしているとともに、前記下流ガイドの上流側端部が、前記上流ガイドの下流側端部より前記搬送経路の外側に位置するので、少なくとも前記下流ガイドを開閉させる際には、当該下流ガイドの上流側端部が前記上流ガイドから干渉を受けずに開閉することができ、良好な操作性が得られる。
加えて、前記下流ガイドの上流側端部と、前記上流ガイドの下流側端部とが媒体搬送方向でオーバーラップしているので、前記下流ガイドと前記上流ガイドとの繋ぎ目で両者のガイド面に大きな段差を形成する必要がなく、カールした媒体先端が前記下流ガイドと前記上流ガイドとの繋ぎ目に入り込み難い。従って前記上流ガイドと前記下流ガイドとの繋ぎ目での媒体先端の引っ掛かりを好適に抑制できる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記下流ガイドの上流側端部が、上流側に向かって前記搬送経路の外側に向かうテーパー形状を成すことを特徴とする。
本態様によれば、前記下流ガイドの上流側端部が、上流側に向かって前記搬送経路の外側に向かうテーパー形状を成すので、前記上流ガイドの下流側端部と、前記下流ガイドの上流側端部との繋ぎ目で両者のガイド面をほぼ面一にすることができ、前記上流ガイドと前記下流ガイドとの繋ぎ目での媒体先端の引っ掛かりをより一層好適に抑制できる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記下流ガイドの上流側端部及び前記上流ガイドの下流側端部が、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向に沿って連続する面で形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記下流ガイドの上流側端部及び前記上流ガイドの下流側端部が、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向に沿って連続する面で形成されているので、前記上流ガイドの下流側端部と、前記下流ガイドの上流側端部との繋ぎ目を櫛歯状に形成する構成に比して両ガイドの加工コストを抑制できる。
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記上流ガイドの開閉に伴う当該上流ガイドの下流側端部の移動軌跡は、前記搬送経路を形成する他のガイドとの間に所定の間隔を有することを特徴とする。
本態様によれば、前記上流ガイドの開閉に伴う当該上流ガイドの下流側端部の移動軌跡は、前記搬送経路を形成する他のガイドとの間に所定の間隔を有するので、前記上流ガイドを開閉させる際には、当該上流ガイドの下流側端部が他のガイドからから干渉を受けずに開閉させることができ、良好な操作性が得られる。
本発明の第5の態様に係る後処置装置は、媒体に記録を行う記録装置で記録された媒体に後処理を行う後処理装置であって、第1から第4の態様のいずれかに係る前記媒体搬送装置を備えることを特徴とする。
本態様によれば、後処理装置において、上述した第1から第4の態様のいずれかの作用効果が得られる。
本発明の第6の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録部と、前記記録部で記録された媒体に後処理を行う、第1から第4の態様のいずれかに係る前記媒体搬送装置を備えた後処理部とを備えたことを特徴とする。
本態様によれば、記録装置において、上述した第1から第4の態様のいずれかの作用効果が得られる。
本発明に係る記録システムの外観を示す正面図。 プリンターの媒体搬送経路を示す側断面図。 本発明に係る後処理装置の外観斜視図。 本発明に係る後処理装置の前面側カバーを開いた状態を示す外観斜視図。 本発明に係る媒体搬送装置の搬送経路を示す側面図。 本発明に係る媒体搬送装置の搬送経路を模式的に示した図。 本発明に係る媒体搬送装置の搬送経路において上流ガイド、下流ガイド及び経路形成部を開いて搬送経路を開放した状態を示す側面図。 搬送経路において下流ガイドを開いて搬送経路の一部を開放した状態を示す斜視図。 閉じた状態の下流ガイドが搬送経路の一部を成している状態を示す斜視図。 閉じた状態の下流ガイドが搬送経路の一部を成している状態を示す斜視図。 上流側ガイドの下流側端部と下流側ガイドの上流側端部とのオーバーラップ状態を示す側断面図。 上流側ガイドの下流側端部の回動軌跡と下流側ガイドの上流側端部の回動軌跡とを示す側断面図。 後処理装置の前面側カバーに設けられた突起の回動軌跡に対する媒体搬送装置の操作部の位置関係を説明する断面図。 後処理装置の前面側カバーが閉じられた状態における突起と操作部の関係を示す断面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係る記録システムの外観を示す正面図であり、図2はプリンターの媒体搬送経路を示す側断面図であり、図3は本発明に係る後処理装置の外観斜視図であり、図4は本発明に係る後処理装置の前面側カバーを開いた状態を示す外観斜視図であり、図5は本発明に係る媒体搬送装置の搬送経路を示す側面図である。
図6は本発明に係る媒体搬送装置の搬送経路を模式的に示した図であり、図7は本発明に係る媒体搬送装置の搬送経路において上流ガイド、下流ガイド及び経路形成部を開いて搬送経路を開放した状態を示す側面図であり、図8は搬送経路において下流ガイドを開いて搬送経路の一部を開放した状態を示す斜視図であり、図9は閉じた状態の下流ガイドが搬送経路の一部を成している状態を示す斜視図であり、図10は閉じた状態の下流ガイドが搬送経路の一部を成している状態を示す斜視図である。
図11は上流側ガイドの下流側端部と下流側ガイドの上流側端部とのオーバーラップ状態を示す側断面図であり、図12は上流側ガイドの下流側端部の回動軌跡と下流側ガイドの上流側端部の回動軌跡とを示す側断面図であり、図13は後処理装置の前面側カバーに設けられた突起の回動軌跡に対する媒体搬送装置の操作部の位置関係を説明する断面図であり、図14は後処理装置の前面側カバーが閉じられた状態における突起と操作部の関係を示す断面図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が記録媒体の幅方向、すなわち装置奥行き方向を示し、Y方向が記録装置内の搬送経路における記録媒体の搬送方向、すなわち装置幅方向を示し、Z方向が装置高さ方向を示している。
■■■第1の実施例■■■■
<<<発明の概要>>>
