JP2018103318A - 電動工具 - Google Patents

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大治郎 田辺
Daijiro Tanabe
大治郎 田辺
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Abstract

【課題】ハウジングの大型化を回避しつつ、ハウジング内の冷却対象に対する冷却効果を高める。【解決手段】モータ10を駆動源とするハンマドリル1Aであって、第1回転軸11に設けられた第1冷却ファン30と、第2回転軸41に設けられた第2冷却ファン40と、モータ10を制御する制御回路が搭載された回路基板20と、を有する。第1回転軸11はモータ10の出力軸であって、第1冷却ファン30は第1回転軸11と一体に回転し、第2回転軸41は第1回転軸11とは異なる回転軸であって、第2冷却ファン40はモータ10によって回転駆動される。【選択図】図1

Description

本発明は、電動モータ(以下「モータ」という。)を駆動源とする電動工具に関するものである。
ドライバ,インパクトドライバ,インパクトレンチ,ハンマ,ハンマドリル,サンダー,ジグソー,チェーンソーなどの各種電動工具が知られている。これら電動工具は、駆動源であるモータと、モータを制御する制御回路やその他の回路が搭載された回路基板と、を備えている。これらモータや回路基板の温度は、電動工具の使用中に上昇する。そこで、多くの電動工具では、モータや回路基板が収容されているハウジング内に冷却ファンが設けられ、冷却ファンが生み出す気流(冷却風)によってモータや回路基板を冷却している。
特開2016−124061号公報
モータや回路基板に対する冷却効果を高めるためには冷却風の風量を増加させることが望ましく、大型の冷却ファンを用いれば、冷却風の風量を容易に増加させることができる。
しかし、大型の冷却ファンを用いると、これが収容されるハウジングが大型化し、ひいては電動工具全体が大型化してしまう。また、ハウジングの内部には、モータや回路基板の他にも様々なものが収容されている。よって、大型の冷却ファンを設けたとしても、冷却対象に十分な量の冷却風が供給されない場合もある。
本発明の目的は、ハウジングの大型化を回避しつつ、ハウジング内の冷却対象に対する冷却効果を高めることである。
本発明の電動工具は、第1回転軸に設けられた第1冷却ファンと、第2回転軸に設けられた第2冷却ファンと、前記電動モータを制御する制御回路が搭載された回路基板と、を有する。前記第1回転軸は前記電動モータの出力軸であって、前記第1冷却ファンは前記第1回転軸と一体に回転し、前記第2回転軸は前記第1回転軸とは異なる回転軸であって、前記第2冷却ファンは前記電動モータによって回転駆動される。
本発明によれば、ハウジングの大型化を回避しつつ、ハウジング内の冷却対象に対する冷却効果を高めることができる。
本発明が適用された電動工具の一例を示す断面図である。 図1に示される第1冷却ファンおよび第2冷却ファンを示す拡大平面図である。 本発明が適用された電動工具の他の一例を示す断面図である。 本発明が適用された電動工具のさらに他の一例を示す断面図である。 本発明が適用された電動工具のさらに他の一例を示す断面図である。 本発明が適用された電動工具のさらに他の一例を示す断面図である。 本発明が適用された電動工具のさらに他の一例を示す断面図である。 本発明が適用された電動工具のさらに他の一例を示す断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明が適用された電動工具の一例について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係る電動工具は、打撃工具の1つであるハンマドリルである。
図1に示されるハンマドリル1Aは、金属製のシリンダハウジング2Aおよびモータハウジング2Bを有する。以下の説明では、シリンダハウジング2Aおよびモータハウジング2Bを“ハウジング2”と総称する場合がある。
