JP2018102823A - ロボット鉗子 - Google Patents

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英紀 田中
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哲弘 近藤
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Abstract

【課題】グリッパーの開閉の双方を良好に行うことができるロボット鉗子を提供する。
【解決手段】ロボット鉗子は、駆動ユニットと、駆動ユニットから延びる挿入管と、挿入管の先端に設けられたグリッパーと、挿入管の先端部内に配置され、圧力室内への作動液の供給によりグリッパーを直接的にまたは中間部材を介して押してグリッパーを開くか閉じる作動部材と、グリッパー、中間部材または作動部材に接続され、駆動ユニット内まで延びるワイヤと、を備え、駆動ユニットは、グリッパーの開閉の一方が行われる際に給排路を通じて圧力室内に作動液を供給し、グリッパーの開閉の他方が行われる際に給排路を通じて圧力室から作動液を排出する給排機構と、圧力室から作動液が排出される際にワイヤを引っ張る引張機構と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、液圧を利用してグリッパーの開閉を行うロボット鉗子に関する。
従来から、内視鏡手術などでは、ロボット鉗子が用いられている。例えば、特許文献1には、図6に示すような、液圧を利用してグリッパー103の開閉を行うロボット鉗子100が開示されている。このロボット鉗子100は、手動で操作される。
具体的に、図6に示すロボット鉗子100は、操作部本体101、挿入管102およびグリッパー103、を含む。操作部本体101には、グリッパー103用の開閉操作部104が設けられている。
グリッパー103は、図7に示すように、ガイド筒120内を摺動するピストン110と連結されている。すなわち、ピストン110およびガイド筒120は、挿入管102の先端部内に配置されている。一方、開閉操作部104には、筒体140が設けられている。筒体140とガイド筒120とは、挿入管102内を通るチューブ130によって接続されている。筒体140内には、シリンダ150が配置されており、プッシャ160の小径部がシリンダ150内に挿入され、プッシャ160の大径部が筒体140から露出している。
そして、プッシャ160を筒体140内に押し込むと、作動液がシリンダ150内から押し出され、ピストン110が前進してグリッパー103が開く。グリッパー103を閉じる際には、ロッド180を操作して弁体170を開状態とした上でプッシャ160を筒体140から引き出す。これにより、作動液がシリンダ150内に引き込まれ、ピストン110が後退してグリッパー103が閉じる。
特開昭63−160631号公報
しかしながら、図6および図7に示すロボット鉗子100では、チューブ130の内部である圧力室内に作動液が供給されるときにはピストン110をスムーズに前進させることができるが、圧力室から作動液が排出されるときには、圧力室内の圧力が安定せずに、ピストン110をスムーズに後退させることができない。つまり、図6および図7に示すロボット鉗子100では、グリッパー103を良好に開くことができるが、グリッパー103を良好に閉じることはできない。
そこで、本発明は、グリッパーの開閉の双方を良好に行うことができるロボット鉗子を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のロボット鉗子は、駆動ユニットと、前記駆動ユニットから延びる挿入管と、前記挿入管の先端に設けられたグリッパーと、前記挿入管の先端部内に配置され、圧力室内への作動液の供給により前記グリッパーを直接的にまたは中間部材を介して押して前記グリッパーを開くか閉じる作動部材と、前記グリッパー、前記中間部材または前記作動部材に接続され、前記駆動ユニット内まで延びるワイヤと、を備え、前記駆動ユニットは、前記グリッパーの開閉の一方が行われる際に給排路を通じて前記圧力室内に作動液を供給し、前記グリッパーの開閉の他方が行われる際に前記給排路を通じて前記圧力室から作動液を排出する給排機構と、前記圧力室から作動液が排出される際に前記ワイヤを引っ張る引張機構と、を含む、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、圧力室内に作動液が供給されるときには、作動部材がグリッパーを押すので、グリッパーの開閉の一方を良好に行うことができる。一方、圧力室から作動液が排出されてグリッパーの開閉の他方が行われるときには、グリッパー、中間部材または作動部材がワイヤを介して引っ張られる。従って、グリッパーの開閉の他方も良好に行うことができる。