本実施例では、媒体搬送装置において、閉じた状態において媒体搬送経路の一部を成す開閉可能なガイド(経路形成部)の開閉を容易に行うことができ、且つ、確実にガイドを閉じた状態にすることができる構成をガイドに設けることを基本構想としている。
<<<記録システムの概要>>>
図1を参照するに、記録システム10は、プリンター12と、後処理装置14と、排出処理ユニット16とを備えている。記録システム10は、一例として、図1の右方から左方に向かって順にプリンター12、後処理装置14と、排出処理ユニット16とを備えている。そして、これらの装置は互いに接続されて、プリンター12から排出処理ユニット16まで媒体を搬送可能に構成されている。
プリンター12の装置上部には、プリンター12、後処理装置14及び排出処理ユニット16における媒体への記録動作等を入力する操作パネル18が設けられている。また、プリンター12の装置下部には、複数の媒体収容カセット20が設けられている。本実施例において媒体収容カセット20は装置前面側から挿抜が可能に構成されている。そして、媒体収容カセット20に収容された媒体は、一例として後述する、「記録部」としてのラインヘッド22に向けて送られ、記録動作が行われる。ラインヘッド22により記録が行われた媒体は、プリンター12から後処理装置14を介して排出処理ユニット16に向けて送られ、排出処理ユニット16に設けられた排出トレイ24に排出される。
ここで、後処理装置14は、プリンター12において記録された媒体Pに対して後処理を行うように構成されている。本実施例において後処理は、一例として媒体Pの乾燥である。後処理装置14は、媒体Pに対して所定の期間以上に亘り搬送を行うことにより、媒体Pを乾燥させる。これにより、媒体Pの搬送時間を稼ぐことができ、ラインヘッド22による記録に起因して媒体Pに生じるカールの程度を抑制できる。
また、排出処理ユニット16は、後処理装置14から媒体が送られてくると、一例として裁断、紙折り、パンチ穴あけ、ステープル及びソート等の処理を媒体に対して行うように構成されている。以下、プリンター12における媒体搬送経路26、後処理装置14について順次説明する。
<<<プリンター12の媒体搬送経路について>>>
次いで、図2を参照して、プリンター12における媒体搬送経路26について説明する。尚、図2には、媒体Pの搬送経路の主要構成のみの符号を付し、その他の構成、特に複数設けられている拍車については符号を省略している。
媒体搬送経路26は、給送経路28、ストレート経路30、フェイスダウン排出経路32、スイッチバック経路34、反転経路36、フェイスアップ排出経路38及び接続経路40を備えている。給送経路28は、媒体収容カセット20からラインヘッド22までの経路として構成されている。給送経路28には、媒体の搬送方向に沿って給送ローラー42、分離ローラー対44、搬送ローラー対46が設けられている。そして、これらのローラーが図示しない駆動源により回転駆動させられることにより、媒体Pは媒体収容カセット20からストレート経路30に向けて搬送される。
尚、以降の説明において、本明細書に登場する各搬送ローラー対における一方のローラーは図示しない駆動モーターにより回転駆動させられる駆動ローラーとして構成され、他方のローラーは従動ローラーとして構成されているものとして説明する。
ストレート経路30は直線状に延びる経路として構成され、搬送方向に沿って順に搬送ローラー対48、ベルト搬送手段50、ラインヘッド22、第1フラップ52が設けられている。本実施例においてラインヘッド22は、ラインヘッド22のヘッド面と対向する領域にベルト搬送手段50により媒体Pが搬送された際、媒体Pの記録面にヘッド面に設けられた複数のノズルからインクを吐出して記録を実行するように構成されている。本実施例におけるラインヘッド22は、一例としてインクを吐出するノズルが用紙幅方向全域をカバーする様に設けられた記録ヘッドであり、用紙幅方向への移動を伴わないで用紙幅全体に記録が可能な記録ヘッドとして構成されている。
ラインヘッド22により記録が行われた媒体Pはベルト搬送手段50により第1フラップ52に向けて搬送される。ここで、第1フラップ52は、不図示の制御部により制御され、媒体Pの搬送方向をフェイスダウン排出経路32又はスイッチバック経路34に切換える。
第1フラップ52によりフェイスダウン排出経路32に案内された媒体Pは、フェイスダウン排出経路32において間隔をおいて設けられた複数の排出ローラー対54によって排出口56まで搬送され、載置部58に向けて排出される。尚、フェイスダウン排出経路32は、ラインヘッド22により記録が行われた記録面を下向きにして媒体Pを排出口56から排出する。
また、第1フラップ52によりスイッチバック経路34に案内された媒体Pは、スイッチバック経路34に設けられた搬送ローラー対60により媒体Pの先端がスイッチバック経路34の先端に設けられた開口62に達する位置まで送られる。
ここで、第1フラップ52の上方には、第2フラップ64が設けられており、第1フラップ52の動作に連動して不図示の連動機構により揺動させられる。そして、第2フラップ64は、第1フラップ52がストレート経路30とスイッチバック経路34とを接続している状態(図2参照)において、スイッチバック経路34と反転経路36との接続を遮る姿勢となる。一方、第1フラップ52がストレート経路30とフェイスダウン排出経路32とを接続している状態では、第2フラップ64はスイッチバック経路34と反転経路36とを接続する姿勢となる。
そして、第2フラップ64がスイッチバック経路34と反転経路36とを接続する姿勢を取ると、搬送ローラー対60が逆回転し、スイッチバック経路34内の媒体Pの後端が、今度は先端として反転経路36に送られる。そして、反転経路36に送られた媒体Pは、反転経路36に間隔をおいて設けられた搬送ローラー対66によりストレート経路30に送られる。そして、媒体Pは、反転経路36を搬送される際、第1面(ラインヘッド22により既に記録が行われた面)と第2面とが反転させられ、ストレート経路30におけるラインヘッド22と対向する領域に搬送され、第2面に記録が実行される。そして、媒体Pは一例としてフェイスダウン排出経路32を経て排出される。
次いで、フェイスアップ排出経路38及び接続経路40について説明する。フェイスダウン排出経路32の経路途中において分岐部68が設けられている。そして、分岐部68には第3フラップ70及び第4フラップ72が設けられている。第3フラップ70及び第4フラップ72も不図示の連動機構により動作が連動するように構成されている。そして、第3フラップ70及び第4フラップ72は、媒体Pをフェイスダウン排出経路32に案内する姿勢、フェイスアップ排出経路38に案内する姿勢及び接続経路40に案内する姿勢のいずれかを切換可能に構成されている。