シリンダハウジング2Aの長手方向一端にはハンドル3が一体的に設けられており、図示されていないシリンダハウジング2Aの長手方向他端にはチャックが設けられている。以下の説明では、ハンドル3が設けられているシリンダハウジング2Aの長手方向一端を“後端”と呼び、チャックが設けられているシリンダハウジング2Aの長手方向他端を“先端”と呼ぶ場合がある。つまり、シリンダハウジング2Aの先端にチャックが設けられ、シリンダハウジング2Aの後端にハンドル3が設けられている。尚、チャックには先端工具の一端が挿入される挿入口が設けられており、先端工具は、その一端が挿入口に挿入されて保持される。例えば、先端工具がドリルビットである場合、その一端(シャンク部)が挿入口に挿入される。チャックは、挿入口に挿入されたシャンク部を軸方向に往復動可能に保持する。
シリンダハウジング2Aの内部には、その長手方向に沿って円筒形のシリンダ4が収容されている。シリンダ4の内部には、図示されているピストン5の他に、中間子および打撃子が収容されている。ピストン5,中間子および打撃子は、シリンダハウジング2Aの後端側から先端側に向かってこの順で配置されており、中間子と打撃子との間には空気室が設けられている。ピストン5が往復動すると、空気室の圧力が変動し、この圧力変動が中間子および打撃子を介してチャックに保持されている先端工具に打撃力として付与される。つまり、空気室内の空気により“空気ばね”が構成されている。
モータハウジング2Bは、シリンダハウジング2Aの後方下部に設けられており、シリンダハウジング2Aと一体化されている。モータハウジング2Bの内部には駆動源としての電動モータ(以下「モータ10」という。)が収容されている。ハンドル3は、所定形状の金属フレームと、金属フレームを被覆するモールド樹脂とから構成されている。ハンドル3は、シリンダハウジング2Aの後端とモータハウジング2Bの背面とに跨るように配置され、ボルトによってハウジング2に固定されている。
モータ10は、ブラシレスモータであって、出力軸11が固定された回転子(ロータ12)と、ロータ12を取り囲む固定子(ステータ13)と、を備えている。出力軸11はロータ12を貫通してロータ12の上下に突出している。以下の説明では、ロータ12の上側(シリンダハウジング2A側)に突出している出力軸11の一部を“出力軸上部11a”、ロータ12の下側に突出している出力軸11の他の一部を“出力軸下部11b”と呼んで区別する場合がある。もっとも、かかる区別は説明の便宜上の区別であり、出力軸11は連続する一本のシャフトである。
出力軸上部11aは、シリンダハウジング2Aとモータハウジング2Bとの間の隔壁6を貫通してシリンダハウジング2A内に突出しており、上側軸受14によって回転自在に支持されている。一方、出力軸下部11bは下側軸受15によって回転自在に支持されている。下側軸受15はモータ10とモータハウジング2Bの底部との間に設けられており、モータハウジング2Bの底部には複数の吸気口7が形成されている。
シリンダハウジング2Aの内部に突出している出力軸上部11aの先端にはピニオンギヤ(モータピニオン16)が装着されている。モータ10の出力軸11(モータピニオン16)の回転運動は、クランクシャフトおよびコネクティングロッドを含む変換機構17によってピストン5の往復運動に変換される。すなわち、ピストン5はモータ10によって往復駆動される。
モータハウジング2Bの内部には、モータ10を制御する制御回路が搭載された回路基板20が収容されている。回路基板20は、モータ10の側方にモータ10に沿って配置されている。回路基板20は、制御回路が搭載されている主面が出力軸11と平行となるように起立している。換言すれば、回路基板20は縦置き配置されている。尚、回路基板20に搭載される回路は制御回路に限定されず、その他の回路(例えば、電源回路)が搭載されることもあり、制御回路および電源回路の両方が搭載されることもある。
モータハウジング2Bの内部に、第1冷却ファン30および第2冷却ファン40が設けられている。第1冷却ファン30は出力軸11に設けられており、出力軸11と一体に回転する。つまり、モータ10の出力軸11は、第1冷却ファン30が設けられる第1回転軸でもある。一方、第2冷却ファン40は、出力軸(第1回転軸)11とは異なる第2回転軸41に設けられており、モータ10によって回転駆動される。つまり、第1冷却ファン30および第2冷却ファン40は、それぞれ異なる回転軸を有する一方、共通のモータ10によって回転駆動される。以下、第1冷却ファン30および第2冷却ファン40のそれぞれについて詳細に説明する。