前記引張機構は、前記ワイヤが巻き回されたプーリと、前記ワイヤを引っ張る方向に前記プーリを回転させる渦巻きバネを含んでもよい。この構成によれば、渦巻きバネを用いた安価な構成で上記の効果を得ることができる。
前記引張機構は、前記ワイヤが巻き回されたプーリと、前記プーリと連結されたモータを含んでもよい。この構成によれば、圧力室内に作動液が供給されて作動部材がグリッパーを押すときには、ワイヤを積極的に繰り出すことができる。
例えば、前記作動部材は、シリンダ内を摺動するピストンであり、前記グリッパーを前記中間部材を介して押し、前記中間部材は、前記ピストンの直線運動を前記グリッパーの開閉運動に変換してもよい。
あるいは、前記グリッパーは、少なくとも1つの可動爪を含み、前記作動部材は、伸縮可能な管状部と、前記管状部の一端を閉塞し、前記少なくとも1つの可動爪に当接する頭部を有するベローズであり、前記グリッパーを直接的に押し、前記ワイヤは、前記少なくとも1つの可動爪に接続されていてもよい。
本発明によれば、グリッパーの開閉の双方を良好に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るロボット鉗子の側面図である。 図1に示すロボット鉗子の先端部の断面図である。 図1に示すロボット鉗子の駆動ユニットの概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係るロボット鉗子の先端部の断面図である。 変形例の駆動ユニットの概略構成図である。 従来のロボット鉗子の斜視図である。 従来のロボット鉗子の内部構造を示す断面図である。
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態に係るロボット鉗子1Aを示す。このロボット鉗子1Aは、作動液の液圧を利用してグリッパー13の開閉を行うものである。作動液は、特に限定されるものではないが、例えば、生理食塩水や油などである。
例えば、ロボット鉗子1Aは手術支援ロボットに用いられる。この場合、ロボット鉗子1Aがスレーブ側装置のマニピュレータに取り付けられ、マスタ側装置で医師により遠隔操作される。マニピュレータは、患者の皮膚に設けられた穴が支点となるようにロボット鉗子1Aの姿勢を自在に変更する。
具体的に、ロボット鉗子1Aは、駆動ユニット11と、駆動ユニット11から延びて患者の体内に挿入される挿入管12と、挿入管12の先端に支持部2を介して設けられたグリッパー13を含む。なお、以下では、説明の便宜上、挿入管12の軸方向を前後方向(グリッパー13側を前方、駆動ユニット11側を後方)という。
グリッパー13は、例えば、患部や縫合用の針などを把持する。図2に示すように、グリッパー13は、一対の爪14を有する。支持部2は、それらの爪14を揺動可能に支持するピン21を有する。
挿入管12の先端部内には、作動部材3が配置されている。作動部材3は、後述する圧力室31内への作動液の供給によりグリッパー13を中間部材20を介して押してグリッパー13を閉じる。ただし、作動部材3は、グリッパー13を中間部材20を介して押してグリッパー13を開いてもよい。
本実施形態では、作動部材3が、後述する第1シリンダ42内を摺動するピストン3Aである。このため、中間部材20は、ピストン3Aの直線運動をグリッパー13の開閉運動に変換する。具体的に、中間部材20は、ピストン3Aからグリッパー13に向かって延びるロッド23と、ロッド23と爪14とを連結する一対のリンク22を含む。
挿入管12は、直線状に延びる高剛性の管である。挿入管12の先端部内には、圧力室31が形成されている。より詳しくは、挿入管12の先端部内には、前後方向に延びる管状体32と、管状体32の前端部内に嵌まり込む第1シリンダ42と、管状体32の後端部内に嵌まり込む第2シリンダ52が配置されている。また、管状体32の前端部および第1シリンダ42と挿入管12の内周面の間には、環状の第1ホルダ41が介在しており、管状体32の後端部および第2シリンダ52と挿入管12の内周面の間には、環状の第2ホルダ51が介在している。なお、第2シリンダ52の前面には、後述するスリーブ61用のストッパ53が取り付けられている。