そして、第3フラップ70及び第4フラップ72がフェイスアップ排出経路38に媒体Pを案内する姿勢を取ると、媒体Pは分岐部68においてフェイスダウン排出経路32からフェイスアップ排出経路38に案内される。フェイスアップ排出経路38には、搬送ローラー対74が設けられている。そして、プリンター12の装置幅方向左側面には開口76が設けられている。フェイスアップ排出経路38に案内された媒体Pは、搬送ローラー対74により開口76に向けて搬送され、開口76から直前にラインヘッド22と対向した面を上向きにして、つまりフェイスアップ状態で排出される。そして、排出された媒体Pは、後処理装置14の上部に設けられた載置部78に載置される。
また、第3フラップ70及び第4フラップ72が接続経路40に案内する姿勢を取ると、媒体Pは分岐部68においてフェイスダウン排出経路32から接続経路40に案内される。そして、媒体Pは接続経路40に設けられた搬送ローラー対80により後処理装置14内に案内される。
<<<後処理装置の概要>>>
次いで、図3ないし図5を参照して後処理装置14について説明する。後処理装置14は、装置上部に設けられた載置部78と、装置本体内に設けられた媒体搬送装置82(図5参照)と、装置前面側に回動可能に取り付けられた「開閉体」としての前面側カバー84とを備えている。
前面側カバー84は後処理装置14の装置幅方向(図3におけるY軸方向)左側端部に設けられた回動軸部86を介して回動可能に取り付けられている。そして、後処理装置14の装置前面側の外観を構成する閉じた状態(図3参照)と、内壁88が露呈し、媒体搬送装置82へのアクセスが可能となる開いた状態(図4参照)とを取り得る。
内壁88には複数の開口部90が設けられている。そして、開口部90は、少なくとも媒体搬送装置82内でジャムを起こした媒体Pを取り出し可能な大きさに開口されており、媒体搬送装置82の後述する操作部134へのアクセスが可能となっている。また、前面側カバー84の背面側には、複数の突起94A、94B、94C、94Dが設けられている。突起94A、94B、94C、94Dと開口部90との関係については後述する。
<<<媒体搬送装置について>>>
次いで、図5及び図6を参照して媒体搬送装置82について説明する。図5及び図6に示すように、媒体搬送装置82は、媒体搬送経路96を構成する、接続経路98と、第1スイッチバック経路100と、第2スイッチバック経路102と、第1反転経路104と、第2反転経路106と、フェイスダウン排出経路108とを備えている。接続経路98は、図2に示すプリンター12の接続経路40と接続されており、プリンター12から送られた媒体Pを媒体搬送装置82内に案内するように構成されている。尚、図6は、媒体搬送経路96を模式的に図示したもので、媒体搬送経路96の構成要素、例えば、後述するフラップやガイド等を省略して図示している。
また、上記各経路には適宜間隔をおいて複数の搬送ローラー対110が配置されている。搬送ローラー対110は、不図示の駆動源により回転駆動される搬送駆動ローラーと、搬送駆動ローラーの回転に従動回転する従動ローラー(不図示)とを備えている。尚、本明細書では、便宜上、搬送駆動ローラーに符号110を付して搬送ローラー対110として説明する。また、不図示の従動ローラーは、一例として拍車として構成されている。
また、以下の説明では、媒体搬送経路96にプリンター12から送り込まれる媒体Pは、接続経路98にファイスアップ状態、すなわちラインヘッド22により直前に記録された面(以下の説明では、第1面とする)が上向きの状態で搬送される。尚、各経路において搬送ローラー対110の搬送駆動ローラーは媒体Pの第1面、すなわち直前にラインヘッド22により記録が行われた面と反対側の第2面側と接して、媒体Pに搬送力を作用させるように配置されている。すなわち、ラインヘッド22により直前にインクが噴射されて記録が行われた面と直接搬送駆動ローラーが接しないので、記録面が汚れることを抑制できる。
また、図6においてG1からG4の符号が付された黒丸は、上記各経路の分岐点又は合流点を示している。具体的に説明すると、接続経路98と、第1スイッチバック経路100と、第2スイッチバック経路102との接続位置には分岐点G1が設けられている。そして、分岐点G1には、フラップ112(図5参照)が設けられており、接続経路98に送られた媒体Pをさらに、第1スイッチバック経路100または第2スイッチバック経路102に振り分ける。
第1スイッチバック経路100に送り込まれた媒体Pは、第1スイッチバック経路100と第1反転経路104との分岐点G2を越えて、第1スイッチバック経路100の終端部100aまで送り込まれる。ここで、媒体Pの先端が第1スイッチバック経路100の終端部100aに到達した状態では、媒体Pの後端は第1スイッチバック経路100の最下流に位置する搬送ローラー対110にニップされている。
また、分岐点G2には、フラップ114が設けられている。フラップ114は、媒体Pを第1スイッチバック経路100の上流側から終端部100aまで案内する姿勢(図5参照)と、第1スイッチバック経路100の終端部100aから第1反転経路104に案内する姿勢(不図示)とを切換可能に構成されている。そして、媒体Pの後端は第1スイッチバック経路100の最下流に位置する搬送ローラー対110が逆回転することにより、媒体Pの後端を先頭に第1スイッチバック経路100を逆送する。そして、媒体Pは分岐点G2においてフラップ114により第1スイッチバック経路100から第1反転経路104へと案内される。
第1反転経路104に媒体Pが送り込まれると、上向きで搬送されてきた媒体Pの第1面が下向きに反転して搬送される。つまり、媒体Pの第1面の向きと第2面の向きとが入れ替わる。そして、媒体Pは第1反転経路104に沿って送られると、合流点G3に到達する。ここで、合流点G3は第1反転経路104と、第2反転経路106とが合流し、フェイスダウン排出経路108に接続される位置である。
そして、媒体Pは、第1反転経路104から合流点G3を超えて、フェイスダウン排出経路108に案内される。フェイスダウン排出経路108に案内された媒体Pは、第1面がフェイスダウン(下向き)の姿勢でフェイスダウン排出経路108の終端部108aから媒体搬送装置82、つまり後処理装置14から排出される。尚、本実施例では、フェイスダウン排出経路108の終端部108aと排出処理ユニット16内の不図示の媒体搬送経路とは接続されている。そして、終端部108aから送り出された媒体Pは排出処理ユニット16内の媒体搬送経路を経て排出トレイ24(図1参照)に排出される。