図2に示されるように、第1冷却ファン30は、内側環状部31と、内側環状部31よりも大径の外側環状部32と、を有する。内側環状部31は外側環状部32の径方向内側に配置されており、両者の中心は互いに一致している。つまり、内側環状部31および外側環状部32は同心である。内側環状部31の外周面と外側環状部32の内周面との間には、これらの周方向に沿って複数枚のフィン33が配置されている。一方、外側環状部32の外周面には、その全周に亘って駆動ギヤ34が形成されている。また、外側環状部32には、径方向外側に突出するフランジ部35が一体成形されている。
第2冷却ファン40は、内側環状部42と、内側環状部42よりも大径の外側環状部43と、を有する。内側環状部42は外側環状部43の径方向内側に配置されており、両者の中心は互いに一致している。つまり、内側環状部42および外側環状部43は同心である。内側環状部42の外周面と外側環状部43の内周面との間には、これらの周方向に沿って複数枚のフィン44が配置されている。一方、外側環状部43の外周面には、その全周に亘って、駆動ギヤ34と噛み合う従動ギヤ45が形成されている。
以上のように、第1冷却ファン30と第2冷却ファン40は実質的に同一の構造を有する。もっとも、第1冷却ファン30は第2冷却ファン40よりも大径であり、駆動ギヤ34の歯数は従動ギヤ45の歯数よりも多い。
第1冷却ファン30の中心には出力軸(第1回転軸)11が圧入されており、第2冷却ファン40の中心には第2回転軸41が圧入されている。図1に示されるように、第1冷却ファン30は、モータ10の上面を覆っているエンドキャップ18と上側軸受14との間に位置している。第2冷却ファン40が設けられている第2回転軸41は、隔壁6の下面に設けられている軸受19によって回転自在に支持されている。第2回転軸41は第1回転軸11と平行であり、第2回転軸41の下部が第2冷却ファン40の中心に圧入されている。
第1冷却ファン30および第2冷却ファン40は、第1回転軸11の方向においてモータ10の一端側(上側)に配置されている。具体的には、第1冷却ファン30と第2冷却ファン40は、第1回転軸11の方向において同一または略同一の高さに配置されており、第1冷却ファン30はモータ10の上方に位置し、第2冷却ファン40は回路基板20の上方に位置している。換言すれば、第1冷却ファン30および第2冷却ファン40は同一または略同一の高さに横並びで配置されており、第1冷却ファン30の下方にモータ10が位置し、第2冷却ファン40の下方に回路基板20が位置している。
図2に示されるように、第1冷却ファン30に設けられている駆動ギヤ34と第2冷却ファン40に設けられている従動ギヤ45とは常に噛み合っている。よって、モータ10(図1)が作動すると、第1回転軸11を回転軸として第1冷却ファン30が回転し、第1冷却ファン30が回転すると、第2回転軸41を回転軸として第2冷却ファン40が回転する。つまり、第1冷却ファン30に形成された駆動ギヤ34と第2冷却ファン40に形成された従動ギヤ45とによって、モータ10から出力される駆動力を第2冷却ファン40に伝達する動力伝達機構が構成されており、第2冷却ファン40はモータ10によって回転駆動される。尚、第1冷却ファン30がモータ10によって回転駆動されることは自明である。
再び図1を参照する。第1冷却ファン30および第2冷却ファン40が回転すると、モータハウジング2Bの底部に形成されている吸気口7からモータハウジング2B内に空気が取り込まれる。モータハウジング2B内に取り込まれた空気は、モータハウジング2Bを通過してシリンダハウジング2Aに至り、シリンダハウジング2Aに形成されている排気口8からシリンダハウジング2Aの外に排出される。この結果、ハウジング2の内部に矢印によって模式的に示される気流(冷却風)が発生し、モータ10および回路基板20が冷却される。この際、第1冷却ファン30の回転により発生する冷却風は主にモータ10を冷却し、第2冷却ファン40の回転により発生する冷却風は主に回路基板20を冷却する。
以上のように、本実施形態に係る電動工具は、主な冷却対象を異にする2つの冷却ファンを備えており、それら冷却ファンは互いに異なる回転軸上に設けられている。換言すれば、ハウジング内の異なる2箇所に冷却ファンがそれぞれ配置されている。これにより、ハウジングの大型化を回避しつつ、それぞれの冷却対象をより効果的に冷却することができる。例えば、2つの冷却ファンが生み出す冷却風の合計風量と1つの大型冷却ファンが生み出す冷却風の風量とが同一であった場合、2つの冷却ファンを対応する冷却対象の近傍にそれぞれ配置することにより、各冷却対象をより効果的に冷却することができる。また、ハウジング内において気流(冷却風)がよりスムーズに流れるように、それぞれの冷却ファンを配置することもできる。つまり、冷却ファンのレイアウトの自由度が高まり、冷却対象に冷却風をより効果的に届けることが可能となる。
