JP2018102165A - コンバイン - Google Patents

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里路 久幸
Hisayuki Satoji
久幸 里路
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Abstract

【課題】湿田での倒伏穀稈の刈取作業において、刈刃が圃場に突っ込んだ場合、刈刃上に泥土が堆積し、堆積した泥土により刈刃に破損や摩耗を来したり、刈刃が機能せず、穀稈を切断できずに押し倒すことがあるという問題がある。【解決手段】走行装置2の前方に刈取装置4を設け、走行装置2の上方に脱穀装置3を設け、前記刈取装置4には、前部に配置した分草装置7とこの分草装置7の後側に配置した引起装置8と引起装置8の後側に配置したスターホイル9および刈刃11を設けたコンバインにおいて、前記スターホイル9の前部上方または前部下方には、刈刃11上に堆積した泥土の有無を検出する泥土センサ20を設け、該泥土センサ20に備えた泥土に接触するセンサーアーム21を、平面視で前側に突き出る円弧形状に形成したことを特徴とするコンバイン。【選択図】 図3

Description

本発明は、コンバインに係るものである。
従来より、走行装置の前方に設けた刈取装置は、最前方位置に分草装置を設け、分草装置の後側に、引起装置とスターホイルと刈刃を設けた構成である(特許文献1)
特開昭63−283520号公報
前記公知例は、湿田での倒伏穀稈の刈取作業において、刈刃が圃場に突っ込んだ場合、刈刃上に泥土が堆積し、堆積した泥土により刈刃に破損や摩耗を来したり、刈刃が機能せず、穀稈を切断できずに押し倒すことがあるという問題がある。
本願は、刈刃上に堆積しようとする泥土を感知して、刈刃の破損や摩耗、穀稈の押し倒し等の発生に対処できるようにすることを目的としたものである。
請求項1記載の発明は、走行装置2の前方に刈取装置4を設け、走行装置2の上方に脱穀装置3を設け、前記刈取装置4には、前部に配置した分草装置7とこの分草装置7の後側に配置した引起装置8と引起装置8の後側に配置したスターホイル9および刈刃11を設けたコンバインにおいて、前記スターホイル9の前部上方または前部下方には、刈刃11上に堆積した泥土の有無を検出する泥土センサ20を設け、該泥土センサ20に備えた泥土に接触するセンサーアーム21を、平面視で前側に突き出る円弧形状に形成したことを特徴とするコンバインとしたものである。
請求項2記載の発明は、前記スターホイル9は左右方向に複数並設し、各スターホイル9の下方に泥土センサ20をそれぞれ設けた請求項1記載のコンバインとしたものである。
請求項3記載の発明は、前記泥土センサ20のセンサーアーム21は、側面視においてスターホイル9と刈刃11との上下方向での間隔部において刈刃11に近接させて配置し、前記センサーアーム21の泥土検出作用面をスターホイル9の歯底24よりもスターホイル9の回転軸心に近い部位において平面視で円弧形状に形成した請求項1または請求項2記載のコンバインとしたものである。
請求項4記載の発明は、前記泥土センサ20によって刈刃11上の泥土が検出された後、設定時間が経過すると、機体の走行を自動的に停止させると共に、刈取クラッチ30を自動的に遮断する構成とした請求項1または請求項2または請求項3記載のコンバインとしたものである。
請求項5記載の発明は、前記泥土センサ20によって刈刃11上の泥土が検出された後、設定時間が経過すると、異常状態の表示および警報を発する構成とした請求項4記載のコンバインとしたものである。
請求項1記載の発明では、平面視で前側に突き出る円弧形状に形成したセンサーアーム21を有して刈刃11上に堆積した泥土の有無を検出する泥土センサ20を、スターホイル9の前部上方または前部下方に設けているので、スターホイル9の前側全面に渡りセンサーアーム21を配置でき、前方から進入する泥土の検出範囲が広がり検出精度が向上する。
請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明の効果に加え、左右方向に複数並設した各スターホイル9の下方に泥土センサ20をそれぞれ設けているので、刈取装置4の左右方向のいずれかの部分での泥詰まりを検出することができる。