また、接続経路98から第2スイッチバック経路102へ送り込まれた媒体Pは、第2スイッチバック経路102と第2反転経路106との分岐点G4を越えて、第2スイッチバック経路102の終端部102aまで送り込まれる。ここで、媒体Pの先端が第2スイッチバック経路102の終端部102aに到達した状態において、媒体Pの後端は第2スイッチバック経路102の最下流に位置する搬送ローラー対110にニップされている。
また、分岐点G4には、フラップ116が設けられている。フラップ116は、媒体Pを第2スイッチバック経路102の上流側から終端部102aまで案内する姿勢(図5参照)と、第2スイッチバック経路102の終端部102aから第2反転経路106に案内する姿勢(不図示)とを切換可能に構成されている。そして、媒体Pの後端は第2スイッチバック経路102の最下流に位置する搬送ローラー対110が逆回転することにより、媒体Pの後端を先頭に第2スイッチバック経路102を逆送する。そして、媒体Pは分岐点G4においてフラップ116により第2スイッチバック経路102から第2反転経路106へと案内される。
第2反転経路106に媒体Pが送り込まれると、上向きで搬送されてきた媒体Pの第1面が下向きに反転して搬送される。そして、媒体Pは第2反転経路106に沿って送られると、合流点G3に到達する。そして、媒体Pは、第1反転経路104から合流点G3を超えて、フェイスダウン排出経路108に案内され、フェイスダウン排出経路108の終端部108aから排出される。
尚、記録システム10において複数の媒体Pが連続搬送される場合、最初の媒体Pは、媒体搬送経路96において接続経路98、第1スイッチバック経路100、第1反転経路104及びフェイスダウン排出経路108の順に搬送され、次に搬送された媒体Pは、接続経路98、第2スイッチバック経路102、第2反転経路106及びフェイスダウン排出経路108の順に搬送される。そして3番目以降に送られる複数の媒体Pは、第1スイッチバック経路100を通る搬送コースと、第2スイッチバック経路102を通る搬送コースとを交互に振り分けられて搬送される。
<<<媒体搬送経路の構成について>>>
次いで、図7ないし図12を参照して、媒体搬送経路96の構成についてさらに説明する。図7に示すように、接続経路98、第1スイッチバック経路100、第2スイッチバック経路102、第1反転経路104、第2反転経路106及びフェイスダウン排出経路108において経路の一部が開放可能に構成されている。以下の説明では、フェイスダウン排出経路108を一例として説明する。また、図7は、フェイスダウン排出経路108の一部を開放した状態を示しており、その他の経路の開放部分については閉じた状態で図示している。
図7を参照するに、フェイスダウン排出経路108において搬送される媒体Pの第1面と対向する側が開放可能に構成されている。具体的には、フェイスダウン排出経路108は、搬送方向上流側から下流側に沿って、第1ガイド118と、「上流ガイド」としての第2ガイド120と、「下流ガイド」及び「ガイド」としての第3ガイド122とを備えている。尚、各ガイド118、120、122は磁力で吸着可能な金属材料で形成されている。
図5及び図7に示すように、第1ガイド118、第2ガイド120及び第3ガイド122は、閉じた状態でフェイスダウン排出経路108、ひいては媒体搬送経路96を形成する。そして、第1ガイド118、第2ガイド120及び第3ガイド122は、それぞれ搬送方向下流側端部に回動軸118a、120a、122aを備えている。つまり、第1ガイド118、第2ガイド120及び第3ガイド122は、それぞれ回動軸118a、120a、122aを中心に回動可能に構成されている。そして、第1ガイド118、第2ガイド120及び第3ガイド122において搬送方向上流側の端部が回動自由端を成している。
また、第3ガイド122は、フェイスダウン排出経路108に対して閉じた状態では図5に示すように回動自由端側(搬送方向上流側)から回動軸118a側に向かって上り傾斜となるように構成されている。また、第3ガイド122は、図7に示すように開いた状態から図5に示す閉じた状態に移行する場合、重力に抗して閉じる構成となっている。
また、本実施例において、第3ガイド122の搬送方向におけるサイズ、すなわち経路長は、媒体搬送装置82において搬送可能なサイズのうち媒体搬送方向のサイズが最も大きいサイズの媒体の1/2以上の長さに設定されている。そして、本実施例において最も大きいサイズの媒体は、一例としてA3サイズに設定されている。
また、接続経路98、第1スイッチバック経路100、第2スイッチバック経路102、第1反転経路104、第2反転経路106には、閉じた状態で経路を形成し、開いた状態で経路を開放する経路形成部124、126、128、130、132(図7参照)が設けられている。これらの経路形成部124、126、128、130、132も搬送方向下流側に不図示の回動支点を備え、搬送方向上流側端部を回動自由端として回動可能に構成されている。
また、第1ガイド118、第2ガイド120及び第3ガイド122の回動自由端である搬送方向上流側端部には、それぞれレバー状の操作部134が設けられている。具体的には、図8に示すように、操作部134は、一例として第3ガイド122の搬送方向上流側端部において媒体幅方向である装置奥行き方向(X軸方向)の前面側のサイドに配置されている。また、操作部134は、第1ガイド118、第2ガイド120及び経路形成部128、130、132の回動自由端側、すなわち搬送方向上流側端部の装置前面側のサイドにもそれぞれ配置されている。ここで、レバー状の操作部134を操作することで、第1ガイド118、第2ガイド120及び第3ガイド122をそれぞれの回動軸118a、120a、122aを中心に容易に回動させることができる。
また、図8ないし図10を参照するに、第3ガイド122の搬送方向上流側端部の装置前面側のサイドに第1保持手段136が設けられている。本実施例において第1保持手段136は、マグネットキャッチ138と、「付勢手段」としてのねじりコイルばね140とを備えている。一例として、マグネットキャッチ138は、フェイスダウン排出経路108において閉じた状態の第3ガイド122の搬送方向上流側端部の装置前面側のサイドと対向する位置に設けられている。そして、第3ガイド122が開いた状態から閉じようとすると、図9及び図10に示すようにマグネットキャッチ138の磁力により第3ガイド122が吸引され、第3ガイド122の搬送方向上流側端部の装置前面側のサイドがマグネットキャッチ138に吸着される。