(第2実施形態)
以下、本発明が適用された電動工具の実施形態の他の一例について説明する。もっとも、本実施形態に係る電動工具は、第1実施形態に係るハンマドリルと同一の基本構成を有するハンマドリルである。そこで、本実施形態に係るハンマドリルと第1実施形態に係るハンマドリルとの相違点についてのみ以下に説明し、共通する構成についての説明は省略する。
図3に示されるハンマドリル1Bでは、第2回転軸41を支持する軸受19がモータハウジング2Bの底部に設けられている。また、第2冷却ファン40の外周に設けられている従動ギヤ45と噛み合う駆動ギヤ34が第1回転軸11の下端に設けられている。
つまり、第1実施形態においては、第1冷却ファン30と駆動ギヤ34とが一体であったのに対し、本実施形態においては、第1冷却ファン30と駆動ギヤ34とが別体である。そして、第1冷却ファン30とは別体の駆動ギヤ34が第1回転軸11の下端に設けられ、この駆動ギヤ34が第2冷却ファン40と一体の従動ギヤ45と噛み合っている。このように、本実施形態では、第1回転軸11に設けられた駆動ギヤ34と第2冷却ファン40に設けられた従動ギヤ45とによって、モータ10から出力される駆動力を第2冷却ファン40に伝達する動力伝達機構が構成されている。
また、第1回転軸11の方向において、第1冷却ファン30はモータ10の一端側(上側)に配置されている一方、第2冷却ファン40はモータ10の他端側(下側)に配置されている。換言すれば、第1冷却ファン30と第2冷却ファン40は、第1回転軸11の方向において異なる高さに配置されており、第1冷却ファン30はモータ10の上方に位置し、第2冷却ファン40は回路基板20の下方に位置している。さらに換言すれば、第1冷却ファン30と第2冷却ファン40は互いに異なる高さに配置されており、第1冷却ファン30の下方にモータ10が位置し、第2冷却ファン40の上方に回路基板20が位置している。
図3から明らかなように、回路基板20の下方は、回路基板20の上方に比べてスペースに余裕がある。そこで、本実施形態では、第1実施形態における第2冷却ファン40よりも大径の第2冷却ファン40が用いられている。これにより冷却風の風量が増大し、冷却効果、特に回路基板20に対する冷却効果がさらに高められる。
(第3実施形態)
以下、本発明が適用された電動工具の実施形態の他の一例について説明する。もっとも、本実施形態に係る電動工具は、これまでに説明したハンマドリルと同一の基本構成を有するハンマドリルである。そこで、本実施形態に係るハンマドリルと既に説明したハンマドリルとの相違点についてのみ以下に説明し、共通する構成についての説明は省略する。
図4に示されるハンマドリル1Cでは、第2回転軸41を支持する軸受19がモータハウジング2Bの内部に設けられたブラケット46によって支持されている。具体的には、モータハウジング2B内に、モータハウジング2Bの底部と平行に延びるブラケット46が設けられている。軸受19はブラケット46の端部に下向きに設けられており、この軸受19によって第2回転軸41の上部が回転自在に支持される一方、第2回転軸41の下部が第2冷却ファン40に圧入されている。この結果、第2冷却ファン40はブラケット46に吊り下げられ、モータハウジング2Bの底部から浮いている。
本実施形態に係る電動工具では、第2冷却ファンがモータハウジングの底部から浮いているので、モータハウジングの底部により多くの吸気口7を設けることができる。
(第4実施形態)
以下、本発明が適用された電動工具の実施形態の他の一例について説明する。もっとも、本実施形態に係る電動工具は、これまでに説明したハンマドリルと同一の基本構成を有するハンマドリルである。そこで、本実施形態に係るハンマドリルと既に説明したハンマドリルとの相違点についてのみ以下に説明し、共通する構成についての説明は省略する。
図5に示されるハンマドリル1Dでは、第1回転軸11の下端に第3冷却ファン50が設けられている。換言すれば、モータ10を挟んで第1冷却ファン30の反対側に第3冷却ファン50が配置されており、モータ10が2つの冷却ファン(第1冷却ファン30,第3冷却ファン50)によって挟まれている。第3冷却ファン50は、第2冷却ファン40と実質的に同一の構造を有しており、その外周に駆動ギヤ34が一体成形されている。