請求項3記載の発明では、上記請求項1または請求項2記載の発明の効果に加え、泥土センサ20のセンサーアーム21を、側面視においてスターホイル9と刈刃11との上下方向で間隔部において刈刃11に近接させて配置し、センサーアーム21の検出作用面をスターホイル9の歯底24よりもよりもスターホイル9の回転軸心に近い部位において平面視において円弧形状に形成しているので、刈刃11上の泥土の堆積を泥土センサ20で検出できる。
請求項4記載の発明では、上記請求項1または請求項2または請求項3記載の発明の効果に加え、泥土センサ20によって刈刃11上の泥土が検出された後、設定時間が経過すると、機体の走行を自動的に停止させると共に、刈取クラッチ30を自動的に遮断する構成としているので、刈刃11上に堆積した泥土により、刈刃11で穀稈を切断できずに押し倒すことを防止できる。
請求項5記載の発明では、上記請求項4記載の発明の効果に加え、前記泥土センサ20によって刈刃11上の泥土が検出された後、設定時間が経過すると、異常状態の表示および警報を発する構成としているので、刈刃11上に泥土が堆積しても所定時間だけ異常状態の表示および警報を発さずに待つことにより、誤表示・誤発報を防止することができる。
コンバインの側面図。 同正面図。 刈取装置の展開状態の平面図。 刈取装置の展開状態の平面図およびスターホイル付近の正面図。 刈取装置の一部平面図。 刈取装置の一部側面図。 センサーアームの斜視図。 同他の実施形態の断面図。 ブロック図。 他の実施形態の刈取装置の展開状態の平面図および正面図。 同一部側面図。 他の実施形態の刈取装置の一部展開状態の平面図。
本発明の一実施形態を図により説明すると、1は機体フレーム、2は走行装置、3は走行装置2の上方位置に設けた脱穀装置、4は刈取装置、5はグレンタンク、6は操縦部である。
刈取装置4は前方に分草装置7を設ける。8は分草した穀稈を引起す引起装置、9はスターホイル、10は掻込装置、11は刈刃、12は株元側搬送装置、13は穂先側搬送装置である。
各搬送装置により搬送される搬送路の終端には扱深さ調節装置14の始端部を臨ませ、扱深さ調節装置14の終端部は前記脱穀装置3に穀稈を供給する穀稈供給搬送装置15に臨ませる。
前記スターホイル9の前側には、刈刃11上に堆積した泥土の有無を検出する泥土センサ20を設ける。泥土センサ20は泥土に接触するセンサーアーム21を平面視前側に突き出る円弧形状に形成し、スターホイル9の穀稈掻込作用面の前面から隣接するスターホイル9との穀稈合流部まで延長し、センサーアーム21の基部を取付軸22により検出部23に回動自在に取付け、この検出部23をスターホイル9の非作用部端部に配置する。
これにより、スターホイル9の前面に全面に渡りセンサーアーム21を配置できるので、前方から進入する泥土をセンサーアーム21により検出できる。
前記スターホイル9は、左右方向に複数並設し、各スターホイル9の下方に泥土センサ20をそれぞれ設ける。
これにより、いずれかの部分での泥詰まりを検出することができる。
泥土センサ20のセンサーアーム21は、側面視においてスターホイル9と刈刃11との上下間に配置し、センサーアーム21を刈刃11に近接させ、センサーアーム21の作用面をスターホイル9の歯底24よりスターホイル9の回転軸心に近い部位において円弧形状に形成する。
湿田の倒伏穀稈の刈取作業で、刈刃11が圃場に突っ込んだ場合、刈刃11上に泥土が堆積し、刈刃11が穀稈を切断できずに押し倒すことがあるが、泥土センサ20を上記構成としているので、刈刃11上の泥土を泥土センサ20が感知して、穀稈の押し倒しを防止できる。
泥土センサ20のセンサーアーム21を刈刃11の先端より後方に配置する。
これにより、刈刃11上の泥土堆積の検出精度を向上させることができる。
泥土センサ20のセンサーアーム21をスターホイル9の掻込歯25の先端軌跡より後方に配置する。
これによって、スターホイル9の掻込は25による穀稈の掻込作用を維持できる。
泥土センサ20の検出部23は、分草装置7を取付けた分草杆26に取付ける。
この場合、スターホイル9の非作用側の位置する分草杆26に泥土センサ20の検出部23を取付ける。
これにより、穀稈搬送路を外れた位置に検出部23が位置するので、検出部23の泥土による汚染を抑制できると共に、センサーアーム21を穀稈通過域に配置でき、泥土検出精度を向上させることができる。
泥土センサ20は、センサーアーム21の取付軸22を刈刃11上面に対して略垂直となるように配置する。
これにより、泥土センサ20のセンサーアーム21は刈刃11上面に対して平行移動させることができ、刈刃11上の泥土の検出精度を向上させることができる。