また、ねじりコイルばね140は、一端が第3ガイド122の搬送方向上流側端部の装置前面側のサイドに取り付けられており、他端は図示しないが、後処理装置14のフレームに取り付けられている。そして、ねじりコイルばね140は、一例として2安定ばねとして構成されている。ねじりコイルばね140は、第3ガイド122を開いた状態から閉じる方向に変化させる場合、第3ガイド122を閉方向に付勢し、第3ガイド122を閉じるに従って付勢力が増し、第3ガイド122がフェイスダウン排出経路108に対して所定の角度開いた状態からさらに開くと、第3ガイド122を開く方向に付勢するように構成されている。
また、図8に示すように、第3ガイド122の搬送方向上流側端部の装置背面側のサイドに第2保持手段142が設けられている。第2保持手段142もマグネットキャッチ138と、「付勢手段」としてのねじりコイルばね140とを備えている。
本実施例において第3ガイド122は、媒体搬送経路96において開閉可能なガイドのうち、最も経路長が長く設定されており、その重量も長さに比例して重くなっているので、第3ガイド122の自重による撓みや反りによりガイドが意図せず、開く場合がある。しかしながら、本実施例では、第3ガイド122の媒体幅方向、すなわち装置奥行き方向前面側及び背面側にマグネットキャッチ138とねじりコイルばね140とをそれぞれ設けているので、十分な保持力を得ることができ、第3ガイド122をより確実に閉じた状態に維持できる。
また、本実施例において第1ガイド118、第2ガイド120、経路形成部128、130、132も第1保持手段136及び第2保持手段142を備えている。ここで、第1ガイド118、第2ガイド120、経路形成部128、130、132の搬送方向におけるサイズは第3ガイド122よりも短いので、第3ガイド122の重さよりも軽くなる。
したがって、第1ガイド118、第2ガイド120、経路形成部128、130、132は、2つのマグネットキャッチ138の保持力及び1つのねじりコイルばね140の付勢力により閉じた状態を保持することができ、第1保持手段136又は第2保持手段142においてねじりコイルばね140を設けない構成とすることができる。尚、本実施例では、第1ガイド118、第2ガイド120、経路形成部128、130、132に設けられた第1保持手段136は、ねじりコイルばね140を備えない構成となっている。
また、再度図8を参照するに、第3ガイド122の回動自由端側の端部122bは、搬送方向上流側に向かって媒体搬送経路96の外側に向かうテーパー形状を成している。また、端部122bは媒体の幅方向、すなわち装置奥行き方向に沿って延びる連続した面で形成されている。また、第2ガイド120の下流側端部120bも装置奥行き方向に沿って延びる連続した面で形成されている。
次いで、図11を参照するに、第1ガイド118、第2ガイド120及び第3ガイド122がフェイスダウン排出経路108に対して閉じた状態にある場合、第1ガイド118、第2ガイド120及び第3ガイド122が連なってフェイスダウン排出経路108を形成している。そして、各ガイド118、120、122が閉じた状態において、第2ガイド120の回動自由側端部である上流側端部120cは、第1ガイド118の回動軸側端部118bより媒体搬送経路96の外側に位置している。そして、上流側端部120cと回動軸側端部118bとは、媒体搬送方向に沿ってオーバーラップしている。
また、第3ガイド122の回動自由側端部である上流側端部122bは、第2ガイド120の下流側端部120bより媒体搬送経路96の外側に位置している。そして、上流側端部122bと下流側端部120bとは、媒体搬送方向に沿ってオーバーラップしている。
さらに図12を参照するに、符号Sが付された二点鎖線は、第2ガイド120の下流側端部120bの移動軌跡を示している。ここで、第3ガイド122の上流側端部122bは閉じた状態において、第2ガイド120の下流側端部120bとは所定の間隔をおいて離間した状態を維持している。そして、第3ガイド122が開く方向(図12の矢印方向)に開く際には、第2ガイド120の下流側端部120bからさらに離れる方向に回動するので、第3ガイド122が第2ガイド120と干渉することがない。尚、符号120b、122bが付された二点鎖線部は、それぞれ第2ガイド120の下流側端部120b及び第3ガイド122の上流側端部122bの回動途中の状態を一例として図示している。
また、第2ガイド120が開く方向に回動する場合、下流側端部120bは、第3ガイド122の上流側端部122bから離間する方向に回動する。そして、下流側端部120bは移動軌跡Sに示すように、フェイスダウン排出経路108において第2ガイド120及び第3ガイド122と対向する経路部分108bと所定の間隔をおいて回動する。したがって、第2ガイド120を回動させる際、第2ガイド120の下流側端部120bが第3ガイド122やフェイスダウン排出経路108における対向する経路部分108bと干渉することがなく、円滑に第2ガイド120を回動させることができ、操作性を良好にできる。
<<<前面側カバーと媒体搬送経路の各ガイドとの関係について>>>
次いで、図13及び図14を参照して、前面側カバー84の突起94A、94B、94C、94Dと第1ガイド118、第2ガイド120、第3ガイド122及び経路形成部128、130、132との関係について説明する。
図1に示すように、本実施例では、後処理装置14は装置幅方向においてプリンター12と排出処理ユニット16との間に配置されている。ここで、後処理装置14の前面側カバー84を開く際の回動軌跡が装置幅方向に大きくなると、プリンター12及び排出処理ユニット16と干渉する場合がある。そこで、図13に示すように前面側カバー84の回動軌跡が装置幅方向に広がらないように回転中心、すなわち回動軸部86を装置奥行き方向前面側により近い位置に配置した。
また、回動軸部86側に近い突起94Aの回動軌跡S1及び回動軸部86に対して突起94Aよりも遠い突起94Bの回動軌跡S2が示すように前面側カバー84が後処理装置14に対して閉じられると、突起94Aは、第3ガイド122を回動させた場合の第3ガイド122の操作部134の回動軌跡(図13において符号134′が付された二点鎖線部参照)内に位置し、突起94Bは、経路形成部132を回動させた場合の経路形成部132の操作部134の回動軌跡(図13において符号134′が付された二点鎖線部参照)内に位置する。