第3冷却ファン50に設けられている駆動ギヤ34は、第2冷却ファン40に設けられている従動ギヤ45と噛み合っており、第3冷却ファン50が回転すると第2冷却ファン40も回転する。このとき第1冷却ファン30も同時に回転することは自明である。つまり、第2冷却ファン40に設けられている従動ギヤ45と、第3冷却ファン50に設けられ、従動ギヤ45と噛み合う駆動ギヤ34とによって、モータ10から出力される駆動力を第2冷却ファン40に伝達する動力伝達機構が構成されている。
以上のように、本実施形態に係る電動工具では、第1回転軸の上部と下部にそれぞれ冷却ファンが設けられており、かつ、第2回転軸の下部に冷却ファンが設けられている。つまり、合計3つの冷却ファンがハウジング内に設けられている。よって、冷却ファンが2つである他の実施形態に比べて冷却風の風量が増大し、冷却効果が向上する。特に、モータの上下に冷却ファンが設けられている本実施形態の場合、モータに対する冷却効果が向上する。
(第5実施形態)
以下、本発明が適用された電動工具の他の一例について説明する。本実施形態に係る電動工具は、切断工具の1つである丸鋸である。
図6に示される丸鋸1Eは、ベースプレート60と、ベースプレート60の上に設けられたハウジング2と、モータ10によって回転駆動される鋸刃61と、鋸刃61を覆うカバー62と、を有する。
ハウジング2内には、モータ10の出力軸11と平行な第2回転軸41が設けられており、出力軸11に第1冷却ファン30が設けられ、第2回転軸41に第2冷却ファン40が設けられている。つまり、本実施形態においても、モータ10の出力軸11は第1回転軸を兼ねている。
第1冷却ファン30の外周には駆動ギヤ34が形成されており、第2冷却ファン40の外周には、駆動ギヤ34と噛み合う従動ギヤ45が形成されている。モータ10が作動すると、鋸刃61が回転するとともに第1冷却ファン30が回転し、第1冷却ファン30が回転すると、第2冷却ファン40が回転する。すると、ハウジング2に設けられている吸気口7からハウジング2内に空気が取り込まれる。ハウジング2内に取り込まれた空気は、ハウジング2内を流通して排気口8からハウジング2の外に排出される。つまり、ハウジング2内に気流が生まれ、この気流(冷却風)によってモータ10や回路基板20が冷却される。
図7に、丸鋸1Eの一変形例を示す。図7に示されている丸鋸1Eでは、第1回転軸(出力軸)11に設けられている第1冷却ファン30の外周に、駆動ギヤ(第1ベベルギヤ)34が設けられている。また、第2冷却ファン40が設けられている第2回転軸41の端部に従動ギヤ(第2ベベルギヤ)45が装着されている。第1ベベルギヤ34と第2ベベルギヤ45とは常に噛み合っている。したがって、モータ10が作動すると第1冷却ファン30が回転し、第1冷却ファン30が回転すると、第2冷却ファン40が回転する。本実施形態では、第1冷却ファン30に設けられた第1ベベルギヤ34と第2回転軸41に設けられた第2ベベルギヤ45とにより、モータ10から出力される駆動力を第2冷却ファン40に伝達する動力伝達機構が構成されている。また、ハウジング2に追加の排気口8aを設けるとともに、第2回転軸41を第1回転軸11に対して傾斜させて、第2冷却ファン40を追加された排気口8aの方に向けてある。これによりハウジング2内における気流(冷却風)の流れがよりスムーズになり、冷却効果が向上する。また、回路基板20の主面に冷却風が当たりやすくなる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。また、本発明が適用される電動工具は打撃工具または切断工具に限定されない。本発明は、例えば、図8に示さるようなインパクトレンチ1Fに適用することもできる。図示されているインパクトレンチ1Fでは、モータ10の出力軸(第1回転軸)11に第1冷却ファン30が設けられ、第1回転軸11とは異なる第2回転軸41に第2冷却ファン40が設けられている。第1回転軸11と第2回転軸41とは互いに平行である。また、第1冷却ファン30の外周には駆動ギヤ34が設けられ、第2冷却ファン40の外周には、駆動ギヤ34と噛み合う従動ギヤ45が設けられている。モータ10が作動すると、第1冷却ファン30が回転し、第1冷却ファン30が回転すると、第2冷却ファン40が回転する。すると、ハウジング2に設けられている吸気口7からハウジング2内に空気が取り込まれる。ハウジング2内に取り込まれた空気は、ハウジング2内を流通して排気口8からハウジング2の外に排出される。