図7は、センサーアーム21の一例を示し、センサーアーム21の基部を前記取付軸22を挿通する筒部27に一体状に連設させ、センサーアーム21は先端に至るに従い先細りのテーパー形状に形成する。
これにより、センサーアーム21とスターホイル9の下面との間の上下方向に隙間が形成され、この隙間から藁屑がスターホイル9の回転により除去することができ、センサーアーム21への藁屑の絡まりを抑制できる。
図8は、センサーアーム21の他の実施形態を示し、センサーアーム21の断面形状を「コの字」形状に形成する。
これにより、刈刃11上の泥土との接触面積を大きくでき、刈刃11上の泥土の検出精度を向上させることができる。
また、センサーアーム21は、断面形状を「L」形状に形成してもよい(図8)。
これにより、縦板状のセンサーアーム21に比し、刈刃11上の泥土との接触面積を大きくでき、刈刃11上の泥土の検出精度を向上させることができる。
前記泥土センサ20が刈刃11上面の泥土の検出後、設定時間経過すると、機体走行を停止させ、刈取クラッチ30をオフにする構成とする。
これにより、刈刃11上に堆積した泥土により、刈刃11の穀稈を切断できずに押し倒すことを防止できる。
31は制御部、32は機体走行を停止させHSTトラニオン、33はエンジン停止ソレノイドである。
複数の泥土センサ20のうち、いずれかの泥土センサ20がオン後、設定時間経過すると、詰まり異常表示および警報を発報する。
刈刃11に進入する泥土量が少ないとき、刈刃11上に泥土が堆積せず後方に抜けることがあり、泥土センサ20がオンになっても所定時間警報の発令を待つことにより、誤表示・誤発報を防止する。
34はホーン、35はモニタ、36は警告灯である。
この場合、ホーン34の音量やモニタ35の表示を段階的に変更するように構成してもよい。
しかして、図10の感知板40(センサーアーム21)は刈刃11の後方に、軸41により下方回動自在に設ける。
これにより、刈刃11上の泥土により感知板40が押されると、感知板40は軸41中心に下方回動してオンとなって泥土を検出し、前方から進入する泥土を感知板40により検出できる。
また、湿田の倒伏穀稈の刈取作業で、刈刃11が圃場に突っ込んだ場合、刈刃11上に泥土が堆積し、刈刃11が穀稈を切断できずに押し倒すことがあるが、感知板40が刈刃11上の泥土を感知して、穀稈の押し倒しを防止できる。
この場合、感知板40は後側に至るに従い高くなるように、後上がりに傾斜させて構成する。
これにより、感知板40上に泥土が堆積した状態で、感知板40は水平状態に近づき、検出精度を向上させることができる。
42は感知板40を上方回動するように付勢するバネ、43はバネ42を取付けたアームであり、アーム43の基部を前記軸41に固定状態に取付ける。44は泥土がない初期位置に感知板40を待機させるストッパである。
この場合、軸41の付勢弾力を変更調節可能に構成すると、泥土の密度等の性状に対応した泥土詰まりを検出することができ、一層、泥土検出精度を向上させることができる。
軸41の付勢弾力変更調節構成は、任意であるが、一例を示すと、軸41を取付けた調節ボルト45をステー46に上下自在に取り付けて構成し、調節ボルト45を上動させると、軸41の弾力を強くし、調節ボルト45を下動させると、軸41の弾力を弱くする。
前記軸41は、刈刃11と平行でかつ後方に近接させて設ける。
これにより、刈刃11と感知板40と設置間隔を小さくでき、感知板40の回動時に異物が挟まるのを防止できる。
感知板40は、刈刃11の全域に渡り配置する。
すなわち、刈刃11の左右幅と同じ幅の全域に配置する。
これにより、刈刃11の左右方向のいずれかの部分での泥詰まりを検出することができる。
前記軸41には、リンク機構50を介して検出部23を連結する。
51はアーム、52はそれぞれのアーム51を連結する連結ロッドである。
感知板40は、分草装置7を取付けたそれぞれの分草杆分草杆26間に1個配置する。
これにより、分草杆26を避けて感知板40を配置できる。
なお、左右に複数並設した各感知板40の基部は軸41に固定状態に取付け、いずれかの感知板40が泥土により下方回動すると、全ての感知板40が下方回動し、これを検出部23が検出する。
前記感知板40が刈刃11上面の泥土の検出後、設定時間経過すると、機体走行を停止させ、刈取クラッチ30をオフにする構成とする。
これにより、刈刃11上に堆積した泥土により、刈刃11の穀稈を切断できずに押し倒すことを防止できる。