すなわち、第3ガイド122あるいは経路形成部132が所定量開いた状態において、前面側カバー84を後処理装置14に対して閉じると、所定量開いた状態の第3ガイド122あるいは経路形成部132の操作部134と突起94A、94Bとが干渉し、前面側カバー84が完全に閉じない状態となる。
また、後処理装置14及び前面側カバー84には、カバーが完全に閉じたことを検出する検出手段144が設けられている。一例として、検出手段144は、機械式スイッチとして構成されており、前面側カバー84に設けられた押圧部144aと、後処理装置14本体側に設けられたスイッチ部144bとを備えている。そして、前面側カバー84を後処理装置14に対して完全に閉じると、押圧部144aがスイッチ部144bと接触してスイッチを押圧する。これにより、前面側カバー84が完全に閉じたことを検出できる。
また、検出手段144は、前面側カバー84が閉じないことにより、媒体搬送経路96において第3ガイド122あるいは経路形成部132が完全に閉じていない状態を検出できる。
また、図14を参照するに、前面側カバー84が閉じた状態において突起94Aは、第3ガイド122だけでなく第2ガイド120の操作部134の回動軌跡内にも入り込む。したがって、第2ガイド120が所定量開いていると、前面側カバー84を閉じる際、突起94Aが干渉し、前面側カバー84が閉じられなくなり、第2ガイド120が所定量開いていることを検出できる。
同様に、前面側カバー84が閉じた状態において突起94Bでは、経路形成部132だけでなく、第1ガイド118の操作部134の回動軌跡内に入り込むように構成されている。また、前面側カバー84が閉じた状態において突起94Cは、経路形成部128の操作部134の回動軌跡内に入り込むように構成され、突起94Dは経路形成部130の操作部134の回動軌跡内に入り込むように構成されている。したがって、検出手段144は第1ガイド118や経路形成部128、130、132が所定量開いている場合も検出できる。
また、再度図13を参照するに、回動軸部86に近い突起94Aの回転軌跡をS1とすると、前面側カバー84が閉じた状態における突起94Aと閉じた状態の第3ガイド122の操作部134との間の距離はL1となる。一方で、回動軸部86から遠い突起94Bの回転軌跡をS2とすると、前面側カバー94が閉じた状態における突起94Bと閉じた状態の経路形成部132の操作部134との間の距離はL2となる。ここで、距離L1と距離L2とは、L1>L2の関係になる。
より詳細に説明する。符号S3が付された一点鎖線は回動軸部86を通りY軸方向に延びる直線として図示されている。そして、この一点鎖線S3を基準として、回動軌跡S1における一点鎖線S3と回動軌跡S1との交点から回動軌跡S1の終点までの回動角度をθ1として表すことができ、一点鎖線S3と回動軌跡S2との交点から回動軌跡S2の終点までの回動角度をθ2として表すことができる。そして、回動軌跡S1は回動軌跡S2より半径が小さいので、回動角度θ1は回動角度θ2よりも大きくなる。
したがって、一点鎖線S3を基準にして、装置奥行き方向(X軸方向)における突起94Aの変位量と突起94Bの変位量とは同じ変位量となるが、装置幅方向(Y軸方向)では、突起94Aの変位量の方が突起94Bの変位量よりも大きくなる。
また、図示するように突起94Aは突起94Bに比べて回動軸部86寄りで回動し、その回動軌跡S1の半径は回動軌跡S2の半径よりも小さい。これにより、一点鎖線S3から回動軌跡S1の終点までの回動範囲における回動軌跡S1の終点から第3ガイド122の操作部134側に向けてせり出す装置幅方向の変位量が、一点鎖線S3から回動軌跡S2の終点までの回動範囲における回動軌跡S2の終点から経路形成部132の操作部134側に向けてせり出す装置幅方向の変位量より大きくなる。その結果、回動軌跡S1と第3ガイド122の操作部134との干渉及び回動軌跡S2と経路形成部132の操作部134との干渉を避けるために設定される距離L1及び距離L2において、距離L1は距離L2よりも大きく設定される。
また、本実施例では、図5及び図7に示すように、フェイスダウン排出経路108において第3ガイド122に対応する媒体搬送経路が装置高さ方向において上下方向に延びるとともに、第3ガイド122が回動することにより搬送方向上流側が開放されるように構成したので、第3ガイド122を回動させた際、第3ガイド122に対応する媒体搬送経路においてジャムを起こした媒体Pが自然に下方に落下する。
そして、第3ガイド122の媒体搬送方向における長さを長くし、開口部90を第3ガイド122の下部に対応する位置に設け、開口部90より上方に第1保持手段136のねじりコイルばね140を設けている。これにより、開口部90からジャムを起こした媒体Pをねじりコイルばね140に干渉することなく取り出すことができ、媒体の除去を容易に行うことができる。また、第3ガイド122の第1保持手段136においてマグネットキャッチ138に加えてねじりコイルばね140を設けることができるので、第1保持手段136及び第2保持手段142により第3ガイド122の閉じた状態を確実に保持することができる。
<<<実施例の変更例>>>
(1)本実施例において、マグネットキャッチ138は、媒体搬送経路96において回動するガイド118、120、122及び経路形成部124、126、128、130、132と対向する部材側に設ける構成としたが、この構成に代えて、マグネットキャッチ138を回動するガイド118、120、122及び経路形成部124、126、128、130、132側に設ける構成としてもよい。
(2)本実施例において、後処理装置14はプリンター12と別体の構成としたが、この構成に代えて、後処理装置14を後処理部としてプリンター12内に組み込んでもよい。
(3)また、本実施例において、第3ガイド122の回動軸122aを搬送方向下流側の端部に設け、上流側端部122bを回動自由端とする構成としたが、この構成に代えて、回動軸122aを搬送方向上流側に設け、第3ガイド122の下流側端部を回動自由端とする構成としてもよい。そして、この構成においても第3ガイド122は閉じるときに重力に抗して閉じる構成となっている。尚、第1ガイド118及び第2ガイド120も同様の構成としてもよい。