第1シリンダ42の中心穴内には、上述したピストン3A(作動部材3)が配置されている。ピストン3Aは、上述したように、第1シリンダ42内を摺動する。ピストン3Aの外周面には、当該外周面と第1シリンダ42の中心穴の内周面との間をシールするシール部材33が装着されている。
ピストン3Aには、ワイヤ6が接続されている。ワイヤ6は、第1シリンダ42の中心穴、管状体32の内部、第2シリンダ52の中心穴および挿入管12内を通って、駆動ユニット11内まで延びている(図3参照)。ワイヤ6には、第2シリンダ52と対応する位置に、スリーブ61が固定されている。スリーブ61は、第2シリンダ52の中心穴内に配置されており、第2シリンダ52内を摺動する。スリーブ61の外周面には、当該外周面と第2シリンダ52の中心穴の内周面との間をシールするシール部材62が装着されている。
ピストン3Aは、第1シリンダ42と共に管状体32の前側開口を閉塞し、スリーブ61は、第2シリンダ52と共に管状体32の後側開口を閉塞している。このように管状体32の内部が両側から閉塞されることにより、圧力室31が形成されている。つまり、ピストン3Aの後端面には、圧力室31内の圧力が作用する。このため、圧力室31内へ作動液が供給されるとピストン3Aがグリッパー13に近づくように前進し、圧力室31から作動液が排出されるとピストン3Aがグリッパー13から遠ざかるように後退する。
第2シリンダ52およびストッパ53には、圧力室31に開口する流路55が形成されている。流路55は、第2シリンダ52の後端面からストッパ53の前面まで前後方向に延びている。ただし、流路55は必ずしも直線状である必要はなく、途中で折れ曲がっていてもよい。流路55には管路56が接続されており、管路56は、挿入管12内を通って、駆動ユニット11内まで延びている(図3参照)。流路55および管路56は、給排路5を構成する。
図3に示すように、駆動ユニット11は、作動液を操作するための給排機構7と、ワイヤ6を操作するための引張機構9を含む。なお、図示は省略するが、駆動ユニット11は、給排機構7および引張機構9の他に、挿入管12をその軸方向にスライドさせる機構、および挿入管12をその中心軸回りに回転させる機構を含んでもよい。さらに、挿入管12の先端部が揺動可能に構成され、駆動ユニット11が、挿入管12の先端部を揺動させる機構を含んでもよい。この場合、挿入管12の揺動部に、ワイヤ6の向きを変更するプーリが配置される。
給排機構7は、グリッパー13が閉じられる際に給排路5を通じて圧力室31内に作動液を供給し、グリッパー13が開かれる際に給排路5を通じて圧力室31から作動液を排出する。具体的に、給排機構7は、管路56が接続されたシリンダ71と、シリンダ71内に配置されたピストン72を含む。
本実施形態では、シリンダ71が前後方向に延びているが、シリンダ71の軸方向は特に限定されるものではない。シリンダ71は、ピストン72を摺動可能に保持する管状部と、管状部の前側開口を閉塞する前壁を有している。そして、ピストン72とシリンダ71の前壁との間に、給排路5を介して圧力室31と連通する圧力室70が形成されている。
ピストン72は、前後方向に延びるロッド73により直動機構8と連結されている。直動機構8は、中継シャフト81により、後述するプーリ91を介してモータ92の出力シャフト93と連結されている。直動機構8は、モータ92の出力シャフト93の回転運動をロッド73の直線運動に変換する。
引張機構9は、圧力室31から作動液が排出される際に、ワイヤ6を引っ張る。さらに、本実施形態では、引張機構9が、圧力室31内に作動液が供給される際に、ワイヤ6を繰り出す。具体的に、引張機構9は、ワイヤ6が巻き回されたプーリ91と、プーリ91と連結された出力シャフト93を有するモータ92を含む。つまり、モータ92は、引張機構9と給排機構7で共有される。モータ92は、例えばサーボモータである。