感知板40のオン後、設定時間経過すると、詰まり異常表示および警報を発報する。
刈刃11に進入する泥土量が少ないとき、刈刃11上に泥土が堆積せず後方に抜けることがあり、泥土センサ20がオンになっても所定時間警報の発令を待つことにより、誤表示・誤発報を防止する。
この場合、ホーン34の音量やモニタ35の表示を段階的に変更するように構成してもよい。
(実施形態の作用)
走行装置2により機体を前進させると、各分草装置7により分草し、分草装置7により分草された穀稈は引起装置8により引起され、スターホイル9により後方に掻込まれ、刈刃11により切断され、切断された穀稈は株元側搬送装置12と穂先側搬送装置13により搬送され、搬送された穀稈は穀稈供給搬送装置15により脱穀装置3に供給されて脱穀される。
スターホイル9の前側には、刈刃11上に堆積した泥土の有無を検出する泥土センサ20を設け、泥土センサ20は泥土に接触するセンサーアーム21を平面視前側に突き出る円弧形状に形成し、スターホイル9の穀稈掻込作用面の前面から隣接するスターホイル9との穀稈合流部まで延長し、センサーアーム21の基部を取付軸22により検出部23に回動自在に取付け、この検出部23をスターホイル9の非作用部端部に配置しているので、スターホイル9の前面に全面に渡りセンサーアーム21を配置できるので、前方から進入する泥土をセンサーアーム21により検出できる。
スターホイル9は、左右方向に複数並設し、各スターホイル9の下方に泥土センサ20をそれぞれ設けているので、いずれかの部分での泥詰まりを検出することができる。
泥土センサ20のセンサーアーム21は、側面視においてスターホイル9と刈刃11との上下間に配置し、センサーアーム21を刈刃11に近接させ、センサーアーム21の作用面をスターホイル9の歯底24よりスターホイル9の中心に近い内側となる円弧形状に形成しているので、湿田の倒伏穀稈の刈取作業で、刈刃11が圃場に突っ込んだ場合、刈刃11上に泥土が堆積し、刈刃11が穀稈を切断できずに押し倒すことがあるが、泥土センサ20を上記構成としているので、刈刃11上の泥土を泥土センサ20が感知して、穀稈の押し倒しを防止できる。
泥土センサ20のセンサーアーム21を刈刃11の先端より後方に配置しているので、刈刃11上の泥土堆積の検出精度を向上させることができる。
泥土センサ20の検出部23は、分草装置7を取付けた分草杆26に取付けているので、穀稈搬送路を外れた位置に検出部23が位置するので、検出部23の泥土による汚染を抑制できると共に、センサーアーム21を穀稈通過域に配置でき、泥土検出精度を向上させることができる。
泥土センサ20は、センサーアーム21の取付軸22を刈刃11上面に対して略垂直となるように配置しているので、泥土センサ20のセンサーアーム21は刈刃11上面に対して平行移動させることができ、刈刃11上の泥土の検出精度を向上させることができる。
図7は、センサーアーム21の例では、センサーアーム21の基部を、取付軸22を挿通する筒部27に一体状に連設させ、センサーアーム21は先端に至るに従い先細りのテーパー形状に形成しているので、センサーアーム21とスターホイル9の下面との間の上下方向に隙間が形成され、この隙間から藁屑がスターホイル9の回転により除去することができ、センサーアーム21への藁屑の絡まりを抑制できる。
図8は、センサーアーム21の他の実施形態では、センサーアーム21の断面形状を「コの字」形状に形成しているので、刈刃11上の泥土との接触面積を大きくでき、刈刃11上の泥土の検出精度を向上させることができる。
また、断面形状を「L」形状に形成したセンサーアーム21では(図8)、縦板状のセンサーアーム21に比し、これにより、刈刃11上の泥土との接触面積を大きくでき、刈刃11上の泥土の検出精度を向上させることができる。
泥土センサ20が刈刃11上面の泥土の検出後、設定時間経過すると、機体走行を停止させ、刈取クラッチ30をオフにする構成としているので、刈刃11上に堆積した泥土により、刈刃11の穀稈を切断できずに押し倒すことを防止できる。
複数の泥土センサ20のうち、いずれかの泥土センサ20がオン後、設定時間経過すると、詰まり異常表示および警報を発報するので、刈刃11に進入する泥土量が少なく、刈刃11上に泥土が堆積せず後方に抜けることがあっても、泥土センサ20がオンになっても所定時間警報の発令を待つことにより、誤表示・誤発報を防止する。