上記説明をまとめると、媒体搬送装置82は、閉じることにより媒体Pを搬送する媒体搬送経路96を形成し、開くことにより媒体搬送経路96を開放する、回動可能な第3ガイド122と、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向である装置奥行き方向において、第3ガイド122の一方側である装置前面側に設けられた操作部134と、第3ガイド122の一方側である装置前面側に設けられ、当該一方側である装置前面側を閉状態に保持する第1保持手段136と、第3ガイド122の操作部134及び第1保持手段136が設けられた側とは反対側の他方側である装置背面側に設けられ、当該他方側である装置背面側を閉状態に保持する第2保持手段142と、を備え、第2保持手段142が、第3ガイド122の他方側である装置背面側を閉方向に付勢するねじりコイルばね140を備える。
上記構成によれば、第3ガイド122には媒体幅方向である装置奥行き方向において一方側である装置前面側に操作部134が設けられており、そしてその反対側である装置背面側を閉状態に保持する第2保持手段142が、他方側である装置背面側を閉方向に付勢するねじりコイルばね140を備えるので、一方側である装置前面側に設けられた操作部134を操作して第3ガイド122を完全に閉じようとする際、他方側である装置背面側が操作部134(一方側)に追従できずに完全に閉まらない不具合の回避が期待できる。しかも、操作部134は第3ガイド122において一方側である装置前面側に設けられているので、一方側である装置前面側で第3ガイド122の開閉操作をすることで、より容易に第3ガイド122の開閉ができる。
第1保持手段136は、磁力により第3ガイド122の一方側である装置前面側を閉状態に保持する構成であるマグネットキャッチ138を備える。この構成によれば、簡易な構成により一方側である装置前面側を閉状態に保持できる。
第1保持手段136は、更に一方側である装置前面側を閉方向に付勢する構成であるねじりコイルばね140を備える。この構成によれば、一方側である装置前面側をより確実に閉状態に保持できる。
第3ガイド122は、閉じる際に重力に抗して閉じる。この構成によれば、第3ガイド122は、閉じる際に重力に抗して閉じる為、操作部134(第3ガイド122の一方側である装置前面側)を操作して閉じようとする際、他方側である装置背面側が追従できず当該他方側である装置背面側が半開きになる虞があるが、他方側である装置背面側を閉方向に付勢するねじりコイルばね140を備えるので、他方側である装置背面側が操作部134(一方側である装置前面側)に追従できずに完全に閉まらない不具合の回避が期待できる。
第3ガイド122の回動軸122aは、当該回動軸122aから離れた自由端である上流側端部122bに対し、媒体搬送方向下流側に位置しているとともに、閉じた状態において自由端である上流側端部122bから回動軸122aに向かって上り傾斜となる状態に設けられている。この構成によれば、他方側である装置背面側が操作部134(一方側である装置前面側)に追従できずに完全に閉まらない不具合の回避が期待できる。
第3ガイド122の媒体搬送方向におけるサイズは、搬送可能なサイズの媒体のうち媒体搬送方向のサイズが最も大きいサイズの媒体の、1/2以上のサイズである。
閉じることにより媒体搬送経路96を形成し、開くことにより媒体搬送経路96を開放する、回動可能な経路形成部132と、閉じることにより第3ガイド122および経路形成部132を隠し、開くことにより第3ガイド122および経路形成部132を露呈させる、回動可能な前面側カバー84と、少なくとも前面側カバー84が完全に閉じた状態を検出する検出手段144と、を備え、第3ガイド122は、経路形成部132よりも前面側カバー84の回動中心である回動軸部86に近い位置に配置され、前面側カバー84は、当該前面側カバー84が完全に閉じた第3ガイド122の開閉に伴う操作部134の移動軌跡に入り込む突起94Aを備え、突起94Aが、第3ガイド122が所定量開いた状態で、操作部134と干渉して前面側カバー84の閉塞を阻害する。
上記構成によれば、第3ガイド122が完全に閉じていない状態(所定量開いた状態)では、前面側カバー84が完全に閉じない構成であるので、前面側カバー84が完全に閉じた状態を検出する検出手段144を、第3ガイド122の開閉状態を検出する手段として利用することができ、コストアップを抑制できる。
ねじりコイルばね140は、第3ガイド122が所定角度開いた状態から閉じる迄に第3ガイド122を閉方向に付勢するとともに第3ガイド122が閉じるに従って付勢力が増し、第3ガイド122が所定角度開いた状態から更に開くと第3ガイド122を開方向に付勢する。この構成によれば、第3ガイド122をより確実に閉状態に保持でき、また、第3ガイド122を開く際には、より容易に開くことができる。
後処理装置14は、媒体Pに記録を行うプリンター12で記録された媒体に後処理を行う後処理装置であって、媒体搬送装置82を備える。
プリンター12は、媒体に記録を行うラインヘッド22と、ラインヘッド22で記録された媒体Pに後処理を行う、媒体搬送装置82を備えた後処理部とを備える。
さらに、上記説明をまとめると、媒体搬送装置82は、閉じることにより媒体Pを搬送する媒体搬送経路96を形成し、開くことにより媒体搬送経路96を開放する、回動可能な第2ガイド120と、媒体搬送経路96において第2ガイド120の下流に設けられ、閉じることにより媒体搬送経路96を形成し、開くことにより媒体搬送経路96を開放する、回動可能な第3ガイド122と、を備え、第2ガイド120の回動中心である回動軸120a及び第3ガイド122の回動中心である回動軸122aは、それぞれ回動自由端である上流側端部120c、122bに対し下流側に位置するとともに、第2ガイド120及び第3ガイド122が閉じた状態で第2ガイド120と第3ガイド122とが連なって媒体搬送経路96を形成し、第3ガイド122の上流側端部122bと、第2ガイド120の下流側端部120bとが媒体搬送方向でオーバーラップしているとともに、第3ガイド122の上流側端部122bが、第2ガイド120の下流側端部120bより媒体搬送経路96の外側に位置する。
上記構成によれば、第3ガイド122の上流側端部122bと、第2ガイド120の下流側端部120bとが媒体搬送方向でオーバーラップしているとともに、第3ガイド122の上流側端部122bが、第2ガイド120の下流側端部120bより媒体搬送経路96の外側に位置するので、少なくとも第3ガイド122を開閉させる際には、当該第3ガイド122の上流側端部122bが第2ガイド120から干渉を受けずに開閉することができ、良好な操作性が得られる。