以上説明した構成のロボット鉗子1Aでは、グリッパー13を閉じる際は、モータ92が一方向に回転し、ワイヤ6がプーリ91から繰り出されながらピストン72が前進する。これにより、作動液が圧力室70から圧力室31へ供給されてピストン3Aが前進し、グリッパー13が閉じる。
逆に、グリッパー13を開く際は、モータ92が逆方向に回転し、ワイヤ6がプーリ91に巻き取られながらピストン72が後退する。これにより、作動液が圧力室31から圧力室70へ排出されてピストン3Aが後退し、グリッパー13が開く。
このように、本実施形態のロボット鉗子1Aでは、圧力室31内に作動液が供給されるときには、ピストン3Aが中間部材20を介してグリッパー13を押すので、グリッパー13を良好に閉じることができる。一方、圧力室31から作動液が排出されてグリッパー13が開かれるときには、ピストン3Aがワイヤ6を介して引っ張られる。従って、グリッパー13を良好に開くことができる。つまり、グリッパー13の開閉の双方を良好に行うことができる。
また、本実施形態では、圧力室31内に作動液が供給されたときにグリッパー13が閉じるので、高い把持力を得ることができる。
<変形例>
ワイヤ6は、必ずしもピストン3Aに接続されている必要はない。例えば、ワイヤ6が管状体32と挿入管12の間を通る場合は、ワイヤ6がロッド23、リンク22または爪14に接続されてもよい。
また、第1ホルダ41とピストン3Aとの間に、ピストン3Aを後方に向けて付勢する圧縮コイルバネが配置されてもよい。さらに、第1ホルダ41、管状体32および第2ホルダ51が省略され、第1シリンダ42および第2シリンダ52が拡径されて、これらによって両側から閉塞される挿入管12の内部が圧力室31となっていてもよい。
(第2実施形態)
図4に、本発明の第2実施形態に係るロボット鉗子1Bを示す。なお、本実施形態において、第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付し、重複した説明は省略する。本実施形態では、ロボット鉗子1Bの駆動ユニット11の構成は、図3に示すとおりである。
本実施形態では、グリッパー13が、側面視で直線状の固定爪15と、側面視でL字状の可動爪16を含む。固定爪15は、支持部2に固定され、可動爪16は、その屈曲部で、支持部2のピン24により揺動可能に支持されている。
より詳しくは、可動爪16は、固定爪15と対向する本体部と、この本体部と直交するレバー部を含む。そして、可動爪16のレバー部の先端に、ワイヤ6が接続されている。
さらに、本実施形態では、挿入管12の先端部内に、筒状の第1ホルダ45が配置され、さらに第1ホルダ45内に袋状のベローズ3Bが配置されている。ベローズ3Bは、前後方向に伸縮可能な管状部と、管状部の前端を閉塞する頭部を有している。そして、ベローズ3Bの頭部が可動爪16のレバー部に当接する。
ベローズ3Bの管状部の後端には、前方に小径部、後方に大径部を有する管状体34の前端が接続されている。管状体34の後端部は、第1実施形態と同様に、第2シリンダ52と第2ホルダ51の間に挟まれている。なお、本実施形態では、第2シリンダ52の中心穴に、管路56が接続されている。
本実施形態では、ベローズ3Bの内部および管状体34の内部が圧力室31を構成する。ベローズ3Bは、圧力室31内への作動液の供給によりグリッパー13の可動爪16のレバー部を直接的に押してグリッパー13を閉じる作動部材3である。ただし、ベローズ3Bは、可動爪16のレバー部を直接的に押してグリッパー13を開いてもよい。
本実施形態では、グリッパー13を閉じる際は、モータ92(図3参照)が一方向に回転し、ワイヤ6がプーリ91から繰り出されながらピストン72が前進する。これにより、作動液が圧力室70から圧力室31へ供給されてベローズ3Bが前方に膨張し、グリッパー13が閉じる。
逆に、グリッパー13を開く際は、モータ92が逆方向に回転し、ワイヤ6がプーリ91に巻き取られながらピストン72が後退する。これにより、作動液が圧力室31から圧力室70へ排出されてベローズ3Bが後方に収縮し、グリッパー13が開く。
このように、本実施形態のロボット鉗子1Bでは、圧力室31内に作動液が供給されるときには、ベローズ3Bがグリッパー13の可動爪16を押すので、グリッパー13を良好に閉じることができる。一方、圧力室31から作動液が排出されてグリッパー13が開かれるときには、グリッパー13の可動爪16がワイヤ6を介して引っ張られる。従って、グリッパー13を良好に開くことができる。つまり、グリッパー13の開閉の双方を良好に行うことができる。