モータから出力される駆動力を第2冷却ファンに伝達する動力伝達機構は上記構造に限定されない。例えば、第1回転軸または第1冷却ファンに設けられている駆動ギヤと噛み合う従動ギヤが第2回転軸に設けられる実施形態もある。また、第1回転軸に設けられた第1プーリと、第2回転軸に設けられた第2プーリと、第1プーリと第2プーリとに架け回された伝達部材(例えば、ベルト)と、によって動力伝達機構が構成される実施形態もある。
1A〜1D ハンマドリル
1E 丸鋸
1F インパクトレンチ
2 ハウジング
2A シリンダハウジング
2B モータハウジング
3 ハンドル
4 シリンダ
5 ピストン
7 吸気口
8,8a 排気口
10 モータ
11 出力軸(第1回転軸)
14 上側軸受
15 下側軸受
19 軸受
20 回路基板
30 第1冷却ファン
31,42 内側環状部
32,43 外側環状部
33,44 フィン
34 駆動ギヤ(第1ベベルギヤ)
35 フランジ部
40 第2冷却ファン
41 第2回転軸
45 従動ギヤ(第2ベベルギヤ)
46 ブラケット
50 第3冷却ファン

Claims (11)

  1. 電動モータを駆動源とする電動工具であって、
    第1回転軸に設けられた第1冷却ファンと、
    第2回転軸に設けられた第2冷却ファンと、
    前記電動モータを制御する制御回路が搭載された回路基板と、を有し、
    前記第1回転軸は前記電動モータの出力軸であって、前記第1冷却ファンは前記第1回転軸と一体に回転し、
    前記第2回転軸は前記第1回転軸とは異なる回転軸であって、前記第2冷却ファンは前記電動モータによって回転駆動される、電動工具。
  2. 前記第1回転軸と前記第2回転軸とが互いに平行である、請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記第2回転軸が前記第1回転軸に対して傾斜する、請求項1に記載の電動工具。
  4. 前記電動モータから出力される駆動力を前記第2冷却ファンに伝達する動力伝達機構を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動工具。
  5. 前記第1冷却ファンおよび前記第2冷却ファンが、前記第1回転軸の方向において前記電動モータの一端側に配置される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動工具。
  6. 前記第1冷却ファンが、前記第1回転軸の方向において前記電動モータの一端側に配置され、
    前記第2冷却ファンが、前記第1回転軸の方向において前記電動モータの他端側に配置される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動工具。
  7. 前記第1回転軸に設けられた第3冷却ファンを有し、
    前記第3冷却ファンは、前記第1回転軸の方向において前記第1冷却ファンの反対側に配置される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電動工具。
  8. 前記動力伝達機構が、
    前記第1回転軸または前記第1冷却ファンに設けられた駆動ギヤと、
    前記第2回転軸または前記第2冷却ファンに設けられた従動ギヤと、を有する、請求項4に記載の電動工具。
  9. 前記駆動ギヤが前記第1冷却ファンの外周に設けられ、
    前記従動ギヤが第2冷却ファンの外周に設けられる、請求項8に記載の電動工具。
  10. 前記第2冷却ファンは、
    外周面に前記従動ギヤが形成された環状部と、
    前記環状部の内側に、前記環状部の周方向に沿って配置された複数枚のフィンと、を有する、請求項9に記載の電動工具。
  11. 前記動力伝達機構が、
    前記第1回転軸に設けられた第1プーリと、
    前記第2回転軸に設けられた第2プーリと、
    前記第1プーリと前記第2プーリとに架け回された伝達部材と、を有する、請求項4に記載の電動工具。
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