加えて、第3ガイド122の上流側端部122bと、第2ガイド120の下流側端部120bとが媒体搬送方向でオーバーラップしているので、第3ガイド122と第2ガイド120との繋ぎ目で両者のガイド面に大きな段差を形成する必要がなく、カールした媒体Pの先端が第3ガイド122と第2ガイド120との繋ぎ目に入り込み難い。従って第2ガイド120と第3ガイド122との繋ぎ目での媒体Pの先端の引っ掛かりを好適に抑制できる。
第3ガイド122の上流側端部122bが、上流側に向かって媒体搬送経路96の外側に向かうテーパー形状を成す。この構成によれば、第2ガイド120の下流側端部120bと、第3ガイド122の上流側端部122bとの繋ぎ目で両者のガイド面をほぼ面一にすることができ、第2ガイド120と第3ガイド122との繋ぎ目での媒体Pの先端の引っ掛かりをより一層好適に抑制できる。
第3ガイド122の上流側端部122b及び第2ガイド120の下流側端部120bが、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向に沿って連続する面で形成されている。この構成によれば、第2ガイド120の下流側端部120bと、第3ガイド122の上流側端部122bとの繋ぎ目を櫛歯状に形成する構成に比して両ガイドの加工コストを抑制できる。
第2ガイド120の開閉に伴う当該第2ガイド120の下流側端部120bの移動軌跡Sは、媒体搬送経路96を形成する他のガイドである、フェイスダウン排出経路108において第2ガイド120及び第3ガイド122と対向する経路部分108b、第3ガイド122との間に所定の間隔を有する。この構成によれば、第2ガイド120を開閉させる際には、当該第2ガイド120の下流側端部120bがフェイスダウン排出経路108において第2ガイド120及び第3ガイド122と対向する経路部分108b、第3ガイド122からから干渉を受けずに開閉させることができ、良好な操作性が得られる。
また、本実施形態では本発明に係る後処理装置14を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10…記録システム、12…プリンター、14…後処理装置、16…排出処理ユニット、18…操作パネル、20…媒体収容カセット、22…ラインヘッド、24…排出トレイ、26、96…媒体搬送経路、28…給送経路、30…ストレート経路、32、108…フェイスダウン排出経路、34…スイッチバック経路、36…反転経路、38…フェイスアップ排出経路、40、98…接続経路、42…給送ローラー、44…分離ローラー対、46、48、60、66、74、80、110…搬送ローラー対、50…ベルト搬送手段、52…第1フラップ、54…排出ローラー対、56…排出口、58、78…載置部、
62…開口、64…第2フラップ、68…分岐部、70…第3フラップ、72…第4フラップ、76…開口、82…媒体搬送装置、84…前面側カバー、86…回動軸部、88…内壁、90…開口部、94…前面側カバー、94A、94B、94C、94D…突起、100…第1スイッチバック経路、100a、102a、108a…終端部、102…第2スイッチバック経路、104…第1反転経路、106…第2反転経路、108b…経路部分、112、114、116…フラップ、118…第1ガイド、118a、120a、122a…回動軸、118b…回動軸側端部、120…第2ガイド、120b…下流側端部、120c、122b…上流側端部、122…第3ガイド、124、126、128、130、132…経路形成部、134…操作部、136…第1保持手段、138…マグネットキャッチ、140…ねじりコイルばね、142…第2保持手段、144…検出手段、144a…押圧部、144b…スイッチ部、G1、G2、G4…分岐点、G3…合流点、L1、L2…距離、P…媒体、S…移動軌跡、S1、S2…回動軌跡、S3…一点鎖線

Claims (6)

  1. 閉じることにより媒体を搬送する搬送経路を形成し、開くことにより前記搬送経路を開放する、回動可能な上流ガイドと、
    前記搬送経路において前記上流ガイドの下流に設けられ、閉じることにより前記搬送経路を形成し、開くことにより前記搬送経路を開放する、回動可能な下流ガイドと、を備え、
    前記上流ガイドの回動中心及び前記下流ガイドの回動中心は、それぞれ回動自由端に対し上流側に位置するとともに、前記上流ガイド及び前記下流ガイドが閉じた状態で前記上流ガイドと前記下流ガイドとが連なって前記搬送経路を形成し、
    前記下流ガイドの上流側端部と、前記上流ガイドの下流側端部とが媒体搬送方向でオーバーラップしているとともに、前記下流ガイドの上流側端部が、前記上流ガイドの下流側端部より前記搬送経路の外側に位置する、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 請求項1に記載の媒体搬送装置において、前記下流ガイドの上流側端部が、上流側に向かって前記搬送経路の外側に向かうテーパー形状を成す、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の媒体搬送装置において、前記下流ガイドの上流側端部及び前記上流ガイドの下流側端部が、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向に沿って連続する面で形成されている、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の媒体搬送装置において、前記上流ガイドの開閉に伴う当該上流ガイドの下流側端部の移動軌跡は、前記搬送経路を形成する他のガイドとの間に所定の間隔を有する、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  5. 媒体に記録を行う記録装置で記録された媒体に後処理を行う後処理装置であって、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の前記媒体搬送装置を備える、
    ことを特徴とする後処理装置。
  6. 媒体に記録を行う記録部と、
    前記記録部で記録された媒体に後処理を行う、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の前記媒体搬送装置を備えた後処理部と、
    を備えた記録装置。
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