しかして、図10の感知板40(センサーアーム21)は刈刃11の後方に、軸41により下方回動自在に設けているので、刈刃11上の泥土により感知板40が押されると、感知板40は軸41中心に下方回動してオンとなって泥土を検出し、前方から進入する泥土を感知板40により検出できる。
また、湿田の倒伏穀稈の刈取作業で、刈刃11が圃場に突っ込んだ場合、刈刃11上に泥土が堆積し、刈刃11が穀稈を切断できずに押し倒すことがあるが、感知板40が刈刃11上の泥土を感知して、穀稈の押し倒しを防止できる。
この場合、感知板40は後側に至るに従い高くなるように、後上がりに傾斜させて構成しているので、感知板40上に泥土が堆積した状態で、感知板40は水平状態に近づき、検出精度を向上させることができる。
この場合、軸41の付勢弾力を変更調節可能に構成すると、泥土の密度等の性状に対応した泥土詰まりを検出することができ、一層、泥土検出精度を向上させることができる。
軸41は、刈刃11と平行でかつ後方に近接させて設けているので、刈刃11と感知板40と設置間隔を小さくでき、感知板40の回動時に異物が挟まるのを防止できる。
感知板40は、刈刃11の全域に渡り、刈刃11の左右幅と同じ幅の全域に配置しているので、刈刃11の左右方向のいずれかの部分での泥詰まりを検出することができる。
感知板40は、分草装置7を取付けたそれぞれの分草杆26間に1個配置しているので、分草杆26を避けて感知板40を配置できる。
感知板40が刈刃11上面の泥土の検出後、設定時間経過すると、機体走行を停止させ、刈取クラッチ30をオフにする構成としているので、刈刃11上に堆積した泥土により、刈刃11の穀稈を切断できずに押し倒すことを防止できる。
感知板40のオン後、設定時間経過すると、詰まり異常表示および警報を発報するので、刈刃11に進入する泥土量が少ないとき、刈刃11上に泥土が堆積せず後方に抜けることがあり、泥土センサ20がオンになっても所定時間警報の発令を待つことにより、誤表示・誤発報を防止する。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、7…分草装置、8…引起装置、9…スターホイル9、10…掻込装置、11…刈刃、20…泥土センサ、21…センサーアーム、22…取付軸、23…検出部、25…掻込歯、26…分草杆、27…筒部、30…刈取クラッチ、31…制御部、32…HSTトラニオン、33…エンジン停止ソレノイド、34…ホーン、35…モニタ、36…警告灯、40…感知板、41…軸、42…バネ、43…アーム、44…ストッパ、45…調節ボルト、46…ステー、50…リンク機構、51…アーム、52…連結ロッド。

Claims (5)

  1. 走行装置(2)の前方に刈取装置(4)を設け、走行装置(2)の上方に脱穀装置(3)を設け、前記刈取装置(4)には、前部に配置した分草装置(7)とこの分草装置(7)の後側に配置した引起装置(8)と引起装置(8)の後側に配置したスターホイル(9)および刈刃(11)を設けたコンバインにおいて、前記スターホイル(9)の前部上方または前部下方には、刈刃(11)上に堆積した泥土の有無を検出する泥土センサ(20)を設け、該泥土センサ(20)に備えた泥土に接触するセンサーアーム(21)を、平面視で前側に突き出る円弧形状に形成したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記スターホイル(9)は左右方向に複数並設し、各スターホイル(9)の下方に泥土センサ(20)をそれぞれ設けた請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記泥土センサ(20)のセンサーアーム(21)は、側面視においてスターホイル(9)と刈刃(11)との上下方向での間隔部において刈刃(11)に近接させて配置し、前記センサーアーム(21)の泥土検出作用面をスターホイル(9)の歯底(24)よりもスターホイル(9)の回転軸心に近い部位において平面視で円弧形状に形成した請求項1または請求項2記載のコンバイン。
  4. 前記泥土センサ(20)によって刈刃(11)上の泥土が検出された後、設定時間が経過すると、機体の走行を自動的に停止させると共に、刈取クラッチ(30)を自動的に遮断する構成とした請求項1または請求項2または請求項3記載のコンバイン。
  5. 前記泥土センサ(20)によって刈刃(11)上の泥土が検出された後、設定時間が経過すると、異常状態の表示および警報を発する構成とした請求項4記載のコンバイン。
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