また、本実施形態では、圧力室31内に作動液が供給されたときにグリッパー13が閉じるので、高い把持力を得ることができる。
<変形例>
グリッパー13は、固定爪15を含まずに、一対の可動爪16を含んでもよい。この場合、ベローズ3Bの頭部が双方の可動爪16に当接してもよいし、ベローズ3Bが可動爪16と対応するように2つ設けられてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は上述した第1および第2実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、図5に示すように、引張機構9は、モータ92の代わりに、ワイヤ6を引っ張る方向にプーリ91を回転させる渦巻きバネ94を含んでもよい。この場合、給排機構7に専用のモータ82が設置され、このモータ82の出力シャフト83が直動機構8に連結されてもよい。
この構成によれば、渦巻きバネ94を用いた安価な構成でグリッパー13の開閉の双方を良好に行うことができるという効果を得ることができる。ただし、第1または第2実施形態のように、引張機構9がプーリ91と連結されたモータ92を含めば、圧力室31内に作動液が供給されて作動部材3(ピストン3Aまたはベローズ3B)がグリッパー13を押すときには、ワイヤ6を積極的に繰り出すことができる。
また、図5に示す構成において、直動機構8およびモータ82が省略され、ピストン72が手動で操作されてもよい。この場合、挿入管12がフレキシブルであり、挿入管12内に所定ピッチでリングが設けられ、これらのリングでワイヤ6がガイドされてもよい。
また、給排機構7は、必ずしもシリンダ71およびピストン72を含む必要はなく、小型の回転式ポンプであってもよい。この場合、モータ92とポンプとの間にギアボックスを介在させてもよい。
また、ワイヤ6は、必ずしも挿入管12内を通っている必要はなく、挿入管12の外周面上に配置されてもよい。
1A,1B ロボット鉗子
11 駆動ユニット
12 挿入管
13 グリッパー
15 固定爪
16 可動爪
20 中間部材
3 作動部材
3A ピストン
3B ベローズ
31 圧力室
5 給排路
6 ワイヤ
7 給排機構
9 引張機構
91 プーリ
92 モータ
94 渦巻きバネ

Claims (5)

  1. 駆動ユニットと、
    前記駆動ユニットから延びる挿入管と、
    前記挿入管の先端に設けられたグリッパーと、
    前記挿入管の先端部内に配置され、圧力室内への作動液の供給により前記グリッパーを直接的にまたは中間部材を介して押して前記グリッパーを開くか閉じる作動部材と、
    前記グリッパー、前記中間部材または前記作動部材に接続され、前記駆動ユニット内まで延びるワイヤと、を備え、
    前記駆動ユニットは、
    前記グリッパーの開閉の一方が行われる際に給排路を通じて前記圧力室内に作動液を供給し、前記グリッパーの開閉の他方が行われる際に前記給排路を通じて前記圧力室から作動液を排出する給排機構と、
    前記圧力室から作動液が排出される際に前記ワイヤを引っ張る引張機構と、を含む、ロボット鉗子。
  2. 前記引張機構は、前記ワイヤが巻き回されたプーリと、前記ワイヤを引っ張る方向に前記プーリを回転させる渦巻きバネを含む、請求項1に記載のロボット鉗子。
  3. 前記引張機構は、前記ワイヤが巻き回されたプーリと、前記プーリと連結されたモータを含む、請求項1に記載のロボット鉗子。
  4. 前記作動部材は、シリンダ内を摺動するピストンであり、前記グリッパーを前記中間部材を介して押し、
    前記中間部材は、前記ピストンの直線運動を前記グリッパーの開閉運動に変換する、請求項1〜3の何れか一項に記載のロボット鉗子。
  5. 前記グリッパーは、少なくとも1つの可動爪を含み、
    前記作動部材は、伸縮可能な管状部と、前記管状部の一端を閉塞し、前記少なくとも1つの可動爪に当接する頭部を有するベローズであり、前記グリッパーを直接的に押し、
    前記ワイヤは、前記少なくとも1つの可動爪に接続されている、請求項1〜3の何れか一項に記載のロボット鉗子。
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